説明

データ閲覧端末及びデータ参照履歴生成方法

【課題】第三者による不正なデータの閲覧を容易に特定すること。
【解決手段】この携帯電話端末1は、表示データ格納部14に格納されたデータを情報表示部13に表示させるデータ閲覧端末であって、ユーザから指示入力を受けて、予め指定された指定データを閲覧可能なシークレットモードと、当該指定データの閲覧を制限するノーマルモードとを切り替えて設定するモード切替部15と、シークレットモードに設定された際に情報表示部13に表示された指定データを検出する表示検出部17と、表示検出部17によって検出された指定データを特定する閲覧履歴情報を格納する履歴情報格納部18と、ユーザからの指示入力を受けて、閲覧履歴情報によって特定される指定データを示す情報を、情報表示部13に表示させるデータ表示制御部12とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ閲覧端末及びデータ参照履歴生成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン等のデータ閲覧端末には、個人情報の保護や不正利用の防止のためにユーザによるデータの閲覧を制限する「シークレットモード設定機能」が備えられている。このシークレットモード設定機能は、ユーザから暗証番号等の認証情報を受け付けた際に、アドレス帳データやスケジュール帳データ等の特定のデータを表示可能なシークレットモードに設定する機能である。
【0003】
また、下記特許文献1には、同様な技術として、予め設定された電話番号との間で通信が行われた場合に、発信履歴及び着信履歴をメモリ部に記憶しない端末装置が記載されている。このような端末装置によれば、予め設定された電話番号を他人に知られることを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−113062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来の機能では、端末を閲覧が制限されないモードであるシークレットモードに設定された状態のままで紛失したり、悪意な第三者に意図的にシークレットモードに設定された場合に、閲覧されたデータを特定することが困難である。その結果、ユーザが気付かないうちに第三者にデータを閲覧されてしまう可能性が高まる。
【0006】
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、第三者による不正なデータの閲覧を容易に特定することが可能なデータ閲覧端末及びデータ参照履歴生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明のデータ閲覧端末は、データ格納手段に格納されたデータを情報表示手段に表示させることによって、データを閲覧可能にするデータ閲覧端末であって、ユーザから指示入力を受けて、データのうちの予め指定された指定データを閲覧可能な状態である閲覧モードと、当該指定データの閲覧を制限する状態である秘匿モードとを切り替えて設定するモード切替手段と、閲覧モードに設定された際に情報表示手段に表示された指定データを検出する検出手段と、検出手段によって検出された指定データを特定する閲覧履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、ユーザからの指示入力を受けて、履歴情報格納手段を参照し、閲覧履歴情報によって特定される指定データを示す情報を、情報表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える。
【0008】
或いは、本発明のデータ参照履歴生成方法は、データ格納手段に格納されたデータを情報表示手段に表示させることによってデータを閲覧可能にするデータ閲覧端末におけるデータ参照履歴生成方法であって、データ閲覧端末が、ユーザから指示入力を受けて、データのうちの予め指定された指定データを閲覧可能な状態である閲覧モードと、当該指定データの閲覧を制限する状態である秘匿モードとを切り替えて設定するモード切替ステップと、データ閲覧端末が、閲覧モードに設定された際に情報表示手段に表示された指定データを検出する検出ステップと、データ閲覧端末が、検出ステップによって検出された指定データを特定する閲覧履歴情報を格納する履歴情報格納ステップと、データ閲覧端末が、ユーザからの指示入力を受けて、閲覧履歴情報によって特定される指定データを示す情報を、情報表示手段に表示させる表示制御ステップと、を備える。
【0009】
