説明

ホルマリンキャッチャー剤を塗布した床材の製造方法

【課題】 裏溝へのホルマリンキャッチャー剤の塗布の際にホルマリンキャッチャー剤が突板表面側に回り込まない。ホルマリンキャッチャー剤の少ない塗布量で確実に裏溝から放散されるホルマリンを吸収できる。
【解決手段】 表面に突板1を積層した合板2裏面にホルマリンキャッチャー剤3をロールコータで塗布する。次に、突板1表面に塗装4を施す。次に、合板2の裏面に対向する一対の辺間にわたって裏溝5を複数列形成する。次に、合板2の裏面の上記一対の辺に沿って飛散防止部材6を配設して合板2の裏面両端部を覆うと共に飛散防止部材6に脚片7を裏溝5の端部内に嵌め込む。この状態で対向する飛散防止部材6間において裏面に形成した裏溝5内面にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布する。その後、合板2の裏面にクッション材8を積層する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホルマリンキャッチャー剤を塗布した床材の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から合板を用いた床材はホルマリンを放散し室内の環境を悪化させるので、その放散量を少なくするために床材の製造工程で合板にホルマリンキャッチャー剤を塗布し、合板や接着剤から放散するホルマリンをホルマリンキャッチャー剤により吸収して、ホルマリンの室内への放散量を抑えるようにしている。
【0003】
例えば、合板に突板をホットプレスにより積層し、その後、合板の両端部に実加工を施し、その後、合板の裏面にホルマリンキャッチャー剤をロールコータにより塗布し、温風で乾燥後、突板表面に塗装を行い、その後、乾燥することでホルマリンキャッチャー剤を塗布した床材を製造するようにしている。
【0004】
ところが、防音直貼り床材の場合、合板の裏面にロールコータで塗布したホルマリンキャッチャー剤の塗布面をカッターで溝加工して裏溝を形成するため、裏溝内面はホルマリンキャッチャー剤で隠蔽されず、したがって、裏溝内面からホルマリンが放散し、ホルマリン放散量が多くなってしまう。このため、溝加工後に合板の裏面に接着するクッション材に大量のホルマリンキャッチャー剤を含浸させて上記裏溝内面から放散するホルマリンを吸収するようにしているが、裏溝の長手方向の端面は外部に開口しているため、この裏溝内面から放散するホルマリンの一部が裏溝の端部開口から外部に放散するという問題がある。
【0005】
そこで、裏溝加工後に裏溝内部にホルマリンキャッチャー剤を塗布することが考えられるが、裏溝の溝巾が狭く且つ溝が比較的深いのでロールコータで塗布しても裏溝の内面を隠蔽するように塗布することはできない。
【0006】
また、裏溝加工後に裏溝内部にホルマリンキャッチャー剤をスプレーで塗布するものが特許文献1により知られている。しかしながら、この従来例にあっては、裏溝内に吹き付けられたホルマリンキャッチャー剤が裏溝内を端部の方に流れ、端部から合板の表面に積層した突板側に回り込んで突板表面に施された塗装に悪影響を与えるという問題がある。
【特許文献1】特開2001−239512号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、裏溝内部にホルマリンキャッチャー剤をスプレーで塗布してもホルマリンキャッチャー剤が突板表面側に回り込むことがなくて突板表面の塗装に悪影響を与えることがなく、ホルマリンキャッチャー剤の少ない塗布量で確実に裏溝内部から放散されるホルマリンを吸収できるホルマリンキャッチャー剤を塗布した床材の製造方法を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明に係るホルマリンキャッチャー剤を塗布した床材の製造方法は、表面に突板1を積層した合板2の裏面にホルマリンキャッチャー剤3をロールコータで塗布し、その後、突板1表面に塗装4を施し、次に、合板2の裏面に対向する一対の辺間にわたって裏溝5を複数列形成し、次に、該合板2の裏面の上記一対の辺に沿って飛散防止部材6を配設して合板2の裏面両端部を覆うと共に飛散防止部材6に裏溝5の溝ピッチと同ピッチで突設した脚片7を裏溝5の端部内に嵌め込んで裏溝5の端部を閉塞し、この状態で対向する飛散防止部材6間において裏面に形成した裏溝5内面にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布し、その後、合板2の裏面にクッション材8を積層することを特徴とするものである。
【0009】
