説明

ナビゲーションシステム、携帯端末及び車載装置

【課題】携帯端末のバッテリの残容量不足の発生を未然に防止する「ナビゲーションシステム、携帯端末及び車載装置」を提供する。
【解決手段】携帯端末2の制御部37は、車載装置1と無線接続されている場合、設定されている目的地への到着時刻を予測し、目的地到着予測時刻までにバッテリ21の残容量が所定レベル以下に低下するかどうかを判定する。そして、所定レベル以下に低下する場合には、携帯端末2を車載装置1に有線接続して、充電を開始するよう奨めるメッセージを車載装置1の表示装置13に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経路案内を行うナビゲーションシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、経路案内を行うナビゲーション機能を備えた携帯端末が知られている(たとえば、特許文献1)。ここで、この特許文献1の携帯端末のナビゲーション機能は、移動電話網を介してナビゲーションサーバにアクセスし、ナビゲーションサーバから、携帯端末の周辺の地図や目的地までの経路の情報を取得し、取得した情報に基づいて、携帯端末の周辺の地図上に携帯端末の現在位置や目的地までの経路を表す画像を、ユーザの経路案内を行うナビゲーション用画像として表示するものである。
【0003】
また、自動車に搭載されているモニタを備えた車載装置と、前述した携帯端末とを無線接続して、車載装置のモニタを携帯端末のナビゲーション機能の表示出力に用いることにより、携帯端末のナビゲーション機能のユーザインタフェースの視認性を向上する技術も知られている(たとえば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-20070号公報
【特許文献2】特開2009-145158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
さて、上述したようなナビゲーション機能を備えた携帯端末を、車載装置に無線接続して利用している場合には、ナビゲーション機能による経路案内中に、電力消費によってバッテリの残容量が低下していく。通常、携帯端末には、バッテリの残容量が所定レベルまで低下すると警告を出力する機能が備わっているが、ユーザが自動車を運転している最中においては、ユーザは、バッテリの残容量低下の警告に応じて即座に携帯端末の充電を開始することはできないため、結果として、携帯端末のバッテリの残容量不足が発生し、携帯端末の動作不能によりナビゲーション機能による経路案内が中断してしまうことがある。
【0006】
そこで、本発明は、車載装置に接続されて利用される携帯端末のバッテリの残容量不足の発生を未然に防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題達成のために、本発明は、自動車に搭載される車載装置に無線接続可能な、内蔵したバッテリの電力を用いて稼働する携帯端末に、目的地までの経路を算出し、算出した経路を、前記無線接続されている車載装置を介して案内するナビゲーション部と、当該携帯端末が前記車載装置に無線接続されている場合に、前記目的地の到着時刻を目的地到着予想時刻として予想する到着時刻予想部と、当該携帯端末が前記車載装置に無線接続されている場合に、前記到着時刻予想部が予想した目的地到着予想時刻までに前記バッテリの残容量が所定レベル未満となるか否かを、前記携帯端末の前記バッテリの現在の残容量と、現在時刻と前記目的地到着予想時刻との間の時間長とに基づいて判定する判定部と、前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、前記無線接続されている車載装置を介して、ユーザに対して当該携帯端末の充電を勧奨するメッセージを出力する充電勧奨部とを備えたものである。
【0008】
このような携帯端末によれば、当該携帯端末が車載装置に無線接続されて利用されている場合に、目的地が設定されているときには、目的地到着時までに携帯端末のバッテリ残容量が不足するかどうかを予測し、不足する可能性がある場合には、携帯端末の充電を開始するよう奨めるメッセージを車載装置を介して出力する。よって、車載装置に接続されて利用される携帯端末のバッテリの残容量不足の発生を未然に防止することができる。
【0009】
ここで、このような携帯端末は、当該携帯端末が、前記車載装置と有線接続可能であり、当該有線接続を介して前記車載装置から供給された電力を用いて前記バッテリを充電する充電部を備えたものである場合には、前記携帯端末の充電勧奨部において、前記メッセージとして、前記携帯端末の前記車載装置への有線接続を奨めるメッセージを出力するようにしてもよい。
【0010】
また、このような携帯端末に、前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を、前記無線接続されている前記車載装置を介して案内する駐車可能施設案内部を設けることも好ましい。
