説明

メッシュパネルの添設連結併用取付金具

【課題】 蔓性植物を這わせて緑面形成用のメッシュパネルを塀面に間隔をあけて固定する。
【解決手段】 メッシュパネルAに背面側に突出する胴縁3を配置し、胴縁3の長手方向に配置した取付金具4によって、胴縁3の突出幅分の間隔をあけて塀面等6に固定する。取付金具4は、縦向きに使用して2条の横筋2を挟み込むように被嵌配置し、その固定孔46からのネジや釘5で塀面等6に固定し、横向きに使用して連結する2条の縦筋1を挟み込むように被嵌配置し、その固定孔46からのネジや釘5で同じく塀面等6に固定する。単一の取付金具4を共通に使用してメッシュパネルAの添設固定と連結固定ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塀面等に空隙を介して添設し、地表に植生した蔓性植物等によって緑面を形成するように用いるメッシュパネルの上記添設固定と隣接相互の連結固定に併用し得るようにした添設連結併用取付金具に関する。
【背景技術】
【0002】
縦筋と横筋を直交配置するとともに上端に中心を縦筋延長線上とするように円形とし、下端に半円形とした胴縁を配置したフェンスとしてメッシュフェンスが知られ、上下高さを高くすることによって、公共施設や工場等の仕切の為に用いられており、このとき該フェンスは、該フェンス専用の支柱に背面を面接するようにフックボルト、取付金具等を用いて固定支持したものとされ、例えば取付金具は、正面プレートと、該正面プレートと対をなす背面プレートと、正面プレートの下端に背面側に向けて突出配置した縦筋抜止め用一対の湾曲片と、正面プレートの面内に形成した横筋保持用の凹溝及びボルト孔と、背面プレートの面内に配置した同じくボルト孔と、正面プレートの上端に突出し、背面プレートの係止孔に係止する係止突片を備えた金属板加工のものとされ、隣接するフェンスの縦筋を上記一対の湾曲片間に受け入れるとともに正面プレートの凹溝に横筋を受け入れて、正面プレートと背面プレートをこれらのボルト孔に挿通したボルトに背面プレート側のナットを締着し、該ボルトナットで正面プレートと背面プレートを締着一体化することによって上記支柱位置外の適宜箇所で隣接するフェンスの連結を完結的に行うものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−162425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のメッシュフェンスは、その仕切の性格上、必ずしもデザインに優れるものとはなし得ないが、縦筋と横筋を配置することにより格子状の面体とし得るから、デザインを良好とした格子状の面体、即ち、メッシュパネルとして、例えば蔓性植物を這わせるようにすれば、該メッシュパネルを、庭先の緑面形成面をなすものとして使用することができ、このとき、例えば、既存の隣地との境界仕切の塀面等に近づけてこれに添設するように起立設置すれば、敷地の有効利用を可能とするとともに該塀面等に直接に蔓性植物を這わせることによるその劣化や損傷を防止することも可能となる。
【0005】
然し乍ら、上記メッシュフェンスの形態を転用するように用いても、塀面等に添設することは必ずしも容易ではなく、従って、該添設に適した格子状の面体、即ち、メッシュパネルを用いる必要がある上、取付金具を、その塀面等への添設や隣接相互の連結を行うために使用可能な新たなものとする必要がある。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは、上記緑面形成に適して、塀面等との間に空間を配置するようにこれに添設し得るように構成したメッシュパネルを用いて、その塀面等に対する添設固定、隣接相互の連結固定を、選択的に簡易且つ確実になし得るようにしたメッシュパネルの併用取付金具を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題に沿って本発明は、縦筋と横筋による格子状の面体、即ち、メッシュパネルを、塀面等への固定部位をなし且つ塀面等との間隔規制を行うように背面に突出形成し且つ塀面等への固定部位を所定間隔2条の横筋による面