説明

ユーザ情報利用システム

【課題】
プロバイダの有しているユーザ情報を利用しインターネットサービスをユーザに提供するユーザ情報利用システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
ユーザ認証データベースと、IPアドレス−ユーザ情報データベースと、ユーザ認証手段と、IPアドレス割当手段と、IPアドレス−ユーザ情報データベースにおけるIPアドレスを割り当てたユーザのユーザ情報を更新するIPアドレス−ユーザ情報更新手段と、ユーザ側システムがアクセスを行ったコンテンツ提供サイトシステムに、ユーザ情報を送信して良いか否かの認証を行うユーザ情報提供認証手段と、ユーザ情報を提供して良いと判定した場合に、コンテンツ提供サイトシステムから受け付けたユーザ側システムのIPアドレスに対応するユーザ情報を抽出し、コンテンツ提供サイトシステムに送信するIPアドレス−ユーザ情報提供手段と、を有する、ユーザ情報利用システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ提供サイトシステムが、プロバイダの有しているユーザ属性(以下、ユーザ情報)を利用しユーザに適したコンテンツをユーザに提供するユーザ情報保有プロバイダシステム及び方法に関する。又ユーザ情報を提供する際に単に提供するのみではなく、ユーザのプライバシーとの調和を図りつつ提供することを可能とするユーザ情報利用システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザがインターネットを利用する際には、ユーザに適したコンテンツを提供することにより、広告効果、再アクセス効果等を高めることが一般的に知られている。その為、コンテンツ提供サイトシステムは、ユーザに適したコンテンツを提供する為に、ユーザからユーザ情報を収集しこれに基づいてユーザに対してコンテンツを提供している。
【0003】
コンテンツ提供サイトシステムがユーザの属性に基づいてユーザに対して適したコンテンツを提供する為には、一般的に下記の3通りの方法が存在している。
(1)ユーザにユーザ情報を登録してもらい、IDやパスワードを入力することにより、ユーザを一意に特定しコンテンツの送信を行う。
(2)ユーザのネットワーク上に於ける行動を逐次収集し、その行動を自動的に分析することによってユーザにコンテンツの送信を行う。
(3)ユーザのドメイン名からユーザ情報を推測し、コンテンツの送信を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−312393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記3方法はいずれもコンテンツ提供サイトシステムがいずれもユーザ情報を何らかの手法によって収集しそれを保持することによって、ユーザに対してコンテンツの提供を行うことを実現している。
【0006】
しかし(1)の手法に於いてはユーザが自らユーザ情報の入力を行う必要性がある等の負担が生じる他、ユーザによる自己申告の為、ユーザ情報の信頼性に疑問が呈されている。同時にユーザ情報を登録するには、各コンテンツ提供サイトシステムに対してほぼ同種のユーザ情報の登録を行わねばならず、その手間に係る負担は大きい。
【0007】
(2)の手法に於いては、ユーザによる入力は必要ないが、ユーザの行動をユーザに無断で収集することは、プライバシーの観点から見て好ましくない。又本邦に於いては特にユーザはPPP接続でインターネットにアクセスをしているがこの場合には、ユーザのIPアドレスは毎回異なる場合がありユーザの特定が困難であることから、ユーザの継続的な行動の収集も困難である。加えて、ユーザの行動を常にコンテンツ提供サイトシステムに送信する必要性から、ネットワーク上のトラフィックを増大させることとなり、ユーザへのレスポンスを遅延させることとなる。
【0008】
(3)の手法に於いても、ユーザのドメイン名に依存する為、ユーザの大まかな把握(例えば「国籍」「所属」(企業か教育機関等))しかできず、又その精度も高くはない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、前記問題点に鑑みコンテンツ提供サイトシステムがユーザ情報を収集する(即ちユーザは属性の登録を行う必要はなく、又コンテンツ提供サイトシステムも行動の収集を行う必要もない)のではなく、ユーザが利用しているプロバイダ(ユーザ情報保有プロバイダシステム)に登録してあるユーザ情報(プロバイダに入会の際に登録する生年月日、住所等)を再利用し(コンテンツ提供サイトシステムからユーザ情報保有プロバイダシステムにユーザ情報の問い合わせを行う)、それをコンテンツ提供サイトシステムに対して提供し、コンテンツ提供サイトシステムがユーザに適したコンテンツを送信することを可能とせしめるユーザ情報利用システムを発明した。
【0010】
又単にユーザ情報を提供するにはプライバシー上の問題もありコンテンツ提供サイトシステムによって、その可否の判断を行うことにより、プライバシーを保護することも可能とした。