このようにすることにより、ユーザは、案内に従って、最寄りの駐車可能施設に容易に進行すると共に、当該駐車可能施設に自動車を駐車した状態で安全に、携帯端末の充電を開始することができるようになる。
また、このような携帯端末は、前記判定部において、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定するようにしてもよい。
【0011】
ここで、本発明は、以上のような携帯端末と、上述した車載システムとより構成されるナビゲーションシステムも提供するものである。
また、本発明は、前記課題達成のために、内蔵したバッテリの電力を用いて稼働する携帯端末を無線接続して利用可能な、自動車に搭載される車載装置に、目的地までの経路を案内するナビゲーション部と、前記携帯端末が当該車載装置に無線接続されている場合に、前記目的地の到着時刻を目的地到着予想時刻として予想する到着時刻予想部と、前記携帯端末が当該車載装置に無線接続されている場合に、前記携帯端末の前記バッテリの現在の残容量を前記無線接続を介して前記携帯端末から取得し、前記到着時刻予想部が予想した目的地到着予想時刻までに前記バッテリの残容量が所定レベル未満となるか否かを、前記携帯端末から前記無線接続を介して取得した現在のバッテリの残容量と、現在時刻と前記目的地到着予想時刻との間の時間長とに基づいて判定する判定部と、前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、ユーザに対して当該携帯端末の充電を勧奨するメッセージを出力する充電勧奨部とを備えたものである。
【0012】
このような車載装置によれば、目的地が設定されている場合には、目的地到着時までに車載装置に無線接続されている携帯端末のバッテリ残容量が不足するかどうかを予測して、不足する可能性がある場合には、携帯端末の充電を開始するよう奨めるメッセージを車載装置を介して出力する。よって、車載装置に無線接続されて利用される携帯端末のバッテリの残容量不足の発生を未然に防止することができる。
【0013】
ここで、このような車載装置は、当該車載装置が前記携帯端末を有線接続可能であって、前記有線接続された前記携帯端末に電力を供給する給電部を備えたものである場合には、充電勧奨部において、前記メッセージとして、前記携帯端末の前記車載装置への有線接続を奨めるメッセージを出力するようにしてもよい。
【0014】
また、このような車載装置には、前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を案内する駐車可能施設案内部を備えることも好ましい。
このようにすることにより、ユーザは、車載装置の案内に従って最寄りの駐車可能施設に容易に進行すると共に、当該駐車可能施設に自動車を駐車した状態で安全に、携帯端末の充電を開始することができるようになる。
また、以上の車載装置は、前記判定部において、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、本発明によれば、車載装置に接続されて利用される携帯端末のバッテリの残容量不足の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るナビゲーションシステムの表示例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る充電勧奨処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示す。
図示するように、ナビゲーションシステムは、自動車に固定的に搭載された車載装置1と、移動電話機やスマートフォンやPDAなどである携帯端末2とより構成される。
ここで、車載装置1は、自動車に搭載された車載バッテリから供給される電力から車載装置各部の動作電力を生成する電源回路11、入力装置12、表示装置13、マイクやスピーカ等の音声を入出力する装置である音声出力装置14、入出力エージェント15、Bluetooth(登録商標)などのPANや近距離無線通信を介して携帯端末2に接続する無線インタフェース16、携帯端末2に有線接続されるコネクタ17、コネクタ17を介した有線通信によって携帯端末2に接続する有線インタフェース18、コネクタ17を介して携帯端末2に電力を供給する給電回路19とを備えている。
【0018】
