説明

ピラゾロピリジンおよびその類似物

【課題】サイトカインの生合成を調整するのに有用な新規なクラスの化合物の提供。
【解決手段】ピラゾロピリジン−4−アミン、ピラゾロキノリン−4−アミン、ピラゾロナフチリジン−4−アミン、6,7,8,9−テトラヒドロピラゾロキノリン−4−アミン、これらの化合物を含有する製剤組成物、中間体、これらの化合物を動物でサイトカインの生合成を誘導または阻害するための免疫調整薬として利用、およびウイルス性疾患および腫瘍性疾患を含む疾患の治療時に利用するための方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

(式中、
AおよびRBは各々独立に、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択されるか、
あるいは、RAとRBとの組み合わせで、NとSとからなる群から選択されるヘテロ原子1個を含む縮合アリール環またはヘテロアリール環(ここで、アリール環またはヘテロアリール環は、未置換であるか、1個または2個以上のR’’’基で置換されている)を形成するか、
あるいは、RAとRBとの組み合わせで、NとSとからなる群から選択されるヘテロ原子1個を任意に含有し、かつ未置換であるか1個または2個以上のR基で置換された5〜7員の飽和縮合環を形成し、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択され、
R’およびR’’は独立に、水素と非妨害性置換基とからなる群から選択され、
R’’’は非妨害性置換基であり、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択される
(ただし、RA、RB、R’またはR’’のうちの少なくとも1つが水素以外であり、さらに、RAおよびRBが、未置換であるかクロロで置換されたベンゼン環を形成し、かつ、R’が水素である場合はR’’はフェニル以外であるか、メチル、メトキシ、クロロまたはフルオロで置換されたフェニル以外である))
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
AおよびRBは各々独立に、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項3】
AとRBが縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成する、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項4】
AとRBが5〜7員の飽和縮合環を形成する、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項5】
R’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

【化11】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数である(ただし、a+bは≦7である))、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項6】
R’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X1−Y1−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、ヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止され、かつ、−O−基1個で任意に中断されるアルキレンであり、
Yは、
−O−、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化12】

【化13】

からなる群から選択され、
1は、アルキレンとアリーレンとからなる群から選択され、
1は、
−S−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−C(O)−N(R8)−、
−S(O)2−N(R8)−、
−N(R8)−C(O)−からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキニル、アリールアルキレニル、アリールアルケニレニルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールアルキレニル基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、ジアルキルアミノからなる群であり、アルキルおよびヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化14】

【化15】

および
【化16】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−O−、−C(O)−S−からなる群から選択され、
Wは、結合と−C(O)−とからなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項7】
R’’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項8】
R’’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4からなる群から選択される(式中、
Xは、アリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に末端停止されるアルキレンであり、
Yは、
−S(O)2−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化27】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールオキシアルキレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリルからなる群であり、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルからなる群から選択され、
Qは、結合、−C(O)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−、−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択される)、請求項7に記載の化合物または塩。
【請求項9】
式(II)の化合物
【化28】

(式中、
A1およびRB1は各々独立に、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択されるか、
あるいはRA1とRB1との組み合わせで、NとSとからなる群から選択されるヘテロ原子1個を含む縮合アリール環またはヘテロアリール環(ここで、アリール環またはヘテロアリール環は、未置換であるか、1個以上のR基で置換されているか、1個のR3基で置換されているか、1個のR3基と1個のR基とで置換されている)を形成するか、
あるいは、RA1とRB1との組み合わせで、NとSとからなる群から選択されるヘテロ原子1個を任意に含有し、かつ未置換であるか1個または2個以上のR基で置換された5〜7員の飽和縮合環を形成し、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択され、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
3は、
−Z−R4
−Z−X−R4
−Z−X−Y−R4
−Z−X−Y−X−Y−R4
−Z−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化29】

【化30】

【化31】

【化32】

【化33】

からなる群から選択され、
Zは、結合または−O−であり、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)
5は、
【化34】

