説明

データ再生装置及びデータ再生方法

【課題】配信されたストリーミングデータの未再生の部分において、ユーザが視聴したい場面を選択して再生するデータ再生装置及びデータ再生方法を提供する。
【解決手段】PC4の解析部320Bは、視聴可能性の高い映像区間317dとしての優先的バッファ区間317fを検出したとき、図9(a)に示す、スキップボタン312cと、再生位置eの時間情報であるスキップ時間情報312dとを表示する。制御部32は、スキップボタン312cが押されたとき、スキップ時間情報312dの再生位置e〜fを優先的に映像配信サーバ2に配信させるためのバッファ情報を作成し、通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。制御部32は、通信部30からインターネット3を介して受信した優先的バッファ区間317fに対応したストリーミング映像を映像再生プレイヤ311に再生させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ再生装置及びデータ再生方法に関し、特に配信されたストリーミングデータの未再生の部分において、ユーザが視聴したい場面を選択して再生するデータ再生装置及びデータ再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、配信されたコンテンツを再生する際に、ユーザの属性情報に基づいて、再生を制御できるコンテンツ再生制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このコンテンツ再生制御装置によると、制御データ送信サーバは、そこに予め登録されたユーザの属性情報、例えば、年齢や性別、趣味、特定の会員組織に対する登録の有無等に基づいて、例えば、コンテンツ配信サーバから配信されたコンテンツの全編を視聴可能としたり、特定の広告をコンテンツの途中に挿入したり、所定の区間を除いたりできるアクティブメタデータを作成し、コンテンツ再生制御装置は、送信されたアクティブメタデータに基づいて、コンテンツを再生する。
【特許文献1】特開2004−7063号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のコンテンツ再生制御装置によると、再生を制御するアクティブメタデータは、ユーザの属性情報に基づいて作成されるので、ユーザが視聴したい場面を選択して再生することができない。
【0005】
従って、本発明の目的は、配信されたストリーミングデータの未再生の部分において、ユーザが視聴したい場面を選択して再生するデータ再生装置及びデータ再生方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は上記目的を達成するため、データを送受信する送受信部と、前記データを記録する記録部と、前記データを再生する再生部と、再生された前記データを表示する表示部と、前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析部と、前記送受信部に前記データを受信させながら前記再生部に前記解析情報に基づいて前記記録部の前記データを所定の区間から再生させる制御部とを有することを特徴とするデータ再生装置を提供する。
【0007】
このような構成によれば、配信されたストリーミングデータの未再生の部分において、ユーザが視聴したい場面を選択して再生できる。
【0008】
(2)本発明は上記目的を達成するため、データを送受信する送受信部と、前記データを記録する記録部と、前記データを再生する再生部と、再生された前記データを表示する表示部と、前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析部と、前記解析情報から所定の表示内容を有するシーンを検索する検索要求を入力する入力部と、前記検索要求に基づいて前記解析情報を検索し、検索情報を作成する検索部と、前記検索情報を前記表示部に表示させる制御部とを有することを特徴とするデータ再生装置を提供する。
【0009】
このような構成によれば、視聴したい場面をキーワードに基づいて検索し、視聴したい場面を再生できる。
【0010】
(3)本発明は上記目的を達成するため、データを送受信する送受信ステップと、前記データを記録部に記録する記録ステップと、前記データを再生する再生ステップと、再生された前記データを表示する表示ステップと、前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析ステップと、前記送受信ステップに前記データを受信させながら前記再生ステップに前記解析情報に基づいて前記記録部の前記データを所定の区間から再生させる制御ステップとを有することを特徴とするデータ再生方法を提供する。
【0011】
このような構成によれば、配信されたストリーミングデータの未再生の部分において、ユーザが視聴したい場面を選択して再生できる。
【0012】
(4)本発明は上記目的を達成するため、データを送受信する送受信ステップと、前記データを記録部に記録する記録ステップと、前記データを再生する再生ステップと、再生された前記データを表示する表示ステップと、前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析ステップと、前記解析情報から所定の表示内容を有するシーンを検索する検索要求を入力する入力ステップと、前記検索要求に基づいて前記解析情報を検索し、検索情報を作成する検索ステップと、前記検索情報を前記表示ステップに表示させる制御ステップとを有することを特徴とするデータ再生方法を提供する。
【0013】
このような構成によれば、視聴したい場面をキーワードに基づいて検索し、再生できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、配信されたストリーミングデータの未再生の部分において、ユーザが視聴したい場面を選択して再生することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
[第1の実施の形態]
