ニッケル溶出防止機能付給水装置及び金属溶出防止機能付給水装置
【課題】通水中へのニッケル溶出を大幅に抑制し、また、キャビテーション腐食の発生を抑制する。
【解決手段】単水栓10は、その通水路に沿った内部表面の一部にニッケル付着層が形成されている。単水栓10の通水路11a,11bにおける内部表面においてニッケル付着層が形成される部位の近傍には、亜鉛めっき層や亜鉛合金めっき層を表面に形成したこま18のケレップ18aや整流板25Bが着脱自在に装着されている。更に、基部11にはブッシュ19が着脱自在に装着されている。
【解決手段】単水栓10は、その通水路に沿った内部表面の一部にニッケル付着層が形成されている。単水栓10の通水路11a,11bにおける内部表面においてニッケル付着層が形成される部位の近傍には、亜鉛めっき層や亜鉛合金めっき層を表面に形成したこま18のケレップ18aや整流板25Bが着脱自在に装着されている。更に、基部11にはブッシュ19が着脱自在に装着されている。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記ニッケル付着層が形成される部位の近傍に、ニッケルよりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項2】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記ニッケル付着層が形成される部位であって、かつ、キャビテーション腐食が発生しやすい部位の近傍に、ニッケルよりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項3】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具内の交換部品において容易に交換できる部位に配置される特定交換部品の少なくとも表面を、ニッケルよりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部としたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項4】
前記卑金属部は、前記給水具の通水路中に配置される亜鉛めっきまたは亜鉛合金めっきを施した卑金属層を有する給水具用部品からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項5】
前記ニッケル付着層の面積に対する前記卑金属部の卑金属層の面積比を、前記通水路における通常の通水条件で当該ニッケル付着層からのニッケルの溶出を基準値以下に抑制すると共に、卑金属層からの亜鉛の溶出を基準値以下に抑制する比率に設定したことを特徴とする請求項4記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項6】
前記ニッケル付着層の面積に対する前記卑金属部の卑金属層の面積比を、1/2〜1/20の範囲内に設定したことを特徴とする請求項4記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項7】
前記卑金属部の卑金属層の膜厚を、前記通水路における通常の通水条件で前記ニッケル付着層の溶出が基準値以下となる期間に対応して、少なくとも当該期間中は前記通水条件において前記卑金属部の卑金属層が残存する膜厚の範囲内に設定したことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項8】
前記卑金属部の卑金属層を亜鉛めっきまたは亜鉛合金めっきとし、当該卑金属層の膜厚を、500〜1000μmの範囲内に設定したことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項9】
前記給水具用部品からなる卑金属部は、前記通水路の終端としての吐水口の内部に配設される整流器、前記通水路の終端としての吐水口の内部に配設されるリング状部材、前記通水路中の吐水口と吐水パイプとの継手部分に配設されるリング状部材、前記通水路中の弁座を開閉するこま、前記通水路中の給水口に配設されるクランク止部材、前記通水路中のクランクの持出金具内に配設されるリング状部材、前記通水路の始端としての給水口に配設されるリング状部材、前記通水路中のボールバルブの弁棒、前記通水路中のボールバルブの給水口または吐水口内に設けられるリング状部材、前記通水路中に配設される配管部品の通水経路内に配設されるリング状部材のうちの少なくともいずれか一つからなることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項10】
更に、前記給水具用部品からなる卑金属部の表面のうち少なくとも通水経路に面する表面に凹凸加工を施したことを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項11】
前記通水路は、鉛含有金属材の素地からなる管状部材の内部通水空間により構成され、前記ニッケル付着層は前記管状部材の素地の外部表面へのニッケルめっきに伴い、当該管状部材の開口部から内部表面へと形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項12】
前記通水路は、鉛含有銅合金の素地からなる管状部材の内部通水空間により構成され、前記ニッケル付着層は前記管状部材の素地の外部表面へのニッケルめっきに伴い、当該管状部材の開口部から内部表面へと形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項13】
前記ニッケル付着層の面積に対する前記卑金属部の卑金属層の面積比を1/3〜1/5の範囲内に設定したことを特徴とする請求項4記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項14】
更に、通水路に連通する内部空間を有する筒状をなすと共に、先端を蓋部により開閉自在とした突出部を備え、前記卑金属部を前記突出部の内部空間に対応する形状として当該突出部に収容し、前記卑金属部に前記通水路の水が流通するようにしたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項15】
前記卑金属部は、前記突出部内に収容される亜鉛塊または前記突出部内に同軸状に収容配置される亜鉛筒と鉄筒との組み合わせからなることを特徴とする請求項14記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項16】
前記卑金属部は、浄水器の浄水側及び/または原水側に、当該浄水器の通水路内の水が流通自在な態様で鉄パイプ及び亜鉛塊若しくは亜鉛通を同軸状に配置してなることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項17】
前記卑金属部は、浄水器の浄水側及び/または原水側に、当該浄水器の通水路内の水が流通自在な態様で、ニッケルパイプ、鉄パイプ及び亜鉛塊若しくは亜鉛通をその順番で外側から内側へと三重構成となるよう同軸状に配置してなることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項18】
