説明

充電制御装置及び車両充電システム

【課題】ACリレーの後段に電力線通信部を備えた構成であっても、ACリレーのON/OFFに関わらず、車両と外部ネットワークとの通信を実現する充電制御装置及び車両充電システムを提供することである。
【解決手段】ACリレー22に並列に信号のみを透過する信号帯域フィルタ部21を設ける。これにより、車両10が充電を行っておらずACリレー22がOFFであっても、信号帯域フィルタ部21を介して車両10と外部ネットワーク40との通信を実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車やプラグインハイブリッドカー等の車両に充電を行う充電制御装置及び車両充電システムに関し、さらに詳しくは車両充電システムの充電用の充電ケーブルを用いた電力線通信の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車やプラグインハイブリッドカー等外部から電力を充電し、この充電した電力で稼働する車両の普及が始まっている。
そしてこれらの車両を普及させるためには、車両に電気を充電するための車両充電装置を各所に設ける必要がある。
【0003】
また車両を車両充電システムに接続したときに、充電に用いる電力線を使って車両と車両充電装置間、あるいは車両充電装置に接続されたネットワーク間で電力線通信を行うことが提案されている。
【0004】
特許文献1には、外部充電可能なメインバッテリとエンジンを有するハイブリッド車両を充電する車両充電システムが開示されている。
この特許文献1の車両充電システムでは、車両は、車両充電システムの充電プラグに接続したときに、電力線通信によって車両充電システムから電力価格及び燃料価格についての情報を受信する。そしてこれらの情報と走行中に記録した車両走行履歴から充電にかかる電力コストと給油にかかる燃料コストを算出し、適切なエネルギーの選択を行えるようにしている。
【0005】
また特許文献2には、車両単位ではなく利用者単位で課金を行うことが出来るシステムが開示されている。この特許文献2のシステムでは、電力線通信を用いて、充電を行う際に利用者の識別情報を車両からシステムに送信し、システムでは充電料金と車両から送信された利用者の識別情報を関連づけて記憶することで、利用者単位での充電の課金を実現している。
【0006】
車両と外部ネットワークを電力線通信を用いて接続可能な従来の車両充電システムの構成例として、特許文献1の構成を図7に示す。
図7は、特許文献1の車両充電システムの構成を示すブロック図である。
この図7に示した構成に代表されるこれまでの車両充電システムでは、車両充電装置200に接続された車両100は、外部通信インターフェース部216を介して、システムの外部のネットワークに接続し、このネットワーク上のサーバや端末装置と通信を行うことが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−308030号公報
【特許文献2】特開2009−254052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、図7の車両充電システムは、車両充電装置200の構成が、電力線通信部210を、車両100から見てリレー204より前段に設けることを前提とした構成である。
【0009】
したがって、例えば電力線通信部が設置されている家屋の電源に車両充電装置を接続して用いており且つ家屋で電力線通信ホームネットワークを用いている場合等、車両充電装置の後段に電力線通信部を接続する構成となる場合、車両100が充電を行っていないときには、車両100は電力線通信ホームネットワーク等を介した外部ネットワークと通信ができない、という問題がある。
【0010】
本発明は上記問題を鑑みて為されたものであり、その目的は車両が充電を行っていないときも外部ネットワークとの通信を可能とした充電制御装置及び車両充電システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本充電制御装置は、車両を充電する充電制御装置であって、一方が前記車両を充電するための電力線に接続され、他方が外部電力源から供給を受けるための電力線に接続され、前記車両への充電をON/OFFするリレーと、前記リレーのON/OFFを切替え制御するリレー制御部と、前記リレーに並列に設けられ、電力線に重畳された信号のみ通過させる信号帯域フィルタ部と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本車両充電システムは、車両を充電する車両充電システムであって、外部ネットワークと接続する電力線通信ホームネットワーク装置と、前記電力線通信ホームネットワーク装置を介して外部電力源から供給される電力により前記車両を充電する充電制御装置と、から成り、前記電力線通信ホームネットワーク装置は、前記外部ネットワークと送受信を行う外部通信インターフェース部と、前記外部通信インターフェース部より渡された信号、若しくは電力線より抽出されて復調された信号のプロトコル変換を行うゲートウェイ部と、前記ゲートウェイ部から渡された信号の変調、若しくは電力線に重畳された信号の復調を行う電力線通信部と、前記電力線通信部で変調された信号を外部電力源からの電力線に重畳させ若しくは電力線に重