このような方法を採用することで、合板2の裏面にホルマリンキャッチャー剤3をロールコータで塗布する工程の後で突板1表面に塗装4を施すので、塗装4がホルマリンキャッチャー剤3の塗布により悪影響を受けることがない。しかも、突板1表面への塗装工程の後に、合板2の裏面に裏溝5を形成する加工をすることで、合板2裏面び裏溝5部分においてはホルマリンキャッチャー剤3が塗布されていない面が露出することになるが、裏溝5の加工後に合板2の裏面及び合板2の裏面に形成した裏溝5内にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布するので、裏溝5内面にホルマリンキャッチャー剤3を塗布して裏溝5内面をホルマリンキャッチャー剤3で確実に隠蔽でき、これにより裏溝5内面から放散しようとするホルマリンをホルマリンキャッチャー剤3で確実に吸収してホルマリンの放散量を抑えることができ、しかも、裏溝5内に吹き付けられたホルマリンキャッチャー剤3が裏溝5内を端部の方に流れて端部開口から合板2の表面に積層した塗装4を施した突板1側に回り込もうとしても、裏溝5の端部に脚片7が嵌め込まれて裏溝5の端部を閉塞してあるので、裏溝5の端部開口から塗装4を施した突板1表面側にホルマリンキャッチャー剤3が回り込むことがなく、また、合板2の裏面の両端部を上記一対の辺に沿って飛散防止部材6を配設して合板2の両端部を覆ってあるので、ホルマリンキャッチャー剤3を裏溝5内にスプレーで塗布する際に、飛散防止部剤6によりホルマリンキャッチャー剤3の飛散を防止して塗装4を施した突板1の表面側に回り込むことがなく、これらの理由によりホルマリンキャッチャー剤3により突板1の表面に施された塗装4に悪影響が及ぼされるのを防止できる。また、飛散防止部材6間で裏溝2にホルマリンキャッチャー剤3をスプレー塗布するので、少ない塗布量で確実に合板2の裏面に形成した裏溝5内にホルマリンキャッチャー剤3を塗布できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、裏溝加工後に裏溝内部にホルマリンキャッチャー剤をスプレーで塗布してもホルマリンキャッチャー剤が突板表面側に回り込むことがなくて突板表面の塗装に悪影響を与えることがなくて表面仕上がりが良く、また、ホルマリンキャッチャー剤の少ない塗布量で確実に裏溝内部から放散されるホルマリンを吸収できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0012】
図3には本発明の製造方法で製造された床材9の一例を示すもので、合板2の表面に突板1を積層した床材本体10の裏面、つまり合板2の裏面にクッション材8を積層して床材9が形成してある。突板1の表面には塗装4が施してある。合板2の裏面には対向する一対の辺間にわたる裏溝5が複数列一定ピッチで形成してある。このように裏面に裏溝5を形成した合板2の裏面にクッション材8を積層することで歩行性、防音性を向上させて、コンクリートスラブ上に床材9を直貼りすることができるようにしてあり、更に、床材9はクッション材8でコンクリートスラブの不陸を吸収するだけでなく、裏溝5部分で床材9が撓むことができるので、コンクリートスラブの不陸を吸収して収まり良く施工できるようになっている。上記の構造の床材9には合板2や接着剤から放散されるホルマリンを吸収するためのホルマリンキャッチャー剤3が合板2の裏面及び合板2の裏面に形成した裏溝5の内面に塗布してある。
【0013】
上記の構成のホルマリンキャッチャー剤3を塗布した床材9は図2のフローチャートで示すような製造順序により製造する。以下、ホルマリンキャッチャー剤3を塗布した床材9の製造方法につき説明する。
【0014】
まず、ホットプレス工程Aで合板2の上面に突板1をホットプレスで積層一体化して床材本体10を形成する(例えば、30cm×180cmサイズの合板2に同寸法で且つ厚み0.25mmの突板1を積層一体化して床材本体10を形成する)。
【0015】
次に、床材本体10の表面である突板1の表面に目地溝となるV溝を施したり、合板2の側端面に実加工を施したりする一次加工を実施する(一次加工工程B)。
【0016】
上記一次加工工程B終了後、着色工程Cを実施する。この着色工程Cでは床材本体1の表面部を構成する突板1の表面に着色を施すと共に、合板2の裏面にホルマリンキャッチャー剤3をロールコータにより塗布する。
【0017】
上記着色工程C終了後に乾燥工程Dを実施する。乾燥工程Dでは例えば温風により乾燥する。
【0018】
次に、着色した突板1の表面に塗装4を施す塗装工程Eを実施する。
【0019】
塗装工程E終了後に乾燥工程Fを実施する。この乾燥工程Fでは例えば、UV照射により乾燥する。
【0020】
その後、合板2の裏面に対向する一対の辺間にわたって裏溝5を複数列一定ピッチで形成する裏溝加工工程Gを実施する。
