説明

ピロロピラゾール類、強力なキナーゼ阻害剤

式(I)のピロールピラゾール化合物、これらの化合物を含む組成物およびそれらの使用方法を提供する。式Iの好ましい化合物は、PAK4の阻害剤として含むタンパク質キナーゼ阻害剤としての活性を有する。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、または薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくは水和物
【化1】

[式中、
は、−S(O)R、−S(O)、C〜C12アルキル、1〜6個のRにより置換されているC〜C12アルキル、C〜C12シクロアルキル、1〜6個のRにより置換されているC〜C12シクロアルキル、C〜C12アルケニル、1〜6個のRにより置換されているC〜C12アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、1〜6個のRにより置換されているC〜C12シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、1〜6個のRにより置換されているC〜C12アルキニル、3〜12員ヘテロシクリル、1〜6個のRにより置換されている3〜12員ヘテロシクリル、C〜Cアラルキル、1〜6個のRにより置換されているC〜Cアラルキル、C〜Cヘテロアラルキル、1〜6個のRにより置換されているC〜Cヘテロアラルキル、C〜C10アリール、1〜6個のRにより置換されているC〜C10アリール、5〜12員ヘテロアリール、および1〜6個のRにより置換されている5〜12員ヘテロアリールから選択され、任意の2個の隣接するRは、それらが結合している原子と一緒に、縮合4〜7員環を形成してもよく、前記縮合環は、1〜3個のRによりさらに置換されていてもよく、
およびRは、各々独立して、−H、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、−(L)−ハライド、−(L)−CN、−(L)−OH、−(L)−NH、−(L)−(C〜Cモノアルキルアミノ)および−(L)−(C〜Cジアルキルアミノ)から選択されるが、ただし、RおよびRは、同時にHとはならないか、またはRおよびRは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニルおよび3〜6員ヘテロシクリルから選択される環を形成してもよく、前記環は、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cアルコキシ、オキソ、−(C〜Cアルキレン)−ハライド、−(C〜Cアルキレン)−CN、−(C〜Cアルキレン)−OH、−(C〜Cアルキレン)−NH、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cモノアルキルアミノ)および−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cジアルキルアミノ)から選択される1〜2個の基によりさらに置換されていてもよく、
は、R、−C(O)R、−C(O)NR、−C(O)OR、−C(O)CH(R)R、−C(O)NHCH(R)R、−C(O)OCH(R)R、−C(O)CH(R)CH(R)R、−C(O)SR、−S(O)R、−S(O)NR、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NRおよび−S(O)ORから選択され、Rは、HまたはC〜Cアルキルであり、
各Rは、独立して、R、−(L)−ハライド、−(L)−CN、−(L)−C(O)R、−(L)−C(O)OR、−(L)−C(O)NR、−(L)−C(O)SR、−(L)−OR、−(L)−OC(O)R、−(L)−OC(O)NR、−(L)−O−C(O)OR、−(L)−NO、−(L)−NR、−(L)−N(R)C(O)R、−(L)−N(R)C(O)OR、−(L)−NRS(O)R、−(L)−NRS(O)OR、−(L)−NRS(O)、−(L)−NRS(O)OR、−(L)−SR、−(L)−S(O)R、−(L)−S(O)OR、−(L)−S(O)、−(L)−S(O)OR、−(L)−S(O)NR、−(L)−S(O)NR、−(L)−O−L−NR、−(L)−O−L−ORおよび−(L)−NR−L−ORから選択され、
各R、R、R、およびRは、独立して、H、−(L)−(C〜Cペルフルオロアルキル)、C〜C12アルキル、−(C〜Cアルキレン)−(C〜C12シクロアルキル)、−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜C12アルケニル)、−(L)−(C〜C12シクロアルケニル)、−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜C12アルキニル)、−(L)−(3〜12員ヘテロシクリル)、−(L)−(C〜C10アリール)および−(L)−(5〜12員ヘテロアリール)から選択され、各R、R、R、およびRは、独立して、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよく、RおよびR、またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒に、3〜12員ヘテロシクリルおよび5〜12員ヘテロアリールから選択される環を形成してもよく、前記環は、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよく、
各Rは、独立して、オキソ、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cペルフルオロアルキル)、C〜C12アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキレン)−(3〜7員ヘテロシクリル)、−(C〜Cアルキレン)−(5〜7員ヘテロアリール)、−(L)−ハライド、−(L)−CN、−(L)−C(O)R、−(L)−C(O)OR、−(L)−C(O)NR、−(L)−OR、−(L)−OC(O)R、−(L)−NO、−(L)−NR、−(L)−N(R)C(O)R、−(L)−O−L−NR、−(L)−SR、−(L)−S(O)R、−(L)−S(O)から選択され、各Rは、独立して、C〜Cアルキル、ハライドおよびC〜Cペルフルオロアルキルから選択される1〜3個の基によりさらに置換されていてもよく、
各RおよびRは、独立して、−H、−OH、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)または−(C〜Cアルキレン)−(3〜6員ヘテロシクリル)であり、RおよびRは、3〜7員ヘテロシクリルおよび5〜7員ヘテロアリールから選択される環を形成してもよく、前記環は、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cアルコキシ、オキソ、−(C〜Cアルキレン)−ハライド、−(C〜Cアルキレン)−CN、−(C〜Cアルキレン)−OH、−(C〜Cアルキレン)−NH、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cモノアルキルアミノ)および−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cジアルキルアミノ)から選択される1〜2個の基によりさらに置換されていてもよく、
各Lは、独立して、−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキレン)−および、−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜Cアルキレン)−から選択される二価の基であり、
各mは、独立して、0または1であり、
nは、1、2、または3である]。
【請求項2】
nが、1である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
各RおよびRが、独立して、H、非置換C〜Cアルキルおよび非置換C〜Cシクロアルキルから選択されるか、またはRおよびRが、非置換シクロプロピル、非置換シクロブチルおよび非置換シクロペンチルから選択される環を形成する請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、非置換メチルであり、Rが、非置換メチルである請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
が、−C(O)NHCH(R)Rである請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
が、−C(O)OCH(R)Rである請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
が、−C(O)CH(R)CH(R)Rである請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
が、−(C〜Cアルキレン)−フェニル、−(C〜Cアルキレン)−(5〜12員ヘテロアリール)、−(C〜Cアルキレン)−(C〜C12シクロアルキル)および−(C〜Cアルキレン)−(3〜12員ヘテロシクリル)から選択され、Rが、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよく、Rが、−NRにより置換されているC〜Cアルキル、および1〜6個のRにより置換されていてもよい−(C〜Cアルキレン)−(C〜C12ヘテロシクリル)から選択される請求項5から7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
が、−NRにより置換されているメチル基である請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が、フェニル、5〜12員ヘテロアリール、3〜12員ヘテロシクリルおよび3〜12員シクロアルキルから選択され、Rが、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよく、Rが、NRにより置換されているメチル基である請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
が、−C(O)NRであり、Rが、HおよびC〜Cアルキルから選択される請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
が、−C(O)ORである請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
が、−C(O)CH(R)Rであり、Rが、HおよびC〜Cアルキルから選択される請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
が、−(C〜Cシクロアルキレン)−フェニル、−(C〜Cシクロアルキレン)−(5〜12員ヘテロアリール)および−(C〜Cシクロアルキレン)−(3〜12員ヘテロシクリル)から選択され、Rが、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよい請求項11から13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
が、−(シクロプロピレン)−フェニルであり、Rが、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよい請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
nが、1であり、Rが、−C(O)NRであり、RおよびRが、3〜12員ヘテロシクリルおよび5〜12員ヘテロアリールから選択される環を形成し、前記環が、N、OおよびSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、前記環が、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
およびRにより形成される環が、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピリジニルおよび
【化2】