畳されている信号を電力線から抽出して前記電力線通信部に出力する重畳/信号抽出部と、を備え、前記充電制御装置は、一方が前記車両を充電するための電力線に接続され、他方が外部電力源から供給を受けるための電力線に接続され、前記車両への充電をON/OFFするリレーと、前記リレーのON/OFFを切替え制御するリレー制御部と、前記リレーに並列に設けられ電力線に重畳された信号のみ通過させる信号帯域フィルタ部と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、リレーの後段に外部ネットワークとの接続を行う電力線通信ホームネットワーク装置が設けられる構成であっても、リレーのON/OFFにかかわらず、車両と外部ネットワークとの間の通信を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の形態の車両充電システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】信号帯域フィルタ部の第1の構成例を示す図である。
【図3】信号帯域フィルタ部の第2の構成例を示す図である。
【図4】信号帯域フィルタ部の第3の構成例を示す図である。
【図5】信号帯域フィルタ部の第4の構成例を示す図である。
【図6】第2の形態の車両充電システムの全体構成を示すブロック図である。
【図7】特許文献1の車両充電システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
図1は第1の形態の車両充電システム1aの全体構成を示すブロック図である。
同図に示すように本実施形態の車両充電システム1aは、車両10と、家屋内等に設置される電力線通信ホームネットワーク装置30との間に充電制御装置20aが設けられる構成となっている。
【0016】
車両10は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHV)等外部から電力を充電でき、この充電した電力で稼働する車両である。
図1において、車両10は、システム制御部11、電力線通信部12、信号重畳/抽出部13、及び充電器14を有する。
【0017】
システム制御部11は、車両10全体の制御を司るものである。電力線通信部12は、システム制御部11の指示に基づいて、外部ネットワーク40に送信する信号を変調したり、信号重畳/抽出部13から抽出した信号を復調したりするものである。信号重畳/抽出部13は、電力線通信部12から受け取った信号を充電ケーブル(電力線)60aに重畳したり、充電ケーブル60aに重畳している信号を抽出して電力線通信部12に渡したりするものである。充電器14は、整流や電圧変換等を行なった後、不図示の車両用バッテリーに充電を行うものである。
【0018】
なお電力線通信部12によって変調復調されたり、信号重畳/抽出部13によって充電ケーブル(電力線)60aに重畳したり、充電ケーブル(電力線)60aから抽出される信号は、アナログ若しくはデジタル値によって表されるデータ信号である。
【0019】
充電制御装置20aは、家屋や施設等に設けられ、不図示のプラグ(第1のプラグ)を充電ケーブル60bに接続することによって電力線通信ホームネットワーク装置30に接続されるものである。また車両10を充電する際には、不図示のプラグ(第2のプラグ)を充電ケーブル60aに接続することによって車両10と接続される。この充電制御装置20aは、電力線通信ホームネットワーク装置20aが設置されている家屋等に設置されるものである。
【0020】
図1において、充電制御装置20aは、信号帯域フィルタ部21、ACリレー22、ACリレー制御部23、及びACリレー制御インターフェース(I/F)24を有する。
信号帯域フィルタ21は、充電ケーブル60上の信号の信号のみを通過させるものである。この信号帯域フィルタ部21についての詳細は後述する。ACリレー22は、充電ケーブル60aと60bの間のON/OFFを切り替えるものである。このACリレー22は、車両10が充電を行っているときはONとなり商用電源等の交流電力源50と車両10を接続し、車両10が充電を行っていないときにはOFFとなって交流電源50を車両10から遮断する。ACリレー制御部23は、ACリレー制御インターフェース24からの指示に基づいてACリレー22のON/OFFを切り替えるものである。ACリレー制御インターフェース24は、ACリレー制御部23と不図示の制御部を接続するインターフェースである。
【0021】
ホームネットワーク装置30は、家屋や施設等に設けられ、ユーザにインターネット等の外部ネットワーク40との接続環境を提供するものである。またホームネットワーク装置30は、充電制御装置20aと充電ケーブル60bで接続することにより、車両10に交流電源50の電力を供給するものである。
【0022】
電力線通信ホームネットワーク装置30は、信号重畳/抽出部31、電力線通信部32、ゲートウェイ部33、及び外部通信インターフェース34を有する。
信号重畳/抽出部31は、充電ケーブル60bに重畳されている車両10からの信号を抽出して電力線通信部32に渡したり、電力線通信部32から受け取った信号を充電ケーブル60b上の信号に重畳して車両10に送信したりするものである。電力線通信部32は、ゲートウェイ部33から渡された信号を変調したり、車両10からの信号を復調してゲートウェイ部33に渡したりするものである。ゲートウェイ部33は、外部通信インターフェース34と電力線通信部32の通信プロトコルの変換を行うものである。外部通信インターフェース34は、ゲートウェイ部33と外部ネットワーク40との間の信号の送受信行う。
