説明

位置ベースの通信を使用した方法および装置

本開示の教示を組み込むシステムは、たとえば、ターゲットとなる側の移動通信デバイスを見つけるために、STBによって使用される双方向TVネットワーク上の位置サーバと通信すること、移動通信デバイスが所定の境界に接近し、またはそれを横断し、あるいはターゲットとなる位置に接近しているときに移動通信デバイスの位置を見つけるために通信ネットワークを監視する位置サーバから情報を受信することであって、ターゲットとなる側が、位置決定機能を有する通信ネットワーク上で動作すること、および移動通信デバイスの位置を提示することを行うためのコントローラを有するセットトップ・ボックス(STB)を含み得る。他の実施形態も開示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、2009年9月10日にHillらによって出願された米国特許出願第12/557,183号、「METHOD AND APPARATUS USING LOCATION BASED COMMUNICATION」の優先権を主張するものである。
【0002】
本開示は、一般には、通信のための方法および装置に関し、より詳細には、位置ベースの通信を使用した方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
携帯電話を操作するユーザの地理的位置を知ることは役立つことがある。たとえば、携帯電話を操作する子供を捜す親は、子供が親に連絡し損なった場合、親が子供の位置を調べようとする場合、または子供が迷子になった場合に子供の地理的位置を得るために、携帯電話を操作する子供と連絡を取ることができる。携帯電話のユーザと連絡を取ろうとしている人は、ユーザから地理的位置を得ようとしてユーザに電話をかけ、またはユーザにテキスト・メッセージを送ることによってユーザとの通信の確立を試みることができる。しかし、ユーザが電話を受け付けず、またはテキスト・メッセージを見ず、あるいは電話のカバレッジが弱い場合は、ユーザを探している人は通常、現在の情報をユーザから得ることができず、苛立ちかつ/または心配になることがある。ユーザが電話を受け付け、またはテキスト・メッセージに応答する場合でも、ユーザには現在の地理的位置が分からないことがあり、またはこうした情報を見るユーザ・フレンドリーなやり方がない。別の例では、携帯電話ユーザの位置が知られるならば、人は携帯電話ユーザに仕事を効率的に指示することができる。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一実施形態は、ターゲットとなる側の移動通信デバイスを見つけるために、双方向TV(iTV:interactive TV)ネットワークに結合された位置サーバと通信すること、移動通信デバイスが所定の境界を横断するときに移動通信デバイスの位置を見つけるために通信ネットワークを監視する位置サーバからiTVネットワークを介して情報を受信することであって、ターゲットとなる側が、位置決定機能を有する通信ネットワーク上で動作する移動通信デバイスを運ぶこと、および移動通信デバイスの位置の表現を有するマップを提示することを行うためのコントローラを有するセットトップ・ボックス(STB)を伴い得る。
【0005】
本開示の別の実施形態は、移動通信デバイスがいつ所定の境界に接近し、またはそれを横断するか決定するために、iTVネットワークを介して位置サーバと通信して、移動通信デバイスを突き止めるためのコンピュータ命令であって、ターゲットとなる側が、位置決定機能を有する通信ネットワーク上で動作する移動通信デバイスを運ぶ、コンピュータ命令と、移動通信デバイスが所定の境界に接近し、またはそれを横断することに応答して、iTVネットワークから位置情報を受信するためのコンピュータ命令とを有する、STB上のコンピュータ読取り可能記憶媒体を伴い得る。
【0006】
本開示の別の実施形態は、STBなどのネットワーク・デバイスが、ターゲットとなる側の移動通信デバイスを見つけるためにiTVネットワーク内で位置サーバと通信すること、移動通信デバイスが所定の境界を横断し、またはターゲットとなる位置に接近するときに移動通信デバイスの位置を見つけるために無線通信ネットワークを監視する位置サーバから情報を受信することであって、ターゲットとなる側が、位置決定機能を有する無線通信ネットワーク上で動作する移動通信デバイスを運ぶこと、および受信された情報に従って移動通信デバイスの位置を提示することを行う方法を伴い得る。
【0007】
本開示の別の実施形態は、ターゲットとなる側の移動通信デバイスを見つけるために、iTVネットワークに結合されたセットトップ・ボックス(STB)と通信すること、移動通信デバイスが所定の境界に接近し、またはそれを横断するときに移動通信デバイスの位置を見つけるためにセルラ・ネットワークを監視することであって、ターゲットとなる側が、位置決定機能を有するセルラ・ネットワーク上で動作する移動通信デバイスを運ぶこと、およびSTBに位置情報を送信することであって、STBが、前記位置サーバから位置情報を受信することに応答して移動通信デバイスの位置を提示するために使用されることを行うためのコントローラを有する位置サーバを伴い得る。
【0008】
本開示の別の実施形態は、移動通信デバイスが所定の境界に接近し、またはそれを横断するときに移動通信デバイスの位置を検出するためにセルラ・ネットワーク内の移動通信デバイスの現在の位置を監視する位置サーバに位置情報を送信することであって、移動通信デバイスが位置決定機能を有し、位置サーバが、移動体通信デバイスの位置をSTBに伝えるためにiTVネットワークを介してSTBに結合されることを行うためのコントローラを有する移動通信デバイスを伴い得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】通信システムの例示的な一実施形態を示す図である。
