説明

三環式のトリアゾール系化合物

本発明は、シグマ−1受容体に対して高い親和性を有する、新規の三環式のトリアゾール系化合物(式(I)で表される化合物)に関し、また、該化合物の調製方法、該化合物を含有する組成物、および薬剤としての該化合物の使用に関する:
【化1】



(式中、RおよびRの意義は本明細書において示される。)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)で表される化合物または該化合物の薬学的に許容される塩、異性体、プロドラッグもしくは溶媒和物:
【化1】


[式中、Rは水素原子;-COR、-C(O)OR、-C(O)NRR、-C=NR、-CN、-OR、-OC(O)R、-S(O)-R、-NRR、-NRC(O)R、-NO、-N=CRR、またはハロゲン原子;分枝鎖状または非分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された、脂肪族基C1−10
置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;アルキル基および/またはシクロアルキル基が必要に応じて少なくともモノ置換された、分枝鎖状または非分枝鎖状のシクロアルキル−アルキル基(基)C1−10;シクロアルキル基が別の置換または非置換の単環系または多環系と縮合した、置換または非置換のシクロアルキルC3−9またはシクロアルキル−アルキル基C1−10
置換または非置換のアリール基;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のアリールアルキル基C1−10;少なくともモノ置換されたベンズヒドリル基;
置換または非置換のヘテロアリール基;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロアリールアルキル基C1−10;置換または非置換の非芳香族ヘテロシクリル基C3−9;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロシクリルアルキル基C3−9
ヘテロシクリル基が別の置換または非置換の単環系または多環系と縮合した、置換または非置換のヘテロシクリルC3−9またはヘテロシクロアルキル基C1−10;を示し、
は水素原子;-COR、-C(O)OR、-C(O)NRR、-C=NR、-CN、-OR、-OC(O)R
-S(O)-R、-NRR、-NRC(O)R、-NO、-N=CRRまたはハロゲン原子;
分枝鎖状または非分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された、脂肪族基C1−10
置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;アルキル基および/またはシクロアルキル基が必要に応じて少なくともモノ置換された、分枝鎖状または非分枝鎖状のシクロアルキル−アルキル基C1−10;シクロアルキル基が別の置換または非置換の単環系または多環系と縮合した、置換または非置換のシクロアルキルC3−9またはシクロアルキルアルキル基C1−10
置換または非置換のアリール基;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のアリールアルキル基C1−10;少なくともモノ置換されたベンズヒドリル基;
置換または非置換のヘテロアリール基;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロアリールアルキル基C1−10;置換または非置換の非芳香族ヘテロシクリル基C3−9;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロシクリルアルキル基C3−9
ヘテロシクリル基が別の置換または非置換の単環系または多環系と縮合した、置換または非置換のヘテロシクリルC3−9またはヘテロシクロアルキル基C1−10を示し、
およびRは、それぞれ独立して
水素原子またはハロゲン原子;
分枝鎖状または非分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された脂肪族基C1−10
置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;アルキル基および/またはシクロアルキル基が必要に応じて少なくともモノ置換された、分枝鎖状または非分枝鎖状のシクロアルキル−アルキル基C1−10
置換または非置換のアリール基;置換または非置換のアリールアルキル基C1−10;必要に応じて、少なくともモノ置換されたベンズヒドリル基;
置換または非置換のヘテロアリール基;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロアリールアルキル基C1−10;置換または非置換の非芳香族ヘテロシクリル基C3−9;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロシクリルアルキル基C3−9
ヘテロシクリル基が、別の置換または非置換の単環系または多環系と縮合した、置換または非置換のヘテロシクリルC3−9またはヘテロシクロアルキル基C1−10、から選択され、式中、nは0、1または2を示す。
【請求項2】
が水素原子;-COR、-C(O)OR、-C(O)NRR、-C=NR、-CN、-OR、-OC(O)R、-S(O)-R、-NRR、-NRC(O)R、-N=CRR、ハロゲン原子;
分枝鎖状または非分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された、脂肪族基C1−10;置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;置換または非置換のアリール基;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のアリールアルキル基C1−10、少なくともモノ置換されたベンズヒドリル基;
置換または非置換のヘテロアリール基;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロアリールアルキル基C1−10;置換または非置換の非芳香族ヘテロシクリル基C3−9;置換または非置換の、分枝鎖状または非分枝鎖状のヘテロシクリルアルキル基C3−9、である請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容される塩、異性体、プロドラッグもしくは溶媒和物。
【請求項3】
が、水素原子、-COR、-C(O)OR、-C(O)NRR、-C=NR、-CN、-OR、-OC(O)R、-S(O)-R、-NRR、-NRC(O)R、-NO、-N=CRR、ハロゲン原子;置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;置換または非置換のアリール基;置換または非置換のアリールアルキル基C1−10;置換または非置換のヘテロアリール基;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された、脂肪族基C1−10;非置換のヘテロアリールアルキル基C1−10、である請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容される塩、異性体、プロドラッグもしくは溶媒和物。
【請求項4】
およびRが、それぞれ独立して、
水素またはハロゲン;置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;置換または非置換のアリール基;置換または非置換のアリールアルキル基C1−10;置換または非置換のヘテロアリール基;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された脂肪族基C1−10;非置換のヘテロアリールアルキル基C1−10、である請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容される塩、異性体、プロドラッグもしくは溶媒和物。
【請求項5】
が、水素原子;ハロゲン原子;-COR;-C(O)OR;-C(O)NRR;-S(O)n-R;置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;置換または非置換のアリール基;置換または非置換のアリールアルキル基C1−10;置換または非置換のヘテロアリール基;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された脂肪族基C1−10;を示し、
が、水素原子またはハロゲン原子;置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;置換または非置換のアリール基;置換または非置換のヘテロアリール基;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された、脂肪族基C1−10を示し、および、
およびRが、それぞれ独立して、
水素またはハロゲン;置換または非置換のアリール基;置換または非置換のヘテロアリール基;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された脂肪族基C1−10;置換または非置換の、アルキルアリールC1−10またはヘテロアリールアルキル基C1−10から選択される
請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容される塩、異性体、プロドラッグもしくは溶媒和物。
【請求項6】
