説明

付属処理装置及びこれを用いた記録材処理装置

【課題】画像形成装置の側方に付属して設けられる付属処理装置を設置する際、装置間での記録材の受け渡しを確実にするための高さ位置の調整を、事前に楽な操作で且つ簡単に行うようにする。
【解決手段】記録材3に画像が形成可能な画像形成装置1の側方に付属して設けられる付属処理装置2であって、記録材3への付属処理を行う付属処理具4と、一定の高さ寸法を有し、付属処理具4を内蔵し且つ画像形成装置1側の記録材3の受渡開口1aに対応した受渡開口5aが開設された筐体5と、この筐体5とは分離して設けられ、筐体5の下部を支えて筐体5の高さ位置が調整可能になるように上下動する可動台6とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、付属処理装置及びこれを用いた記録材処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置から排出される記録材に別の装置で後処理を行う場合、画像形成装置に後処理装置を併設して行うようになる。この場合、画像形成装置の記録材排出口の高さに合わせて後処理装置側の記録材受入口の高さを合わせる必要から、後処理装置の高さを調整する必要がある。そのため、後処理装置の底部に高さ調整機構を設け、この高さ調整機構を設置時に調整する必要がある。
【0003】
このような高さ調整機構に関連する技術としては、特許文献1,2のようなものが知られている。特許文献1には、装置本体の高さ調整を容易に行うために、装置本体に設けられた運搬用の把手を使ってアジャスターの高さ調整を行う機構が開示されている。また、特許文献2には、画像形成装置から排出される記録材を処理する周辺機器を設置する際、数種類の高さ調整台の中から選択し、選択された高さ調整台の上に周辺機器を載せることで周辺機器への記録材の受け渡し高さを合わせるようにする方式が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−148244号公報(発明を実施するための最良の形態、図2)
【特許文献2】特開2002−244376号公報(発明の実施の形態、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の技術的課題は、画像形成装置の側方に付属して設けられる付属処理装置を設置する際、装置間での記録材の受け渡しを確実にするための高さ位置の調整を、事前に楽な操作で且つ簡単に行うようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本件請求項1に係る発明は、記録材に画像が形成可能な画像形成装置の側方に付属して設けられる付属処理装置であって、記録材への付属処理を行う付属処理具と、一定の高さ寸法を有し、付属処理具を内蔵し且つ画像形成装置側の記録材の受渡開口に対応した受渡開口が開設された筐体と、この筐体とは分離して設けられ、前記筐体の下部を支えて前記筐体の高さ位置が調整可能になるように上下動する可動台とを備える付属処理装置である。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る付属処理装置において、前記可動台は、前記筐体の下部を支持し且つ上下動する可動部材と、この可動部材を支持する脚部とを有し、前記脚部は移動自在なキャスターを有する付属処理装置である。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る付属処理装置において、前記脚部は、前記可動部材を上下方向に貫通するように設けられる一方、前記筐体は、その底部に可動部材から突出する脚部が収容可能な凹部を有する付属処理装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る付属処理装置において、前記可動台は、画像形成装置の側面に対して連結される連結部を有する付属処理装置である。
請求項5に係る発明は、記録材に画像が形成可能な画像形成装置と、この画像形成装置に付属して設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載の付属処理装置とを備える記録材処理装置である。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る発明によれば、画像形成装置の側方に付属して設けられる付属処理装置を設置する際、装置間での記録材の受け渡しを確実にするための高さ位置の調整を、事前に楽な操作で且つ簡単に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、キャスターにより可搬性が向上し、可動台若しくは付属処理装置の移動が簡単にできるようになり、可動台への固定筐体の搭載に際しても広い場所で楽な操作で行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、付属処理装置の受渡開口の高さ位置の調整範囲を広くすることができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像形成装置との連結が容易にできるようになり、装置間での記録材の安定した受け渡しができるようになる。
