説明

ナトリウム排泄増加性化合物、結合体、およびその使用

本発明は修飾されたナトリウム排泄増加性化合物およびその結合体を開示する。特に、結合形態のhBNPは、そこに結合している少なくとも1個の修飾部分を含有して提供される。この修飾ナトリウム排泄増加性化合物結合体は、未修飾の対向ナトリウム排泄増加性化合物に比較し、cGMP産生を刺激する活性を保有し、NPR−Aレセプターに対する結合活性を保有し、および或る態様では、循環系中での改善された半減期を保有する。経口、非経口、皮下および血管内投与形態の当該化合物および結合体は、心臓疾患、特に充血性心不全の処置および/または治療用に製造することができる。種々の長さおよび形状を有するオリゴマー構造体を含有する修飾部分がまた、開示されている。天然配列以外であるアミノ酸配列を有する、当該ナトリウム排泄増加性化合物の類縁体がまた、開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)(i)ナトリウム排泄増加性分子NPR−A結合部位、および
(ii)少なくとも1個の修飾部分結合部位
を含有する生物学的に活性なナトリウム排泄増加性化合物;および
(b)上記修飾部分結合部位に結合されている少なくとも1個の修飾部分;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物結合体であって、このナトリウム排泄増加性化合物結合体は、対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物に対する酵素による分解に比較して増大した耐性、増大した循環半減期、増加した生体利用性、および延長された効果持続性からなる群から選択される1種または2種以上の利点を示す、上記ナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項2】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物に比較し、治療的に格別の割合でcGMP刺激活性を保有することをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項3】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物のcGMP刺激活性の少なくとも30%を保有することをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項4】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物のcGMP刺激活性の少なくとも50%を保有することをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項5】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物のcGMP刺激活性の少なくとも70%を保有することをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項6】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物のcGMP刺激活性の少なくとも90%を保有することをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項7】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親水性であることをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項8】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに両親媒性であることをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項9】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親油性であることをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項10】
修飾部分がアルキル基からなるものではない、請求項9に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項11】
対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりも大きいプロテアーゼ分解耐性であることをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項12】
ナトリウム排泄増加性化合物が下記配列を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:
1PX1MVQGSGCFGRX2MDRISSSSGLGCX3VLR(配列番号: )
(ここで、
1は、ナトリウム排泄増加性ペプチドに天然で存在するアミノ酸または一連のアミノ酸であり、
1、X2およびX3は、Lys、ArgおよびGlyからなる群から独立して選択され、およびX1、X2およびX3の少なくとも1個はLysである)。
【請求項13】
ナトリウム排泄増加性化合物が、脳ナトリウム排泄増加性ペプチド、動脈ナトリウム排泄増加性ペプチド、C−型ナトリウム排泄増加性ペプチドまたはデンドロアスピス(dendroaspis)ナトリウム排泄増加性ペプチドのペプチドまたは生物学的に活性なペプチドセグメントを含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項14】
ナトリウム排泄増加性化合物が、
(a)アミノ酸配列:
1−C1FGRX2MDRISSSSGLGC2−X3(配列番号: )
(ここで、
1は、存在していてもよく、また存在する場合、1〜10個のアミノ酸を有するアミノ酸配列であり、
2は、Gly、ArgまたはLysであり、および
3は、存在していてもよく、また存在する場合、1〜10個のアミノ酸を有するアミノ酸配列である)、
(b)ループを形成するためのC1−C2間のジスルフィド結合、
を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項15】
1がArgまたはGlyである、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項16】
1が下記群から選択される、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:
(a)Lys;
(b)Gly;
(c)Arg;
(d)SG−(配列番号: )、GSG−(配列番号: )、QGSG−(配列番号: )、VQGSG−(配列番号: )、MVQGSG−(配列番号: )、PKMVQGSG−(配列番号: )、およびSPKMVQGSG−(配列番号: );
