説明

ロボットアームの関節機構

【課題】モータを健全な状態に維持でき、しかも静止摩擦トルクがなく応答性に優れたロボットアームの関節機構を提供する。
【解決手段】第1アーム1と、第1アーム1が固定子側に固定された第1モータユニット2と、第2アーム3と、第2アーム3が固定子側又は回転子側に連結された第2モータユニット4と、第1モータユニット2の回転子と第2モータユニット4の固定子又は回転子とに連結され、第2モータユニット4が回転駆動することによって、第1モータユニット2の回転子の回転力が第2アーム3に対して伝達されるのを防止する中間リンク13と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボットアームの関節機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のロボットアームの関節機構は、図5に例示すように、第1アーム1がモータユニットaの減速機のケーシングに固定されている。第1アーム1の端部に回転軸5が設けられており、この回転軸5に軸受6を介して第2アーム3が回転自在に支持されている。軸受6の外周にはギアbが設けられており、このギアbにモータユニットaの出力軸に設けられたピニオンcが噛合されている。
【0003】
また、図6に例示するように、第1アーム1が第1モータユニットaの減速機のケーシング及び第2モータユニットdの減速機のケーシングに固定されている。第1モータユニットaと第2モータユニットdとの間に回転軸5が設けられており、この回転軸5に軸受6を介して第2アーム3が回転自在に支持されている。軸受6の外周にはギアeが設けられており、このギアeに第1モータユニットaの出力軸に設けられたピニオンfと第2モータユニットdの出力軸に設けられたピニオンgとが噛合されている。
【0004】
ところで、特許文献1には、二つのモータを同期して回転させることが開示されているが、ロボットアームの関節を二つのモータを同期させることで静止した状態に維持できる構成とされていない。ここで、「静止した状態」とは、一方のアームに外力を与えた際に他方の固定されたアームに対して相対的に静止した状態をいう。
【特許文献1】特開2002−158272号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図5及び図6に示したロボットアームの関節機構は、アームを静止した状態で長時間保持すると、モータ内に過電流が生じ、モータ軸に焼き付きが発生する虞がある。
【0006】
また、ロボットアームの関節部は減速機内部及びピニオンとギアとの間の摩擦によって負担が増え応答性が悪化するが、特に静止した状態から動き出す時の摩擦(静止摩擦トルク)が非常に大きく、応答性がさらに悪化する。
【0007】
本発明は、モータを健全な状態に維持でき、しかも静止摩擦トルクがなく応答性に優れたロボットアームの関節機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るロボットアームの関節機構は、第1アームと、前記第1アームが固定子側に固定された第1モータユニットと、第2アームと、前記第2アームが固定子側又は回転子側に連結された第2モータユニットと、前記第1モータユニットの回転子と前記第2モータユニットの固定子又は回転子とに連結され、前記第2モータユニットが回転駆動することによって、前記第1モータユニットの回転子の回転力が前記第2アームに対して伝達されるのを防止する中間リンクと、を備えている。この構成により、モータを健全な状態に維持でき、しかも静止摩擦トルクがなく応答性に優れた構成とすることができる。
【0009】
上述の第1モータユニット及び第2モータユニットは、モータと、前記モータから回転力が伝達される減速機と、前記減速機の出力軸に設けられた回転子であるピニオンとを備えており、各々の減速機の固定子であるケーシングにアームが固定され、第1アーム又は第2アームの一方のアームに設けられた回転軸に他方のアームが軸受を介して回転自在に支持され、前記軸受の外周には、中空ギアであって内周縁にフランジが形成された中間リンクが、前記フランジが内接するように回転自在に配置され、前記中間リンクの外周ギアに、第1モータユニット及び第2モータユニットのピニオンが噛合されていることが好ましい。
【0010】
または、上述の第1モータユニット及び第2モータユニットは、モータと、前記モータから回転力が伝達される減速機とを備え、前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットは、減速機の回転子である出力軸の中心を共通にし、且つ相対峙するように配置されており、各々の減速機の固定子であるケーシングにアームが固定され、前記各々の減速機の出力軸相互は、剛体から成る中間リンクを介して連結されていることが好ましい。
【0011】