(映像配信システムの構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る映像配信システムの概略図である。一例として、インターネットで配信されるストリーミング映像を、自宅のPC(Personal Computer)で視聴する場合を表している。
【0016】
映像配信システム1は、ストリーミング映像を配信する映像配信サーバ2と、ネットワークの集合体であるインターネット3と、インターネット3を介して、映像配信サーバ2から供給されるストリーミング映像を受信するPC4と、PC4に接続され、ストリーミング映像を表示する表示部としてのモニタ5とで構成される。
【0017】
(映像配信サーバの構成)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る映像配信サーバのブロック図である。映像配信サーバ2は、インターネット3と接続する通信部20と、各部を統括的に制御する制御部21と、各種データを蓄積する蓄積部22とを有する。
【0018】
蓄積部22は、制御部21によって実行されるソフトウェア200と、スポーツ番組や娯楽番組等のインターネット3を通じて配信するコンテンツのデータである映像データ201とを蓄積している。
【0019】
(PCの構成)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るPCのブロック図である。PC4は、インターネット3と接続する通信部30と、各種操作が可能な入力部31と、各部を統括的に制御する制御部32と、各種データを記憶する記憶部33と、通信部30を介して、インターネット3から配信されるストリーミング映像を一時的に格納する1次記憶部34と、モニタ5にストリーミング映像を表示させる表示部35とを有する。
【0020】
記憶部33は、制御部32によって実行されるソフトウェア300と、ストリーミング映像からユーザが所望する場面を検出するとき、検出の手がかりとなるキーワード301と、ストリーミング映像を解析部320Bが解析した解析情報としてのメタデータ302とを記憶している。
【0021】
(映像配信サーバのソフトウェアの構成)
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る映像配信サーバの蓄積部に記憶されたソフトウェアのブロック図である。
【0022】
制御部21によって実行されるソフトウェア200は、アプリケーションとしてのストリーミング映像作成部210Aと、オペレーティングシステム220と、ドライバ群2300とを有し、各ドライバに対応したハードウェアとしてのデバイス群2400が接続されている。
【0023】
ストリーミング映像作成部210Aは、蓄積部22に蓄積される映像データ201を取り込んで、インターネット3を通じて配信可能なストリーミング映像を作成する。
【0024】
オペレーティングシステム220は、ストリーミング映像作成部210Aと、ドライバ群2300を統括的に管理する。
【0025】
ドライバ群2300は、通信部20を管理する通信ドライバ230と、蓄積部22を管理するメディアドライバ231とを有する。
【0026】
(PCのソフトウェアの構成)
図5は、本発明の第1の実施の形態に係るPCの記憶部に記憶されたソフトウェアのブロック図である。
【0027】
制御部32によって実行されるソフトウェア300は、アプリケーション群3100と、オペレーティングシステム320と、ドライバ群3300とを有し、各ドライバに対応したハードウェアとしてのデバイス群3400が接続されている。
【0028】
アプリケーション群3100は、1次記憶部34に格納されたストリーミング映像を再生する映像再生部310Aと、1次記憶部34に格納されたストリーミング映像を解析する解析部320Bと、ストリーミング映像と解析部320Bが解析した解析情報とを対応させたメタデータ302を作成するメタデータ作成部330Cとを有する。
【0029】
映像再生部310Aは、ストリーミング映像を表示画面50に表示させるソフトウェアとしての映像再生プレイヤ311を有する。ストリーミング映像は、映像再生プレイヤ311が実行されるよって表示画面50に表示され、映像再生プレイヤ311を操作することによって、ストリーミング映像の再生等の操作が可能になる。
【0030】
オペレーティングシステム320は、アプリケーション群3100と、ドライバ群3300を統括的に管理する。
【0031】
ドライバ群3300は、通信部30を管理する通信ドライバ330と、入力部31を管理する入力ドライバ331と、記憶部33と1次記憶部34とを管理するメディアドライバ332と、表示部35を管理する表示ドライバ333とを有する。
【0032】
図6(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る表示画面に表示された映像再生プレイヤの概略図であり、「Soccer Special」というストリーミング映像が、映像再生部310Aによってモニタ5の表示画面50に表示されている場合を表している。
【0033】
映像再生プレイヤ311は、各種情報を表示する情報表示部312と、ストリーミング映像を表示する映像表示画面313と、ストリーミング映像を再生する再生ボタン314aと、ストリーミング映像の再生を停止する停止ボタン314bと、音量を調整する音量ボタン314cと、ストリーミング映像の総再生時間と現在の再生時間等を視覚的に表すタイムライン314dと、現在の再生位置を示す再生ポインタ314eと、タイムライン314dと再生ポインタ314eとからなる再生コントロール部316と、ストリーミング映像の総再生時間(図中の60:00)と現在の再生時間(図中の10:00)とを表す時間表示部315とを有する。
【0034】
図6(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。再生済み映像317aは、すでに再生された映像区間を表し、配信済み映像317bは、1次記憶部34に格納されているが、未再生の映像区間を表し、未配信映像317cは、PC4が、まだ受信していない映像区間を表している。
【0035】
(映像配信システムの動作)
以下に本発明の第1の実施の形態の動作を図1から図10を参照しつつ、図11から図14のフローチャートに従いながら、詳細に説明していく。
【0036】