(e)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を含有する(d)のhBNPセグメント;
(f)GlyのLysへの置換およびArgのLysへの置換からなる群から選択される置換を含有する(d)のhBNPセグメント;
(g)挿入Lysを含有する(d)のhBNPセグメント;
(h)ナトリウム排泄増加性ペプチドのN−末端テイルのC−末端セグメントおよびN−末端テイル;
(i)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を含有する(h)のC−末端セグメントおよびN−末端テイル;
(j)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を含有する(h)のC−末端セグメントおよびN−末端テイル;
(k)挿入Lysを含有する(h)のC−末端セグメントおよびN−末端テイル。
【請求項17】
3が下記群から選択される、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:
(a)Lys;
(b)Gly;
(c)Arg;
(d)hBNPセグメント KV(配列番号: )、KVL(配列番号: )、KVLR(配列番号: )、KVLRR(配列番号: )、およびKVLRRH(配列番号: );および
(e)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を含有する(d)のhBNPセグメント;
(f)GlyのLysへの置換およびArgのLysへの置換からなる群から選択される置換を含有する(d)のhBNPセグメント;
(g)挿入Lysを含有する(d)のhBNPセグメント;
(h)ナトリウム排泄増加性ペプチドのN−末端セグメントおよびC−末端テイル;
(i)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を含有する(h)のC−末端テイルのN−末端セグメントおよびC−末端テイル;
(j)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を包含する(h)のC−末端テイルのN−末端セグメントおよびC−末端テイル;
(k)挿入Lysを含有する(h)のC−末端テイルのN−末端セグメントおよびC−末端テイル。
【請求項18】
ナトリウム排泄増加性化合物が、
(a)SPKMVQGSGCFGRKMDRISSSSGLGCKVL(配列番号: );
(b)SPKMVQGSGCFGRKMDRISSSSGLGC(配列番号: );および
(c)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を含有するセグメント(a)または(b);
からなる群から選択される配列を含有する、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項19】
1がhBNPのN−末端から1〜9個のアミノ酸残基配列を含有する、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項20】
1が、SPX3MVQGSG(配列番号: )を含有し、およびX2が修飾部分結合部位を有する、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項21】
3が、hBNPのC−末端から1〜6個のアミノ酸残基配列を含有する、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項22】
3が、KVLRRH(配列番号: )、KVLRR(配列番号: )、KVLR(配列番号: )、KVL、KVまたはKを含有する、請求項14に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項23】
ナトリウム排泄増加性化合物が、Lys3Arg、Lys14Arg、Arg30Lys、Lys27ArgおよびArg31Lysからなる群から選択される1種または2種以上の変異を有する天然hBNP配列(配列番号: )を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項24】
ナトリウム排泄増加性化合物が1個または2個以上の挿入または欠失を有する天然hBNP配列(配列番号: )を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項25】
ナトリウム排泄増加性化合物が天然hBNPアミノ酸配列(配列番号: )およびN−末端またはC−末端Lysを含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項26】
(a)ナトリウム排泄増加性化合物をコードする2種または3種以上のアミノ酸配列を含有するマルチペプチドを含有し;
(b)任意に、各セットまたは隣接ナトリウム排泄増加性化合物をコードする配列間にスペーサー配列を含有し;
(c)任意に、マルチペプチドのどちらかの末端または両末端にエクステンションを有し、このエクステンションは1個または2個以上のアミノ酸を含有する;
ことをさらに特徴とする、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項27】
ナトリウム排泄増加性ペプチド単位がそれぞれ、hBNP(配列番号: )またはその生物学的に活性な類縁体、セグメントまたはセグメント類縁体を包含する、請求項26に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項28】
ナトリウム排泄増加性化合物が天然BNPからなる、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項29】
ナトリウム排泄増加性化合物が天然hBNPからなる、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項30】
ナトリウム排泄増加性化合物が天然ANPからなる、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項31】
ナトリウム排泄増加性化合物がイヌBNPからなる、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項32】
ナトリウム排泄増加性化合物がウロジラチン(urodilatin)からなる、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項33】
ナトリウム排泄増加性化合物がDNPからなる、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項34】
