説明

ナビゲーション装置、誘導経路の案内方法および誘導経路案内プログラム

【課題】 海路または鉄道路による航路が目的地であっても確実に到着判定をすることができる「ナビゲーション装置、誘導経路の案内方法および誘導経路案内プログラム」を提供する。
【解決手段】 ナビゲーション装置は、目的地Nを入力する入力手段と、入力された目的地Nがフェリー航路F上の地点か否かを判定する判定手段と、フェリー航路F上にあると判定されたとき、入力された目的地Nをフェリー航路Fの出発ターミナル1に接続された道路4の終端に修正する修正手段と、修正された目的地Gまでの誘導経路Yを探索し、探索された誘導経路Yを案内する誘導経路案内手段とを含む。誘導経路案内手段は、自車が終端またはその近傍に到着したとき、自車が目的地Gに到着したと判定し、案内を終了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自車位置から目的地までの誘導経路を検索してそれを案内するナビゲーション装置に関し、特に、フェリー航路や鉄道路を含む誘導経路上または目的地に含むときのナビゲーション装置の動作案内に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は、道路以外のフェリー航路や鉄道路を用いた誘導経路の案内にも対応している。例えば、特許文献1は、フェリー航路を利用したときの誘導経路の案内方法を開示している。この場合、ナビゲーション装置の地図データには、各地に存在するフェリー乗降場に関するフェリー乗降場位置データ、各地で航行に使用されているフェリーに関するフェリーデータ、フェリー乗降場間のフェリー航路データが格納されており、これらの情報を用いて、フェリーへの乗船および降船地点を推定し、かつ誘導経路の案内を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−286518
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1(a)は、従来のナビゲーション装置の目的地の設定動作を設定するときの動作画面を示している。ユーザは、フェリー航路を利用したいとき、あるいはフェリーへの乗船を希望するとき、フェリー航路を目的地(経由地を含む)として選択することができる。フェリー航路やフェリー航路のターミナルの名称などを予め知っている場合には、メニュー画面からテキスト等を用いて目的地を検索することができるが、それを知らない場合には、図1(a)に示すような地図スクロール画面を表示し、地図画面をスクロールさせながら所望のフェリー航路またはその上の地点を選択する。特に、欧州や米国などでは、目的地の検索、設定を道路名称で行うことが多く、フェリー航路も道路名称の1つの態様として選択できるようになっている。
【0005】
地図画面において、1は、フェリー航路の出発ターミナル、2は、到着ターミナル、3は、陸地と水域との境界線、Mは、自車位置マーク、Fは、フェリー航路(破線で示す)を示している。ユーザは、フェリー航路を利用する場合には、フェリー航路F上の地点またはその近傍を選択する。これにより、ナビゲーション装置は、フェリー航路Fが目的地Gに設定されたと認識し、図1(b)に示すように、自車位置(あるいはスタート地点)から目的地Gまでの誘導経路Yを探索し、誘導経路Yに従い案内を行う。
【0006】
しかしながら、フェリー航路上に目的地の地点が設定された場合、フェリーに乗船中の車両のイグニッションはオフ状態にされるため、ナビゲーション装置は、フェリー航路上の目的地Gの到着判定を行うことができない。このため、図1(c)に示すように、フェリー航路の到着ターミナル2に接続された道路5上で自車のイグニッションがオンされたとき、ナビゲーション装置は、自車位置Mから目的地Gまでのリルート(再探索)動作を繰返してしまうという課題があった。
【0007】
本発明は、このような課題を解決し、海路または鉄道路による航路が目的地であっても確実に到着判定をすることができるナビゲーション装置、誘導経路の案内方法および誘導経路案内プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るナビゲーション装置は、目的地を入力する入力手段と、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、入力された目的地が前記航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正する修正手段と、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、前記誘導経路案内手段は、自車が前記終端部またはその近傍に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定する。
【0009】
好ましくは前記修正手段は、入力された目的地から前記航路の出発ターミナルおよび到着ターミナルまでの距離をそれぞれ比較し、入力された目的地を、距離が近い方の出発ターミナルまたは到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正する。
【0010】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置は、目的地を入力する入力手段と、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、前記航路の出発ターミナルまたは到着ターミナルのいずれかを選択させる選択画面を提示する提示手段と、前記提示手段に応答して出発ターミナルまたは到着ターミナルが選択されたとき、入力された目的地を、選択された出発または到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正する修正手段と、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、前記誘導経路案内手段は、自車が前記終端部またはその周辺に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定する。