(視聴可能性が高い映像区間の解析)
図7(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る視聴可能性が高い映像区間の表示に関する図であり、図7(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。視聴可能性が高い映像区間317dが1つある場合を表している。
【0037】
ユーザは、PC4の電源を入れ、ストリーミング映像を視聴するため、入力部31を操作する。
【0038】
制御部32は、入力部31からの操作情報を受信し、記憶部33に記憶されているソフトウェア300から、映像再生部310Aを起動する。
【0039】
制御部32は、映像再生部310Aが起動すると、表示情報を表示部35からモニタ5に送信し、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させる。なお、ストリーミング映像の再生は、映像再生プレイヤ311が行うとする。
【0040】
制御部32は、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させた後、通信部30からインターネット3を介して映像配信サーバ2に接続する。
【0041】
制御部32は、映像配信サーバ2からストリーミング配信可能な番組の一覧を取得すると、映像再生プレイヤ311の映像表示画面313に表示させる(図示せず)(S1)。
【0042】
ユーザは、映像表示画面313に表示された番組の一覧から「Soccer Special」という番組を入力部31を操作し、選択する(S2)。
【0043】
制御部32は、入力部31からの選択情報を通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。
【0044】
映像配信サーバ2の制御部21は、通信部20から選択情報を受信し、選択情報に対応した蓄積部22に蓄積された映像データ201を読出し、ストリーミング映像作成部210Aに送信する。
【0045】
ストリーミング映像作成部210Aは、映像データ201をストリーミング映像に変換して、通信部20からインターネット3を介して、PC4に送信する。
【0046】
PC4の通信部30は、ストリーミング映像を受信すると(S3)、制御部32は、1次記憶部34にストリーミング映像を格納し、映像再生プレイヤ311に再生させる(S4)。
【0047】
ここで、制御部32は、ストリーミング映像が過去に再生されたことがあると判断したとき(S5;Yes)、過去に作成したメタデータ302を記憶部33から取得して、解析部320Bに視聴性が高い映像区間または、低い映像区間等の情報が、存在するか否かを解析させ(S8)、ステップ8に処理を進める。
【0048】
また、制御部32は、ストリーミング映像が過去に再生されたことが無いと判断したとき(S5;No)、1次記憶部34に格納されたストリーミング映像を解析部320Bに視聴性が高い映像区間または、低い映像区間等が存在するか否かを解析させる(S6)。
【0049】
なお、解析部320Bは、一例として、音声の急激な上昇や映像の変化等に基づいて、1次記憶部34に格納されたストリーミング映像を解析したり、事前にユーザが登録したキーワード301に基づいて、ストリーミング映像を解析するようにしたりしても良いし、これを組み合わせても良いし、これに限定されない。
【0050】
解析部320Bは、視聴可能性の高い映像区間317d(再生位置a〜b)を検出したとき(S8;Yes)、図7(a)に示す、映像再生プレイヤ311の情報表示部312に、「お好みの場面が見つかりました」というメッセージ312bと、視聴可能性の高い映像区間317dの再生位置aまで再生をスキップさせるスキップボタン312cと、再生位置aの時間情報であるスキップ時間情報312dとを表示する(S9)。
【0051】
制御部32は、スキップボタン312cが押されたとき(S10;Yes)、スキップ時間情報312dの再生位置aまで、再生をスキップして、映像再生プレイヤ311に再生させる(S11)。
【0052】
ここで、ステップ10において、再生位置aまでスキップボタン312cが押されなかったとき(S10;No)、新たに1次記憶部34に格納されたストリーミング映像を解析するため、ステップ6に処理を進める。
【0053】
また、本実施の形態では、ユーザが、スキップボタン312cを押すことによって、視聴可能性の高い映像区間317dまで再生をスキップさせたが、自動で視聴可能性の高い映像区間317dまで再生をスキップさせるようにしても良いし、これに限定されない。
【0054】
制御部32は、解析部320Bによるすべてのストリーミング映像の解析が終了したとき(S12;Yes)、メタデータ作成部310Cに、タイトル312aと視聴可能性の高い映像区間317d等を対応させたメタデータ302を作成させ、メタデータ302を記憶部33に記憶させ(S13)、再生を終了する(S14)。
【0055】
ここで、ステップ12において、1次記憶部34に格納されたストリーミング映像の解析が終了していないとき(S12;No)、再びステップ6に処理を進める。
【0056】
本実施の形態では、視聴可能性の高い映像区間317dを1つとして説明したが、複数ある場合でも同様である。
【0057】
(視聴可能性が低い映像区間の解析)
図8(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る視聴可能性が低い映像区間の表示に関する図であり、図8(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。視聴可能性が低い映像区間317eが1つある場合を表している。
【0058】
ユーザは、PC4の電源を入れ、ストリーミング映像を視聴するため、入力部31を操作する。
【0059】
制御部32は、入力部31からの操作情報を受信し、記憶部33に記憶されているソフトウェア300から、映像再生部310Aを起動する。
【0060】
制御部32は、映像再生部310Aが起動すると、表示情報を表示部35からモニタ5に送信し、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させる。
【0061】
