説明

便座装置

【課題】便座温度の急峻な温度上昇を行う温度制御において、最適なフィードバック制御を行うことを目的とする。
【解決手段】便座を加熱する便座ヒータと、電圧検知手段と、電流検知手段と、ヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を記憶する記憶手段と、便座ヒータへの通電量を制御する制御手段とを備え、電圧検知手段が検知した電圧と電流検知手段が検知した電流により算出される抵抗と記憶手段に記憶された相関関係から算出されるヒータ温度に従って便座ヒータへの通電量を制御することにより、瞬間加熱式の暖房便座においても、ヒータ温度の検知データに基づいて便座ヒータの通電を制御するフィードバック制御を行うことが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は便座装置の便座の温度制御に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の暖房便座は、便座の中に設けられた便座ヒータを使って便座温度を急峻に上昇させるために、便座の中に設けられたたとえばサーミスターのような温度センサーを使って便座ヒータへの通電前の便座温度を検知し、便座温度が目標温度に達するまでの便座ヒータへの通電時間を算出していた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図3は、そのブロック図である。たとえば焦電センサーを使って構成された人体検知手段6が人体を検知するまでは便座ヒータ2には通電されず、制御手段4は便座1の温度をたとえばサーミスターを使って構成された便座温度検知手段3で検知している。人体検知手段6が人体を検知すると制御手段4は便座ヒータ2に通電開始する前の便座温度から目標温度に達するまでの時間を予め制御手段4に設けられた計算式より算出して、その時間だけたとえば商用電源を入り切りするような加熱用電源5を制御して便座ヒータ2に通電を行い便座温度を目標温度にする制御を行う。
【特許文献1】特開2002−186570号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成の場合、一般に便座ヒータ2の電源として商用電源を使用した場合、絶縁性の問題などで便座温度検知手段3の熱応答性が悪くなるために便座の初期温度から便座ヒータ2への通電時間を算出する予測制御となり、最適な温度制御が難しいという課題があった。
【0005】
また、フィードバック制御ではなく予測制御であるため、便座ヒータ2の経年変化などによる特性変化に対応するのが難しいという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するため、本発明の便座装置は、便座を加熱する便座ヒータと、電圧検知手段と、電流検知手段と、ヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を記憶する記憶手段と、便座ヒータへの通電量を制御する制御手段とを備え、電圧検知手段が検知した電圧と電流検知手段が検知した電流により算出される抵抗と記憶手段に記憶された相関関係から算出されるヒータ温度に従って便座ヒータへの通電量を制御するものである。
【0007】
これにより、瞬間加熱式の暖房便座においても、ヒータ温度の検知データに基づいて便座ヒータの通電を制御するフィードバック制御を行うことが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の便座装置は、急峻な温度上昇を行う瞬間加熱式の便座装置の温度制御においてもフィードバック制御を行うことで最適な温度制御を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は、便座を加熱する便座ヒータと、前記便座ヒータに印加される電圧を検知する電圧検知手段と、前記便座ヒータに流れる電流を検知する電流検知手段と、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を記憶する記憶手段と、前記便座ヒータへの通電量を制御する制御手段とを備え、前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知
手段が検知した電流により算出される抵抗と前記記憶手段に記憶された相関関係から算出される前記ヒータ温度に従って前記便座ヒータへの通電量を制御することにより、通電状態や通電時間に時々刻々変化するヒータ温度を瞬時に検知することが可能となり、特に短時間に昇温させる瞬間加熱式の暖房便座においても、ヒータ温度の検知データに基づいて便座ヒータの通電を制御するフィードバック制御を行うことが可能となる。
【0010】