一方、携帯端末2は、携帯端末2各部に動作電力を供給するバッテリ21、マイクやスピーカ等の音声を入出力する部位である音声入出力部22、操作部23、表示部24、GPS衛星を用いた衛星測位を行うGPS受信機25、TV受信機26、バッテリ21の残容量を監視するバッテリ管理部27、PANや近距離無線通信を介して車載装置1に接続する無線インタフェース28、車載装置1に有線接続されるコネクタ29、コネクタ29を介した有線通信によって車載装置1に選択的に接続する有線インタフェース30、コネクタ29を介して車載装置1から供給される電力を用いてバッテリ21を充電する充電回路31、移動電話網5に無線通信を介して接続する移動電話網インタフェース32、移動電話網インタフェース32や操作部23や音声入出力部22を用いて携帯端末2を移動電話機として機能させる移動電話アプリケーション(移動電話AP)33、ナビゲーションクライアントアプリケーション(ナビゲーションクライアントAP)34、TV受信機26や操作部23や音声入出力部22を用いて携帯端末2をTVとして機能させるTVアプリケーション(TVAP)35、その他のアプリケーション(他AP)36、携帯端末各部を制御する制御部37とを備えている。
【0019】
また、携帯端末2のナビゲーションクライアントアプリケーション34は、移動電話網インタフェース32を利用して、移動電話網5と、移動電話網5に接続したインターネット等のWAN6とを介して、WAN6に接続したナビゲーションセンタ4にアクセスすることができる。
【0020】
ここで、このナビゲーションセンタ4は、ナビゲーションサーバ41と、地図データを格納した地図データベース42と、各道路の最新の渋滞状況を収集、蓄積する渋滞サーバ43とを備えている。
但し、以上のナビゲーションセンタ4、携帯端末2、車載装置1の各々は、マイクロプロセッサや、メモリや、その他の周辺デバイスなどの一般的なハードウエア構成を備えたコンピュータを利用して構成されるものであってよく、この場合、以上に示した各部、または、その一部は、コンピュータが所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものである。
【0021】
さて、ここで、このような構成において、車載装置1のコネクタ17と携帯端末2のコネクタ29とが有線接続されると、自動的に、携帯端末2の充電回路31によって、車載装置1の給電回路19から供給される電力を用いて携帯端末2のバッテリ21の充電が行われる。
【0022】
また、このような構成において、車載装置1は、携帯端末2と無線インタフェース16または有線インタフェース18で接続されているときには、携帯端末2の入出力装置として機能する。
すなわち、車載装置1の入出力エージェント15は、携帯端末2と無線インタフェース16または有線インタフェース18で接続されているときには、入力装置12の入力内容を携帯端末2に送信し、携帯端末2から受信した映像を表示装置13に表示し、携帯端末2から受信した音声を音声出力装置14に出力し、音声出力装置14から入力した音声を携帯端末2に送信する。
【0023】
一方、携帯端末2の、移動電話アプリケーション33、ナビゲーションクライアントアプリケーション34、TVアプリケーション35、その他のアプリケーション36、制御部37は、車載装置1と無線インタフェース28または有線インタフェース30で接続されているときには、表示部24に映像を表示する代わりに映像を車載装置1に送信し、音声入出力部22に出力する音声を車載装置1に送信し、音声入出力部22から入力する音声に代えて携帯端末2から受信した音声を処理し、操作部23からの入力に代えて携帯端末2から受信した入力内容の入力を処理する。
【0024】
以下、このようなナビゲーションシステムの、経路案内動作について説明する。
携帯端末2のナビゲーションクライアントアプリケーション34は、起動されると、移動電話網5、WAN6を介してナビゲーションセンタ4にアクセスし、ナビゲーションセンタ4から、携帯端末2のGPS受信機25が算出した現在位置を含む地図要求を、ナビゲーションセンタ4に送信し、ナビゲーションセンタ4から現在位置周辺の地図データを取得する処理を繰り返す。ここで、ナビゲーションセンタ4の、ナビゲーションサーバ41は、ナビゲーションクライアントアプリケーション34からの地図要求に応えて、地図要求に含まれる現在位置周辺の地図データを地図データベース42にから読み出して送信する。
【0025】
また、ナビゲーションクライアントアプリケーション34は、ユーザから目的地や中間目的地が設定されたならば、ナビゲーションセンタ4に、現在位置や目的地や中間目的地を含む経路要求を送信し、ナビゲーションセンタ4から目的地までの経路を表すルートデータを取得する。ここで、ナビゲーションセンタ4の、ナビゲーションサーバ41は、ナビゲーションクライアントアプリケーション34からの経路要求に応えて、地図データベース42の地図データを参照して、経路要求に含まれる現在位置から中間目的地を経由して目的地に至る経路を探索し、探索した経路を表すルートデータを算出し、ナビゲーションクライアントアプリケーション34に応答する。
【0026】