または、上述の第1モータユニット及び第2モータユニットは、モータと、前記モータから回転力が伝達される減速機とを備え、前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットは、減速機の回転子である出力軸の中心を共通にし、且つ同一方向に向けて配置されており、第1モータユニットの減速機の固定子であるケーシングに第1アームが固定され、前記減速機の出力軸には、前記第2モータユニットを覆う形状の中間リンクの上壁が連結され、第2モータユニットは、前記中間リンク内に収められており、前記第2モータユニットの減速機の固定子であるケーシングは前記中間リンクの側壁に連結され、前記減速機の出力軸は、第2アームに連結されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、モータを健全な状態に維持でき、しかも静止摩擦トルクがなく応答性に優れたロボットアームの関節機構を提供することである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
<実施形態1>
本発明に係るロボットアームの関節機構の実施形態1を、図1及び図2に基づいて説明する。
【0014】
図示したロボットアームの関節機構は、図1に示すように、第1アーム1と、第1アーム1が設けられた第1モータユニット2と、第2アーム3と、第2アーム3が設けられた第2モータユニット4とを備えている。
【0015】
第1アーム1の端部には回転軸5が設けられており、この回転軸5に軸受6を介して第2アーム3が回転自在に支持されている。
【0016】
第1モータユニット2は、モータ7と、モータ7から回転力が伝達される減速機8と、減速機8の出力軸8aに設けられた回転子であるピニオン9とを備えている。この第1モータユニット2は、後述するように軸受6の外周に配置された中間リンク13の外周ギアに前記ピニオン9を良好に噛合することができる位置に配置され、第1モータユニット2の固定子である減速機8のケーシングに第1アーム1を固定している。
【0017】
第2モータユニット4も、モータ10と、モータ10から回転力が伝達される減速機11と、減速機11の出力軸11aに設けられた回転子であるピニオン12とを備えている。この第2モータユニット4も、後述するように軸受6の外周に配置された中間リンク13の外周ギアに前記ピニオン12を良好に噛合することができる位置に配置され、第2モータユニット4の固定子である減速機11のケーシングに第2アーム3を固定している。
【0018】
軸受6の外周に中間リンク13が配置されている。中間リンク13は、中央に軸受6の外周と均しい内周の中空部を有する中空ギアであって、内周縁にフランジ13aが形成されており、フランジ13aが軸受6に内接するように配置されている。
【0019】
中間リンク13の外周ギア13bに、第1モータユニット2のピニオン9及び第2モータユニット4のピニオン12が噛合されている。
【0020】
このような構成のロボットアームの関節機構は、第2アーム3の第1アーム1に対する旋回速度が、以下の数1で与えられる。ここで、モータ7の回転速度をω1、モータ10の回転速度をω2、減速機8の速比をR1、減速機11の速比をR2、ピニオン9の歯数をZ1、ピニオン12の歯数をZ2、中間リンクの外周ギアの歯数をZoutとする。
【0021】
【数1】

【0022】
そのため、数2を満たす場合は、図2(a)に示すように中間リンク13が回転し、第2アーム3は第1アーム1に対して静止した状態に維持される。
【0023】
【数2】

【0024】
つまり、中間リンク13は、第1モータユニット2のピニオン9と第2モータユニット4のピニオン12とに連結され、第2モータユニット4が回転駆動することによって、第1モータユニット2のピニオン9の回転力が第2アーム3に対して伝達されるのを防止した構成とされているのである。このような構成の中間リンク13を介して第1モータユニット2と第2モータユニット4とを連結しているので、第1モータユニット2のモータ7及び第2モータユニット4のモータ10を回転させた状態で、第2アーム3を第1アーム1に対して静止した状態に維持することができる。そのため、モータ内に過電流が生じることがなく、モータを健全な状態に維持することができる。しかも、アームの静止時は中間リンク13とピニオン9(12)とが噛合して回転し、且つ減速機8、11も稼働し続けるので、静止摩擦トルクがなく応答性に優れている。
【0025】
一方、数2を満たさない場合は、第2アーム3は第1アーム1に対して回転する。具体的には、図2(b)に示すように、第1モータユニット2のモータ7を反時計回りに回転させ、第2モータユニット4のモータ10を時計回りに回転させると、中間リンク13は固定され、第1モータユニット2のピニオン9と第2モータユニット4のピニオン12とは中間リンク13の外周を上方に回転していく。つまり、第1アーム1と第2アーム3とはVの字に回転する。
【0026】
図2(c)に示すように、第1モータユニット2のモータ7を時計回りに回転させ、第2モータユニット4のモータ10を反時計回りに回転させると、中間リンク13は固定され、第1モータユニット2のピニオン9と第2モータユニット4のピニオン12とは中間リンク13の外周を下方に回転していく。つまり、第1アーム1と第2アーム3とは逆Vの字に回転する。
【0027】
<実施形態2>
本発明に係るロボットアームの関節機構の実施形態2を、図3に基づいて説明する。
【0028】