【化35】

【化36】

【化37】

【化38】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)である
(ただし、RA1、RB1、R1またはR2のうちの少なくとも1つが水素以外であり、さらに、RA1およびRB1が、未置換であるかクロロで置換された縮合ベンゼン環を形成し、かつ、R1が水素である場合はR2はフェニル以外であるか、メチル、メトキシ、クロロまたはフルオロで置換されたフェニル以外である))
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項10】
A1とRB1が未置換である縮合ベンゼン環を形成する、請求項9に記載の化合物または塩。
【請求項11】
A1とRB1が、未置換である縮合ピリジン環を形成する、請求項9に記載の化合物または塩。
【請求項12】
A1とRB1が、NとSとからなる群から選択されるヘテロ原子1個を任意に含む5〜7員の飽和縮合環を形成し、この環は未置換である、請求項9に記載の化合物または塩。
【請求項13】
1が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X1−Y1−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、ヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止され、かつ、−O−基1個で任意に中断されるアルキレンであり、
Yは、
−O−、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化39】

【化40】

からなる群から選択され、
1は、アルキレンとアリーレンとからなる群から選択され、
1は、
−S−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−C(O)−N(R8)−、
−S(O)2−N(R8)−、
−N(R8)−C(O)−からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキニル、アリールアルキレニル、アリールアルケニレニルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールアルキレニル基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、ジアルキルアミノからなる群であり、アルキルおよびヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化41】

【化42】

【化43】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−O−、−C(O)−S−からなる群から選択され、
Wは、結合と−C(O)−とからなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、請求項9〜12のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項14】
1が、C1~5アルキル、C2~5アルキニル、アリールC1~4アルキレニル、シクロアルキルC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−C1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル−O−C1~4アルキレニル、C1~4アルキル−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−C(O)−O−C1~4アルキレニル、C1~6アルキル−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル(ここで、アリールは未置換であるか、1個または2個のハロゲン基で置換されている)、ヘテロアリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−NH−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ヘテロアリール−NH−C(S)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、
アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロアリールは、未置換であるか、アリール、ヘテロアリール、アルキルからなる群から選択される置換基で置換されている)、ヘテロシクリルC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロシクリルは、未置換であるか、ヘテロアリールおよびオキソからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項13に記載の化合物または塩。
【請求項15】
2が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4からなる群から選択される(式中、
Xは、アリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に末端停止されるアルキレンであり、
Yは、
−S(O)2−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化44】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールオキシアルキレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリルからなる群であり、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルからなる群から選択され、
Qは、結合、−C(O)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−、−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択される)、請求項9〜14のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項16】
2が、水素、C1~5アルキル、C1~4アルコキシC1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、アリールC1~4アルキレニル(ここで、アリールは、未置換であるか、クロロ、フルオロ、メトキシ、メチル、シアノ、メトキシカルボニルからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項15に記載の化合物または塩。
【請求項17】
式(III)の化合物
【化45】

(式中、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択され、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
3は、
−Z−R4
−Z−X−R4
−Z−X−Y−R4
−Z−X−Y−X−Y−R4
−Z−X−R5からなる群から選択され、
nは0〜4であり、
mは0または1であり(ただし、mが1である場合、nは0または1である)、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化46】

【化47】

【化48】

【化49】

【化50】

からなる群から選択され、
Zは、結合または−O−であり、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化51】

【化52】

【化53】

【化54】

【化55】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)である
(ただし、R1が水素である場合はmが0であり、Rがクロロである場合はR2はフェニル以外であるか、メチル、メトキシ、クロロまたはフルオロで置換されたフェニル以外である))
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項18】
1が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X1−Y1−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、ヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止され、かつ、−O−基1個で任意に中断されるアルキレンであり、
Yは、
−O−、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化56】

【化57】

からなる群から選択され、
1は、アルキレンとアリーレンとからなる群から選択され、
1は、
−S−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−C(O)−N(R8)−、
−S(O)2−N(R8)−、
−N(R8)−C(O)−からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキニル、アリールアルキレニル、アリールアルケニレニルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールアルキレニル基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、ジアルキルアミノからなる群であり、アルキルおよびヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化58】

