説明

位置情報配信システム、位置情報配信方法及び、位置情報配信プログラム

【課題】 探索者を効率よく被探索者の場所まで案内できるようにする。
【解決手段】 探索者が携帯する第1の端末7の位置を取得すると共に被探索者が携帯する第2の端末8の位置を取得する位置取得部53と、少なくとも位置取得部3が取得した第2の端末8の位置情報を記憶する記憶部4と、第2の端末8の位置を探索する探索要求を第1の端末7から受信した場合に、探索要求に基づき記憶部4から第2の端末8の位置を検索し、検索された第2の端末8の位置と位置取得部3が取得した第1の端末7の位置とにより、探索者を被探索者の位置まで案内する案内情報を作成する案内情報作成部6とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショッピングセンター等の施設において、被探索者の場所に探索者を案内する位置情報配信システム、位置情報配信方法及び、位置情報配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ショッピングセンター、デパート、遊園地等の施設において子供や老人等が迷子になると、親や保護者等は、店員の助けを借りて人ごみの中を人海戦術により探したり、迷子センターで探してもらったりしている。以下、子供や老人等を子供と記載し、親、保護者、同伴者等を親と記載する。
【0003】
このような迷子の探索方法について、幾つかの提案がなされている。例えば、特許文献1は、端末装置、発信器、受信器、データ記憶部、データ選択部及び表示部を備えたシステムを開示している。端末装置は、親が携帯する携帯電話等の端末である。発信器は、子供が携帯して、電波を所定周期で発信する。受信器は、発信器からの電波を受信して子供を特定する。データ記憶部は、特定した子供の位置を記憶する。データ選択部は、親からの探索要求に従いデータ記憶部を検索して子供の居場所を探索する。表示部は、データ選択部による探索結果をあらかじめ用意された地図データ上にマッピングして親に表示する。これにより、親は子供の居場所を容易に知ることができる。
【0004】
特許文献2は、読取り可能な符号が付された物体、登録用手段、検索用端末及び通信端末を備えたシステムを開示している。物体は、テーマパークにおいて子供が携帯する。登録用手段は、親の携帯通信端末の電話番号等を、物体に付された符号と対応付けして記憶手段に記憶させる。検索用端末は、テーマパークのスタッフが迷子の子供を発見した場合に、この子供が携帯している物体に付された符号に基づき親の携帯通信端末の電話番号を記憶手段から検索する。通信端末は、検索された電話番号の携帯通信端末に子供の発見を通知する。これにより、迷子の子供を施設の係員が発見した場合には、親に容易に連絡ができるようになっている。
【0005】
特許文献3は、無線送信機、登録端末、受信機、案内端末及びセンタサーバを備えたシステムを開示している。無線送信機は、自機の識別番号を常時配信する装置であって、デパート等の売り場に入場する際に子供に供与される。登録端末は、無線送信機の識別番号と利用者情報とをセンタサーバに登録する。受信機は、無線送信機からの識別番号を示す信号を受信する。案内端末は、子供の探索要求を行う際に、親によって利用者情報が入力される。センタサーバは、受信機が受信した無線送信機の識別番号、利用者情報を登録すると共に、案内端末からの探索要求に基づき無線送信機の識別番号の信号を受信した受信器の位置情報から子供の位置を判断して、モニタに表示させる。これにより、親は子供の位置を知ることができる。
【0006】
特許文献4は、無線タグ、複数のタグリーダ及び追跡データベースを備えたシステムを提案している。無線タグは、親及び子供が携帯する。複数のタグリーダは、施設内の各所に設けられて、無線タグから発信される識別情報を受信する。追跡データベースは、親に装着された無線タグの識別情報を親識別情報とし、また子供に装着された無線タグの識別情報を子供識別情報として登録する。そして、タグリーダが受信した識別情報と追跡データベースに登録された親識別情報及び子供識別情報とに基づいて施設内における親及び子供の居場所を認識し、この親と子供の居場所により迷子警告を発するか否かを判定する。従って、親が子供の迷子を気づかない場合でも、迷子警告を行うことが可能になっている。
【0007】
特許文献5は、発信装置、複数の受信装置及びCPUを備えたシステムを提案している。発信装置は、遊園地に入場する子供が携帯して、識別信号を発信する。複数の受信装置は、発信装置からの識別信号を受信する。CPUは、識別信号に基づき子供の位置を表示部に表示する。そして、発信装置の識別信号は、受信装置により受信される。CPUは、受信した識別信号から発信装置を携帯する者の位置を特定する。従って、親は迷子になった子供の位置を知ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2000−293785号公報
【特許文献2】特開2002−351874号公報
【特許文献3】特開2004−235957号公報
【特許文献4】特開2006−350458号公報