【図2】図1の通信システムと対話するポータルの例示的な一実施形態を示す図である。
【図3】図1の通信システムで使用された通信デバイスの例示的な一実施形態を示す図である。
【図4】図1の通信システムの一部で動作する方法の例示的な一実施形態を示す図である。
【図5】通信システムの例示的な一実施形態を示す図である。
【図6】実行されるとき1組の命令が、本明細書に論じられた諸方法論のいずれか1つまたは複数をマシンに実施させることができる、コンピュータ・システムの形のマシンを表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、メディア・コンテンツを配信するための第1の通信システム100の例示的な一実施形態を示している。通信システム100は、インターネット・プロトコル・テレビ(IPTV:Internet Protocol Television)放送メディア・システムを表し得る。IPTVメディア・システムは、衛星および/または地上通信システムからメディア・コンテンツを受信する少なくとも1つのスーパー・ヘッドエンド・オフィス・サーバ(SHS:super headend office server)111を備えたスーパー・ヘッドエンド・オフィス(SHO:super head−end office)110を含んでよい。この文脈では、メディア・コンテンツは、オーディオ・コンテンツ、ビデオなどの動画コンテンツ、静止画コンテンツまたはその組合せを表すことができる。SHSサーバ111は、共通のマルチキャスト通信プロトコルに従って、メディア・コンテンツに関連するパケットを、ビデオ・ヘッドエンド・オフィス(VHO:video head−end office)112のネットワークを介してビデオ・ヘッドエンド・サーバ(VHS)114に転送することができる。
【0011】
VHS 114は、アクセス・ネットワーク118を介して、(一般的な居住用または商用ゲートウェイなど)ゲートウェイ104を収容する商用および/または居住用建物102にマルチメディア放送番組を配信することができる。アクセス・ネットワーク118は、光リンクまたはツイストペア銅線119を介して建物102に広帯域サービスを提供する中央局またはサービスエリア・インターフェースに位置するデジタル加入者回線多重化装置(DSLAM:digital subscriber line access multiplexer)のグループを表すことができる。ゲートウェイ104は、セットトップ・ボックス(STB)などのメディア・プロセッサ106に放送信号を配信するための一般的な通信技術を使用することができ、そしてメディア・プロセッサ106は、コンピュータや、一部の場合ではメディア・コントローラ107(赤外線リモコン装置やRFリモコン装置など)によって管理されたテレビ・セットなど、メディア・デバイス108に放送チャネルを提示する。
【0012】
ゲートウェイ104、メディア・プロセッサ106およびメディア・デバイス108は、テザリング型(tethered)のインターフェース技術(同軸配線や電話配線)を使用することも、一般的な無線アクセス・プロトコルを介して動作することもできる。これらのインターフェースを用いて、ビデオ・オン・デマンド(VoD:video−on−demand)などのサービス、電子番組ガイド(EPG:electronic programming guide)のブラウズ、または他の基盤サービスのためにユニキャスト通信を、メディア・プロセッサ106とIPTVメディア・システムのサブシステムとの間で呼び出すことができる。
【0013】
IPTVメディア・システムのネットワーク要素のうちのいくつかは、1つまたは複数のコンピューティング・デバイス130に結合することができ、この1つまたは複数のコンピューティング・デバイス130の一部は、ワイヤレスフィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)などの一般的な無線アクセス・プロトコル、またはセルラ通信技術(たとえばGSM、CDMA、UMTS、WiMAX、ソフトウェア定義無線すなわちSDR他)に従って動作する無線アクセス基地局117によって、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP:Internet Service Provider)ネットワーク132を介して有線メディア・デバイス108または無線通信デバイス116にポータル・サービスを提供するためのウェブ・サーバとして動作することができる。
【0014】
コンピューティング・デバイス130の別の異なる部分は、位置サーバ(本明細書では位置サーバ130と呼ばれる)として機能することができる。位置サーバ130は、たとえば無線通信デバイス116を有する移動デバイス・ユーザについて地理的情報を維持し更新し、地理的位置の情報を追跡する機能を実施するために一般的なコンピューティングおよび通信技術を使用することができる。位置サーバ130は、無線アクセス基地局117を介してセルラ・ネットワークなどの通信ネットワークから、無線通信デバイス116の位置に関する更新を取得し、格納し、維持することができる。位置情報は、無線通信デバイス116内に常駐するGPS受信機によって、または数ある技術のうち三角測量、到着時間、到着の時間距離を含めて任意の数の他の位置検出技法を使用して取得できることに留意されたい。マッピング情報は、位置サーバ130内に格納することもできるが、こうした配置は、実施形態内に必ずしも必要でない。無線通信デバイス116の位置情報(STB 106に送ることができる)、およびデバイス116の位置情報を求めるSTB 106からの要求は、アクセス・ネットワーク118を使用して位置サーバを介して送信することも、代替法として衛星ネットワーク、ISPネットワークまたはケーブルTVネットワークを使用してゲート104を介して送ることもできる。別法では、基地局117は、他のリンクを直接使用して、STB 106に位置情報を送ることができる。
