説明

レーザ加工装置及びその加工方法

【課題】加工対象物に対するレーザ光の照射を高速でオン・オフすることができるレーザ加工装置及びその加工方法を提供する。
【解決手段】レーザ加工装置1は、ガルバノミラー4とプリント基板10との間でレーザ光を吸収可能な光吸収部材7と、プリント基板10に対するレーザ光の照射を一時的に中断するために、光吸収部材7にレーザ光を照射させるようにガルバノミラー4によるレーザ光の偏向角度を制御する制御部8とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ光を熱源として用い、その熱によってプリント基板等の加工対象物を高速で局所的に加熱し、穴開けなどのレーザ加工を行うレーザ加工装置及びその加工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザ光をガルバノミラーで偏向させてレンズで集光し、プリント基板等の加工対象物に瞬時に穴開け等の加工をするレーザ加工装置として、ガルバノミラー及びモータと、ガルバノミラーにより偏向されたレーザ光を集光するfθレンズとを備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
図4は、従来のレーザ加工装置を示す概略図である。このレーザ加工装置100は、レーザ光を発生させるレーザ発振器101と、レーザ光の照射をオン・オフするシャッタ102と、レーザ光を偏向させるガルバノミラー103と、ガルバノミラー103を揺動駆動するモータ104と、ガルバノミラー103により偏向されたレーザ光を集光するfθレンズ105とを備えている。このようなレーザ加工装置100は、加工対象物200を移動させてレーザ光の照射面201を変更する場合など、加工対象物200に対するレーザ光の照射を一時的に中断する際には、シャッタ102を閉鎖してレーザ光を遮断することができ、レーザ光の移動後はシャッタ102を開放してレーザ光を照射することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−253203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のレーザ加工装置100では、シャッタ102を開閉するのに数百msecの応答時間が必要となり、レーザ光の照射を高速でオン・オフすることができないため、加工効率が低下するという問題があった。この問題を解決するために、トリガ信号の出力によりレーザ発振器101をオン・オフ制御することが考えられるが、この場合も数msecの応答時間が必要となり、応答性を十分に改善することはできない。
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、加工対象物に対するレーザ光の照射を高速でオン・オフすることができるレーザ加工装置及びその加工方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のレーザ加工装置は、ガルバノミラーにより偏向されたレーザ光を加工対象物に照射するレーザ加工装置であって、前記ガルバノミラーと前記加工対象物との間に配置され、レーザ光を吸収可能な光吸収部材と、前記加工対象物に対するレーザ光の照射を一時的に中断するために、前記光吸収部材にレーザ光を照射させるように前記ガルバノミラーによるレーザ光の偏向角度を制御する制御部と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
本発明のレーザ加工装置によれば、ガルバノミラーによるレーザ光の偏向角度を制御部で制御してレーザ光を光吸収部材に照射することにより、加工対象物に対するレーザ光の照射を一時的に中断するようにしたので、レーザ光の偏向角度を変更するだけで、レーザ光を加工対象物に照射したり、当該照射を一時的に中断したりすることができる。これにより、加工対象物に対するレーザ光の照射を高速でオン・オフすることができるため、加工効率を向上することができる。なお、本発明におけるレーザ光の「吸収」とは、レーザ光を吸収することだけでなく、レーザ光の少なくも一部を外部に逃がさないように閉じ込めることも含まれる。
【0008】
また、前記光吸収部材は、照射されたレーザ光の少なくとも一部を閉じ込めるように袋小路状に形成されていることが好ましい。この場合は、光吸収部材に照射されたレーザ光の少なくとも一部を閉じ込めることにより、ガルバノミラー側へ反射するレーザ光を低減することができる。したがって、光吸収部材からの反射戻り光によってレーザ光源が損傷するのを抑制することができる。
【0009】
また、前記光吸収部材は、アルマイト材により形成されていることが好ましい。この場合は、光吸収部材に照射されたレーザ光を、光吸収率の高いアルマイト材により吸収することができるため、ガルバノミラー側への反射戻り光の光強度を低減することができる。したがって、光吸収部材からの反射戻り光によってレーザ光源が損傷するのを効果的に抑制することができる。
【0010】