請求項5に係る発明によれば、画像形成装置の側方に付属して設けられる付属処理装置を設置する際、装置間での記録材の受け渡しを確実にするための高さ位置の調整を、事前に楽な操作で且つ簡単に行うことができる記録材処理装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
先ず、本発明が適用される実施の形態モデルの概要について説明する。
◎実施の形態モデルの概要
図1は、本発明を具現化する実施の形態モデルに係る記録材処理装置の概要を示すものであり、画像形成装置1の側方に付属して付属処理装置2が設けられている。ここで、付属処理装置2の代表的モデルの一つは、図1に示すように、記録材3に画像が形成可能な画像形成装置1の側方に付属して設けられる付属処理装置2であって、記録材3への付属処理を行う付属処理具4と、一定の高さ寸法を有し、付属処理具4を内蔵し且つ画像形成装置1側の記録材3の受渡開口1aに対応した受渡開口5aが開設された筐体5と、この筐体5とは分離して設けられ、筐体5の下部を支えて筐体5の高さ位置が調整可能になるように上下動する可動台6とを備えている。
【0010】
このような態様において、付属処理装置2としては、記録材3へいずれかの付属処理する機能を有するものであればよく、例えば画像形成装置1で画像が形成された記録材3を後処理する後処理装置の態様であってもよいし、画像形成装置1に記録材3を供給する供給装置の態様であってもよい。
また、可動台6の形状は特に限定されず、付属処理装置2の筐体5とは分離し、この筐体5の下部を支えるようになっていればよい。更に、可動台6の構成のうち、付属処理装置2が設置される設置面に対する支持は、可搬性を考慮したキャスターの態様や、単なる棒状部材(所謂フット)の態様が挙げられる。更にまた、可動台6の上下動は、手動で行うようにしてもよいし、例えば電気的操作で行うようにしてもよい。
【0011】
そして、可動台6あるいは付属処理装置2の可搬性を向上させる観点からすれば、可動台6は、筐体5の下部を支持し且つ上下動する可動部材7と、この可動部材7を支持する脚部8とを有し、脚部8は移動自在なキャスターを有することが好ましい。また、高さ位置の調整範囲を広くする観点から、脚部8は、可動部材7を上下方向に貫通するように設けられる一方、筐体5は、その底部に可動部材7から突出する脚部8が収容可能な凹部を有することが好ましい。このようにすることで、脚部8自体の長さを設置面と筐体5の底部に設けられた凹部との間で調整することができ、高さ位置の調整時の上下方向の移動量を大きくすることができるようになる。
更に、画像形成装置1に付属処理装置2を容易に連結させ、安定した記録材3の受け渡しを行う観点からすれば、可動台6は、画像形成装置1の側面に対して連結される連結部を有することが好ましい。このとき、連結部としては、筐体5側に設けるようにしてもよいが、連結操作を簡単に行い且つ可動台6の汎用性を高める観点から、可動台6側に連結部を設ける方が好ましい。
【0012】
ここで、このような付属処理装置2を画像形成装置1に付属して設置する方法について説明する。図2(a)〜(c)に示すように、記録材(図示せず)に画像が形成可能な画像形成装置1の側方に当該画像形成装置1と記録材の受け渡しを可能とし且つ記録材への付属処理を行う付属処理装置2を設置するに際し、付属処理装置2は、記録材への付属処理を行う付属処理具4(図示せず)と、この付属処理具4が内蔵されると共に画像形成装置1の記録材の受渡開口1a(図示せず)に対応した受渡開口5a(図示せず)が開設された一定の高さ寸法の筐体5と、筐体5とは分離して設けられて筐体5の下部を支えて上下動する可動台6とを備えたものとなっている。そして、筐体5の予め規定された基準高さ(H2)を画像形成装置1の予め規定された基準高さ(H1)から減じた高さ位置(H1−H2)を画像形成装置1に例えば目印を付け、この目印の位置に合わせて可動台6の高さ位置を調整し、調整された可動台6(具体的には可動部材7)に筐体5を搭載するようにすればよい。
【0013】
このようにすることで、画像形成装置1の基準高さ(H1)の位置に付属処理装置2の筐体5の基準高さ(H2)の位置を容易に合わせることができ、画像形成装置1と付属処理装置2との間の記録材の受け渡しが容易になされるようになる。仮に、高さ位置の調整がなされていない付属処理装置2に対して、その受渡開口5aを画像形成装置1の受渡開口1aに合わせようとすると、高さ位置の調整時に作業がやり難く、煩わしいものとなる。
【0014】
ここで、画像形成装置1の基準高さ(H1)とは、画像形成装置1に対する記録材の受け渡しがなされる受渡開口1a(図1参照)の高さが想定されるものであればよく、記録材の受け渡しが行われる実際の高さであってもよいし、例えば画像形成装置1の上部に追加装置(オプション装置)を搭載するような場合には、この追加装置が搭載される基準面の高さとするようにしても差し支えない。ただし、この場合、付属処理装置2側の筐体5の基準高さ(H2)も追加装置の搭載を想定した高さとなっていることは云うまでもない。
【0015】