【0015】
図1と図5の両方を参照したより具体的な例では、STB 106を使用する図5の通信システム500内にGPS受信機506を有する無線通信デバイス116など、位置検出可能な通信デバイスを有する家族の一員を見つけるための方法とデバイスの両方を含んでよいiTVまたはIPTVファミリー・ファインダとして働くことができる。一実施形態では、STB106は、位置サーバとして働くことができ(または、上述された別個のサーバ130は、位置サーバとして働くことができ)、STBが、デバイス116を運ぶターゲットとなる側を見つけるために、(デバイス116を表す)通信識別子を供給する。次いで、位置サーバは、ターゲットとなる側の位置を見つけるために無線アクセス基地局117を有する通信ネットワーク(セルラ・ネットワークなど)を監視する。位置は、GPSまたは基地局117に関連する位置コード、あるいは三角測量または任意の数の技法を使用して決定することができる。見つけられると、位置サーバ130は、ターゲットとなる側の位置を提示するために、経度緯度座標(または他の座標方式)を有するマップをSTB 106に提出することができる。三角測量が使用される場合、位置サーバは、ターゲットとなる側の近似的領域を提供することができる。
【0016】
ペアレンタル・コントロール・アプリケーションでは、諸実施形態は、ターゲットとなる側の所在を監視するユーザ(親など)が(実際の境界領域502に対応する)提示デバイス108の提示領域内に所望の境界510を引くことを可能にすることによって拡張することができ、ターゲットとなる側を表現するもの508が、デバイス116の位置に対応しているのが見られる。ターゲットとなる側は、境界を横断しまたはそれに接近し、換言すると境界の近くまたは境界上にあることが検出される場合、ショート・メッセージング・サービス(SMS:short messaging service)メッセージなどの警告メッセージが、その側を監視するユーザ(母親/父親の携帯電話またはSTB−TV)またはターゲットとなる側の(子供の)携帯電話、あるいは両方に送信されてよい。ターゲットとなる側が境界502外で検出される場合、サービスは、親と子の間(セル間、IPTVからセル)で通信を自動的に確立することができる。
【0017】
別の実施形態では、ターゲットとなる側が通過中である間、監視側は、ターゲットとなる側に特定の仕事に従事するよう求めるメッセージ(テキストまたはシミュレートされた音声)を、ターゲットとなる側に提出することができる(たとえば、「あなた、スーパーマーケットの近くにいるわよね。1ガロンのミルクを買ってきてちょうだい。もうないから。ありがとう。」)。上記の例では、スーパーマーケットを表し得る境界504などの境界にターゲットとなる側が近づき、または横断するとき、監視側に自動の通知またはプロンプトを与えることができる。検出および自動プロンプトは、ローカルエリア用の識別子(スーパーマーケット用のWiFi基地局、セルラ基地局に関連する位置識別子)を使用した技法の組合せを使用してトリガすることも、たとえば位置サーバ130に格納され得るマップに関連する既知のデータベース位置参照を使用してトリガすることもできる。
【0018】
IPTVメディア・システムの代わりに、衛星放送テレビ・システムを使用できることが当業者には理解されよう。この実施形態では、メディア・コンテンツを供給する衛星115によって送信された信号は、建物102に結合された一般的な衛星放送アンテナ受信機131によって傍受することができる。衛星放送アンテナ受信機131によって傍受された変調された信号は、メディア・デバイス108に提示できる放送チャネルを生成するためにメディア・プロセッサ106に提出することができる。メディア・プロセッサ106は、上述されたVoDおよびEPGなどの基盤サービスを可能にするために、ISPネットワーク132への広帯域ポートを備えることができる。
【0019】
別の実施形態では、ケーブルTVシステム133など、アナログまたはデジタル放送配信システムが、上述されたIPTVメディア・システムの代わりに使用されてよい。この実施形態では、ケーブルTVシステム133は、インターネット・サービス、電話サービスおよび双方向メディア・サービスを提供することができる。
【0020】
上記例から、本開示は、現在または将来のいずれかの双方向無線または地上メディア・コンテンツ・サービスに適用できるということが分かる。
【0021】
図2は、図1に示された通信システム100について上述されたコンピューティング・デバイス130から動作できるポータル202の例示的な一実施形態を示している。ポータル202は、通信システム100〜200のサービスを管理するために使用することができる。ポータル202は、図1〜図2に述べられたものなどインターネット対応通信デバイスを使用して、MicrosoftのInternet Explorer(商標)など一般的なインターネットブラウザを用いてユニフォーム・リソース・ロケータ(URL:Uniform Resource Locator)でアクセスすることができる。ポータル202は、たとえば、メディア・プロセッサ106、およびデジタル・ビデオ・レコーダ(DVR:Digital Video Recorder)、VoDカタログ、EPG、メディア・プロセッサに格納された個人のカタログ(個人のビデオ、ピクチャ、オーディオ録音など)、上述されたIMSサービスの提供、インターネット・サービスの提供、携帯電話サービスの提供など、メディア・プロセッサ106によって管理されたサービスにアクセスするように構成することができる。