【化59】

【化60】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−O−、−C(O)−S−からなる群から選択され、
Wは、結合と−C(O)−とからなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、請求項17に記載の化合物または塩。
【請求項19】
1が、C1~5アルキル、C2~5アルキニル、アリールC1~4アルキレニル、シクロアルキルC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−C1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル−O−C1~4アルキレニル、C1~4アルキル−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−C(O)−O−C1~4アルキレニル、C1~6アルキル−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル(ここで、アリールは未置換であるか、1個または2個のハロゲン基で置換されている)、ヘテロアリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−NH−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ヘテロアリール−NH−C(S)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、
アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロアリールは、未置換であるか、アリール、ヘテロアリール、アルキルからなる群から選択される置換基で置換されている)、ヘテロシクリルC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロシクリルは、未置換であるか、ヘテロアリールおよびオキソからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項18に記載の化合物または塩。
【請求項20】
1が、メチル、エチル、プロピル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、ブチル、ペント−4−イニル、2−フェニルエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−アミノ−2−メチルプロピル、2−アミノエチル、4−アミノブチル、2−メタンスルホニルエチル、2−(プロピルスルホニル)エチル、4−(メチルスルホニル)ブチル、3−(フェニルスルホニル)プロピル、2−メチル−2−[2−(メチルスルホニル)エトキシ]プロピル、4−アセトキシブチル、4−メタンスルホニルアミノブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノプロピル、2−(2−プロパンスルホニルアミノ)エチル、2−(ベンゼンスルホニルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)エチル、4−(アミノスルホニル)ブチル、4−[(メチルアミノ)スルホニル]ブチル、4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]ブチル、
2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−(イソブチリルアミノ)−2−メチルプロピル、2−メチル−2−(プロピオニルアミノ)プロピル、
2−メチル−2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−メチル−2−[(ピリジン−4−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−(アセチルアミノ)−2−メチルプロピル、
2−(ベンゾイルアミノ)エチル、2−(ベンゾイルアミノ)−2−メチルプロピル、2−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(3,4−ジフルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、
2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]エチル、2−(イソブチリルアミノ)エチル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロピル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、4−(4−ピリジン−2−イルピペラジン−1−イル)ブチル、3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−イソプロピルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−フェニルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−ピリジン−3−イルイソキサゾール−5−イル)プロピル、4−(3,5,5−トリメチル−1,2,4−オキサジアゾール−4(5H)−イル)ブチル、4−(3−メチル−1−オキサ−2,4−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−イル)ブチル、2−{[(ピリジン−3−イルアミノ)カルボノチオイル]アミノ}エチル、2−{[(ジメチルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、2−{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}エチルからなる群から選択される、請求項19に記載の化合物または塩。
【請求項21】
2が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4からなる群から選択される(式中、
Xは、アリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に末端停止されるアルキレンであり、
Yは、
−S(O)2−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化61】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールオキシアルキレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリルからなる群であり、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルからなる群から選択され、
Qは、結合、−C(O)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−、−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択される)、請求項17〜20のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項22】
2が、水素、アルキル、アリールアルキレニル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニルからなる群から選択される、請求項17〜21のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項23】
2が、水素、C1~5アルキル、C1~4アルコキシC1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、アリールC1~4アルキレニル(ここで、アリールは、未置換であるか、クロロ、フルオロ、メトキシ、メチル、シアノ、メトキシカルボニルからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項17〜21のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項24】
1が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−(プロピルスルホニル)エチル、2−メタンスルホニルエチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、2−(ベンゾイルアミノ)エチル、4−メタンスルホニルアミノブチルからなる群から選択され、R2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メトキシエチル、2−ヒドロキシエチル、ベンジルからなる群から選択される、請求項17に記載の化合物または塩。
【請求項25】
Rがヒドロキシおよびメトキシからなる群から選択され、mは0であり、nは1である、請求項17〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項26】
3が、アリール、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールからなる群から選択される(ここで、アリール、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールは未置換であるか、アルキルとハロゲンとからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換され、mは1であり、nは0である、請求項17〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項27】
3が、フェニル、ベンジルオキシ、3−フリル、ピリジン−3−イル、p−トルイル、(4−クロロベンジル)オキシ、(4−メチルベンジル)オキシからなる群から選択される、請求項26に記載の化合物または塩。
【請求項28】
nが0であるか、mが0である、請求項17〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項29】
mおよびnが0である、請求項17〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項30】
以下の式(IV、V、VI、VII)からなる群から選択される化合物
【化62】

(式中、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択され、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
3は、
−Z−R4
−Z−X−R4
−Z−X−Y−R4
−Z−X−Y−X−Y−R4
−Z−X−R5からなる群から選択され、
nは0または1であり、
mは0または1であり、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化63】

【化64】

【化65】

【化66】

【化67】

からなる群から選択され、
Zは、結合または−O−であり、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化68】

【化69】

【化70】

【化71】

【化72】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)である)
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項31】
nが0であるか、mが0である、請求項30に記載の化合物または塩。
【請求項32】
nおよびmが0である、請求項30に記載の化合物または塩。
【請求項33】
1が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X1−Y1−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、ヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止され、かつ、−O−基1個で任意に中断されるアルキレンであり、
Yは、
−O−、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化73】