また、本実施の形態モデルでは、図1に示すように、付属処理装置2のみならず、記録材処理装置をも対象とするものであり、この場合、記録材3に画像が形成可能な画像形成装置1と、この画像形成装置1に付属して設けられる付属処理装置2とを備えるようにすればよく、この付属処理装置2として上述の付属処理装置2を備えるようにすればよい。
【0016】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は、上述した実施の形態モデルが適用された付属処理装置の実施の形態1としての後処理装置が用いられた記録材処理装置の概要を示す説明図である。同図において、本実施の形態の記録材処理装置は、記録材上にモノクロ画像が形成可能な画像形成装置10と、この画像形成装置10の側方に設けられた後処理装置60とで構成されている。また、画像形成装置10の上部には、原稿画像を読み取る画像読取部11を備え、画像形成装置10と画像読取部11との間で画像形成装置10の上部筐体部(画像形成装置10の記録材排出受け10aに相当)上に追加装置としての穿孔処理装置40を設けたものとなっている。尚、符号12は、画像読取部11に原稿を送るための自動原稿送り装置である。
【0017】
本実施の形態の画像形成装置10は、その内部上方にモノクロ画像を形成する画像形成部20を有し、その下方に記録材を供給する四段の記録材供給部13〜16を備えたものとなっている。画像形成部20は、例えば電子写真方式を採用したものであって、トナー像を形成保持する感光体ドラム21と、この感光体ドラム21を帯電する帯電ロール等の帯電器22と、帯電された感光体ドラム21に静電潜像を形成するレーザー照射装置等の露光器23と、感光体ドラム21上に形成された静電潜像をトナーにて現像して可視像化する現像器24と、感光体ドラム21上のトナー像を記録材供給部13〜16から供給された記録材上に転写する転写ロール等の転写器25等で構成されている。
【0018】
また、画像形成装置10内の記録材搬送系は次のようになっている。夫々の記録材供給部13〜16から略垂直上方に延びる垂直搬送路31には、記録材供給部13〜16から供給された記録材を位置決め規制し、所定のタイミングで下流側に搬送する位置決めロール17と、位置決めロール17から搬送された記録材上に転写器25にて転写された未定着トナー像を定着する定着器18が設けられている。
そして、この垂直搬送路31の下流側は、切替器39等によって二方向に分岐されており、記録材を穿孔処理装置40側に導く第一排出ロール36に繋がる第一搬送路32と、穿孔処理装置40の上部筐体部に設けられた記録材排出受け40aに排出する第二排出ロール37に繋がる第二搬送路33とに分かれている。そのため、切替器39を切り替えることで、記録材を第一排出ロール36側あるいは第二排出ロール37側に切り替えて搬送するようになっている。
【0019】
更に、本実施の形態では、記録材の両面に画像形成を行うため、第二排出ロール37側から位置決めロール17の上流側へ記録材を戻し搬送させるための戻し搬送路34が設けられている。更にまた、位置決めロール17の上流側には、画像形成装置10の側壁側に記録材の手差し挿入を可能にする手差し供給部19を設け、この手差し供給部19からの手差し搬送路35をも備えたものとなっている。そして、これらの搬送路には、記録材を搬送するための搬送部材(搬送ロール等)が適宜配設されている。
【0020】
一方、画像形成装置10の画像形成部20と画像読取部11との間で、画像形成部20の上方の記録材排出受け10a上に直接搭載される穿孔処理装置40は、画像形成装置10側の第一排出ロール36に対応して設けられるようになっており、この第一排出ロール36を介して画像形成装置10にて画像が形成された記録材が穿孔処理装置40内に搬送されるようになっている。
【0021】
穿孔処理装置40は、その上部筐体部が画像形成装置10から直接排出される記録材を収容する記録材排出受け40aとなっており、上方の画像読取部11との間隙にて記録材を収容できるようになっている。一方、内部には、画像形成装置10の第一排出ロール36から排出された記録材に穿孔処理を施す穿孔処理部41を上流側に備え、後述する後処理装置60へ記録材を搬送するための搬送ロール49が適宜設けられている。尚、穿孔処理部41は、上下方向の高さを稼ぐように、鉛直方向からやや斜めに傾けて設けられている。
【0022】
また、本実施の形態の後処理装置60は、図3に示すように、画像形成装置10の側方に設置されるものであり、記録材を複数枚集積して、その端部を綴じ針で綴じる端綴じ処理が可能な後処理具を内蔵し且つ画像形成装置10側の記録材の受渡開口に対応する記録材の受渡開口を有する筐体を有する後処理装置筐体60Aと、この後処理装置筐体60Aとは分離して設けられて後処理装置筐体60Aの高さ位置を調整可能な可動台60Bとで構成されている。
【0023】
