説明

プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

【課題】 像担持体の回転速度制御機構の簡素化を図り、かつロータリーエンコーダによる像担持体の回転速度制御の精度向上を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 回転制御用のコードホイール70を像担持体7に有する画像形成装置において、コードホイールのパターンを検出するセンサ71が、像担持体7と像担持体7に対して画像形成プロセスを行うための電子写真プロセス手段を有するプロセスカートリッジBY、BM、BC、BKに設置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタファクシミリ装置等の画像形成装置、及びプロセスカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、像担持体としての電子写真感光体と、電子写真感光体に作用するプロセス手段とを一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
このようなプロセスカートリッジ方式の画像形成装置において、像担持体としての感光体ドラムの回転速度の制御は、感光体ドラムに駆動力を伝達する駆動軸に取り付けられたロータリーエンコーダによって感光体ドラムの回転速度変動を検出し、その検出信号によって感光体ドラムの回転速度をフィードバック制御またはフィードフォワード制御することによって行われている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−122189公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
像担持体の駆動軸には、駆動系を構成する歯車の一回転や一歯周期の回転変動が発生しやすい。これら回転変動を抑えるために、従来から回転制御用のコードホイールやセンサ、制御回路が用意され、回転速度変動を抑えている。ところで、回転制御用のコードホイールとセンサの相対位置は、その読み取り精度に大きく影響を及ぼし、読み取り結果を用いる回転制御の性能に大きく影響する。コードホイールパターンの中心と回転中心がわずかにずれても、パターン検出結果、すなわち回転制御の目標信号にズレが生じてしまい、回転性能を悪化させてしまう。
特に、像担持体にコードホイールを設置する場合、像担持体の着脱性を悪化させないために、たとえば像担持体に設けられた駆動軸との嵌合穴と、駆動伝達部材である駆動軸との間に微小な隙間を設ける場合があり、その場合コードホイールパターンの中心と回転中心にズレが生じてしまう。また、タンデム型画像形成装置では、各像担持体の回転変動は転写材上で位置ズレとなり、各像担持体間の位置ズレは重ね合わせズレとなってしまう。
本発明は、像担持体の回転速度制御機構の簡素化を図り、かつロータリーエンコーダによる像担持体の回転速度制御の精度向上を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、回転制御用のコードホイールを備えた像担持体と、コードホイールのパターンを検出する少なくとも一組のセンサの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち少なくとも1つを一体的にカートリッジ化したことを特徴とする。
請求項2の発明は、回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターンを検出するセンサが、像担持体と像担持体に対して画像形成プロセスを行うための電子写真プロセス手段を有するプロセスカートリッジに設置される画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、プロセスカートリッジが装置本体に対して取り外し可能に装着され、センサが検出する信号を装置本体に取り込む請求項2記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターンを検出するセンサが2組以上設置される画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターン数が、像担持体の駆動軸に設けられた少なくとも1つの歯車の歯数の整数倍である画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、複数の像担持体を配置し、回転制御用のコードホイールを各像担持体に有する画像形成装置において、センサにより検出される、複数の像担持体の回転速度変動の位相が記録媒体上で概ね一致するよう、像担持体の回転及び起動タイミングが制御される画像形成装置を最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明では、回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターンを検出するセンサが、像担持体と像担持体に対して画像形成プロセスを行うための電子写真フロセス手段を有するプロセスカートリッジに設置されることで、また、回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターンを検出するセンサが2組以上設置されることで、また、回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターン数が、像担持体の駆動軸に設けられた少なくとも1つの歯車の歯数の整数倍であることで、また、複数の像担持体を配置し、回転制御用のコードホイールを各像担持体に有する画像形成装置において、センサにより検出される、複数の像担持体の回転速度変動の位相が記録媒体上で概ね一致するよう、像担持体の回転及び起動タイミングが制御されることで、所期の目的が達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。なお、各図に共通する部材には同一の符号を記す。以下の説明において、長手方向とは記録媒体の搬送方向に交叉する方向で記録媒体に平行な方向をいう。また左右とは記録媒体の搬送方向でみた左右である。