ナトリウム排泄増加性化合物が下記アミノ酸配列を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:
1MVQGSGCFGRX2MDRISSSSGLGCX3(配列番号: )
(ここで、X1、X2およびX3はそれぞれ、Lys、GlyおよびArgからなる群から独立して選択され、ただしX1、X2およびX3の少なくとも1個はArgまたはGlyである)。
【請求項35】
配列が、
(a)SPK、PKおよびKからなる群から選択されるエクステンション、X1へのN−末端、;および/または
(b)−VLRRH(配列番号: )、−VLRR(配列番号: )、−VLR、−VLおよび−Vからなる群から選択されるエクステンション、X3へのC−末端;
を含有する、請求項34に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体
【請求項36】
1がLysであり、X2がArgであり、およびX3がArgである、請求項34に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体
【請求項37】
ナトリウム排泄増加性化合物が下記アミノ酸配列を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:
CFGRX1MDRISSSSGLGCX2(配列番号: )
(ここで、X1およびX2は、修飾部分にカプリングされている修飾部分結合部位を含有する)。
【請求項38】
1が修飾部分にカプリングされているLysを含有する、請求項37に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項39】
2が修飾部分にカプリングされているLysを含有する、請求項37に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項40】
修飾部分結合部位が、天然または非天然アミノ酸側鎖、ナトリウム排泄増加性化合物のN−末端およびナトリウム排泄増加性化合物のC−末端からなる群から選択される部分を包含する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項41】
修飾部分結合部位が、Lys側鎖である、請求項40に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項42】
請求項37に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体が1個のみの修飾部分を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項43】
(a)ナトリウム排泄増加性化合物がhBNPのLys3〜Cys26セグメントおよびこのセグメントのCys10をCys26にカプリングするジスルフィド結合を含有し(配列番号: );
(b)一個の修飾部分がLys3の部位でナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている(配列番号: );
請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項44】
ナトリウム排泄増加性化合物が、hBNPのCys10〜Cys26セグメントおよびCys10〜Cys26をカプリングするジスルフィド結合を含有し、当該ナトリウム排泄増加性化合物結合体は当該セグメントのLys14に、そこにカプリングされている一個の修飾部分を有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項45】
ナトリウム排泄増加性化合物がhBNPのCys10〜Lys27セグメント(配列番号: )を含有し、当該ナトリウム排泄増加性化合物は当該セグメントのLys27において、そこにカプリングされている1個の修飾部分を有するモノ−結合体である、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項46】
ナトリウム排泄増加性化合物がhBNPのCys10〜His32セグメントおよび当該セグメントのCys10〜Cys26をカプリングするジスルフィド結合を含有し、当該ナトリウム排泄増加性化合物は当該セグメントのLys27において、そこにカプリングされている1個の修飾部分を有するモノ−結合体である、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項47】
ナトリウム排泄増加性化合物がhBNPのCys10〜Cys26セグメントおよび当該セグメントのCys10〜Cys26をカプリングするジスルフィド結合を含有し、当該ナトリウム排泄増加性化合物は当該化合物のN−末端において、そこにカプリングされている1個の修飾部分を有するモノ−結合体である、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項48】
(a)ナトリウム排泄増加性化合物がhBNPアミノ酸配列からなり;および
(b)ナトリウム排泄増加性化合物結合体が、
(i)hBNPアミノ酸配列のLys3においてナトリウム排泄増加性ペプチドにカプリングされている修飾部分;および
(ii)hBNPアミノ酸配列のLys14においてナトリウム排泄増加性ペプチドにカプリングされている修飾部分;
を含有するジ−結合体である;
請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項49】
(a)ナトリウム排泄増加性化合物がhBNPであり;および
(b)ナトリウム排泄増加性化合物結合体が、
(i)hBNPアミノ酸配列のLys3においてナトリウム排泄増加性ペプチドにカプリングされている修飾部分;および
(ii)hBNPアミノ酸配列のLys27においてナトリウム排泄増加性ペプチドにカプリングされている修飾部分;
を含有するジ−結合体である;
請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項50】
ナトリウム排泄増加性化合物配列がN−末端テイルを含有し、および修飾部分が当該N−末端テイルに位置しているアミノ酸にカプリングされている、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項51】
N−末端テイルがナトリウム排泄増加性ペプチドのN−末端テイルの天然配列またはナトリウム排泄増加性ペプチドのN−末端テイルのC−末端セグメントからなる、請求項50に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項52】
修飾部分が下記式を有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:


(式中、
各Cは、独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは、独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは、独立して選択され、結合性基である)。
【請求項53】
mが1〜18である、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項54】
mが1〜16である、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項55】
nが2〜20である、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項56】
nが2〜15である、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項57】
nが2〜10である、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項58】
各Xが−C−、−O−、−C(O)−、−NH−、−NHC(O)−、および−C(O)NH−からなる群から独立して選択される、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項59】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親油性にする、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項60】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親水性にする、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項61】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに両親媒性にする、請求項52に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項62】
修飾部分が下記式を有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:


(式中、
PAGは、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
Xは、OまたはNであり;および
各oは、独立して選択され、1〜15である)。
【請求項63】
nが2〜20である、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項64】
nが2〜15である、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項65】
nが2〜10である、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項66】
各oが独立して選択され、1〜13である、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項67】
各oが独立して選択され、1〜9である、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項68】
各oが独立して選択され、1〜6である、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項69】
各Xが−O−である、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項70】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親油性にする、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項71】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親水性にする、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項72】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに両親媒性にする、請求項62に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項73】
修飾部分が下記式を有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体:


(式中、
各Cは、独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは、独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは、独立して選択され、結合性基であり;
oは、1〜15である)。
【請求項74】
mが1〜18である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項75】
mが1〜16である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項76】
nが2〜20である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項77】
nが2〜15である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項78】
nが2〜10である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項79】
oが1〜13である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項80】
oが1〜9である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項81】
oが1〜6である、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項82】
各Xが−C−、−O−、−C(O)−、−NH−、−NHC(O)−、および−C(O)NH−からなる群から独立して選択される、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項83】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親油性にする、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項84】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親水性にする、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項85】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに両親媒性にする、請求項73に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項86】
修飾部分が直鎖状または分枝鎖状ポリアルキレングリコール基を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項87】
修飾部分がアルキル基にカプリングした糖基を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項88】