第2の発明は、便座を加熱する便座ヒータと、前記便座ヒータに流れる電流を検知する電流検知手段と、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を記憶する記憶手段と、前記便座ヒータを加熱するための加熱用電源と、前記電流検知手段により電流を検知するときに前記便座ヒータに通電する固有電圧の検知用電源と、前記便座ヒータに通電する電源を前記加熱用電源または前記検知用電源に切り換える切換え手段と、前記便座ヒータへの通電量を制御する制御手段を備え、前記切換え手段を切り換えて前記検知用電源より便座ヒータに通電した前記検知用電源の固有電圧と前記電流検知手段が検知した電流により算出される前記ヒータ抵抗と前記記憶手段に記憶された相関関係から算出される前記ヒータ温度に従って前記便座ヒータへの加熱用電源からの通電量を制御することにより、商用交流電源の場合は電圧検知および電流検知には、一定期間の平均値を測定することが必要であるため測定期間が必要であるが、便座ヒータのヒータ温度を検知する検知電源を決めた固有電圧の検知用電源を使用することで瞬時に測定することが可能となり、検知機能の応答性を向上することができる。
【0011】
第3の発明は、特に第2の暖房便座において、前記便座ヒータに印加される電圧を検知する電圧検知手段を備え、前記切換え手段を前記検知用電源に切り換えて、前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流と前記相関記憶手段に記憶された相関関係から算出される前記ヒータ温度に従って前記ヒータへの通電量を制御するヒータ制御手段とにより、便検知用電源から座ヒータに印加される電圧と電流をリアルタイムで検知することができるので、検知精度の向上を図ることができる。
【0012】
第4の発明は、特に第2または第3の発明の暖房便座において、便座の温度を検知する便座温度検知手段を備え、前記便座ヒータへの通電を予め決めておいた時間行わなかった場合に、前記便座温度検知手段が検知した温度と前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流により、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を補正することにより、便座ヒータの経年変化などによる特性変化により実際のヒータ温度や便座に与える温度特性の変化に対応して補正することが可能となり、長期間に亘り快適で安全性の高い便座装置を提供することができる。
【0013】
第5の発明は、特に第2または第3の発明の暖房便座において、便座の温度を検知する便座温度検知手段を備え、前記便座温度検知手段が検知した温度が予め決めておいた温度になった場合に、前記便座温度検知手段が検知した温度と前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流により、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を補正することにより、を特徴とする請求項2または3記載の便座装置。
便座ヒータの経年変化などによる特性変化により実際のヒータ温度や便座に与える温度特性の変化に対応する補正を短時間に行うことが可能となり、快適で安全性の高い便座装置を提供することができる。
【0014】
第6の発明は、特に第2または第3の発明の暖房便座において、便座の温度を検知する便座温度検知手段を備え、前記便座温度検知手段が検知する温度が予め決めておいた温度勾配になった場合に前記便座温度検知手段が検知した温度と前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流により前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を補正することにより、便座ヒータの経年変化などによる特性変化により実際の便座ヒータや便座の昇温特性の変化に対応する補正が短時間に行うことが可能となり
、快適で安全性の高い便座装置を提供することができる。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における便座装置を上から見たブロック図を示している。
【0017】
図1において、便座ヒータ12は便座11の加熱を行う。加熱用電源18は便座ヒータ12に便座加熱を行うための電力を供給する。電圧検知手段16は便座ヒータ12に印加される電圧の電圧検知を行う。電流検知手段17は便座ヒータ2に流れる電流の検知を行う。記憶手段15は便座ヒータ2のヒータ抵抗とヒータ温度の関係を記憶している。人体検知手段13は便座11に近づいてくる人体の検知を行う。制御手段14は電圧検知手段16が検知した電圧と電流検知手段17が検知した電流から便座ヒータ12のヒータ抵抗を算出し、記憶手段15が記憶しているヒータ抵抗とヒータ温度の相関関係に基づいて加熱用電源18を制御して便座ヒータ12によって便座加熱を行うための電力を調整する。
【0018】
以上のように構成された便座装置について、以下にその動作、作用を説明する。
【0019】
便座11の使用者が便座1に近づいて人体検知手段13が人体を検知すると、人体検知手段13は人体を検知したという情報を制御手段14に伝達する。人体検知情報を受けた制御手段14は、便座11を暖めるために加熱用電源18を制御して便座ヒータ12に便座加熱を行うための電力の供給を開始する。電圧検知手段16は便座ヒータ12に印加される電圧の電圧検知を行って検知した電圧情報を制御手段14に伝達する。また、電流検知手段17は便座ヒータ12に流れる電流の検知を行って検知した電流情報を制御手段4に伝達する。
【0020】