【0022】
図3は、通信デバイス300の例示的な一実施形態を示している。通信デバイス300は、全体またはその一部で、図1〜図2の通信デバイスの例示的な一実施形態として働くことができる。通信デバイス300は、有線および/または無線トランジーバ302(ここではトランシーバ302)、ユーザ・インターフェース(UI:user interface)304、電源314、位置受信機316、およびその動作を管理するためのコントローラ306を備えてよい。トランシーバ302は、ほんのいくつか言及すると、Bluetooth、WiFi、デジタル拡張コードレス通信(DECT:Digital Enhanced Cordless Telecommunications)またはセルラ通信技術など、短距離または長距離の無線アクセス技術をサポートすることができる。セルラ技術には、たとえば、CDMA−1X、UMTS/HSDPA、GSM/GPRS、TDMA/EDGE、EV/DO、WiMAX、SDR、および今後生まれる次世代セルラ無線通信技術が含まれ得る。トランシーバ402は、回路交換有線アクセス技術(PSTNなど)、パケット交換有線アクセス技術(TCPIP、VoIPなど)およびその組合せをサポートするように適応させることもできる。
【0023】
UI 304は、ローラー・ボール、ジョイスティック、マウス、または通信デバイス300の動作を操作するためのナビゲーション・ディスクなど、ナビゲーション機構を備えた押下可能またはタッチセンサ式のキーパッド308を含んでよい。キーパッド308は、通信デバイス300の筐体アセンブリの構成部分、またはテザリング型の有線インターフェース(USBケーブルなど)によって通信デバイス300に動作可能に結合された独立のデバイス、またはたとえばBluetoothをサポートする無線インターフェースであってよい。キーパッド308は、電話によって一般的に使用される数字ダイヤル・キーパッド、および/または英数字キーを備えたクワーティのキーパッドを表してよい。UI 304は、白黒またはカラーLCD(液晶ディスプレイ)、OLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)、または通信デバイス300のエンドユーザに画像を伝達するのに適した他のディスプレイ技術など、ディスプレイ310をさらに含んでよい。ディスプレイ310がタッチセンサ式である一実施形態では、キーパッド308の一部またはすべてを、ディスプレイによって提示することができる。
【0024】
UI 304は、低音量オーディオ(人間の耳の近くだけで聞こえる音声)および高音量オーディオ(ハンズフリー機能操作用のスピーカーホンなど)を伝達するための一般的なオーディオ技術を使用するオーディオ・システム312を含むこともできる。オーディオ・システム312は、エンドユーザの可聴信号を受信するためのマイクロホンをさらに含んでよい。オーディオ・システム412は、音声認識アプリケーションのために使用することもできる。UI 304は、静止画または動画をキャプチャするための電荷結合素子(CCD:charged coupled device)カメラなど、画像センサ313をさらに含むことができる。
【0025】
電源314は、代替可能電池および充電式電池など、一般的な電力管理技術、供給規制技術、および長距離または短距離の携帯用アプリケーションを容易にするために通信デバイス300の構成要素にエネルギーを供給する充電システム技術を使用することができる。位置受信機316は、GPS衛星のコンステレーションによって生成された信号に基づいて通信デバイス100の位置を識別するための全地球測位システム(GPS)受信機など、一般的な位置技術を使用し、それによってナビゲーションなど、一般的な位置サービスを促進することができる。
【0026】
通信デバイス100は、トランシーバ402を使用して、受信信号強度指標(RSSI:received signal strength indicator)および/または信号到着時間(TOA:signal time of arrival)または飛行時間 (TOF:time of flight)の使用など、一般的な電力感知技術によってセルラ、WiFiまたはBluetoothアクセス・ポイントへの接近を決定することもできる。コントローラ306は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、および/またはビデオ・プロセッサなどのコンピューティング技術を、フラッシュ、ROM、RAM、SRAM、DRAMまたは他の記憶技術など、関連する記憶メモリと共に使用することができる。
【0027】
通信デバイス300は、図1のメディア・プロセッサ106、メディア・デバイス108または携帯通信デバイス56の機能を実施するように適応させることができる。通信デバイス300は、ゲーミング・コンソールおよびメディア・プレイヤーなど、図1の通信システム100で動作可能な他の一般的なデバイスをも表し得ることを理解されたい。
【0028】