【0011】
更に、前記のように本邦に於いてはインターネット利用の際にPPP接続が多く、その場合にはIPアドレスは動的に変化をするが、動的な変化があってもユーザを一意に特定し、ユーザ情報を提供することを可能とした。
【0012】
請求項1の発明は、プロバイダが利用するユーザ情報保有プロバイダシステムを有するユーザ情報利用システムであって、前記ユーザ情報保有プロバイダシステムは、ユーザの認証情報とユーザ情報とを対応づけて記憶するユーザ認証データベースと、ユーザが利用するユーザ側システムに割り当てたIPアドレスと、ユーザ情報とを対応づけて記憶するIPアドレス−ユーザ情報データベースと、前記ユーザ側システムから認証情報を受け付けて、前記ユーザ認証データベースを参照することで前記ユーザ側システムの認証処理を行うユーザ認証手段と、正常に認証が行われた前記ユーザ側システムにIPアドレスを割り当てるIPアドレス割当手段と、前記IPアドレスを割り当てたユーザのユーザ情報を、前記ユーザ認証データベースから抽出し、抽出したユーザ情報で、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースにおける前記割り当てたIPアドレスに対応するユーザ情報を更新するIPアドレス−ユーザ情報更新手段と、前記ユーザ側システムがアクセスを行ったコンテンツ提供サイトシステムから、ユーザ情報要求とそのユーザ側システムのIPアドレスとを受け付け、そのIPアドレスに対応するユーザのユーザ情報を、そのコンテンツ提供サイトシステムに送信して良いか否かの認証を行うユーザ情報提供認証手段と、前記ユーザ情報提供認証手段においてユーザ情報を提供して良いと判定した場合に、前記コンテンツ提供サイトシステムから受け付けたユーザ側システムのIPアドレスに基づいて、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースから対応するIPアドレスのユーザ情報を抽出し、前記コンテンツ提供サイトシステムに送信するIPアドレス−ユーザ情報提供手段と、を有する、ユーザ情報利用システムである。
【0013】
請求項2の発明は、プロバイダが利用するユーザ情報保有プロバイダシステムを有するコンピュータシステムにおけるユーザ情報利用方法であって、前記ユーザ情報保有プロバイダシステムは、ユーザの認証情報とユーザ情報とを対応づけて記憶するユーザ認証データベースと、ユーザが利用するユーザ側システムに割り当てられたIPアドレスと、ユーザ情報とを対応づけて記憶するIPアドレス−ユーザ情報データベースと、を有しており、前記ユーザ側システムから認証情報を受け付けて、前記ユーザ認証データベースを参照することで前記ユーザ側システムの認証処理を行い、正常に認証が行われた前記ユーザ側システムにIPアドレスを割り当て、前記IPアドレスを割り当てたユーザのユーザ情報を、前記ユーザ認証データベースから抽出し、抽出したユーザ情報で、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースにおける前記IPアドレスに対応するユーザ情報を更新し、前記ユーザ側システムがアクセスを行ったコンテンツ提供サイトシステムから、ユーザ情報要求とそのユーザ側システムのIPアドレスとを受け付け、そのIPアドレスに対応するユーザのユーザ情報を、そのコンテンツ提供サイトシステムに送信して良いか否かの認証を行い、ユーザ情報を提供して良いと判定した場合に、前記コンテンツ提供サイトシステムから受け付けたユーザ側システムのIPアドレスに基づいて、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースから対応するIPアドレスのユーザ情報を抽出し、前記コンテンツ提供サイトシステムに送信する、ユーザ情報利用方法である。
【0014】
これらの発明によって、ユーザのプライバシーを保護しながらコンテンツ提供サイトシステムからユーザ情報の提供の問い合わせを受けることが可能となる。更に、ユーザ情報保有プロバイダサイトシステムから動的に割り当てられたIPアドレスであっても、ユーザを一意に特定し、ユーザ情報の問い合わせが第三者たるコンテンツ提供サイトシステムから可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によって、ユーザがプロバイダに接続する際に動的に割り当てられるIPアドレス(当然のことながら静的に割り当てられても良い)と、その割り当てたIPアドレスのユーザの属性とを対応して格納しておくことによって、第三者のコンテンツ提供サイトシステムがサービスを行う際に、ユーザのIPアドレスだけでユーザの属性を取得することが可能となる。
【0016】
これによって、コンテンツ提供サイトシステムは、ユーザ毎の属性を自らがデータとして格納しておく必要性がなくなり、同時にユーザにとっても不要な属性情報(プライバシー)の流出を防ぐことが可能となる。又ユーザ毎の属性をコンテンツ提供サイトシステムに於いて管理しないことによって、ユーザの認証、行動パターンの分析も不必要となる。これはコンテンツ提供サイトシステムに対してシステム構築/管理の負担を減少させることに繋がる。
