説明

モジュラ・マルチ・プラグ型光コネクタ

本発明(20)はモジュール構成のコネクタに関する。可能な最高チャネル密度を達成するために、スタック状複合体を形成するようにインサート(1、14)が配設され、次いでハウジング(21)内に挿入される。インサート(1、14)は動作可能接続手段(17、18)を介して互いに動作可能に接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導光体および/または導電体を接続するためのプラグ型コネクタの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
モジュールデザインを有する種々のプラグ型コネクタが先行技術から公知である。モジュラプラグ型コネクタは、同一部品から異なるプラグ型コネクタを構築することができるという利点を有する。
【0003】
プラグ型光コネクタは、例えばガラス製またはプラスチック製の導光ファイバを接続するために使用される。コネクタにおいて、これらのファイバは、電磁放射(光)によって伝達されるべき情報が1つの導光体から次の導光体に結合されるように、それらの端面から端部を相互に圧着される。最適な伝達のために、前記ファイバは正確にセンタリングすると共に、平坦に研磨された端面を備える必要がある。接続される光ファイバの端部は一般的に、弾性的に復元力を持つように装着されたフェルール内に固定され、前記フェルールによって補助されながら、ばね力によって端部で相互に圧着される。多数の光チャネルを持つプラグ型コネクタの場合、したがってかなりの力が発生し得、それをコネクタハウジングによって吸収しかつ伝達する必要がある。同様に、コネクタは、比較的長期にわたって、かつ時々激しく変動する環境的影響の下で、安全な接続を保証するように設計する必要がある。減衰の少ない最適な接続を保証することができるようにするために、同軸アラインメントおよびセンタリングに関して高い精度が要求される。良い結果は一般的に、正しくセットされかつ側部にスロットが設けられ、フェルール上に被せられてセンタリング手段として働く、セラミックスリーブにより達成される。
【0004】
光コネクタとは対照的に、電気コネクタは通常、端側接触に基づくのではなく、1つの第1コネクタの外面に沿った第2コネクタへの電気的接続に基づく。電気コネクタは一般的に端部に接触押圧力を必要としないので、前記コネクタはあまり複雑ではなく、力は互いに相殺されるので、コネクタハウジングに対する力比に関して中立である。
【0005】
両分野にまたがる高レベルの品質のモジュール式デザインのコネクタは知られていない。
【0006】
できるだけ多くのデータを省スペースで1つのコネクタにより伝達することができるようにするために、2つ以上の導体を持つコネクタが一般的に使用される。1つの利点は、単位面積当たりに伝達できる情報ができるだけ多くなるように、個々のコネクタチャネルのできるだけ高い実装密度を可能にするようにプラグコネクタを構成することにある。
【0007】
ADC GmbHによる独国特許第102004013905号は2006年に公開されたものであり、少なくとも1対のプラグ型コネクタと結合器とを備えたガラスファイバ・プラグ型コネクタを開示している。それぞれのプラグ型コネクタはフェルールを有する。いずれの場合も1対のプラグ型コネクタにおける2つのフェルールは、ガイドスリーブ内で解放可能に互いに対して案内されかつ位置合わせされる。結合器はいずれの場合も、1つのプラグ型コネクタにつき1つのレセプタクルを有する。構成要素をほとんど有しない小型で省スペースのガラスファイバ・プラグ型接続を提供するために、結合器は1つの構成部品を含むだけである。
【0008】
W.L.Gore & Associates, Inc.による米国特許第5190472号は1992年に出願されたものであり、高いチャネル密度の目的を有する多重同軸コネクタを開示している。個々の同軸コネクタは、いわゆるグルーピングモジュールの(両側に互いに対向して配設された)くし状の半円形切欠き内に側面から半挿入される。切欠きはコネクタの半分を包囲するだけであるので、個々のコネクタは個々の切欠き内に保持されず、前記切欠きから外に抜け落ちる。個々のコネクタがクランプされ、よって保持されるのは、複数のグルーピングモジュールを横方向に層状に互いに積み重ねるおかげに他ならない。この層状の相互積み重ねなくして、グルーピングモジュール自体は機能しない。個々のコネクタを具備した積層グルーピングモジュールは、後部から外部フレーム内に剛直に圧入され、こうして接合されて機能的多重同軸コネクタを形成する。多重同軸コネクタについて記載される原理は理論的には、比較的多数のコネクタを持つ多重コネクタを可能にするが、顕著な不利点を有する。第一に、フィッティングが極めて困難である。第二に、個々の非常に精巧繊細なコネクタが非常に剛直に保持され、それは、多数のチャネルを持つコネクタを構成するときに、結果的に生じる公差の連鎖ゆえに負の効果を有する。さらなる不利点は、製造に関して複雑であり、したがって相応する多重同軸コネクタを非常に高価にする、多数の非常に小型の様々な構成部品に存する。この概念は純粋な光コネクタおよび/または電気コネクタには適さない。さらに、軸力の伝達がもたらされない。
