説明

ハンドル回転操作装置

【課題】ノブ型ハンドルとレバー型ハンドルとで共通のハンドを用いてそれらに共通の簡単な制御でハンドルを回転させる操作装置を提供する。
【解決手段】ノブ型ハンドルおよびレバー型ハンドルを選択的に把持可能なハンド1と、少なくとも3自由度のロボットアーム2と、ハンド回転用モータM2を間に挟んだ二つの自在継手を有し、一方の自在継手U2はスプリングで中立位置に附勢されるとともに電磁ブレーキを持つものであり、他方の自在継手U1は二つの揺動用モータM3,M4で2自由度に揺動するものであるハンド回転機構2dと、ロボットアームとハンド回転機構とハンドとを作動させてハンドでハンドルを把持した後、ハンド回転機構のモータのうちハンド回転用モータを除いて外力に対して従動状態にするとともにハンド回転用モータを作動させてハンドルを回転する制御手段とを具える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ノブ型ハンドルおよびレバー型ハンドルの回転操作を一種類のハンドで行うハンドル回転操作装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のロボットアームとしては、例えば特許文献1記載のもの等が知られており、このような従来のロボットアームでノブ型ハンドルおよびレバー型ハンドルの回転操作を行う場合、ハンドルをテレビカメラで撮像し、ハンドルの回転軸を画像処理等で正確に検出し、ロボットアームの各関節の動作量を計算で求め、ロボットアームのハンドでハンドルを把持した後にその求めた動作量分各関節を駆動してハンドルを回転させたり、ロボットアームのハンドを専用治具に交換してその専用治具でハンドルを回転させたりしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−200847号公報、図5
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来の方法では、回転軸を判定するのに画像処理等を用いるためコストが嵩み、ロボットアームの制御が煩雑であり、しかも図7(a)に示すように、ハンド1を持つロボットアーム2を支持するロボット本体3が移動式の場合、位置精度をさほど高くできないので、ハンドルKHの回転軸Cと、ハンド1を駆動するロボットアーム2の回転軸CAとを平行にするのが困難で、それらの軸C,CAがねじれの位置になってハンドルKHの回転がうまくいかないことが多いという問題がある。しかもハンドルには、図7(b)に示す如きノブ型ハンドルKHと、図7(c)に示す如きレバー型ハンドルLHとがあり、これらを共通のハンド1で回転させようとすると従来はハンド1の動きが異なってくるが、制御の簡易化の点からハンド1の動きを共通化する方が望ましい。
【0005】
ところで、図8(a)は、回転軸Cの位置が拘束されていない単独のレバー型ハンドルLHをハンド1で把持してロボットアーム2で回転させる場合を示しており、この場合、ハンドルLHの回転軸Cの位置がハンド1を中心として旋回することになる。一方、図8(b)は、回転軸Cの位置が拘束されているレバー型ハンドルLHを回転させる場合を示しており、この場合、ロボット本体3の方が移動すれば良いことになる。従って、ハンド1の回転のみを拘束し、ロボットアーム2側は外力で自由に動けるようにすれば、ハンド1でレバー型ハンドルLHを容易に回転軸C周りに回転させることができ、ハンド1でノブ型ハンドルKHを回転させるのはさらに容易である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上述の知見に鑑みて従来の方法の課題を有利に解決したものであり、この発明のハンドル回転操作装置は、ノブ型ハンドルおよびレバー型ハンドルの回転操作を一種類のハンドで行うハンドル回転操作装置において、前記ノブ型ハンドルおよびレバー型ハンドルを選択的に把持可能な前記ハンドと、少なくとも3自由度のロボットアームと、前記ロボットアームの先端部に設けられ、前記ハンドを回転させるハンド回転機構であって、ハンド回転用モータと、互いに連結された二つの自在継手とを結合して有し、それらの自在継手のうち一方の自在継手はスプリングで中立位置に附勢され、他方の自在継手は二つの揺動用モータで2自由度に揺動するものであるハンド回転機構と、前記ロボットアームと前記ハンド回転機構と前記ハンドとを作動させて前記ハンドで前記ハンドルを把持した後、少なくとも前記ハンド回転機構を前記ハンド回転用モータの軸線周りの回動を除いて外力可動状態にするとともに前記ハンド回転用モータを作動させて前記ハンドと一緒に前記ハンドルを回転させる制御手段と、を具えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
かかるこの発明のハンドル回転操作装置にあっては、制御手段が、ロボットアームとハンド回転機構とハンドとを作動させてそのハンドでノブ型ハンドルまたはレバー型ハンドルを把持した後、少なくともハンド回転機構を、ハンド回転用モータの軸線周りの回動を除いて外力で動かせる状態にするとともに、ハンド回転用モータを作動させて、ハンドと一緒にハンドルを回転させる。これにより少なくともハンド回転機構とは、ハンドの回転の反力を支持しつつ、ハンドルの回転に伴うハンドの移動を許容するように自由に運動する。