【特許文献5】特開平10−124781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した各特許文献1〜5に提案されているシステムでは、子供の現在位置を親に通知することができるが、親を子供の位置まで案内することができない問題があった。このため、大きなデパートや遊園地等の施設であって、この施設内の地理に不案内な親は、迷子になった子供が発見されても、その子供の所に辿り着くまでに時間がかかってしまう不都合が生じる。
【0010】
そこで、本発明の主目的は親を効率よく子供の場所まで案内できるようにした位置情報配信システム、位置情報配信方法及び、位置情報配信プログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明にかかる位置情報配信システムは、探索者が携帯する第1の端末の位置を取得すると共に被探索者が携帯する第2の端末の位置を取得する位置取得部と、少なくとも位置取得部が取得した第2の端末の位置情報を記憶する記憶部と、第2の端末の位置を探索する探索要求を第1の端末から受信した場合に、探索要求に基づき記憶部から第2の端末の位置を検索し、検索された第2の端末の位置と位置取得部が取得した第1の端末の位置とにより、探索者を被探索者の位置まで案内する案内情報を作成する案内情報作成部とを備える。
【0012】
また、位置情報配信方法は、探索者が携帯する第1の端末の位置を取得すると共に被探索者が携帯する第2の端末の位置を取得する位置取得手順と、少なくとも位置取得手順で取得された第2の端末の位置情報を記憶する記憶手順と、第2の端末の位置を探索する探索要求を第1の端末から受信した場合に、探索要求に基づき記憶手順により記憶された第2の端末の位置と位置取得手順により取得された第1の端末の位置とにより、探索者を被探索者の位置まで案内する案内情報を作成する案内情報作成手順とを含む。
【0013】
さらに、位置情報配信プログラムは、探索者が携帯する第1の端末の位置を取得すると共に被探索者が携帯する第2の端末の位置を取得する位置取得ステップと、少なくとも位置取得ステップで取得された第2の端末の位置情報を記憶する記憶ステップと、第2の端末の位置を探索する探索要求を第1の端末から受信した場合に、探索要求に基づき記憶ステップにより記憶された第2の端末の位置と位置取得ステップにより取得された第1の端末の位置とにより、探索者を被探索者の位置まで案内する案内情報を作成する案内情報作成ステップとを含む。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、探索者を効率よく被探索者の場所まで案内できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明にかかる第1の実施形態の位置情報配信システムのブロック図である。
【図2】本発明にかかる第2の実施形態の位置情報配信システムの構成図である。
【図3】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおける位置検出器のブロック図である。
【図4】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおけるサーバのブロック図である。
【図5】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおける親端末のブロック図である。
【図6】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおいて、子供を探索する際に、サーバが親端末から探索要求を受理するまでのフローチャートである。
【図7】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおいて、子供を探索する際に、サーバが親端末から探索要求を受理してから親を案内するまでのフローチャートである。
【図8】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおいて、親が子供の探索要求を行う際に、親端末に表示される探索情報入力画面を示す図である。
【図9】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおいて、親が親端末識別情報を入力する際に、親端末に表示される親端末識別入力画面を示す図である。
【図10】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおいて、子供の移動履歴を親端末に表示する際の履歴表示画面を示す図である。
【図11】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおいて、親をエスカレータの位置まで案内するルート案内表示画面を示す図である。
【図12】第2の実施形態にかかる位置情報配信システムにおいて、親をエスカレータの位置から子供の位置まで案内するルート案内表示画面を示す図である。
【図13】本発明にかかる第3の実施形態の位置情報配信システムの構成図である。
【図14】第3の実施形態にかかる位置情報配信システムにおけるサーバのブロック図である。