【0009】
同一出願人による国際公開第0159499号(以下、WO’499という)は2001年に公開されたものであり、複数の光ファイバケーブルの同時接続のための純粋なプラグ型光コネクタを記載している。該光コネクタは、接続される光ファイバケーブルの本数に相応する個数のフェルールが差込み方向に弾性的に互いに隣合わせに横方向に装着されるプラグを含み、接続される各々の光ファイバケーブルは、その光ファイバを関連付けられるフェルール内で終端し、かつそこに固定される。単純な取付けおよび分解と並んで柔軟な使用の可能性は、フェルールの各々が別個のインサートに弾性的に装着されること、およびインサートが共通ハウジングの少なくとも1つのプラグ内に互いに隣合わせにスナップ嵌合して配設されることにより達成される。その後の分解を可能にするために、インサートに半径方向からアクセスできることが必要である。内部部品の長手軸を中心に様々な角度位置に回転することにより内部部品を調整するために使用される手段がプラグ内に設けられる。WO’499に記載された発明の本質は、個々のばね装着フェルールが光ファイバの各々に対して設けられることであると考えられる。これらのばね装着フェルールは別個のインサート内に嵌め込まれる。マルチプラグ型コネクタを形成するために、複数のこれらのインサートは、共通ハウジングに互いに隣合わせに剛直に収容される。個別フェルールを使用するおかげで、ファイバ端の取付けは容易化され、同時にファイバの高度のセンタリング精度が達成される。予め取り付けられたインサートのおかげで、ハウジング内の横方向に隣接するインサート間の中間壁または仕切り壁の必要性がもはや無くなる。プラグ型光コネクタ用のインサートは各々、差込み方向に細長くかつ内部を包囲する矩形フレームの形の保持器を有し、フェルール用の開口が前記フレームの前側に設けられ、かつ光ファイバケーブルを通すための貫通穴が前記フレームの後側に設けられる。保持器の内部にフェルールをばね装着するために、つる巻きばねの形のばね要素が設けられる。1列に並んだ配列に加えて、例えばプラグ型コネクタの円形ハウジングを最適に充填するために、インサートは互いに隣り合わせると共に上下に積み重ねてハニカム構造に配設することもできることも指摘する。
【0010】
WO’499から公知のコネクタは、比較的多い個数のときに、組み合わされた構造(プラグ型コネクタ)における個別コネクタのそれぞれの密度、最適品質のために要求される精度が悪影響を受けることがあり得るという不利点を有する。加えて、個々のインサートは、特に高い複数列の実装密度用には設計されていない。同様に、高いチャネル密度の場合に発生する力をハウジング全体に適切に分散させる問題がある。
【0011】
同一出願人による国際公開第03076997号は2003年に公開されたものであり、アダプタと、それぞれの光ファイバがフェルール内で終端する個別プラグ型光コネクタとを有する、プラグ型光ファイバ・コネクタ・システムを開示している。光接続を生じるために、プラグ型コネクタは対向する両側からアダプタに差し込むことができる。アダプタは、アダプタハウジング内で互いに隣り合わせて平行に配設された複数のガイドスリーブを有し、プラグ型光コネクタは、フェルールを持つ前記ガイドスリーブ内に両側から差し込むことができる。アダプタハウジングが相互に接続することのできる複数の別個の部品を含み、かつそれらの間にガイドスリーブが隙間を開けて保持されるという事実のおかげで、そのようなプラグ型コネクタシステムにより、極めて単純かつ省スペースの設計が達成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、特に高い多次元実装密度を可能にするモジュール式デザインのコネクタを提供することにある。
【0013】
本発明のさらなる目的は、光接続用および電気接続用の両方に、または両タイプの接続の組み合わせに適するモジュール式デザインのコネクタを提供することにある。
【0014】
本発明のさらなる目的は、外部の機械的および熱的影響に対しかなりの耐性を有するコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この目的は、独立特許請求項に記載するコネクタによって達成される。
【0016】
本発明に係るコネクタは、この目的に最適化されたインサートを1列に互いに隣合わせに高密度に配列することを可能にし、該インサートは高精度の互いに隣合わせの1列の配列を可能にする。この目的のために、インサートは、この目的のために設けられかつ前記インサートを包囲するハウジング内に押し込まれ、あるいは横から前記ハウジング内に挿入されてそこに固定される。インサートを相互に動作可能に接続しあるいは所望の通りに積み重ねることができるようにするために、インサートは動作可能接続手段を有し、それによってインサートは少なくとも軸方向(ファイバ方向、導体方向)に力を相互に交換し、あるいは互いに支持し合い、したがって互いに対する相対的移動を回避する。こうして中間壁を使用しない設計が可能になる。しかし、支持構造は、それにもかかわらずコネクタを単純に嵌めこむことができるように構成される。上記の手段のおかげで、従来技術とは対照的に、個々のインサートは高い実装密度で、および中間壁無しで、2つ以上の方向に積み重ねられうる。適用領域によっては、動作可能接続手段は、それらが2つ以上の空間方向に伝達するように作用すべく構成または配列される。従来のインサートでは、前記インサートがその都度必ず少なくとも片側を直接外側ハウジングまたは仕切り壁に支持されることが要求され、その結果、インサートは複数列状に積み重ねられない。