から選択され、環が、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよい請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が、5〜12員ヘテロアリールであり、Rが、1〜6個のRによりさらに置換されていてもよい請求項1から17のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
が、
【化3】

から選択され、Rが、1〜5個のRによりさらに置換されていてもよい請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
各Rが、独立して、−(L−(C〜Cペルフルオロアルキル)、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、1〜2個のC〜Cアルキルにより置換されていてもよい−(C〜Cアルキレン)−(3〜4員ヘテロシクリル)、−(L−ハライド、−(L−CN、−(L−C(O)R、−(L−C(O)OR、−(L−C(O)NR、−(L−C(O)SR、−(L−OR、−(L−OC(O)R、−(L−OC(O)NR、−(L−NO、−(L−NR、−(L−N(R)C(O)R、−(L−N(R)C(O)OR、−(L−O−L−NR、−(L−O−L−OR、−(L−NR−L−OR、−(L−SR、−(L−S(O)R、−(L−S(O)OR、−(L−S(O)NR、−(L−S(O)、−(L−S(O)ORまたは−(L−S(O)NRであり、各RおよびRが、独立して、H、OH、C〜CアルキルまたはC〜Cペルフルオロアルキルであるか、または同一窒素上のRおよびRが、アジリジニルおよびアゼチジニルから選択される3〜4員環を形成し、Lが、−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(3〜4員ヘテロシクリレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(3〜4員ヘテロシクリレン)−および−(3〜4員ヘテロシクリレン)−(C〜Cアルキレン)−から選択される二価の基である請求項18または19に記載の化合物。
【請求項21】
各Rが、独立して、ハライドまたはC〜Cアルキルである請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式VIの化合物、または薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくは水和物
【化4】

