説明

ピペリジニルピペラジン化合物

【課題】肥満症、高脂血症等の予防・治療に有用と考えられる、アセチル−CoAカルボキシラーゼ阻害作用を示す、優れた化合物を提供する。
【解決手段】下記式(I)で表される化合物もしくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。


[式(I)、Yは、O,NR4,S,CH=N又はN=CHであり、R1は、置換されても良いアリール、ヘテロアリール、アミノ又は含窒素飽和複素環であり、R2は、Hであり、R3は、置換されても良いアリール又はヘテロアリールであり、又は、R2及びR3は、隣接する炭素原子と一緒になって環、形成しても良くR4は、水素原子又はアルキルであり、Xは、CO又はSO2であり、Aは、置換されても良いアルキル、シクロアルキル、含窒素飽和複素環、等である。]


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式(I)中、
Yは、O,NR4,S,CH=N又はN=CHであり、
1は、
(1)アリール(該アリールは、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルコキシで置換されても良い)、
(2)ヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン原子又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(3)アミノ{該アミノは、C1−C6アルキル、−COR5、−CONR67、アリール(該アリールは、ハロゲン原子又はC1−C3アルキルで置換されても良い)及びヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン原子又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い}、又は
(4)含窒素飽和複素環(該含窒素飽和複素環は、C1−C3アルキル又はオキソで置換されても良い)であり、
5はC1−C3アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C3アルコキシ、アリール又はヘテロアリールであり、
6及びR7は、同一又は異なって、水素原子、C1−C3アルコキシ又はC1−C3アルキル(該C1−C3アルキルは、ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い)であり、
2は、水素原子であり、
3は、アリール又はヘテロアリール(該アリール又はヘテロアリールは、ハロゲン、C1−C6アルキル又はカルボキシで置換されても良い)、
又は、R2及びR3は、隣接する炭素原子と一緒になって部分的に飽和された単環式炭化水素環、アリール又はヘテロアリールを形成しても良く
{該部分的に飽和された単環式炭化水素環、アリール又はヘテロアリールは、ハロゲン原子、C1−C3アルキル(該C1−C3アルキルは、ハロゲン原子で置換されても良い)、C1−C3アルコキシ(該C1−C3アルコキシは、ハロゲン原子で置換されても良い)、及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い}、
4は、水素原子又はC1−C3アルキルであり、
Xは、CO又はSO2であり、
Aは、
(1)C1−C6アルキル(該C1−C6アルキルは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良い)、
(2)C3−C10シクロアルキル(該C3−C10シクロアルキルは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(3)含窒素飽和複素環(該含窒素飽和複素環は、C2−C3アルカノイル、C2−C7アルコキシカルボニル又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(4)アリール(該アリールは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(5)ヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(6)C1−C6アルコキシ(該C1−C6アルコキシは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良い)、
(7)C3−C6シクロアルキルオキシ(該C3−C6シクロアルキルオキシは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、又は
(8)アミノ(該アミノは、C1−C6アルキルで置換されても良い)
である。]で表される化合物若しくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。
【請求項2】
Yが、Sであり、
R1が、
(1)フェニル(該フェニルは、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルコキシで置換されても良い)、
(2)アミノ{該アミノは、C1−C6アルキル、−COR5、−CONR67、からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い}、又は
(3)含窒素飽和複素環(該含窒素飽和複素環は、C1−C3アルキル又はオキソで置換されても良い)であり、
5が、C1−C3アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C3アルコキシ、アリール又はヘテロアリールであり、
6及びR7が、同一又は異なって、水素原子、C1−C3アルコキシ又はC1−C3アルキル(該C1−C3アルキルは、ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い)であり、
2及びR3が、隣接する炭素原子と一緒になってフェニル又はピリジルを形成し
{該フェニル又はピリジルは、ハロゲン原子、C1−C3アルキル(該C1−C3アルキルは、ハロゲン原子で置換されても良い)、C1−C3アルコキシ(該C1−C3アルコキシは、ハロゲン原子で置換されても良い)、及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い}、
Xが、COであり、
Aが、
(1)C1−C6アルキル(該C1−C6アルキルは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良い)、
(2)C3−C10シクロアルキル(該C3−C10シクロアルキルは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(3)含窒素飽和複素環(該含窒素飽和複素環は、C2−C3アルカノイル、C2−C7アルコキシカルボニル又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(4)アリール(該アリールは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(5)ヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、
(6)C1−C6アルコキシ(該C1−C6アルコキシは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良い)、
(7)C3−C6シクロアルキルオキシ(該C3−C6シクロアルキルオキシは、ハロゲン原子、ヒドロキシ又はC1−C3アルキルで置換されても良い)、又は
(8)アミノ(該アミノは、C1−C6アルキルで置換されても良い)
である、請求項1記載の化合物若しくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。
【請求項3】
請求項1又は2記載の化合物若しくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物を含有することを特徴とする、アセチル−CoAカルボキシラーゼ阻害剤。
【請求項4】
請求項1又は2記載の化合物若しくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物を含有することを特徴とする、哺乳動物の組織におけるトリグリセリド含量低下剤。
【請求項5】
請求項1又は2記載の化合物若しくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物を含有することを特徴とする、肥満症、高脂血症、糖尿病、糖尿病合併症、高血圧症、心不全、糖尿病性心筋症、メタボリックシンドローム若しくはアテローム性動脈硬化症等の予防又は治療剤。




【公開番号】特開2010−43019(P2010−43019A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−207719(P2008−207719)
【出願日】平成20年8月12日(2008.8.12)
【出願人】(000002819)大正製薬株式会社 (437)
【Fターム(参考)】