【0017】
インサートが押し込まれるハウジングはコネクタの外側ハウジングであるか、あるいはさらにコネクタの外側ハウジング内に挿置される中間ハウジングである。ハウジングは一般的に剛性構造である。しかし、適用領域によっては、前記ハウジングは、少なくとも一方向に伸縮するように設計することができ、その結果インサートはその中に浮遊状態に装着され、したがってある程度の調節能力を有する。ハウジングはプラスチックまたは金属から製造することができる。
【0018】
一実施形態では、本発明は、導光体用のインサートに加えて、導電体を接続するためのインサートを構想する。加えて、組み合わせてまたはそれ自体案内手段および/または調和手段として使用されるインサートを提供することができる。これは例えば、第1インサートが、軸方向に突出して対向インサートまたはコネクタの相応する開口に係合し、したがって2つのコネクタ部品を整列させることのできるピン状要素を含む、1対のインサートである可能性がある。中間要素が可能である。
【0019】
導光体用の発明に係るインサートの第一実施形態は、2つの相対する端面を持ち、前部第1開口および後部第2開口を持つ保持フレームを有する。保持フレームの前端は、第1開口から突出するように構成された筒状フェルールを保持するように働く。フェルールは、ばねの力に抗して軸方向にスプリングバックし、かつある程度まで保持フレーム内に押し込むことができるように、保持フレーム内に装着される。ばね力は1チャネル当たり5ニュートン(N)程度の大きさである。反対側には、光ケーブル用の固定具が設けられる。一実施形態では、固定具は、好ましくは金属製でありその前端にフランジ状の肥厚部分を有するスリーブ状クリンプネックとすることができる。クリンプネックの外径は実質的に第2開口の内径と一致し、その結果、第2開口はクリンプネックを収容するのに適している。クリンプネックは、内側から第2開口内に挿入される。この場合、フランジ状肥厚部分は、保持フレームからの抜け落ちを防止する。
【0020】
本発明に係るインサートの保持フレームは、さらなる保持フレームを2つの空間方向にシームレスに積み重ねることができるように構成される。それらは一般的に、側面から突出して隣接インサートの相応する相手側手段に係合する、少なくとも1つの動作可能接続手段を有する。格子状配列のインサートの場合、動作可能接続手段は、プラグ差込み中および取外し中に力を伝達するために使用され、かつ導光体がばね力によって相互に押圧される場合、接続プロセス中にインサートを相互に支持するために使用される。動作可能接続手段は、インサートが周囲ハウジングとの方向接続を持つことを必要とせず、主として隣接インサートによって保持されかつ案内されるように、インサートを構成することを可能にする。動作可能接続手段は保持フレームの後端から突出するように取り付けることができ、その結果、保持フレームを、この目的のために個別にかつ連続的に設けられたハウジング内に押し込むことができる。隣接インサートは、上述の動作可能接続手段を受容するために相応する切欠きを有する。代替的に、または追加的に、動作可能接続手段は中心に配列することもできる。動作可能接続手段は溝/ピン対、または容易に製造することのできる同様の要素とすることができる。他の可能性として、相応する開口に係合するピン状要素がある。
【0021】
1つの問題は、多数の光チャネルが設けられた上記タイプのコネクタでは、軸方向に比較的高い力が発生することに存する。特に、実装密度が高く、それらに関連付けられる個々の導光体間の寸法が小さい場合、相当な問題が発生し得る。これらは例えば時間依存性材料疲労、幾何学的変形等を含む。例えば個々の導光体間の横方向の距離が約2mmであり、かつ端側接触押圧力が典型的な5Nである場合、単位面積当たり約1.25N/mmの力が発生する。100mmの面積(約25個の光チャネル)を持つコネクタの場合、定常作用力または125Nすなわち12.5kgが生じ、この力をハウジング部品の非常に小さい寸法によって吸収かつ伝達する必要がある。
【0022】
第2変形例は、導電体を動作可能に接続するためのインサートに関する。インサートは、幾何学的に導光体を接続するための第1インサートと有利に互換可能であり、したがってプラグ型コネクタを形成するように組み立てることができる。
【0023】
第1および第2インサートの両方とも、2つ以上の導体を受容するのに適した保持フレームを設けることができる。特に、導電体の場合、導電体(例えば正および負)が1つのハウジング内に収容されると有利であることが証明される可能性がある。
【0024】
インサートの第3変形例は、同軸導電体を動作可能に接続するのに適している可能性がある。
【0025】