制御部32は、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させた後、通信部30からインターネット3を介して映像配信サーバ2に接続する。
【0062】
制御部32は、映像配信サーバ2からストリーミング配信可能な番組の一覧を取得すると、映像再生プレイヤ311の映像表示画面313に表示させる(図示せず)(S11)。
【0063】
ユーザは、映像表示画面313に表示された番組の一覧から「Soccer Special」という番組を入力部31を操作し、選択する(S22)。
【0064】
制御部32は、入力部31からの選択情報を通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。
【0065】
映像配信サーバ2の制御部21は、通信部20から選択情報を受信し、選択情報に対応した蓄積部22に蓄積された映像データ201を読出し、ストリーミング映像作成部210Aに送信する。
【0066】
ストリーミング映像作成部210Aは、映像データ201をストリーミング映像に変換して、通信部20からインターネット3を介して、PC4に送信する。
【0067】
PC4の通信部30は、ストリーミング映像を受信すると(S23)、制御部32は、1次記憶部34にストリーミング映像を格納し、映像再生プレイヤ311に再生させる(S24)。
【0068】
ここで、制御部32は、ストリーミング映像が過去に再生されたことがあると判断したとき(S25;Yes)、過去に作成したメタデータ302を記憶部33から取得して、解析部320Bに視聴性が高い映像区間または、低い映像区間等の情報が、存在するか否かを解析させ(S26)、ステップ28に処理を進める。
【0069】
また、制御部32は、ストリーミング映像が過去に再生されたことが無いと判断したとき(S25;No)、1次記憶部34に格納されたストリーミング映像を解析部320Bに視聴性が高い映像区間または、低い映像区間等が存在するか否かを解析させる(S26)。
【0070】
解析部320Bは、視聴可能性の低い映像区間317e(再生位置c〜d)を検出したとき(S28;Yes)、図8(a)に示す、映像再生プレイヤ311の情報表示部312に、「スキップしますか?」というメッセージ312bと、視聴可能性の低い映像区間317eが終わる再生位置dまで再生をスキップさせるスキップボタン312cと、再生位置dの時間情報であるスキップ時間情報312dとを表示する(S29)。
【0071】
制御部32は、スキップボタン312cが押されたとき(S30;Yes)、スキップ時間情報312dの再生位置dまで、再生をスキップして、映像再生プレイヤ311に再生させる(S31)。
【0072】
ここで、ステップ30において、再生位置dまでスキップボタン312cが押されなかったとき(S30;No)、新たに1次記憶部34に格納されたストリーミング映像を解析するため、ステップ26に処理を進める。
【0073】
また、本実施の形態では、ユーザが、スキップボタン312cを押すことによって、視聴可能性の低い映像区間317eの終わりまで再生をスキップさせたが、自動で視聴可能性の低い映像区間317eの終わりまで再生をスキップさせるようにしても良いし、これに限定されない。
【0074】
制御部32は、解析部320Bによるすべてのストリーミング映像の解析が終了したとき(S32;Yes)、メタデータ作成部310Cに、タイトル312aと視聴可能性の低い映像区間317e等を対応させたメタデータ302を作成させ、メタデータ302を記憶部33に記憶させ(S33)、再生を終了する(S34)。
【0075】
ここで、ステップ32において、1次記憶部34に格納されたストリーミング映像の解析が終了していないとき(S32;No)、再びステップ26に処理を進める。
【0076】
本実施の形態では、視聴可能性の低い映像区間317eを1つとして説明したが、複数ある場合でも同様である。
【0077】
(優先的バッファ区間の取得)
図9(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る優先的バッファ区間の取得に関する図であり、図9(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。一例として、過去にユーザが視聴したストリーミング映像に含まれる、視聴可能性が高い映像区間317dが、まだ配信されていない場合を表している。
【0078】
ユーザは、PC4の電源を入れ、ストリーミング映像を視聴するため、入力部31を操作する。
【0079】
制御部32は、入力部31からの操作情報を受信し、記憶部33に記憶されているソフトウェア300から、映像再生部310Aを起動する。
【0080】
制御部32は、映像再生部310Aが起動すると、表示情報を表示部35からモニタ5に送信し、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させる。
【0081】
制御部32は、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させた後、通信部30からインターネット3を介して映像配信サーバ2に接続する。
【0082】
制御部32は、映像配信サーバ2からストリーミング配信可能な番組の一覧を取得すると、映像再生プレイヤ311の映像表示画面313に表示させる(図示せず)(S41)。
【0083】
ユーザは、映像表示画面313に表示された番組の一覧から「Soccer Special」という番組を入力部31を操作し、選択する(S42)。
【0084】
制御部32は、入力部31からの選択情報を通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。
【0085】
映像配信サーバ2の制御部21は、通信部20から選択情報を受信し、選択情報に対応した蓄積部22に蓄積された映像データ201を読出し、ストリーミング映像作成部210Aに送信する。
【0086】
ストリーミング映像作成部210Aは、映像データ201をストリーミング映像に変換して、通信部20からインターネット3を介して、PC4に送信する。
【0087】