【0008】
従って、この発明のハンドル回転操作装置によれば、ノブ型ハンドルとレバー型ハンドルとで共通のハンドを用いてそれらに共通の簡単な制御でハンドルを回転させることができるので、安価かつ容易に二種類のハンドルをロボットアームで回転操作することができる。
【0009】
なお、この発明のハンドル回転操作装置においては、前記ロボットアームの先端部は、その先端部の長手方向およびそれと直角かつ互いに直角な2方向の直線移動の3自由度を持つとともにスプリングで中立位置に附勢される浮動支持機構を有していても良く、このようにすれば、ハンドがハンドルを把持するまでは浮動支持機構をスプリングで中立姿勢に保ち、ハンドがハンドルを把持したらスプリングに抗して浮動支持機構の姿勢を変えることで、より滑らかにハンドルを回転させることができる。
【0010】
また、この発明のハンドル回転操作装置においては、前記一方の自在継手は前記ハンド側、前記他方の自在継手は前記ロボットアーム側に、それぞれ配置され、前記ハンド回転機構は、前記一方の自在継手と前記他方の自在継手との間に、スプリングで中立位置に附勢される第3の自在継手と、前記一方の自在継手と前記他方の自在継手とを繋ぐ方向の直線移動の1自由度を持ちスプリングで中立位置に附勢される直線移動継手とを結合して有していても良く、このようにすれば、前記浮動支持機構と同様に、ハンドがハンドルを把持するまではスプリングで中立姿勢に保ち、ハンドがハンドルを把持したら一方の自在継手と第3の自在継手と直線移動継手とをスプリングに抗して動かすことで、より滑らかにハンドルを回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】上側の図は、この発明のハンドル回転操作装置の一実施例の構成を模式的に示す略線図、また下側の図は、その実施例のハンドル回転操作装置の機械的構成を示すスケルトン図である。
【図2】上記実施例のハンドル回転操作装置の外観を示す斜視図である。
【図3】上記実施例のハンドル回転操作装置の要部を示す透視図である。
【図4】図3に示す要部の関節の構造を示す説明図である。
【図5】この発明のハンドル回転操作装置の他の一実施例の構成を模式的に示す略線図である。
【図6】上記他の実施例のハンドル回転操作装置の機械的構成を示すスケルトン図である。
【図7】(a),(b),(c)は、ハンドルを回転操作する従来の方法をそれぞれ示す説明図である。
【図8】(a),(b)は、本発明のハンドル回転操作装置の原理を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1の上側の図は、この発明のハンドル回転操作装置の一実施例の構成を模式的に示す略線図、また図1の下側の図は、その実施例のハンドル回転操作装置の機械的構成を示すスケルトン図であり、この実施例のハンドル回転操作装置は、図2に示すようにロボット4により構成されるもので、このロボット4は、ロボット本体3と、そのロボット本体3を鉛直軸線周りに回動させる関節K1と、ロボット本体3に支持されるとともに上腕2aおよび前腕2bを持つロボットアーム2と、そのロボットアーム2の上腕2aをロボット本体3に対し水平軸線周りに揺動させる関節K2と、ロボットアーム2の前腕2bを上腕2aに対し上記水平軸線と平行な水平軸線周りに揺動させる関節K3と、ロボットアーム2の先端部に位置するハンド1と、制御手段としての通常のコンピュータを有する図示しない制御装置とを具えている。
【0013】
ロボットアーム2は、上記関節K1〜K3によって3自由度を持つとともに、その前腕2bに、クランプ用モータM1で回転させるネジ軸でハンド1を開閉させるクランプ機構部2cと、そのクランプ機構部2cを浮動支持するとともに前腕2bの長手方向軸線周りに回転させるハンド回転機構部2dと、そのハンド回転機構部2dを浮動支持する浮動支持機構としての同調機構部2eとを有しており、ここでハンド回転機構部2dは、図3の左半部に示すように、ハンド回転用モータM2を間に挟んだ二つの自在継手U1,U2を有し、それらの自在継手のうち一方の自在継手U2は、スプリング6で中立位置に附勢されるとともに電磁ブレーキ7を持ち、その電磁ブレーキ7で中立位置に固定可能なものであり、他方の自在継手U1は、二つの揺動モータM3,M4で2自由度に揺動するものである。
【0014】
またここで同調機構部2eは、図3の右半部に水平スライド部SHを省略して示すように、ハンド回転機構部2dと関節K3との間に位置し、スプライン機構で前腕2bの長手方向の直線移動を案内するとともにその直線移動以外の動きを拘束する前後移動部SPと、直線案内機構で前腕2bの長手方向と直角な水平方向の直線移動を案内するとともにその直線移動以外の動きを拘束する水平移動部SHと、直線案内機構で前腕2bの長手方向および水平方向と直角な方向の直線移動を案内するとともにその直線移動以外の動きを拘束する垂直移動部SVとを有して3自由度を持つとともに、スプリング6で中立位置に附勢され、さらに各移動部SP,SH,SVに対し電磁ブレーキ7を有している。
