説明

プッシュオンスイッチ

【課題】配線基板面に平行な方向から操作部を押し込んで操作するプッシュオンスイッチに関し、配線基板上の占有面積を増やすことなく、半田付け強度の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】アース端子26は、ケース21下面21Eの左右の導出部分に対して下面21Eから離れる方向に曲げ加工されて絶縁樹脂内に埋設された埋設部26Aの中間部で再びケース21下面21Eに露出するように曲げ加工されて、その下面がケース21下面21Eに露出した半田付け用の露出部26Bとなる構成のものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の配線基板に半田付け実装され、配線基板面に平行な方向から押し込んで操作するプッシュオンスイッチに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の小型、薄型化によって、電子機器の側面にも操作ボタンが設けられることが多くなっている。そして、このような操作部分には、配線基板面に平行な方向から押し込んで操作する所謂横押しタイプのプッシュオンスイッチが多く用いられている。
【0003】
このような従来のプッシュオンスイッチについて、図8〜図12を用いて説明する。
【0004】
図8は従来のプッシュオンスイッチの断面図、図9は同分解斜視図、図10は同ケースの平面図、図11は図10のQ−Q線における断面図であり、同図において、1は上面に略円形の凹部1Aを備えた絶縁樹脂からなる略矩形のケースで、前記凹部1Aの内底面中央には中央固定接点2が配されていると共に、その中央固定接点2を中心にした点対称位置の2箇所には、中央固定接点2と電気的に絶縁状態である外側固定接点3が配されている。そして、それら中央固定接点2および外側固定接点3のそれぞれに接続された端子4および5はケース1の外方に各々導出されている。
【0005】
この外側固定接点3から端子5までの状態は、図10の平面図や図11の断面図に示すように、ケース1の凹部1A内底面に露出した外側固定接点3からインサート成形された絶縁樹脂内の埋設部3Aを経てケース1の側壁近傍で下面と同一平面に露出して、そのまま水平に導出されている。
【0006】
また、中央固定接点2から端子4までの状態も同様であるので図示はしないが、インサート成形された絶縁樹脂内の埋設部を経てケース1下面と同一平面で導出されている。
【0007】
6は上方凸形の円形ドーム状に形成された弾性金属薄板からなる可動接点で、その外周が外側固定接点3上に載置されて、ドーム状の中央部下面が中央固定接点2と間隔をあけて対峙するように、前記ケース1の凹部1A内に収容されて配されている。
【0008】
7は下面に図示しない粘着剤を備えた絶縁フィルムからなる保護シートで、前記ケース1の凹部1A上面を塞いで粘着固定されている。
【0009】
8は図8で左方向となるケース1の前方に操作部8Aを突出させて配された操作体で、操作部8Aから後方に向けて駆動部8Bが突出形成されていると共に、駆動部8Bから間隔をあけてその周囲を囲む枠状部8Cを備えている。この操作体8は、前記保護シート7の上面に枠状部8Cが載置されて、前後移動可能に組み込まれている。
【0010】
9は後方下方に向けて切り曲げ形成された傾斜部9Aを中央部に備えた金属板からなるカバーで、傾斜部9Aの前面に前記操作体8の駆動部8B先端を当接させて、係止部9Bがケース1の係止突起1Bに係止されて固定されている。
【0011】
以上のように従来のプッシュオンスイッチは構成されており、次にその動作を説明する。
【0012】
まず、操作体8の操作部8Aを後方に押し込むように押圧すると、操作体8は保護シート7上を後方へ移動し、この移動に伴ってカバー9の傾斜部9Aに当接した駆動部8Bの先端が傾斜面に沿って斜め下方に案内されて移動する。
【0013】
そして、駆動部8B先端の移動により保護シート7を介して可動接点6の中央部に押下力が加えられ、その力が所定の大きさを超えると可動接点6がクリック感を伴って弾性反転し、中央部下面が下方に対峙した中央固定接点2に接触して、可動接点6を介して外側固定接点3と中央固定接点2との間が導通する。これにより、外方に導出された端子4と5の間が導通(スイッチオン)する。
【0014】