本実施の形態の後処理装置筐体60Aには、穿孔処理装置40から搬送された記録材を受ける受渡開口に対応して入口ロール61が設けられ、後処理装置筐体60A内では、この入口ロール61から下流側で記録材搬送路は二手に分かれ、排出ロール62に向かう第一搬送路63と、搬送ロール64,65及び離間可能な反転搬送ロール66に向かう第二搬送路67とに分かれるようになっている。第一搬送路63は、穿孔処理装置40から搬送された記録材を後処理装置筐体60Aの上部筐体部に設けた記録材排出受け101に搬送する経路であり、一方、第二搬送路67は、後処理装置筐体60Aの側方に設けた移動可能な記録材排出受け(所謂オフセットキャッチトレイ)102に搬送する経路となっている。
【0024】
そして、第二搬送路67の下方には、複数の記録材を集積して記録材束とし、その端部を綴じる端綴じ処理部70を備えている。端綴じ処理部70は、綴じ針で記録材束を綴じる端綴じ装置80と、記録材を案内する案内受け71と、この案内受け71上の記録材の後端を規制する停止板72と、案内受け71上の記録材を停止板72に向かって戻し搬送しながら揃える整合搬送部材73と、案内受け71上の記録材束の側端を揃える揃え部材74等で構成されている。
【0025】
そして、特に、本実施の形態の後処理装置60には、後処理装置筐体60Aの下方に可動台60Bが設けられている。可動台60Bは、図4(a)(b)に示すように、上下方向に移動可能で且つ後処理装置筐体60Aの下部を支持し且つ上下動する可動部材110と、この可動部材110を支える脚部120とで構成され、この脚部120の下部にはキャスター123を備えたものとなっている。
【0026】
本実施の形態の可動部材110は、上部に開口部を持った略四角形の形状をしており、中央は大きく中抜きされ、中抜きされていない部分の四隅には孔部が設けられ、この孔部に対応した位置に中央にねじ溝が切られた孔部を有する幅広のナット111が可動部材110に溶接等によって固着されている。また、脚部120は、外周にねじ溝が切られた棒状部材121と、高さ位置の調整のために棒状部材121を上下動させた後、ナット111との間で可動部材110を挟み込むように棒状部材121を回転しながら締結するナット122と、棒状部材121の下部に設けられたキャスター123とで構成されている。
【0027】
このような構成の可動部材110及び脚部120を用いて高さ位置の調整を行うには、先ず、脚部120の棒状部材121を可動部材110側のナット111に適宜長さだけ通し、脚部120側のナット122を回して両方のナット111,122にて可動部材110を締め付けるようにすればよい。これにより、設置面(本例ではキャスター123の設置面が相当する)からの可動部材110の高さ位置が調整できるようになる。尚、図4(a)は可動部材110を示し、(b)は可動部材110への脚部120の取り付け方法を代表的に一箇所示したものである。
【0028】
図5(a)は、本実施の形態における可動台60B上に後処理装置筐体60A(二点鎖線で示す)が搭載される様子を示す断面図であり、一本の脚部120について記載したものである。特に、本実施の形態では、後処理装置筐体60A側の底部には脚部120の棒状部材121に対応する部位に凹部601を備えている。また、後処理装置筐体60Aの底部は、凹部601以外の底面で可動部材110上のナット111に接触するようになっており、後処理装置筐体60Aの底部が可動部材110に直接接触することがないようになっている。
そのため、脚部120の棒状部材121を上昇させても十分凹部601によって許容されて後処理装置筐体60Aに直接棒状部材121が突き当たることがなく、その分高さ位置の調整範囲が拡大されるようになる。また、ナット111に直接後処理装置筐体60Aの底部が接触することから、後処理装置筐体60Aの荷重はナット111と噛み合って可動部材110を支持する脚部120に直接加わるようになり、その分、可動部材110を厚く剛性の高いもので作製する必要もなく、また、可動台60B全体の軽量化も可能になる。したがって、後処理装置筐体60Aを可動台60Bで支持した場合、後処理装置筐体60A側の荷重は脚部120に直接加わるようになり、キャスター123に後処理装置筐体60Aの荷重が直接加わるため、安定した据え付け構造を実現することができるようになる。
【0029】
一方、図5(b)は、後処理装置筐体60Aの底部を直接可動部材110で支持するようにしたもので、この場合、脚部120の棒状部材121は、可動部材110の底面に固定された固定ボス部112に沿って上下するようになる。尚、固定ボス部112は内周にねじ溝が切られており、このねじ溝に合わせて棒状部材121が上下するようになる。
このような態様にあっても、上述した可動台60Bと同様の高さ位置の調整は可能であるが、同じ高さ位置の調整範囲を満たすには棒状部材121の長さを長くする必要があり、その分、後処理装置筐体60Aの高さ位置の調整範囲が狭くなる。また、後処理装置筐体60Aの荷重を可動部材110で直接支持する必要から、可動部材110自体の剛性も高くせざるを得ず、勢い、可動台60B自体の重量が増加するようになる。
【0030】
また、本実施の形態の可動台60Bは、高さ位置の調整を行った可動台60Bを画像形成装置10に連結するための連結機構90を備えている。