このようなデータ閲覧端末及びデータ参照履歴生成方法によれば、ユーザからの指示によって指定データを閲覧可能な閲覧モードに切り替えられた際には、閲覧された指定データが検出され、その指定データを特定する閲覧履歴情報が記憶される。また、ユーザからの指示により、閲覧履歴情報によって特定される指定データを示す情報が情報表示手段に表示される。これにより、閲覧モードに設定中にどのデータが閲覧されたかを容易に判別することが可能にされ、端末紛失時の情報漏洩や悪意のある第三者による不正アクセスを容易に特定することができる。その結果、情報閲覧モードの切替機能を有する端末における第三者による不正な閲覧を容易に特定することができる。
【0010】
表示制御手段は、モード切替手段によって秘匿モードに切り替えられた後に再度閲覧モードに切り替えられたことを契機に、指定データを示す情報を表示させる、ことが好ましい。この場合、不正アクセスを行おうとする第三者に知られることなく、その第三者による閲覧の履歴をユーザに提示することができる。これにより、不正な閲覧を確実に特定することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、第三者による不正なデータの閲覧を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の好適な一実施形態にかかる携帯電話端末の概略構成図である。
【図2】図1の履歴情報格納部に格納されるデータの構成を示す図である。
【図3】図1の携帯電話端末によるデータ参照履歴の生成時及び表示時の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の情報表示部における被閲覧データを特定する情報の出力例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面とともに本発明によるデータ閲覧端末及びデータ参照履歴生成方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
図1は、本発明の好適な一実施形態にかかる携帯電話端末1の概略構成図である。図1に示すように、本実施形態にかかる携帯電話端末1は、音声通信機能、電子メール送受信機能等のデータ通信機能と、電話帳データ、スケジュールデータ、動画像データ等に関するデータ表示機能とを有する携帯用端末装置である。なお、本発明はこのような通信機能を有する携帯電話端末に限定されるものではなく、通信機能を有さないPDA、可搬型パーソナルコンピュータ等の情報処理端末に広く適用されうる。
【0015】
この携帯電話端末1は、機能的な構成要素として、入力部11と、データ表示制御部(表示制御手段)12と、情報表示部(情報表示手段)13と、表示データ格納部(データ格納手段)14と、モード切替部(モード切替手段)15と、認証情報格納部16と、表示検出部(検出手段)17と、履歴情報格納部(履歴情報格納手段)18とを備えている。以下、携帯電話端末1の各構成要素について詳細に説明する。
【0016】
入力部11は、ユーザからのデータ入力及び指示入力を受け付ける部分であり、入力キー、タッチパネル、キーボード等を含んで構成される。すなわち、入力部11は、入力キーによるコマンド毎に予め定められたパターンの操作を、指示入力として受け付ける。また、入力部11は、入力キーによる文字データや数値データ等のデータ入力を受け付ける。入力部11は、受け付けたデータ入力及び指示入力を、データ表示制御部12及びモード切替部15に渡す。
【0017】
データ表示制御部12は、ユーザからの指示入力に応じて、表示データ格納部14に格納されたデータを情報表示部13に表示させるために、表示データ格納部14から読み出したデータを、情報表示部13で表示可能なデータ形式に変換して情報表示部13に出力する。例えば、データ表示制御部12は、ユーザの指示入力に応じて、処理内容を選択するためのメニュー項目を表示するメニュー画面を表示させ、表示されたメニュー項目の中から電話帳データの表示又は画像データの表示を選択する指示入力を受け付けた場合に、表示データ格納部14から電話帳データ又は画像データを読み出して表示させる。また、データ表示制御部12は、ユーザの指示入力に応じて、画像データを格納する表示データ格納部14内のフォルダのリストを表示させ、その後にユーザから特定フォルダを選択する指示入力を受け付けた場合に、その特定フォルダに格納されている画像データを一覧で表示させる。さらに、データ表示制御部12は、ユーザからの特定のデータを選択するための指示入力に応じて、電話帳データに含まれる個人の属性データを表示させたり、各々の画像データを拡大表示させたりすることも可能である。