この操作部8Aへの押圧操作を解除すると、可動接点6は自己復帰力によりクリック感を伴って元の上方凸形に弾性復帰し、中央部下面が中央固定接点2から離れて、外側固定接点3と中央固定接点2との間が絶縁状態(スイッチオフ)となり、その可動接点6の復帰力などによる付勢力が保護シート7を介して駆動部8B先端に加わり、その先端が傾斜部9Aの傾斜面を斜め上方に案内されつつ操作体8は元の押し込み操作前の図8に示す位置まで押し戻される。
【0015】
そして、このプッシュオンスイッチは、図12の実装状態を説明する外観図に示すように用いられる。
【0016】
図12において、11は、その上面にプッシュオンスイッチの端子4,5に対応するランド12がそれぞれ配設されている配線基板で、それらのランド12上に各端子4,5が載置された後、半田付けされて固定され、操作体8の操作部8Aが配線基板11の端部から前方に突出するように実装されるものであった。
【0017】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2007−329022号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら従来のプッシュオンスイッチにおいては、電子機器の小型薄型化および多機能化により配線基板11上に搭載される電子部品の集積度合いが増し、それに対応してプッシュオンスイッチとしても外形の小さいものが好まれるようになってきているが、その一方で、操作部8Aに想定外の大きな力が加わっても配線基板11からの剥離が抑えられるように、半田付け強度の向上したプッシュオンスイッチの開発要望があった。
【0019】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、実装された配線基板面に平行な方向から操作部を押し込んで操作するプッシュオンスイッチにおいて、配線基板上の占有面積を増やすことなく、半田付け強度の向上を図ることができるプッシュオンスイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
前記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0021】
本発明の請求項1に記載の発明は、絶縁樹脂製のケースにインサート成形で埋設固定され、前記ケースの外方に導出された端子を備え、実装される配線基板面に平行な方向から押圧操作されるプッシュオンスイッチであって、前記端子と繋がる埋設部分の中間部に、前記ケースの下面に露出した半田付け用の露出部が設けられていることを特徴とするプッシュオンスイッチとしたものであり、端子に加えてケース下面の露出部を半田付けにより装着可能な構成にしたため、配線基板上の占有面積を増加することなく、半田付け面積を広くできて、半田付け強度の向上を図ることができるプッシュオンスイッチを提供することができるという作用を有する。
【0022】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、ケースの内部に設けられた固定接点と繋がって前記ケースの外方に導出された端子が設けられていると共に、前記固定接点とは電気的に独立状態にインサート成形されて固定され、前記ケースの外方に導出された端子が、アース端子として用いられ、このアース端子の埋設部分の中間に、前記ケースの下面に露出した露出部が設けられていることを特徴とするものであり、スイッチ用の固定接点とは電気的に独立したアース端子の埋設部分に露出部を構成したことによって、半田付け強度の向上が図られると共に、人体等から操作部に伝わった静電気をアース端子を介してアースに落とせるものを提供できる。そして、例えば従来のプッシュオンスイッチの端子位置のままで、その中の一つ以上をアース端子としたものにすれば、静電気対策のためのアース用ランドを従来のランド位置で構成でき、また前記露出部用のランドもスイッチのケース面積内の位置に設ければよいので、配線基板上の占有面積を増やすことなくパターン配置なども容易に対応できるものに実現できるという作用を有する。
【0023】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、ケースの下面に露出した露出部が、前記下面から僅かに窪んだ位置で露出していることを特徴とするものであり、窪んだ部分に半田を介在させることができるため、プッシュオンスイッチの配線基板からの浮きを抑えて強固に露出部を半田付けすることができるという作用を有する。