をなすようにした複数の胴縁を有するものとし、取付金具を、連結片で一体化した正背面の矩形の基板と、該正面基板の長辺に上記所定間隔2条の横筋間に挿入自在の対向一対の折返し突片を、正面基板の非連結側の端部に2条のうちの一方の横筋を抱持する湾曲突片を、正背面基板に、正面基板を透孔、背面基板を長孔とした固定用のネジ、リベット、釘等の固定金具を挿通する塀面等固定孔をそれぞれ配置したものとし、該取付金具を縦向きに使用し、正背面基板によって胴縁の底面をなす2条の横筋を被嵌するとともに該2条の横筋間に一対の折返し突片を挿入し、正背面面基板の塀面等固定孔を介して固定金具を塀面等に圧入して、複数の胴縁による胴縁間隔を確保してメッシュパネルを塀面等に固定する一方、該取付金具を1/4円回動して横向きに使用し、連結片と湾曲突片によって隣接する一対の縦筋を抱持するとともに該一対の縦筋間に一対の折返し片を挿入して、同じく正背面面基板の塀面等固定孔を介して固定金具を塀面等に圧入して、同じく複数の胴縁による胴縁間隔を確保しメッシュパネルを連結するとともに該連結した取付金具を塀面等に固定するようにし、単一の取付金具を用いて、メッシュパネルの添設固定と連結固定を選択的に自在としてその塀面等への簡易且つ確実な固定をなし得るようにしたものであって、即ち、請求項1に記載の発明を、縦筋と横筋を直交配置するとともに縦筋の上下複数位置に背面側に突出形成した屈曲部先端に所定間隔2条の横筋を支持することによって背面突出の胴縁を配置した緑面形成用のメッシュパネルを、塀面等に上記胴縁の突出幅に応じた間隔を介して固定するに用いるように金属板加工によって形成した取付金具であって、上記胴縁の所定間隔2条の横筋を被覆自在の長さを有する矩形の正面基板と、該正面基板の一側端の連結片を介して一体に配置した該正面基板と略同長にして同じく矩形の背面基板と、上記正面基板の長辺側に背面側に向けて起立して上記2条の横筋間に挿入自在の対向一対の折返し突片と、正面基板の他側端に2条の一方の横筋を抱持自在の湾曲突片と、上記正面基板及び背面基板の各面内に透設し正面基板において固定金具挿通用の透孔とし、背面基板において該透孔を通過する上下の長孔とした塀面等固定孔を配置して形成し、縦向き使用して上記メッシュパネルの塀面等への添設固定用とし、1/4円回動して横向き使用して上記連結片と湾曲片によって端部位置の隣接する縦筋を抱持し且つ折返し突片を該隣接する縦筋間に配置してメッシュパネルの連結と塀面等への固定用とすることによって、メッシュパネルの添設固定と連結固定を選択的に自在としてなることを特徴とするメッシュパネルの添設連結併用取付金具としたものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、上記取付金具を、耐久性に優れてメッシュパネルの上記添設と連結に適したものとするように、これを、上記金属板加工の取付金具を、ステンレス板を加工して形成したステンレス製としてなることを特徴とする請求項1に記載のメッシュパネルの添設連結併用取付金具としたものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、取付金具をコンパクトに出荷するとともに現場で簡易且つ確実に、メッシュパネル固定用に胴縁に設置し、また、その連結用に隣接する縦筋に設置して、それぞれ塀面等への固定を、その固定金具用工具で簡易になし得るものとするように、これを、上記取付金具の背面基板を、正面基板に対して背面側起立状態で出荷して連結片を現場手曲げするように使用自在としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のメッシュパネルの添設連結併用取付金具としたものである。
【0010】