また、前記光吸収部材は、照射されたレーザ光を反射するとともに梨地加工されている反射面を有することが好ましい。この場合は、梨地加工された反射面には微小な凹凸が形成されているため、梨地加工された反射面によりレーザ光を拡散して反射させることができる。これにより、ガルバノミラー側へ反射するレーザ光を低減することができるため、光吸収部材からの反射戻り光によってレーザ光源が損傷するのをさらに効果的に抑制することができる。
【0011】
また、本発明のレーザ加工方法は、ガルバノミラーにより偏向されたレーザ光を加工対象物に照射するレーザ加工方法であって、前記ガルバノミラーによりレーザ光の偏向角度を変更し、前記ガルバノミラーと前記加工対象物との間でレーザ光を吸収可能な光吸収部材にレーザ光を照射させることにより、前記加工対象物に対するレーザ光の照射を一時的に中断することを特徴とする。
【0012】
本発明のレーザ加工方法によれば、ガルバノミラーによりレーザ光の偏向角度を変更してレーザ光を光吸収部材に照射することにより、加工対象物に対するレーザ光の照射を一時的に中断するようにしたので、レーザ光の偏向角度を変更するだけで、レーザ光を加工対象物に照射したり、当該照射を一時的に中断したりすることができる。これにより、加工対象物に対するレーザ光の照射を高速でオン・オフすることができるため、加工効率を向上することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ガルバノミラーによるレーザ光の偏向角度を変更するだけで、レーザ光を加工対象物に照射したり、当該照射を一時的に中断したりすることができるため、加工対象物に対するレーザ光の照射を高速でオン・オフすることができ、加工効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係るレーザ加工装置を示す概略図である。
【図2】レーザ加工装置の光吸収部材の要部拡大断面図である。
【図3】プリント基板の穴開け加工方法を示す断面図である。
【図4】従来のレーザ加工装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るレーザ加工装置を示す概略図である。このレーザ加工装置1は、レーザ光を発生させるレーザ光源であるレーザ発振器2と、レーザ光の出力をオン・オフするシャッタ3と、レーザ光を偏向させるガルバノミラー4と、ガルバノミラー4を揺動駆動するモータ5と、ガルバノミラー4により偏向されたレーザ光を集光するfθレンズ6と、レーザ光を吸収する光吸収部材7と、ガルバノミラー4によるレーザ光の偏向角度を制御する制御部8とを備えている。
【0016】
レーザ加工装置1の加工対象物は、プリント基板10である。このプリント基板10は、レーザ加工装置1によりブラインドビアホール(blind via hole)を形成するための穴開け加工が行われる。プリント基板10は、図3(a)に示すように、銅板からなる一対の導電層11の間にポリイミド樹脂からなる樹脂層12を中間層として積層したものである。
【0017】
レーザ発振器2で発生させるレーザ光は、例えばCO2(炭酸ガス)レーザ光であり、加工開始時にシャッタ3を開放することにより出力され、加工終了後にシャッタ3を閉じることにより遮断される。ガルバノミラー4は、レーザ発振器2より出力されたレーザ光を、所定の偏向角度で偏向させて、プリント基板10の表面におけるX軸方向及びY軸方向に振らせるものである。ガルバノミラー4により偏向されたレーザ光は、プリント基板10上における例えば40mm×40mmの正四方形の照射面10a内に照射されるようになっている。
【0018】
モータ5は、ガルバノミラー4を揺動させることにより、fθレンズ6へのレーザ光の入射位置を変化させることができる。fθレンズ6は、ガルバノミラー4で偏向されたレーザ光を集光するものである。このfθレンズ6を用いることにより、レーザ光がプリント基板10の表面に入射し、その表面上で焦点を結ぶことで、プリント基板10に穴を開けることができる。
【0019】
制御部8は、モータ5を駆動制御することにより、ガルバノミラー4によるレーザ光の偏向角度を制御するものである。この制御部8により、プリント基板10の照射面10aにおいてレーザ光を走査したり、光吸収部材7にレーザ光を照射させるようにレーザ光の偏向角度を変更することことができる。
【0020】
光吸収部材7は、fθレンズ6とプリント基板10との間に配置されており、この光吸収部材7にレーザ光を照射することにより、プリント基板10の照射面10aに対するレーザ光の照射を一時的に中断することができるようになっている。光吸収部材7は、環状に形成された下側吸収部71と、円筒状に形成された外側吸収部72と、環状に形成された上側吸収部73とを有し、これらの各吸収部71〜73によってレーザ光の一部を閉じ込めるように袋小路状に形成されている。
【0021】
図2は、光吸収部材7の要部拡大断面図である。下側吸収部71は、環状板からなり、その内周端(図2の左端部)が外周端(図2の右端部)よりも上方に位置するように水平線に対して所定角度傾斜している。また、下側吸収部71は、光吸収率の高いアルマイト材によって形成されており、その上面にはfθレンズ6から出射したレーザ光が照射される反射面71aが形成されている。この反射面71aは、微小な凹凸が形成されるように梨地加工が施されており、レーザ光を拡散して反射させるようになっている。