【化74】

からなる群から選択され、
1は、アルキレンとアリーレンとからなる群から選択され、
1は、
−S−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−C(O)−N(R8)−、
−S(O)2−N(R8)−、
−N(R8)−C(O)−からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキニル、アリールアルキレニル、アリールアルケニレニルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールアルキレニル基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、ジアルキルアミノからなる群であり、アルキルおよびヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化75】

【化76】

【化77】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−O−、−C(O)−S−からなる群から選択され、
Wは、結合と−C(O)−とからなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、請求項30〜32のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項34】
1が、C1~5アルキル、C2~5アルキニル、アリールC1~4アルキレニル、シクロアルキルC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−C1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル−O−C1~4アルキレニル、C1~4アルキル−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−C(O)−O−C1~4アルキレニル、C1~6アルキル−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル(ここで、アリールは未置換であるか、1個または2個のハロゲン基で置換されている)、ヘテロアリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−NH−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ヘテロアリール−NH−C(S)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、
アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロアリールは、未置換であるか、アリール、ヘテロアリール、アルキルからなる群から選択される置換基で置換されている)、ヘテロシクリルC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロシクリルは、未置換であるか、ヘテロアリールおよびオキソからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項33に記載の化合物または塩。
【請求項35】
1が、メチル、エチル、プロピル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、ブチル、ペント−4−イニル、2−フェニルエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−アミノ−2−メチルプロピル、2−アミノエチル、4−アミノブチル、2−メタンスルホニルエチル、2−(プロピルスルホニル)エチル、4−(メチルスルホニル)ブチル、3−(フェニルスルホニル)プロピル、2−メチル−2−[2−(メチルスルホニル)エトキシ]プロピル、4−アセトキシブチル、4−メタンスルホニルアミノブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノプロピル、2−(2−プロパンスルホニルアミノ)エチル、2−(ベンゼンスルホニルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)エチル、4−(アミノスルホニル)ブチル、4−[(メチルアミノ)スルホニル]ブチル、4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]ブチル、
2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−(イソブチリルアミノ)−2−メチルプロピル、2−メチル−2−(プロピオニルアミノ)プロピル、
2−メチル−2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−メチル−2−[(ピリジン−4−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−(アセチルアミノ)−2−メチルプロピル、
2−(ベンゾイルアミノ)エチル、2−(ベンゾイルアミノ)−2−メチルプロピル、2−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(3,4−ジフルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、
2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]エチル、2−(イソブチリルアミノ)エチル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロピル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、4−(4−ピリジン−2−イルピペラジン−1−イル)ブチル、3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−イソプロピルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−フェニルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−ピリジン−3−イルイソキサゾール−5−イル)プロピル、4−(3,5,5−トリメチル−1,2,4−オキサジアゾール−4(5H)−イル)ブチル、4−(3−メチル−1−オキサ−2,4−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−イル)ブチル、2−{[(ピリジン−3−イルアミノ)カルボノチオイル]アミノ}エチル、2−{[(ジメチルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、2−{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}エチルからなる群から選択される、請求項34に記載の化合物または塩。
【請求項36】
2が、水素、アルキル、アリールアルキレニル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニルからなる群から選択される、請求項30〜35のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項37】
2が、水素、C1~5アルキル、C1~4アルコキシC1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、アリールC1~4アルキレニル(ここで、アリールは、未置換であるか、クロロ、フルオロ、メトキシ、メチル、シアノ、メトキシカルボニルからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項30〜35のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項38】
1が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−(プロピルスルホニル)エチル、2−メタンスルホニルエチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、2−(ベンゾイルアミノ)エチル、4−メタンスルホニルアミノブチルからなる群から選択され、R2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メトキシエチル、2−ヒドロキシエチル、ベンジルからなる群から選択される、請求項32に記載の化合物または塩。
【請求項39】
式(VIII)の化合物
【化78】

(式中、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択され、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
nは0〜4であり、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化79】

【化80】

【化81】

【化82】

【化83】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化84】

【化85】

【化86】

【化87】

【化88】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)である)
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項40】
nが0である、請求項39に記載の化合物または塩。
【請求項41】
1が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X1−Y1−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、ヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止され、かつ、−O−基1個で任意に中断されるアルキレンであり、
Yは、
−O−、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化89】