また、ナビゲーションクライアントアプリケーション34は、目的地が設定されている期間中、定期的にナビゲーションセンタ4に到着予想時刻要求を送信し、ナビゲーションセンタ4から目的地到着予想時刻を取得する処理を繰り返す。ここで、ナビゲーションセンタ4の、ナビゲーションサーバ41は、ナビゲーションクライアントアプリケーション34からの到着予想時刻要求に応えて、ナビゲーションクライアントアプリケーション34に最後に応答したルートデータと、ナビゲーションクライアントアプリケーション34から最後に受信した現在位置と、渋滞情報サーバから取得した各道路の渋滞状況と現在時刻等に応じて、目的地到着予想時刻を予測し、ナビゲーションクライアントアプリケーション34に応答する。
【0027】
また、ナビゲーションクライアントアプリケーション34は、このようにして地図データやルートデータを取得したならば、図2aに示すような案内画像を生成し表示する。ここで、この案内画像の表示は、前述のように、車載装置1が接続されていない場合には表示部24において行われ、車載装置1が接続されているときには車載装置1の表示装置13において行われる。
【0028】
さて、この案内画像は、取得した地図データとルートデータと、GPS受信機25で算出される現在位置に基づいて生成される画像であり、図2aに示すように地図画像201上に、現在位置を表す現在位置マーク202と、ルートデータが表す経路を表すルート図形203と、中間目的地や目的地を表す目的地マーク204を表したものである。
【0029】
ここで、携帯端末2の制御部37は、このような案内画像上に、ユーザの各種指示を受け付けるためのボタンも表示し、ユーザのボタンの操作に応じた処理を行う。たとえば、図2aでは、このボタンとして、地図画像201の縮尺の変更操作を受け付けるための詳細ボタン及び広域ボタン221と、各種メニューのメニュー画面の呼出操作を受け付けるためのメニューボタン222と、目的地設定操作を受け付けるための目的地ボタン223とのセットを設けている。ここで、前述のようにこれらボタンの操作の受け付けは、車載装置1が接続されていない場合には操作部23において行われ、車載装置1が接続されているときには車載装置1の入力装置12において行われる。
【0030】
以下、このようなナビゲーションシステムにおいて携帯端末2の制御部37は、バッテリ管理部27が監視しているバッテリ21の残容量が所定レベル(たとえば、フル充電量の10%)となったならば、所定の警告を出力するバッテリ警告処理を行う。
また、携帯端末2の制御部37は、以下に示す充電勧奨処理も行う。
図3に、この充電勧奨処理の手順を示す。
図示するように、この充電勧奨処理において、携帯端末2の制御部37は、まず、携帯端末2が車載装置1に無線接続されているかどうかを調べる(ステップ302)。そして、車載装置1に無線接続されていれば、目的地が設定されるのを待ち(ステップ304)、目的地が設定されたならば、目的地に応じてしきい値Thを設定する(ステップ306)。
【0031】
このしきい値Thの設定は、目的地が携帯端末2の充電が可能な施設である場合に、そうでない場合に比べ小さくなるように設定する。すなわち、たとえば、目的地が携帯端末2の充電が可能な施設である場合には、しきい値Thをバッテリ21のフル充電量の15%とし、そうでない場合には、しきい値Thをバッテリ21のフル充電量の30%とする。また、目的地が携帯端末2の充電が可能な施設であるかどうかの判定は、たとえば、目的地が予め携帯端末2に設定されている自宅や職場である場合に、目的地が携帯端末2の充電が可能な施設であり、他の場合に、目的地が携帯端末2の充電が可能な施設でないと判定したり、目的地が屋外の施設である場合に、目的地が携帯端末2の充電が可能でない施設であり、他の場合に、目的地が携帯端末2の充電が可能な施設であると判定すること等により行う。
【0032】
ただし、しきい値Thは固定値を用いるようにしてもよい。たとえば、しきい値Thをバッテリ21のフル充電量の10%や0%とするなどしてもよい。
そして、このようにしてしきい値Thを設定したならば、バッテリ管理部27が監視しているバッテリ21の残容量と、ナビゲーションクライアントアプリケーション34が取得している目的地到着予想時刻と、現在稼働中のアプリケーション36の識別とを取得する(ステップ308)。
【0033】
そして、目的地到着時のバッテリ残容量を予測し、予測したバッテリ残容量がしきい値Th未満であるか否かを判定する(ステップ310)。ここで、目的地到着時のバッテリ残容量は、
現在のバッテリ21の残容量-{(目的地到着予想時刻-現在時刻)×基準消費電力)
として求める。
【0034】
また、基準消費電力は、現在の携帯端末2の消費電力を検出する消費電力検出部を携帯端末2に設け、当該消費電力検出部で検出した消費電力を基準消費電力とすることにより算出するようにしてもよい。または、基準消費電力は、一定期間中に移動電話網5を介した電話通信に用いられると予想される消費電力量を当該一定期間で除した値を加えた値を電話用消費電力として予め記憶しておき、消費電力検出部で検出した消費電力に、記憶しておいた電話用消費電力を加算した値を基準消費電力とすることにより算出するようにしてもよい。