【図15】第3の実施形態にかかる位置情報配信システムにおける警報報知手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の第1の実施形態を図を参照して詳細に説明する。なお、本明細書では、親、保護者、同伴者等の探索者を親と記載し、子供や老人等の被探索者を子供と記載する。図1は、第1の実施形態にかかる位置情報配信システム1Aの構成を示すブロックである。
【0017】
この位置情報配信システム1Aは、位置取得部3と、記憶部4と、案内情報作成部6とを備える。位置取得部3は、親が携帯する親端末(第1の端末)7の位置を取得すると共に子供が携帯する子端末(第2の端末)8の位置を取得する。記憶部4は、少なくとも位置取得部が取得した子端末8の位置情報を記憶する。案内情報作成部6は、子端末8の位置を探索する探索要求を親端末7から受信した場合に、探索要求に基づき記憶部4から子端末8の位置を検索し、検索された子端末8の位置と位置取得部3が取得した親端末7の位置とにより、親を子供の位置まで案内する案内情報を作成する。
【0018】
これにより、親が子供の位置を知ることができると共に、子供の位置まで案内情報に基づき案内されるので、親は効率よく子供の場所に到達することができる。
【0019】
次に、本発明の第2の実施形態を図を参照して詳細に説明する。図2は、第2の実施形態にかかる位置情報配信システム1Bの構成を示す図である。この位置情報配信システム1Bは、子端末(第2の端末)10、位置検出器20、施設内ネットワーク21、サーバ50B、親端末(第1の端末)30、無線基地局41及び通信ネットワーク43を備える。
【0020】
子端末10は、赤外線信号等の無線信号により子端末識別情報を位置検出器20に送信する。この子端末10は、施設に入場するお客に供与され、子供が子端末10を施設内で携帯する。子端末10は、送信機能のみを備て、乾電池等の2次電池により動作する。これにより、子端末10は、軽量、小型化されて、腕時計やリストバンドのようにして携帯できるようになっている。
【0021】
なお、子端末識別情報は、子端末10に対して予め割り当てられた、施設内でのみ有効な識別番号である。子端末識別情報は、子端末10を顧客に供与する際に、施設側から親に通知される。また、親が所有する携帯電話等の電話番号又はメールアドレス、あるいは電話番号とメールアドレスとを組み合わせた情報(親端末識別)は、子端末識別情報と共にサーバ50Bに登録される。以下、親が所有する携帯電話等を親端末30とする。
【0022】
なお、親に通知される子端末識別情報は、子端末10が出力する子端末識別情報と同じである必要はなく、親に通知する子端末識別情報とサーバ50Bに登録される子端末識別情報との間に一意の対応関係があればよい。即ち、サーバ50Bが子端末10を識別すると共に、識別した子端末10と親端末30との対応関係が識別できればよい。
【0023】
位置検出器20は、図3に示すように、受信部22及び送信部24を備えて、施設の天井等に複数設置される。各位置検出器20には、それぞれの設置場所に対応した検出位置情報が割り与えられている。受信部22は、子端末10から受信した子端末識別情報と検出位置情報とを、施設内ネットワーク21を介してサーバ50Bに送る。送信部24は、検出位置情報を赤外線信号等により施設空間に出力する。この出力された検出位置情報は、親端末30により受信される。
【0024】
検出位置情報は、位置検出器20の識別情報として用いられる場合、子端末の位置を示す情報として用いられる場合及び、親端末の位置を示す情報として用いられる場合がある。これらは表現が異なるだけで情報の内容は同じである。以下の説明においては、位置検出器20の位置を示す場合に用いる検出位置情報を検出器位置情報、子端末の位置を示す場合に用いる検出位置情報を子端末位置情報、親端末の位置を示す場合に用いる検出位置情報を親端末位置情報と記載する。従って、受信部22がサーバ50Bに出力する検出位置情報は、子端末位置情報である。また、送信部24が親端末30に出力する検出位置情報は、親端末位置情報である。
【0025】
施設内ネットワーク21は、各位置検出器20とサーバ50Bとを接続する。サーバ50Bは、図4に示すように、通信部51、記憶部52、位置取得部53、案内情報作成部54、認証部55、登録部56及び、探索要求処理部57を備える。なお、サーバ50Bとしてパーソナルコンピュータやワークステーション等の情報処理装置が適用可能である。
【0026】
通信部51は、施設内ネットワーク21を介して位置検出器20と通信すると共に、通信ネットワーク43を介して親端末30と通信する。記憶部52は、位置検出器20から受信した子端末10の子端末識別情報、親端末30の親端末識別情報、子端末位置情報及び施設の案内図(マップ)等の施設情報を記憶する。案内情報作成55は、記憶部52に記憶された各種の情報に基づき、親端末に提示する案内情報を作成する。登録部56は、子端末識別情報や子端末位置情報等を記憶部52に登録する。探索要求処理部57は、親から子供の位置を探索する要求(探索要求)を受信した場合に、この探査要求の受理処理を行う。
【0027】