【0011】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置は、目的地を入力する入力手段と、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正する修正手段と、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、前記誘導経路案内手段は、自車が前記航路のターミナル周辺に位置しかつ自車のイグニッションがオフされたとき、自車が目的地に到着したと判定する。
【0012】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置は、目的地を入力する入力手段と、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、入力された目的地に基づき誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、入力された目的地が前記航路上の地点と判定された場合には、前記誘導経路案内手段は、前記航路に接続された道路の終端部に到着したとき自車が目的地に到着したと判定し、かつ前記終端部から入力された目的地までの参考経路を提示する。
【0013】
好ましくは前記道路の終端部は、車両が走行できない道路を含まない。好ましくは前記道路の終端部は、前記航路に接続された道路と交差する道路を含まない。
【0014】
本発明に係るナビゲーション装置における誘導経路の案内方法は、目的地を入力するステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、入力された目的地が前記航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、自車が前記終端部またはその近傍に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップとを有する。
【0015】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置における誘導経路の案内方法は、目的地を入力する入力ステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定ステップと、入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、前記航路の出発ターミナルまたは到着ターミナルのいずれかを選択させる選択画面を提示する提示ステップと、提示された選択画面に応答して出発ターミナルまたは到着ターミナルが選択されたとき、入力された目的地を、選択された出発または到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正するステップと、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、自車が前記終端部またはその周辺に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップとを有する。
【0016】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置における誘導経路の案内方法は、目的地を入力するステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、自車が前記航路のターミナル周辺に位置しかつ自車のイグニッションがオフされたとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップとを有する。
【0017】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置における誘導経路の案内方法は、目的地を入力するステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、入力された目的地に基づき誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、入力された目的地が前記航路上の地点と判定された場合には、前記航路に接続された道路の終端部に到着したとき自車が目的地に到着したと判定するステップと、前記終端部から入力された目的地までの参考経路を提示するステップとを有する。
【0018】
本発明に係るナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムは、目的地を入力するステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、入力された目的地が前記航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、自車が前記終端部またはその近傍に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップとを有する。
【0019】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムは、目的地を入力する入力ステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定ステップと、入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、前記航路の出発ターミナルまたは到着ターミナルのいずれかを選択させる選択画面を提示する提示ステップと、提示された選択画面に応答して出発ターミナルまたは到着ターミナルが選択されたとき、入力された目的地を、選択された出発または到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正するステップと、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、自車が前記終端部またはその周辺に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップとを有する。