図1は本実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。図1において、画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎に設けられた像担持体としての感光体ドラム7Y、7M、7C、7Kを含み、各感光体ドラム上に各色毎のトナー像を形成する画像形成部31Y、31M、31C、31Kと、各感光体ドラム上に形成されたトナー像を重ねて一旦転写する中間転写ベルト4aと、中間転写ベルト4a上のトナー像を記録媒体2に転写する転写手段である二次転写ローラ40と、給紙カセット3aから記録媒体2を送り出す給紙手段と、記録媒体2を中間転写ベルト4aと二次転写ローラ40の間へ搬送する給送手段と、記録媒体2にトナー像を定着する定着器5と、記録媒体2を排紙トレー6に排紙する排紙手段とを具備する。
【0007】
以下、画像形成動作について説明する。図1において、複数枚の記録媒体(たとえば、記録紙、OHPシート、布等)2を積載収納する給紙カセット3aは画像形成装置に着脱自在に装着されている。ピックアップローラ3bにより給紙カセット3aから給送された記録媒体2は、リタードローラ対3cにより一枚ずつに分離され、搬送ローラ3dによってレジストローラ対3fに搬送される。記録媒体2が搬送される際には、レジストローラ対3fは回転を停止しており、これのニップに突き当てられることにより記録媒体2は斜行を矯正される。
一方、画像形成部31Y、31M、31C、31Kは、光学走査系1Y、1M、1C、1Kを除いて、それぞれの部材がプロセスカートリッジBY、BM、BC、BKとして一体的に構成される。4ドラムタンデム型フルカラー方式の場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色ごとに備えられたプロセスカートリッジBY、BM、BC、BKは並列配置される。
各プロセスカートリッジBY、BM、BC、BKに対し、それぞれ光学走査系1Y、1M、1C、1Kが設けられ、画像信号により各感光体ドラム7Y、7M、7C、7K上にトナー像が形成された後、転写ローラ4Y、4M、4C、4Kにより図中時計回り方向に走行する中間転写ベルト4a上に各色トナーが重ねて転写される。そして、記録媒体2は、所定のタイミングで二次転写ローラ40に送り出され、中間転写ベルト4a上のトナー像を転写され、定着器5で定着された後、排出ローラ対3h、3iにより排出され、装置本体14上の排紙トレー6に積載される。
【0008】
以下、プロセスカートリッジBY、BM、BC、BKの構成について説明する。なお、各プロセスカートリッジBY、BM、BC、BKの構成はそれぞれ同様であるので、以下の説明においてはプロセスカートリッジBYについて述べる。
図2にプロセスカートリッジBYの構成図を示す。なお、以下の説明において添え字(Y)は省略する。図2において、プロセスカートリッジBは、図中反時計回り方向に回転する感光体ドラム7の周囲に、帯電手段としての磁気ブラシ帯電器8と、露光部と、現像手段10と、転写開口13nとを配設したものである。感光体ドラム7は、長手方向の図中背面側端部に設置された不図示の駆動部材により回転駆動され、長手方向の図中背面側に設置されたロータリーエンコーダにより所定の速度で回転するように図示しない制御手段により制御されている。
本実施の形態では磁性キャリア粉を有する二成分現像剤をトナーとして用いている。そのため、本実施の形態に用いられる感光体ドラム7としては、通常用いられている有機感光体等を用いることができるが、望ましくは、有機感光体上にその抵抗が10〜1014Ω・cmの材質を有する表面層を持つものや、アモルファスシリコン感光体などを用いると、電荷注入帯電を実現でき、オゾン発生の防止ならびに消費電力の低減に効果がある。また、帯電性についても向上させることが可能となる。そこで、本実施の形態においてはアルミニウム製のドラム基体上に負帯電の有機感光体を設けた感光体ドラム7を用いている。
【0009】
図3にプロセスカートリッジBの背面図、すなわちプロセスカートリッジBの装着方向からみて奥側(以下奥側と略す)の端面を示す。図3において、プロセスカートリッジBの奥側の端面には、感光体ドラム7、磁気ブラシ帯電器8及び現像スリーブ10dのそれぞれの長手方向の奥側端部に、それぞれの長手方向の軸を中心に回転する軸継手となった3つの駆動力受け部37d、38、39が設けてある。
プロセスカートリッジBが装置本体14へ装着されると、3つの駆動力受け部37d、38、39はそれぞれ装置本体14に設けられた不図示の駆動部材に連結される。駆動力受け部37d、38、39は、それぞれドラムカップリング37d、帯電部カップリング38、現像部カップリング39であり、それぞれプロセスカートリッジBの奥側の端面から退いた位置に外部を臨んで設けてある。
プロセスカートリッジBの奥側には、エンコーダ信号伝達装置72aが設けられており、装置本体に設けられた伝達装置72bとの間でエンコーダ信号の伝達を行う。伝達装置72a、72bの信号伝達方法は、金属端子による接触式や、電磁誘導作用による非接触式などが用いられる。
プロセスカートリッジBの奥側、すなわち駆動機構を備える駆動側の端面に配置され、感光体ドラム7の回転軸であるドラム軸42の長手方向端部を支持するフランジ部材としての駆動側ドラムフランジ37は、プラスチック成形品であり、ロータリーエンコーダの一部であるコードホイール70が一体となっている。