親端末30は、親が所有している携帯電話等の携帯端末である。図5は、この親端末30の構成を示すブロック図である。親端末30は、親端末通信部31、操作部32、親端末記憶部33、表示部34、親端末制御部35を備える。親端末通信部31は、無線基地局41を介してサーバ50Bと通信する第1の無線部と、位置検出器20から赤外線等により検出位置情報(親端末位置情報)を受信する第2の無線部とを有する。操作部32は、種々の情報入力を行うテンキー等を備える。親端末記憶部33は、案内情報等を記憶する。表示部34は、液晶表示装置等の表示器を備えて案内情報等を表示する。親端末制御部35は、親端末通信部31、操作部32、親端末記憶部33及び表示部34を制御する。
【0028】
次に、この位置情報配信システム1Bの動作を図6〜図12を参照して説明する。図6及び図7は、子端末10を探索する際の親端末30及びサーバ50Bにおける処理手順を示すフローチャートである。手順は、大きく分けて初期登録(フェーズA)、子端末位置収集手順(フェーズB)、子端末探索要求受付手順(フェーズC)、親端末識別情報認証手順(フェーズD)、案内情報生成手順(フェーズE)、案内手順(フェーズF)を含んでいる。
【0029】
「初期登録(フェーズA)」 先ず、施設に顧客が入場する際に、施設側は子端末10を顧客に供与すると共に、その子端末識別情報を親に教える。子供は、施設内で子端末10を携帯する。また施設側は、親が携帯している携帯電話等の電話番号やメールアドレス等の提示を受ける。この携帯電話等は親端末30として利用され、電話番号やメールアドレス等は親端末識別情報となる。なお、携帯電話等を所有していない親もいる。この場合は、施設側が親に親端末30を供与してもよい。そして、施設側は子端末識別情報と親端末識別情報とを対応させて、サーバ50Bの記憶部52に登録(初期登録)する(ステップSA11)。登録処理は、登録部56が行う。子端末識別情報と親端末識別情報とのセットは、顧客数に応じた数だけ存在する。以下の説明では、子端末識別情報と親端末識別情報とのセットをデータグループと記載する。
【0030】
「子端末位置収集手順(フェーズB)」 初期登録が完了した後、子供が子端末10を携帯して施設内を移動する。施設内には種々の場所に位置検出器20が設置されているので、この子端末10から発信されている子端末識別情報は、これらの位置検出器20により受信される。位置検出器20は、子端末位置情報と、受信した子端末識別情報とをサーバ50Bに送信する。位置取得部53は、受信した子端末識別情報と一致する子端末識別情報を持つデータグループを記憶部52から検索する。そして、位置取得部53は、一致する子端末識別情報を持つ記憶部52内のデータグループに、受信した子端末位置情報と受信時刻とを追記する(ステップSA12,ステップSA13)。子供の移動に伴い子端末識別情報を受信する位置検出器20が変わるため、記憶部52には子供の移動に従い子端末位置情報と受信時刻とが時系列的に追記されることになる。
【0031】
「子端末探索要求受付手順(フェーズC)」 このような状況で、親が子供の位置を確認する場合は、親は親端末30からサーバ50Bに対して探索要求を行う(ステップSA1)。このとき、親端末30の表示部34には、例えば図8に示すような探索情報入力画面K1が表示される。図8に示す探索情報入力画面K1には、施設に入場した際に通知された子端末識別情報を入力する子端末識別情報入力欄K2が設けられている。そこで、親は、親端末30の操作部32から、子端末識別情報入力欄K2に子端末識別情報を入力する。そして、子供の現在位置を探索したい場合は、位置案内ボタンK3をクリックし、子供の移動履歴を探索した場合には、履歴ボタンK4をクリックする。
【0032】
位置案内ボタンK3又は履歴ボタンK4がクリックされると、図5に示す親端末30の親端末制御部35は、親端末通信部31を介してサーバ50Bに探索要求を送信する。なお、探索要求には、子端末識別情報、親端末位置情報及び探索モード情報が含まれている。探索モード情報は、親の位置から子供の位置までのルートを案内するモード(案内モード)か、子供の移動履歴を探索するモード(履歴モード)かを示す情報である。
【0033】
サーバ50Bの探索要求処理部57は、探索要求を受信すると(ステップSA14)、受信した子端末識別情報が記憶部52に登録されているか否かを確認する(ステップSA15)。受信した子端末識別情報が記憶部52に登録されている場合は、探索要求受理信号を親端末30に出力して(ステップSA16)、図7に示すフェーズDのステップSA18に進む。一方、受信した子端末識別情報が記憶部52に登録されていない場合は、探索要求不受理信号を親端末30に出力して(ステップSA17)、ステップSA14に戻る。
【0034】
親端末30は、ステップSA1において探索要求を出力すると、サーバ50Bからの応答待ちとなっている(ステップSA2)。このとき、探索要求受理信号を受信すると、図7に示すフェーズDのステップSA3に進む。一方、探索要求不受理信号を受信するとステップSA1に戻り、探索要求の再要求を行う。
【0035】
「親端末識別情報認証手順(フェーズD)」 フェーズDでは、認証部55は、親端末30に対して親端末識別情報の入力を要求(認証要求)する(ステップSA18)。これは他人が親になりすまして子供の位置を知ろうとするような場合を防止するためである。
【0036】