図4は、図1の通信システムの一部で動作する、例示的な方法400を示している。方法400は、ターゲットとなる側を見つけるためにSTB 106などのSTPが、iTVネットワーク(またはIPTVネットワーク)に結合された位置サーバと通信することができる、ステップ402から開始することができる。404で、この方法は、iTVネットワーク(またはIPTVネットワーク)を介して位置サーバ(サーバ130など)から情報を得ることができ、この位置サーバは、ターゲットとなる側が所定の境界を横断するとき、ターゲットとなる側の位置を見つけるためにセルラ・ネットワークを監視する。横断は、特定の近いところに接近する(来る、もしくは出る)、またはそれ自体が境界上にある)ことを意味するように意図される。ターゲットとなる側は、位置決定機能を有するセルラ・ネットワーク(または他のネットワーク)上で動作する移動通信デバイスを運ぶことに留意されたい。次いで、この方法は、406で、ターゲットとなる側の位置の表現を有するマップを提示することができる。移動通信デバイスは、全地球測位受信機を含むことができ、STBは、上述されたように、ターゲットとなる側の現在の位置の緯度経度座標を受信する。ステップ408で、ユーザまたはSTB上のコントローラは、STBへのユーザ入力に応答して、所定の境界を設定することができる。所定の境界は、STBへのユーザ入力に応答してマップ上に提示することもできることに留意されたい。410で、STBは、位置サーバに境界情報を送信することができる。412で、ターゲットとなる側が所定の境界を横断していると検出される場合、警告メッセージをSTBユーザまたは移動デバイス・ユーザ(あるいは両方)に送信することができる。STBユーザへの警告メッセージは、STBユーザによって使用されたiTVネットワークにリンクされた携帯電話に送られるテキスト・メッセージであってよい。警告メッセージは、ターゲットとなる側が所定の境界を横断しているのが検出されるとき、STB上のSTBユーザ、またはSTBユーザ(親など)によって所有された携帯電話に送られてもよいし、さらに別の移動デバイスを有するターゲットとなる側に送られてもよいことに再度留意されたい。STBは、ターゲットとなる側が所定の境界を横断し、またはターゲットとなる位置に接近するとき、ターゲットとなる側の位置を見つけるためにセルラ・ネットワークを監視する位置サーバからiTVネットワーク(または他のネットワーク)を介して情報を受信できることにさらに留意されたい。ステップ414で、STBは、ターゲットとなる位置に関連するタスクに関してメッセージを提出することができ、メッセージが、ユーザ入力およびターゲットとなる位置への接近の検出に応答して、ターゲットとなる側に送られる。
【0029】
上記に言及された実施形態をよく読むと、下記の特許請求の範囲および精神から逸脱せずに前記実施形態を修正し、変形し、向上させることができることが当業者には明らかになろう。使用されるネットワークは、IPTVにもiTVにも必ずしも限定されず、無線通信ネットワークは、セルラにもWifiにもWiMAXにも限定されるべきでない。位置決定技術は、GPSに限定されず、ターゲット側の位置を決定するための任意の数の位置技術を含むことができる。
【0030】
下記の特許請求の範囲から逸脱せずに、他の適切な修正を本開示に適用することができる。したがって、本開示の広さおよび範囲についてより完全に理解するために、特許請求の範囲の節へと進まれたい。
【0031】
図6は、コンピュータ・システム600の形のマシンを例示的に表す図を示しており、このコンピュータ・システム600内では、1組の命令が、実行されるとき、上記に論じられた方法論のいずれか1つまたは複数をマシンに実施させることができる。一部の実施形態では、マシンは、スタンド・アロンのデバイスとして動作する。一部の実施形態では、マシンは、(たとえばネットワークを使用して)他のマシンに接続されてよい。ネットワーク化された配置では、マシンは、サーバ・クライアント・ユーザ・ネットワーク環境内でサーバまたはクライアント・ユーザ・マシンの立場で動作してもよいし、ピア・ツー・ピア(または分散型)ネットワーク環境内でピア・マシンとして動作してもよい。
【0032】
マシンは、サーバ・コンピュータ、クライアント・ユーザ・コンピュータ、パーソナル・コンピュータ(PC:personal computer)、タブレットPC、ラップトップ・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、コントロール・システム、ネットワーク・ルータ、スイッチまたはブリッジ、あるいはそのマシンによって取られるアクションを指定する(順次または他のやり方の)1組の命令を実行できるいずれかのマシンを備えてよい。本開示のデバイスは広く、音声、ビデオまたはデータ通信を提供するどんな電子デバイスをも含むことが理解されよう。さらに、単一のマシンが示されているが、用語「マシン」は、本明細書に論じられた諸方法論のいずれか1つまたは複数を実施するための1組(または複数組)の命令を個々に、または共に実行するいずれかのマシン集合を含むものとも解釈されよう。
【0033】
コンピュータ・システム600は、バス608を介して互いと通信する、プロセッサ602(たとえば中央制御装置(CPU:central processing unit)と、グラフィックス処理装置(GPU:graphics processing unit、または両方)と、メインメモリ604と、静的メモリ606とを含んでよい。コンピュータ・システム600は、ビデオ・ディスプレイ・ユニット610(たとえば液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)、フラット・パネル、ソリッド・ステート・ディスプレイまたは陰極線管(CRT:cathode ray tube))をさらに含んでよい。コンピュータ・システム600は、入力デバイス612(たとえばキーボード)と、カーソル制御デバイス614(たとえばマウス)と、ディスク・ドライブ・ユニット616と、信号発生デバイス618(たとえばスピーカやリモコン装置)と、ネットワーク・インターフェース・デバイス620とを含んでよい。