【0024】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、ケースの下面に露出した露出部に、下方に突出した垂下部を備えていることを特徴とするものであり、垂下部を配線基板に設けたスルーホールなどに挿入して半田付けすることで、さらに半田付け強度を向上させることができるという作用を有する。
【発明の効果】
【0025】
以上のように本発明によれば、実装された配線基板面に平行な方向から操作部を押し込んで操作するプッシュオンスイッチにおいて、配線基板上の占有面積を増やすことなく、半田付け強度の向上を図ることができるプッシュオンスイッチを得ることができるという有利な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を用いて説明する。なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
【0027】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるプッシュオンスイッチの断面図、図2は同分解斜視図、図3は同ケースの平面図、図4は図3のP−P線における断面図であり、同図において、21は上面に略円形の凹部21Aを有した上面視略矩形の絶縁樹脂からなるケースで、その凹部21Aの内底面中央部に中央固定接点22が配され、その中央固定接点22から離れた左側に外側固定接点23が配されている。一方、前記中央固定接点22を中心として点対称となる右側には、外側固定接点23と同じ高さの受け部21Bが設けられている。また、ケース21上面の各コーナー部には、上方にL字形に突出したL形突部21Cが突設され、それらL形突部21Cの外側面には係止突起21Dがそれぞれ設けられている。
【0028】
そして、前記中央固定接点22と繋がってインサート成形されて固定された端子24が前記ケース21の右側壁後方位置から外方に導出され、前記外側固定接点23と繋がって同じくインサート成形されて固定された端子25がケース21の左側壁後方位置から外方に導出されている。さらに、ケース21の絶縁樹脂内にインサート成形され、左右の側壁の前方位置から外方にアース端子26がそれぞれ導出されている。
【0029】
この両側に導出されたアース端子26はケース21の絶縁樹脂内で繋がっており、図4の断面図に示すように、ケース21下面21Eの左右の導出部分から絶縁樹脂内に向けて下面21Eから離れる方向に曲げ加工されて絶縁樹脂内に埋設された埋設部26Aをそれぞれ有し、さらにそれらの埋設部26Aの中間位置で再びケース21下面21Eに露出するように曲げ加工されて、その下面がケース21下面21Eに露出した露出部26Bとなっている。
【0030】
また、この露出部26Bはケース21の下面21Eに僅かに窪んで設けられた窪み内の窪んだ位置で露出している。この窪みの深さは、後述する実装時の半田付け状態に適した深さに設定されている。
【0031】
6は上方凸形のドーム状に膨らんだ弾性金属薄板製の円形の可動接点であり、前記ケース21の凹部21A内に収容され、その外周下端が外側固定接点23上と受け部21B上に載せられて、中央部下面が中央固定接点22と間隔をあけて対峙している。
【0032】
7は絶縁フィルムからなる保護シートで、ケース21の凹部21Aを塞ぐようにケース21上に粘着固定されて、凹部21A内の各接点6,22,23を塵埃等から保護している。
【0033】
8は図1で左方向となるケース21の前方に突出した操作部8Aを備えた操作体で、その後方には棒状に突出した駆動部8Bと、間隔をあけてその駆動部8Bを囲む枠状部8Cを有しており、前記保護シート7上に後方の枠状部8C部分が載置され、ケース21のL形突部21Cの内側で左右方向ではガイドされつつ、前後方向に移動範囲が規制されて組み込まれている。
【0034】
そして、9は後方下方に向けて切り曲げ形成された傾斜部9Aを中央部に有し、前記操作体8の上方への移動を規制する金属板からなるカバーで、コーナー部に下方に向けて延設された係止部9Bが前記ケース21のL形突部21Cの係止突起21Dに係止状態で固定されている。その状態で、操作体8の駆動部8B先端は傾斜部9Aの前面に当接している。
【0035】
以上のように本発明によるプッシュオンスイッチは構成され、続いてその動作について説明する。
【0036】