【0020】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムは、目的地を入力するステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、自車が前記航路のターミナル周辺に位置しかつ自車のイグニッションがオフされたとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップとを有する。
【0021】
本発明に係るさらなるナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムは、目的地を入力するステップと、入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、入力された目的地に基づき誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、入力された目的地が前記航路上の地点と判定された場合には、前記航路に接続された道路の終端部に到着したとき自車が目的地に到着したと判定するステップと、前記終端部から入力された目的地までの参考経路を提示するステップとを有する。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、目的地の到着判定を確実に行うことができ、かつ不要なリルート(再探索)動作を防止することができる。さらに、ユーザの意図を考慮した目的とを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】図1(a)は、従来のナビゲーション装置におけるフェリー航路上に目的地の設定方法を示す図、図1(b)は、フェリー航路上の目的地までの誘導経路の例を示す図である。
【図2】本発明の実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。
【図3】誘導経路検索プログラムの機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施例に係る誘導経路検索プログラムの目的地設定動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例に係る目的地の修正動作を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係るナビゲーション装置の案内動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例に係る目的地の修正動作を説明する図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係るナビゲーション装置の選択画面の例示である。
【図9】本発明の第4の実施例に係るナビゲーション装置の案内動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第5の実施例に係るナビゲーション装置の案内動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0025】
図2は、本発明の実施例に係るナビゲーション装置の典型的な構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置10は、車内バスから車両の状態に関する信号を受信するバスインターフェース(I/F)20、GPS衛星からの信号を受信して自車位置を検出するGPS受信機30、VICSセンタから配信される道路交通情報を受信するVICS受信機40、ユーザからの入力を受け取る入力部50、無線または有線により外部機器とデータ通信をする通信制御部60、大容量ハードディスクなどの記憶媒体を含む記憶部70、スピーカ82から音声を出力させる音声出力部80、ディスプレイ92に道路地図等の画像を表示させる表示制御部90、プログラムを記憶するプログラムメモリ100、データを一時的に記憶するデータメモリ110、プログラムを実行することで各部を制御する制御部120を含んで構成される。
【0026】
バスインターフェース20は、自立航法センサ(例えば、車速センサや加速度センサ、ジャイロセンサ等)からの検出信号、パーキングのオン/オフを示す信号、エンジンの点火装置であるイグニッションのオン・オフを示す信号、ギアポジションを示す信号などを受け取り、これを制御部120へ提供する。VICS受信機40は、光ビーコン、電波ビーコン、FM多重放送などによりVICSセンタ側から配信された道路交通情報を受信し、これを制御部120へ提供する。入力部50は、ディスプレイ92に接触して入力を可能にする操作パネル52、音声により入力を可能にする音声入力部54、およびリモコン56を含む。
【0027】
記憶部70は、ナビゲーションに必要な道路地図データを格納する。道路地図データには、道路を識別するためのリンクデータ、交差点を識別するためのノードデータ、施設等のPOIを識別する施設データなどが含まれる。リンクデータは、道路種別、道路名称、幅員、規制、開始ノードと終端ノードの座標などを含んでいる。交差点ノードは、リンクノードの開始ノードや終端ノードとの接続関係を示す情報や交差点種別等の情報を含んでいる。
【0028】
さらに道路地図データは、フェリー航路や鉄道路に関する道路以外の航路情報を含んでいる。フェリー航路に関する情報として、フェリー航路の乗船および降船位置でである出発ターミナルおよび到着ターミナルの名称、位置情報、およびこれらのターミナルが接続される道路(リンクデータ)を識別する情報、フェリー航路の運行情報などが含まれる。フェリー航路の運行情報は、出発ターミナルから到着ターミナルまでの距離、運行時間、中継地点の有無などの情報を含む。
【0029】
プログラムメモリ100は、自立航法センサやGPS受信機30からの検出信号に基づき自車位置を算出する自車位置算出プログラム102、自車位置やその他の開始位置から目的地までの最適な誘導経路を探索しこれを案内する誘導経路案内プログラム104などを含む。データメモリ110は、自車位置算出プログラムで算出された自車位置情報112、記憶部70から読み出した自車位置周辺の道路地図データ114、誘導経路案内プログラム106により探索された誘導情報116等を記憶する。
【0030】