【0034】
ディスク・ドライブ・ユニット616は、マシン読取り可能媒体622を含んでよく、このマシン読取り可能媒体622内に、上記に示されたそれらの方法を含めて、本明細書に述べられた諸方法論または機能のいずれか1つまたは複数を具現化する1組または複数組の命令(たとえばソフトウェア624)が格納される。命令624は、コンピュータ・システム600によって実行される間、メインメモリ604、静的メモリ606内、および/またはプロセッサ602内に完全に、または少なくとも部分的に常駐することもできる。メインメモリ604およびプロセッサ602もまた、マシン読取り可能媒体を構成することができる。
【0035】
それだけに限らないが、特定用途向け集積回路、プログラマブル論理アレイおよび他のハードウェア・デバイスを含めて、専用のハードウェア実装を同様に、本明細書に述べられた諸方法を実装するように構築することができる。様々な実施形態の装置およびシステムを含んでよいアプリケーションは広く、様々な電子およびコンピュータ・システムを含む。一部の実施形態は、複数の特定の相互接続されたハードウェア・モジュールまたはデバイスで機能を実施し、関連する制御信号およびデータ信号が、モジュール間で、またモジュールを介して、または特定用途向け集積回路の一部として通信される。したがって、例示的なシステムは、ソフトウェア、ファームウェアおよびハードウェア実装に適用可能である。
【0036】
本開示の様々な実施形態によれば、本明細書に述べられた諸方法は、コンピュータ・プロセッサ上で実行されたソフトウェア・プログラムとして動作するためのものである。さらに、ソフトウェア実装形態は、それだけに限らないが、分散処理またはコンポーネント/オブジェクト分散処理、並行処理を含んでよく、あるいは仮想マシン処理を、本明細書に述べられた諸方法を実施するように構成することもできる。
【0037】
本開示は、ネットワーク環境626に接続されたデバイスが音声、ビデオまたはデータを送信しまたは受信し、命令624を使用してネットワーク626を介して通信できるように、マシン読取り可能媒体が命令624を含み、または伝搬信号から命令624を受信し実行することを企図している。命令624はさらに、ネットワーク・インターフェース・デバイス620によってネットワーク626を介して送信しまたは受信することができる。
【0038】
例示的な一実施形態では、マシン読取り可能媒体622は、単一の媒体であるように示されているが、用語「マシン読取り可能媒体」は、1つまたは複数の組の命令を格納する単一の媒体または複数の媒体(たとえば集中型または分散型データベース、および/または関連するキャッシュおよびサーバ)を含むものと解釈すべきである。用語「マシン読取り可能媒体」は、マシンによって実行するために1組の命令を格納し、符号化し、搬送することができ、本開示の諸方法論のいずれか1つまたは複数をマシンに実施させる任意の媒体を含むものとも解釈されよう。
【0039】
したがって、用語「マシン読取り可能媒体」は、それだけに限らないが、メモリ・カードや、1つまたは複数の読取り専用(不揮発性)メモリを収容する他のパッケージ、ランダム・アクセス・メモリ、または他の書換え可能(揮発性)メモリなど、ソリッド・ステート・メモリ;ディスクやテープなど、磁気光媒体または光媒体を含むものと解釈されるものであり、かつ/あるいは電子メールへのデジタル・ファイル添付、または他の自己完結型情報アーカイブもしくは1組のアーカイブは、有形の記憶媒体に等価の配布媒体と見なされる。したがって、本開示は、本発明のソフトウェア実装物が格納された当技術分野で認識されている等価物および後継の媒体を含めて、本明細書にリストされたマシン読取り可能媒体または配布媒体のいずれか1つまたは複数を含むものと見なされる。
【0040】
本明細書は、特定の規格およびプロトコルを参照にして諸実施形態で実装された構成要素および機能を示しているが、本開示は、こうした規格およびプロトコルに限定されない。インターネットおよび他のパケット交換ネットワーク伝送(たとえばTCP/IP、UDP/IP、HTML、HTTP)規格はそれぞれ、最先端技術の例を表すものである。こうした規格は、本質的に同じ機能を有するより迅速で、より効率的な等価物によって周期的に取って代わられる。したがって、同じ機能を有する、置換規格およびプロトコルは、等価物と見なされる。
【0041】
本明細書に述べられた実施形態の例は、様々な実施形態の構造についての一般的な理解を提供するように意図されており、それらは、本明細書に述べられた構造を利用し得る装置およびシステムのすべての要素および特徴についての完全な説明として役立つようには意図されていない。上記説明をよく読むと、他の多くの実施形態が当業者には明らかになろう。本開示の範囲から逸脱せずに構造上および論理上の置換および変更を行うことができるように、他の実施形態が使用され、またそこから導出されてもよい。また図は、表現的なものにすぎず、必ずしも同じ尺度で描かれないことがある。その特定の一部が誇張されることがあり、他の部分が最小化されることがある。したがって、明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例示的な意味で考えられるべきである。
【0042】