PC4の通信部30は、ストリーミング映像を受信すると(S43)、制御部32は、1次記憶部34にストリーミング映像を格納し、映像再生プレイヤ311に再生させる(S44)。
【0088】
ストリーミング映像は、過去に視聴したものであるので、制御部32は、記憶部33に記憶された対応するメタデータ302を取得し、解析部320Bに視聴性が高い映像区間または、低い映像区間等の情報が、存在するか否かを解析させる(S45)。
【0089】
解析部320Bは、視聴可能性の高い映像区間317dとしての優先的バッファ区間317f(再生位置e〜f)を検出したとき(S46;Yes)、図9(a)に示す、映像再生プレイヤ311の情報表示部312に、「お好みの場面が見つかりました」というメッセージ312bと、視聴可能性の高い映像区間317dの再生位置eまで再生をスキップさせるスキップボタン312cと、再生位置eの時間情報であるスキップ時間情報312dとを表示する(S47)。
【0090】
なお、本実施の形態では、同じストリーミング映像を例としているので、視聴可能性の高い映像区間317dと優先的バッファ区間317fは、一致している。よって再生位置a〜bと再生位置e〜fは、一致している。
【0091】
制御部32は、スキップボタン312cが押されたとき(S48;Yes)、スキップ時間情報312dの再生位置e〜fを優先的に映像配信サーバ2に配信させるためのバッファ情報を作成し(S49)、通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。
【0092】
映像配信サーバ2の制御部21は、バッファ情報を通信部20で受信すると、ストリーミング映像作成部210Aに送信し、ストリーミング映像作成部210Aは、バッファ情報に基づいて、優先的バッファ区間317fに対応したストリーミング映像を通信部20からインターネット3を介して、PC4に配信する。
【0093】
PC4の制御部32は、通信部30からインターネット3を介して受信した(S50)、優先的バッファ区間317fに対応したストリーミング映像を映像再生プレイヤ311に再生させ(S51)、再生が終了するまで(S52)再生を続ける。
【0094】
ここで、ステップ46において、制御部32は、視聴可能性が高い映像区間317dが存在しないと判断したとき(S46;No)、映像再生プレイヤ311は、そのまま再生が終了するまで(S52)再生を続ける。同様に制御部32は、ステップ48において、スキップボタン312cが押されなかったとき(S48;No)も同様である。
【0095】
(ストリーミング映像をシーンに分割)
図10(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーミング映像の分割に関する図であり、図10(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。一例として、過去にユーザが視聴したストリーミング映像を解析し、シーンA317gからシーンF317lまでのシーンに分割する場合を表している。
【0096】
ユーザは、PC4の電源を入れ、ストリーミング映像を視聴するため、入力部31を操作する。
【0097】
制御部32は、入力部31からの操作情報を受信し、記憶部33に記憶されているソフトウェア300から、映像再生部310Aを起動する。
【0098】
制御部32は、映像再生部310Aが起動すると、表示情報を表示部35からモニタ5に送信し、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させる。
【0099】
制御部32は、表示画面50に映像再生プレイヤ311を表示させた後、通信部30からインターネット3を介して映像配信サーバ2に接続する。
【0100】
制御部32は、映像配信サーバ2からストリーミング配信可能な番組の一覧を取得すると、映像再生プレイヤ311の映像表示画面313に表示させる(図示せず)(S61)。
【0101】
ユーザは、表示画面50に表示された番組の一覧から「Soccer Special」という番組を入力部31を操作し、選択する(S62)。
【0102】
制御部32は、入力部31からの選択情報を通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。
【0103】
映像配信サーバ2の制御部21は、通信部20から選択情報を受信し、選択情報に対応した蓄積部22に蓄積された映像データ201を読出し、ストリーミング映像作成部210Aに送信する。
【0104】
ストリーミング映像作成部210Aは、映像データ201をストリーミング映像に変換して、通信部20からインターネット3を介して、PC4に送信する。
【0105】
PC4の通信部30は、ストリーミング映像を受信すると(S63)、制御部32は、1次記憶部34にストリーミング映像を格納し、映像再生プレイヤ311に再生させる(S64)。
【0106】
ストリーミング映像は、過去に視聴したものであるので、制御部32は、記憶部33に記憶された対応するメタデータ302を取得し、解析部320Bに解析させる。
【0107】
解析部320Bは、メタデータ302を解析し、シーンに分割する(S65)。一例として、シーンは、上記した視聴可能性が高い映像区間317dや視聴可能性が低い映像区間317eや、試合と大きく画像の構成が変化するスタジオでのトークや、コマーシャル等が考えられるが、これに限定されない。
【0108】
また、解析部320Bは、ストリーミング映像に付随して配信される情報やメタデータ302等から、各シーンに対応したテキストデータを作成し、図10(a)に示す、メニュ318として表示させる表示情報を作成し、制御部32は、表示情報を映像再生プレイヤ311に表示させる(S66)。
【0109】
なお、ユーザが入力部31を操作し、ポインタ319でメニュ318内のシーンEを選択したとき、メッセージ312bとして「シーンEまでスキップ」と、シーンEまで再生をスキップ可能なスキップボタン312cと、スキップされる再生時間位置を示すスキップ時間情報312dとが表示され、ユーザが、スキップボタン312cを選択することで、シーンEにスキップして再生される。
【0110】