【0017】
ユーザにとってはプロバイダに接続しコンテンツ提供サイトシステムを通常通り閲覧するだけで、即ち現在ユーザが有しているシステムに対して何ら余分な変更・追加作業が必要なくコンテンツ提供サイトシステムにアクセスするだけで、コンテンツ提供サイトシステムから適したコンテンツを取得することが可能となる。ユーザはプロバイダに対してユーザ情報(プロバイダの会員になる際に必要となる情報)を登録するのみで、新たなユーザ情報の登録を必要とせず、又コンテンツ提供サイトシステムに於いて行動パターンの分析等も行われないので、レスポンスが良い状態のまま、ユーザに適したコンテンツを取得することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図3】本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図4】ユーザ認証データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】IPアドレス−プロバイダ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図6】IPアドレス−ユーザ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図7】コンテンツ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図8】ユーザ情報提供認証手段の概念図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施態様のシステム構成の一例を図1に示すシステム構成図を用いて詳細に説明する。ユーザ情報利用システム1は、ユーザ側システム(以下、ユーザ2)、ユーザ情報保有プロバイダシステム3、コンテンツ提供サイトシステム4、IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5との間でネットワークを介してデータの送受信が可能である。ユーザ2は、ユーザが直接操作するパソコン等のユーザ側クライアントマシン6とモデム/TA8から構成されている。ユーザ側クライアントマシン6は、ブラウザ等のインターネットサービス要求手段7を有している。ユーザ2はユーザ側クライアントマシン6とモデム/TA8を用いてユーザ情報保有プロバイダシステム3にアクセスする。
【0020】
ユーザ情報保有プロバイダシステム3は、ユーザ2が属しているプロバイダ(ISP)が有するシステムであって、RASサーバ9、ユーザ情報提供認証手段12、IPアドレス−ユーザ情報更新手段13、ユーザ認証手段14、IPアドレス−ユーザ情報提供手段15、IPアドレス−ユーザ情報データベース16、ユーザ認証データベース17を有している。尚、図1に於いてはIPアドレス割当手段11は、RASサーバ9内にあるが、必ずしもその必要はなく独立していても良い。又ユーザ情報保有プロバイダシステム3は、ユーザ2から電話回線25等を介してPPP接続を受け付ける。尚、本実施態様に於いてはPPP接続の場合を説明するが、他の接続方法でも良いことはいうまでもない。
【0021】
RASサーバ9は、接続手段10とIPアドレス割当手段11とを有し、ユーザ2からの接続を受け付ける。接続時にユーザ2が入力するIDやパスワード等をユーザ認証手段14に認証要求し、ユーザ2が認証された後はIPアドレス割当手段11が割り当てるIPアドレスを受領し、ユーザ2に送信する。又IPアドレス割当手段11は、割り当てたIPアドレスと問い合わせ先のIPアドレスとをIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に通知する。更に接続手段10は、IPアドレス−ユーザ情報更新手段13にIPアドレスを通知する。本実施態様に於いてIPアドレス割当手段11は、ユーザ2に対して割り当てたIPアドレスと問い合わせ先となるIPアドレスとをその都度IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に通知する場合を説明するが、ユーザ2の接続の前にユーザ情報保有プロバイダシステム3が有しておりユーザ2に対して割り当てることが可能なIPアドレスを、予めIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に通知しておいても良い。
【0022】
IPアドレス割当手段11は、ユーザ情報保有プロバイダシステム3がユーザ2を接続する際にユーザ2にIPアドレスを割り当てる手段である。これは、ユーザ認証手段14に於いて認証されたユーザ2に対して行われる。又割り当てたIPアドレスとユーザ情報保有プロバイダ3の問い合わせ先のIPアドレスとをIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に送信する手段である。
【0023】