【0018】
また、データ表示制御部12は、後述するモード切替部15によって設定されたデータ表示モードに応じて、情報表示部13に表示させるデータを制限する。詳細には、データ表示制御部12は、モード切替部15によって設定されたモードが、データを自由に閲覧可能にするシークレットモード(閲覧モード)である場合には、ユーザからの指示入力に応じて、表示データ格納部14に格納された全てのデータを表示可能にする。これに対して、データ表示制御部12は、モード切替部15によって設定されたモードが、データの閲覧を制限するノーマルモード(秘匿モード)である場合には、ユーザからの指示入力に対して、予め指定された指定データ以外のデータを表示可能にする。例えば、電話帳データ中の特定の個人データが秘匿対象として予め指定されていた場合には、データ表示制御部12は、電話帳データの表示が要求された際にその特定の個人データを除いた電話帳データのリストを表示させる。また、表示データ格納部14内の特定のフォルダ内の全画像データが秘匿対象として指定されていた場合には、データ表示制御部12は、表示させるフォルダのリストから指定フォルダを削除する。これにより、秘匿対象の個人データの属性情報を表示させたり、秘匿対象の画像データを拡大表示したりすることも不可能にされる。
【0019】
さらに、データ表示制御部12は、ユーザからの指示入力を受けて、履歴情報格納部18を参照し、シークレットモードの設定中に情報表示部13に表示された秘匿対象のデータを特定する情報(詳細は後述する)を、情報表示部13に表示させる。詳細には、データ表示制御部12は、モード切替部15によって、シークレットモードからノーマルモードに切り替えられた後に、再度ノーマルモードからシークレットモードに切り替えられたことを契機に、秘匿対象のデータを特定する情報を表示させる。ここで、データ表示制御部12は、上記のようなモード切替の検出に加えて、ユーザから入力されるパスワード等の認証情報による認証が成功した場合に、秘匿対象のデータを特定する情報を表示させるように動作してもよい。また、上記のようなモード切替の検出に代えて、ユーザの認証が成功した場合に秘匿対象のデータを特定する情報を表示させるように動作してもよい。
【0020】
モード切替部15は、ユーザからのモード切替を指示する指示入力に応じて、データ表示モードをシークレットモードとノーマルモードとの間で切り替える。すなわち、モード切替部15は、ノーマルモードからシークレットモードへの切り替えが指示された場合には、ユーザからパスワード等の認証情報の入力を受け付け、認証情報格納部16に格納された認証情報と照合することによりユーザ認証を実行する。そして、モード切替部15は、ユーザ認証が成功した場合には、データ表示モードをノーマルモードからシークレットモードに切り替えて、データ表示制御部12のデータ表示モードをそれに合わせて設定する。また、モード切替部15は、シークレットモードからノーマルモードへの切り替えが指示された場合には、ユーザに認証情報を要求することなくデータ表示制御部12のデータ表示モードを切り替える。
【0021】
表示検出部17は、表示データ格納部14に格納されたデータのうちで秘匿対象に設定された指定データに関して、シークレットモードの設定中に情報表示部13に表示されたことを検出する。詳細には、表示検出部17はデータ表示制御部12によって表示が制御されたデータを検出し、秘匿対象の指定データが表示された場合には、履歴情報格納部18にその指定データの閲覧履歴を示す閲覧履歴情報を格納する。図2には、履歴情報格納部18に格納された閲覧履歴情報のデータ構成の一例を示している。同図に示すように、秘匿対象である画像データ“ddd.jpg”が閲覧された場合には、その画像データを識別する格納データ識別情報“ddd.jpg”、及びその画像データの格納先フォルダを示す格納先フォルダ情報“趣味”に対して、フォルダが参照された時刻を示すフォルダ参照履歴“2010/1/11 23:12”と、ファイルを参照した時刻を示すファイル参照履歴“2010/1/11 23:13”とが関連付けて閲覧履歴情報として格納される。このフォルダ参照履歴は、情報表示部13にフォルダのリストが表示されることによりフォルダ名が閲覧されたタイミングを示しており、ファイル参照履歴は、画像データが一覧表示画面や拡大表示画面で表示されたり、電話帳データの個人データが表示されたタイミングを示している。
【0022】