ユーザは、入力部31を操作し、メニュ318のテキストを選択指示する(S67;Yes)。ユーザが選択指示したシーンE317kが、1次記憶部34に格納された配信済みのストリーミング映像ではなかったとき(S68;No)、制御部32は、スキップ時間情報312dの再生位置k〜lを優先的に映像配信サーバ2に配信させるためのバッファ情報を作成し(S69)、通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。なお、メニュ318は、シーンが選択されたとき、閉じられ、シーンが選択されないとき、所定の時間が経過した後、閉じられる。
【0111】
映像配信サーバ2の制御部21は、バッファ情報を通信部20で受信すると、ストリーミング映像作成部210Aに送信し、ストリーミング映像作成部210Aは、バッファ情報に基づいて、シーンE317kに対応したストリーミング映像を通信部20からインターネット3を介して、PC4に配信する。
【0112】
PC4の制御部32は、通信部30からインターネット3を介して受信した(S70)シーンE317kに対応したストリーミング映像を映像再生プレイヤ311に再生させる(S71)。
【0113】
ここで、ステップ68において、ユーザが選択指示したシーンが、1次記憶部34に格納された配信済みのストリーミング映像であったとき(S68;Yes)、制御部32は、シーンの先頭の再生位置から映像再生プレイヤ311にスキップして再生させる(S72)。
【0114】
ユーザが、メニュ318を選択しなかったとき(S73;No)、制御部32は、再生が終了するまで再生を続け、ストリーミング映像をすべて再生したとき、再生を終了する(S74)。
【0115】
ここで、ステップ74において、ユーザが、メニュ318のテキストを選択したとき(S73;Yes)、ステップ68に処理を進める。
【0116】
本実施の形態では、シーンの解析を自動で行ったが、ユーザの嗜好やキーワードを登録し、それらに基づいて、シーンを分割するようにしても良いし、これに限定されない。
【0117】
(第1の実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、ユーザが視聴したい場面を選択して再生することが可能で、更に、配信されたストリーミングデータの未再生の部分においても、ユーザが視聴したい場面を選択して再生することができる。また、ユーザが視聴したい場面が、ストリーミングデータの未配信の部分であっても、優先的に配信させることで視聴することができる。
【0118】
[第2の実施の形態]
(PCのソフトウェアの構成)
図15は、第2の実施の形態に係るPCの記憶部に記憶されたソフトウェアの概略図である。なお、以下の説明において、第1の実施の形態と同一の構成及び機能を有する部分については、共通の符号を付している。
【0119】
制御部32によって実行されるソフトウェア300Aは、第1の実施の形態のソフトウェア300に、検索部330Dを設けたものである。
【0120】
検索部330Dは、ユーザが入力部31から入力した検索キーワードに基づいて、メタデータ302を検索し、その検索結果を映像表示画面313に表示する。
【0121】
(動作)
図16(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る検索結果を表示した表示画面の図であり、図16(b)は、本発明の第2の実施の形態に係るコントロール部の拡大図である。図17のフローチャートに従って説明する。
【0122】
ユーザは、ストリーミング映像を視聴中(停止中でも良い)に入力部31を操作して、検索キーワードを入力できる検索キーワード入力部318Aを表示させ、検索キーワード入力部318Aに検索キーワードを入力し、検索ボタンを押して検索を実行する(S81)。
【0123】
PC4の制御部32は、入力部31からの検索キーワード情報を受信し、メタデータ302を検索キーワード情報に基づいて、検索し(S82)、制御部32は、検索した結果を図16(a)に示すトークA317mからトークC317oを、検索結果メニュ318Bに表示する(S83)。
【0124】
ユーザが、入力部31を操作して、検索結果メニュ318Bからトークb317Bを選択したとき(S84;Yes)、ユーザが選択指示したトークb317Bが、1次記憶部34に格納された配信済みのストリーミング映像ではなかったとき(S85;No)、制御部32は、スキップ時間情報312dの再生位置p〜qを優先的に映像配信サーバ2に配信させるためのバッファ情報を作成し(S86)、通信部30からインターネット3を介して、映像配信サーバ2に送信する。
【0125】
映像配信サーバ2の制御部21は、バッファ情報を通信部20で受信すると、ストリーミング映像作成部210Aに送信し、ストリーミング映像作成部210Aは、バッファ情報に基づいて、トークB317nに対応したストリーミング映像を通信部20からインターネット3を介して、PC4に配信する。
【0126】
PC4の制御部32は、通信部30からインターネット3を介して受信した(S70)トークB317nに対応したストリーミング映像を映像再生プレイヤ311に再生させ(S88)、検索結果メニュ318Bを閉じて、検索動作を終了する(S89)。
【0127】
ここで、ステップ85において、ユーザが選択指示した検索結果に対応した映像区間が、1次記憶部34に格納された配信済みのストリーミング映像であったとき(S85;Yes)、制御部32は、選択されたトークB317nの先頭の再生位置から映像再生プレイヤ311にスキップして再生させる(S90)。
【0128】
また、ステップ84において、ユーザが、検索結果メニュ318Bの検索結果を選択しなかったとき(S84;No)、検索結果メニュ318Bを閉じて(S89)、検索動作を終了する。
【0129】
(第2の実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、ユーザが、視聴したい場面をキーワードに基づいて検索し、視聴することができる。また、ユーザが検索した視聴したい場面が、ストリーミングデータの未配信の部分であっても、優先的に配信させることで視聴することができる。
【0130】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である
【図面の簡単な説明】
