説明

不定愁訴改善組成物及び食品

【課題】本発明は、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養成分をバランスよく摂取し、且つ不定愁訴を改善する食品を提供することを目的とする。
【解決手段】以下の[A群]から[F群]を組み合わせ、不定愁訴を改善する効果を有することを特徴とする食品を提供する。[A群]マリアアザミ、大豆、ベニバナ他、[B群]サイリウム、昆布他、[C群]アセロラ、ローズヒップ、アルファルファ他、[D群]ビタミン類、[E群]アミノ酸類、[F群]マグネシウム、亜鉛、マンガン他

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、嗜好食品、栄養補助食品、健康補助食品として植物乾燥物と油溶性ビタミン及び水溶性ビタミン、ミネラルを含む食品に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、我国において「不定愁訴」と呼ばれる疾病が増加している。「不定愁訴」とは、目が痛む、むくむ、のぼせる、めまいがする、イライラ、憂鬱、肌が荒れる、体が痒くなる、肩こりや腰痛がつらい、身体がだるい、疲れがとれない、よく眠れない、便秘が治らない、筋肉痛や関節痛といった症状を感じて病院にかかっても、その原因となる疾患が見つからない自覚症状を総称したもので、原因は未だ解明されていない。
【0003】
さて、近年の我々日本人の食生活を省みると、食生活の欧米化に伴い、動物性食品の摂取が増大し、野菜や主食としての穀類などのの摂取が減少している。このような野菜類の摂取量減少は、ビタミン、ミネラル、そして食物繊維の摂取不足をもたらし、また穀類も食味向上をねらって精製度を上げていることもあり、こちらも食物繊維、ビタミン、ミネラル等の摂取量が減少する傾向にある。健康で活力ある社会作りを目指す「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」では、生活習慣病予防の観点から1日350〜400gの野菜摂取を目標としているのに対し、平成15年の国民健康・栄養調査の結果では、成人の1日の平均野菜摂取量は293gであり、100gほど摂取量が不足している。
【0004】
食物繊維やビタミン、ミネラルには、整腸作用、免疫賦活作用、肝機能改善作用、アトピー性皮膚炎改善作用が確認されており、我々は野菜や穀類の摂取量減少が、体内に蓄積された毒素の排出を減少させ、不定愁訴と言われるような症状の増加を引き起こしている一因と考えている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、栄養成分をバランスよく摂取し、且つ不定愁訴を改善する食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、特許請求の範囲の各請求項に記載した不定愁訴改善作用を有する組成物及び食品を見出し、本願発明を完成させた。
【0007】
請求項1記載の不定愁訴改善作用を有する組成物は、下記のA群から選ばれる1種又は2種以上の乾燥粉末及び/又は抽出物と、下記B群から選ばれる1種又は2種以上の乾燥物及び/又は粉砕物及び/又はその加工品を含むことを特徴とする。
[A群]マリアアザミ、大豆、ベニバナ、レッドクローバー、タンポポ根、ニンニク、ビロードアオイ
[B群]サイリウム、昆布、リンゴペクチン
【0008】
請求項2記載の不定愁訴改善作用を有する組成物は、下記C群から選ばれる1種又は2種以上の乾燥物及び/又は粉砕物と、下記D群から選ばれる1種又は2種以上の機能性成分を含むことを特徴とする。
[C群]アセロラ、ローズヒップ、アルファルファ、ガーリック、スギナ、タマネギおよびその外皮、高麗ニンジン、トウガラシ、サンザシ
[D群]ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE
【0009】
請求項3記載の不定愁訴改善作用を有する組成物は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の組成物に、下記E群から選ばれる1種又は2種以上の機能性成分を含んだものである。
[E群]リジン、アルギニン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン
【0010】
請求項4記載の不定愁訴改善作用を有する組成物は、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物に、下記F群から選ばれる1種又は2種以上を含んだものである。
[F群]マグネシウム、亜鉛、マンガン、鉄、セレン、及びカルシウム
【0011】
