説明

プログラム動作システムおよび画像形成システム

【課題】ダウンロード実施後に装置が正常動作するかを効率良く、且つ漏れのない動作確認を行う。更には、動作確認を確実に実行させる。
【解決手段】記録材上に画像形成を行う画像形成装置と装置の制御プログラムを格納する書き換え可能な記憶手段を備える一つ、もしくは複数のシート搬送装置とから構成される画像形成システムにおいて、シート搬送装置への制御プログラムの書き換えを制御する書き換え制御手段と、前記書き換え制御手段によりシート搬送装置の前記記憶手段の制御プログラムが書き換えられた場合、制御プログラムの書き換え終了後に自動的に制御プログラムが書き換えられたシート搬送装置を動作させる動作モードを設定する自動動作モード設定手段を備えることを特徴とする画像形成システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプログラム動作システムおよび画像形成システムに関し、詳しくは、プログラム書き換え可能なプログラム動作装置のプログラム書き換え動作後の動作検証方法に関し、特にシート搬送装置を備える画像形成システムにおいて、プログラム書き込み動作完了後の動作確認に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばフラッシュロムといった書き換え可能な記憶手段への制御プログラムの書き換えが正常に行われたかどうかを検証する手段として、制御プログラムデータのチェックサムから正常に書き込み処理が行われたかを判断することが行われている。
【特許文献1】特開2002-268954号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術では、制御プログラムの書き換え動作(以後、ダウンロード)が正しく完了したかの判断はできるが、ダウンロード正常終了後に装置が正常に動作するかを確認するためには、例えば装置メンテナンスを行うサービスマンがダウンロードの実施された装置が正しく動作するかどうか、動作モードを手動にて設定して動作確認をしなければならなかった。
【0004】
そして、特に装置のメカ構成の変更に対応する制御プログラムのダウンロードでは、装置のメカ構成が変更がされていることが前提となるし、更にはメカ構成変更が対応されていてもメカ構成に対応する制御プログラムをダウンロードしなければ装置の正常動作を保証出来ない。しかしながら、サービスマンがダウンロード実施後の動作確認を忘れたり、仮に動作確認を行っても適切な動作モードで動作確認が実施されない場合には、装置が正常動作しない問題が発生する可能性があった。更には、サービスマンが動作確認を行うために手動で動作確認のための動作モードを設定しなければならないという煩わしさもあった。
【0005】
そこで、本発明では、ダウンロード実施後に適切な動作確認を効率良く行うための制御手段の技術に係る、プログラム動作システムおよび画像形成システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するため、以下の構成を備えるものである。
【0007】
(1)装置の制御プログラムを格納する書き換え可能な記憶手段を備えた一つ、もしくは複数のプログラム動作装置で構成されるプログラム動作システムにおいて、
プログラム動作装置への制御プログラムの書き換えを制御する書き換え制御手段と、前記書き換え制御手段により前記記憶手段の制御プログラムが書き換えられた場合、制御プログラムの書き換え終了後に自動的に制御プログラムが書き換えられたプログラム動作装置の動作モードを設定する自動動作モード設定手段を備えることを特徴とするプログラム動作システム。
【0008】
(2)記録材上に画像形成を行う画像形成装置と装置の制御プログラムを格納する書き換え可能な記憶手段を備える一つ、もしくは複数のシート搬送装置とから構成される画像形成システムにおいて、
シート搬送装置への制御プログラムの書き換えを制御する書き換え制御手段と、前記書き換え制御手段によりシート搬送装置の前記記憶手段の制御プログラムが書き換えられた場合、制御プログラムの書き換え終了後に自動的に制御プログラムが書き換えられたシート搬送装置の動作モードを設定する自動動作モード設定手段を備えることを特徴とする画像形成システム。
【0009】
(3)前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードを自動的に実行する自動実行手段を備えることを特徴とする前項(1)記載のプログラム動作システム。
【0010】
(4)前記自動実行手段の設定を有効にするか否かを設定する自動実行選択手段を備えることを特徴とする前項(3)記載のプログラム動作システム。
【0011】
(5)前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードによる動作確認を促す動作確認報知手段を備えることを特徴とする前項(1)記載のプログラム動作システム。
【0012】
(6)前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードを自動的に実行する自動実行手段を備えることを特徴とする前項(2)記載の画像形成システム。
【0013】
(7)前記自動実行手段の設定を有効にするか否かを設定する自動実行選択手段を備えることを特徴とする前項(6)記載の画像形成システム。
【0014】
(8)前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードによる動作確認を促す動作確認報知手段を備えることを特徴とする前項(2)記載の画像形成システム。
【0015】
(1)により、プログラム書き換え動作後の動作確認において自動的に最適な動作確認モードを設定するので、効率良く動作確認を実施することが可能となる。(2)により、プログラム書き換え動作後の動作確認において自動的に最適な動作確認モードを設定するので、効率良く動作確認を実施することが可能となる。(3)または(6)により、プログラム書き換え動作後の動作確認において自動的に設定された動作モードを自動で実行するため、動作確認のし忘れを未然に防ぐことが可能となる。(4)または(7)により、プログラム書き換え動作後の動作確認の自動実行するか否かを作業者が選択することが可能となるので、使い勝手のよい動作確認モードを提供することが可能となる。(5)または(7)により、プログラム書き換え動作後の動作確認の実施を作業者に促すことにより、確実に作業者に動作確認を実施させることが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、制御プログラムの書き換え可能な装置において、制御プログラムのダウンロード終了後に装置が正しく動作するか確認するための動作モードを自動的に設定する自動動作モード設定手段を備えることで、効率良く、且つ漏れのない動作確認が可能となる。更には、自動動作設定手段により設定された動作モードを自動実行、あるいは作業者に動作モード実行を促すことで確実に動作確認を実行させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
