説明

ポット

【課題】 液体収納容器内の液体が少なくなっても当該容器の載置を安定化させることができるとともに空焚きを防止できる、安全性に優れたポットを提供すること。
【解決手段】 本発明のポットは、加熱装置を有する台座と、該台座の上に着脱自在に載置され、収容された液体を前記加熱装置により加熱される容器と、を備えたポットであって、前記台座は、該台座の底部から突出し、当該台座に対して上下に揺動自在に設けられ前記容器内の液体残量を検出する検出装置と、検出された液体残量に応じて前記加熱装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液体収容物を保温するポットに関し、特に安全性に優れた加熱機能付きのポットに関する。
【背景技術】
【0002】
容器内の水を加熱、保温するポットとして、容器本体の底部に電気ヒータを装着し、保温性を向上させた保温ポットが実用化されている。また、旅行などに携行できるようにコンパクト化が進み、携帯性に優れたポットも広く使用されるようになってきている。
【0003】
例えば、図5は下記特許文献1に開示された電気湯沸し器の構成を示す分解斜視図である。この電気湯沸し器は、湯沸し容器51と、支持面へ定置する定置部53a、及び湯沸し容器51を着脱できるように載置して湯沸しや貯湯に供する容器載置部53bを持った本体53と、容器載置部53bに載置される湯沸し容器51を加熱するヒータ54と、湯沸し容器51の上端開口51aを閉じる蓋体55と、を備えている。
【0004】
そして、定置部53aにて支持面上に定置した本体53の容器載置部53bに水の入った湯沸し容器51を載置するなどしてヒータ54で加熱することにより、蓋体55により熱の逃げを抑え、異物の侵入を防止した状態での湯沸しができる。沸かした湯は湯沸し容器51を本体53から持ち上げて単独で取り扱うことで自由に容易に利用できる。
【0005】
さらに、本体53に通電を示すパイロットランプ510を設けると共に、本体53の肩面前部からばねの付勢力によって突出する容器検出子522を設け、湯沸し容器51が装着されて容器検出子22がばねに抗して押し下げられるのを容器検出スイッチが検出すると制御基板上の制御回路によって通電可能になるようにしてある。
【特許文献1】特開2005−237788号公報(段落[0018]〜[0026]、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に開示されている電気湯沸し器においては、湯沸し容器51内の内容液が少なくなるとばねの付勢力によって容器検出子522が突出するため、湯沸し容器51と本体53の容器載置部53bとの間に間隙が生じて湯沸し容器51の載置状態が不安定になってしまうという問題が生じてきている。
【0007】
特に、湯沸し容器51が蓋体55を未装着の状態であると、湯沸し容器51内の熱湯が溢れ出る場合があり、安全上問題があった。
【0008】
本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、検出装置を加熱装置を有する台座の底部から突出させ、当該台座に対して上下に揺動自在に設けて、容器内の液体残量を検出するようになせば、上記の問題点を解消し得ることを想到し本発明を完成するに至ったものである。
【0009】
すなわち、本発明は上記の問題点を解消することを課題とし、液体収納容器内の液体が少なくなっても当該容器の載置を安定化させることができ、安全性に優れたポットを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち、請求項1に係るポットの発明は、加熱装置を有する台座と、該台座の上に着脱自在に載置され、収容された液体を前記加熱装置により加熱される容器と、を備えたポットであって、前記台座は、該台座の底部から突出し、当該台座に対して上下に揺動自在に設けられ前記容器内の液体残量を検出する検出装置と、前記検出装置により検出された液体残量に応じて前記加熱装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のポットにおいて、前記台座の底部には、前記検出装置が前記台座の底部から突出した状態のときに前記台座が揺動しないように、常に2点以上で載置面に当接する脚部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載のポットにおいて、前記脚部は、高さの異なる複数本の脚部であることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載のポットにおいて、前記脚部は、前記台座の底部外周縁に沿って形成されることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5に係る発明は、請求項3又は4に記載のポットにおいて、前記複数本の脚部のうち前記検出装置に対向する側の脚部は、前記検出装置が前記台座の底部から完全に突出した状態のときに、前記載置面に当接する高さになされていることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載のポットにおいて、前記検出装置は、ばねの付勢力によって前記台座の底部から突出する液体残量検出子と、前記台座に装着された容器内に収容された液体残量により前記液体残量検出子がばねに抗して押し上げられるのを検出する検出スイッチとを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のポットにおいて、前記制御装置は、前記検出スイッチにより前記液体残量検出子がばねに抗して押し上げられるのを検出すると前記加熱装置への通電を行なうことを特徴とする。