ユーザ認証手段14は、ユーザ2から送信されたユーザ2のID及びパスワードのチェックを、ユーザ認証データベース17のデータを参照して行い、これが正当なものであればIPアドレス割当手段11に対して「OK信号」を送信する。
【0024】
IPアドレス−ユーザ情報更新手段13は、IPアドレス割当手段11によりユーザ2にIPアドレスが割り当てられる度に、割り当てられたIPアドレスのユーザ2のユーザ情報をユーザ認証データベース17から抽出し、抽出したユーザ情報をIPアドレス−ユーザ情報データベース16に記載されたそのIPアドレスのユーザ情報に上書きして書き換える。
【0025】
ユーザ情報提供認証手段12は、コンテンツ提供サイトシステム4からIPアドレスとIPアドレスに対応するユーザ2のユーザ情報要求を受け付け、該当するIPアドレスのユーザ2のユーザ情報を、コンテンツ提供サイトシステム4に提供して良いか否かの認証を行う手段である。認証の結果、良ければIPアドレスに対するユーザ情報の取得要求をIPアドレス−ユーザ情報提供手段15に送信し、コンテンツ提供サイトシステム4に提供できなければ拒絶の旨をコンテンツ提供サイトシステム4に通知する。
【0026】
ユーザ情報をコンテンツ提供サイトシステム4に提供するか否かは、ユーザがユーザ情報保有プロバイダシステム3を介して何らかのインターネットサービスの要求を行う前の何れかの段階に於いて行われていればよい。図8にコンテンツ提供サイトシステム4にユーザ情報を提供するか否かの認証を行う際のユーザ情報提供認証手段12に登録されている情報の概念図を示す。
【0027】
IPアドレス−ユーザ情報提供手段15は、ユーザ情報提供認証手段12からIPアドレスに対するユーザ情報の取得要求を受け付け、IPアドレス−ユーザ情報データベース16から該当するIPアドレスのユーザ情報を抽出し、コンテンツ提供サイトシステム4に送信する手段である。
【0028】
ユーザ認証データベース17は、ユーザ2がユーザ情報保有プロバイダシステム3に接続をする際にユーザ2を認証するのに必要な情報と、ユーザ情報とを格納している。認証に必要な情報としては、ユーザID、パスワードが該当する。ユーザ情報の一例としては、年齢、性別、都道府県等がある。図4にユーザ認証データベース17のデータ構造の一例を示す。本実施態様に於いてはユーザ情報と認証に必要な情報とを同一のデータベース内に格納したが、他のデータベースに分けて格納しても良いことは言うまでもない。
【0029】
IPアドレス−ユーザ情報データベース16は、各ユーザ2に割り当てられたIPアドレスと、IPアドレスに対応するユーザ情報とを格納している。図6にIPアドレス−ユーザ情報データベース16のデータ構造の一例を示す。
【0030】
コンテンツ提供サイトシステム4は、コンテンツ提供手段18、コンテンツ情報設定手段19、コンテンツ情報データベース20とを有し、ユーザ2からのインターネットサービス要求を受け付け、ユーザ2に対して適した情報を送信するサービスサイト一般を指し、ネットワーク24上の所謂ウェブサーバ、メールサーバ等が該当する。
【0031】
コンテンツ提供手段18は、ユーザ2からインターネットサービス要求を受け付け、ユーザ2のIPアドレスが属するユーザ情報保有プロバイダシステム3内のユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスをIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に問い合わせ、受領する。受領後、ユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスに対してIPアドレスに対応するユーザ2のユーザ情報要求を行い、拒絶された場合には、規定のサービス内容をユーザ2に提供し、受け付けられた場合にはユーザ情報を受信する。ユーザ情報に基づいたコンテンツ情報をコンテンツ情報設定手段19に構築させ、構築されたコンテンツ情報に基づいてサービス内容を提供し、ユーザ2に送信する手段である。
【0032】
コンテンツ情報設定手段19は、コンテンツ提供手段18からユーザ情報を受信しそのユーザ情報に合致したコンテンツ情報をコンテンツ情報データベース20から取得し、そのコンテンツ情報をコンテンツ提供手段18に送信する手段である。
【0033】
コンテンツ情報データベース20は、ある特定の属性に対応するコンテンツ情報をテーブル化して格納しているデータベースである。例えば年齢という属性ならば16歳のユーザにはデータ1のコンテンツ情報、17歳のユーザにはデータ2のコンテンツ情報という年齢に対応してコンテンツ情報を格納している。又他のテーブルの場合には16歳の男性にはデータ11のコンテンツ情報、16歳の女性にはデータ12のコンテンツ情報、17歳の男性にはデータ21のコンテンツ情報、17歳の女性にはデータ22のコンテンツ情報という年齢と性別に対応してコンテンツ情報を格納している。このようにコンテンツ情報データベース20にはユーザ情報とユーザ情報に対応するコンテンツ情報とがテーブル化されて格納しているデータベースである。図7(a)、(b)にコンテンツ情報データベース20のデータ構造の一例をそれぞれ示す。