インサートの第4変形例では、インサートが機械的動作可能接続および調整手段として働くように構成することができる。
【0026】
保持フレームは、2つ以上の空間方向に柔軟に積み重ねることのできる断面を有することが有利であり、それは例えば長方形、正方形、または六角形の断面である。
【0027】
一実施形態では、コネクタは2つの空間方向に互いに隣合わせに格子状に積み重ねられた複数のインサートを有し、該インサートはそれらを包囲するハウジング内に挿入され、少なくとも1つの動作可能接続手段を介して相互に動作可能に接続される。動作可能接続手段は、外側インサートに対する内側インサートの少なくとも一空間方向の相対的偏移を防止する。インサートは、前端面および後端面ならびに側面を持つ細長い保持フレームを有することができる。インサートの断面は長方形または六角形であることが有利であり、その結果、前記インサートは2つの空間方向にシームレスに積み重ねることができる。動作可能接続手段は、インサートの側面から突出する要素と、前記要素に相応して形成されかつインサートの反対側に配設される切欠きとを備えることが有利である。必要に応じて、インサートの2つ以上の側面に、横方向に突出する要素および/または相応して形成された凹所を設けることができ、その結果、インサートは2つ以上の空間方向に動作可能に接続することができる。必要に応じて、コネクタは導光体および/または導電体を動作可能に接続するためのインサートを持つことができる。一実施形態では、光インサートは、前端側および後端側ならびに側面を持つ細長い保持フレームを有し、前端側はフェルールを受容するための開口を有し、後端側は光ファイバを通すための開口を有する。必要に応じて、フェルールは柔軟に配設することができ、その結果、フェルールはインサートの内側に配設されたばねの力に抗して軸方向にスプリングバックすることができるように装着される。後部開口は、内側から挿入されるクリンプネックを受容するように構成される。保持フレームは、組み立てられたときに内部を包囲する複数の部品を含むことができる。インサートは、平行に配設された2つ以上のデータチャネルを伝達するのに適するように構成することができる。
【0028】
本発明について、単に例示的実施形態を示すだけである図面を参照しながら、以下でさらに詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】第一実施形態のインサートを示す左側面図である。
【図2】図1に示したインサートの右側面図である。
【図3】図1に示したインサートの前方斜め上からの斜視図である。
【図4】図1に示したインサートの後方斜め下からの斜視図である。
【図5】図1に示したインサートの正面図である。
【図6】図5に示した切断線AAに沿った断面図である。
【図7】インサート1の第2実施形態を示す前方斜め上からの斜視図である。
【図8】図6に示したインサートの後方斜め下からの斜視図である。
【図9】コネクタの略図である。
【図10】図9の部分Bの詳細図である。
【図11】図9に示したインサートのスタックの正面図である。
【図12】図11に示したインサートの断面図である。
【図13】コネクタのさらなる実施形態の前方斜視図である。
【図14】図13に示したコネクタの後方斜視図である。
【図15】第3実施形態のインサートを示す。
【図16】複数のチャネルを持つ第4実施形態のインサートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
図1は、光コネクタ用の第一実施形態のインサート1を左側面図で示す(例えば図9と比較されたい)。図2は該インサートを右側面図で示す。図3および4は該インサート1を前方斜め上からの斜視図および後方斜め下からの斜視図で示す。図5は、正面からのインサート1を示す。図6は、図5に示したインサートの切断線AAに沿った断面図を示す。互いに対応する要素は、以下の図面において一般に同じ参照符号を付される。
【0031】
図7は、第2実施形態のインサート1を前方上から斜めに見た斜視図である。図8は、図7に示したインサート1を後方斜め下からの斜視図で示す。図1〜6および7〜8に示したインサートは基本原理に関しては同じであり、したがって両方一緒に説明する。相違があればそれについて触れる。
【0032】
インサート1は、図9に図式的に示す通り、導光体(さらなる詳細は図示せず)およびコネクタと共に使用するのに適している。
【0033】
図示する実施形態では、インサート1は各々、両側からアクセス可能なキャビティ3を包囲する略長方形の保持フレーム2を有する。要件に応じて、保持フレームは別の、例えばマルチパートデザインを有することもでき、その場合、個別部品は例えばスナップ型接続により、または接着もしくは溶接によって、互いに動作可能に接続される。保持フレームはまた閉鎖側面を形成することもできる。
【0034】