図示したロボットアームの関節機構も、第1モータユニット22と第2モータユニット24とが中間リンク33を介して連結されているが、モータユニットの構成、配置及び中間リンク33の構成が異なる。
【0029】
第1モータユニット22は、ピニオンが省略されており、モータ27と、モータ27に回転力が伝達される減速機28とを備えている。第2モータユニット24も、ピニオンが省略されており、モータ30と、モータ30から回転力が伝達される減速機31とを備えている。この第1モータユニット22及び第2モータユニット24は、第1モータユニット22の回転子である減速機28の出力軸28aと、第2モータユニット24の回転子である減速機31の出力軸31aとの中心を共通にし、且つ相対峙するように配置されている。そして、第1モータユニット22の固定子である減速機28のケーシング28bに第1アーム21が連結され、第2モータユニット24の固定子である減速機31のケーシング31bに第2アーム23が連結され、減速機28の出力軸28aと減速機31の出力軸31aとは相互に剛体から成る中間リンク33を介して連結されている。中間リンク33は、出力軸相互を剛強に連結することができる部材であれば、形状、材料は特に限定されない。
【0030】
減速機28の出力軸28aと減速機31の出力軸31aとを、同一方向に等しい速度で回転させようとすると、何ら抵抗なく回転し続けてアームに対して回転力を伝達しない。そのため、第2アーム23は第1アーム21に対して静止した状態に維持される。ここで、「同一方向」とは、一方のモータから見て回転方向が同一であることをいい、各々のモータから見た回転方向ではない。
【0031】
一方、出力軸28aと31aとを逆方向に回転させると、抵抗し合って出力軸28aと31aとは固定され、モータ27、30のケーシングが回転する。また、出力軸28aと31aとを同一方向であっても、異なる速度で回転させると、回転の遅い側のモータのケーシングが回転する。この回転力は、モータのケーシングに連結された減速機のケーシングを介して、第1アーム及び第2アーム又は第1アーム若しくは第2アームに伝達され、第2アームは第1アームに対して回転する構成とされている。
【0032】
したがって、このような構成のロボットアームの関節機構も、モータ内に過電流が生じることがなく、モータを健全な状態に維持することができる。しかも、アームの静止時に減速機28、31は稼働し続けるので、静止摩擦トルクがなく応答性に優れている。
【0033】
<実施形態3>
本発明に係るロボットアームの関節機構の実施形態3を、図4に基づいて説明する。
【0034】
図示したロボットアームの関節機構も、第1モータユニット42と第2モータユニット44とが中間リンク53を介して連結されているが、モータユニットの構成、配置及び中間リンク53の構成が異なる。
【0035】
第1モータユニット42は、ピニオンが省略されており、モータ47と、モータ47に回転力が伝達される減速機48とを備えている。第2モータユニット44も、ピニオンが省略されており、モータ50と、モータ50から回転力が伝達される減速機51とを備えている。この第1モータユニット42及び第2モータユニット44は、第1モータユニット42の回転子である減速機48の出力軸48aと、第2モータユニット44の回転子である減速機51の出力軸51aとの中心を共通にし、且つ同一方向に向けて配置されている。
【0036】
第1モータユニット42の固定子である減速機48のケーシング48bに第1アーム41が固定されており、減速機48の出力軸48aには、第2モータユニット44を覆う形状の中間リンク53の上壁が連結されている。中間リンク53は、内部に第2モータユニット44を収めるのに十分な空間を有する蓋型形状に形成されている。
【0037】
第2モータユニット44は、中間リンク53内に収められており、第2モータユニット44の固定子である減速機51のケーシング51bが中間リンク53の側壁に連結されている。そして、減速機51の出力軸51aは、第2アーム43に連結されている。
【0038】
減速機48の出力軸48aを回転させると、中間リンク53を介して第2モータユニット44の減速機51がケーシング51bごと前記出力軸48aと同一方向に回転する。そして、ケーシング51bに連結されたモータ50のケーシングも前記出力軸48aと同一方向に回転する。つまり、モータ50が第1モータユニット42の出力軸48aの回転方向と逆方向に、等しい速度で回転する場合は、各々の減速機の出力軸からアームに対して回転力は伝達されないので、モータ47、50を回転させた状態で第2アーム43を第1アーム41に対して静止した状態に維持することができる。
【0039】
一方、出力軸48aと同一の方向に出力軸51aを回転させようとすると、中間リンク53が固定され、しいてはモータ50のケーシング及び減速機51のケーシング51bが固定される。そして、ケーシング51bに対して出力軸51aが回転し、第2アーム43は第1アーム41に対して回転する構成とされている。
【0040】
また、出力軸48aと出力軸51aとを逆方向に、異なる速度で回転させると、回転の遅い側のモータユニットの固定子又は回転子が回転し、第2アーム43は第1アーム41に対して回転する構成とされている。
【0041】