【0017】
また、請求項8に係る発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のポットにおいて、前記容器の上端開口部には、該容器との係合部を有する蓋体を着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項9に係る発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載のポットにおいて、前記容器の側壁にはその上下を左右方向に回動自在に枢支して容器の外側壁に沿って密着可能な一対の把手を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明は上記のような構成を備えることにより以下に述べるような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1に係る発明によれば、加熱装置を有する台座の底部から突出し、当該台座に対して上下に揺動自在に設けられ容器内の液体残量を検出し、検出された液体残量に応じて前記加熱装置を制御するため、液体収納容器の空炊きを防止するとともに、容器内の液体が少なくなっても当該容器の載置を安定的に維持することができ、以って安全で使い勝手に優れたポットを提供できる。
【0020】
また、請求項2に係る発明によれば、台座の底部に脚部を設け、前記検出装置が台座の底部から突出した場合でも、脚部が常に2点以上で載置面に当接するようになすことによって、台座は前記検出装置の先端を含めると常に3点以上で載置面上に支持されることとなり、前記台座が揺動することが防止され、これによってポットが横転して容器内の液体がこぼれたり、加熱された液体によってユーザに火傷を負わせることを防止できる。同時に、ポットの揺動を抑止することによってその信頼性を向上させることが可能となる。
【0021】
また、請求項3に係る発明によれば、前記脚部は高さの異なる複数本の脚部を備えることによって、台座の下側の通気性を良好に維持することができるようになる。加えて、前記検出装置が台座の底部から突出した場合とそうでない場合のそれぞれの際に高さの異なる脚部によって常に安定して台座を載置面上に支持することが可能となる。
【0022】
また、請求項4に係る発明によれば、前記脚部は前記台座の底部外周縁に沿って形成されるので、台座は常に外周縁の2点以上と、前記検出装置によって載置面上に支持されるため、台座およびポットの安定性を増すことが可能となる。
【0023】
また、請求項5に係る発明によれば、複数本の脚部のうち検出装置に対向する側の脚部は、検出装置が台座の底部から突出した状態のときに載置面に当接する高さになされているので、容器が空になって軽くなり、検出装置が台座の底部から完全に突出した場合でも、検出装置に対向する側の脚部が所望の高さを有しているので、容器およびポットの水平状態を維持することができるとともに安定性を向上させることができる。
【0024】
また、請求項6に係る発明によれば、前記検出装置を、ばねの付勢力によって前記台座の底部から突出する液体残量検出子と、前記台座に装着された容器内に収容された液体残量により前記液体残量検出子がばねに抗して押し上げられるのを検出する検出スイッチとで構成することにより、空炊きを確実に防止することができるため、容易に安全性の向上を達成できる。
【0025】
また、請求項7に係る発明によれば、前記検出スイッチにより前記液体残量検出子がばねに抗して押し上げられるのを検出すると前記加熱装置への通電を行なうように制御することにより、空炊きを確実に防止することができるため、容易に安全性の向上を達成できる。
【0026】
また、請求項8の発明によれば、前記容器の上端開口部には、該容器との係合部を有する蓋体を着脱自在に設けるため、容器内の液体が溢れ出ることを防ぐことができ、容易に安全性の向上を達成できる。
【0027】
また、請求項9に係る発明によれば、前記容器の側壁にはその上下を左右方向に回動自在に枢支して容器の外側壁に沿って密着可能な一対の把手を設けるため、携帯性に優れ、かつ安全で使い勝手に優れたポットを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、実施例及び図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのポットを例示するものであって、本発明をこのポットに特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0029】
図1は本発明に係るポットの一実施例の側面図であり、図2は実施例のポットの外観斜視図であり、図3は実施例のポットの内部配置を説明する斜視図であり、また、図4は実施例のポットの内部主要部を説明する斜視図である。
【0030】
本発明の実施例に係るポット10は、図1及び図2に示すように、水等の液体が収容される液体収納容器11と、この液体収納容器11を着脱自在に積載する台座12と、液体収納容器11の上端開口部11aを閉じる蓋体13とを備えている。
【0031】