親端末30は、サーバ50Bから認証要求を受信すると(ステップSA3)、入場時に施設側に伝えた電話番号等の親端末識別情報をサーバ50Bに出力する(ステップSA4)。このとき、例えば図9に示すような親端末識別情報入力画面K5が親端末30の表示部34に表示される。親は、親端末識別情報入力欄K6に親端末識別情報を入力して、OKボタンK7又はキャンセルボタンK8をクリックする。キャンセルボタンK8がクリックされた場合は、親端末識別情報欄K6への再入力待ちとなる。
【0037】
サーバ50Bの認証部55は、親端末30から親端末識別情報を受信すると(ステップSA19)、受信した親端末識別情報が正しいか否かを判断する(ステップSA20,SA21)。受信した親端末識別情報が正しいか否かの判断は、受信した親端末識別情報と記憶部52に記憶されている親端末識別情報とが一致するか否かにより行う。
【0038】
即ち、ステップSA11において初期登録した際に、子端末識別情報と共に親端末識別情報が記憶部52に登録されている。また、ステップSA14において親端末30から受信した探索要求に、子端末識別情報が含まれている。そこで、認証部55は、ステップSA14において受信した子端末識別情報を含むグループデータを記憶部52から検索して、検索されたグループデータの中から親端末識別情報を抽出する。そして、この抽出された親端末識別情報と、ステップSA19において受信した認証用の親端末識別情報とが一致するか否かを判断する。
【0039】
このような判断により、記憶されている親端末識別情報と受信した親端末識別情報とが一致している場合は、認証完了信号を親端末30に送信して(ステップSA22)、フェーズEのステップSA24に進む。一方、記憶されている親端末識別情報と受信した親端末識別情報とが一致していない場合は、認証不了信号を親端末30に送信して(ステップSA23)、ステップSA19に戻る。
【0040】
親端末30は、ステップSA4で親端末識別情報を送信すると、認証完了信号待ちとなる(ステップSA5)。このとき、サーバ50Bから、認証完了信号を受信するとフェーズFの案内情報の受信待ちとなる。一方、認証不了信号を受信するとステップSA4に戻り、親端末識別情報の再入力及び再送信となる。
【0041】
「案内情報生成手順(フェーズE)」 親端末の認証が完了すると、案内情報作成部54は、ステップSA14で受信した探索要求に含まれる探索モードの内容を判断する(ステップSA24)。この探索モードは、案内モードと履歴モードとからなるので、履歴モードの場合はステップSA25に進んで履歴案内情報が生成され、案内モードの場合はステップSA26に進んでルート案内情報が生成される。
【0042】
ステップSA25において、案内情報作成部54は、記憶部52から子端末10の子端末位置情報と時刻情報を抽出してリスト化することによって履歴案内情報を生成する。
【0043】
一方、ステップSA26において、案内情報作成部54が生成するルート案内情報は、以下のようにして生成される。先ず、案内情報作成部54は、記憶部52から子端末10の最新の子端末位置情報を抽出する。子端末位置情報は、先に説明したように位置検出器20(図2を参照)に割り振られている検出位置情報である。この検出位置情報の内容としては、「041234」のようなコードが例示できる。この例では、「04」が階数を示している。各階は格子状に区画されて、その座標値が「1234」のように与えられている。上記例では、X座標が「12」で、Y座標が「34」の位置に配置された位置検出器20であることを示す。無論、デパートのような場合には、店舗に対して番号を割り当てることも可能である。例えば、おもちゃ店は「01」、婦人服店は「02」のようにする。なお、本実施形態は、検出位置情報のデータ構造により制限を受けない。以下の説明では、各階が格子状に区画されて、区画毎に番号が付されているとする。
【0044】
図4において、案内情報作成部54は、子端末位置情報から子供が居る階数のマップを記憶部52から読み出し、また親端末30の親端末位置情報から親が居る階数のマップを記憶部52から読み出す。これらのマップには、店舗、エスカレータ、通路等の情報が含まれている。
【0045】
以下説明を簡単にするため、図11及び図12に示すように(これらの図の説明は、後述する)、親が4階のアクセサリ売り場に居て、子供が5階のおもちゃ売り場に居る場合を例に説明する。この場合、案内情報作成部54は、先ず4階に居る親をエスカレータの位置まで案内するためのルートを設定する。ルート設定は、親の位置とエスカレータの位置とを、マップに設定されている通路で結ぶことにより行う。このとき、複数のルートの設定が可能であるので、距離の短いルートから優先度を付ける。次に、各ルートに含まれる通路状況情報に基づき、ルートを選択する。通路状況情報とは、通行の容易さを示す情報であって、例えば該当する通路が清掃中であるとか、催しが行われていて混雑している等の情報である。もし、距離が最も短いルートであっても、通路状況情報が混雑を示している場合には、次に距離の短いルートを案内ルートとして設定する。このようにして生成された案内情報は、親端末30に送られる。
【0046】