請求項5に記載の不定愁訴改善作用を有する食品は、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物を含有する食品である。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、「不定愁訴」と言われる目が痛む、むくむ、のぼせる、めまいがする、イライラ、憂鬱、肌が荒れる、体が痒くなる、肩こりや腰痛がつらい、身体がだるい、疲れがとれない、よく眠れない、便秘が治らない、筋肉痛や関節痛などの症状を改善し、嗜好性、継続性にも優れた食品が提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を詳しく説明する。オオアザミ(マリアザミ、オオヒレアザミ、ミルクシスル)は、[学名]Silybum marianum(L.) Gaertn. キク科の植物で、南ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに広く生息する2年草である。肝硬変、慢性肝炎に対して経口摂取で有効性が示唆されている。標準化製品はコミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)において、消化不良、慢性肝炎と肝硬変への使用が承認されている。
【0014】
ベニバナ(コウカ/スエツムハナ/クレノアイ)は、[学名]Carthamus tinctorius L. きく科(ベニバナ属)の植物で、エジプト原産といわれ、世界各地で古くから染料や食用に栽培されてきた植物であり、主に種子油と花が注目され利用されている。
【0015】
レッドクローバー(ムラサキツメクサ)は、[学名]Trifolium Pratense マメ科シャジクソウ(トリフォリウム属)のヨーロッパ原産の多年草で、ラテン語で3を意味する言葉で、3枚葉のクローバーという意味を持つ。
【0016】
セイヨウタンポポは、[学名]Taraxacum officinale 日本では外来種で、数多くみられる植物である。タンポポ属は一般に世界中で薬用ハーブとして使用されてきた。全草はウワウルシとの組み合わせで、尿路感染症の再発予防に有効性が示唆されている。
【0017】
ニンニク(俗名:セイヨウニンニク、ガーリック)は、[学名]Allium sativum ユリ科の植物で、西アジア〜地中海沿岸の原産で、全草に強い臭気があり、長く扁平で0.5〜1.5cm幅の頑丈な葉を持つ多年草である。経口摂取で有効性が示唆されているのは、高脂血症、高血圧、加齢に伴う血管の弾力性の減少抑制、大腸がん、胃がん、前立腺がんの予防である。
【0018】
ビロードアオイは、[学名]Althaea officinalis L. アオイ科(ビロードアオイ属)ヨーロッパ原産の多年草である。
【0019】
サイリウムは、[学名]Plantago ovata オオバコ科の植物で、ヨーロッパの地中海地
区やインドなどの温帯地域で栽培されている。種子の粘着性がある外皮から精製した水溶性の食物繊維を豊富に含んでおり、余分なコレステロールや糖等を吸着し排泄することといわれている。食物繊維には、この他に玄米、コーン、緑茶、オオバコ、小麦ふすまなどもあげられる。
【0020】
昆布は、コンブ科ものなら何でも良く、コンブ属としてマコンブ、ホソメコンブ、リシリコンブ、オニコンブ、ミツイコンブ、ナガコンブ、アツバコンブ、トロロコンブ属としてトロロコンブ、カゴメ、ネコアシコンブ属、またはレッソニア科のジャイアントケルプがあげられる。
【0021】
アセロラ(バルバドスチェリー)は、[学名]Malpighia emerginata DC. キントラノオ科(ヒイラギトラノオ属)、熱帯アメリカ原産で、ビタミンC、繊維、カリウムなどのミネラルを豊富に含み果実、果汁を用いる。
【0022】
ローズヒップ(ドッグローズ)は、[学名]Rose canina バラ科 ヨーロッパ原産で、ビタミンCを含み、乾燥したものはハーブティなどとしても用いられる。
【0023】
アルファルファ(ウマゴヤシ/ムラサキウマゴヤシ)は、[学名]Medicago sativa L マメ科(ウマゴヤシ属)。原産地の近東諸国では、主に飼料用の作物、また痩せた牧草地を肥沃に改良する作物としても利用されている。種子の経口摂取でコレステロール値が高い人の総コレステロール値およびLDL−コレステロール値を下げるのに有効性が示唆されている。
【0024】
スギナ(ツクシ/モンケイ)は、[学名]Equisetum arvense L. とくさ科(とくさ属)の植物で、ヨーロッパでは古くからスギナが熱を下げたり、ガンを予防することが知られ、鉄やリン、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル類、中でもカルシウム、ケイ素を多く含む植物の一つである。