このポット10の液体収納容器11は、保温性に優れた耐熱性の成型品であり、アルミニウムやステンレス・スチールなどにより構成され、図2に示すように、横断面の輪郭が略楕円形となされている。
【0032】
また、液体収納容器11は、長寸側の一側には注水口11bを有し、他側の側壁には、容器11を把持する時に利用する一対の把手11cを有し、この一対の把手11cをそれぞれ左右方向に回動できるように上下に枢支する枢支部材11d、11eを設けている。把手11cは、これを把持位置に起こすことによって液体収納容器11を把持する時に利用するとともに、図1及び図2に示すように、液体収納容器11の外側壁に沿って密着させた格納位置に回動させることにより容器を携行する時に邪魔にならないように携帯性を高める構造になっている。
【0033】
さらに、上側の枢支部材11dの上部には、蓋体13に設けられた突部13aに係合する切欠部11fが設けられており、蓋体13が液体収納容器11から不用意に外れることを防止している。
【0034】
蓋体13は、液体収納容器11と同じく、保温性・耐熱性に優れた成型品で構成されており、図1に示すように、液体収納容器11の上端開口部11aに嵌め合わせることによって使用時の放熱を抑えるとともに異物侵入の防止を図ることができ、液体収納容器11と着脱自在とされている。
【0035】
また、蓋体13は、図1に示すように、長寸側の一側には、液体収納容器11に設けられた切欠部11fに係合する突部13aが設けられており、他側には注水口13bが設けられており、さらに蓋体13を把持して液体収納容器11から持ち上げたり液体収納容器11に取付けたりする時に利用する把手13cを有している。さらに、図3に示すように、液体収納容器11の上端開口部11aの内側と嵌り合う周壁13dを設けることで保温性を高めている。
【0036】
なお、本実施例では、枢支部材11dと切欠部11fとを一体化成型した構成を採用しているが、それぞれ個別部材として構成してもよい。
【0037】
次に、台座12は、液体収納容器11と同じく略楕円形の開口部を上下に有する筒形の外ケース12aと、この外ケース12aの上側開口部に設けられ、液体収納容器11を着脱自在に載置する上蓋12bと、外ケース12aの下側開口部を閉じる底蓋12cとから構成されている。上蓋12bはアルミニウム等の良熱伝導性の金属によって形成されている。
【0038】
そして、図3に示すように、台座12の内部には、上蓋12bに載置される液体収納容器11を加熱する電気ヒータ12dと、ばね12eの付勢によって他端を底蓋12cから下方に突出させた操作子12fと、操作子12fの上下動によって接点を開閉し、電気ヒータ12dへの通電をオン/オフするスイッチ12gとを配置収納している。本実施例において、操作子12fは、台座12の長寸側の一側に近接した位置に配置される。さらに、図3に示すように、上蓋12bの外周には、電気ヒータ12dの熱が下方へ輻射されるのを防止する遮蔽保護枠12hが設けられている。
【0039】
また、外ケース12aには、図1に示すように、電気ヒータ12dへの通電を指示するための電源スイッチ12iが設けられる。さらに、外ケース12aには底蓋12c側の外周縁の周方向の数箇所に複数の脚部A〜F(図1では6つ)が一体形成されている。電源スイッチ12iは、電気ヒータ12dへの通電のオン/オフをユーザが指示するとともに、電気ヒータ12dの通電状態をユーザが視覚的に確認するためのものであり、脚部A〜Fは底蓋12cの下部周りの通風性を良くするとともに、台座12を安定して載置面上に支持するためのものである。図1、2に示すように、台座12の底蓋12cの長寸側の外周縁には、操作子12fと対向する側には脚部Aが設けられ、操作子12fが設けられた側には脚部Fが設けられる。さらに、底蓋12cの短寸側の外周縁には、一方の側に脚部C、E、これに対向する側に脚部B、Eが設けられる。ここで、それぞれの脚部は、短寸側の脚部B〜Eの高さが長寸側の脚部Aよりも大きくなるように形成される。
【0040】
つぎに、電気ヒータ12dへの通電制御を説明する。
【0041】
図1に示すように、液体が十分に収納されている液体収納容器11を上蓋12bに装着し、電源スイッチ12iをオン状態にすると、操作子12fの下端がポット10の載置されている支持面に当接する。また、台座12は液体収納容器11及びその内部に収容された液体の十分な重みによって、脚部B〜Eの下端がそれぞれ支持面上に接するまで下がり、支持面上に安定して支持される。このとき、脚部Aは他の脚部よりも高さが小さいため、脚部Aは載置面から若干上方に浮いた状態となる。同時に、ばね12eの付勢によって底蓋12cから下方に突出した操作子12fが、ばね12eに抗して押し上げられ、これをスイッチ12gが検出して電気回路を閉じ、電気ヒータ12dへの通電を可能にする。このように、台座12およびポット10は、脚部B〜Eと操作子12fとの3点以上で載置面上に支持される。
【0042】
一方、上蓋12bに装着された液体収納容器11内に十分な液体が収納されていない場合、操作子12fの下端が、ポット10の載置されている支持面に当接するが、液体収納容器11及びその内部に収容された液体が軽量であるため、ばね12eの付勢によって底蓋12cから下方に突出した操作子12fが所定の位置まで押し上げられず、台座12は若干支持面上から浮いた状態になる。このとき、スイッチ12gは作動せずオフのままであり、電気ヒータ12dへの通電は抑止される。このため、液体収納容器11の空焚きを防止することができる。