前および後端側4、5に、保持フレーム2はそれぞれ前部および後部開口6、7を有する。フェルール8は前部開口6を介して保持フレーム1の先に突出する。嵌合状態で、導光体(さらなる詳細は図示せず)はフェルール8の同軸開口9内に固定的に接着される。前記導光体は、前記導光体を包囲するフェルール8によって支持かつ案内される。フェルール8はその後端が案内要素10内に開口し、前記案内要素10の領域は方形であり、前記案内要素はキャビティ3の内側に配設される。案内要素10のこの場合の長方形断面は、保持フレーム2に対するフェルール8の長手軸(x軸)を中心とする好ましくない回転を防止する。フェルール8は、案内要素10の後ろに配設されたばね11の力に対して弾性的に復元力を持つように装着される。その結果、フェルール8およびそれにより導光体は、ばね11の力に抗して軸方向に保持フレーム2内に押し込まれる。図示する実施形態では、保持フレーム2はプラスチック製であることが好ましい。適用領域によっては、保持フレームを例えば打抜き折曲げ部品の形で鋳造することによって金属から製造することが可能である。
【0035】
前端にフランジ状肥厚部分16(図6参照)を有するスリーブ形クリンプネック15は、後部開口7に配設される。クリンプネック15は内側3から後部開口7内に挿入される。フランジ状肥厚部分16は、クリンプネック15が保持フレームから抜け落ちることを防止する。適用領域によっては、例えば側方にまたは後ろから後部開口7内に圧入またはスナップ嵌合される圧入部品の形でクリンプネックを構成することにより、他の固定が可能である。この目的のために、開口7はおそらく側部にスロットを設ける構成することができる。図示する実施形態では、保持フレーム2は、クリンプネック15の領域に横方向に、クリンプネック15と保持フレーム2との間の溝13(図6参照)に接着剤を導入するための開口12を有する。その結果、クリンプネック15は保持フレーム2に対して容易に固定することができる。他の固定手段が可能である。
【0036】
図示する実施形態では、ばね11はクリンプネック15と案内要素10との間にクランプされ、第一に案内要素10が前方に押され、かつ同時にクリンプネックが後方に押されるという効果を生じる。ばね11が中心にあり続けるために、案内要素10は、後端からばね11内に突出するスリーブ形延長部分を有する。
【0037】
図示する実施形態では、前部開口6はスロットを設けるように構成され、その結果、ひとたびクリンプネック15が内側から後部開口7内に挿入されると、フェルール8および案内要素10を側部からラッチすることができる。要件に応じて、保持フレーム2は、2つ以上の導光体を横方向に互いに隣合わせに受容するように構成することもできる。
【0038】
インサート1は、図10および11に示す通り、2つ以上の空間方向にシームレスに積み重ねることができるように構成される。インサート1は、突出要素17および前記要素に相応する構造の凹所18の形の動作可能接続手段を有する。積み重ねられた位置で、突出要素17は少なくとも一空間方向に凹所18に係合し、インサート1の相互に対する好ましくない偏移を防止する。これに関するさらなる説明は、後続の図に関連して下述する。
【0039】
図1〜5に示すインサートは、後端に、保持フレーム2の側面の先に突出する突出畝状要素17を有する。保持フレームは反対側に、相応して設計された切欠き18を有する。インサート1が積み重ねられたときに、突出要素17は、隣接して配置されたインサート1の切欠き18内に係合する。図6および7に図示する実施形態では、突出ピン17および相応して形成された凹所18の形の動作可能接続手段が設けられ、インサート1の積み重ねられた状態でそれらは互いに係合され、したがって軸方向の好ましくない偏移を防止する。
【0040】
図9は、モジュラコネクタ20の構造を前方上から斜めに見た斜視図として図式的に示す。この図は、プラグ側コネクタ部34およびジャック側コネクタ部35を示す。
【0041】
プラグ側コネクタ部34は、(x軸に沿って)分解された状態で示される。積み重ねられた状態で、複数のインサート1が横方向に互いに隣合わせに、かつ互いに上下に組み合わされて、スタックを形成する。図10は、複数の空間方向に積み重ねられた格子状の組み合わせ構造のインサート1を上から斜めに見た拡大図(図9の細部A)で示す。図示する実施形態では、インサート1は省スペースで直接1列に互いに隣合わせに配設され、したがって第1ハウジング21内に、この場合は後部から軸方向に押し込むことができる。第1ハウジング21は、インサート1を保持するために使用される。第2内側ハウジング22は、少なくとも第1ハウジング21の領域を包囲し、固定フランジ24を有する反対側のジャック側コネクタ部35の第3の外側ハウジング23への移行部を形成する。図示する実施形態では、コネクタ20は、ユニオンナット25によってジャック側コネクタ部35に動作可能に接続される。適用領域に応じて、ハウジングは異なる構成を有することができる。
【0042】
インサート1は、動作可能接続手段17、18によって第1ハウジング21に対して軸方向に固定される。インサートが中心に配設されたときに、ケーブル(さらなる詳細は図示せず)がクリンプネック15から出現する前記インサートの後端では少なくとも、軸方向の直接保持は不可能であるので、このタスクは動作可能接続手段17、18によって実行され、その結果、先行技術と比較して、比較的高いチャネル密度が可能である。
【0043】