本発明の主題のこうした実施形態は、単に便宜上、また実際に2つ以上のものが開示される場合に本出願の範囲をいずれかの単一の発明または発明の概念に自発的に限定する意図なしに、本明細書では個々にかつ/またはまとめて用語「本発明」と呼ばれることがある。したがって、特定の実施形態が示され、本明細書に述べられているが、同じ目的を達成するために計算されたいずれかの構成が、示された特定の諸実施形態に取って代わることができることを理解されたい。本開示は、様々な実施形態のありとあらゆる適応物および変形物を網羅することが意図されている。上記説明をよく読むと、上記の実施形態の組合せ、および本明細書に具体的には述べられていない他の実施形態が、当業者には明らかになろう。
【0043】
本開示の要約は、本技術開示の性質を読者が迅速に確認できるようにする要約を求める37CFR §1.72(b)に準拠するように提供されている。この要約は、それが請求項の範囲の範囲または意味を解釈しまたは制限するために用いられないという理解の下、提示されている。さらに、上記の発明を実施するための形態では、本開示を合理化するために、様々な特徴が単一の実施形態にまとめられていることが見て分かる。この開示方法は、特許請求された諸実施形態が、各請求項に明示的に列挙されたのより多くの特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈すべきでない。むしろ、添付の特許請求の範囲に反映されるように、本発明の主題は、開示された単一の実施形態のすべての特徴より少ない特徴にある。したがって、添付の特許請求の範囲は本明細書では、発明を実施するための形態に組み込まれており、それぞれの請求項が、別々に特許請求された主題として自立している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セットトップ・ボックス(STB)であって、
位置サーバと通信することであって、前記位置サーバが、ターゲットとなる側の移動通信デバイスの所定の境界に対する位置を見つけるために通信ネットワークを監視し、前記ターゲットとなる側が、位置決定機能を有する前記通信ネットワーク上で動作する前記移動通信デバイスを運ぶこと、
前記STBで、前記所定の境界に対して前記移動通信デバイスの所在を表す位置情報を前記位置サーバから受信すること、および
前記位置情報に従って前記所定の境界に対して前記移動通信デバイスの前記位置の表現を有するマップを提示すること
を行うためのコントローラを備えるセットトップ・ボックス(STB)。
【請求項2】
前記移動通信デバイスが、全地球測位受信機を含み、前記位置情報が、前記移動通信デバイスの現在の位置の緯度経度座標を含む、請求項1に記載のSTB。
【請求項3】
前記コントローラが、前記STBへのユーザ入力に応答して前記所定の境界を設定する、請求項1に記載のSTB。
【請求項4】
前記コントローラが、前記STBへの前記ユーザ入力に応答して前記マップ上の前記所定の境界を提示し、前記STBが、遠隔コントローラによって管理されたメディア・デバイスに放送チャネルを提示するためのビデオ・プロセッサを含む、請求項3に記載のSTB。
【請求項5】
前記コントローラが、前記位置サーバに境界情報を送信する、請求項3に記載のSTB。
【請求項6】
前記コントローラが、前記移動通信デバイスが前記所定の境界を横断しているのが検出されるとき別の通信デバイスに警告メッセージを送信する、請求項1に記載のSTB。
【請求項7】
前記コントローラが、前記通信ネットワークとして働くセルラ・ネットワークを介して前記移動通信デバイスに前記警告メッセージを送信する、請求項6に記載のSTB。
【請求項8】
前記コントローラが、前記ターゲットとなる側が前記所定の境界を横断しているのが検出されるとき前記STB、およびに前記STBのユーザの携帯電話に警告メッセージを送信する、請求項1に記載のSTB。
【請求項9】
前記STBが双方向TV(iTV)ネットワーク内で動作し、前記コントローラが、前記ターゲットとなる側が前記所定の境界を横断し、またはターゲットとなる位置に接近するとき、前記iTVネットワークを介して前記位置サーバから前記位置情報を受信し、前記iTVが、インターネット・プロトコルTV(IPTVネットワーク、双方向ケーブルTVネットワークおよび双方向衛星TVネットワーク)のうちの少なくとも1つに対応する、請求項1に記載のSTB。
【請求項10】
前記コントローラが、
前記ターゲットとなる位置に関連するタスクに関するメッセージを受信し、
ユーザ入力および前記ターゲットとなる位置への接近の検出に応答して前記移動通信デバイスに前記メッセージを送信する、請求項9に記載のSTB。
【請求項11】
ターゲットとなる側がいつ所定の境界に接近し、またはそれを横断するか決定するために、双方向TV(iTV)ネットワークを介して位置サーバと通信して、前記ターゲットとなる側の移動通信デバイスを突き止めるためのコンピュータ命令であって、前記ターゲットとなる側が、位置決定機能を有する通信ネットワーク上で動作する前記移動通信デバイスを運ぶ、命令と、
前記移動通信デバイスが前記所定の境界に接近し、またはそれを横断することに応答して前記iTVネットワークから位置情報を受信するためのコンピュータ命令と
を備える、セットトップ・ボックス(STB)内のコンピュータ読取り可能記憶媒体。
【請求項12】
前記iTVネットワークが、インターネット・プロトコルTV(IPTV)ネットワークに対応する、請求項11に記載のコンピュータ読取り可能記憶媒体。
【請求項13】
移動通信デバイスが、全地球測位受信機を含み、前記位置情報が、前記移動通信デバイスの現在の位置の緯度経度座標を含み、前記コンピュータ読取り可能記憶媒体が、前記位置情報に従って前記移動通信デバイスの前記位置を提示するための命令を含む、請求項11に記載のコンピュータ読取り可能記憶媒体。