【0021】
次に、裏溝5内面にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーにより塗布するキャッチャー剤塗布(裏溝)工程Hを実施する。
【0022】
その後、エアーを吹き付けて乾燥する乾燥工程Iを実施する。
【0023】
一方、上記とは別に、クッション材8にホルマリンキャッチャー剤3を塗布するキャッチャー剤塗布(クッション材)工程Jを実施することでホルマリンキャッチャー剤3を塗布したクッション材8を得る。
【0024】
そして、上記エアー吹き乾燥工程I後の床材本体10の裏面(つまり合板2の裏面)に、上記別工程で得たキャッチャー剤3を塗布したクッション材8をコードルプレス工程Kでコールドプレスして積層することで、図3に示すような目的とする床材9を製造する。
【0025】
上記のような工程でホルマリンキャッチャー剤3を塗布した床材9を製造するのであるが、本発明においては、上記工程中、裏溝5内面にキャッチャー剤3をスプレーにより塗布するキャッチャー剤塗布(裏溝)工程Hと、その後のエアーを吹き付けて乾燥する乾燥工程Iに特徴がある。
【0026】
すなわち、キャッチャー剤塗布(裏溝)工程Hに当たって、裏溝5が上に開口するように床材本体10を上下逆の姿勢にして、該合板2の裏面の両側に、一対の飛散防止部材6を合板2の裏面両端部を覆うようにセットする。この一対の飛散防止部材6は図1(a)に示すように、断面L字状をしていて縦片部11の上部に互いに対向するように側方に向けて側方突部12を突設し、該側方突部12の下面に裏溝5の溝ピッチと同ピッチで脚片7を下方に向けて突設することで構成してある。そして、図1(b)に示すように、一対の飛散防止部材6を合板2の裏面両端部を覆うようにセットした場合、一対の飛散防止部材6は合板2の裏面両端部を全長にわたって覆うもので、側方突部12の下面を合板2の裏面に当接することで覆うと共に、裏溝5の溝ピッチと同ピッチで突設した脚片7を裏溝5の端部内に嵌め込んで裏溝5の端部を閉塞する。このようにして合板2の裏面の両側に、一対の飛散防止部材6を合板2の裏面両端部を覆うようにセットした後、床材本体10をスプレー装置13側に移動させて対向する飛散防止部材6間にスプレー装置13を配置して至近距離(1〜100cm)から合板2の裏面に形成した裏溝5内面にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布する(塗布量は約4〜5g/尺)。
【0027】
この時、光電センサーのような検知手段14により床材本体10の搬送方向の先端を検知し、その後、床材本体10を搬送方向に一定距離だけ移動させることで、スプレー装置13の下方に最初の裏溝5を位置させ、スプレー装置13をオンして最初の裏溝5内にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布する。一定時間スプレーするとスプレー装置13をオフにし、再び床材本体10を搬送方向に一定距離(裏溝5のピッチ)移動させ、スプレー装置13の下方に2番目の裏溝5を位置させ、スプレー装置13をオンして2番目の裏溝5内にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布する。このようにして次々と複数列設けた裏溝5にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布する。そして床材本体10の後端を別の光電センサーのような検知手段14で検知すると床材本体10が乾燥工程Iに送られる。このように、裏溝5にスプレーによりホルマリンキャッチャー剤3を塗布するので巾が狭く深さの深い裏溝5であっても裏溝5の内面にホルマリンキャッチャー剤3を塗布することができ、また、使用するホルマリンキャッチャー剤3の使用量もすくなくてよい。
【0028】
上記例ではスプレー装置13が移動せず、床材本体10を一定のピッチで間欠的に移動するようにして複数の裏溝5に1つのスプレー装置13でスプレー塗布するようにした例を示したが、床材本体10を移動させず、スプレー装置13を一定距離(裏溝5のピッチ)ずつ移動して複数列の裏溝5にスプレー塗布するようにしてもよい。
【0029】