本実施の形態の連結機構90は、図6(a)(b)に示すように、可動部材110側に設けられたスリット110bと、このスリット110bに沿って移動可能な連結部材91と連結部材91を上下させる把手92とで構成されている。尚、(a)は可動部材110を手前側から見たときの図であり、(b)は連結機構90の組み付け構成を示したものである。
本実施の形態では、スリット110bを高さ方向に長く採るために、可動部材110の一部が上方に向かって突出する突起部110aとなっているが、この形状やスリット11bの長さは高さ位置の調整後の可動台60Bが画像形成装置10に連結できる寸法に適宜調整するようにすればよい。
【0031】
連結部材91は、スリット110bより細い支軸91cの両端にスリット110bより大きい径の円板部91a,91bを夫々備え、この支軸91cが可動部材110のスリット110bに挿入されることで、連結部材91がスリット110bを抜けることなく上下動できるようになっている。また、連結部材91がスリット110bに挿入された後に、可動部材110の外方から、連結部材91の支軸91cに嵌め込まれる孔部92aを有する把手92を連結部材91の外方の円板部91aと可動部材110との間に挿入するようになっている。また、この把手92の孔部92aは、曲折形状に設けられているため、孔部92aが支軸91cに嵌合した後に、把手92を図のC方向に移動させることで、把手92が支軸91cから容易に抜けないようになっている。尚、本例では連結部材91を二個用いる構成を示したが、その数量は限定されるものではなく、画像形成装置10側の機構に合わせるようにすればよく、通常、二個が好適である。
【0032】
このような連結機構90を用いて、画像形成装置10と連結するには、図7のようにすればよい。図7(a)は画像形成装置10の側面側に設けられた連結口10bであり、この連結口10bは、上部が大きな円形、その一部から円の直径より狭く下方に延びる長円形のものとなっている。
このような連結口10bに対し、連結機構90の連結部材91を連結するには、図7(b)に示すように、連結口10bの円形部分に連結部材91の外側円板部91aを挿入し、(c)に示すように、そのまま連結口10bの長円形部分を連結部材91の支軸91cが落下することで画像形成装置10と可動台60Bとの連結がなされるようになる。このとき、可動台60B側の連結部材91の支軸91cの径を画像形成装置10の連結口10bの長円形部分の幅よりやや細い径とすることで、連結後の画像形成装置10と可動台60Bとのガタを少なくすることができるようになる。
【0033】
本例では、連結機構90を可動台60B側に備える構成を示したが、これに限らず、例えば後処理装置筐体60A側に設けるようにしてもよい。例えば、画像形成装置10側の記録材の受渡開口に相当する位置(ここでは、図3の穿孔処理装置40からの受渡開口に相当する位置)から所定の距離だけ下がった位置に画像形成装置10側の連結口10bが設けられており、一方、後処理装置筐体60A側の受渡開口から所定の距離だけ下がった位置に連結機構90を設けるようにし、互いの所定の距離を合わせるようにすることで、連結が可能になる。
【0034】
次に、主として図3を用いて、本実施の形態の画像形成装置10、穿孔処理装置40及び後処理装置60の作動について記録材の搬送状態を中心に説明する。
画像形成装置10では、記録材供給部13〜16のいずれか選択された部位から供給された記録材は、位置決めロール17によって位置決め規制され、所定のタイミングで転写部位(転写器25と感光体ドラム21が対向する部位)に搬送され、感光体ドラム21上のトナー像が転写される。この記録材上に転写された未定着トナー像は、垂直搬送路31を経由して定着器18に搬送されて定着がなされる。定着を終えた記録材は、切替器39の切り替え動作に応じて穿孔処理装置40側に向かう第一搬送路32か、あるいは穿孔処理装置40の上部の記録材排出受け40aに向かう第二搬送路33かが選択される。
【0035】
ここで、第二搬送路33が選択された場合には、そのまま第二排出ロール37から穿孔処理装置40上の記録材排出受け40aに排出されるようになる。また、記録材に両面記録を行う場合には、第二排出ロール37にて片面記録済みの記録材の後端近傍が挟持された条件下で第二排出ロール37が反転し、記録材は戻し搬送路34から再び位置決めロール17に戻され、記録材の裏面側に新たに画像が形成されるようになる。
【0036】
一方、切替器39によって第一搬送路32が選択されると、記録材は第一排出ロール36を経て穿孔処理装置40に搬送される。
穿孔処理装置40では、記録材を一旦後端規制した後に所定箇所に穿孔処理がなされ、下流の後処理装置60側に搬送される。尚、穿孔処理を行わない場合にはそのまま後処理装置60側に搬送される。
【0037】
そして、後処理装置60に搬送された記録材は、端綴じ処理を行わない場合は、後処理装置60の第一搬送路63を経由して上方の記録材排出受け101に排出される。一方、端綴じ処理を行う場合には、第二搬送路67を経由して反転搬送ロール66によって反転搬送された記録材は、そのまま端綴じ処理部70の案内受け71上に送られ、停止板72によって記録材の後端規制がなされる。その後、この動作を所定枚数だけ繰り返し、案内受け71上に所定枚数の記録材束を整合させた後、端綴じ装置80にて端綴じを行う。端綴じが行われた記録材束は、反転搬送ロール66によって挟持された後、移動可能な記録材排出受け102側に排出される。この記録材排出受け102では、記録材束が溜まると、そのまま下方に移動し、多くの記録材束が収容できるようになっている。