次に、図3を参照して、携帯電話端末1の動作について説明するとともに、併せて携帯電話端末1におけるデータ参照履歴生成方法について詳述する。図3は、携帯電話端末1によるデータ参照履歴の生成時及び表示時の動作を示すフローチャートである。
【0023】
まず、入力部11により、ユーザからシークレットモードへの切り替えを指示する指示入力が受け付けられる(ステップS101)。そうすると、モード切替部15によって、その後にユーザから入力されるパスワードが認証情報格納部16に予め記憶されたパスワードに一致するかが判定される(ステップS102)。その結果、パスワードが一致しない場合には(ステップS102;NO)、モード切替部15によってモード切替が拒否される。これに対して、パスワードが一致した場合には(ステップS102;YES)、データ表示制御部12のデータ表示モードがシークレットモードに切り替えられる(ステップS103)。
【0024】
その後、表示検出部17によって、秘匿対象に設定された指定データが情報表示部13に表示されたことが検出される(ステップS104)。そうすると、表示検出部17によって、閲覧された指定データに関する閲覧履歴を示す閲覧履歴情報が生成されて、履歴情報格納部18に格納される(ステップS105)。
【0025】
次に、入力部11により、ユーザからシークレットモードを解除してノーマルモードに移行するための指示入力が受け付けられる(ステップS106)。これに対して、モード切替部15によって、データ表示制御部12のデータ表示モードがノーマルモードに切り替えられる(ステップS107)。その後、ユーザからシークレットモードへの切り替えを指示する指示入力が再度受け付けられる(ステップS108)。そうすると、モード切替部15によって、その後にユーザから入力されるパスワードが認証情報格納部16に予め記憶されたパスワードに一致するかが判定される(ステップS109)。その結果、パスワードが一致しない場合には(ステップS109;NO)、モード切替部15によってモード切替が拒否される。これに対して、パスワードが一致した場合には(ステップS109;YES)、データ表示制御部12のデータ表示モードがシークレットモードに再度切り替えられる(ステップS110)。
【0026】
上記のように、シークレットモードからノーマルモードに切り替えられた後に、再度ノーマルモードからシークレットモードに切り替えられたことが検知されると、データ表示制御部12によって、ユーザからパスワードの入力が受け付けられた後に、パスワードによるユーザ認証が行われる(ステップS111)。このとき、パスワード入力を受け付ける際には、第三者に気付かれずに閲覧履歴を表示させることを可能にする観点から、パスワード入力のための入力ウィンドウは情報表示部に表示されないようにすることが好ましい。また、パスワードが入力されたことを情報表示部13には表示しないようにすることも好ましい。
【0027】
上記判定の結果、パスワードが一致しなかった場合には(ステップS111;NO)、パスワード認証が再度繰り返される。一方、パスワードが一致した場合には(ステップS111;YES)、データ表示制御部12によって、履歴情報格納部18が参照され、シークレットモード中に表示された秘匿対象の指定データ(被閲覧データ)を特定する情報が、情報表示部13に表示される(ステップS112)。具体的には、図2に示すような閲覧履歴情報が格納されている場合には、参照履歴が記録されたデータレコードが抽出され、抽出されたデータレコード中の格納データ識別情報に対応する情報が表示される。ここでは、データ表示制御部12は、ユーザからの指示入力に応じて、情報表示部13に被閲覧データを特定する情報を表示しないように、表示状態を解除することも可能にされる。
【0028】
図4には、情報表示部13における被閲覧データを特定する情報の出力例を示している。図4(a)では、電話帳データ中の個人データの一部を反転表示させることにより、情報表示部13によって表示されたことを示している。また、図4(b)では、画像データの一覧表示画面において、被閲覧データである一部の画像データに指標マークを重畳表示させている。また、図4(c)では、フォルダ名一覧を表示する画面において、被閲覧データが格納されている一部のフォルダ名に指標マークを重畳表示させている。
【0029】
以上説明した携帯電話端末1によれば、ユーザからの指示によって秘匿対象の指定データを閲覧可能なシークレットモードに切り替えられた際には、閲覧された指定データが検出され、その指定データを特定する閲覧履歴情報が記憶される。また、ユーザからの指示により、閲覧履歴情報によって特定される指定データを示す情報が情報表示部13に表示される。これにより、シークレットモードに設定中にどの秘匿対象データが閲覧されたかを容易に判別することが可能にされ、端末紛失時の情報漏洩や悪意のある第三者による不正アクセスを容易に特定することができる。その結果、情報閲覧モードの切替機能を有する端末における第三者による不正な閲覧を容易に特定することができる。