[式中、
Bは、結合、−CHR−、−O−または−NH−であり、Rは、HまたはC〜Cアルキルであり、
は、
【化5】

から選択され、Rは、1〜5個のRによりさらに置換されていてもよく、
は、非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルであるか、またはRおよびRは、非置換シクロプロピルおよび非置換シクロブチルから選択される環を形成し、
各Rは、独立して、Rであり、
各Rは、独立して、−(L−(C〜Cペルフルオロアルキル)、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、1〜2個のC〜Cアルキルにより置換されていてもよい−(C〜Cアルキレン)−(3〜4員ヘテロシクリル)、−(L−ハライド、−(L−CN、−(L−C(O)R、−(L−C(O)OR、−(L−C(O)NR、−(L−C(O)SR、−(L−OR、−(L−OC(O)R、−(L−OC(O)NR、−(L−NO、−(L−NR、−(L−N(R)C(O)R、−(L−N(R)C(O)OR、−(L−O−L−NR、−(L−O−L−OR、−(L−NR−L−OR、−(L−SR、−(L−S(O)R、−(L−S(O)OR、−(L−S(O)NR、−(L−S(O)、−(L−S(O)ORまたは−(L−S(O)NRであり、各RおよびRは、独立して、H、OH、C〜CアルキルまたはC〜Cペルフルオロアルキルであるか、または同一窒素上のRおよびRは、アジリジニルおよびアゼチジニルから選択される3〜4員環を形成し、Lは、−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(3〜4員ヘテロシクリレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(3〜4員ヘテロシクリレン)−および−(3〜4員ヘテロシクリレン)−(C〜Cアルキレン)−から選択される二価の基であり、
は、−(C〜Cシクロアルキレン)−フェニル、−(C〜Cシクロアルキレン)−(5〜12員ヘテロアリール)、−(C〜Cシクロアルキレン)−(3〜12員ヘテロシクリル)および−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜C12シクロアルキル)から選択され、Rは、オキソおよびRから選択される1〜6個の基によりさらに置換されていてもよく、
各mは、独立して、0または1である]。
【請求項23】
Bが、−O−であり、Rが、非置換メチルであり、Rが、非置換メチルである請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
が、
【化6】

から選択される請求項22または23に記載の化合物。
【請求項25】
が、
【化7】

から選択される請求項22または23に記載の化合物。
【請求項26】
Bが、−NH−であり、Rが、非置換メチルであり、Rが、非置換メチルである請求項22に記載の化合物。
【請求項27】
が、
【化8】

から選択される請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
が、
【化9】

から選択される請求項26に記載の化合物。
【請求項29】
が、−シクロプロピレン−フェニル、−シクロプロピレン−(5〜12員ヘテロアリール)および−シクロプロピレン−(3−12員ヘテロシクリル)から選択され、Rが、オキソおよびRから選択される1〜6個の基によりさらに置換されていてもよい請求項22から28のいずれかに記載の化合物。
【請求項30】
が、
【化10】

から選択され、上式で示される立体化学が、シクロプロピレン基の2個の置換基がトランスであることを表し、Rが、オキソおよびRから選択される1〜6個の基によりさらに置換されていてもよい請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
上式で示される立体化学が、シクロプロピレン基の炭素中心における絶対立体化学を表している請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
式VIIの化合物、または薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくは水和物
【化11】