【0038】
このような作動を示す態様にあって、本実施の形態における後処理装置60の設置方法について説明する。
図8(a)(b)は、その模式図を示すもので、(a)は画像形成装置10の側方に後処理装置60の可動台60Bのみを配置した様子を示しており、一方、(b)は可動台60B上に後処理装置筐体60Aが搭載された様子を示している。尚、ここでは、可動台60Bの頂部に後処理装置筐体60Aが搭載されるものとして説明する。
本実施の形態では、後処理装置60のうち、後処理装置筐体60Aの記録材を受ける受渡開口の高さに関連する寸法として、基準面(例えば後処理装置筐体60Aの底面)からの高さが(A+B1)となっている。一方、画像形成装置10側では、穿孔処理装置40が搭載される前の記録材排出受け10aの高さ(後処理装置60側に面する側の高さ)を基準に、この記録材排出受け10a上に穿孔処理装置40を搭載した場合の穿孔処理装置40での記録材排出位置(受渡開口に相当する位置)が前記記録材排出受け10aよりB2だけ高い位置にあるものとする。
【0039】
ここで、穿孔処理装置40のような追加装置では、記録材を排出する側の高さB2は予め決められた値が採られていることから、後処理装置筐体60AのB1を穿孔処理装置40のB2と等しくすることで、Aの高さが決定される。
【0040】
そこで、図8(a)のように、先ず、画像形成装置10の記録材排出受け10aの基準高さ(後処理装置60側に面する側の高さ)から、寸法Aだけ下がった位置に目印(図中αで示す位置)を付ける。
次に、後処理装置60の可動台60Bがこの目印に合った高さになるように高さ位置の調整を行う。このような高さ位置の調整は、可動台60Bのみの状態で行うことができるため、例えば20〜30mm程度の調整を行う場合にも容易に行われるようになり、作業性に優れたものとなる。
【0041】
そして、本実施の形態では、可動台60Bの脚部120にキャスター123(図6参照)を備えているため、可動台60Bの高さ位置の調整を完了すると、可動台60Bを一旦別の場所に移動し、可動台60Bの周囲に広い空間を持った状態でその上に後処理装置筐体60Aを搭載する。このように可動台60Bの周囲に広い空間を持たせることで、後処理装置筐体60Aの搭載自体も作業性に優れるものとなる。
そして、図8(b)に示すように、後処理装置筐体60Aが可動台60B上に搭載された後処理装置60を、キャスター123を使用しながらそのまま画像形成装置10の側方に運搬して設置することで、穿孔処理装置40と後処理装置60との間での記録材の受け渡しが良好になされる高さ配置が確保されるようになる。更に、連結機構90を用いて可動台60Bを画像形成装置10に連結することで、可動台60B上の後処理装置筐体60Aの位置も安定し、画像形成装置10(具体的には穿孔処理装置40が対応)と後処理装置60との間での記録材の受け渡しが安定してなされるようになる。
【0042】
このような可動台60Bを使用することで、後処理装置60を各種の画像形成装置10に接続することも容易になされるようになり、後処理装置60の汎用性を拡大することができるようになる。
また、このような可動台60Bを使用する後処理装置60によれば、可動台60B上に搭載する後処理装置筐体60Aへの適用が拡大されるようにもなる。尚、この場合、可動台60Bの可動部材110に各種の装置筐体が搭載できるようになっていることは云うまでもない。
更に、可動台60Bを共通パーツとすることもできるようになり、可動台60上に搭載する後処理装置筐体60Aのバリエーションに合わせて可動台60Bを夫々準備する必要もなくなり、標準化が図れることでコストも低減化されるようになる。
【0043】
本実施の形態では、脚部120にキャスター123を備える態様を示したが、キャスター123の代わりに単なるフットを用いるようにしてもよく、この場合、キャスター123を用いる場合に比べ、可搬性は劣るものの可動台60B自体の高さ位置の調整はキャスター123を用いる場合と同様になされるようになる。
また、可動台60Bに連結機構90を備え、画像形成装置10と連結する態様を示したが、連結機構90を備えずに、例えばキャスター123としてロック機構を備えたものを使用し、後処理装置60を設置した後に、このロック機構によって可動台60Bをロックするようにしても差し支えない。
【0044】
更に、本実施の形態では、記録材処理装置として、画像形成装置10の側方に設置され且つ画像形成装置10から排出される記録材に対する端綴じ処理を行う後処理装置60について示したが、後処理装置60としては特に限定されず、画像形成装置10から排出される記録材に対し各種の後処理を行うものであればよく、単に記録材を搬送するものであってもよいし、冊子を作製できるような後処理を行うものであってもよい。