が、水素原子;ハロゲン;-COR;-C(O)OR;-C(O)NRR;-S(O)n-R;置換または非置換のシクロアルキル基C3−9;置換または非置換のアリール基;置換または非置換のアリールアルキル基C1−10;置換または非置換のヘテロアリール基;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された脂肪族基C1−10を示し、
が、水素原子またはハロゲン原子;置換または非置換のアリール基;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された、脂肪族基C1−10を示し、
およびRが、それぞれ独立して、
水素またはハロゲン;非分枝鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和の、必要に応じて少なくともモノ置換された脂肪族基C1−10;非置換のアルキルアリール基またはヘテロアリールアルキル基C1−10から選択される
請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容される塩、異性体、プロドラッグもしくは溶媒和物。
【請求項7】
下記の群から選択される、請求項1に記載の化合物:
[1] (5a,8a-トランス)-7-(4-メトキシベンジル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ
[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[2] (5a,8a-トランス)-7-(4-メトキシベンジル)-3-メチル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロ
ピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[3] (5a,8a-トランス)-3-エチル-7-(4-メトキシベンジル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロ
ピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[4] (5a,8a-トランス)-7-ベンジル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]
トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[5] (5a,8a-トランス)- 7-ベンジル-3-メチル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[6] (5a,8a-トランス)-7-ベンジル-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-
4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサ
ジン、
[7] (5a,8a-トランス)- 7-ベンジル-3-(2-フルオロフェニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒ
ドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[8] (5a,8a-トランス)- 7-ベンジル-3-エチル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-
b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[9] (5a,8a-トランス)-7-ベンジル-3-(4-クロロフェニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロ
ピロロ [3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[10] (5a,8a-トランス)- 7-ベンジル-3-(3-フルオロフェニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒ
ドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[11] (5a,8a-トランス)- 7-ベンジル-3-フェニル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ
[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[12] (5a,8a-トランス)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ
[1,5-d][1,4]オキサジン、
[13] (5a,8a-トランス)- 3-フェニル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4b]
[1,2,3]トリアゾロ [1,5-d][1,4]オキサジン、
[14] (5a,8a-トランス)-7-(メチルスルホニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ
[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[15] (5a,8a-トランス)- 7-(4-ブロモフェニルスルホニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒ
ドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[16] (5a,8a-トランス)- 7-(フェニルスルホニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロ
ロ[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[17] (5a,8a-トランス)-7-(2-フルオロフェニルスルホニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサ
ヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[18] (5a,8a-トランス)-7-(4-フルオロフェニルスルホニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサ
ヒドロピロロ [3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[19] (5a,8a)-7-(メチルスルホニル)-3-フェニル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロ
ロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[20] (5a,8a-トランス)-7-(4-フルオロフェニルスルホニル)-3-フェニル-
4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキ
サジン、
[21] (2-フルオロフェニル)((5a,8a-トランス)-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)メタノン、
[22] フェニル((5a,8a-トランス)-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]ト
リアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)メタノン、
[23] (2,4-ジクロロフェニル)((5a,8a-トランス)-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ
[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)メタノン、
[24] 3-フェニル-1-((5a,8a-トランス)-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)プロパン-1-オン、
[25] 1-((5a,8a-トランス)-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾ
ロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)ブタン-1-オン、
[26] ((5a,8a-トランス)-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ
[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)(チオフェン-2-イル)メタノン、
[27] フェニル((5a,8a-トランス)-3-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)メタノン、
[28] 3-フェニル-1-((5a,8a-トランス)-3-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ
[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)プロパン-1-オン、
[29] 1-((5a,8a-トランス)-3-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)ブタン-1-オン、
[30] ((5a,8a-トランス)-3-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b]