【0043】
このとき、操作子12fが底蓋12cから下方に突出し、台座12が支持面から浮いた状態となるが、台座12の短寸側の脚部B〜Eが操作子12fと対向した位置にある脚部Aよりも高いため、特に、操作子12fの先端と台座12の短寸側の脚部B〜Eのうち操作子12fから遠い方に位置する脚部B、Cとが支持面上に当接し、台座12を3点で支持するため、ポット10が安定した状態で支持面上に載置されることになる。また、好ましくは脚部Aの高さを操作子12fが完全に突出した状態において支持面に当接するような高さにすれば、液体収容容器11が空の状態においてより安定した載置状態を維持することができる。
【0044】
以上説明したように、本実施例では、液体収納容器11内に十分な液体が収納されていない場合には、ばね12eの付勢によって底蓋12cから操作子12fが下方に突出するが、液体収納容器11は上蓋12bから外れる危険性はない。
【0045】
なお、スイッチ12gによって通電を開始させる操作子12fに対する押し上げ力を、蓋体13の重さを加味して設定することが好ましく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において液体収納容器11内の液体残量の重さを加味して設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明に係るポットの一実施例の側面図である。
【図2】図1のポットの外観斜視図である。
【図3】図1のポットの内部配置を説明する斜視図である。
【図4】図1のポットの内部主要部を説明する斜視図である。
【図5】従来例の電気湯沸し器の分解斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
10 ポット
11 液体収納容器
11a 上端開口部
11b 注水口
11c 把手
11d、11e 枢支部材
11f 切欠部
12 台座
12a 外ケース
12b 上蓋
12c 底蓋
12d 電気ヒータ
12e ばね
12f 操作子
12g スイッチ
12h 遮蔽保護枠
12i 電源スイッチ
A〜F 脚部
13 蓋体
13a 突部
13b 注水口
13c 把手
13d 周壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱装置を有する台座と、該台座の上に着脱自在に載置され、収容された液体を前記加熱装置により加熱される容器と、を備えたポットであって、前記台座は、該台座の底部から突出し、当該台座に対して上下に揺動自在に設けられ前記容器内の液体残量を検出する検出装置と、前記検出装置により検出された液体残量に応じて前記加熱装置を制御する制御装置と、を備えたことを特徴とするポット。
【請求項2】
前記台座の底部には、前記検出装置が前記台座の底部から突出した状態のときに前記台座が揺動しないように、常に2点以上で載置面に当接する脚部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のポット。
【請求項3】
前記脚部は、高さの異なる複数本の脚部であることを特徴とする請求項2に記載のポット。
【請求項4】
前記脚部は、前記台座の底部外周縁に沿って形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載のポット。
【請求項5】
前記複数本の脚部のうち前記検出装置に対向する側の脚部は、前記検出装置が前記台座の底部から完全に突出した状態のときに、前記載置面に当接する高さになされていることを特徴とする請求項3又は4に記載のポット。
【請求項6】
前記検出装置は、ばねの付勢力によって前記台座の底部から突出する液体残量検出子と、前記台座に装着された容器内に収容された液体残量により前記液体残量検出子がばねに抗して押し上げられるのを検出する検出スイッチと、を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のポット。
【請求項7】
前記制御装置は、前記検出スイッチにより前記液体残量検出子がばねに抗して押し上げられるのを検出すると前記加熱装置への通電を行なうことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のポット。
【請求項8】
前記容器の上端開口部には、該容器との係合部を有する蓋体を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のポット。
【請求項9】
前記容器の側壁にはその上下を左右方向に回動自在に枢支して容器の外側壁に沿って密着可能な一対の把手を設けたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のポット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−110191(P2008−110191A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−2067(P2007−2067)
【出願日】平成19年1月10日(2007.1.10)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)鳥取三洋電機株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】