バイオマスの加工方法
【課題】バイオマス(例えば、植物バイオマス、動物バイオマス、および都市廃棄物バイオマス)を加工して、燃料などの有用な産物を生産する。
【解決手段】セルロースおよび/またはリグノセルロース材料を含むバイオマス原料を生の形態で受け取り、下流プロセスによって原料として用いるために物理的に調製し貯蔵する供給材料調製サブシステム110、原料の平均分子量および結晶化度を低減することによって主な生産プロセスで用いるための原料を調製する前処理サブシステム114、有用な産物(例えば、エタノール、他のアルコール、医薬、および/または食品産物)を生じさせる一次プロセスサブシステム118、および後処理サブシステム122を含むシステム100による。
【解決手段】セルロースおよび/またはリグノセルロース材料を含むバイオマス原料を生の形態で受け取り、下流プロセスによって原料として用いるために物理的に調製し貯蔵する供給材料調製サブシステム110、原料の平均分子量および結晶化度を低減することによって主な生産プロセスで用いるための原料を調製する前処理サブシステム114、有用な産物(例えば、エタノール、他のアルコール、医薬、および/または食品産物)を生じさせる一次プロセスサブシステム118、および後処理サブシステム122を含むシステム100による。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
0.5g/cm3未満の嵩密度を有するバイオマス原料を輻射線照射、音波処理、熱分解、および酸化からなる群より選択される処理方法を用いて処理することにより調製された、処理されたバイオマス原料を、微生物を用いて産物に変換する工程を含む、バイオマス原料の分子構造を変化させる方法であって、
処理が電子線を照射する工程を少なくとも含み、電子線を照射する工程は、電子線以外の輻射線の照射、音波処理、熱分解、および酸化からなる群より選択される処理と組み合わされてもよい、前記方法。
【請求項2】
バイオマス原料が0.35g/cm3未満の嵩密度を有する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
初期原料の嵩密度を低減するように初期原料を物理的に処理することによってバイオマス原料を調製する工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
初期原料が、調製する前に、0.7g/cm3よりも大きい嵩密度を有する、請求項3記載の方法。
【請求項5】
初期原料を物理的に処理することが剪断する工程を含む、請求項3記載の方法。
【請求項6】
調製が石材粉砕、機械的剥取または引裂、ピン研削、または空気摩擦粉砕によって初期原料のサイズを低減する工程を含む、請求項3記載の方法。
【請求項7】
バイオマス原料がセルロースまたはリグノセルロース材料を含む、請求項1記載の方法。
【請求項8】
処理がバイオマス原料の分子量を低減するために選択された条件下で行われる、請求項1記載の方法。
【請求項9】
バイオマス原料が0.25m2/gを上回るBET表面積を有する、請求項1記載の方法。
【請求項10】
バイオマス原料が5より大きいかまたは5である長さ対直径比を有する、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記電子線は、電離放射線が少なくとも50 kGyの総線量で適用される、請求項1記載の方法。
【請求項12】
変換が発酵を含む、請求項1記載の方法。
【請求項13】
処理が、バイオマス原料の平均分子量および平均結晶化度の一方もしくは双方を減少させる、またはバイオマス原料の表面積および多孔度の一方もしくは双方を増加させるように選択された条件下で行われる、請求項1記載の方法。
【請求項14】
バイオマス原料が紙、紙産物、紙廃棄物、木材、パーティクルボード、おがくず、汚水、サイレージ、草、もみ殻、バガス、綿、ジュート、麻、亜麻、竹、サイザル麻、マニラ麻、ワラ、トウモロコシ穂軸、トウモロコシ茎葉、スイッチグラス、アルファルファ、干し草、ヤシ毛、海草、海藻、およびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項15】
産物が可燃性燃料を含む、請求項1記載の方法。
【請求項16】
バイオマス原料が内部繊維を有し、かつ該バイオマス原料がその内部繊維が露出する程度まで剪断されている、請求項5記載の方法。
【請求項17】
バイオマス原料が70%を上回る多孔度を有する、請求項1記載の方法。
【請求項18】
処理されたバイオマス原料を酵素的加水分解に供する工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項19】
バイオマス原料が農業廃棄物を含む、請求項1記載の方法。
【請求項1】
0.5g/cm3未満の嵩密度を有するバイオマス原料を輻射線照射、音波処理、熱分解、および酸化からなる群より選択される処理方法を用いて処理することにより調製された、処理されたバイオマス原料を、微生物を用いて産物に変換する工程を含む、バイオマス原料の分子構造を変化させる方法であって、
処理が電子線を照射する工程を少なくとも含み、電子線を照射する工程は、電子線以外の輻射線の照射、音波処理、熱分解、および酸化からなる群より選択される処理と組み合わされてもよい、前記方法。
【請求項2】
バイオマス原料が0.35g/cm3未満の嵩密度を有する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
初期原料の嵩密度を低減するように初期原料を物理的に処理することによってバイオマス原料を調製する工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
初期原料が、調製する前に、0.7g/cm3よりも大きい嵩密度を有する、請求項3記載の方法。
【請求項5】
初期原料を物理的に処理することが剪断する工程を含む、請求項3記載の方法。
【請求項6】
調製が石材粉砕、機械的剥取または引裂、ピン研削、または空気摩擦粉砕によって初期原料のサイズを低減する工程を含む、請求項3記載の方法。
【請求項7】
バイオマス原料がセルロースまたはリグノセルロース材料を含む、請求項1記載の方法。
【請求項8】
処理がバイオマス原料の分子量を低減するために選択された条件下で行われる、請求項1記載の方法。
【請求項9】
バイオマス原料が0.25m2/gを上回るBET表面積を有する、請求項1記載の方法。
【請求項10】
バイオマス原料が5より大きいかまたは5である長さ対直径比を有する、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記電子線は、電離放射線が少なくとも50 kGyの総線量で適用される、請求項1記載の方法。
【請求項12】
変換が発酵を含む、請求項1記載の方法。
【請求項13】
処理が、バイオマス原料の平均分子量および平均結晶化度の一方もしくは双方を減少させる、またはバイオマス原料の表面積および多孔度の一方もしくは双方を増加させるように選択された条件下で行われる、請求項1記載の方法。
【請求項14】
バイオマス原料が紙、紙産物、紙廃棄物、木材、パーティクルボード、おがくず、汚水、サイレージ、草、もみ殻、バガス、綿、ジュート、麻、亜麻、竹、サイザル麻、マニラ麻、ワラ、トウモロコシ穂軸、トウモロコシ茎葉、スイッチグラス、アルファルファ、干し草、ヤシ毛、海草、海藻、およびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
【請求項15】
産物が可燃性燃料を含む、請求項1記載の方法。
【請求項16】
バイオマス原料が内部繊維を有し、かつ該バイオマス原料がその内部繊維が露出する程度まで剪断されている、請求項5記載の方法。
【請求項17】
バイオマス原料が70%を上回る多孔度を有する、請求項1記載の方法。
【請求項18】
処理されたバイオマス原料を酵素的加水分解に供する工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項19】
バイオマス原料が農業廃棄物を含む、請求項1記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図30】
【図31】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図30】
【図31】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【公開番号】特開2012−11382(P2012−11382A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−164907(P2011−164907)
【出願日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【分割の表示】特願2009−534675(P2009−534675)の分割
【原出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【出願人】(509284598)キシレコ インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【分割の表示】特願2009−534675(P2009−534675)の分割
【原出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【出願人】(509284598)キシレコ インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]