次に、ナビゲーション装置の誘導経路案内について説明する。図3は、誘導経路案内プログラムの機能ブロック図である。誘導経路案内プログラム104は、ユーザによって入力された目的地がフェリー航路上の地点に該当するか否かを判定する目的地判定部120、入力された目的地がフェリー航路上の地点と判定されたとき目的地を自動的に修正する目的地修正部122、目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索部124、誘導経路に従い案内を行う案内部126、目的地までの到着判定を行う到着判定部128とを含む。
【0031】
目的地判定部120は、例えば、地図スクロール画面において、ユーザがカーソルやタッチパネルによりフェリー航路上の地点を選択したとき、当該選択された地点(緯度、経度)がフェリー航路から一定の範囲内にあるとき、目的地としてフェリー航路が選択されたと判定する。あるいは、他の入力方法として、メニュー画面からフェリー航路上の地点が選択された場合にも、同様にフェリー航路が目的地として選択されたと判定する。ここでいう目的地には、経由地や立寄地も含まれる。
【0032】
目的地修正部122は、入力された目的地がフェリー航路上の地点と判定されたとき、フェリー航路の出発または到着ターミナルに接続される道路の道路終端(終端ノード)に目的地を自動的に変更する。好ましくは、目的地修正部122は、入力された目的地であるフェリー航路上の地点と、出発ターミナルおよび到着ターミナルまでの距離(ここでは、運行時間でもよい)を比較し、近い方のターミナルを選択し、その道路終端に目的地を修正する。
【0033】
誘導経路探索部124は、自車位置または指定された開始地点から目的地までの誘導経路を探索する。目的地が修正された場合には、出発または到着ターミナルに接続された道路の終端までの誘導経路が探索される。探索方法は、公知の手法を用いることができ、リンクに設定されたコストが最も小さくなるような探索を用いることが可能である。案内部126は、自車の移動に伴い、自車位置周辺の道路地図を記憶部70から読出しこれをディスプレイ92に表示する。また、必要に応じて交差点などにおける進行方向の案内を行う。
【0034】
到着判定部128は、算出された自車位置が目的地に到着したか否かを判定する。目的地が出発または到着ターミナルに接続された道路終端に修正された場合には、当該道路終端に到着したか否かが判定される。到着判定部128により目的地に到着したと判定されると、案内部126は、探索された誘導経路を消去しかつ案内を終了する。案内の終了は、音声またはディスプレイ上の表示によりユーザに知らされる。
【0035】
次に、本発明の第1の実施例に係るナビゲーション装置の案内動作を図4のフローチャートを参照して説明する。ここでは、目的地がフェリー航路上の地点と判定された場合の案内動作を例示する。ユーザが目的地を入力すると(ステップS101)、目的地判定部120は、目的地がフェリー航路上の地点か否かを判定する(ステップS102)。判定方法は、上記したように、ユーザが選択した地点が航路周辺であるとき、あるいは他の道路と比較して航路の方が近い場合には、目的地が航路上の地点であると判定する。
【0036】
入力された目的地が航路上の地点であると判定されたとき、目的地修正部122は、フェリー航路に接続される出発ターミナルを特定し、特定された出発ターミナルに接続される道路を検索する(ステップS103)。そして、目的地修正部122は、検索された道路の道路終端(終端ノード)に目的地を自動的に修正する(ステップS104)。但し、道路終端とされる道路は、車両が走行可能であって、車両が走行することができない道路は除かれる。例えば、歩行者専用道路や車両の進入が禁止されている道路である。このような道路上に目的地が設定されると、目的地の到着判定を確実に行うことができない場合があるからである。道路が走行可能か否か等の情報は、リンクデータに含まれている道路種別や規制情報から判断される。さらに、道路終端は、車両が走行できない道路や車両規制のある道路と出発ターミナルとの間に、車両が走行することができる交差点など接続されている場合にも、そのような交差点は道路終端に設定されない。このような交差点を目的地にすると、到着判定をすることができない場合があるからである。
【0037】
次に、誘導経路探索部124は、自車位置から出発ターミナルに接続された道路終端を目的地とする誘導経路を探索し(ステップS105)、案内部126は、誘導経路に従い案内を開始する(ステップS106)。到着判定部128は、算出された自車位置と修正された目的地を比較し、自車位置が目的地に到達したとき、あるいは目的地の近傍に到達したとき(ステップS107)、自車が目的地に到達したと判定する(ステップS108)。目的地に到着したと判定されると、案内部1268は、誘導経路の案内を終了する旨をユーザに伝える(ステップS109)。なお、入力された目的地がフェリー航路上の地点でないと判定された場合には、ステップS105からの通常通りの案内が行われる。
【0038】
図5は、目的地の修正動作を説明する図である。例えば、図1(b)に示す地図スクロール画面において、フェリー航路上またはその近傍に目的地Nが入力されたとする。この場合、入力された目的地Nは、フェリー航路上にあると判定され、図5に示すように、入力された目的地Nは、出発ターミナル1に接続された道路4の終端ノード(道路4と出発ターミナルの接続部)に自動的に修正される。この際、ナビゲーション装置は、目的地Nが修正されたことをユーザに音声等によって知らせ、ユーザへの違和感を軽減させることができる。修正された目的地Gが設定されると、自車位置Mから目的地Gまでの誘導経路Yが探索され、自車が走行可能である道路4の終端に到達したとき、目的地Gの到着判定が行われ案内動作が終了される。
【0039】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例は、目的地を、出発ターミナルに接続された道路の終端に修正したが、第2の実施例は、ユーザの意図を考慮した目的の修正を行う。図6は、第2の実施例の案内動作を示すフローチャートである。ユーザが目的地を入力すると(ステップS201)、目的地判定部120により目的地がフェリー航路上の地点であるか否かが判定される(ステップS202)。
