説明

下地剤

【課題】ブロックコポリマーの相分離を利用して、基板表面に、位置及び配向性がより自在にデザインされたナノ構造体を備える基板を製造し得る下地剤を提供。
【解決手段】基板上に形成した複数種類のポリマーが結合したブロックコポリマーを含む層を相分離させるために用いられる下地剤であって、樹脂成分を含有し、該樹脂成分全体の構成単位のうち20モル%〜80モル%が芳香族環含有モノマー由来の構成単位であることを特徴とする下地剤


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に形成した複数種類のポリマーが結合したブロックコポリマーを含む層を相分離させるために用いられる下地剤であって、
樹脂成分を含有し、該樹脂成分全体の構成単位のうち20モル%〜80モル%が芳香族環含有モノマー由来の構成単位であることを特徴とする下地剤。
【請求項2】
前記樹脂成分が、非芳香族環含有モノマー由来の構成単位を含有する請求項1に記載の下地剤。
【請求項3】
前記非芳香族環含有モノマーが、N、O、Si、P及びSからなる群から選ばれる少なくとも1原子を含むビニル化合物又は(メタ)アクリル化合物である請求項2に記載の下地剤。
【請求項4】
前記芳香族環含有モノマーが、ビニル基を有する炭素数6〜18の芳香族化合物、(メタ)アクリロイル基を有する炭素数6〜18の芳香族化合物、及びノボラック樹脂の構成成分となるフェノール類からなる群から選ばれる請求項1〜3のいずれか一項に記載の下地剤。
【請求項5】
更に、カチオン重合開始剤、及びラジカル重合開始剤からなる群から選ばれる少なくとも1つを含有し、前記樹脂成分が、重合性基、及び/又は架橋性基を含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の下地剤。
【請求項6】
更に、カチオン重合開始剤、及びラジカル重合開始剤からなる群から選ばれる少なくとも1つを含有し、かつ、重合性モノマーを含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の下地剤。
【請求項7】
更に、重合性モノマーを有するか、又は、前記樹脂成分が、重合性基を含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の下地剤。
【請求項8】
更に、熱重合触媒を含有する請求項7に記載の下地剤。
【請求項9】
更に、露光により酸を発生する酸発生剤成分を含有し、前記芳香族環含有モノマー由来の構成単位が酸解離性溶解抑制基を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の下地剤。
【請求項10】
更に、感光剤を含有し、前記樹脂成分がノボラック樹脂を含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の下地剤。
【請求項11】
前記感光剤が、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル基、又は1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を有するキノンジアジド化合物である請求項10に記載の下地剤。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−62365(P2012−62365A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−205875(P2010−205875)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【出願人】(000220239)東京応化工業株式会社 (1,407)
【出願人】(503359821)独立行政法人理化学研究所 (1,056)
【Fターム(参考)】