【0035】
または、基準消費電力は、現在稼働中のアプリケーション36の組み合わせに対して求まる消費電力を基準消費電力とすることにより算出するようにしてもよい。すなわち、あらかじめ、アプリケーション36の組み合わせ毎に、当該組み合わせに含まれる各アプリケーション36を稼働させたときの携帯端末2の平均的な消費電力を求めて、当該組み合わせに対応づけて記憶しておき、現在稼働中のアプリケーション36の組み合わせに対応して記憶されている消費電力を基準消費電力として用いるようにしてもよい。または、基準消費電力は、このような稼働中のアプリケーション36の組み合わせに対応して記憶されている消費電力に、上述した電話用消費電力を加算した値を基準消費電力とすることにより算出するようにしてもよい。
【0036】
または、基準消費電力は、予め求めた携帯端末2の平均的な消費電力を記憶しておき、当該記憶しておいた消費電力を固定的に基準消費電力とすることにより算出するようにしてもよい。
そして、予測したバッテリ残容量がしきい値Th未満でなければ(ステップ310)、ステップ312に進む。一方、予測したバッテリ残容量がしきい値Th未満であれば、車載装置1との有線接続を勧奨する表示メッセージまたは音声メッセージを、車載装置1の入出力エージェント15を介して車載装置1の表示装置13または音声入出力装置から出力する(ステップ318)。
【0037】
すなわち、ステップ318では、たとえば、図2bに示すように、「目的地到着時までに、携帯端末2のバッテリ残容量が不足するおそれがあります。携帯端末2を、車載装置1に有線接続するなどして充電してください。」といったような、目的地到着時までに携帯端末2のバッテリ残容量が不足する可能性があるので、携帯端末2を車載装置1に有線接続したり、車内にある他の充電設備に接続するなどして、充電を開始するよう奨めるメッセージ231を車載装置1の表示装置13に表示する。
【0038】
そして、自動車が駐車中であるかどうかを調べ(ステップ320)、駐車中であれば、ステップ312に進む。一方、駐車中でなければ、現在位置最寄りの駐車可能施設を、ナビゲーションクライアントアプリケーション34に探索させ、探索した現在位置最寄りの駐車可能施設の情報を、車載装置1の入出力エージェント15を介して車載装置1の表示装置13に提示し(ステップ322)、ユーザから提示した駐車可能施設に立ち寄るかどうかの指示を受け付ける(ステップ324)。
【0039】
すなわち、ステップ322、324では、たとえば、探索した現在位置最寄りの駐車可能施設が「X PA」であれば、図2bに示すように、最寄りの駐車可能施設「X PA」に立ち寄るか否かを問い合わせるメッセージ232を車載装置1の表示装置13に表示し、「はい」ボタン2321と「いいえ」ボタン2322で、駐車可能施設に立ち寄るかどうかの指示を受け付けるようにする。
【0040】
ここで、ナビゲーションクライアントアプリケーション34は、制御部37から現在位置最寄りの駐車可能施設の探索を指示されると、ナビゲーションセンタ4に現在位置最寄りの駐車可能施設の探索を要求することにより、ナビゲーションセンタ4から現在位置最寄りの駐車可能施設の位置や名称の情報を取得する。ナビゲーションセンタ4のナビゲーションサーバ41は、ナビゲーションクライアントアプリケーション34から、現在位置最寄りの駐車可能施設の探索を要求されたならば、ナビゲーションクライアントアプリケーション34に設定しているルートデータが示す経路沿いに利用可能なナビゲーションクライアントアプリケーション34から最後に受信した現在位置より目的地側にある無料駐車場を備えた施設のうちの、ナビゲーションクライアントアプリケーション34から最後に受信した現在位置に最も近い施設を地図データベース42から探索し、探索した施設の情報をナビゲーションクライアントアプリケーション34に応答する。
【0041】
ここで、ナビゲーションサーバ41は、現在位置が一般道上にある場合には、コンビニエンスストアや公共無料駐車場などを、無料駐車場を備えた施設として探索する。また、現在位置が高速道路や有料道路上にある場合には、PA(パーキングエリア)やSA(サービスエリア)を、無料駐車場を備えた施設として探索する。
そして、駐車可能施設に立ち寄らないことが指示されたならば、ステップ312に進む。一方、駐車可能施設に立ち寄ることが指示されたならば、ナビゲーションクライアントアプリケーション34に、探索した駐車可能施設を中間目的地として設定させる(ステップ326)。そして、ステップ312に進む。
【0042】
ここで、ナビゲーションクライアントアプリケーション34は、制御部37からの指示に従って駐車可能施設を中間目的地に設定したならば、ナビゲーションセンタ4にアクセスし、現在位置から、当該時点で設定されている全ての中間目的地を経由する目的地までの経路を表すルートデータを再取得することによりルートデータを更新する。