【0040】
航路上の地点であると判定されると、目的地修正部122は、入力した目的地から出発ターミナルまでの距離L1と、入力された目的地から到着ターミナルまでの距離L2とを算出し(ステップS203)、距離L1、L2を比較し(ステップS204)、距離が小さい方のターミナルを選択する。ここで、目的地修正部122は、出発ターミナルおよび到着ターミナルまでの直線距離L1、L2を比較してもよいし、出発ターミナルおよび到着ターミナルまでの航行時間を比較してもよい。
【0041】
次に、入力された目的地が出発ターミナルに近いとき、目的地は、出発ターミナルに接続された道路の終端に修正され(ステップS205)、到着ターミナルに近いとき、到着ターミナルに接続された道路の終端に修正される(ステップS206)。そして、誘導経路探索部124は、終止得された目的地までの誘導経路を探索する(ステップS207)。
【0042】
図7は、第2の実施例の目的地の修正動作を説明する図である。図7(a)に示すように、入力された目的地Nが到着ターミナル2に近い方に入力されたとき、目的地Nは、図7(b)に示すように、到着ターミナル2に接続された道路5の終端(道路5と到着ターミナルの接続部)の目的地Gに自動的に修正される。そして、自車位置Mから修正された目的地Gまでの誘導経路Yが探索される。
【0043】
自車は、フェリー航路を走行中には、イグニッションがオフ状態にあるが、フェリーから降船されたとき、イグニッションがオン状態になる。ナビゲーション装置は、イグニッションのオンに応答して自車位置を算出し、算出された自車位置は、修正された目的地Gまたはその近傍にあるため、確実に到着判定が成される。
【0044】
第2の実施例によれば、入力された目的地に近い道路終端を修正地点することができるので、第1の実施例のように目的地の修正地点を固定するよりも、ユーザの希望に近い誘導経路を検索することができる。
【0045】
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例は、入力された目的地がフェリー航路上の地点にあると判定されたとき、目的地の修正地点をユーザに選択させるものである。目的地修正部122は、入力された目的地がフェリー航路上の地点にあると判定すると、図8に示すように、出発ターミナルと到着ターミナルのいずれを目的地の修正地点に修正するのかを問い合わせる選択画面200をディスプレイ92に提示する。ユーザは、選択画面200に応答して出発ターミナルまたは到着ターミナルを選択すると、目的地修正部122は、選択されたターミナルに接続された道路の終端に目的地を修正する。第3の実施例によれば、ユーザは、選択画面に応じていずれかのターミナルを選択することで、目的地が修正されることを認識することができる。なお、上記選択画面では、ターミナルを選択させたが、出発または到着ターミナルに接続されたいずれかの道路を選択させるようにしてもよい。
【0046】
次に、本発明の第4の実施例について図9のフローチャートを参照して説明する。第4の実施例は、エンジンのイグニッションがオフにされたことをトリガーにして目的地の到着判定を行うものである。ユーザが目的地を入力すると(ステップS301)、誘導経路探索部124は、目的地までの誘導経路を探索し(ステップS302)、案内部126、誘導経路に従い目的地までの案内を行う(ステップS303)。
【0047】
到着判定部128は、自車位置が出発ターミナル近傍に到着したか否かを判定する(ステップS304)。出発ターミナル近傍か否かは、例えば、出発ターミナルから一定の距離以内に自車位置があるとき近傍と判定する。さらに、到着判定部128は、バスI/F20から受信されるイグニッションのオン・オフ情報を監視し、イグニッションがオフされたことを検出したとき、強制的に目的地に到着したものと判定する(ステップS306)。出発ターミナル近傍で自車のエンジンが停止された場合には、自車がフェリーに乗船することが予想されるためである。目的地に到着したと判定されると、案内部126は、誘導経路を消去し、そこで案内を停止する。
【0048】
第4の実施例によれば、イグニッションスイッチのオン・オフ情報から車両の到着判定をすることができるので、目的地を必ずしも、ターミナルに接続された道路終端に修正しなくとも到着判定をすることができる。勿論、第4の実施例を第1ないし第3の実施例と組み合わせることも可能である。
【0049】
次に、本発明の第5の実施例について説明する。第5の実施例では、自車位置から出発ターミナルに接続された道路の終端まで誘導経路を探索し、出発ターミナル以降の目的地までを参考ルートとして提示する。
【0050】
図10は、本発明の第5の実施例の誘導案内動作を説明する図である。ユーザがフェリー航路上の地点を目的地Nとして入力すると、目的地修正部122は、目的地Nを、出発ターミナル1に接続される道路の終端の目的地Gに修正する。誘導経路探索部124は、自車位置から目的地Gまでの誘導経路Yを探索し、かつ修正された目的地Gから入力された目的地Nまでの参考ルートY1を探索する。案内部126は、道路地図上に誘導経路Yを表示するとともに、これと区別できるような識別で参考ルートY1を表示する。到着判定部128は、自車位置が目的地Gの近傍に到着したとき、自車が目的地Gに到着したと判定し、誘導案内は事実上終了する。このとき、ディスプレイには、目的地Gから目的地Nまでの参考ルートY1が提示されている。
【0051】
第5の実施例によれば、目的地の到着判定をした後に目的地までの参考ルートを提示するので、参考ルートに表示される道路終端からフェリー乗降口までのルートや、フェリー航路等から、ユーザは目的地までの到着予定時刻や移動経路を確認することができる。
【0052】
上記実施例では、フェリー航路を例示したが、本発明は、鉄道によって車両を搬送するカートレインにも同様に適用することができる。さらに、上記実施例では、フェリー航路が出発ターミナルから到着ターミナルに直接連絡される例を示したが、出発ターミナルから中継ターミナルを介して到着ターミナル(島など)に連絡されるものであってもよい。
【0053】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0054】