【実施例】
【0018】
本発明の実施形態について、画像形成システムを例に説明する。本実施形態のシート処理装置は画像形成装置に装着されており、画像形成装置から排出されるシートの処理を行う。
【0019】
はじめに、画像形成装置本体について説明する。図1は実施の形態における画像形成装置およびシート処理装置から構成される画像形成システムを示す図である。
【0020】
画像形成装置100は、図1に示すように、自動原稿給送装置101を搭載し、自動原稿給送装置101は、セットされた原稿を先頭頁から順に1枚づつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を予め設定されている流し読取り位置上を左から右へ搬送し、その後外部に向けて搬送する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読取り位置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像は流し読取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。具体的には、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿の読取り面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、RGB色分解フィルタにより色分解された後にイメージセンサ部109の撮像面に結像する。
【0021】
このように原稿を流し読取り位置を左から右へ通過するように搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読取り走査が行われる。すなわち、原稿が流し読取り位置を通過する際に主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ部109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読取りが行われ、光学的に読み取られた画像はイメージセンサ部109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ部109から出力された画像データは、所定の処理が施された後に露光制御部110にビデオ信号として入力される。
【0022】
自動原稿給送装置101を使用しないで原稿を読み取るときは、プラテンガラス102上に載置された原稿が静止した状態で、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取る(原稿固定読取り)。
【0023】
露光制御部110は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光は走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111にはレーザ光に応じた静電潜像が形成される。露光制御部110は、原稿固定読み取り時に正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。
【0024】
この感光ドラム111の静電潜像は、各現像器112、113からそれぞれ供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114,115または手差給紙部125から用紙が給紙され、この用紙は感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は転写部116により給紙された用紙上に転写される。
【0025】
現像剤像が転写された用紙は定着部117に搬送され、定着部117は用紙を熱圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙は排出ローラ118によって外部に排出される。両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換え動作により用紙を反転パス122,123に導いた後に再給紙搬送パス124へ搬送し、再給紙搬送パス124へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。画像形成面を反転して用紙を排出する場合には、フラッパ121の切換え動作により、用紙を一旦反転パス122,123内へ導き、反転パス122,123に導かれた用紙をフラッパ121の切換え動作により排出ローラ118に向けて搬送し、排出ローラ118を介して外部に排出する制御が行われる。以下、この制御を反転排紙制御と呼ぶ。反転排出制御により画像形成面を下向きの状態で排紙することができる。
【0026】
画像形成装置100の下流側には、画像形成装置100から出力されたシートに対して、整合処理、ステイプル処理、パンチ穴あけ処理、折り処理といった様々な後処理機能を備える複数のシート後処理装置(シート搬送装置)500a〜500cが複数接続されている。
【0027】
(コントローラ部)
次に、本画像形成システム全体の制御を司るコントローラの構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置100のコントローラ構成を示すブロック図である。
【0028】
コントローラは、図2に示すように、CPU回路部205を有し、CPU回路部205は、CPU(図示せず)、ROM206、RAM207を内蔵し、ROM206はフラッシュロムといった書き換え可能なメモリであり、記憶されている制御プログラムにより各ブロック201,202,203,204,208,209,210,211,212を総括的に制御する。RAM207は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