【化90】

からなる群から選択され、
1は、アルキレンとアリーレンとからなる群から選択され、
1は、
−S−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−C(O)−N(R8)−、
−S(O)2−N(R8)−、
−N(R8)−C(O)−からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキニル、アリールアルキレニル、アリールアルケニレニルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールアルキレニル基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、ジアルキルアミノからなる群であり、アルキルおよびヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化91】

【化92】

【化93】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−O−、−C(O)−S−からなる群から選択され、
Wは、結合と−C(O)−とからなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、請求項39または40に記載の化合物または塩。
【請求項42】
1が、C1~5アルキル、C2~5アルキニル、アリールC1~4アルキレニル、シクロアルキルC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−C1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル−O−C1~4アルキレニル、C1~4アルキル−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−C(O)−O−C1~4アルキレニル、C1~6アルキル−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル(ここで、アリールは、未置換であるか、ハロゲン基1個または2個で置換されている)、ヘテロアリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−NH−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ヘテロアリール−NH−C(S)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、
アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロアリールは、未置換であるか、アリール、ヘテロアリール、アルキルからなる群から選択される置換基で置換されている)、ヘテロシクリルC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロシクリルは、未置換であるか、ヘテロアリールおよびオキソからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項41に記載の化合物または塩。
【請求項43】
1が、メチル、エチル、プロピル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、ブチル、ペント−4−イニル、2−シクロヘキシルエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−アミノ−2−メチルプロピル、2−アミノエチル、4−アミノブチル、2−メタンスルホニルエチル、2−(プロピルスルホニル)エチル、4−(メチルスルホニル)ブチル、3−(フェニルスルホニル)プロピル、2−メチル−2−[2−(メチルスルホニル)エトキシ]プロピル、4−アセトキシブチル、4−メタンスルホニルアミノブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノプロピル、2−(2−プロパンスルホニルアミノ)エチル、2−(ベンゼンスルホニルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)エチル、4−(アミノスルホニル)ブチル、4−[(メチルアミノ)スルホニル]ブチル、4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]ブチル、
2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−(イソブチリルアミノ)−2−メチルプロピル、2−メチル−2−(プロピオニルアミノ)プロピル、
2−メチル−2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−メチル−2−[(ピリジン−4−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−(アセチルアミノ)−2−メチルプロピル、
2−(ベンゾイルアミノ)エチル、2−(ベンゾイルアミノ)−2−メチルプロピル、2−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(3,4−ジフルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、
2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]エチル、2−(イソブチリルアミノ)エチル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロピル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、4−(4−ピリジン−2−イルピペラジン−1−イル)ブチル、3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−イソプロピルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−フェニルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−ピリジン−3−イルイソキサゾール−5−イル)プロピル、4−(3,5,5−トリメチル−1,2,4−オキサジアゾール−4(5H)−イル)ブチル、4−(3−メチル−1−オキサ−2,4−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−イル)ブチル、2−{[(ピリジン−3−イルアミノ)カルボノチオイル]アミノ}エチル、2−{[(ジメチルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、2−{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}エチルからなる群から選択される、請求項42に記載の化合物または塩。
【請求項44】
2が、水素、アルキル、アリールアルキレニル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニルからなる群から選択される、請求項39〜43のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項45】
2が、水素、C1~5アルキル、C1~4アルコキシC1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、アリールC1~4アルキレニル(ここで、アリールは、未置換であるか、クロロ、フルオロ、メトキシ、メチル、シアノ、メトキシカルボニルからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項39〜43のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項46】
1が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、2−シクロヘキシルエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−(プロピルスルホニル)エチル、2−メタンスルホニルエチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、2−(ベンゾイルアミノ)エチル、4−メタンスルホニルアミノブチルからなる群から選択され、R2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メトキシエチル、2−ヒドロキシエチルからなる群から選択される、請求項40に記載の化合物または塩。
【請求項47】
式(IX)の化合物
【化94】

(式中、
A2およびRB2は各々独立に、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択され、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化95】

【化96】

【化97】

【化98】

【化99】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化100】

【化101】

【化102】

【化103】

【化104】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)である
(ただし、RA2、RB2、R1またはR2のうちの少なくとも1つが水素以外である))
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項48】
A2およびRB2が各々アルキルである、請求項47に記載の化合物または塩。
【請求項49】
1が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X1−Y1−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、ヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止され、かつ、−O−基1個で任意に中断されるアルキレンであり、
Yは、
−O−、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化105】