【0025】
タマネギは 、[学名]Allium cepa L.(ユリ科)イランが原産とされ、中空の葉と、それよりやや高く太い中空の花茎をもつ多年または二年草である。現在、一般に食べられているのは黄タマネギ、赤タマネギ、白タマネギ、小タマネギの4種である。ニンニクと同属であり、イオウ化合物を含む。また外皮は特にフラボノイドのうち、フラボノールに分類されるポリフェノール化合物のケルセチンを含んでいる。
【0026】
朝鮮ニンジン(オタネニンジン、高麗人参)は、[学名]Panax ginseng C.A.Mey. ウコギ科で、経口摂取で有効性が示唆されているのは、認識能力の向上、2型糖尿病、慢性気管支炎の悪化に対する治療の補助、インフルエンザワクチンとの併用で、カゼやウィルス性感冒の予防、ある種のがんの予防、疲労衰弱時の活性化及び防御である。作業能力と集中力が低下したとき、あるいは病後の回復期に強壮剤としての作用がある。
【0027】
トウガラシは、[学名]Capsicum annuum L. その他多くのCapsicum speciesで南米原産で、世界中でスパイスとして栽培されている。外用で、リウマチ性関節炎、変形性関節炎、帯状疱疹や糖尿病性の神経痛などの痛みを一時的に抑えるのに恐らく有効である。脂肪燃焼や基礎代謝を増加させる作用がある。
【0028】
セイヨウサンザシは、[学名]Crataegus laevigata またはCrataegus monogyna ばら科(サンザシ属)サンザシと呼ばれるものには、セイヨウサンザシ、オオミサンザシ(チャイニーズホーソーン、Crataegus pinnatifida Bge)、サンザシ(Crataegus cuneate Sieb. Et Zucc.)がある。セイヨウサンザシの葉と花のエキスは経口摂取でうっ血性心不全などの心疾患に対して、有効性が示唆されている。
【0029】
以上の植物及び生薬は、乾燥・粉砕することにより得られる乾燥粉末として使用することができる。また、原料生薬を極性または非極性溶媒を用いて常法によって抽出して得られる抽出液、濃縮液、希釈液及び乾燥物のようなエキスとして使用することができる。抽出方法としては、加熱抽出、加温抽出、低温抽出などが挙げられる。また抽出溶媒は、水のほかに、エタノール、酢酸エチルやアセトンなどの有機溶媒などが挙げられ、それらを単独で用いるか、又は2種類以上を適宜混合して使用することができる。
【0030】
請求項1[A群]及び[B群]と請求項2[C群]に記載の不定愁訴改善作用を有する組成物に用いる、マリアアザミ、大豆、ベニバナ、レッドクローバー、タンポポ根、ニンニク、ビロードアオイ、サイリウム、昆布、リンゴペクチン、アセロラ、ローズヒップ、アルファルファ、ガーリック、スギナ、タマネギ及びその外皮、高麗ニンジン、トウガラシ、サンザシの配合量は、特に規定はないが、1日あたりの総量で、0.01〜50g、好ましくは0.03〜25gが適当である。
【0031】
請求項2[D群]に記載の不定愁訴改善作用を有する組成物に用いるビタミン類記載のミネラル類は、厚生労働省によって、日本人の栄養所要量が第6次改定 日本人の栄養所要量に定められており、それぞれ1日あたりの服用量を所要量と許容上限摂取量を考慮して配合することが望ましい。
【0032】
請求項3[E群]に記載のアミノ酸類は、天然から抽出したものや合成品があり、これらの配合量は特に規定はないが、1日あたりの総量で、0.01〜25g、好ましくは0.05〜10gが適当である。
【0033】
請求項4[F群]に記載のミネラル類は、パン酵母やビール酵母などを由来とするものや海水や塩湖水から得られるものがあり、マグネシウム、亜鉛、マンガン、鉄、セレン、及びカルシウムこれらの配合量は特に規定はないが、1日あたりの総量で、0.005〜2g、好ましくは0.01〜1gが適当である。
【0034】
本願発明の食品は、上記成分を配合することにより、栄養成分をバランスよく摂取し、且つ不定愁訴を改善する健康食品である。本願発明の食品は、錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセル、ドリンク剤、液体、ゼリー、焼き菓子、お粥などその形態は加工食品ならなんでも良い。
【実施例】
【0035】
以下に実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0036】
[実施例1]マリアアザミ、サイリウムなどを含む粉末ハードカプセル剤
(製造法)
表1のマリアアザミエキス末からステアリン酸カルシウムまでの各成分を、10000倍量を秤量・混合し、プルランカプセル1号に420mgずつ充填し、実施例1のカプセル剤を得る。
【0037】
【表1】