更にまた、本実施の形態では、画像形成装置10として記録材に画像を形成するものを示したが、例えば、画像形成装置の構成自体に、記録材を後処理するような機能を付加した態様であっても差し支えなく、この場合にも、その側方に記録材を処理する後処理装置60を設置する際に、本実施の形態で説明した方式を利用するようにすればよい。
【0045】
◎実施の形態2
図9は、上述の実施の形態モデルが適用された付属処理装置の実施の形態2としての記録材供給装置が用いられる記録材処理装置の概要を示す説明図である。同図において、本実施の形態の記録材処理装置は、記録材上にカラー画像が形成可能な画像形成装置130と、この画像形成装置130の側方に設けられて記録材を画像形成装置130に供給する記録材供給装置170とで構成されている。
【0046】
画像形成装置130は、内部に記録材に画像を形成する画像形成部140を有する装置筐体131と、その上方に原稿画像を読み取るための画像読取部132を配設すると共に、その上方に画像読取部132に原稿を送る自動原稿送り装置133を設ける一方、装置筐体131の内部には、例えば電子写真方式にて各色成分(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される作像モジュール141を配設し、この作像モジュール141の下方には多段の記録材供給部151〜154を配設したものである。
【0047】
ここで、本実施の形態で用いられる作像モジュール141は、各色成分トナー像を形成保持する感光体ドラム142(142a〜142d)を並列配置し、各感光体ドラム142上のトナー像を中間転写ベルト143に一次転写させ、二次転写器144にて記録材供給部151〜154から供給された記録材上に二次転写させ、定着器145にて定着するようにしたものである。
【0048】
また、本実施の形態において、記録材供給部151〜154からの記録材の搬送系は、記録材供給部151〜154から上方に向かい、二次転写部位、定着器145を経て装置筐体131の側方に設けられた記録材排出受け155に向かう主搬送路161と、この主搬送路161の出口付近の下方側に略Y字状に設けられ、記録材の表裏を反転させて搬送する反転搬送路162と、この反転搬送路162の途中から反転された記録材を再び作像モジュール141前の主搬送路161に戻す戻し搬送路163とを備えている。尚、符号164は装置筐体131の側方に開口し、主搬送路161に繋がる手差し搬送路である。
【0049】
ここで、主搬送路161の二次転写部位の上流側には、記録材を位置決めした後に所定のタイミングで搬送する位置決めロール165が設けられ、また、二次転写部位の下流側には記録材を定着器145に搬送する搬送ベルト166が設けられている。
【0050】
また、本実施の形態の記録材供給装置170は、画像形成装置130の手差し搬送路164へ記録材を供給するように設置されており、記録材の供給処理を行う供給処理装置筐体170Aと、この供給処理装置筐体170Aの底部に設けられた可動台170Bとで構成されている。
【0051】
本実施の形態の供給処理装置筐体170Aは、内部に二段の大容量記録材供給部172,173を有する一方、上部には段差部171を形成し、この段差部171の低い凹所部分に手差しによる記録材供給が可能な手差しモジュール174を設けたものとなっている。更に、供給処理装置筐体170A内部には、二つの大容量記録材供給部172,173及び手差しモジュール174から夫々記録材が搬送される搬送路181〜183が設けられ、これらの搬送路181〜183は一つの合流搬送路184に合流されるようになっている。
【0052】
一方、可動台170Bは、供給処理装置筐体170Aの底部に設けられ、供給処理装置筐体170Aを支持するようになっており、可動部材190と、脚部200とで構成されている。尚、ここでは、可動台170Bは実施の形態1の可動台60B(図4及び図5(a)参照)と同様の構成が採られているため、説明は省略する。
【0053】
次に、このような構成の画像形成装置130及び記録材供給装置170での作動について説明する。
先ず、画像形成装置130での作動を説明すると、記録材供給部151〜154のいずれかから供給された記録材は、主搬送路161を通って位置決めロール165に搬送され、所定のタイミングで二次転写部位へ搬送される。このとき、作像モジュール141によって各感光体ドラム142から中間転写ベルト143上に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト143上で多重化され、中間転写ベルト143の循環と共に搬送される。そして、記録材が二次転写部位に到達したタイミングに合わせて中間転写ベルト143上の多重化された未定着トナー像が記録材上に二次転写(一括転写)される。記録材上の未定着トナー像は、定着器145によって定着され、記録材排出受け155に排出される。
【0054】
一方、記録材への両面記録を行う場合には、定着後の片面記録済みの記録材を反転搬送路162から戻し搬送路163を経由して主搬送路161へ導き、位置決めロール165によって位置決めした後、記録材の裏面側へ新たな画像が形成されるようになる。その後定着器145を経て記録材排出受け155へ排出されるようになる。
【0055】