図示するハウジング側コネクタ部20とは対照的に、互換可能なケーブル側コネクタ部(さらなる詳細は図示せず)はフランジを通常持たない。ケーブル側コネクタ部の内側には、ハウジング側インサート1の個数に相応する個数のインサートが一般的に、それらと同軸に配設される。ケーブル側インサートは同様に、それらを包囲するハウジング内に挿入され、前記ハウジングによって少なくとも横方向に保持される。軸方向に、少なくとも外側インサートは動作可能接続手段および/またはハウジングによって保持される。ハウジングは中間ハウジングであるか、あるいは直接的にコネクタ部の外側ハウジングである可能性があり、それはコネクタを外部に対して終端する。構成に応じて、インサートはそれらを包囲するハウジング内に合同でまたは個別に後部からおよび/または側部から挿入され、そこに固定される。
【0044】
第1ハウジング21は同様に、少なくとも1つの形の動作可能接続手段を有する。これらは嵌合状態でインサート1の動作可能接続手段17、18と係合する。嵌合状態で動作可能接続手段17、18は互いに上下に位置し、第1ハウジング1と係合し、こうしてインサート1を互いに支持する。相互支持は、第1ハウジング21と直接接触しないインサート1が横方向に偏移できなくなることをも防止する。個々のインサート1の動作可能接続手段17、18を介する間接支持のおかげで、コネクタおよびその構成部品は、非常に小型に、したがって省スペースになるように構成することができる。同様に、図示する光インサートと互換可能であり、かつ例えば電気信号またはエネルギを伝達するのに適した他のインサート(さらなる詳細は図示せず)を設ける可能性が存在する。
【0045】
一実施形態では、インサートは1つの空間方向に積み重ねることができるだけであり、それらがコネクタ内で横方向に互いに隣合わせに配設されるように設けられる。適用領域に応じて、記載したタイプのインサートは、動作可能接続手段を介して、1つまたは2つの方向に互いに連結される。
【0046】
必要に応じて、第1ハウジング21は、接続すべきフェルールを相互にセンタリングするためのセンタリング手段用の保持器を有する(さらなる詳細は図示せず)。既述の通り、良い結果は一般的に、側部にスロットが設けられ、フェルールに差し込まれてぴったり嵌合するセラミック製スリーブにより達成される。構成によっては、センタリング手段を保持器内に軸方向に押し込むことができる。図示する2つの空間方向の複数列の格子状配列のインサートの場合、センタリング手段は後ろから、および/または前から軸方向(x軸)に保持器内に挿入することが好ましい。構成によっては、センタリング手段はカバーによって保持され、またはスナップ型接続によって固定される(どちらも詳細には図示しない)。
【0047】
適用領域によっては、第1ハウジング21は変形しないように構成することができ、その結果、インサートは固定状態に不動に保持される。必要に応じて、ハウジング21は少なくとも一方向に移動可能に構成または配列することができ、その結果、インサートはある程度浮遊状態に装着される。
【0048】
図10は、y方向に互いに隣合わせに配設された3つの垂直列を持つ格子状配列のインサート1を示す。中央列のインサート1は、観察者が見て分かる通り、外側の2列に対して垂直方向上向きに偏位する。インサートは、この場合後端に配設された動作可能接続手段を介して、観察者にとってz方向に連結され、その結果、好ましくないx方向の相対的偏移が回避される。図11はインサート1のスタックを背面図で示し、図12はインサート1のスタックを図11の切断線CCに沿って切った断面図を示す。図11は、最大チャネル密度を達成するために、インサートがどのように1列にシームレスに互いに隣合わせに配設されるかを明瞭に示す。この場合、互いに上下に配設されたインサート1の動作可能接続手段17、18は互いに係合し、したがってインサートの互いに対する好ましくない偏移を防止する。
【0049】
図12および13は、コネクタの内部構造の実施形態を分解組立図で図式的に示す。インサート1、14は、それらがこの場合複数部品のハウジング21に軸方向(x方向)に挿入される前に、y方向に互いに隣合わせに配設された3列のスタックの形の組み合わせ構造で示す。取付けは矢印A、B、およびCによって図式的に示す。最初にインサート1、14が組み合わされて、所望の組み合わせ構造を形成する(矢印A)。次いで、組み合わせ構造はハウジング21内に挿入され(矢印B)、その結果、インサート1のフェルール8が、この場合には第1ハウジング21の開口19内に配置されるスリーブ形センタリング手段26内に押し込まれる。互換可能なコネクタ部のハウジングは一般的に、開口19またはセンタリング手段26を持たない。次いで、カバー27および基部28が、インサート1、14の側面から突出する動作可能接続手段17,18およびハウジング中心部29と係合され、その結果、インサートはハウジング21に対して固定される。
【0050】
図示する実施形態では、図示するインサートの組み合わせ構造は2つの異なるタイプを含む。第1インサート1は本質的に光学系であり、第2インサート14は電気信号の伝達用に設計される。混合形が可能である。
【0051】