【0029】
原稿給送装置制御部201は、自動原稿給送装置101をCPU回路部205からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部202は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ部109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ部109から出力されたRGBのアナログ画像信号を画像信号制御部203に転送する。
【0030】
画像信号制御部203は、イメージセンサ部109からのRGBのアナログ画像信号にデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部204に出力する。この画像信号制御部203による処理動作は、CPU回路部205により制御される。プリンタ制御部204は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部110を駆動する。
【0031】
後処理装置制御部208はシート後処理装置(シート搬送装置)500a〜5500cを、シリアル、アークネット等の公知の通信手段である通信制御部209を介して図示しないシート後処理装置500a〜500cのCPU回路部と情報のやり取りを行うことによりシート後処理装置500a〜500c全体の制御を行う。
【0032】
ダウンロード制御部210(書き換え制御手段)は、大容量の記憶媒体であるHDD211に記憶された、シート後処理装置500a〜500cの制御プログラムを、通信制御部209を介して、図示しないシート後処理装置500a〜5500cのCPU回路部と情報のやり取りを行うことで、図示しないシート後処理装置のフラッシュROM(記憶手段)への制御プログラムの書き込みを実施する。なお、ホスト装置(画像形成装置)から通信を介してダウンロード対象装置(シート後処理装置)のフラッシュROMへの書き込み処理は公知技術のため詳細な説明は割愛する。
【0033】
操作部212は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有し、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部205に出力するとともに、CPU回路部205からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
【0034】
(操作部)
図3は図1の画像形成装置100における操作部212を示す図である。
【0035】
操作部212には、画像形成動作を開始するためのスタートキー402、画像形成動作を中断するためのストップキー403、置数設定等を行うテンキー404〜412および414、IDキー413、クリアキー415、リセットキー416などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された液晶表示部420が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
【0036】
(自動動作モード設定)
次に、本発明における自動動作モード設定手段について説明する。
【0037】
具体的な説明をするために、図1の画像形成システムにおいて、シート後処理装置500aを搬送されたシートをZ折り形状に折り処理を実施する折り装置、シート後処理装置500bを搬送シートにパンチ穴を穿孔するパンチ装置、シート後処理装置500aをソート仕分け、ステイプル綴じ処理を実行するフィニッシャとする。
【0038】
図2で説明した画像形成装置のコントローラは、画像形成システム起動時に接続されているシート後処理装置500a〜500cと機種情報のやり取りを行うことで各シート後処理装置の装置機能を把握する。
【0039】
コントローラに備えられている自動動作モード設定手段は、ダウンロードを実行した装置情報と装置機能から、表1のような後処理設定の有無、出力用紙サイズ、出力マテリアル、原稿枚数、出力部数のパラメータの組み合わせから動作確認モードを生成する。
【0040】
【表1】

【0041】
例えば、ダウンロードを実行装置がパンチ装置の場合の動作確認モードは、表2のようにパンチ設定を有り、出力用紙サイズ以外の設定を固定し(表2の網掛け部)、出力用紙サイズは、パンチ装置の制御が用紙サイズにより変更になるため6パターン振った動作モードを生成するので、6つの動作モード自動的に生成する。
【0042】
【表2】

【0043】
また、他の制御方法として、自動動作モード設定手段による動作確認モードは、HDD211に記憶されるシート後処理装置500a〜500cの制御プログラムの付加情報として制御プログラムの変更内容、装置機能に応じた動作確認モード情報を付与して、ダウンロード実施後に付与された動作確認モード情報を元に動作モードを決定する方法でもかまわない。
【0044】
(ダウンロード動作フロー説明)
次に、本発明におけるダウンロード制御の全体制御フローを図4のフローチャート及び操作部画面の図5を用いて説明する。
【0045】
ステップS101では、HDD211にシート後処理装置500a〜500cの制御プログラムが記憶されているかをチェックし、記憶されていればダウンロード要求有りと判断してステップS102へ進む。
【0046】
ステップS102では、作業者に図5−1の操作部画面でダウンロードの実行を確認し、作業者がダウンロードの開始を指示するとステップS103へ進む。
【0047】
ステップS103では、図5−2の操作部画面が示す通りダウンロードの完了を待ち、ダウンロードが終了したらステップS104へ進む。
【0048】
ステップS104では、ダウンロードが正常終了したかを判断し、正常終了したら図5−3の操作部画面を表示してステップS105へ進む。失敗した場合には、図5−4を表示して作業者にダウンロードが失敗したことを報知して、ダウンロードを再実行するためにS102へ戻る。
【0049】
ステップS105では、図6に示す画面(自動実行選択手段)で作業者が予め設定した設定により動作確認モードを自動実行する設定か否かを判断して、自動実行の設定がOFFならばステップS106へ進み。ONならばステップS107へ進み動作確認モードを自動実行する(自動実行手段)。
【0050】
ステップS106では、図5−5の操作部画面が示す通りダウンロードの正常完了を報知するとともに、動作確認の実行を行うかを作業者に確認(動作確認報知手段)させて、実行が指定されたステップS107へ進む。