【0038】
(評価方法)
22名のモニターに対し、実施例1のカプセル剤を1日3粒ずつ1ヶ月間摂取してもらい、摂取前と1ヶ月間の摂取後に同じ項目(症状)のアンケートを5点満点で実施した。
【0039】
(評価結果)
アンケートにおいて、各症状が評価前後で1段階以上改善した人数と、変化がなかった(元々該当症状がなかった人を含む)人数を表2に示す。本発明の食品を摂取すると、不定愁訴の症状にある筋肉痛・肩こり、だるさなどの虚弱体質、怒りっぽいなどに効果があることが認められた。
【0040】
【表2】

【0041】
[実施例2]アセロラ、ビタミン剤などを含む粉末、ハードカプセル剤
(製造法)
表3のアセロラパウダーからビタミンB12までの各成分を、10000倍量を秤量・混合し、プルランカプセル1号に385mgずつ充填し、実施例2のカプセル剤を得る。
【0042】
【表3】

【0043】
(評価方法)
20名のモニターに対し、実施例1のカプセル剤と実施例2のカプセル剤を、1日各3粒ずつ1ヶ月間摂取してもらい、摂取前と1ヶ月間の摂取後に同じ項目(症状)のアンケートを5点満点で実施した。
【0044】
(評価結果)
アンケートにおいて、各症状が評価前後で1段階以上改善した人数と、変化がなかった(元々該当症状がなかった人を含む)人数を表4に示す。本発明の食品を摂取すると、実施例1で効果のあった筋肉痛・肩こり、だるさなどの虚弱体質、怒りっぽいに加え、目の痛み、太りやすい、むくみ、のぼせなどにも効果が出ることが認められた。
【0045】
【表4】

【0046】
[実施例3]マリアアザミ、サイリウム、アセロラ、ビタミン剤に加えリジン、アルギニンなどを含むソフトカプセル剤。
(製造法)
表5のマリアアザミエキス末からビタミンB12までの各成分を、10000倍量を秤量・混合し、更に大豆油を加え、ソフトカプセルに250mgずつ充填し、乾燥し、実施例3のソフトカプセル剤を得る。
【0047】
【表5】

【0048】
(評価方法)
実施例3のソフトカプセルと大豆油をカプセルに充填したプラセボを比較例とし、各10名のモニターに対し、1日2粒ずつ2週間摂取してもらい、摂取前と2週間の摂取後に同じ項目(症状)のアンケートを5点満点で実施した。
【0049】
(評価結果)
アンケートにおいて、各症状が評価前後で1段階以上改善した人数を表6に示す。本発明の食品を摂取すると、疲れやすさ、口渇、めまいや吐き気、顔のほてりなどに効果があることが認められた。
【0050】
【表6】