図4は感光ドラム7及びその周囲の構成を示す断面図を示す。図4において、ドラム軸42の長手方向左側である非駆動側端部の支持部分はドラム軸42が非駆動部側へ移動しない構成となっている。ドラム軸42の長手方向の非駆動側端部には軸用止め輪53が嵌入している。現像フレーム12の端板部12iに固定されたカバー16に固定された軸受ケース54に収納された軸受55は、ドラム軸42に嵌入するとともに、軸用止め輪53と軸受ケース54を軸方向の反対側で内外輪端面と接することにより、ドラム軸42の非駆動側への移動が止められている。一方、感光体ドラム7はドラムフランジ37がジャーナル部に嵌入するカラーを介して駆動側への移動を制限されている。
【0010】
図5に示すように、ロータリーエンコーダの一部であるコードホイール70と駆動側ドラムフランジ37は、モールド一体成型または別部材同士が結合していることで一体化され、コードホイール70は感光体ドラム7と同期して回転する構成としている。なお、本実施の形態において、コードホイール70は駆動側ドラムフランジ37に設けているが、感光体ドラム7の非駆動側に設置された不図示の非駆動側ドラムフランジにコードホイール70を設けてもよい。
コードホイール70の材質は、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリカーボネイト、ナイロン(商標)等の透明な樹脂材料が好ましく、本実施の形態ではポリカーボネイトを使用している。コードホイール70は多数のV溝70aを有する反射型のものであり、周方向に所定の間隔で反射部と非反射部が形成される。
図6において、ロータリーエンコーダの一部であるセンサとしての読み取り部材71は、プロセスカートリッジBに取り付けられている。前記読み取り部材71は、不図示の発光部と不図示の受光部を有しており、それぞれ一体もしくは別体となっている。感光体ドラム7の回転速度変動は、読み取り部材71の発光部から光を発生させ、コードホイール70を介して全反射される光のパルス波を受光部によって検出する。
読み取り部材71の受光部より検出されたデータは伝達装置72を介して装置本体14に設けられた演算処理・出力手段100に送られる。前記演算処理・出力手段100により出力された回転速度変動の検出信号は、感光体ドラム用駆動モータ45を制御する駆動制御手段(制御手段)101に送られる。そして、回転速度変動の検出信号を打ち消す信号を感光体ドラム用駆動モータ45にフィードフォワードもしくはフィードバックすることで、感光体ドラム7と同期回転するドラム駆動軸46の回転速度変動を補正、抑制している。
【0011】
本実施形態は、演算処理・出力手段100を装置本体14に設置した例だが、プロセスカートリッジB内に演算処理・出力手段100を設け出力された検出信号を、伝達装置72を介して駆動制御手段101に送る構成も考えられる。
図7にコードホイール70と読み取り部材71の設置例を示す。2つの読み取り部材71は回転中心42cに対して概ね180度対向の位置に配置されている。コードホイールパターンの中心70cと回転中心42cがずれていると、たとえば回転速度変動がなくても検出信号は図8aのごとく一回転周期の変動を検出してしまう。このとき、対向位置に設けた第2の読み取り部材71による検出信号は図8中のbのように検出信号aの逆位相となり、検出信号a、bの信号を用いて、前述の軸のずれによる誤検出を打ち消すよう補正することができる。
図9に回転速度変動とその検出信号を表すグラフの一例を示す。図9中のaは駆動軸に設けた歯車の一歯周期の回転速度変動である。コードホイールパターンの読み取り周期が回転変動の周期とわずかにずれており、図9のbのごとく低周波のうねりを持った検出信号となってしまう。本画像形成装置ではコードホイールパターン数を駆動軸に設けられた歯車46Gの歯数の整数倍とすることで、この誤検出を防止している。
【0012】
図10は像担持体の回転速度変動による転写材上の位置ずれを示すグラフである。図10の例では、2つの位置ずれグラフは位相が概ね逆であり、このとき相対的なずれ(色ずれ)は、それぞれの位置ずれの足し合わせになってしまう。
図11は本画像形成装置での、像担持体の回転速度変動による転写材上の位置ずれを示すグラフである。2つの位置ずれグラフは位相が概ね揃っており、相対的なずれ(色ずれ)は、それぞれの位置ずれの差となり、図10の例に比べ小さく抑えることができる。
なお、本実施の形態は、現像手段、帯電手段、及び感光体ドラムを一体的にカートリッジとしたプロセスカートリッジについて述べたが、感光体ドラムのカートリッジ枠体に対する支持構成及び感光体ドラムの駆動力受け部と画像形成装置本体の駆動部材との係脱の構成はプロセスカートリッジ一般に適用可能である。
前記プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち少なくとも1つと、電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。または、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更には、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0013】
本実施形態では、プロセスカートリッジ内に像担持体とともにセンサを設置することにより、より高精度にコードホイールパターンを読み取り、安定して高精度に回転制御することができる。また、センサをプロセスカートリッジとともに装置外へ取り出せるため、センサの清掃・交換が容易に行え、コードホイールの読み取り性能を長期にわたって維持することができる。