「案内手順(フェーズF)」 サーバ50Bが案内情報を作成している間は、親端末30は、案内情報待ちの状態である。この状態で親端末30がサーバ50Bから案内情報を受信すると、探索モードに応じた画面表示を行う(ステップSA6〜ステップSA9)。
【0047】
例えば、探索モードが履歴モードの場合は、図10に示すような画面が親端末30の表示部34に表示される。履歴表示領域K10には、子供が居た場所と時刻とが時系列的に表示されている。そして、子供の現在の位置は、現在位置領域K11に表示されている。従って、親は、子供の動きを容易に把握することが可能になる。
【0048】
一方、探索モードが案内モードの場合は、図11及び図12に示すような画面が親端末30の表示部34に表示される。図11は親をアクセサリ売り場からエスカレータの所まで案内する画面であり、図12はエスカレータから子供の所まで案内する画面である。図11に示す表示画面には、親を子供の居場所に案内するためのメッセージ欄K21が設けられている。例えば、図11では、「2月1日11時50分現在、本館5階にお子さんが居ます。矢印に従いエスカレータで5階にお上がり下さい。5階につきましたら、「進む」をクリックしてください。」とのメッセージが表示されている。なお、親の位置は、図11において本館4階のアクセサリ売り場P1としている。また子供の位置は、図12において本館5階のおもちゃ売り場P8としている。そこで、図11に従って、親をアクセサリ売り場P1からエスカレータの所まで案内する。このとき、ルートP2とルートP3が存在する。ルートP2はルートP3より距離が短いが、途中に催物会場があり、混雑している。このため、ルートP2には、「×」印が付されて、ルートP3を通ることを勧めている。親は、ルートP3に従い上りエスカレータまで進み、本館5階に上る。そして、親は、エスカレータで5階に上ると、メッセージ欄K21の指示に従い「進む」K22をクリックすると、図11に示す画面から図12に示す画面に変わる。
【0049】
図12において、5階に上がったときの親の位置は、丸字印で示された位置P6である。そして、子供の位置P8には星印及び「子供の位置」の表示が付されている。親は、点線で示されたルートP7をたどることにより、容易に子供の位置までたどり着くことができる。親が子供の所に到達すると、確認のボタンを押す。これにより案内が終了する。
【0050】
なお、上述した手順をコンピュータが実行できるコードに変換したプログラムとすることが可能である。また、このようなプログラムを情報記録媒体や通信ネットワークを介してサーバにインストールすることも可能である。
【0051】
以上説明したように、親は子供の位置履歴を取得することにより、子供の動きを容易に知ることができる。また、ルート案内情報により、親は子供の所まで効率よく行くことができるようになる。
【0052】
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。第2の実施形態では、親が子供の居場所を見失った場合に、子供の場所まで案内できるようにした。しかし、子供は、おもちゃ売り場のような安全な場所以外にも、危険な場所に近づいたり、施設から外に出たりすることがある。以下、このような場所を危険領域と記載する。このような場合には、子供が危険領域に立ち入らないようにすることが重要である。そこで、本実施形態においては、子供が危険領域に立ち入りそうになったときに、回りの人(施設の人等)に報知することで、危険を防止するようにしている。また、親に子供が危険領域に近づいていることを通知するようにしている。
【0053】
図13は、このような位置情報配信システム1Cの構成を示す図で、図2に示す位置情報配信システム1Bに対して警報装置60が付加されている。また、図14は、サーバ50Cの構成を示す図で、図4に示すサーバ50Bに対して警報部58が付加されている。なお、第2の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
【0054】
警報装置60はスピーカーやパトライトを有する警報器である。危険領域の近くに設置されている位置検出器20が子端末10を検出して、子端末位置情報と子端末識別情報とをサーバ50Bに送信する。警報部58は、位置取得部53が取得した子端末10の位置が記憶部52に予め記憶された危険領域に該当するか否かを判断する。そして、子端末10が危険領域に居ると判断した場合には、警報装置60に報知信号を出力すると共に、親端末30に警報を通知する。
【0055】
この警報手順を図15に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図15に示す手順は、図6において説明したフェーズBの子端末位置収集手順とフェーズCの子端末探索要求受付手順との間に行われるものとするが、図6及び図7に示す案内情報作成手順と別処理(並列処理する)とすることも可能である。
【0056】
サーバ50Cの警報部58は、位置検出器20の受信部22(図3を参照)から受信した子端末識別情報と子端末位置情報(検出位置情報)とを記憶部52に記憶すると、この子端末位置情報が危険領域の近傍か否かを判断する(ステップSB11)。危険領域は、予め記憶部52に記憶されている。そこで、子端末位置情報が記憶部52に記憶されている危険領域に該当する場合には、子端末10を携帯した子供が危険領域に入ろうとしていると判断して、子端末識別情報及び親端末識別情報を記憶部52から読み出す(ステップSB12)。そして、警報部58は、通信部51から施設内ネットワーク21を介して警報装置60に警報信号を出力する(ステップSB13)。