【0023】
この図1に示す本実施形態の車両充電システム1aでは、車両10から見てACリレー22の後段に電力線通信部32が備わっている。しかし充電制御装置20a内において信号は、ACリレー22のON/OFFに関わらず信号帯域フィルタ部21を通過するので、車両10が充電を行っておらずACリレー22がOFFとなっていても、車両10は外部ネットワーク40に接続することができる。
【0024】
図2は、信号帯域フィルタ部21の第1の構成例を示す図である。
同図では、信号帯域フィルタ部21は、ACリレー22に対して並列に設けられたコンデンサ211a及び211bからなる。
【0025】
この図2の信号帯域フィルタ部21は、コンデンサ211a及び211bによって充電ケーブル60(60−1、60−2)上の信号成分のみが透過するので、ACリレー22がOFFとなっていても車両10と外部ネットワーク40は、信号帯域フィルタ部21をバイパスして信号をやりとりすることが出来る。なおコンデンサ211a及び211bは、充電ケーブル60上に重畳されている信号の信号のみが透過するよう、適宜な容量のコンデンサ211a及び211bが用いられる。また信号の通信速度も一般的に交流電力源50に用いられる周波数50/60Hzより高速なレートによる通信が行われ、コンデンサ211a及び211bにはこの高速な信号のみが透過するよう容量の大きなものが用いられる。
【0026】
このように第1の構成例では、コンデンサのみの簡単な構成によって実現できるので、充電制御装置20aの構成を小型で安価な構成とすることが出来る。
次に信号帯域フィルタ部の第2の構成について説明する。
【0027】
図3は、信号帯域フィルタ部21の第2の構成例を示す図である。
同図では、信号帯域フィルタ部21は、抵抗器212(212a、212b)、コンデンサ213(213a、213b)、及びインダクタ214(214a、214b)を直列に接続したものを、ACリレー22に対して並列に設けた構成となっている。
【0028】
この図3の第2の構成は、図2の第1の構成に比して、より厳密に信号帯域フィルタ部21を透過する周波数を設定することが出来る。したがってACリレー22がOFFのときは、第1の構成の場合より、より厳密に交流電力源50と車両10との間を遮断することが出来る。
【0029】
次に信号帯域フィルタ部の第3の構成について説明する。
図4は、信号帯域フィルタ部21の第3の構成例を示す図である。
同図では、信号帯域フィルタ部21は、トランス216と、トランス216の1次側と2次側にそれぞれ設けたコンデンサ216及び217からなる。
【0030】
この構成では、トランス216、コンデンサ217及び218によってハイパスフィルタを構成する。そして、高周波成分として重畳されている信号のみがこの信号帯域フィルタ部21を通過することが出来る。
【0031】
また図4の構成では、信号帯域フィルタ部21は、トランス216によってトランス結合を行っているので、ACリレー22がOFFのときは交流電力源50からの電流が直接車両10側に流れることはない。
【0032】
次に信号帯域フィルタ部の第4の構成について説明する。
図5は、信号帯域フィルタ部21の第4の構成例を示す図である。
図5の第4の構成は、充電ケーブル60がアース線60−3を備えた場合に信号帯域フィルタ21を設ける場合の構成である。
【0033】
この場合、信号帯域フィルタ部21は、アース線60−3及び残りの2本のうちの1本(図5では充電ケーブル60−1)に接続するように設ける。
このとき信号帯域フィルタ部21の構成は、図3乃至図5に示した第1乃至第3の構成のいずれの構成でも良い。
【0034】
さらに、50/60Hzの交流電力源を遮断するコンデンサがショートモードで故障したときに50/60Hzの交流電力が流れてしまうことを回避する手段として、図3乃至図5の信号帯域フィルタ部のコンデンサと直列にヒューズを接続した構成としても良い。
【0035】
次に本実施形態の車両充電システムの第2の形態について説明する。
図6は第2の形態の車両充電システム1bの全体構成を示すブロック図である。
この図6の第2の形態の車両充電システム1bを、図1の第1の形態と比較すると、充電制御装置20bの構成のみが異なっている。
【0036】
充電制御装置20bは、図1の充電制御装置20aと同様、信号帯域フィルタ部21、ACリレー22及びACリレー制御部23を備えると共に、さらに信号重畳/抽出部25及び電力線通信部26を有する。
【0037】
充電制御装置20bでは、この信号重畳/抽出部25及び電力線通信部26を備える構成とすることによって、車両10から送信される信号を信号重畳/抽出部25で抽出し、この信号を電力線通信部26で復調してACリレー制御部23に渡し、この信号に基づいてACリレー制御部23がACリレー22を制御する。したがって車両10からACリレー制御信号を送ることによって、ACリレー22のON/OFFを切替え、充電の開始/終了の制御やタイマ充電の設定等を行うことができる。
【0038】