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明は以上のとおりに構成したから、請求項1に記載の発明は、緑面形成に適して、塀面等との間に空間を配置するようにこれに添設し得るように構成したメッシュパネルを用いて、その塀面等に対する添設固定、隣接相互の連結固定を、選択的に簡易且つ確実になし得るようにしたメッシュパネルの併用取付金具を提供することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、上記取付金具を、耐久性に優れてメッシュパネルの上記添設と連結に適したものとすることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、取付金具をコンパクトに出荷するとともに現場で簡易且つ確実に、メッシュパネル固定用に胴縁に設置し、また、その連結用に隣接する縦筋に設置して、それぞれ塀面等への固定を、その固定金具用工具で簡易になし得るものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】塀面等とメッシュパネルの添設固定状態を示す斜視図である。
【図2】メッシュパネルの添設固定状態を示す縦断面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】メッシュパネルの添設固定状態を示す平面図である。
【図5】塀面等とメッシュパネルの連結固定状態を示す斜視図である。
【図6】取付金具の正面図である。
【図7】取付金具の側面図である。
【図8】取付金具の平面図である。
【図9】取付金具の縦向き固定の状態を示す斜視図である。
【図10】取付金具の横向き連結の状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば、Aはメッシュパネルであり、該メッシュパネルAは、縦筋1と横筋2を直交配置するとともに縦筋1の上下複数位置に背面側に突出形成した屈曲部先端に所定間隔2条の横筋2を支持することによって背面突出の胴縁3を配置した緑面形成用のものとしてある。
【0016】
本例にあってメッシュパネルAは、例えば、図示したように、高さ0.9m、幅1m程度、即ち、1m弱程度とし又は図示省略の高さ1.5m、幅1m程度の1.5m程度の面積のものとし、塀面等6、即ち、ブロック塀、コンクリート塀、板塀の塀面の他、既設乃至起立設置した支柱、起立設置したベースパネル等に添設し、植裁した蔓性植物を這わせて緑面を形成するように用いるものとしてあり、このとき縦筋1と横筋2は、例えば5mm径の縦筋1を5cmピッチ、4mm径の横筋を10cmと15cmの併用ピッチとして、縦筋1を正面側に、横筋2を背面側に配置し、その直交する交点を溶着して、格子状の面体をなすものとしてある。該メッシュパネルAは、例えば、その上端と、面内中間位置の単一乃至複数箇所に幅方向一連の上記胴縁3を配置してあり、該胴縁3は、縦筋1の胴縁設置部位を、上位において下向き傾斜し、下位において上向き傾斜し、中間において、これら傾斜先端を垂直に結ぶように背面に向けて倒台形状をなすように屈曲し、上記垂直部位の背面側に、例えば、数cm以下、本例にあっては2.5cmの間隔で2条の横筋2を平行に配置し、同様に溶着を施すことによって、上記倒台形状の背面側の短辺に該横筋2による胴縁固定面31を形成するものとしてある。本例にあって胴縁3は、その背面側への突出幅を10cm以下、例えば6cm程度としてあり、該胴縁3は、これをメッシュパネルAの上端と面内中間位置に合計2条配置し、後述の塀面等6への添設固定状態で、塀面等6に上下2箇所で、上記横筋2の胴縁固定面31を接触するも、胴縁3以外の箇所には、該胴縁3突出幅に応じた間隔を形成するようにしてある。
【0017】
該メッシュパネルAの塀面等6への固定及びメッシュパネルAの連結は、これを、取付金具4を用いて行うものとしてあり、該取付金具4は、上記メッシュパネルAの塀面等6への固定に用いるように金属板加工によって形成してあり、上記胴縁3の所定間隔2条の横筋2を被覆自在の長さを有する矩形の正面基板41と、該正面基板41の一側端の連結片42を介して一体に配置した該正面基板41と略同長にして同じく矩形の背面基板43と、上記正面基板41の長辺側に背面側に向けて起立して上記2条の横筋2間に挿入自在の対向一対の折返し突片44と、正面基板41の他側端に2条の一方の横筋2を抱持自在の湾曲突片45と、上記正面基板41及び背面基板43の各面内に透設し正面基板41において固定金具挿通用の透孔とし、背面基板43において該透孔を通過する長孔とした塀面等固定孔46を配置して形成したものとしてある。