1:出発ターミナル 2:到着ターミナル
3:陸地と水域の境界 4、5:ターミナルに接続される道路
10:ナビゲーション装置 20:バスI/F
30:GPS受信機 40:VICS受信機
50:入力部 60:データ通信部
70:記憶部 80:音声出力部
90:表示制御部 100:プログラムメモリ
110:データメモリ 120:制御部
N:入力された目的地 G:修正された目的地
Y:誘導経路 Y1:参考ルート
F:フェリー航路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地を入力する入力手段と、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、
入力された目的地が前記航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正する修正手段と、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、
前記誘導経路案内手段は、自車が前記終端部またはその近傍に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定する、ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記修正手段は、入力された目的地から前記航路の出発ターミナルおよび到着ターミナルまでの距離をそれぞれ比較し、入力された目的地を、距離が近い方の出発ターミナルまたは到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
目的地を入力する入力手段と、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、
入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、前記航路の出発ターミナルまたは到着ターミナルのいずれかを選択させる選択画面を提示する提示手段と、
前記提示手段に応答して出発ターミナルまたは到着ターミナルが選択されたとき、入力された目的地を、選択された出発または到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正する修正手段と、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、
前記誘導経路案内手段は、自車が前記終端部またはその周辺に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定する、ナビゲーション装置。
【請求項4】
目的地を入力する入力手段と、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、
入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正する修正手段と、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、
前記誘導経路案内手段は、自車が前記航路のターミナル周辺に位置しかつ自車のイグニッションがオフされたとき、自車が目的地に到着したと判定する、ナビゲーション装置。
【請求項5】
目的地を入力する入力手段と、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定手段と、
入力された目的地に基づき誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内する誘導経路案内手段とを含み、
入力された目的地が前記航路上の地点と判定された場合には、前記誘導経路案内手段は、前記航路に接続された道路の終端部に到着したとき自車が目的地に到着したと判定し、かつ前記終端部から入力された目的地までの参考経路を提示する、ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記道路の終端部は、車両が走行できない道路を含まない、請求項1ないし5いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記道路の終端部は、前記航路に接続された道路と交差する道路を含まない、請求項1ないし5いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
ナビゲーション装置における誘導経路の案内方法であって、
目的地を入力するステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、
入力された目的地が前記航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
自車が前記終端部またはその近傍に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップと、
を有する誘導経路の案内方法。
【請求項9】
前記修正するステップは、入力された目的地から前記航路の出発ターミナルおよび到着ターミナルまでの距離を比較し、入力された目的地を、距離が近い方の出発ターミナルまたは到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正する、請求項8に記載の誘導経路の案内方法。
【請求項10】
ナビゲーション装置における誘導経路の案内方法であって、
目的地を入力する入力ステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定ステップと、
入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、前記航路の出発ターミナルまたは到着ターミナルのいずれかを選択させる選択画面を提示する提示ステップと、
提示された選択画面に応答して出発ターミナルまたは到着ターミナルが選択されたとき、入力された目的地を、選択された出発または到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正するステップと、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