【0015】
そして関節K3は、図4に示すように、関節駆動用モータM5と、外力で逆駆動可能な歯車式減速機構とで前腕2bを上腕2aに対し揺動させ、他の関節K1,K2も同様に、図示しない関節駆動用モータで、外力で逆駆動可能に構成されている。
【0016】
そして上記制御装置のコンピュータは、ノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHを回動操作する際、同調機構部2eの電磁ブレーキ7を作動させて同調機構部2eの各移動部を中立位置に維持しつつロボットアーム2とハンド回転機構2dとを作動させてハンド1をノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHに掛け、クランプ機構部2cを作動させてハンド1でノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHを把持した後、ロボットアーム2の関節K1〜K3と、ハンド回転機構2dおよび同調機構部2eの各電磁ブレーキ7とを解放させて、図1に示すように、ハンド回転用モータM2よりもロボット本体3側の部分を、前腕2bの長手方向軸線周りのローリングのみが拘束されてハンド回転用モータM2を除いて外力で動かせるプラットホームとするとともに、ハンド回転用モータM2を作動させて、ハンド1と一緒にノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHを回転させる。これによりロボットアーム2とハンド回転機構2dと同調機構部2eとは、ハンド1の回転の反力を支持しつつ、ノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHの回転に伴うハンド1の移動を許容するように自由に折曲および伸縮運動する。
【0017】
従って、この実施例のハンドル回転操作装置によれば、ノブ型ハンドルKHとレバー型ハンドルLHとで共通のハンド1を用いてそれらのハンドルKH,LHに共通の、各電磁ブレーキ7の解放とハンド回転用モータM2の作動という簡単な制御でハンドルKH,LHを回転させることができるので、安価かつ容易に二種類のハンドルKH,LHをロボットアーム2で回転操作することができる。
【0018】
しかもこの実施例のハンドル回転操作装置によれば、ロボットハンド2が同調機構部2eを有しているので、より滑らかにハンドルKH,LHを回転させることができる。
【0019】
図5は、この発明のハンドル回転操作装置の他の一実施例の構成を模式的に示す略線図、また図6は、上記他の実施例のハンドル回転操作装置の機械的構成を示すスケルトン図であり、図中先の実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。
【0020】
この実施例のハンドル回転操作装置は、図2に示す先の実施例のものと同様、ロボット4により構成されるもので、このロボット4は、ロボット本体3と、そのロボット本体3を鉛直軸線周りに回動させる関節K1と、ロボット本体3に支持されるとともに上腕2aおよび前腕2bを持つロボットアーム2と、そのロボットアーム2の上腕2aをロボット本体3に対し水平軸線周りに揺動させる関節K2と、ロボットアーム2の前腕2bを上腕2aに対し上記水平軸線と平行な水平軸線周りに揺動させる関節K3と、ロボットアーム2の先端部に位置するハンド1と、制御手段としての通常のコンピュータを有する図示しない制御装置とを具えている。なお、各関節K1〜K3は、先の実施例では外力により逆駆動可能としたが、この実施例では外力により逆駆動されないものとしても良い。
【0021】
ロボットアーム2は、上記関節K1〜K3によって3自由度を持つとともに、その前腕2bの先端部に、この実施例では図5に示すように、ハンド1を支持する浮動支持機構部2gと、その浮動支持機構部2gを支持する自在継手としての手首部U1’とを有しており、ここで、手首部U1’は、先の実施例における他方の自在継手U1と同様に、図示しない二つの揺動モータによる駆動で、軸線α1周りの揺動とその軸線α1に直交する軸線α2周りの揺動との2自由度を得ている。そして手首部U1’はケース2fを持ち、そのケース2f内にはハンド回転用モータM2が収容されている。
【0022】
また浮動支持機構部2gは、ハンド1とハンド回転用モータM2の出力軸との間に介挿されるとともに蛇腹状の可撓性カバー2hで覆われていて、図6に示すように、直線移動継手としての前後移動部SPを間に挟んで二つの自在継手U2を有している。これらの自在継手U2は各々、図3に示す先の実施例のものと同様、スプリングで中立位置に附勢されるとともに電磁ブレーキで中立位置に固定可能なものであり、また前後移動部SPは、図3に示す先の実施例のものと同様、スプライン機構でハンド1側の自在継手U2と手首部U1’のハンド回転用モータM2の出力軸とを結ぶ方向の直線移動を案内するとともにその直線移動以外の動きを拘束し、かつスプリングでその直線移動を中立位置に附勢されるとともに電磁ブレーキでその直線移動を制動可能なものである。
【0023】