【0051】
[実施例4]マリアアザミ、サイリウム、アセロラ、ビタミン剤に加え、リジン、アルギニンなどを含む錠剤。
(製造法)
表7のマリアアザミエキス末からビタミンB12までの各成分を、10000倍量を秤量・混合し、さらにショ糖脂肪酸エステル、二酸化ケイ素を混合し、500mgの実施例4の錠剤を得る。
【0052】
【表7】

【0053】
(評価方法)
実施例4の錠剤と、マリアアザミエキス末からビタミンB12までの各成分を馬鈴薯でんぷんに置き換えたプラセボを比較例とし、各10名のモニターに対し、1日4粒ずつ2週間摂取してもらい、摂取前と2週間の摂取後に同じ項目(症状)のアンケートを5点満点で実施した。
【0054】
(評価結果)
アンケートにおいて、実施例3の効果より更に改善がみられた症状を表8に示す。本発明の食品を摂取すると、実施例3の効果に加え、イライラ感、憂鬱、集中できないなどの精神面の改善に効果があることが認められた。
【0055】
【表8】

【0056】
[実施例5]マリアアザミ、サイリウム、アセロラ、ビタミン剤、リジン、アルギニンに加え、マグネシウム、亜鉛などを含む液体ドリンク剤。
(製造法)
表9のマリアアザミエキス末からパラオキシ安息香酸メチルまでの各成分を、10000倍量を秤量・混合し、精製水に溶解し、攪拌しながら、50gずつビンに充填し、実施例5のドリンク剤を得る。
【0057】
【表9】

【0058】
(評価方法)
実施例5のドリンク剤と、マリアアザミエキス末からビタミンB12までの各成分を精製水に置き換えたプラセボを比較例とし、各10名のモニターに対し、1日1本ずつ2週間摂取してもらい、摂取前と2週間の摂取後に同じ項目(症状)のアンケートを5点満点で実施した。
【0059】
(評価結果)
アンケートにおいて、実施例4の効果より更に改善がみられた症状を表10に示す。本発明の食品を摂取すると、実施例4の効果に加え、肌荒れ、シミ・そばかす、体の痒みなど皮膚症状の改善に効果があることが認められた。
【0060】
【表10】

【0061】
尚、上記実施例1から5、プラセボ服用のモニターに関し、試験中血液検査、尿検査などをおこなったが、問題となる検査値の変化は起こらなかった。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記のA群から選ばれる1種又は2種以上の乾燥粉末及び/又は抽出物と、下記B群から選ばれる1種又は2種以上の乾燥物及び/又は粉砕物及び/又はその加工品を含むことを特徴とする不定愁訴改善作用を有する組成物。
[A群]マリアアザミ、大豆、ベニバナ、レッドクローバー、タンポポ根、ニンニク、ビロードアオイ
[B群]サイリウム、昆布、リンゴペクチン
【請求項2】
下記C群から選ばれる1種又は2種以上の乾燥物及び/又は粉砕物と、下記D群から選ばれる1種又は2種以上の機能性成分を含むことを特徴とする不定愁訴改善作用を有する組成物。
[C群]アセロラ、ローズヒップ、アルファルファ、ガーリック、スギナ、タマネギおよびその外皮、高麗ニンジン、トウガラシ、サンザシ
[D群]ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE
【請求項3】
下記E群から選ばれる1種又は2種以上の機能性成分を含む請求項1〜2のいずれかに記載の組成物。
[E群]リジン、アルギニン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン
【請求項4】
下記F群から選ばれる1種又は2種以上を含む請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
[F群]マグネシウム、亜鉛、マンガン、鉄、セレン、及びカルシウム
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の組成物を含有する食品。



【公開番号】特開2007−131605(P2007−131605A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−328973(P2005−328973)
【出願日】平成17年11月14日(2005.11.14)
【出願人】(393029974)カネボウフーズ株式会社 (64)
【Fターム(参考)】