図15は、インサート1のさらなる実施形態を斜視図で示す。インサート1は、3×3個のインサート1を含む組み合わせ構造でブロックの形に配設される。突出する第1動作可能接続手段17は畝の形を取り、保持フレーム2の略中心を横方向に延びる。それらは、反対側に形成された相応する形状の凹所18内に係合される。
【0052】
図16は、インサート1のさらなる実施形態を斜め上から見た斜視図で示す。図示するインサートは、マルチセルデザインの保持フレーム2を有し、同時に2つ以上のデータチャネルを受容するのに適している。これは、ばね11の力に抗してスプリングバックするように複数のフェルール8が互いに隣合わせに弾性的に装着されることによって示される。個々のフェルール8は仕切り壁30によって互いに分離される。適用領域によっては、仕切り壁を省くことができ、それはチャネル密度の増大を可能にする。見て分かるように、相対する両側の側面は動作可能接続手段17、18を有し、それはインサート1を互換可能なシングル・セル・インサートもしくはマルチ・セル・インサートまたはハウジングに機能的に接続することを可能にする。必要に応じて、代替的にまたは追加的に、他の2つの側面にも同様に動作可能接続手段を設けることができ、その結果、複数のインサート間の他の空間方向の動作可能に接続が可能になる。図示する実施形態では、クリンプネック15が内側3から後部開口7内に挿入される。
【0053】
図17および18は、図9に示すコネクタ20を部分断面図で示し、その結果、内部構造がより明瞭に示される。
【0054】
プラグ側およびジャック側両方のコネクタ部34、35で、インサート1は互いに隣合わせにシームレスに、かつ2つの空間方向(y、z)に中間壁無しで積み重ねられ、その結果、最大チャネル密度が得られる。必要に応じて、特定の実施形態では、少なくとも特定の領域を中間壁(図示せず)によって分割することができる。
【0055】
インサート1は、矢印31によって図式的に示すように、それらがコネクタ部34、35のハウジング21、32内に後ろから押し込まれ、またはスナップ嵌合されるように構成される。インサート1はプロセス中に、隣接インサートの切欠き18または中間ハウジング21、32に係合された横方向に突出する動作可能接続手段17によって、両側を保持される。この場合同様に後ろから(ケーブル側に)取り付けられた固定要素(さらなる詳細は図示せず)は、インサート1をハウジング21、32に対して固定し、それによってインサートの好ましくない偏移を防止する。必要に応じて、適用領域に応じて、インサートを異なる方法で、例えば接着、溶接、またはスナップ嵌合によって固定することもできる。インサートが動作可能接続手段17、18によって保持されることにより、それらを包囲するハウジング32は、端側を開口するように構成することができる。これは、コネクタをより小型に、したがってより短く構成することができるという利点をもたらす。加えて、フェルール8をより長い距離にわたって案内することができる。必要に応じて、フェルールは一方のコネクタ側だけを弾性的に装着される。インサートは相応して構成される。必要に応じて、ハウジング21、32は同時にコネクタ20の外側ハウジングを形成することができる。
【0056】
図示する実施形態では、プラグ側中間ハウジング21は、前部領域にフェルール8のセンタリング手段26のための保持器29(中央部分を収容する)を有する。図示する実施形態では、センタリング手段26を軸方向に開口26内に押し込み、好ましくない偏移を防止するためにインタロック方式でそこにロックすることが有利である。センタリング手段26のための保持器29の特殊な構成のおかげで、小型の複数列コネクタ20を設計することが可能である。必要に応じて、保持器29は、ハウジング21、32とは別個の要素として構成することができ、該要素は必要に応じて少なくとも一方のコネクタ側で前記ハウジングに動作可能に接続することができ、さもなくばコネクタ部間に別個の要素として挿入される。そのような別個のセンタリング手段保持器は、コネクタの設計をより柔軟にするさらなる方法を表す。1つの利点は、保持器がコネクタから切り離されるように保持器を構成することができることに存する。加えて、導光体およびフェルールは、組み合わされた構造で両方のコネクタ側で接地することができる。
【符号の説明】
【0057】
1 インサート(光)
2 保持フレーム
3 キャビティ/内部領域
4 前側
5 後側
6 前部開口
7 後部開口
8 フェルール
9 同軸開口
10 案内要素
11 ばね
12 接着剤用の開口
13 接着剤用の溝
14 インサート(電気)
15 クリンプネック
16 肥厚部分
17 突出要素(動作可能接続手段)
18 切欠き(動作可能接続手段)
19 センタリング手段用の開口
20 コネクタ
21 第1ハウジング
22 第2ハウジング
23 第3ハウジング
24 固定フランジ
25 ユニオンナット
26 フェルール用のセンタリング手段
27 カバー
28 基部
29 ハウジング中央部
30 仕切り壁
31 矢印(センタリング手段の挿入)
32 中間ハウジング(第1ハウジング)
33 後部カバー
34 プラグ側コネクタ部
35 ジャック側コネクタ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの空間方向において互いに隣合わせに格子の形状に積み重ねられた複数のインサート(1)を持つコネクタ(20)であって、