【0051】
ステップS107では、ダウンロードが実行された装置の動作確認用の動作モードを自動的に設定し動作確認を開始する(自動動作モード設定手段)。
【0052】
ステップS108では、自動動作モード設定手段により選択された動作モードを順番に実行し、全ての動作モードの動作確認が完了するのを待つ。動作モード実施中は図5−6の操作部画面を表示して、完了したら図5−7の操作部画面にて動作確認が完了したことを作業者に報知して動作確認モードを終了する。
【0053】
[他の実施の形態]
先に述べた実施例では画像形成システムを例に説明したが、本発明は画像形成システムに限定されるものではなく、制御プログラムの書き換え可能な装置に適用しても良い。
【0054】
以上述べたように、本発明では、制御プログラムの書き換え可能な装置において、制御プログラムのダウンロード終了後に装置が正しく動作するか確認するための動作モードを自動的に設定する自動動作モード設定手段を備えることで、効率良く、且つ漏れのない動作確認が可能となる。更には、自動動作設定手段により設定された動作モードを自動実行、あるいは作業者に動作モード実行を促すことで確実に動作確認を実行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】画像形成システムの構成を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置のコントローラ構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置の操作部画面を示す図である。
【図4】ダウンロード実行時の制御フローを示す図である。
【図5−1】ダウンロード実行時の操作部画面を示す図である。
【図5−2】ダウンロード実行時の操作部画面を示す図である。
【図5−3】ダウンロード実行時の操作部画面を示す図である。
【図5−4】ダウンロード実行時の操作部画面を示す図である。
【図5−5】ダウンロード実行時の操作部画面を示す図である。
【図5−6】ダウンロード実行時の操作部画面を示す図である。
【図5−7】ダウンロード実行時の操作部画面を示す図である。
【図6】動作確認の自動実行選択画面を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
100 画像形成装置
101 自動原稿給送装置
500 シート後処理装置
210 ダウンロード制御部
212 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置の制御プログラムを格納する書き換え可能な記憶手段を備えた一つ、もしくは複数のプログラム動作装置で構成されるプログラム動作システムにおいて、
プログラム動作装置への制御プログラムの書き換えを制御する書き換え制御手段と、前記書き換え制御手段により前記記憶手段の制御プログラムが書き換えられた場合、制御プログラムの書き換え終了後に自動的に制御プログラムが書き換えられたプログラム動作装置の動作モードを設定する自動動作モード設定手段を備えることを特徴とするプログラム動作システム。
【請求項2】
記録材上に画像形成を行う画像形成装置と装置の制御プログラムを格納する書き換え可能な記憶手段を備える一つ、もしくは複数のシート搬送装置とから構成される画像形成システムにおいて、
シート搬送装置への制御プログラムの書き換えを制御する書き換え制御手段と、前記書き換え制御手段によりシート搬送装置の前記記憶手段の制御プログラムが書き換えられた場合、制御プログラムの書き換え終了後に自動的に制御プログラムが書き換えられたシート搬送装置の動作モードを設定する自動動作モード設定手段を備えることを特徴とする画像形成システム。
【請求項3】
前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードを自動的に実行する自動実行手段を備えることを特徴とする請求項1記載のプログラム動作システム。
【請求項4】
前記自動実行手段の設定を有効にするか否かを設定する自動実行選択手段を備えることを特徴とする請求項3記載のプログラム動作システム。
【請求項5】
前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードによる動作確認を促す動作確認報知手段を備えることを特徴とする請求項1記載のプログラム動作システム。
【請求項6】
前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードを自動的に実行する自動実行手段を備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記自動実行手段の設定を有効にするか否かを設定する自動実行選択手段を備えることを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記自動動作モード設定手段により設定された動作モードによる動作確認を促す動作確認報知手段を備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。

【図1】
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【図6】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図5−3】
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【図5−4】
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【図5−5】
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【図5−6】
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【図5−7】
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【公開番号】特開2007−121621(P2007−121621A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−312719(P2005−312719)
【出願日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】