【0034】
IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5は、IPアドレス−プロバイダ情報更新手段22、IPアドレス−プロバイダ情報通知手段21、IPアドレス−プロバイダ情報データベース23とを有し、ユーザ情報保有プロバイダシステム3の接続手段10から、ユーザ2に割り当てられたIPアドレスと、IPアドレスの問い合わせ先であるユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスとを受信し、IPアドレス−プロバイダ情報データベース23に格納する手段である。又コンテンツ提供サイトシステム4のコンテンツ提供手段18から、ユーザ2のIPアドレスに対応するユーザ情報を問い合わせる先であるユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスを、IPアドレス−プロバイダ情報データベース23から抽出し、コンテンツ提供手段18に通知する手段でもある。
【0035】
IPアドレス−プロバイダ情報更新手段22は、ユーザ情報保有プロバイダシステム3のIPアドレス割当手段11から、ユーザ2に割り当てられたIPアドレスと、IPアドレスの問い合わせ先であるユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスとを受信し、IPアドレス−プロバイダ情報データベース23に格納する手段である。
【0036】
IPアドレス−プロバイダ情報通知手段21は、コンテンツ提供サイトシステム4のコンテンツ提供手段18から、ユーザ2のIPアドレスに対応するユーザ情報を問い合わせる先であるユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスを、IPアドレス−プロバイダ情報データベース23から抽出し、コンテンツ提供手段18に通知する手段でもある。
【0037】
IPアドレス−プロバイダ情報データベース23は、IPアドレスと、ユーザ2のIPアドレスに対応するユーザ情報を問い合わせる先であるユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスとを格納しているデータベースである。図5にIPアドレス−プロバイダ情報データベース23のデータ構造の一例を示す。
【実施例1】
【0038】
本発明のプロセスの流れの一例を図2と図3に示すフローチャート図を用いて詳細に説明する。まず、ユーザ2がユーザ情報保有プロバイダシステム3に接続し、IPアドレスとユーザ情報との対応を行い、IPアドレスをIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に通知するプロセスの流れを図1のシステム構成図と図2のフローチャート図を用いて詳細に説明する。本実施態様に於いてはユーザ情報保有プロバイダシステム3、コンテンツ提供サイトシステム4、IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5との間でデータの送受信が行われる際には、明記されていなくともネットワーク24を介して行われる。又ユーザ2とユーザ情報保有プロバイダシステム3との間は電話回線25等で接続されていることが一般的であるが、電話回線25以外であっても良いことは当然である。
【0039】
ネットワーク24に接続しようとするユーザ2は、ユーザ情報保有プロバイダシステム3に対してPPP接続を行う(S100)。ユーザ情報保有プロバイダシステム3のRASサーバ9は、接続手段10に於いてこれを受け付ける(S110)。接続手段10は、ユーザ2から送信されたID及びパスワードをユーザ認証手段14に送信し、認証要求を行う(S120)。
【0040】
認証要求を受けたユーザ認証手段14は(S130)、ユーザ認証データベース17の該当情報を参照して当該ユーザ2のID及びパスワードの認証を行い(S140)、認証の結果が不正である場合には(S150)、ユーザ2の接続を拒絶し(S160)、認証の結果が正当であればIPアドレス割当手段11に対して「OK信号」を送信する(S170)。
【0041】
S140に於いて正当な接続であった場合には、IPアドレス割当手段11は「OK信号」を受取り(S180)、RASサーバ9に対してユーザ情報保有プロバイダシステム3が割り当てることの可能なIPアドレスを返す(S190)。
【0042】
RASサーバ9の接続手段10は、IPアドレスを受取り(S200)、それが自ら割当可能な範囲である場合にこれをユーザ2に対して割当て、ユーザ2に対してIPアドレスを送信し(S210)、ユーザ2はIPアドレスを受領する(S220)。
【0043】