まず、操作部8Aを後方に向けて押し込むように押圧力を加えると、操作体8が後方に移動し、それにより駆動部8Bが撓みながらその先端がカバー9の傾斜部9Aに沿って斜め下方に案内されて移動し、保護シート7を介して下方の可動接点6の中央部を押下する。そして、その押下力が所定の力を超えると、図5の動作を説明する断面図に示すように、可動接点6がクリック感を伴って弾性反転し、中央部下面が下方に位置した中央固定接点22に接触する。これにより、外側固定接点23と中央固定接点22との間が電気的に導通し、外方に露出された端子24と25の間が導通(スイッチオン)する。
【0037】
そして、操作部8Aに加えていた押圧力を解除すると、可動接点6が自己復帰力によりクリック感を伴って元の上方凸形に弾性復帰し、中央部下面が中央固定接点22から離れて、外側固定接点23と中央固定接点22との間が電気的に絶縁状態(スイッチオフ)となる。そして、その可動接点6の上方への復帰力等が保護シート7を介して駆動部8B先端に加わり、それによって駆動部8B先端が傾斜部9Aに沿って斜め上方に案内されつつ押し上げられて、操作体8が元の押し込み操作前の位置まで押し戻され、元の図1の状態に戻る。
【0038】
次に、図6の実装状態を説明する外観図により、本発明のプッシュオンスイッチの実装状態について説明する。
【0039】
31は上面にランド32A,32B,33,34が所定位置に配設された配線基板で、ランド32Aは、プッシュオンスイッチの中央固定接点22と繋がって導出された端子24用のもの、またランド32Bは、外側固定接点23と繋がって導出された端子25用のもので、さらにランド33は、各固定接点22,23とは電気的に独立した二つのアース端子26用のもの、ランド34は、露出部26B用のものである。
【0040】
この配線基板31上の各ランド32A,32B,33,34に対応させて、プッシュオンスイッチを載置して、それぞれを半田付けして実装する。
【0041】
このように実装されたプッシュオンスイッチの動作は、前述した通りであるが、操作部8Aに想定外の大きな力が加わった場合は、その力が端子24,25およびアース端子26と露出部26Bの各半田付け部分に加わることになる。ここに、当該プッシュオンスイッチでは、ケース21の左右に導出された端子24,25およびアース端子26部分だけでなく、アース端子26と繋がってケース21の下面21Eに露出した露出部26Bも半田付け固定される構成にしているので、半田付け部分の総面積が増加された実装状態にできており、半田付け強度を向上したものにできる。
【0042】
そして、露出部26Bがケース21下面21Eから僅かに窪んだ位置に設けられているので、溶融した半田がこの窪んだ位置に介在されるようにでき、半田付け後のプッシュオンスイッチの配線基板31からの浮きが抑えられると共に、露出部26Bがランド34に確実に固定されて、配線基板31への強固な半田付け状態を実現することができる。この露出部26Bを露出させるための窪みの深さは、0.01〜0.08mmが好ましく、特に0.03〜0.05mmであると、より好ましい。
【0043】
そして、本実施の形態によるものは、実装状態で操作部8Aが配線基板31面から所定の高さにあるため、操作部8Aに力が加わった場合に、半田付け部分に対し剥離する方向の力が働く。その際には、ケース21の後方側の半田付け部分よりも前方側の半田付け部分により大きな力が加わることになるが、ケース21の前方側は両側に導出されたアース端子26に加えて、ケース21下面21Eの露出部26Bが半田付けされて半田付け面積が増加しているので、半田付け強度を向上することができる。
【0044】
以上のように、本実施の形態によるものは、アース端子26をケース21の絶縁樹脂内に埋設固定し、その埋設部26Aの中間部に半田付け可能な露出部26Bを設けたものとしたので、プッシュオンスイッチが配線基板31上で占有する面積を増加させることもなく半田付け強度が向上されたものに実現できる。
【0045】
そして、当該構成では、従来のプッシュオンスイッチの端子位置のままで、その中の端子の二つをスイッチ内部の各固定接点22,23から電気的に独立したアース端子26の構成にすると共に、前記アース端子26および露出部26Bの設置位置を操作部8A側に近い前方位置に設けたものにしているため、人体等からの静電気が操作部8Aに流れ込んできても、操作部8Aに近いアース端子26を介してその静電気をアースに落とせて、図示しない所定の電気回路への流入が防止できる。また、この構成であれば、静電気対策のためのアース用のランド33を従来のランド位置で構成できることに加えて、露出部26B用のランド34としてもケース21の面積内の位置に設ければよいので、配線基板31上の占有面積を増やすことなく配線基板31上のパターン配置なども容易にできるものとなり、パターン設計の自由度の向上にも寄与できる静電気対策が図られたプッシュオンスイッチに実現できる。