【0057】
このとき、警報装置60は、警報信号待ちの状態である(ステップSB21)。警報装置60は、警報信号を受信すると、警報を発報する(ステップSB22)。この警報の発報により、危険領域の近くにいる店員等が、この危険領域に立ち入ろうとする子供が居ることを認識して、店員等は、直ちに子供が危険領域に立ち入らないように保護する。
【0058】
一方、警報部58は、ステップSB13で警報信号を出力した後、親端末30に警報通知信号を出力する(ステップSB14)。親は、警報通知を受信すると、警報に応じた対応を行う(ステップSB1,ステップSB2)。例えば、探索要求をサーバ50Cに出力して、図11や図12に示したようなルート案内画面を親端末30に表示させることにより、速やかに子供の所に行く。
【0059】
以上のように、子供が危険領域に立ち入ろうとしても、これを事前に検出するので、子供の安全等が確保できる共に、親が子供の所に速やかに行くことが可能になる。
【符号の説明】
【0060】
1A,1B,1C 位置情報配信システム
3,53 位置取得部
4,52 記憶部
6,54 案内情報作成部
7,30 親端末
8,10 子端末
20 位置検出器
31 親端末通信部
33 親端末記憶部
34 表示部
35 親端末制御部
50B,50C サーバ
51 通信部
55 認証部
56 登録部
57 探索要求処理部
58 警報部
60 警報装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
探索者が携帯する第1の端末の位置を取得すると共に被探索者が携帯する第2の端末の位置を取得する位置取得部と、
少なくとも前記位置取得部が取得した前記第2の端末の位置情報を記憶する記憶部と、
前記第2の端末の位置を探索する探索要求を前記第1の端末から受信した場合に、前記探索要求に基づき前記記憶部から前記第2の端末の位置を検索し、検索された前記第2の端末の位置と前記位置取得部が取得した前記第1の端末の位置とにより、前記探索者を前記被探索者の位置まで案内する案内情報を作成する案内情報作成部とを備える位置情報配信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の位置情報配信システムにおいて、
前記記憶部は、前記被探索者の移動に従って前記第2の端末の位置情報を時系列に記憶し、
前記案内情報作成部が前記案内情報を作成する場合には、前記記憶部から前記第2の端末の時系列の位置情報を検索して、検索された前記第2の端末の時系列の位置情報に基づき、前記被探索者の移動履歴を含む履歴案内情報を作成することを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の位置情報配信システムにおいて、
前記案内情報作成部が作成する前記案内情報には、前記記憶部から検索された前記第2の端末の位置と前記位置取得部により取得された前記第1の端末の位置とに基づき、前記探索者を前記被探索者の位置まで案内するルート案内情報を含むことを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項4】
請求項3に記載の位置情報配信システムにおいて、
前記記憶部は、施設のマップを予め記憶し、
前記案内情報作成部が前記ルート案内情報を作成する場合には、前記記憶部から前記マップを読み出して、読み出された前記マップに前記探索者を前記被探索者の位置まで案内するルートをマッピングすることを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項5】
請求項4に記載の位置情報配信システムにおいて、
前記案内情報作成部が前記ルート案内情報を作成する場合に、前記ルートが複数存在する場合には、通行が容易なルートを選択することを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の位置情報配信システムにおいて、
前記探索要求が受信された場合に、前記探索者を認証する認証処理を行う認証部を備えることを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の位置情報配信システムにおいて、
前記記憶部が、施設の特定の領域を予め記憶し、
前記位置取得部により取得された前記第2の端末の位置が前記領域に該当する場合には、警報を報知する警報部を備えることを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項8】
請求項7に記載の位置情報配信システムにおいて、
前記警報部は、警報を報知すると共に、前記第1の端末に警報を通知することを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項9】
探索者が携帯する第1の端末の位置を取得すると共に被探索者が携帯する第2の端末の位置を取得する位置取得手順と、
少なくとも前記位置取得手順で取得された前記第2の端末の位置情報を記憶する記憶手順と、
