説明

プロテアーゼの阻害剤として有用な化合物の製造方法

本発明は、HIVプロテアーゼ酵素の阻害剤として有用な式(I)の化合物の製造法に関する。本発明は、また、式(I)の化合物の製造において有用な中間体化合物に関する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

〔式中、
1は、C1-6アルキル、ヒドロキシル、C1-6アルキルカルボニルオキシ、C6-10アリールカルボニルオキシ及びヘテロアリールカルボニルオキシから独立に選択される、少なくとも1つの置換基で場合により置換されるフェニルであり;
2は、少なくとも1つのハロゲンで場合により置換される、C2-6アルケニル又はC1-6アルキルであり;
2’は、H又はC1−C4アルキルであり;
3は、ヒドロキシルの保護基であり;そして、
4、R5、R6及びR7は、H及びC1−C6アルキルから独立に選択される〕
の化合物の製造法であって、
【化2】

式(II)(Y1はヒドロキシル又は脱離基である)の化合物を、式(III)の化合物又はその塩若しくは溶媒和物と反応させることを含む上記方法。
【請求項2】
式(I)の化合物において、
3が、C1-6アルキルカルボニル、C6-10アリールカルボニル又はヘテロアリールカルボニルであり;
4及びR5が、各々水素であり;そして、
6及びR7が、水素及びメチルから独立に選択される;
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
式(I)の化合物において、R2’がHである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
式(I)の化合物において、
1が、メチル、ヒドロキシル、C1-6アルキルカルボニルオキシ、C6-10アリールカルボニルオキシ及びヘテロアリールカルボニルオキシから独立に選択される少なくとも1つの置換基で置換されるフェニルであり;そして、
6及びR7がメチルである;
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
式(I)の化合物において、
2が少なくとも1つのフッ素で場合により置換される、C2-6アルケニル又はC1-6アルキルであり;そして、
3がC1-6アルキルカルボニルである;
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
式(I)の化合物において、R2が少なくとも1つのフッ素で場合により置換されるC1-6アルキルである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
式(I)の化合物において、R1がメチル、ヒドロキシル及びメチルカルボニルオキシから独立に選択される少なくとも1つの置換基で置換されるフェニルである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
式(I)の化合物において、
2が、−CH2CF3であり;そして、
3が、メチルカルボニルである;
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
式(I)の化合物において、R1がメチル及びメチルカルボニルオキシから独立に選択される少なくとも1つの置換基で置換されるフェニルである、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
式(I)の化合物が、
【化3】

で表わされる化合物である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
結晶性の(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミド、又は薬学的に許容されるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項12】
粉末X線回折パターンにおいて、2θが約8.7度で表わされる特性ピークを示す、請求項11に記載の(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミドの結晶性形態。
【請求項13】
約191℃から約200℃の間の融解温度を示す、請求項11に記載の(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミドの結晶性形態。
【請求項14】
ラマン散乱スペクトルにおいて、ラマンシフトが約1004cm-1で表わされるピークを示す、請求項11に記載の(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミドの結晶性形態。
【請求項15】
a)式(I−C)の化合物を脱保護して、非晶性の(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミド(I−D)を得;そして、
【化4】

b)非晶性の(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミドを水中でスラリー状にして、(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミドの結晶性形態を得る;
ことを含む、(2S)−4,4−ジフルオロ−1−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾイルアミノ)−4−フェニル−ブチリル]−3,3−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)−アミドの結晶性形態の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−513140(P2007−513140A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542036(P2006−542036)
【出願日】平成16年11月22日(2004.11.22)
【国際出願番号】PCT/IB2004/003810
【国際公開番号】WO2005/054187
【国際公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(503053011)ファイザー インコーポレイテッド (26)
【Fターム(参考)】