IPアドレス割当手段11は、前記割り当てたIPアドレスと、コンテンツ提供サイトシステム4がユーザ情報を問い合わせる先のユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスとをIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5のIPアドレス−プロバイダ情報更新手段22に通知する(S230)。本実施態様に於いてIPアドレス割当手段11は、ユーザ2に対して割り当てたIPアドレスをその都度IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に通知する場合を説明するが、ユーザ2の接続の前にユーザ情報保有プロバイダシステム3が有しており、ユーザ2に対して割り当てることが可能なIPアドレスを、予めIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に通知しておいても良い。
【0044】
IPアドレス−プロバイダ情報更新手段22は、IPアドレスと、コンテンツ提供サイトシステム4がユーザ情報を問い合わせる先のユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスとを受領し(S240)、IPアドレス−プロバイダ情報データベース23を更新して格納する(S250)。
【0045】
又、接続手段10は、IPアドレス−ユーザ情報更新手段13に対してユーザ2に割り当てた前記IPアドレスとユーザ2のIDとを通知し(S260)、IPアドレス−ユーザ情報更新手段13はそれを受領し(S270)、又ユーザ認証データベース17からIDに基づいてユーザ2のユーザ情報を抽出する。
【0046】
IPアドレス−ユーザ情報更新手段13は、IPアドレスとユーザ情報とをIPアドレス−ユーザ情報データベース16のIPアドレスに対応したユーザ情報を更新する(S280)。例えば、IDが「abc」であるユーザ2に対して割り当てたIPアドレスが「203.141.128.1」であった場合、ユーザ認証データベース17から、IDが「abc」であるユーザ情報を抽出し、抽出したユーザ情報をIPアドレス−ユーザ情報データベース16に於けるIPアドレスが「203.141.128.1」のユーザ情報を上書きすることとなる。
【0047】
本実施態様に於いては、IPアドレスに対応したユーザ情報の更新をPPP接続時に行う場合を説明したが、他にもユーザ2によるインターネットサービス要求時に於いても可能であって、その場合のIPアドレスに対応したユーザ情報の更新は、特願2001−114649号に明示されているので、ここでは言及しないが同様に実現可能である。その場合には、S100からS250を実行後、特願2001−114649号に明示されているプロセスを実行すれば良い。
【0048】
次に、ユーザ2がインターネットサービス要求をコンテンツ提供サイトシステム4に行った際に、コンテンツ提供サイトシステム4がユーザ情報をユーザ情報保有プロバイダシステム3に問い合わせ、受信したユーザ情報に基づいてユーザ2に適したコンテンツ情報を構築しインターネットサービスをユーザ2に提供するプロセスの流れを図1のシステム構成図と図3のフローチャート図を用いて詳細に説明する。
【0049】
ユーザ2は、ユーザ側クライアントマシン6のインターネットサービス要求手段7からコンテンツ提供サイトシステム4のコンテンツ提供手段18に対してインターネットサービスを要求する(S300)。
【0050】
コンテンツ提供手段18はこれを受付け(S310)、ユーザ2に対して適したコンテンツ情報を含むサービスを提供する為に、ユーザ2のプロバイダであるユーザ情報保有プロバイダシステム3のユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスを、IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5に問い合わせる(S320)。即ち、IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5にユーザ2のIPアドレスを送信し、IPアドレスの対応するユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスを抽出させることとなる。
【0051】
IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5のIPアドレス−プロバイダ情報通知手段21で問い合わせを受信すると(S330)、ユーザ2のIPアドレスに基づいてIPアドレス−プロバイダ情報データベース23からIPアドレスの対応する、ユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスを抽出し、コンテンツ提供サイトシステム4に通知する(S340)。例えば図5の例の場合、ユーザ2のIPアドレスが「203.141.128.1」の際には、「203.141.156.1」を抽出し、コンテンツ提供サイトシステム4に通知することとなる。
【0052】
S340に於いてIPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム5からユーザ情報提供認証手段12のIPアドレス(前記例の場合では「203.141.156.1」)を、コンテンツ提供手段18は受領し(S350)、受領したユーザ情報提供認証手段12のIPアドレスに対して、ユーザ2のIPアドレスを送信しユーザ情報要求を送信する(S360)。