修飾部分が糖基をさらに含有する、請求項87に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項89】
ポリアルキレングリコール基がポリエチレングリコール基を包含する、請求項86に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項90】
ポリアルキレングリコール基が2〜25個のポリアルキレングリコール付属単位を有する、請求項86に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項91】
ポリアルキレングリコール基が2〜20個のポリアルキレングリコール付属単位を有する、請求項86に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項92】
ポリアルキレングリコール基が2〜15個のポリアルキレングリコール付属単位を有する、請求項86に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項93】
ポリアルキレングリコール基が2〜10個のポリアルキレングリコール付属単位を有する、請求項86に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項94】
修飾部分が直鎖状または分枝鎖状アルキル基をさらに含有する、請求項86に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項95】
修飾部分が糖基をさらに含有する、請求項94に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項96】
アルキル基が炭素1〜20個を有する、請求項94に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項97】
アルキル基が炭素1〜18個を有する、請求項94に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項98】
アルキル基が炭素1〜16個を有する、請求項94に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項99】
アルキル基が、−C−、−O−、−C(O)−、−NH−、−NHC(O)−、および−C(O)NH−からなる群から選択されるリンカーによってポリアルキレングリコール基から分離されている、請求項94に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項100】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物を対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物よりもさらに親油性にする、請求項94に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項101】
修飾部分がポリアルキレングリコール基をアルキル基にカプリングする結合を含有し、この結合はインビボで加水分解性である、請求項94に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項102】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている直鎖状または分枝鎖状ポリアルキレングリコール部分およびナトリウム排泄増加性化合物に対して遠位にある部位でポリアルキレングリコール部分にカプリングされている直鎖状または分枝鎖状アルキル基を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項103】
修飾部分がナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている直鎖状または分枝鎖状アルキル部分およびナトリウム排泄増加性化合物に対して遠位にある部位でアルキル部分にカプリングされている直鎖状または分枝鎖状ポリアルキレングリコール基を含有する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項104】
修飾部分が表1のオリゴマー部分からなる群から選択される、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項105】
修飾部分がインビボで加水分解可能である結合によってナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項106】
修飾部分が血液流中で加水分解可能である結合によってナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項107】
修飾部分がインビボで非加水分解性である結合によってナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項108】
修飾部分が血液流中で非加水分解性である結合によってナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項109】
修飾部分がエステル、カーボネート、カルバメート、アミド、エーテルおよびアミンからなる群から選択される結合によってナトリウム排泄増加性化合物にカプリングされている、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項110】
修飾部分がインビボで加水分解可能であり、ペジル化(pegylated)ナトリウム排泄増加性化合物を生成する、請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項111】
修飾部分がインビボで加水分解可能であり、1〜6個のPEG単位を有する1種または2種以上のPEG部分を含有するペジル化ナトリウム排泄増加性化合物を生成する、請求項110に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項112】
請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体を含有する医薬製剤。
【請求項113】
腸内、非経口、経口、皮下、舌下、口腔、鼻、静脈内および筋肉内からなる群から選択される供給経路用に処方されている、請求項112に記載の医薬製剤。
【請求項114】
過剰レベルの細胞外液体を特徴とする状態の処置方法であって、その必要性を有する対象に医薬上で許容される量の請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体を投与することを包含する、上記方法。
【請求項115】
状態が充血性心不全を包含する、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
状態が慢性充血性心不全を包含する、請求項114に記載の方法。
【請求項117】
状態が急性充血性心不全を包含する、請求項114に記載の方法。
【請求項118】
ナトリウム排泄増加性化合物結合体が自己投与される、請求項114に記載の方法。
【請求項119】
ナトリウム排泄増加性化合物結合体が経口投与される、請求項114に記載の方法。
【請求項120】
ナトリウム排泄増加性化合物結合体が、腸内、非経口、経口、皮下、舌下、口腔、鼻、静脈内および筋肉内からなる群から選択される投与経路を経て投与される、請求項114に記載の方法。
【請求項121】
状態が高血圧である、請求項114に記載の方法。
【請求項122】