【0043】
この結果、表示装置13に表示される案内画像は、図2cに示すように、現在位置最寄りの駐車可能施設を中間目的地240として経由する経路を推奨ルートとして案内するものに変化し、ユーザは、当該案内画像によって、現在位置最寄りの駐車可能施設までの経路案内を受けながら、当該現在位置最寄りの駐車可能施設まで進むことができる。そして、ユーザは、当該駐車可能施設まで進んだならば、自動車を駐車した状態で安全に、携帯端末2を車載装置1に有線接続したり、車内にある他の充電設備に接続するなどして、充電を開始することができる。
【0044】
次に、以上のようにしてステップ312に進んだならば、所定のタイムアウト時間(たとえば、5分)を持つタイマを設定し(ステップ312)、ナビゲーションクライアントアプリケーション34における目的地や目的地到着予想時刻の変更、または、稼働中アプリケーションの組み合わせの変更の発生と(ステップ314)、タイマのタイムアウトの発生とを(ステップ316)監視する。
【0045】
そして、いずれかが発生したならば、ステップ302に戻る。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上では、携帯端末2がナビゲーション機能を備え、携帯端末2において携帯端末2の充電の勧奨を行う場合について説明したが、本実施形態は、車載装置1にナビゲーション機能を備え、ナビゲーション装置において携帯端末2の充電の勧奨を行うようにしてもよい。
【0046】
すなわち、この場合には、ナビゲーションシステムをたとえば図4に示すように構成する。
ここで、図4に示す携帯端末2は、図1に示した携帯端末2から、ナビゲーションクライアントアプリケーション34やTVアプリケーション35やGPS受信機25やTV受信機26を省くと共に、携帯端末2に記録されているオーディオデータの再生出力を行うミュージックプレイヤアプリケーション421を備えた構成を有している。
【0047】
また、図4に示す車載装置1は、図1に示した車載装置1の構成に加え、ナビゲーション装置401と、地図データを記憶した地図データ記憶部402と、VICSなどにより渋滞を含む交通情報を受信する交通情報受信装置403とを備えている。
そして、図4に示したナビゲーションシステムにおいて、車載装置1のナビゲーション装置401は、地図データ記憶部402に記憶された地図データと、交通情報受信装置403で受信した各道路の渋滞状況とを用いて、図1に示したナビゲーションシステムにおいてナビゲーションセンタ4と携帯端末2のナビゲーションクライアントアプリケーション34が行っていた動作を代替して行う。
【0048】
すなわち、車載装置1のナビゲーション装置401は、GPS受信装置や車速センサや角速度センサなどを有し、これらと地図データ記憶部402の地図データとに基づいて車載装置1したがって自動車の現在位置を算出する。
また、車載装置1のナビゲーション装置401は、中間目的地や目的地の設定を受け付け、現在位置から中間目的地を経由する目的地までの経路を表すルートデータを、地図データ記憶部402の地図データを用いて算出すると共に、図2aに示した案内画像を生成し表示装置13に表示する。また、車載装置1のナビゲーション装置401は、交通情報受信装置403で受信したえ各道路の渋滞状況と、ルートデータと、現在位置と、現在時刻とに応じて、目的地到着時刻の予測を定期的に行う。
【0049】
そして、図4に示したナビゲーションシステムにおいて、図2に示した充電勧奨処理は、携帯端末2の制御部37において行わずに、車載装置1のナビゲーション装置401においてこれを行うようにする。なお、この場合に、充電勧奨処理において必要となる携帯端末2のバッテリ残容量や基準消費電力の情報は、携帯端末2から無線接続を介して取得するようにする。すなわち、ナビゲーション装置401は、バッテリ残容量や基準消費電力の通知を、無線インタフェース16を介して携帯端末2の制御部37に要求し、携帯端末2の制御部37は要求に応えてバッテリ管理部27が検出しているバッテリ21の残容量や前述のように算出した基準消費電力を車載装置1のナビゲーション装置401に通知する。
【0050】
以上、本発明の実施形態について説明した。
【符号の説明】
【0051】
1…車載装置、2…携帯端末、4…ナビゲーションセンタ、5…移動電話網、6…WAN、11…電源回路、12…入力装置、13…表示装置、14…音声出力装置、15…入出力エージェント、16…無線インタフェース、17…コネクタ、18…有線インタフェース、19…給電回路、21…バッテリ、22…音声入出力部、23…操作部、24…表示部、25…GPS受信機、26…TV受信機、27…バッテリ管理部、28…無線インタフェース、29…コネクタ、30…有線インタフェース、31…充電回路、32…移動電話網インタフェース、33…移動電話アプリケーション、34…ナビゲーションクライアントアプリケーション、35…TVアプリケーション、36…他アプリケーション、37…制御部、41…ナビゲーションサーバ、42…地図データベース、43…渋滞サーバ、401…ナビゲーション装置、402…地図データ記憶部、403…交通情報受信装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内蔵したバッテリの電力を用いて稼働する携帯端末と、前記携帯端末を無線接続可能な、自動車に搭載される車載装置とを備えたナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末は、