【請求項14】
前記通信ネットワークが、前記移動通信デバイスの近似的位置を決定するために三角測量を使用するセルラ・ネットワークであり、前記STBが、前記ターゲットとなる側の現在の位置を決定するために前記近似的位置を受信する、請求項11に記載のコンピュータ読取り可能記憶媒体。
【請求項15】
前記STBへのユーザ入力に応答して、前記所定の境界が設定され、前記位置サーバに送信される、請求項11に記載のコンピュータ読取り可能記憶媒体。
【請求項16】
前記ターゲットとなる側の前記移動通信デバイスが前記所定の境界を横断しているのが検出されるとき、警告メッセージが前記STBに送信され、ショート・メッセージング・サービス(SMS)メッセージが別の通信デバイスに送信される、請求項11に記載のコンピュータ読取り可能記憶媒体。
【請求項17】
移動通信デバイスを見つけるために、双方向TV(iTV)ネットワーク内で動作する位置サーバと通信するステップと、
前記移動通信デバイスが所定の境界に接近し、またはそれを横断し、あるいはターゲットとなる位置に接近している間、前記移動通信デバイスの位置を見つけるために無線通信ネットワークを監視する前記位置サーバから情報を受信するステップであって、前記移動通信デバイスが、位置決定機能を有する前記無線通信ネットワーク上で動作する、ステップと、
前記受信された情報に従って前記移動通信デバイスの位置を提示するステップと
を備える、位置発見方法。
【請求項18】
前記所定の境界が設定され、セットトップ・ボックス(STB)に提示され、前記STBへのユーザ入力に応答して前記位置サーバに送信される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記移動通信デバイスの前記位置が、前記位置サーバによって提供された前記移動通信デバイスの座標をさらに示すマップ上に提示される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記STBが、前記移動通信デバイスが前記所定の境界を横断しているのが検出されるとき、または前記移動通信デバイスが、ターゲットとなる位置に接近するとき、ショート・メッセージング・サービス(SMS)の形の警告メッセージを別の通信デバイスに送る、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
移動通信デバイスを見つけるために、双方向TV(iTV)ネットワークに結合されたセットトップ・ボックス(STB)と通信すること、
前記移動通信デバイスが所定の境界に接近し、またはそれを横断するとき、前記移動通信デバイスの位置を見つけるためにセルラ・ネットワークを監視することであって、前記移動通信デバイスが、位置決定機能を有する前記セルラ・ネットワーク上で動作すること、および
前記STBに位置情報を送信することであって、前記STBが、前記位置サーバから前記位置情報を受信することに応答して前記移動通信デバイスの前記位置を提示するために使用されること
を行うためのコントローラを備える位置サーバ。
【請求項22】
位置サーバが、GPS受信機を有する前記移動通信デバイスから全地球測位衛星(GPS)サービス情報を抽出し、前記位置サーバが、前記移動通信デバイスの現在の位置の緯度経度座標を前記STBに送信し、前記緯度経度座標が、前記移動通信デバイスの前記位置の表現を有するマップを提示するために使用される、請求項21に記載の位置サーバ。
【請求項23】
前記コントローラが、前記STB上で前記所定の境界情報を提供することに応答して前記所定の境界を受信する、請求項21に記載の位置サーバ。
【請求項24】
移動通信デバイスが所定の境界に接近し、またはそれを横断するときに前記移動通信デバイスの位置を検出するためにセルラ・ネットワーク内の前記移動通信デバイスの現在の位置を監視する位置サーバに位置情報を送信することであって、前記移動通信が位置決定機能を有し、前記位置サーバが、前記移動体通信デバイスの前記位置を前記STBに伝達するために双方向TV(iTV)ネットワークを介してセットトップ・ボックス(STB)に結合されること
を行うためのコントローラを備える、前記移動通信デバイス。
【請求項25】
前記移動通信デバイスが、前記位置サーバを介して前記STBに位置情報を送信し、前記STBが、前記位置サーバから前記位情報を受信することに応答して前記移動通信デバイスの前記位置の表現を有するマップを提示し、前記STBが、遠隔コントローラによって管理されたメディア・デバイスに放送チャネルを提示するためのビデオ・プロセッサを含む、請求項24に記載の移動通信デバイス。

【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図1】
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【図2】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−504932(P2013−504932A)
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528823(P2012−528823)
【出願日】平成22年8月31日(2010.8.31)
【国際出願番号】PCT/US2010/047378
【国際公開番号】WO2011/031588
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.BLUETOOTH
【出願人】(507220730)エイ・ティ・アンド・ティ インテレクチュアル プロパティ アイ,エル.ピー. (17)
【Fターム(参考)】