前記卑金属部は、通水路の円形部の断面形状に対応するリング状をなし、前記通水路の円形部に装着されると共に、前記通水路に対向する面と対向しない面とを連通する貫通孔を形成したリング状部材からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項19】
前記卑金属部のめっきは熱融合処理したものであることを特徴とする請求項4乃至10のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項20】
前記卑金属部は黄銅に亜鉛合金めっき層を形成したものであり、前記亜鉛合金めっき層は、前記熱融合処理時の加熱温度を前記亜鉛合金めっき中の亜鉛への添加成分の融点と亜鉛の融点との間の温度に設定して熱融合処理されたものであることを特徴とする請求項19項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項21】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
2つの部材乃至部分が当接する場合において、一方の部材乃至部分にニッケルめっきやニッケルクロムめっき等のニッケル含有金属のめっきが施される場合に、他方の部材乃至部分に前記卑金属表面を設けたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項22】
外部表面に少なくとも特定金属からなるめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面に当該特定金属の付着層が付随して形成された給水具からの給水中における当該金属の溶出を抑制する金属溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記特定金属の付着層が形成される部位の近傍に、当該特定金属よりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とする金属溶出防止機能付給水装置。
【請求項23】
外部表面に少なくとも特定金属からなるめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面に当該特定金属の付着層が付随して形成された給水具からの給水中における当該金属の溶出を抑制する金属溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記特定金属の付着層が形成される部位であって、かつ、キャビテーション腐食が発生しやすい部位の近傍に、当該特定金属よりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とする金属溶出防止機能付給水装置。
【請求項24】
外部表面に少なくとも特定金属からなるめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面に当該特定金属の付着層が付随して形成された給水具からの給水中における当該金属の溶出を抑制する金属溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具内の交換部品において容易に交換できる部位に配置される特定交換部品の少なくとも表面を、当該特定金属よりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部としたことを特徴とする金属溶出防止機能付給水装置。
【請求項1】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記ニッケル付着層が形成される部位の近傍に、ニッケルよりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項2】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記ニッケル付着層が形成される部位であって、かつ、キャビテーション腐食が発生しやすい部位の近傍に、ニッケルよりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項3】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具内の交換部品において容易に交換できる部位に配置される特定交換部品の少なくとも表面を、ニッケルよりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部としたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項4】
前記卑金属部は、前記給水具の通水路中に配置される亜鉛めっきまたは亜鉛合金めっきを施した卑金属層を有する給水具用部品からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項5】
前記ニッケル付着層の面積に対する前記卑金属部の卑金属層の面積比を、前記通水路における通常の通水条件で当該ニッケル付着層からのニッケルの溶出を基準値以下に抑制すると共に、卑金属層からの亜鉛の溶出を基準値以下に抑制する比率に設定したことを特徴とする請求項4記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項6】
前記ニッケル付着層の面積に対する前記卑金属部の卑金属層の面積比を、1/2〜1/20の範囲内に設定したことを特徴とする請求項4記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項7】
前記卑金属部の卑金属層の膜厚を、前記通水路における通常の通水条件で前記ニッケル付着層の溶出が基準値以下となる期間に対応して、少なくとも当該期間中は前記通水条件において前記卑金属部の卑金属層が残存する膜厚の範囲内に設定したことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項8】
前記卑金属部の卑金属層を亜鉛めっきまたは亜鉛合金めっきとし、当該卑金属層の膜厚を、500〜1000μmの範囲内に設定したことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項9】
前記給水具用部品からなる卑金属部は、前記通水路の終端としての吐水口の内部に配設される整流器、前記通水路の終端としての吐水口の内部に配設されるリング状部材、前記通水路中の吐水口と吐水パイプとの継手部分に配設されるリング状部材、前記通水路中の弁座を開閉するこま、前記通水路中の給水口に配設されるクランク止部材、前記通水路中のクランクの持出金具内に配設されるリング状部材、前記通水路の始端としての給水口に配設されるリング状部材、前記通水路中のボールバルブの弁棒、前記通水路中のボールバルブの給水口または吐水口内に設けられるリング状部材、前記通水路中に配設される配管部品の通水経路内に配設されるリング状部材のうちの少なくともいずれか一つからなることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項10】