【化106】

からなる群から選択され、
1は、アルキレンとアリーレンとからなる群から選択され、
1は、
−S−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−C(O)−N(R8)−、
−S(O)2−N(R8)−、
−N(R8)−C(O)−からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキニル、アリールアルキレニル、アリールアルケニレニルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールアルキレニル基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、ジアルキルアミノからなる群であり、アルキルおよびヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化107】

【化108】

【化109】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−O−、−C(O)−S−からなる群から選択され、
Wは、結合と−C(O)−とからなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、請求項47または48に記載の化合物または塩。
【請求項50】
1が、C1~5アルキル、C2~5アルキニル、アリールC1~4アルキレニル、シクロアルキルC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−C1~4アルキレニル、
1~4アルキル−S(O)2−C1~4アルキレニル−O−C1~4アルキレニル、C1~4アルキル−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、
1~4アルキル−C(O)−O−C1~4アルキレニル、C1~6アルキル−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル(ここで、アリールは、未置換であるか、ハロゲン基1個または2個で置換されている)、ヘテロアリール−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、アリール−S(O)2−NH−C1~4アルキレニル、
アリール−NH−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ヘテロアリール−NH−C(S)−NH−C1~4アルキレニル、
ジ(C1~4アルキル)アミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−C(O)−NH−C1~4アルキレニル、ジ(C1~4アルキル)アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、C1~4アルキルアミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、
アミノ−S(O)2−C1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロアリールは、未置換であるか、アリール、ヘテロアリール、アルキルからなる群から選択される置換基で置換されている)、ヘテロシクリルC1~4アルキレニル(ここで、ヘテロシクリルは、未置換であるか、ヘテロアリールおよびオキソからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項49に記載の化合物または塩。
【請求項51】
1が、メチル、エチル、プロピル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、ブチル、ペント−4−イニル、2−フェニルエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−アミノ−2−メチルプロピル、2−アミノエチル、4−アミノブチル、2−メタンスルホニルエチル、2−(プロピルスルホニル)エチル、4−(メチルスルホニル)ブチル、3−(フェニルスルホニル)プロピル、2−メチル−2−[2−(メチルスルホニル)エトキシ]プロピル、4−アセトキシブチル、4−メタンスルホニルアミノブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノプロピル、2−(2−プロパンスルホニルアミノ)エチル、2−(ベンゼンスルホニルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)エチル、4−(アミノスルホニル)ブチル、4−[(メチルアミノ)スルホニル]ブチル、4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]ブチル、
2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−(イソブチリルアミノ)−2−メチルプロピル、2−メチル−2−(プロピオニルアミノ)プロピル、
2−メチル−2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−メチル−2−[(ピリジン−4−イルカルボニル)アミノ]プロピル、2−(アセチルアミノ)−2−メチルプロピル、
2−(ベンゾイルアミノ)エチル、2−(ベンゾイルアミノ)−2−メチルプロピル、2−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−[(3,4−ジフルオロベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロピル、
2−[(ピリジン−3−イルカルボニル)アミノ]エチル、2−(イソブチリルアミノ)エチル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロピル、
2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、4−(4−ピリジン−2−イルピペラジン−1−イル)ブチル、3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−イソプロピルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−フェニルイソキサゾール−5−イル)プロピル、3−(3−ピリジン−3−イルイソキサゾール−5−イル)プロピル、4−(3,5,5−トリメチル−1,2,4−オキサジアゾール−4(5H)−イル)ブチル、4−(3−メチル−1−オキサ−2,4−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−エン−4−イル)ブチル、2−{[(ピリジン−3−イルアミノ)カルボノチオイル]アミノ}エチル、2−{[(ジメチルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、2−{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}エチルからなる群から選択される、請求項50に記載の化合物または塩。
【請求項52】
2が、水素、アルキル、アリールアルキレニル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニルからなる群から選択される、請求項47〜51のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項53】
2が、水素、C1~5アルキル、C1~4アルコキシC1~4アルキレニル、ヒドロキシC1~4アルキレニル、アリールC1~4アルキレニル(ここで、アリールは、未置換であるか、クロロ、フルオロ、メトキシ、メチル、シアノ、メトキシカルボニルからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されている)からなる群から選択される、請求項47〜51のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項54】
1が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、2−シクロヘキシルエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−(プロピルスルホニル)エチル、2−メタンスルホニルエチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル、4−[(モルホリン−4−イルカルボニル)アミノ]ブチル、2−(ベンゾイルアミノ)エチル、4−メタンスルホニルアミノブチルからなる群から選択され、R2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、2−メトキシエチル、2−ヒドロキシエチル、ベンジルからなる群から選択され、RA2およびRB2が各々メチルである、請求項48に記載の化合物または塩。
【請求項55】
式(Ia)の化合物
【化110】