目的地までの経路を算出し、算出した経路を、前記無線接続されている車載装置を介して案内するナビゲーション部と、
当該携帯端末が前記車載装置に無線接続されている場合に、前記目的地の到着時刻を目的地到着予想時刻として予想する到着時刻予想部と、
当該携帯端末が前記車載装置に無線接続されている場合に、前記到着時刻予想部が予想した目的地到着予想時刻までに前記バッテリの残容量が所定レベル未満となるか否かを、前記携帯端末の現在のバッテリの残容量と、現在時刻と前記目的地到着予想時刻との間の時間長とに基づいて判定する判定部と、
前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末の前記バッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、前記無線接続されている車載装置を介して、ユーザに対して当該携帯端末の充電を勧奨するメッセージを出力する充電勧奨部とを備えていることを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項2】
請求項1記載のナビゲーションシステムであって、
前記車載装置は、前記携帯端末を有線接続可能であって、かつ、有線接続された携帯端末に電力を供給する給電部を備え、
前記携帯端末は、有線接続された前記車載装置から供給された電力を用いて前記バッテリを充電する充電部を備え、
前記携帯端末の充電勧奨部は、前記メッセージとして、前記携帯端末の前記車載装置への有線接続を奨めるメッセージを出力することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項3】
請求項1記載のナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末は、前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を、前記無線接続されている前記車載装置を介して案内する駐車可能施設案内部を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項4】
請求項2記載のナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末は、前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を、前記無線接続されている前記車載装置を介して案内する駐車可能施設案内部を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項5】
請求項1記載のナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末の判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項6】
請求項2記載のナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末の判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項7】
請求項3記載のナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末の判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項8】
自動車に搭載される車載装置に無線接続可能な、内蔵したバッテリの電力を用いて稼働する携帯端末であって、
目的地までの経路を算出し、算出した経路を、前記無線接続されている車載装置を介して案内するナビゲーション部と、
当該携帯端末が前記車載装置に無線接続されている場合に、前記目的地の到着時刻を目的地到着予想時刻として予想する到着時刻予想部と、
当該携帯端末が前記車載装置に無線接続されている場合に、前記到着時刻予想部が予想した目的地到着予想時刻までに前記バッテリの残容量が所定レベル未満となるか否かを、前記バッテリの現在の残容量と、現在時刻と前記目的地到着予想時刻との間の時間長とに基づいて判定する判定部と、
前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、前記無線接続されている車載装置を介して、ユーザに対して当該携帯端末の充電を勧奨するメッセージを出力する充電勧奨部とを備えていることを特徴とする携帯端末。