請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体の製造方法であって、
(a)2個または3個以上のナトリウム排泄増加性化合物単位を含有するナトリウム排泄増加性ペプチドマルチペプチドを結合させ;
(b)このナトリウム排泄増加性ペプチドマルチペプチドを分解させ、ナトリウム排泄増加性化合物結合体を生成し;
(c)この分解されたナトリウム排泄増加性化合物結合体を酸化し、ナトリウム排泄増加性化合物結合体中に1個または2個以上のジスルフィド結合を形成させる;
ことを包含する、上記製造方法。
【請求項123】
ナトリウム排泄増加性化合物が、hBNPのCys10〜Cys26(配列番号: )を含有し、および工程122(c)がCys10とCys26との間にジスルフィド結合を生成する、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体の製造方法であって、
(a)2個または3個以上のナトリウム排泄増加性化合物単位を含有するマルチペプチドナトリウム排泄増加性化合物を製造し;
(b)このナトリウム排泄増加性ペプチドマルチペプチドを分解させ、ナトリウム排泄増加性ペプチド化合物を生成し;
(c)このナトリウム排泄増加性化合物を結合させ、ナトリウム排泄増加性化合物結合体を生成し;
(d)このナトリウム排泄増加性化合物結合体を酸化し、ナトリウム排泄増加性化合物結合体中に1個または2個以上のジスルフィド結合を形成させる;
ことを包含する、上記製造方法。
【請求項125】
ナトリウム排泄増加性化合物が、hBNPのCys10〜Cys26(配列番号: )を含有し、および工程122(c)がCys10とCys26との間にジスルフィド結合を生成する、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
請求項1に記載のナトリウム排泄増加性化合物結合体の製造方法であって、
(a)2個または3個以上のナトリウム排泄増加性化合物単位を含有するマルチペプチドナトリウム排泄増加性化合物を製造し;
(b)このナトリウム排泄増加性ペプチドマルチペプチドを分解させ、ナトリウム排泄増加性化合物を生成し;
(c)この分解されたナトリウム排泄増加性化合物を酸化し、ナトリウム排泄増加性化合物中に1個または2個以上のジスルフィド結合を形成し;次いで
(d)このナトリウム排泄増加性化合物を結合させる;
ことを包含する、上記製造方法。
【請求項127】
修飾されたプロ−ポリナトリウム排泄増加性ペプチド結合体であって、
(a)修飾部分結合部位およびNPR−A結合部位を有する少なくとも1個のナトリウム排泄増加性ペプチド単位;
(b)少なくとも1個のナトリウム排泄増加性ペプチド単位の修飾部分結合部位に結合されている少なくとも1個の修飾部分;
(c)リーダー配列;および
(d)リーダー配列を第一のナトリウム排泄増加性ペプチド結合体にカプリングする酵素により分解可能なスペーサー;
を含有する、上記修飾されたプロ−ポリナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項128】
少なくとも1個の修飾部分結合部位、NPR−A結合領域および天然ナトリウム排泄増加性ペプチドアミノ酸配列に比較し、そこに置換されている少なくとも1個のLys残基を含有するナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体であって、上記置換Lys残基がアミノ酸修飾部分結合部位ではない、ナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項129】
1個または2個以上の置換Lys残基がLys3Gly、Lys3Arg、Lys14Gly、Lys14Arg、Lys27Gly、またはLys27Argからなる群から選択される置換を包含する、請求項128に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項130】
構造:
SPKMVQGSGCFGRX1MDRISSSSGLGCX2VLRRH(配列番号: )
(ここで、X1はLysであり、およびX2はLys以外であるか、またはX1はLysであり、およびX2はLys以外であるであるか、またはX1およびX2はLys以外である)
を含有する、請求項128に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項131】
1がLysであり、およびX2がArgまたはGlyであるか、またはX1がLysであり、およびX2がArgまたはGlyであるか、またはX1およびX2が独立して選択され、ArgまたはGlyである、請求項130に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項132】
構造:
CFGRX1MDRISSSSGX2GC(配列番号: )
(ここで、X1は結合部位を含有していないアミノ酸であり、およびX2は修飾部分結合部位を含有するアミノ酸である)
を含有する、ナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項133】
1がArgであり、およびX2がLysである、請求項132に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項134】
構造:
1−CFGRX3MDRISSSSGLGC−X2(配列番号: )
(ここで、X1は1〜10個のアミノ酸を有するアミノ酸配列であり、X2は1〜10個のアミノ酸を有するアミノ酸配列であり、およびX3はLys以外である)
を有するナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項135】
がArgまたはGlyである、請求項134に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項136】
1がSPY1MVQGSG(配列番号: )であり、ここでY1は修飾部分結合部位を含有する、請求項134に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項137】
1が、
(a)ナトリウム排泄増加性ペプチドのN−末端テイルおよびN−末端テイルのC−末端セグメント;
(b)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を包含する(a)のC−末端セグメントおよびN−末端テイル;
(c)GlyのLysへの置換およびArgのLysへの置換からなる群から選択される置換を包含する(a)のC−末端セグメントおよびN−末端テイル;
(d)挿入Lysを含有する(a)のC−末端セグメントおよびN−末端テイル;
からなる群から選択される、請求項134に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項138】
2がY2VLRRH(配列番号: )であり、ここでY2はLys以外である、請求項134に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項139】
2がArgである、請求項138に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項140】
2が、
(a)ナトリウム排泄増加性ペプチドのC−末端テイルのN−末端セグメントおよびC−末端テイル;
(b)LysのGlyへの置換およびLysのArgへの置換からなる群から選択される置換を包含する137(a)のC−末端テイルのN−末端セグメントおよびC−末端テイル;