【0030】
また、データ表示制御部12によって、ノーマルモードに切り替えられた後に再度シークレットモードに切り替えられたことを契機に、被閲覧データを示す情報が表示されるので、不正アクセスを行おうとする第三者に知られることなく、その第三者による閲覧の履歴をユーザに提示することができる。これにより、不正な閲覧を確実に特定することができる。
【0031】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、履歴情報格納部18に格納される閲覧履歴情報は、指定データが表示されるタイミングで生成されるものとしているが、表示データ格納部14に格納されている全ての秘匿対象データに関して閲覧履歴情報を予め生成しておき、閲覧履歴情報の一部の閲覧履歴に関するデータ項目を更新するように動作してもよい。例えば、図2に示す閲覧履歴情報においては、秘匿対象データの表示を検出したタイミングで、「フォルダ参照履歴」又は「ファイル参照履歴」のデータ項目を更新するように動作してもよい。
【符号の説明】
【0032】
1…携帯電話端末(データ閲覧端末)、11…入力部、12…データ表示制御部(表示制御手段)、13…情報表示部(情報表示手段)、14…表示データ格納部(データ格納手段)、15…モード切替部(モード切替手段)、17…表示検出部(検出手段)、18…履歴情報格納部(履歴情報格納手段)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ格納手段に格納されたデータを情報表示手段に表示させることによって、前記データを閲覧可能にするデータ閲覧端末であって、
ユーザから指示入力を受けて、前記データのうちの予め指定された指定データを閲覧可能な状態である閲覧モードと、当該指定データの閲覧を制限する状態である秘匿モードとを切り替えて設定するモード切替手段と、
前記閲覧モードに設定された際に前記情報表示手段に表示された前記指定データを検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記指定データを特定する閲覧履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
前記ユーザからの指示入力を受けて、前記履歴情報格納手段を参照し、前記閲覧履歴情報によって特定される前記指定データを示す情報を、前記情報表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするデータ閲覧端末。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記モード切替手段によって前記秘匿モードに切り替えられた後に再度前記閲覧モードに切り替えられたことを契機に、前記指定データを示す情報を表示させる、
ことを特徴とする請求項1記載のデータ閲覧端末。
【請求項3】
データ格納手段に格納されたデータを情報表示手段に表示させることによって前記データを閲覧可能にするデータ閲覧端末におけるデータ参照履歴生成方法であって、
前記データ閲覧端末が、ユーザから指示入力を受けて、前記データのうちの予め指定された指定データを閲覧可能な状態である閲覧モードと、当該指定データの閲覧を制限する状態である秘匿モードとを切り替えて設定するモード切替ステップと、
前記データ閲覧端末が、前記閲覧モードに設定された際に前記情報表示手段に表示された前記指定データを検出する検出ステップと、
前記データ閲覧端末が、前記検出ステップによって検出された前記指定データを特定する閲覧履歴情報を格納する履歴情報格納ステップと、
前記データ閲覧端末が、前記ユーザからの指示入力を受けて、前記閲覧履歴情報によって特定される前記指定データを示す情報を、前記情報表示手段に表示させる表示制御ステップと、
を備えることを特徴とするデータ参照履歴生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−209918(P2011−209918A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−75904(P2010−75904)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】