自車が前記終端部またはその周辺に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップと、
を有する誘導経路の案内方法。
【請求項11】
ナビゲーション装置における誘導経路の案内方法であって、
目的地を入力するステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、
入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
自車が前記航路のターミナル周辺に位置しかつ自車のイグニッションがオフされたとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップと、
を有する誘導経路の案内方法。
【請求項12】
ナビゲーション装置における誘導経路の案内方法であって、
目的地を入力するステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、
入力された目的地に基づき誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
入力された目的地が前記航路上の地点と判定された場合には、前記航路に接続された道路の終端部に到着したとき自車が目的地に到着したと判定するステップと、
前記終端部から入力された目的地までの参考経路を提示するステップと、
を有する誘導経路の案内方法。
【請求項13】
前記道路の終端部は、車両が走行できない道路を含まない、請求項8ないし12いずれか1つに記載の誘導経路の案内方法。
【請求項14】
前記道路の終端部は、前記航路に接続される道路と交差する道路を含まない、請求項8ないし12いずれか1つに記載の誘導経路の案内方法。
【請求項15】
ナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムであって、
目的地を入力するステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、
入力された目的地が前記航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
自車が前記終端部またはその近傍に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップと、
を有する誘導経路案内プログラム。
【請求項16】
前記修正するステップは、入力された目的地から前記航路の出発ターミナルおよび到着ターミナルまでの距離を比較し、入力された目的地を、距離が近い方の出発ターミナルまたは到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正する、請求項15に記載の誘導経路案内プログラム。
【請求項17】
ナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムであって、
目的地を入力する入力ステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定する判定ステップと、
入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、前記航路の出発ターミナルまたは到着ターミナルのいずれかを選択させる選択画面を提示する提示ステップと、
提示された選択画面に応答して出発ターミナルまたは到着ターミナルが選択されたとき、入力された目的地を、選択された出発または到着ターミナルに接続された道路の終端部に修正するステップと、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
自車が前記終端部またはその周辺に到着したとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップと、
を有する誘導経路案内プログラム。
【請求項18】
ナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムであって、
目的地を入力するステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、
入力された目的地が航路上の地点と判定されたとき、入力された目的地を、前記航路に接続された道路の終端部に修正するステップと、
修正された目的地までの誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
自車が前記航路のターミナル周辺に位置しかつ自車のイグニッションがオフされたとき、自車が目的地に到着したと判定し、案内を終了するステップと、
を有する誘導経路案内プログラム。
【請求項19】
ナビゲーション装置が実行する誘導経路を案内するためのプログラムであって、
目的地を入力するステップと、
入力された目的地が海路または鉄道路による航路上の地点か否かを判定するステップと、
入力された目的地に基づき誘導経路を探索し、探索された誘導経路を案内するステップと、
入力された目的地が前記航路上の地点と判定された場合には、前記航路に接続された道路の終端部に到着したとき自車が目的地に到着したと判定するステップと、
前記終端部から入力された目的地までの参考経路を提示するステップと、
を有する誘導経路プログラム。
【請求項20】
前記道路の終端部は、車両が走行できない道路を含まない、請求項15ないし19いずれか1つに記載の誘導経路案内プログラム。
【請求項21】
前記道路の終端部は、前記航路に接続される道路と交差する道路を含まない、請求項15ないし19いずれか1つに記載の誘導経路案内プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−276560(P2010−276560A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−131705(P2009−131705)
【出願日】平成21年6月1日(2009.6.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】