(c)GlyのLysへの置換およびArgのLysへの置換からなる群から選択される置換を包含する137(a)のC−末端テイルのN−末端セグメントおよびC−末端テイル;
(d)挿入Lysを含有する137(a)のC−末端テイルのN−末端セグメントおよびC−末端テイル;
からなる群から選択される、請求項134に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項141】
構造:
1−CFGRX3MDRIGLGC−X2(配列番号: )
(ここで、X1は1〜9個のアミノ酸を有するペプチドであり、X2は1〜6個のアミノ酸を有するペプチドであり、およびX3はLys以外である)
を有するナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項142】
3がArgまたはGlyである、請求項140に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項143】
1がSPY1MVQGSG(配列番号: )であり、ここでY1は修飾部分結合部位を含有する、請求項142に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項144】
2がY2VLRRH(配列番号: )であり、ここでY2はLys以外である、請求項142に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項145】
2がArgである、請求項144に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項146】
3がArgであり、X1が配列SPKMVQGSG(配列番号: )であり、およびX2が配列RVLである、請求項144に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項147】
構造:
1−CFGRX3MDRIX4GLGC−X2
(ここで、
(a)X1は1〜10個のアミノ酸を有するアミノ酸配列であり、
(b)X2は1〜10個のアミノ酸を有するアミノ酸配列であり、
(c)X4は1〜4個のアミノ酸を有するアミノ酸配列であり、および
(d)X3はLys以外である)
を有するナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項148】
1も、またX2もどちらもナトリウム排泄増加性ペプチドに天然に存在する配列ではない、請求項147に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項149】
3がArgまたはGlyである、請求項147に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド。
【請求項150】
1がSPY1MVQGSG(配列番号: )であり、ここでY1は修飾部分結合部位を含有する、請求項147に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド。
【請求項151】
2がY2VLRRH(配列番号: )であり、ここでY2はLys以外である、請求項147に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項152】
2がArgである、請求項151に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項153】
Lys14ArgまたはLys14Glyの置換を含有するhBNP類縁体。
【請求項154】
Lys27ArgまたはLys27Glyの置換を含有するhBNP類縁体
【請求項155】
Lys3ArgまたはLys3Glyの置換を含有するhBNP類縁体。
【請求項156】
(a)(i)ナトリウム排泄増加性分子NPR−A結合部位;および
(ii)少なくとも1個の修飾部分結合部位;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物;および
(b)上記修飾部分結合部位に結合した少なくとも1個の修飾部分;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物結合体であって、
このナトリウム排泄増加性化合物は、対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物に比較して、治療的に有意の割合のcGMP刺激活性を保有する、上記ナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項157】
(a)(i)ナトリウム排泄増加性分子NPR−A結合部位;および
(ii)少なくとも1個の修飾部分結合部位;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物;および
(b)上記修飾部分結合部位に結合した少なくとも1個の修飾部分;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物結合体であって、
このナトリウム排泄増加性化合物結合体は、対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物のcGMP刺激活性の少なくとも50%を保有する、上記ナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項158】
(a)(i)ナトリウム排泄増加性分子NPR−A結合部位;および
(ii)少なくとも1個の修飾部分結合部位;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物;および
(b)上記修飾部分結合部位に結合した少なくとも1個の修飾部分;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物結合体であって、
このナトリウム排泄増加性化合物結合体は、対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物に比較して、さらに親水性である、上記ナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項159】
(a)(i)ナトリウム排泄増加性分子NPR−A結合部位;および
(ii)少なくとも1個の修飾部分結合部位;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物;および
(b)上記修飾部分結合部位に結合した少なくとも1個の修飾部分;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物結合体であって、
このナトリウム排泄増加性化合物結合体は、対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物に比較して、さらに両親媒性である、上記ナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項160】
(a)(i)ナトリウム排泄増加性分子NPR−A結合部位;および
(ii)少なくとも1個の修飾部分結合部位;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物;および
(b)上記修飾部分結合部位に結合した少なくとも1個の修飾部分;
を含有するナトリウム排泄増加性化合物結合体であって、
このナトリウム排泄増加性化合物結合体は、対応する未結合ナトリウム排泄増加性化合物に比較して、さらに親油性であり、ここで少なくとも1個の修飾部分はアルキル部分からなるものではない、上記ナトリウム排泄増加性化合物結合体。
【請求項161】
下記式を有する化合物:


式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分である。
【請求項162】
下記式を有する化合物:


式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分である。
【請求項163】
下記式を有する化合物:


式中、
PAGはn個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;および
各XはOまたはNであり;および
各oは独立して選択され、1〜15である。
【請求項164】
下記式を有する化合物:


式中、
PAGはn個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各XはOまたはNであり;および
各oは独立して選択され、1〜15である。
【請求項165】
下記式を有する化合物:


式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分であり;
oは1〜15である。
【請求項166】
下記式を有する化合物:


式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分であり;
oは1〜15である。
【請求項167】
式:


(式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分である)
で表わされる化合物の製造方法であって、
(a)式:
m−X−PAGn−OH
で表わされる化合物を、式:


(式中、X2はハライドである)
で表わされる化合物と反応させ、ここで反応は塩基および溶媒の存在下に行い、


を生成し、次いで
(b)(a)の生成物を、ルイス酸および溶媒の存在下に、式:
m−X−PAGn−OH
で表わされる化合物と反応させ、


を生成させることを包含する、上記製造方法。
【請求項168】
塩基がNaHであり、および溶媒がテトラヒドロフランである、請求項167に記載の方法。
【請求項169】
ルイス酸がBF3OEt2である、請求項167に記載の方法。
【請求項170】
式:


(式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分である)
で表わされる化合物の製造方法であって、
請求項0の生成物をパラニトロクロロホーメートまたはジスクイミジル(disuccimidyl)カーボネートと反応させることを包含する、上記製造方法。
【請求項171】
式:


(式中、
PAGはn個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
XはOまたはNであり;および
各oは独立して選択され、1〜15である)
で表わされる化合物の製造方法であって、
式:


(式中、oは上記定義のとおりである)
で表わされる化合物を、溶媒中で、式:
OH−PAGn−X
(式中、Xは−NHまたは−OHである)
で表わされる化合物と反応させ、式:


で表わされる化合物を生成させることを包含する、上記製造方法。
【請求項172】
式:


(式中、
PAGはn個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
XはOまたはNであり;および
各oは独立して選択され、1〜15である)
で表わされる化合物の製造方法であって、
請求項170の生成物を、ジスクシンイミジルカーボネート、パラニトロクロロホーメート、ホスゲンおよびN−ヒドロキシスクシンイミドからなる群から選択される活性化剤を用いて活性化することを包含する、上記製造方法。
【請求項173】
式:


(式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分であり;
oは1〜15である)
で表わされる化合物の製造方法であって、
請求項0の生成物を、溶媒中で塩基の存在下に、式:


で表わされる化合物と反応させることを包含する、上記製造方法。
【請求項174】
塩基がK2CO3であり、および溶媒が水性および/または有機溶媒である、請求項173に記載の方法。
【請求項175】
式:


(式中、
各Cは独立して選択され、m個の炭素を有するアルキル基であり、mは1〜20であり;および
各PAGは独立して選択され、n個の付属単位を有するポリアルキレングリコール基であり、nは2〜25であり;
各Xは独立して選択され、結合性部分であり;
oは1〜15である)
で表わされる化合物の製造方法であって、
請求項1の方法に従い生成された化合物を、N−ヒドロキシスクシンイミドと反応させることを包含する、上記製造方法。
【請求項176】
構造:
SPX1MMHX2SGCFGRRLDRIGSLSGLGCNVLRX3
(ここで、X1はLys、ArgまたはHisであり、X2はLys、Arg、Hisであり、およびX3はArgまたはHisである)
を含有するナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項177】
S残基で結合している修飾部分を含有する、請求項176に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項178】
構造:
SPZ1MVQGAG−CFGRZ2MDRISSSSX123
(ここで、Z1はArgであるか、またはLys以外のアミノ酸であり、およびZ2はArgであるか、またはLys以外のアミノ酸であり、X1はGly、Met、Leu、Phe、Ileまたはその同類置換であり、X2はLeu、Trp、Tyr、Pheまたはその同類置換であり、およびX3はGlyおよびArgであるか、またはその同類置換である)
を含有するナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項179】
1がLysであり、およびZ2がLys以外である、請求項178に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項180】
構造:
KCFKGKNDRX1KX2QSGLX3C−NSFKY
(ここで、X1はT、a、R、H、P、T、Eであり;X2はK、N−メチル、Arg、S、D、Pであり;X3はArg、K、Y、F、S、P、Orn、Har、p−アミジノフェニルAla、I、であるか、GlyまたはTry以外の陽電荷を有するいずれか別のアミノ酸である)
を含有するナトリウム排泄増加性ペプチド類縁体。
【請求項181】
1個または2個以上のLys残基がそこに結合している修飾部分を含有するナトリウム排泄増加性ペプチド結合体を包含することをさらに特徴とする、請求項178または180に記載のナトリウム排泄増加性ペプチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−515579(P2006−515579A)
【公表日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−555809(P2004−555809)
【出願日】平成15年11月26日(2003.11.26)
【国際出願番号】PCT/US2003/037996
【国際公開番号】WO2004/047871
【国際公開日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【出願人】(505193070)ノベックス コーポレーション (1)
【Fターム(参考)】