【0053】
ユーザ2が属しているプロバイダであるユーザ情報保有プロバイダシステム3は、ユーザ情報要求を受け付け、要求元であるコンテンツ提供サイトシステム4が情報提供可能者か否かを認証する(S370)。この認証は、ユーザ情報保有プロバイダシステム3とコンテンツ提供サイトシステム4との間でユーザ情報の提供を行うか否かの提携を締結している、ユーザ2がコンテンツ提供サイトシステム4に対してユーザ情報を提供することを承諾している等の基準で行えばよい。
【0054】
S370に於ける認証の結果(S380)、コンテンツ提供サイトシステム4が情報提供可能者でない場合、ユーザ情報の提供を拒絶し、その旨をコンテンツ提供手段18に送信する。コンテンツ提供手段18は、拒絶の旨をユーザ情報提供認証手段12から受信し(S390)、コンテンツ提供手段18は規定のサービス内容を提供し(S400)、ユーザ2はインターネットサービスを受領する(S410)。S370に於いて拒絶された場合にはコンテンツ提供サイトシステム4にはユーザ情報の提供は為されないので、コンテンツ提供サイトシステム4は、ユーザ2に対して適した情報は提供できず一般的な情報を提供することとなる。
【0055】
S370に於ける認証の結果(S380)、コンテンツ提供サイトシステム4が情報提供可能者である場合、ユーザ情報提供認証手段12は、IPアドレス−ユーザ情報提供手段15に対してユーザ2のIPアドレス(前記例の場合では「203.141.128.1」)を送信し、このIPアドレスに対応するユーザ情報をIPアドレス−ユーザ情報データベース16から抽出する(S420)。例えばユーザのIPアドレスが前記のように「203.141.128.1」である場合には、それに対応するユーザ情報を抽出することとなる。
【0056】
S420に於いてユーザ2のIPアドレスに対応するユーザ情報を抽出後、IPアドレス−ユーザ情報提供手段15はそのユーザ情報をコンテンツ提供サイトシステム4に送信する(S430)。
【0057】
ユーザ情報保有プロバイダシステム3から送信されたユーザ情報をコンテンツ提供手段18に於いて受信し(S440)、コンテンツ情報設定手段19に対してユーザ情報に対応したコンテンツ情報要求を行う(S450)。コンテンツ情報設定手段19は、コンテンツ情報要求を受信しコンテンツ情報データベース20からユーザ情報に対応するコンテンツ情報を抽出し、ユーザ情報によるコンテンツ情報を構築する(S460)。
【0058】
S460に於いて構築したコンテンツ情報をコンテンツ情報設定手段19は、コンテンツ提供手段18に送信し(S470)、コンテンツ提供手段18はそれを受領する(S480)。
【0059】
コンテンツ提供手段18は、コンテンツ情報に基づいて、ユーザ2に適したコンテンツ情報を含むサービス内容を提供し(S490)、それをユーザ2にインターネットサービスとして送信する。これによってユーザ2は、適したコンテンツ情報を含むインターネットサービスを受領することが出来る(S500)。
【0060】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
【0061】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0062】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0063】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
【0064】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明によって、コンテンツ提供サイトシステムは、ユーザ毎の属性を自らがデータとして格納しておく必要性がなくなり、同時にユーザにとっても不要な属性情報の流出を防ぐことが可能となる。又ユーザ毎の属性をコンテンツ提供サイトシステムに於いて管理しないことによって、ユーザの認証、行動パターンの分析も不必要となる。これはコンテンツ提供サイトシステムに対してシステム構築/管理の負担を減少させることに繋がる。
【0067】
ユーザにとってはプロバイダに接続しコンテンツ提供サイトシステムを通常通り閲覧するだけで、即ち現在ユーザが有しているシステムに対して何ら余分な変更・追加作業が必要なくコンテンツ提供サイトシステムにアクセスするだけで、コンテンツ提供サイトシステムから適した情報を取得することが可能となる。ユーザはプロバイダに対して属性の情報(プロバイダの会員になる際に必要となる情報)を登録するのみで、新たな属性の登録を必要とせず、又コンテンツ提供サイトシステムに於いて行動パターンの分析等も行われないので、レスポンスが良い状態のまま、ユーザに適した情報を取得することが出来る。
【符号の説明】
【0068】
1:ユーザ情報利用システム
2:ユーザ
3:ユーザ情報保有プロバイダシステム
4:コンテンツ提供サイトシステム