したがって、このような構成のロボットアームの関節機構も、モータ内に過電流が生じることがなく、モータを健全な状態に維持できる。しかも、アームの静止時に減速機48、51は稼働し続けるので、静止摩擦トルクがなく応答性に優れている。
【0042】
なお、本実施形態の中間リンク53は蓋型形状としたが、この限りでない。要するに、内部に第2モータユニット44を収めることができ、しかも上壁に第1モータユニット42の出力軸48aを連結でき、さらには側壁に第2モータユニット44の減速機51のケーシング51bを連結できる形状であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施形態1であるロボットアームの関節機構を概略的に示した構造図である。
【図2】中間リンクとピニオンとの回転関係を示した図である。
【図3】本発明の実施形態2であるロボットアームの関節機構を概略的に示した構造図である。
【図4】本発明の実施形態3であるロボットアームの関節機構を概略的に示した構造図である。
【図5】従来のロボットアームの関節機構を概略的に示した構造図である。
【図6】従来のロボットアームの関節機構を概略的に示した構造図である。
【符号の説明】
【0044】
1 第1アーム
2 第1モータユニット
3 第2アーム
4 第2モータユニット
5 回転軸
6 軸受
7 モータ
8 減速機
8a 出力軸
9 ピニオン
10 モータ
11 減速機
11a 出力軸
12 ピニオン
13 中間リンク
13a フランジ
13b 外周ギア
21 第1アーム
22 第1モータユニット
23 第2アーム
24 第2モータユニット
27 モータ
28 減速機
28a 出力軸
28b ケーシング
30 モータ
31 減速機
31a 出力軸
31b ケーシング
33 中間リンク
41 第1アーム
42 第1モータユニット
43 第2アーム
44 第2モータユニット
47 モータ
48 減速機
48a 出力軸
48b ケーシング
50 モータ
51 減速機
51a 出力軸
51b ケーシング
53 中間リンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アームと、
前記第1アームが固定子側に固定された第1モータユニットと、
第2アームと、
前記第2アームが固定子側又は回転子側に連結された第2モータユニットと、
前記第1モータユニットの回転子と前記第2モータユニットの固定子又は回転子とに連結され、前記第2モータユニットが回転駆動することによって、前記第1モータユニットの回転子の回転力が前記第2アームに対して伝達されるのを防止する中間リンクと、を備えたロボットアームの関節機構。
【請求項2】
第1モータユニット及び第2モータユニットは、モータと、前記モータから回転力が伝達される減速機と、前記減速機の出力軸に設けられた回転子であるピニオンとを備えており、各々の減速機の固定子であるケーシングにアームが固定され、
第1アーム又は第2アームの一方のアームに設けられた回転軸に他方のアームが軸受を介して回転自在に支持され、
前記軸受の外周には、中空ギアであって内周縁にフランジが形成された中間リンクが、前記フランジが内接するように回転自在に配置され、
前記中間リンクの外周ギアに、第1モータユニット及び第2モータユニットのピニオンが噛合されていることを特徴とする、請求項1に記載のロボットアームの関節機構。
【請求項3】
第1モータユニット及び第2モータユニットは、モータと、前記モータから回転力が伝達される減速機とを備え、
前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットは、減速機の回転子である出力軸の中心を共通にし、且つ相対峙するように配置されており、
各々の減速機の固定子であるケーシングにアームが固定され、前記各々の減速機の出力軸相互は、剛体から成る中間リンクを介して連結されていることを特徴とする、請求項1に記載のロボットアームの関節機構。
【請求項4】
第1モータユニット及び第2モータユニットは、モータと、前記モータから回転力が伝達される減速機とを備え、
前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットは、減速機の回転子である出力軸の中心を共通にし、且つ同一方向に向けて配置されており、
第1モータユニットの減速機の固定子であるケーシングに第1アームが固定され、前記減速機の出力軸には、前記第2モータユニットを覆う形状の中間リンクの上壁が連結され、
第2モータユニットは、前記中間リンク内に収められており、前記第2モータユニットの減速機の固定子であるケーシングは前記中間リンクの側壁に連結され、前記減速機の出力軸は、第2アームに連結されていることを特徴とする、請求項1に記載のロボットアームの関節機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−166219(P2009−166219A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−10034(P2008−10034)
【出願日】平成20年1月21日(2008.1.21)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】