電圧検知手段16からの電圧情報と電流検知手段7からの電流情報を受けた制御手段14は便座ヒータ12のヒータ抵抗を算出し、算出したヒータ抵抗から記憶手段15が記憶している相関関係に基づいて便座ヒータ12のヒータ温度を算出し、算出された便座ヒータ12のヒータ温度に応じて加熱用電源18を制御して便座ヒータ12によって便座加熱を行うための電力を調整して便座温度を目標温度にする制御を行う。
【0021】
このとき、たとえば便座ヒータ12が断線故障したとすると便座ヒータ12に電流が流れなくなるので、制御手段14は電流検知手段17からの電流情報によって便座ヒータ12の断線を判断して便座ヒータ12への電力供給を停止させる。
【0022】
また、たとえば便座ヒータ12が短絡故障して異常な電流が流れると、制御手段14は電流検知手段17からの電流情報によって便座ヒータ12の短絡を判断して便座ヒータ12への電力供給を停止させる。
【0023】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における便座装置を上から見たブロック図を示している。
【0024】
図2において、便座ヒータ12は便座11の加熱を行う。加熱用電源18は商用の交流100Vの電源で、便座ヒータ12に便座加熱を行うための電力を供給する。検知用電源19は、便座11を加熱させることができない程度の直流源で、本実施の形態においては制御手段14と整合性の高い5Vを採用している。切換え手段20は便座ヒータ12の電
源を、加熱用電源18または検知用電源19への切り換えを行う。電圧検知手段16は便座ヒータ12に印加される電圧の電圧検知を行う。電流検知手段17は便座ヒータ12に流れる電流の検知を行う。記憶手段15は便座ヒータ12の抵抗と温度の関係を記憶している。人体検知手段13は便座11に近づいてくる人体の検知を行う。便座温度検知手段21は、たとえばサーミスターで構成されていて便座11の温度を検知する。制御手段14は電圧検知手段16が検知した電圧と電流検知手段17が検知した電流から算出したヒータ抵抗と記憶手段15が記憶している相関関係に基づいて加熱用電源18を制御して便座ヒータ12によって便座加熱を行うための電力を調整する。
【0025】
なお、検知用電源19としては本実施の形態においてはDC5Vを採用したが、これに限るもではなく、制御手段14を構成する部品の仕様と整合性の高い例えばDC12V等の他の電圧を採用してもよい。
【0026】
以上のように構成された便座装置について、以下にその動作、作用を説明する。
【0027】
便座11の使用者が便座11に近づいて人体検知手段13が人を検知すると、体検知手段13は人体を検知したという情報を制御手段14に伝達する。人体検知情報を受けた制御手段14は、便座11を暖めるために加熱用電源18を制御して便座ヒータ12に便座加熱を行うための電力の供給を開始する。
【0028】
また、制御手段14は、たとえば商用電源周波数に同期するなど予め決めておいた周期で切換え手段20を制御して便座ヒータ12の電源を加熱用電源18と検知用電源19へ切り換える。
【0029】
電圧検知手段16は切換え手段20によって便座ヒータ12の電源が検知用電源19になっているときに便座ヒータ12に印加される電圧の電圧検知を行って検知した電圧情報を制御手段14に伝達する。電流検知手段17は切換え手段20によって便座ヒータ12の電源が検知用電源19になっているときに便座ヒータ12に流れる電流の検知を行って検知した電流情報を制御手段14に伝達する。
【0030】
上記電圧検知と電流検知は、検知用電源19の直流電源を使用して検知を行うことにより、実施の形態1で行った交流電源を使用した場合より短時間に安定した検知データを得ることができる。
【0031】
電圧検知手段16からの電圧情報と電流検知手段17からの電流情報を受けた制御手段4は便座ヒータ12のヒータ抵抗を算出し、算出したヒータ抵抗から記憶手段15が記憶している相関関係に基づいて便座ヒータ12の温度を算出し、算出された便座ヒータ12の温度に応じて加熱用電源8を制御して便座ヒータ12によって便座加熱を行うための電力を調整して便座温度を目標温度にする制御を行う。
【0032】
このときたとえば便座ヒータ12が断線故障したとすると便座ヒータ12に電流が流れなくなるので、制御手段14は電流検知手段17からの電流情報によって便座ヒータ12の断線を判断して便座ヒータ12への電力供給を停止させる。
【0033】
また、たとえば便座ヒータ12が短絡故障して異常な電流が流れると、制御手段14は電流検知手段17からの電流情報によって便座ヒータ12の短絡を判断して便座ヒータ12への電力供給を停止させる。
【0034】
また、便座12の加熱が行われない時間が、例えば便座11が十分に便座11の周囲温度になじむ温度になる時間など予めきめておいた時間が経過すると、制御手段14は切換
え手段20を制御して便座ヒータ12の電源を検知用電源19へ切り換えて便座ヒータ12に検知電源19の電力を供給し、電圧検知手段16からの電圧情報と電流検知手段17からの電流情報より便座ヒータ12のヒータ抵抗を算出し、便座温度検知手段13が検知した便座温度と算出した抵抗値に基づいて、記憶手段15に記憶されている便座ヒータ12のヒータ抵抗と温度の関係を更新することにより、便座ヒータの経年変化などによる特性変化により実際のヒータ温度や便座に与える温度特性の変化に対応して補正することが可能となり、長期間に亘り快適で安全性の高い便座装置を提供することができる。
【0035】