[式中、
Bは、結合、−CHR−、−O−または−NH−であり、Rは、HまたはC〜Cアルキルであり、
は、
【化12】

から選択され、Rは、1〜5個のRによりさらに置換されていてもよく、
は、非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルであるか、またはRおよびRは、非置換シクロプロピルおよび非置換シクロブチルから選択される環を形成し、
は、−(L−フェニル、−(L−(5〜12員ヘテロアリール)、−(L−(C〜C12シクロアルキル)、および−(L−(3〜12員ヘテロシクリル)から選択され、Lは、−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜Cアルキレン)−、−O−、−(C〜Cアルキレン)−O−および−O−(C〜Cアルキレン)−から選択される二価の基であり、Rは、オキソおよびRから選択される1〜6個の基によりさらに置換されていてもよく、
は、−(C〜Cアルキレン)−NRであり、各RおよびRは、独立して、H、C〜Cアルキルであるか、またはRおよびRは、OおよびNから選択される1〜2個のヘテロ原子を含む3〜7員ヘテロシクリルを形成し、前記3〜7員ヘテロシクリルは、ハライドおよびC〜Cアルキルから選択される1〜3個の基によりさらに置換されていてもよく、
各Rは、独立して、Rであり、
各Rは、独立して、−(L−(C〜Cペルフルオロアルキル)、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、1〜2個のC〜Cアルキルにより置換されていてもよい−(C〜Cアルキレン)−(3〜4員ヘテロシクリル)、−(L−ハライド、−(L−CN、−(L−C(O)R、−(L−C(O)OR、−(L−C(O)NR、−(L−C(O)SR、−(L−OR、−(L−OC(O)R、−(L−OC(O)NR、−(L−NO、−(L−NR、−(L−N(R)C(O)R、−(L−N(R)C(O)OR、−(L−O−L−NR、−(L−O−L−OR、−(L−NR−L−OR、−(L−SR、−(L−S(O)R、−(L−S(O)OR、−(L−S(O)NR、−(L−S(O)、−(L−S(O)ORまたは−(L−S(O)NRであり、各RおよびRは、独立して、H、OH、C〜CアルキルまたはC〜Cペルフルオロアルキルであるか、または同一窒素上のRおよびRは、アジリジニルおよびアゼチジニルから選択される3〜4員環を形成し、Lは、−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(3〜4員ヘテロシクリレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキレン)−、−(C〜Cシクロアルキレン)−(C〜Cアルキレン)−、−(C〜Cアルキレン)−(3〜4員ヘテロシクリレン)−および−(3〜4員ヘテロシクリレン)−(C〜Cアルキレン)−から選択される二価の基であり、
各mは、独立して、0または1である]。
【請求項33】
B、R、Rおよびそれらを接続する炭素が、炭素においてSキラル中心を形成する請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
化合物が、Sキラル中心に関して鏡像異性的に90%以上純粋である請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
Bが、−O−であり、Rが、非置換メチルであり、Rが、非置換メチルである請求項32から34のいずれかに記載の化合物。
【請求項36】
が、
【化13】

から選択される請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
が、
【化14】

から選択される請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
Bが、−NH−であり、Rが、非置換メチルであり、Rが、非置換メチルである請求項32から34のいずれかに記載の化合物。
【請求項39】
が、
【化15】

から選択される請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
が、
【化16】

から選択される請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
が、−CH−N(CH)CH、−CHNHCH、−CHNHおよびピロリルから選択される請求項32から40のいずれかに記載の化合物。
【請求項42】
が、フェニル、5〜12員ヘテロアリール、3〜12員ヘテロシクリルおよび3〜12員シクロアルキルから選択され、Rが、オキソおよびRから選択される1〜6個の基によりさらに置換されていてもよい請求項32から41のいずれかに記載の化合物。
【請求項43】
請求項1から42のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項44】
請求項1から42のいずれか一項に記載の化合物および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項45】
タンパク質キナーゼ活性により仲介される哺乳類の疾患状態を治療する方法であって、治療的に許容できる量の請求項1から42のいずれかに記載の化合物、塩、水和物または溶媒和物を哺乳類に投与することを含む方法。
【請求項46】
哺乳類の疾患状態が、腫瘍成長または異常細胞増殖である請求項45に記載の方法。
【請求項47】
タンパク質キナーゼの活性を調節する方法であって、タンパク質キナーゼを、有効量の請求項1から42のいずれかに記載の化合物、または薬学的に許容できる塩、溶媒和物と接触させることを含む方法。
【請求項48】
タンパク質キナーゼが、PAK4タンパク質キナーゼである請求項47に記載の方法。

【公表番号】特表2008−526826(P2008−526826A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−549962(P2007−549962)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【国際出願番号】PCT/IB2005/003975
【国際公開番号】WO2006/072831
【国際公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】