【0131】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る映像配信システムの概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る映像配信サーバのブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るPCのブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る映像配信サーバの蓄積部に記憶されたソフトウェアのブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るPCの記憶部に記憶されたソフトウェアのブロック図である。
【図6】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る表示画面に表示された映像再生プレイヤの概略図、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。
【図7】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る視聴可能性が高い映像区間の表示に関する図、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。
【図8】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る視聴可能性が低い映像区間の表示に関する図、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。
【図9】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る優先的バッファ区間の取得に関する図、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。
【図10】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るストリーミング映像の分割に関する図、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る再生コントロール部の拡大図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る視聴可能性が高い映像区間の解析に関するフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る視聴可能性が低い映像区間の解析に関するフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る優先的バッファ区間の取得に関するフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るシーンの分割に関するフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るPCの記憶部に記憶されたソフトウェアのブロック図である。
【図16】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る検索結果を表示した表示画面の図、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係るコントロール部の拡大図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係るメタデータの検索に関するフローチャートである。
【符号の説明】
【0132】
1・・・映像配信システム、2・・・映像配信サーバ、3・・・インターネット、4・・・PC、5・・・モニタ、20・・・通信部、21・・・制御部、22・・・蓄積部、30・・・通信部、31・・・入力部、32・・・制御部、33・・・記憶部、34・・・1次記憶部、35・・・表示部、50・・・表示画面、200・・・ソフトウェア、201・・・映像データ、210A・・・ストリーミング映像作成部、220・・・オペレーティングシステム、230・・・通信ドライバ、231・・・メディアドライバ、300・・・ソフトウェア、300A・・・ソフトウェア、301・・・キーワード、302・・・メタデータ、310A・・・映像再生部、310C・・・メタデータ作成部、311・・・映像再生プレイヤ、312・・・情報表示部、312a・・・タイトル、312b・・・メッセージ、312c・・・スキップボタン、312d・・・スキップ時間情報、313・・・映像表示画面、314a・・・再生ボタン、314b・・・停止ボタン、314c・・・音量ボタン、314d・・・タイムライン、314e・・・再生ポインタ、315・・・時間表示部、316・・・再生コントロール部、317a・・・再生済み映像、317b・・・配信済み映像、317c・・・未配信映像、317d・・・視聴可能性が高い映像区間、317e・・・視聴可能性が低い映像区間、317f・・・優先的バッファ区間、317g〜l・・・シーンA〜F、317m〜o・・・トークA〜C、318・・・メニュ、318A・・・検索キーワード入力部、318B・・・検索結果メニュ、319・・・ポインタ、320・・・オペレーティングシステム、320B・・・解析部、330・・・通信ドライバ、330C・・・メタデータ作成部、330D・・・検索部、331・・・入力ドライバ、332・・・メディアドライバ、333・・・表示ドライバ、2300・・・ドライバ群、2400・・・デバイス群、3100・・・アプリケーション群、3300・・・ドライバ群、3400・・・デバイス群、a〜s・・・再生位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを送受信する送受信部と、
前記データを記録する記録部と、
前記データを再生する再生部と、
再生された前記データを表示する表示部と、
前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析部と、
前記送受信部に前記データを受信させながら前記再生部に前記解析情報に基づいて前記記録部の前記データを所定の区間から再生させる制御部とを有することを特徴とするデータ再生装置。