5:IPアドレス−プロバイダ情報サイトシステム
6:ユーザ側クライアントマシン
7:インターネットサービス要求手段
8:モデム/TA
9:RASサーバ
10:接続手段
11:IPアドレス割当手段
12:ユーザ情報提供認証手段
13:IPアドレス−ユーザ情報更新手段
14:ユーザ認証手段
15:IPアドレス−ユーザ情報提供手段
16:IPアドレス−ユーザ情報データベース
17:ユーザ認証データベース
18:インターネットサービス提供手段
19:コンテンツ情報設定手段
20:コンテンツ情報データベース
21:IPアドレス−プロバイダ情報通知手段
22:IPアドレス−プロバイダ情報更新手段
23:IPアドレス−プロバイダ情報データベース
24:ネットワーク
25:電話回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロバイダが利用するユーザ情報保有プロバイダシステムを有するユーザ情報利用システムであって、
前記ユーザ情報保有プロバイダシステムは、
ユーザの認証情報とユーザ情報とを対応づけて記憶するユーザ認証データベースと、
ユーザが利用するユーザ側システムに割り当てたIPアドレスと、ユーザ情報とを対応づけて記憶するIPアドレス−ユーザ情報データベースと、
前記ユーザ側システムから認証情報を受け付けて、前記ユーザ認証データベースを参照することで前記ユーザ側システムの認証処理を行うユーザ認証手段と、
正常に認証が行われた前記ユーザ側システムにIPアドレスを割り当てるIPアドレス割当手段と、
前記IPアドレスを割り当てたユーザのユーザ情報を、前記ユーザ認証データベースから抽出し、抽出したユーザ情報で、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースにおける前記割り当てたIPアドレスに対応するユーザ情報を更新するIPアドレス−ユーザ情報更新手段と、
前記ユーザ側システムがアクセスを行ったコンテンツ提供サイトシステムから、ユーザ情報要求とそのユーザ側システムのIPアドレスとを受け付け、そのIPアドレスに対応するユーザのユーザ情報を、そのコンテンツ提供サイトシステムに送信して良いか否かの認証を行うユーザ情報提供認証手段と、
前記ユーザ情報提供認証手段においてユーザ情報を提供して良いと判定した場合に、前記コンテンツ提供サイトシステムから受け付けたユーザ側システムのIPアドレスに基づいて、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースから対応するIPアドレスのユーザ情報を抽出し、前記コンテンツ提供サイトシステムに送信するIPアドレス−ユーザ情報提供手段と、を有する、
ことを特徴とするユーザ情報利用システム。
【請求項2】
プロバイダが利用するユーザ情報保有プロバイダシステムを有するコンピュータシステムにおけるユーザ情報利用方法であって、
前記ユーザ情報保有プロバイダシステムは、
ユーザの認証情報とユーザ情報とを対応づけて記憶するユーザ認証データベースと、
ユーザが利用するユーザ側システムに割り当てられたIPアドレスと、ユーザ情報とを対応づけて記憶するIPアドレス−ユーザ情報データベースと、を有しており、
前記ユーザ側システムから認証情報を受け付けて、前記ユーザ認証データベースを参照することで前記ユーザ側システムの認証処理を行い、
正常に認証が行われた前記ユーザ側システムにIPアドレスを割り当て、
前記IPアドレスを割り当てたユーザのユーザ情報を、前記ユーザ認証データベースから抽出し、抽出したユーザ情報で、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースにおける前記IPアドレスに対応するユーザ情報を更新し、
前記ユーザ側システムがアクセスを行ったコンテンツ提供サイトシステムから、ユーザ情報要求とそのユーザ側システムのIPアドレスとを受け付け、そのIPアドレスに対応するユーザのユーザ情報を、そのコンテンツ提供サイトシステムに送信して良いか否かの認証を行い、
ユーザ情報を提供して良いと判定した場合に、前記コンテンツ提供サイトシステムから受け付けたユーザ側システムのIPアドレスに基づいて、前記IPアドレス−ユーザ情報データベースから対応するIPアドレスのユーザ情報を抽出し、前記コンテンツ提供サイトシステムに送信する、
ことを特徴とするユーザ情報利用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−140494(P2010−140494A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−687(P2010−687)
【出願日】平成22年1月5日(2010.1.5)
【分割の表示】特願2001−296933(P2001−296933)の分割
【原出願日】平成13年9月27日(2001.9.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(398014159)株式会社インターリンク (3)
【Fターム(参考)】