また、コードホイールを読み取るセンサを、所定の角度をもって2組以上設け、前述の中心ズレによって生じる読み取り信号の誤差を排除することで、より高精度に回転制御することができる。特に、一回転周期の読み取り誤差を打ち消すためには、2組のセンサを回転中心に対して概ね180度対向位置に設けることが効果的である。
また、回転制御に用いるコードホイールのパターン数が、駆動軸に設けられた歯車の歯数の整数倍とすることにより、一歯周期の回転変動と制御用検出信号との干渉を避け、誤検知を防止することができる。
各像担持体の回転変動の位相を記録媒体上で一致させることにより、回転変動による位置ずれが生じても、重ね合わせズレを各像担持体の回転変動により生じる位置ズレの振幅差で抑え、ズレを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの構成図。
【図3】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの背面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る感光ドラム周囲の構成図。
【図5】本発明の実施の形態に係る感光体ドラムの斜視図。
【図6】本発明の実施の形態に係る駆動系、検出系、制御系の一般的構成を示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係るコードホイールパターンと読み取り部材の設置例を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係る回転変動検出信号の一例を示すグラフ図。
【図9】本発明が防止する回転速度変動の誤った検出例のグラフ図。
【図10】本発明が防止する位置ずれおよび色ずれを表すグラフ図。
【図11】本発明の実施の形態に係る位置ずれおよび色ずれを表すグラフ図。
【符号の説明】
【0015】
B(BY、BM、BC、BK) プロセスカートリッジ、C 帯電ユニット、D 現像ユニット、1(1Y、1M、1C、1K) 光学走査系、2 記録媒体、3a 給紙カセット、3b ピックアップローラ、3c リタードローラ対、3d 搬送ローラ、3f レジストローラ対、3h、3i 排出ローラ、4 中間転写装置、4a 中間転写ベルト、4b 駆動ローラ、4c 従動ローラ、4d 二次転写対向ローラ、4(4Y、4M、4C、4K) 転写ローラ、5 定着器、6 排紙トレー、7(7Y、7M、7C、7K) 感光体ドラム、8 磁気ブラシ帯電器、8a 帯電ローラ、8b マグネット、8c 規制ブレード、10 現像手段、10c マグネット、10d 現像スリーブ、10e 規制ブレード、10f 隔壁、10g、10h 撹拌スクリュー、11 導電性ブラシ、12 現像フレーム、12a ガイド部、12e 座部、12f 下部、12g 側部、12h、12i 端板部、13 帯電フレーム、13a 下縁、13c 角部、13d 天板部、13n 転写開口、14 装置本体、16 前部カバー、17 後部カバー、24 歯車列、31(31Y、31M、31C、31K) 画像形成部、37 ドラムフランジ、37d ドラムカップリング、38 帯電部カップリング、39 現像部カップリング、40 二次転写ローラ、42 ドラム軸、42c ドラム軸回転中心、45 感光体ドラム用駆動モータ、46 ドラム駆動軸、46G ドラム駆動ギヤ、53 軸用止め輪、54 軸受ケース、55 軸受、56 カラー、70 コードホイール、70c コードホイールパターン中心、71 読み取り部材(センサ)、72(a、b) 伝達装置、100 演算処理・出力手段、101 駆動制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転制御用のコードホイールを備えた像担持体と、コードホイールのパターンを検出する少なくとも一組のセンサの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち少なくとも1つを一体的にカートリッジ化したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項2】
回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターンを検出するセンサが、像担持体と像担持体に対して画像形成プロセスを行うための電子写真プロセス手段を有するプロセスカートリッジに設置されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
プロセスカートリッジが装置本体に対して取り外し可能に装着され、センサが検出する信号を装置本体の制御装置に取り込むことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターンを検出するセンサが2組以上設置されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
回転制御用のコードホイールを像担持体に有する画像形成装置において、コードホイールのパターン数が、像担持体の駆動軸に設けられた少なくとも1つの歯車の歯数の整数倍であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
複数の像担持体を配置し、回転制御用のコードホイールを各像担持体に有する画像形成装置において、センサにより検出される、複数の像担持体の回転速度変動の位相が記録媒体上で概ね一致するよう、像担持体の回転及び起動タイミングを制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−30707(P2006−30707A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−210784(P2004−210784)
【出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】