【0018】
本例にあって上記金属板加工の取付金具4は、これを、ステンレス板を加工して形成したステンレス製としてあり、また、上記取付金具4の背面基板43を、正面基板41に対して背面側起立状態で出荷して連結片42を現場手曲げするように使用自在としたものとしてある。
【0019】
本例の取付金具4は、上記現場手曲げを行い且つ添設乃至連結の強度を確保するように1mm程度の厚さのステンレス製にしてメッシュパネルAと同色に塗装を施し、正背面基板41、43をそれぞれ数cm、例えば3cm程度、厚さを0.数cm、例えば0.5cm程度、折返し突片44の背面側への起立幅を上記厚さに合せて0.5cm程度とした一体のピース部材としてあり、背面基板43を正面基板41に対して、直角のL字状乃至鋭角のV字状をなすように背面側起立状態してあり、上記塗装を施した本例の取付金具4にあっては、手曲げ時の塗膜剥離を防止可能な角度として、例えば30°の鋭角のV字状に起立したものとして、その出荷を行うようにしてある。このとき本例の上記塀面等固定孔46の正面基板41の透孔は、これを円形孔とし、また、背面基板43の長孔は、これを該背面基板長手方向に向けた長孔としてある。
【0020】
該取付金具4は、これを、縦向き使用して上記メッシュパネルAの塀面等6への添設固定用とし、1/4円回動して横向き使用して上記連結片42と湾曲片45によって端部位置の隣接する縦筋1を抱持し且つ折返し突片44を該隣接する縦筋1間に配置してメッシュパネルAの連結と塀面等6への固定用とすることによって、メッシュパネルAの塀面等6に対する添設固定と連結固定を選択的に自在としてある。
【0021】
即ち、図9に示すように、メッシュパネルAを塀面等6に添設するに際して、単独添設のとき胴縁3長手方向両端部2箇所に、連結添設のとき長手方向片側端部1箇所に、上記L字状乃至V字状、本例にあってはV字状の形態のまま、取付金具4を縦使用し、その正面基板41を、該胴縁3の上記2条の横筋2に被せるように配置した後に、背面基板43を、その連結片42を手曲げするように正面基板41側に折曲して他方の横筋2を湾曲突片に受け入れるとともにその対向一対の折返し片44を該2条の横筋2間に挿入して、該取付金具4を、胴縁3の上記2条の横筋2を挟み込むように被嵌配置し、その後に、塀面等固定孔46、即ち、正面基板41の上記円形孔とした透孔から、ネジ、リベット、釘等の固定金具5を、背面基板43の長孔を介して塀面等に対して螺入や打ち込むことによって圧入し、該取付金具4を介して、メッシュパネルAを塀面等に添設固定するように用いるものとしてある。
【0022】
また、図10に示すように、メッシュパネルAを連結するに際して、胴縁3長手方向端部に、同じく上記L字状乃至V字状、本例にあってはV字状の形態のまま、取付金具4を横使用し、正背面基板41、43間の連結片42を、隣接一方のメッシュパネルAの連結側端部に位置する縦筋1に引掛けるように配置した後、隣接他方のメッシュパネルAの連結側端部に位置する縦筋1を、正面基板41の湾曲突片45に抱持した状態で、背面基板43を、同じくその連結片42を手曲げするように正面基板41側に折曲して他方の縦筋1を湾曲突片に受け入れるとともにその対向一対の折返し片44を、これら連結側端部に位置する縦筋1間に挿入して、該取付金具4を該隣接する2条の縦筋1を挟み込むように被嵌配置し、その後に、同様に塀面固定孔46から固定金具5を塀面等に圧入することによって、該取付金具4を介して、メッシュパネルAを塀面等に連結固定するように用いるものとしてある。
【0023】
このように取付金具4を用いて、メッシュパネルAの添設固定と連結固定を行う結果、取付金具4は単一のものを共通に使用して、その配置位置で固定金具5によって塀面等6にメッシュパネルAを確実に添設固定し、また、メッシュパネルA相互を確実に連結固定することができる。このとき、取付金具4の対向一対の折返し片44を、添設固定する2条の横筋2間に挿入し、また、連結するメッシュパネルAの隣接する縦筋1間に挿入するから、該折返し片44が、これら2条の横筋2、隣接する縦筋1の間隔規制を行って、添設固定のとき、蔓性植物等の荷重により胴縁3の横筋2が変形してメッシュパネルAが変形したり、位置ズレしたりするのを防止するとともに連結固定のとき、縦筋1相互の位置を保持してメッシュパネルAが曲ったりして外観を損なうのを防止するものとしてある。