前記インサートが、該インサートを包囲するハウジング(21、32)内に挿入され、かつ、少なくとも1つの動作可能接続手段(17、18)を介して互いに動作可能に接続され、前記動作可能接続手段は、外側の前記インサート(1)に対する内側の前記インサート(1)の少なくとも一空間方向(x)における相対的偏移を防止する、コネクタ(20)。
【請求項2】
前記インサート(1)が、前端側(4)および後端側(5)ならびに側面を持つ細長い保持フレーム(2)を有することを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ(20)。
【請求項3】
複数の前記インサート(1)を2つの空間方向(y、z)においてシームレスに積み重ねることができるように、前記インサートは長方形または六角形の断面を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のコネクタ(20)。
【請求項4】
前記動作可能接続手段(17、18)が、前記インサート(1)の側面から突出する要素(17)と、前記要素(17)に相応するように形成されかつ前記インサート(1)の反対側に配設された切欠き(18)とを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項5】
複数の前記インサート(1)が2つ以上の空間方向(y、z)において動作可能に接続されるように、前記インサートの2つ以上の側面に、横方向に突出する要素(17)および/または相応して形成された凹所(18)が設けられることを特徴とする、請求項4に記載のコネクタ(20)。
【請求項6】
当該コネクタ(20)が、導光体および/または導電体を互いに動作可能に接続するためのインサート(1、14)を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項7】
導光体を動作可能に接続するためのインサート(1)が、前端側(4)および後端側(5)ならびに側面を持つ細長い保持フレーム(2)を有し、前記前端側(4)がフェルール(8)を受容するための開口(6)を有し、前記後端側(5)が光ファイバを通すための開口(7)を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項8】
前記フェルール(8)が、前記インサート(1)の内側に配設されたばね(11)の力に抗して軸方向(x)にスプリングバックするように装着されることを特徴とする、請求項7に記載のコネクタ(20)。
【請求項9】
前記後部開口(7)が、内側から挿入されるクリンプネック(15)を受容するために使用されることを特徴とする、請求項8に記載のコネクタ(20)。
【請求項10】
前記保持フレーム(2)が内部を包囲する複数の部品を含むことを特徴とする、請求項8および9に記載のコネクタ(20)。
【請求項11】
インサート(1)が平行に配設された2つ以上のデータチャネルを伝達するように機能することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項12】
前記インサート(1)が互いに対して横方向に偏位して配設されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項13】
前記インサート(1)を受容するための前記ハウジング(21、32)が、前記インサート(1)の動作可能接続手段(17、18)に連結するための動作可能接続手段(17、18)を有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項14】
前記インサート(1)を受容するための前記ハウジング(21、32)が、前記フェルール(8)のセンタリング手段(26)のための保持器を有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項15】
前記インサート(1)を受容するための前記ハウジング(21、32)が一端にて開口していることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のコネクタ(20)。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか一項に記載のコネクタ(20)において使用されるインサート(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2011−522295(P2011−522295A)
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−512107(P2011−512107)
【出願日】平成21年6月3日(2009.6.3)
【国際出願番号】PCT/EP2009/056773
【国際公開番号】WO2009/147159
【国際公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(509005502)フーバー + スーナー アーゲー (8)
【Fターム(参考)】