更に、前記給水具用部品からなる卑金属部の表面のうち少なくとも通水経路に面する表面に凹凸加工を施したことを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項11】
前記通水路は、鉛含有金属材の素地からなる管状部材の内部通水空間により構成され、前記ニッケル付着層は前記管状部材の素地の外部表面へのニッケルめっきに伴い、当該管状部材の開口部から内部表面へと形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項12】
前記通水路は、鉛含有銅合金の素地からなる管状部材の内部通水空間により構成され、前記ニッケル付着層は前記管状部材の素地の外部表面へのニッケルめっきに伴い、当該管状部材の開口部から内部表面へと形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項13】
前記ニッケル付着層の面積に対する前記卑金属部の卑金属層の面積比を1/3〜1/5の範囲内に設定したことを特徴とする請求項4記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項14】
更に、通水路に連通する内部空間を有する筒状をなすと共に、先端を蓋部により開閉自在とした突出部を備え、前記卑金属部を前記突出部の内部空間に対応する形状として当該突出部に収容し、前記卑金属部に前記通水路の水が流通するようにしたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項15】
前記卑金属部は、前記突出部内に収容される亜鉛塊または前記突出部内に同軸状に収容配置される亜鉛筒と鉄筒との組み合わせからなることを特徴とする請求項14記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項16】
前記卑金属部は、浄水器の浄水側及び/または原水側に、当該浄水器の通水路内の水が流通自在な態様で鉄パイプ及び亜鉛塊若しくは亜鉛通を同軸状に配置してなることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項17】
前記卑金属部は、浄水器の浄水側及び/または原水側に、当該浄水器の通水路内の水が流通自在な態様で、ニッケルパイプ、鉄パイプ及び亜鉛塊若しくは亜鉛通をその順番で外側から内側へと三重構成となるよう同軸状に配置してなることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項18】
前記卑金属部は、通水路の円形部の断面形状に対応するリング状をなし、前記通水路の円形部に装着されると共に、前記通水路に対向する面と対向しない面とを連通する貫通孔を形成したリング状部材からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項19】
前記卑金属部のめっきは熱融合処理したものであることを特徴とする請求項4乃至10のいずれか1項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項20】
前記卑金属部は黄銅に亜鉛合金めっき層を形成したものであり、前記亜鉛合金めっき層は、前記熱融合処理時の加熱温度を前記亜鉛合金めっき中の亜鉛への添加成分の融点と亜鉛の融点との間の温度に設定して熱融合処理されたものであることを特徴とする請求項19項記載のニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項21】
外部表面に少なくともニッケルめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面にニッケル付着層が形成された給水具からの給水中におけるニッケル溶出を抑制するニッケル溶出防止機能付給水装置であって、
2つの部材乃至部分が当接する場合において、一方の部材乃至部分にニッケルめっきやニッケルクロムめっき等のニッケル含有金属のめっきが施される場合に、他方の部材乃至部分に前記卑金属表面を設けたことを特徴とするニッケル溶出防止機能付給水装置。
【請求項22】
外部表面に少なくとも特定金属からなるめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面に当該特定金属の付着層が付随して形成された給水具からの給水中における当該金属の溶出を抑制する金属溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記特定金属の付着層が形成される部位の近傍に、当該特定金属よりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とする金属溶出防止機能付給水装置。
【請求項23】
外部表面に少なくとも特定金属からなるめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面に当該特定金属の付着層が付随して形成された給水具からの給水中における当該金属の溶出を抑制する金属溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具の通水路における内部表面において前記特定金属の付着層が形成される部位であって、かつ、キャビテーション腐食が発生しやすい部位の近傍に、当該特定金属よりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部を設けたことを特徴とする金属溶出防止機能付給水装置。
【請求項24】
外部表面に少なくとも特定金属からなるめっきを施してなり、その通水路に沿った内部表面に当該特定金属の付着層が付随して形成された給水具からの給水中における当該金属の溶出を抑制する金属溶出防止機能付給水装置であって、
前記給水具内の交換部品において容易に交換できる部位に配置される特定交換部品の少なくとも表面を、当該特定金属よりイオン化傾向の大きな金属からなる卑金属部としたことを特徴とする金属溶出防止機能付給水装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【公開番号】特開2008−138506(P2008−138506A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−293499(P2007−293499)
【出願日】平成19年11月12日(2007.11.12)
【出願人】(590006309)株式会社早川バルブ製作所 (18)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月12日(2007.11.12)
【出願人】(590006309)株式会社早川バルブ製作所 (18)
【Fターム(参考)】
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