【0024】
そして該取付金具4を用いた上記メッシュパネルAの添設固定と連結固定は、塀面等6に胴縁3の2条の横筋2による胴縁固定面31が接触して、固定金具6によってなされるから、メッシュパネルAと塀面等6との間には常に胴縁3の突出幅分に応じた、本例にあって6cm程度の間隔が確保されるため、蔓性植物の植生によって蔓がメッシュパネルAに有効に支持され、該メッシュパネルAによって緑面を形成することができ、緑面形成を塀面等6に直接行うことによるその劣化や損傷を防止できる。
【0025】
取付金具4は上記現場手曲げを行うも、固定金具5の工具を用いれば、メッシュパネルAを塀面等6に簡易且つ確実に添設固定し且つ連結固定することができ、また、取付金具4はステンレス製としたことによって、屋外にあって耐久性を確保したものとすることができる。
【0026】
図示した例は以上のとおりとしたが、メッシュパネル、縦筋、横筋、胴縁、塀面等、取付金具、正面基板、連結片、背面基板、折返し突片、湾曲突片、塀面等固定孔等の材質、形状、構造、これらの関係、これらに対する付加等は、上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
【符号の説明】
【0027】
A メッシュパネル
1 縦筋
2 横筋
3 胴縁
31 胴縁固定面
4 取付金具
41 正面基板
42 連結片
43 背面基板
44 折返し突片
45 湾曲突片
46 塀面等固定孔
5 固定金具
6 塀面等

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦筋と横筋を直交配置するとともに縦筋の上下複数位置に背面側に突出形成した屈曲部先端に所定間隔2条の横筋を支持することによって背面突出の胴縁を配置した緑面形成用のメッシュパネルを、塀面等に上記胴縁の突出幅に応じた間隔を介して固定するに用いるように金属板加工によって形成した取付金具であって、上記胴縁の所定間隔2条の横筋を被覆自在の長さを有する矩形の正面基板と、該正面基板の一側端の連結片を介して一体に配置した該正面基板と略同長にして同じく矩形の背面基板と、上記正面基板の長辺側に背面側に向けて起立して上記2条の横筋間に挿入自在の対向一対の折返し突片と、正面基板の他側端に2条の一方の横筋を抱持自在の湾曲突片と、上記正面基板及び背面基板の各面内に透設し正面基板において固定金具挿通用の透孔とし、背面基板において該透孔を通過する長孔とした塀面等固定孔を配置して形成し、縦向き使用して上記メッシュパネルの塀面等への添設固定用とし、1/4円回動して横向き使用して上記連結片と湾曲片によって端部位置の隣接する縦筋を抱持し且つ折返し突片を該隣接する縦筋間に配置してメッシュパネルの連結と塀面等への固定用とすることによって、メッシュパネルの添設固定と連結固定を選択的に自在としてなることを特徴とするメッシュパネルの添設連結併用取付金具。
【請求項2】
上記金属板加工の取付金具を、ステンレス板を加工して形成したステンレス製としてなることを特徴とする請求項1に記載のメッシュパネルの添設連結併用取付金具。
【請求項3】
上記取付金具の背面基板を、正面基板に対して背面側起立状態で出荷して連結片を現場手曲げするように使用自在としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のメッシュパネルの添設連結併用取付金具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−165675(P2012−165675A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−28299(P2011−28299)
【出願日】平成23年2月14日(2011.2.14)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】