【0022】
外側吸収部72は、円筒状に湾曲された帯板部材からなり、その下端は下側反射部71の外周端に鉛直上方向に延びるように固定されている。また、外側吸収部72は、光吸収率の高いアルマイト材によって形成されており、その内周面にはレーザ光を反射させる反射面72aが形成されている。この反射面72aは、反射面71aと同様に梨地加工が施されている。
【0023】
上側吸収部73は、環状板からなり、その外周端(図2の右端部)は外側吸収部72の上端に固定されている。上側吸収部73は、その内周端(図2の左端部)が外周端よりも下方に位置するように水平線に対して所定角度傾斜している。また、上側吸収部73は、光吸収率の高いアルマイト材によって形成されており、その下面にはレーザ光を反射させる反射面73aが形成されている。この反射面73aは、反射面71aと同様に梨地加工が施されている。
【0024】
上側吸収部73の内周端と下側吸収部71の内周端との間には、fθレンズ6から出射されたレーザ光を光吸収部材7内に入射させるための入射口74が全周に亘って形成されている。下側吸収部71、外側吸収部72及び上側吸収部73によって囲まれた空間Sは、入射口74から入射したレーザ光の一部が各反射面71a〜73aで繰り返し反射することにより、上記入射したレーザ光を閉じ込めることができるようになっている。
【0025】
次に、上記レーザ加工装置1を用いて、プリント基板10に穴開け加工を行う方法について、図面を参照しながら説明する。まず、図3(a)に示すプリント基板10の上側の導電層11に、エッチングにより樹脂層12上面の一部が露出する複数の穴11a,11bを形成する(図3(b)参照)。
【0026】
ついで、図1に示すように、プリント基板10をレーザ加工装置1のfθレンズ6の下方に配置した後、シャッタ3を開放してレーザ発振器2により発生したレーザ光を出力する。レーザ発信器2より出力されたレーザ光は、ガルバノミラー4で偏向されてfθレンズ6へ導かれる。ガルバノミラー4を出射したレーザ光は、fθレンズ6で集光され、プリント基板10の一方の穴11aを通過して樹脂層12の露出部に照射される。
【0027】
このレーザ光の照射により、樹脂層12の露出部は加熱溶融され、図3(c)に示すように、導電層11の穴11aの下方に、下側の導電層11の上面が一部露出するように例えば直径100μmの穴12aが形成される。これにより、プリント基板10には、上記各穴11a,12aにより下側の導電層11の上面を底面とするブラインドビアホール13aが形成される。
【0028】
ブラインドビアホール13aを形成した後は、照射面10aへのレーザ光の照射を一時的に中断する。すなわち、制御部8の制御によりモータ5を駆動することにより、ガルバノミラー4によるレーザ光の偏向角度を変更し、光吸収部材7の入射口74に向けてレーザ光を照射する。その際、照射面10aから入射口74へのレーザ光の照射移動は、数μsecで行うことができる。
【0029】
光吸収部材7の入射口74から入射したレーザ光は、図2に示すように、下側吸収部71の反射面71aに照射される。反射面71aは、照射されたレーザ光を吸収するとともに拡散して反射する。反射面71aで反射したレーザ光のうち、外側(図2の右側)に向けて反射したレーザ光は、外側吸収部72の反射面72aに照射される。
【0030】
反射面72aは、上記レーザ光を吸収するとともに上側吸収部73の反射面73aに向けて反射させる。反射面73aは、上記レーザ光を吸収するとともに下側吸収部71の反射面71aに向けて反射させる。このように、反射面71aの外側に向けて反射したレーザ光は、各反射面71a〜73aで吸収および反射を繰り返すことにより、光吸収部材7の空間S内に閉じ込められた状態で保持される。
【0031】
この状態から、プリント基板10の次の穴11bに対してレーザ加工を行う場合は、制御部8の制御によりモータ5を駆動することにより、ガルバノミラー4によるレーザ光の偏向角度を変更し、プリント基板10の照射面10a内に向けてレーザ光を照射する。その際、光吸収部材7の入射口74から照射面10aへのレーザ光の照射移動は、数百μsecで行うことができる。ガルバノミラー4により偏向されたレーザ光は、fθレンズ6で集光され、プリント基板10の穴11bを通過して樹脂層12の露出部に照射される。
【0032】
このレーザ光の照射により、樹脂層12の露出部は加熱溶融され、図3(d)に示すように、導電層11の穴11bの下方に、上記穴12aと同様の穴12bが形成される。これにより、プリント基板10には、上記各穴11b,12bにより下側の導電層11の上面を底面とするブラインドビアホール13bが形成される。
【0033】