前記第2の端末の位置を探索する探索要求を前記第1の端末から受信した場合に、前記探索要求に基づき前記記憶手順により記憶された前記第2の端末の位置と前記位置取得手順により取得された前記第1の端末の位置とにより、前記探索者を前記被探索者の位置まで案内する案内情報を作成する案内情報作成手順とを含むことを特徴とする位置情報配信方法。
【請求項10】
請求項9に記載の位置情報配信方法において、
前記記憶手順は、前記被探索者の移動に従って前記第2の端末の位置情報を時系列に記憶する手順を含み、
前記案内情報作成手順により前記案内情報を作成する場合には、前記記憶手順から前記第2の端末の時系列の位置情報を検索して、検索された前記第2の端末の時系列の位置情報に基づき、前記被探索者の移動履歴を含む履歴案内情報を作成することを特徴とする位置情報配信方法。
【請求項11】
請求項9又は10に記載の位置情報配信方法において、
前記案内情報作成手順により作成される前記案内情報には、前記記憶手順により検索された前記第2の端末の位置と前記位置取得手順により取得された前記第1の端末の位置とに基づき、前記探索者を前記被探索者の位置まで案内するルート案内情報が含まれることを特徴とする位置情報配信システム。
【請求項12】
請求項11に記載の位置情報配信方法において、
前記記憶手順は、施設のマップを予め記憶する手順を含み、
前記案内情報作成手順により前記ルート案内情報を作成する場合に、前記記憶手順から前記マップを読み出して、読み出された前記マップに前記探索者を前記被探索者の位置まで案内するルートをマッピングする手順を含むことを特徴とする位置情報配信方法。
【請求項13】
請求項12に記載の位置情報配信方法において、
前記案内情報作成手順により前記ルート案内情報を作成する際に、前記ルートが複数存在する場合は、通行が容易なルートを選択する手順が含まれることを特徴とする位置情報配信方法。
【請求項14】
請求項9乃至13のいずれか1項に記載の位置情報配信方法において、
前記探索要求が受信された場合に、前記探索者を認証する認証手順を含むことを特徴とする位置情報配信方法。
【請求項15】
請求項9乃至14のいずれか1項に記載の位置情報配信方法において、
前記記憶手順が、施設の特定の領域を予め記憶する手順を含み、
前記位置取得手順により取得された前記第2の端末の位置が前記領域に該当する場合には、警報を報知する警報手順を含むことを特徴とする位置情報配信方法。
【請求項16】
請求項15に記載の位置情報配信方法において、
前記警報手順は、警報を報知すると共に、前記第1の端末に警報を通知する手順を含むことを特徴とする位置情報配信方法。
【請求項17】
探索者が携帯する第1の端末の位置を取得すると共に被探索者が携帯する第2の端末の位置を取得する位置取得ステップと、
少なくとも前記位置取得ステップで取得された前記第2の端末の位置情報を記憶する記憶ステップと、
前記第2の端末の位置を探索する探索要求を前記第1の端末から受信した場合に、前記探索要求に基づき前記記憶ステップにより記憶された前記第2の端末の位置と前記位置取得ステップにより取得された前記第1の端末の位置とにより、前記探索者を前記被探索者の位置まで案内する案内情報を作成する案内情報作成ステップとをコンピュータに実行させるための位置情報配信プログラム。
【請求項18】
請求項17に記載の位置情報配信プログラムにおいて、
前記記憶ステップは、前記被探索者の移動に従って前記第2の端末の位置情報を時系列に記憶するステップを含み、
前記案内情報作成ステップにより前記案内情報を作成する場合には、前記記憶ステップにより記憶された前記第2の端末の時系列の位置情報に基づき、前記被探索者の移動履歴を含む履歴案内情報を作成することを特徴とする位置情報配信プログラム。
【請求項19】
請求項17又は18に記載の位置情報配信プログラムにおいて、
前記案内情報作成ステップにより作成される前記案内情報には、前記記憶ステップにより検索された前記第2の端末の位置と前記位置取得ステップにより取得された前記第1の端末の位置とに基づき、前記探索者を前記被探索者の位置まで案内するルート案内情報が含まれることを特徴とする位置情報配信プログラム。
【請求項20】
請求項19に記載の位置情報配信プログラムにおいて、
前記記憶ステップは、施設のマップを予め記憶するステップを含み、
前記案内情報作成ステップにより前記ルート案内情報を作成する場合に、前記記憶ステップから前記マップを読み出して、読み出された前記マップに前記探索者を前記被探索者の位置まで案内するルートをマッピングするステップが含まれることを特徴とする位置情報配信プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−244217(P2010−244217A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−90611(P2009−90611)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.パトライト
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】