[1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)(チオフェン-2-イル)
メタノン、
[31] (5a,8a-トランス)-N-ブチル-5a,6,8,8a- テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]ト
リアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-カルボキサミド、
[32] (5a,8a-トランス)-N-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]
トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-カルボキサミド、
[33] (5a,8a-トランス)-N,3-ジフェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-カルボキサミド、
[34] (5a,8a-トランス)-ベンジル 3-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-カルボキシレート、
[35] (5a,8a-トランス)-7-(ピリミジン-2-イル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ
[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[36] (5a,8a-トランス)-7-エチル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[37] (5a,8a-トランス)-7-ペンチル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[38] (5a,8a-トランス)-7-(4-フルオロベンジル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロ
ロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[39] (5a,8a-トランス)-7-(ピリジン-2-イルメチル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピ
ロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[40] (5a,8a-トランス)-3-フェニル-7-(ピリミジン-2-イル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサ
ヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[41] (5a,8a-トランス)-7-ペンチル-3-フェニル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ
[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[42] (5a,8a-トランス)-7-フェニル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[43] (5a,8a-トランス)-7-(4-クロロフェニル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ
[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[44] (5a,8a-トランス)-7-(ピリジン-2-イル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ
[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[45] (5a,8a-トランス)-3,7-ジフェニル-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[46] (5a,8a-トランス)-7-(4,6-ジクロロピリミジン-2-イル)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサ
ヒドロピロロ[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[47] (5a,8a-トランス)-7-(4,6-ジクロロピリミジン-2-イル)-3-フェニル-
4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]
オキサジン、
[48] (5a,8a-トランス)-7-(4-クロロピリミジン-2-イル)-3-フェニル-
4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]
オキサジン、
[49] (5a,8a-トランス)-7-(4-クロロピリミジン-2-イル)-4,5a,6,7,8,8a-
ヘキサヒドロピロロ[3,4-b] [1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン、
[50] 2-((5a,8a-トランス)-5a,6,7,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリア
ゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)ピリミジン-4-アミン、
[51] 2-((5a,8a-トランス)-3-フェニル-5a,6,7,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)ピリミジン-4-
アミン、
[52] 6-((5a,8a-トランス)-3-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b]
[1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-イル)-1,3,5-トリアジン-
2,4-ジアミン、
[53] (5aS,8aS)-tert-ブチル 5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリア
ゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-カルボキシレート、
[54] (5aS,8aS)-tert-ブチル 3-メチル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-カルボキシレート、
[55] (5aS,8aS)-tert-ブチル 3-フェニル-5a,6,8,8a-テトラヒドロピロロ[3,4-
b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-カルボキシレート、
[56] (5aS,8aS)-tert-ブチル 3-(3-フルオロフェニル)-5a,6,8,8a-
テトラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-
カルボキシレート、
[57] (5aS,8aS)-tert-ブチル 3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5a,6,8,8a-テト
ラヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-d][1,4]オキサジン-7(4H)-
カルボキシレート, および、
[58] (5aS,8S)-4,5a,6,7,8,8a-ヘキサヒドロピロロ[3,4-b][1,2,3]トリアゾロ[1,5-
d][1,4]オキサジン。
【請求項8】
薬剤として使用される請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
シグマ受容体が介在する疾患または病状の治療または予防において使用されるか、あるいは抗不安剤または免疫抑制剤として使用される、請求項8に記載の化合物
【請求項10】
疾患が、疼痛、とりわけ神経因性疼痛、炎症性疼痛または異痛症および/または痛覚過敏を伴う他の疼痛である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
薬剤の製造における、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項12】
シグマ受容体が介在する疾患または病状の治療または予防するための薬剤の製造、あるいは抗不安剤または免疫抑制剤の製造における、請求項11に記載の使用。
【請求項13】
疾患が、下痢、リポタンパク異常、脂質異常症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、肥満、偏頭痛、関節炎、高血圧症、不整脈、潰瘍、緑内障、学習障害、記憶障害と注意欠陥、認知障害、神経変性病、脱髄疾患、薬物中毒と化学物質中毒(コカイン、アンフェタミン、エタノールおよびニコチンが含まれる)、遅発性ジスキネジー、虚血性脳梗塞、てんかん、脳卒中、ストレス、癌、精神疾患(特に鬱病、不安神経症、統合失調症)、炎症または自己免疫疾患である、請求項11に記載の使用。
【請求項14】
疾患が、疼痛、とりわけ神経因性疼痛、炎症性疼痛または異痛症および/または痛覚過敏を伴う他の疼痛である、請求項12に記載の使用。
【請求項15】
一般式(Ia)で表される化合物を調製するための方法であって、
該方法が、一般式(II)で表される化合物を、トルエンまたはキシレン中で100〜130℃の温度まで加熱することを含む、該方法:
【化2】