上記照射面10aにおけるプリント基板10の穴開け加工が終了すると、レーザ光の照射を一時的に中断し、プリント基板10を移動させることにより該プリント基板10上における照射面10aの位置を変更する。レーザ光の照射を一時中断する際は、上述のようにガルバノミラー4によりレーザ光の偏向角度を変更し、光吸収部材7にレーザ光を照射させた状態で保持させる。そして、プリント基板10を移動させた後は、ガルバノミラー4によりレーザ光の偏向角度を変更し、光吸収部材7から照射面10a内に向けてレーザ光を再び照射し、プリント基板10における変更後の照射面10aに複数のブラインドビアホールを形成する。プリント基板10の表面全体に対する穴開け加工が終了すると、シャッタ3を閉じてレーザ光の出力を遮断する。
【0034】
以上、本発明の実施形態に係るレーザ加工装置及びその加工方法によれば、ガルバノミラー4によりレーザ光の偏向角度を変更して光吸収部材7に照射させることにより、プリント基板10に対するレーザ光の照射を一時的に中断するようにしたので、ガルバノミラー4によりレーザ光の偏向角度を変更するだけで、レーザ光をプリント基板10に照射したり、当該照射を一時的に中断したりすることができる。これにより、プリント基板10に対するレーザ光の照射を高速でオン・オフすることができるため、加工効率を向上することができる。
【0035】
また、光吸収部材7は、下側吸収部71、外側吸収部72および上側吸収部73により袋小路状に形成されているため、入射口74から入射したレーザ光の一部を光吸収部材7内に閉じ込めることができる。これにより、ガルバノミラー4側へ反射するレーザ光を低減することができるため、光吸収部材7からの反射戻り光によってレーザ発振器2が損傷するのを抑制することができる。
【0036】
また、光吸収部材7は、光吸収率の高いアルマイト材により形成されているため、レーザ光を光吸収部材7によって吸収することができる。これにより、ガルバノミラー4側への反射戻り光の光強度を低減することができるため、光吸収部材7からの反射戻り光によってレーザ発振器2が損傷するのを効果的に抑制することができる。
【0037】
また、下側吸収部71の反射面71aは、微小な凹凸が形成されるように梨地加工が施されているため、この反射面71aによりレーザ光を拡散して反射させることができる。これにより、ガルバノミラー4側へ反射するレーザ光を低減することができるため、光吸収部材7からの反射戻り光によってレーザ発振器2が損傷するのをさらに効果的に抑制することができる。
【0038】
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、加工対象物はプリント基板以外のものでもよく、使用されるレーザ光、ガルバノミラー4、fθレンズ6を限定するものではない。光吸収部材7は、その全体形状が略円筒状に形成されているが、レーザ光を吸収することができるものであれば、その形状は適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0039】
1 レーザ加工装置
4 ガルバノミラー
7 光吸収部材
8 制御部
10 プリント基板(加工対象物)
71a 反射面
72a 反射面
73a 反射面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガルバノミラーにより偏向されたレーザ光を加工対象物に照射するレーザ加工装置であって、
前記ガルバノミラーと前記加工対象物との間に配置され、レーザ光を吸収可能な光吸収部材と、
前記加工対象物に対するレーザ光の照射を一時的に中断するために、前記光吸収部材にレーザ光を照射させるように前記ガルバノミラーによるレーザ光の偏向角度を制御する制御部と、
を備えていることを特徴とするレーザ加工装置。
【請求項2】
前記光吸収部材が、照射されたレーザ光の少なくとも一部を閉じ込めるように袋小路状に形成されている請求項1に記載のレーザ加工装置。
【請求項3】
前記光吸収部材が、アルマイト材により形成されている請求項1又は2のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
【請求項4】
前記光吸収部材が、照射されたレーザ光を反射するとともに梨地加工されている反射面を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
【請求項5】
ガルバノミラーにより偏向されたレーザ光を加工対象物に照射するレーザ加工方法であって、
前記ガルバノミラーによりレーザ光の偏向角度を変更し、前記ガルバノミラーと前記加工対象物との間でレーザ光を吸収可能な光吸収部材にレーザ光を照射させることにより、前記加工対象物に対するレーザ光の照射を一時的に中断することを特徴とするレーザ加工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−147966(P2011−147966A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−11325(P2010−11325)
【出願日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【出願人】(500400216)住友電工プリントサーキット株式会社 (197)
【Fターム(参考)】