(式中、
A3およびRB3は各々独立に、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、
−N(R92からなる群から選択されるか、
あるいは、RA3とRB3との組み合わせで、ヘテロ原子1個を含む縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成するか、あるいは、ヘテロ原子1個を任意に含む5〜7員の飽和環を形成し(ここで、ヘテロ原子はNとSとからなる群から選択され、かつ、ヘテロ原子1個を任意に含むアリール、ヘテロアリールまたは5〜7員の飽和環は、未置換であるか、1個または2個以上の非妨害性置換基で置換されている)、
R’およびR’’は独立に、水素、非妨害性置換基からなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択される
(ただし、RA3、RB3、R’またはR’’のうちの少なくとも1つが水素以外であり、さらに、RA3およびRB3が、未置換であるかクロロで置換されたベンゼン環を形成し、かつ、R’が水素である場合はR’’フェニル以外であるか、メチル、メトキシ、クロロまたはフルオロで置換されたフェニル以外である))
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項56】
R’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化111】

【化112】

【化113】

【化114】

【化115】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化116】

【化117】

【化118】

【化119】

【化120】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数である(ただし、a+bは≦7である))、
請求項55に記載の化合物または塩。
【請求項57】
R’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X1−Y1−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、ヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止され、かつ、−O−基1個で任意に中断されるアルキレンであり、
Yは、
−O−、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化121】

【化122】

からなる群から選択され、
1は、アルキレンとアリーレンとからなる群から選択され、
1は、
−S−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−C(O)−N(R8)−、
−S(O)2−N(R8)−、
−N(R8)−C(O)−からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキニル、アリールアルキレニル、アリールアルケニレニルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールアルキレニル基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、ジアルキルアミノからなる群であり、アルキルおよびヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化123】

【化124】

【化125】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−O−、−C(O)−S−からなる群から選択され、
Wは、結合と−C(O)−とからなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、
請求項56に記載の化合物または塩。
【請求項58】
R’’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択される(式中、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化126】

【化127】

【化128】

【化129】

【化130】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化131】

【化132】

【化133】

【化134】

【化135】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+bは≦7である)である)、
請求項55〜57のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項59】
R’’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4からなる群から選択される(式中、
Xは、アリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に末端停止されるアルキレンであり、
Yは、
−S(O)2−、
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(O)−N(R8)−、
【化136】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アリール基、アリールオキシアルキレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクリルからなる群であり、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルからなる群から選択され、
Qは、結合、−C(O)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−、−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択される)、請求項58に記載の化合物または塩。
【請求項60】
薬学的に許容されるキャリアとの組み合わせで、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物または塩を治療有効量で含む製剤組成物。
【請求項61】
請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物または塩を有効量で動物に投与することを含む、動物でのサイトカイン生合成の誘導方法。
【請求項62】
請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物または塩を治療有効量で動物に投与することを含む、動物でのウイルス性疾患の治療方法。
【請求項63】
請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物または塩を治療有効量で動物に投与することを含む、動物での腫瘍性疾患の治療方法。
【請求項64】
以下の式(LXXX)の化合物
【化137】

(式中、
Rは、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
トリフルオロメチル、
ジアルキルアミノからなる群から選択され、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−R5からなる群から選択され、
nは0または1であり、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンからなる群から選択され(ここで、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)、
Yは、
−O−、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
【化138】

【化139】

【化140】

【化141】

【化142】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリルからなる群から選択され(ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、ヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)、
5は、
【化143】

【化144】

【化145】

【化146】

【化147】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0-2−、−N(−Q−R4)−、−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)である)
またはその薬学的に許容可能な塩。

【公開番号】特開2012−236838(P2012−236838A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−162368(P2012−162368)
【出願日】平成24年7月23日(2012.7.23)
【分割の表示】特願2006−534174(P2006−534174)の分割
【原出願日】平成16年10月1日(2004.10.1)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】