【化3】



(式中、Rは請求項1と同じ意義を示し、Rは、水素原子、ハロゲン原子またはC1−10のアルキルオキシを示す)。
【請求項16】
一般式(Ib)で表される化合物を調製するための方法であって、
該方法が、請求項15に記載の化合物(Ia)を、水素と触媒が存在する有機溶媒中で水素化分解させることを含む、該方法:
【化4】



(式中、Rは、請求項1と同じ意義を示す。)。
【請求項17】
一般式(Ie)で表される化合物を調製するための方法であって、該方法が一般式(Ib)で表される化合物と、式(III)で表されるイソシアネートとを、必要に応じて担持アミンが存在する有機溶媒中で反応させることを含む、該方法:
【化5】


【化6】


(式中、RおよびRは請求項1と同じ意義を示す。)。
【請求項18】
一般式(I)で表される化合物を調製するための方法であって、該方法が、請求項16に記載の式(Ib)で表される化合物と、式(IV)で表される化合物とを、必要に応じて塩基および/または触媒が存在する有機溶媒中で反応させることを含む、該方法:
【化7】


【化8】


(式中、RおよびRは請求項1と同じ意義を示し、Xはハロゲンを示す。)。
【請求項19】
請求項18に記載の方法であって、化合物(IV)が以下の式(IV')で表される該方法:
【化9】


(式中、Rは請求項1と同じ意義を示し、Xは請求項18に記載の意義を示し、およびGは、-SO-, -CO-, -OCO-.を示す。)。
【請求項20】
鏡像異性的に純粋な化合物(I)を調製するための方法であって、該方法が、
a)式(XII)で表される化合物またはその鏡像異性体と、式(Z)で表される化合物とを有機溶媒中で反応させ、
b)一般式(XIII)で表される生成化合物またはその鏡像異性体を、キシレンまたはトルエン中で加熱し、
c)式(If')で表される生成化合物またはその鏡像異性体を酸性媒体中で加水分解させ、
d)得られた化合物と、請求項18に記載の化合物(IV)とを、必要に応じて塩基および触媒が存在する有機溶媒中で反応させ、あるいは、
得られた化合物と、化合物(III)とを、必要に応じて担持アミンが存在する有機溶媒中で反応させることを含む、該方法:
【化10】


【化11】


【化12】


【化13】


(式中、R、RおよびRは請求項1と同じ意義を示し、Xは請求項18に記載の意義を示す。)。
【請求項21】
請求項1〜7のいずれかに記載の化合物、またはこれらの薬学的に許容される塩、プロドラッグ、異性体または溶媒和物、および少なくとも薬学的に許容される担体、添加剤、補助剤または賦形剤を含有する医薬組成物。

【公表番号】特表2011−506293(P2011−506293A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−536468(P2010−536468)
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【国際出願番号】PCT/EP2008/066876
【国際公開番号】WO2009/071657
【国際公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【出願人】(500031124)ラボラトリオス・デル・ドクトル・エステベ・ソシエダッド・アノニマ (55)
【Fターム(参考)】