そして上記制御装置のコンピュータは、ノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHを回動操作する際、浮動支持機構部2gの電磁ブレーキを作動させて浮動支持機構部2gの自在継手U2と前後移動部SPとを中立位置に維持しつつ、ロボットアーム2と手首部U1’とを作動させてハンド1をノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHに掛け、クランプ機構部2cを作動させてハンド1でノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHを把持した後、浮動支持機構部2gの自在継手U2と前後移動部SPとの各電磁ブレーキを解放させて、ハンド回転用モータM2とハンド1との間の部分を、ハンド回転用モータM2の出力軸の軸線周りのローリングのみが拘束されてハンド回転用モータM2を除いて外力で動かせるプラットホームとするとともに、ハンド回転用モータM2を作動させて、ハンド1と一緒にノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHを回転させる。これにより浮動支持機構部2gは、ハンド1の回転の反力を支持しつつ、ノブ型ハンドルKHまたはレバー型ハンドルLHの回転に伴うハンド1の移動を許容するように自由に折曲および伸縮運動する。
【0024】
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更でき、例えば、同調機構部2eを省略しても良く、ハンド1の形態も上記例には限られない。そして電磁ブレーキ7に代えてエアブレーキや液圧ブレーキを用いることもできる。またハンド回転用モータM2を浮動支持機構部2gとハンド1との間に介挿しても良い。そして各部のスプリング6の強さを適宜に設定することで電磁ブレーキ7等のブレーキを省略して、ハンド1がハンドルをつかむまでの間、スプリング6で同調機構部2eや浮動支持機構部2gの姿勢を中立状態に維持するようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0025】
かくしてこの発明のハンドル回転操作装置によれば、ノブ型ハンドルとレバー型ハンドルとで共通のハンドを用いてそれらに共通の簡単な制御でハンドルを回転させることができるので、安価かつ容易に二種類のハンドルをロボットアームで回転操作することができる。
【符号の説明】
【0026】
1 ハンド
2 ロボットアーム
2a 上腕
2b 前腕
2c クランプ機構部
2d ハンド回転機構部
2e 同調機構部
2f ケース
2g 浮動支持機構部
2h 可撓性カバー
3 ロボット本体
4 ロボット
6 スプリング
7 電磁ブレーキ
K1〜K3 関節
M1〜M5 モータ
U1,U2 自在継手
U1’ 手首部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノブ型ハンドルおよびレバー型ハンドルの回転操作を一種類のハンドで行うハンドル回転操作装置において、
前記ノブ型ハンドルおよびレバー型ハンドルを選択的に把持可能な前記ハンドと、
少なくとも3自由度のロボットアームと、
前記ロボットアームの先端部に設けられ、前記ハンドを回転させるハンド回転機構であって、ハンド回転用モータと、互いに連結された二つの自在継手とを結合して有し、それらの自在継手のうち一方の自在継手はスプリングで中立位置に附勢され、他方の自在継手は二つの揺動用モータで2自由度に揺動するものであるハンド回転機構と、
前記ロボットアームと前記ハンド回転機構と前記ハンドとを作動させて前記ハンドで前記ハンドルを把持した後、少なくとも前記ハンド回転機構を前記ハンド回転用モータの軸線周りの回動を除いて外力可動状態にするとともに前記ハンド回転用モータを作動させて前記ハンドと一緒に前記ハンドルを回転させる制御手段と、
を具えることを特徴とする、ハンドル回転操作装置。
【請求項2】
前記ロボットアームの先端部は、その先端部の長手方向およびそれと直角かつ互いに直角な2方向の直線移動の3自由度を持つとともにスプリングで中立位置に附勢される浮動支持機構を有することを特徴とする、請求項1記載のハンドル回転操作装置。
【請求項3】
前記一方の自在継手は前記ハンド側、前記他方の自在継手は前記ロボットアーム側に、それぞれ配置され、
前記ハンド回転機構は、前記一方の自在継手と前記他方の自在継手との間に、スプリングで中立位置に附勢される第3の自在継手と、前記一方の自在継手と前記他方の自在継手とを繋ぐ方向の直線移動の1自由度を持ちスプリングで中立位置に附勢される直線移動継手とを結合して有することを特徴とする、請求項1記載のハンドル回転操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−155335(P2010−155335A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−10767(P2009−10767)
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(592059448)原田電子工業株式会社 (20)
【Fターム(参考)】