次に、記録材供給装置170側では、画像形成装置130側の記録材供給部151〜154から記録材が供給されない条件下で、二つの大容量記録材供給部172,173や、あるいは、手差しモジュール174から記録材が供給されるようになる。いずれかから供給された記録材は、合流搬送路184に達し、画像形成装置130側に受け渡される。
画像形成装置130側では、記録材供給装置170から搬送された記録材を手差し搬送路164に導き、位置決めロール165を経て記録材上にトナー像が転写されるようになる。その後、画像形成装置130内の記録材搬送と同様の搬送が行われる。
【0056】
次に、このような記録材供給装置170の設置方法について説明する。
図10(a)(b)は、その模式図を示すもので、(a)は画像形成装置130の側方に可動台170Bを設置した様子を示しており、一方、(b)は可動台170B上に供給処理装置筐体170Aが搭載された様子を示している。
本実施の形態では、記録材供給装置170のうち、供給処理装置筐体170Aの記録材を外部へ搬送する高さに関連する寸法として、基準面から合流搬送路184の出口までの高さがDとなっている。一方、画像形成装置130側では、手差し搬送路164の入口高さが決まっている。
【0057】
そこで、図10(a)のように、先ず、画像形成装置130の手差し搬送路164の入口高さから寸法Dだけ下がった位置に目印(図中βで示す位置)を付ける。
次に、記録材供給装置170の可動台170Bを、この目印に合った高さになるように高さ位置の調整を行う。
そして、図10(b)に示すように、調整を終えた可動台170B上に供給処理装置筐体170Aを搭載することで、供給処理装置筐体170Aの合流搬送路184と画像形成装置130の手差し搬送路164とが一連の搬送路を形成するようになり、記録材の受け渡しが良好になされるようになる。
すなわち、画像形成装置130への入力側装置として、本実施の形態のような記録材供給装置170を適用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本実施の形態モデルに係る記録材処理装置の概要を示す説明図である。
【図2】(a)〜(c)は記録材処理装置での付属処理装置の設置方法を示す説明図である。
【図3】実施の形態1に係る記録材処理装置の概要を示す説明図である。
【図4】(a)(b)は実施の形態1の可動台の概要を示す説明図である。
【図5】(a)は実施の形態1の可動台の断面図、(b)は他の実施例を示す説明図である。
【図6】(a)(b)は実施の形態1の可動台の連結機構の概要を示す説明図である。
【図7】(a)は画像形成装置側の連結口を示し、(b)(c)は画像形成装置と可動台との連結方法を示す説明図である。
【図8】(a)(b)は、実施の形態1の後処理装置の設置方法を示す説明図である。
【図9】実施の形態2に係る記録材処理装置の概要を示す説明図である。
【図10】(a)(b)は、実施の形態2の記録材供給装置の設置方法を示す説明図である。
【符号の説明】
【0059】
1…画像形成装置,1a…受渡開口,2…付属処理装置,3…記録材,4…付属処理具,5…筐体,5a…受渡開口,6…可動台,7…可動部材,8…脚部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録材に画像が形成可能な画像形成装置の側方に付属して設けられる付属処理装置であって、
記録材への付属処理を行う付属処理具と、
一定の高さ寸法を有し、付属処理具を内蔵し且つ画像形成装置側の記録材の受渡開口に対応した受渡開口が開設された筐体と、
この筐体とは分離して設けられ、前記筐体の下部を支えて前記筐体の高さ位置が調整可能になるように上下動する可動台とを備えることを特徴とする付属処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の付属処理装置において、
前記可動台は、前記筐体の下部を支持し且つ上下動する可動部材と、この可動部材を支持する脚部とを有し、前記脚部は移動自在なキャスターを有することを特徴とする付属処理装置。
【請求項3】
請求項2記載の付属処理装置において、
前記脚部は、前記可動部材を上下方向に貫通するように設けられる一方、
前記筐体は、その底部に可動部材から突出する脚部が収容可能な凹部を有することを特徴とする付属処理装置。
【請求項4】
請求項1記載の付属処理装置において、
前記可動台は、画像形成装置の側面に対して連結される連結部を有することを特徴とする付属処理装置。
【請求項5】
記録材に画像が形成可能な画像形成装置と、
この画像形成装置に付属して設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載の付属処理装置とを備えることを特徴とする記録材処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−175350(P2009−175350A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−12931(P2008−12931)
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】