【請求項9】
請求項8記載の携帯端末であって、
当該携帯端末は、前記車載装置と有線接続可能であって、
当該有線接続を介して前記車載装置から供給された電力を用いて前記バッテリを充電する充電部を備え、
前記携帯端末の充電勧奨部は、前記メッセージとして、前記携帯端末の前記車載装置への有線接続を奨めるメッセージを出力することを特徴とする携帯端末。
【請求項10】
請求項8記載の携帯端末であって、
前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を、前記無線接続されている前記車載装置を介して案内する駐車可能施設案内部を有することを特徴とする携帯端末。
【請求項11】
請求項9記載の携帯端末であって、
前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を、前記無線接続されている前記車載装置を介して案内する駐車可能施設案内部を有することを特徴とする携帯端末。
【請求項12】
請求項8記載の携帯端末であって、
前記判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とする携帯端末。
【請求項13】
請求項9記載の携帯端末であって、
前記判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とする携帯端末。
【請求項14】
請求項10記載の携帯端末であって、
前記判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とする携帯端末。
【請求項15】
内蔵したバッテリの電力を用いて稼働する携帯端末を無線接続して利用可能な、自動車に搭載される車載装置であって、
目的地までの経路を案内するナビゲーション部と、
前記携帯端末が当該車載装置に無線接続されている場合に、前記目的地の到着時刻を目的地到着予想時刻として予想する到着時刻予想部と、
前記携帯端末が当該車載装置に無線接続されている場合に、前記携帯端末の前記バッテリの現在の残容量を前記無線接続を介して前記携帯端末から取得し、前記到着時刻予想部が予想した目的地到着予想時刻までに前記バッテリの残容量が所定レベル未満となるか否かを、前記携帯端末から前記無線接続を介して取得した現在のバッテリの残容量と、現在時刻と前記目的地到着予想時刻との間の時間長とに基づいて判定する判定部と、
前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、ユーザに対して当該携帯端末の充電を勧奨するメッセージを出力する充電勧奨部とを備えていることを特徴とする車載装置。
【請求項16】
請求項15記載の車載装置であって、
当該車載装置は、前記携帯端末を有線接続可能であって、
前記有線接続された前記携帯端末に電力を供給する給電部を備え、
充電勧奨部は、前記メッセージとして、前記携帯端末の前記車載装置への有線接続を奨めるメッセージを出力することを特徴とする車載装置。
【請求項17】
請求項15記載の車載装置であって、
前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を案内する駐車可能施設案内部を有することを特徴とする車載装置。
【請求項18】
請求項16記載の車載装置であって、
前記判定部が、目的地到着予想時刻までに前記携帯端末のバッテリの残容量が所定レベル未満となると判定した場合に、最寄りの駐車可能施設を探索し、探索した駐車可能施設を案内する駐車可能施設案内部を有することを特徴とする車載装置。
【請求項19】
請求項15記載の車載装置であって、
前記判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とする車載装置。
【請求項20】
請求項16記載の車載装置であって、
前記判定部は、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であるかどうかを推定し、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定される場合に、前記目的地が当該携帯端末を充電可能な施設であると推定されない場合に比べ小さくなるように、前記所定のレベルを設定することを特徴とする車載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−169632(P2011−169632A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−31464(P2010−31464)
【出願日】平成22年2月16日(2010.2.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】