なお、記憶手段15に記憶されている便座ヒータ12のヒータ抵抗と温度の関係の更新条件は、便座12の加熱が行われない時間だけではなく、たとえば便座温度検知手段3が検知した温度が予め決めておいた温度になったときでもいいし、例えば便座温度検知手段3が検知した温度の温度勾配が予め決めておいた値になったときでもいい。
【0036】
また、便座ヒータ12の印加電圧は、検知用電源19の電圧が予め分かっている場合は、電圧検知手段16を使用せずに検知用電源19の電圧としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように、本発明にかかる便座装置は、急峻な温度上昇を行う温度制御においてもフィードバック制御を行うことできるので、短時間に昇温する他の暖房器具等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態1における便座装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における便座装置のブロック図
【図3】従来の便座装置のブロック図
【符号の説明】
【0039】
11 便座
12 便座ヒータ
14 制御手段
15 記憶手段
16 電圧検知手段
17 電流検知手段
18 加熱用電源
19 検知用電源
20 切換え手段
21 便座温度検知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便座を加熱する便座ヒータと、前記便座ヒータに印加される電圧を検知する電圧検知手段と、前記便座ヒータに流れる電流を検知する電流検知手段と、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を記憶する記憶手段と、前記便座ヒータへの通電量を制御する制御手段とを備え、前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流により算出される抵抗と前記記憶手段に記憶された相関関係から算出される前記ヒータ温度に従って前記便座ヒータへの通電量を制御する便座装置。
【請求項2】
便座を加熱する便座ヒータと、前記便座ヒータに流れる電流を検知する電流検知手段と、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を記憶する記憶手段と、前記便座ヒータを加熱するための加熱用電源と、前記電流検知手段により電流を検知するときに前記便座ヒータに通電する固有電圧の検知用電源と、前記便座ヒータに通電する電源を前記加熱用電源または前記検知用電源に切り換える切換え手段と、前記便座ヒータへの通電量を制御する制御手段を備え、前記切換え手段を切り換えて前記検知用電源より便座ヒータに通電した前記検知用電源の固有電圧と前記電流検知手段が検知した電流により算出される前記ヒータ抵抗と前記記憶手段に記憶された相関関係から算出される前記ヒータ温度に従って前記便座ヒータへの加熱用電源からの通電量を制御する便座装置。
【請求項3】
前記便座ヒータに印加される電圧を検知する電圧検知手段を備え、前記切換え手段を前記検知用電源に切り換えて、前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流と前記相関記憶手段に記憶された相関関係から算出される前記ヒータ温度に従って前記ヒータへの通電量を制御するヒータ制御手段とにより構成される請求項2記載の便座装置。
【請求項4】
便座の温度を検知する便座温度検知手段を備え、前記便座ヒータへの通電を予め決めておいた時間行わなかった場合に、前記便座温度検知手段が検知した温度と前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流により、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を補正することを特徴とする請求項2または3記載の便座装置。
【請求項5】
便座の温度を検知する便座温度検知手段を備え、前記便座温度検知手段が検知した温度が予め決めておいた温度になった場合に、前記便座温度検知手段が検知した温度と前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流により、前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を補正することを特徴とする請求項2または3記載の便座装置。
【請求項6】
便座の温度を検知する便座温度検知手段を備え、前記便座温度検知手段が検知する温度が予め決めておいた温度勾配になった場合に前記便座温度検知手段が検知した温度と前記電圧検知手段が検知した電圧と前記電流検知手段が検知した電流により前記便座ヒータのヒータ抵抗とヒータ温度との相関関係を補正することを特徴とする請求項2または3記載の便座装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−125190(P2009−125190A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−301502(P2007−301502)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】