【請求項2】
前記解析部は、登録されたキーワードに基づいて、前記解析情報を作成することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記所定の区間の始まりの時間位置を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記所定の区間の終わりの時間位置を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記データが過去に再生されたデータであるとき、過去に作成された前記解析情報に基づいて、前記再生部に前記所定の区間から再生させることを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項6】
前記制御部は、過去に作成された前記解析情報に基づいて、前記所定の区間がまだ受信されていないとき、前記所定の区間を先に受信できるように指示する指示情報を前記送受信部から送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項7】
前記解析部は、過去に作成された前記解析情報に基づいて、前記データを表示内容の異なる複数のシーンに分割するシーン情報を作成することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項8】
前記制御部は、分割された前記複数のシーンから少なくとも1つのシーンが選択されたとき、選択された前記少なくとも1つのシーンを前記再生部に再生させることを特徴とする請求項7に記載のデータ再生装置。
【請求項9】
前記解析部は、前記複数のシーンの内容を示すテキスト情報を作成し、
前記制御部は、前記テキスト情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項7に記載のデータ再生装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記複数のシーンから前記少なくとも1つのシーンを選択するメニュを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項8に記載のデータ再生装置。
【請求項11】
データを送受信する送受信部と、
前記データを記録する記録部と、
前記データを再生する再生部と、
再生された前記データを表示する表示部と、
前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析部と、
前記解析情報から所定の表示内容を有するシーンを検索する検索要求を入力する入力部と、
前記検索要求に基づいて前記解析情報を検索し、検索情報を作成する検索部と、
前記検索情報を前記表示部に表示させる制御部とを有することを特徴とするデータ再生装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記表示部に表示された前記検索情報が選択されたとき、前記再生部に選択された前記検索情報に基づいた所定の区間から再生させることを特徴とする請求項11に記載のデータ再生装置。
【請求項13】
データを送受信する送受信ステップと、
前記データを記録部に記録する記録ステップと、
前記データを再生する再生ステップと、
再生された前記データを表示する表示ステップと、
前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析ステップと、
前記送受信ステップに前記データを受信させながら前記再生ステップに前記解析情報に基づいて前記記録部の前記データを所定の区間から再生させる制御ステップとを有することを特徴とするデータ再生方法。
【請求項14】
前記解析ステップは、登録されたキーワードに基づいて、前記解析情報を作成することを特徴とする請求項13に記載のデータ再生方法。
【請求項15】
前記制御ステップは、前記データが過去に再生されたデータであるとき、過去に作成された前記解析情報に基づいて、前記再生ステップに前記所定の区間から再生させることを特徴とする請求項13に記載のデータ再生方法。
【請求項16】
前記制御ステップは、過去に作成された前記解析情報に基づいて、前記所定の区間がまだ受信されていないとき、前記所定の区間を先に受信できるように指示する指示情報を前記送受信ステップから送信することを特徴とする請求項13に記載のデータ再生方法。
【請求項17】
前記解析ステップは、過去に作成された前記解析情報に基づいて、前記データを表示内容の異なる複数のシーンに分割するシーン情報を作成することを特徴とする請求項13に記載のデータ再生方法。
【請求項18】
前記制御ステップは、分割された前記複数のシーンから少なくとも1つのシーンが選択されたとき、選択された前記少なくとも1つのシーンを前記再生ステップに再生させることを特徴とする請求項17に記載のデータ再生方法。
【請求項19】
データを送受信する送受信ステップと、
前記データを記録部に記録する記録ステップと、
前記データを再生する再生ステップと、
再生された前記データを表示する表示ステップと、
前記記録部の前記データを解析し、解析情報を作成する解析ステップと、
前記解析情報から所定の表示内容を有するシーンを検索する検索要求を入力する入力ステップと、
前記検索要求に基づいて前記解析情報を検索し、検索情報を作成する検索ステップと、
前記検索情報を前記表示ステップに表示させる制御ステップとを有することを特徴とするデータ再生方法。
【請求項20】
前記制御ステップは、前記表示ステップに表示された前記検索情報が選択されたとき、前記再生ステップに選択された前記検索情報に基づいた所定の区間から再生させることを特徴とする請求項19に記載のデータ再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−135825(P2008−135825A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−318568(P2006−318568)
【出願日】平成18年11月27日(2006.11.27)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】