【0046】
なお、図7に示すように、ケース41下面41Eのアース端子42と繋がる埋設部中間の露出部42Bに、下方に向けて突出した垂下部42Cを設け、その垂下部42Cを配線基板51に設けたスルーホール付きランド52のスルーホールに挿入して、露出部42Bと共に垂下部42Cを半田付けする構成とすれば、占有面積を増やすことなく、さらに半田付け強度の向上したプッシュオンスイッチとすることができる。
【0047】
なお、以上には、アース端子26,42にそれぞれ露出部26B,42Bを設けた構成を説明したが、露出部としては、信号用の端子側に設けられていてもよい。そして、前述説明からも判るように、アース端子を有していないプッシュオンスイッチに露出部を設ける場合などであっても、可能であれば露出部をケース前方側の位置に設けることが好ましい。そして、露出部の配設数は、一つのみに限られることはなく、スイッチ外形の大きさや端子における埋設部分の引き回し状態などを考慮しつつ、複数箇所に設けてもよい。なお、スイッチ接点部分や操作体8の形状や動作状態などは、前述説明した構成のもののみに限定されることはない。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明によるプッシュオンスイッチは、配線基板上の占有面積を増やすことなく、半田付け強度の向上を図ることができるという有利な効果を有し、電子機器の入力操作部等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施の形態によるプッシュオンスイッチの断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同ケースの平面図
【図4】図3のP−P線における断面図
【図5】動作を説明する断面図
【図6】実装状態を説明する外観図
【図7】別形態の露出部による実装状態を説明する外観図
【図8】従来のプッシュオンスイッチの断面図
【図9】同分解斜視図
【図10】同ケースの平面図
【図11】図10のQ−Q線における断面図
【図12】実装状態を説明する外観図
【符号の説明】
【0050】
6 可動接点
7 保護シート
8 操作体
8A 操作部
8B 駆動部
8C 枠状部
9 カバー
9A 傾斜部
9B 係止部
21,41 ケース
21A 凹部
21B 受け部
21C L形突部
21D 係止突起
21E,41E 下面
22 中央固定接点
23 外側固定接点
24,25 端子
26,42 アース端子
26A 埋設部
26B,42B 露出部
31,51 配線基板
32A,32B,33,34 ランド
42C 垂下部
52 スルーホール付きランド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁樹脂製のケースにインサート成形で埋設固定され、前記ケースの外方に導出された端子を備え、実装される配線基板面に平行な方向から押圧操作されるプッシュオンスイッチであって、前記端子と繋がる埋設部分の中間部に、前記ケースの下面に露出した半田付け用の露出部が設けられていることを特徴とするプッシュオンスイッチ。
【請求項2】
ケースの内部に設けられた固定接点と繋がって前記ケースの外方に導出された端子が設けられていると共に、前記固定接点とは電気的に独立状態にインサート成形されて固定され、前記ケースの外方に導出された端子が、アース端子として用いられ、このアース端子の埋設部分の中間に、前記ケースの下面に露出した露出部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のプッシュオンスイッチ。
【請求項3】
ケースの下面に露出した露出部が、前記下面から僅かに窪んだ位置で露出していることを特徴とする請求項1記載のプッシュオンスイッチ。
【請求項4】
ケースの下面に露出した露出部に、下方に突出した垂下部を備えていることを特徴とする請求項1記載のプッシュオンスイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−212172(P2010−212172A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−59075(P2009−59075)
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】