上記のようにして裏溝5内にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで塗布すると、裏溝5内に吹き付けられたホルマリンキャッチャー剤3が裏溝5内を端部の方に流れて端部開口から合板2の表面に積層した塗装4を施した突板1側に回り込もうするが、本発明においては上記のように、裏溝5の端部に脚片7が嵌め込まれて裏溝5の端部を閉塞してあるので、裏溝5の端部開口から塗装4を施した突板1表面側にホルマリンキャッチャー剤3が回り込まないようになっている。また、合板2の裏面の両端部を上記一対の辺に沿って飛散防止部材6を配設して合板2の両端部を覆ってあるので、ホルマリンキャッチャー剤3を裏溝5内にスプレーで塗布する際に、飛散防止部材6によりホルマリンキャッチャー剤3の飛散が防止され塗装4を施した突板1の表面側に回り込まないようになっている。この結果、本発明においては、裏溝5内面にスプレーでホルマリンキャッチャー剤3を塗布するものであるにもかかわらず、ホルマリンキャッチャー剤3が突板1の表面に施された塗装4側に回り込んで塗装4に悪影響が及ぼすことがない。
【0030】
また、上記スプレーによりホルマリンキャッチャー剤3を裏溝5内に塗布した直後(例えば60秒以内)、エアーを吹き付けて乾燥する乾燥工程Iを実施するのであるが、この乾燥工程Iにおいても、合板本体10に上記のように飛散防止部材6をセットしたままの状態でエアー吹きを行って乾燥する。したがって、エアー吹きの際も裏溝5内面に塗布したホルマリンキャッチャー剤3が裏溝5の端部開口から塗装4側に回り込むのが防止されると共に、飛散防止部材6によりホルマリンキャッチャー剤3が飛散するのが防止される。ここで、エアー吹きによる乾燥の一例を示すと、合板本体10の裏面に対して45°の角度でカーテン状に5.0kg/cmの圧力でエアー吹きを行うもので、これを約10mの区間に3mの間隔で設置する。また、他の例としては、80℃前後に熱した鉄製ロールに20m/minの速度で床材本体10を通すことで床材本体10の裏面の温度を約60℃前後に加熱させ、その後、上記のようなエアー吹き乾燥工程Iを実施する。
【0031】
このように、キャッチャー剤塗布(裏溝)工程Hの直後に、乾燥工程Iで裏溝5に塗布したホルマリンキャッチャー剤3を乾燥することで、ホルマリンキャッチャー剤3による次工程への影響がないようにできる。
【0032】
上記のように裏溝5内にホルマリンキャッチャー剤3をスプレーで確実に塗布できるので、裏溝5内面からのホルムアルデヒドが放散するのを防止できるので、クッション材8に塗布するホルマリンキャッチャー剤3の塗布量はクッション材8を合板2裏面に接着する接着剤から放散しようとするホルムアルデヒドの放散を防止するのに足る量でよくて、クッション材8に塗布するホルマリンキャッチャー剤3の塗布量が少なくてよい。
【0033】
つまり、裏溝5からいったん放散したホルムアルデヒドをクッション材8に塗布したホルマリンキャッチャー剤3で吸収するにはクッション材8に多量のホルマリンキャッチャー剤3が必要であるが、本発明においては、裏溝5内面にホルマリンキャッチャー剤3を塗布してホルムアルデヒドが放散するのを防止するので、いったん放散したものを吸収する場合に比べてホルマリンキャッチャー剤3の使用量が少なくて済むのである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】(a)(b)は裏溝にホルマリンキャッチャー剤を塗布する順序を示す説明のための斜視図である。
【図2】同上の製造順序を示すフローチャートである。
【図3】本発明の製造方法により製造した床材の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 突板
2 合板
3 ホルマリンキャッチャー剤
4 塗装
5 裏溝
6 飛散防止部材
7 脚片
8 クッション材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に突板を積層した合板の裏面にホルマリンキャッチャー剤をロールコータで塗布し、その後、突板表面に塗装を施し、次に、合板の裏面に対向する一対の辺間にわたって裏溝を複数列形成し、次に、該合板の裏面の上記一対の辺に沿って飛散防止部材を配設して合板の裏面両端部を覆うと共に飛散防止部材に裏溝の溝ピッチと同ピッチで突設した脚片を裏溝の端部内に嵌め込んで裏溝の端部を閉塞し、この状態で対向する飛散防止部材間において裏面に形成した裏溝内面にホルマリンキャッチャー剤をスプレーで塗布し、その後、合板の裏面にクッション材を積層することを特徴とするホルマリンキャッチャー剤を塗布した床材の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−56638(P2007−56638A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−246770(P2005−246770)
【出願日】平成17年8月26日(2005.8.26)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】