また充電制御装置20bでは、この信号重畳/抽出部25及び電力線通信部26を備える構成とすることによって、外部ネットワーク40から送信された信号を信号帯域フィルタ部21を介して信号重畳/抽出部25で抽出し、この信号を電力線通信部26で復調してACリレー制御部23に渡し、この信号に基づいてACリレー制御部23がACリレー22を制御する。従って、例えばユーザが外出先から端末を操作して外部ネットワーク40を介してホームネットワーク装置30に接続し、充電制御部20bに指示を送信することにより、充電の制御やタイマ充電の設定等を行うことができる。
【0039】
以上のように本実施形態の車両充電システム1では、家屋等に設けられた外部ネットワークと接続を行うネットワーク環境を実現するホームネットワーク装置30に、充電制御装置20を接続してなる。そしてこのとき、車両10側から見て、電力線通信部32がACリレー22の後段にある構成として実現される。またこの際、車両10は充電を行っていなくても、充電ケーブル60aが充電制御装置20に接続されてさえいれば、外部ネットワーク40に接続することができる。
【0040】
また本実施形態の車両充電システム1を実現するに当たっては、家屋や施設等に既に設置されている外部ネットワーク40への接続環境に、充電制御装置20を接続するだけで、車両10の充電及び車両10と外部ネットワーク40の間の通信を実現することが出来る。
【0041】
さらに充電制御装置20bが、信号重畳/抽出部25及び電力線通信部26を備える構成とすることによって、ACリレー制御部23を車両10からや外部ネットワーク40回して制御することが出来、充電の制御やタイマ充電の設定を行うことが出来る。
【0042】
尚、本実施例で説明した外部交流電力源は、直流電力源でも適用可能である。
また、本実施形態ではリレーをACリレーで説明しているが、これに限定されるものではなく、DCリレーでも適用可能である。
【符号の説明】
【0043】
1a、1b 車両充電システム
10 車両
11、 システム制御部
33、 ゲートウェイ部
12、26、32 電力線通信部
13、25、31信号重畳/抽出部
14 充電器
20a、20b 充電制御部
21 信号帯域フィルタ
22 ACリレー
23 ACリレー制御部
24 ACリレー制御インターフェース
30 ホームネットワーク装置
34 外部通信インターフェース
40 外部ネットワーク
50 交流電力源


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を充電する充電制御装置であって、
一方が前記車両を充電するための電力線に接続され、他方が外部電力源から供給を受けるための電力線に接続され、前記車両への充電をON/OFFするリレーと、
前記リレーのON/OFFを切替え制御するリレー制御部と、
前記リレーに並列に設けられ、電力線に重畳された信号のみ通過させる信号帯域フィルタ部と、
を備えることを特徴とする充電制御装置。
【請求項2】
信号を電力線に重畳し、若しくは電力線に重畳された信号を抽出する信号重畳/抽出部と、
前記リレー制御部から出力された信号を変調して前記信号重畳/抽出部へ出力する、若しくは前記信号重畳/抽出部で抽出された信号を復調して前記リレー制御部へ出力する電力線通信部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記信号帯域フィルタ部は、前記リレーに並列に設けられたコンデンサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記信号帯域フィルタ部は、前記リレーに並列に設けられた抵抗器、コンデンサ、及びインダクタを直列につないだものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充電制御装置。
【請求項5】
前記信号帯域フィルタ部は、前記リレーに並列に設けられたトランス及び当該トランスの1次側と2次側に設けられたコンデンサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充電制御装置。
【請求項6】
車両を充電する車両充電システムであって、
外部ネットワークと接続する電力線通信ホームネットワーク装置と、
前記電力線通信ホームネットワーク装置を介して外部電力源から供給される電力により前記車両を充電する充電制御装置と、から成り、
前記電力線通信ホームネットワーク装置は、前記外部ネットワークと信号の送受信を行う外部通信インターフェース部と、
前記外部通信インターフェース部より渡された信号、若しくは電力線より抽出されて復調された信号のプロトコル変換を行うゲートウェイ部と
前記ゲートウェイ部より渡されるプロトコル変換された信号の変調、若しくは電力線より抽出された信号の復調を行う電力線通信部と、
前記電力線通信部で変調された信号を外部電力源からの電力線に重畳させ、若しくは電力線に重畳されている信号を電力線から抽出して前記電力線通信部に出力する信号重畳/抽出部と、を備え、
前記充電制御装置は、一方が前記車両を充電するための電力線に接続され、他方が外部電力源から供給を受けるための電力線に接続され、前記車両への充電をON/OFFするリレーと、前記リレーのON/OFFを切替え制御するリレー制御部と、前記リレーに並列に設けられ電力線に重畳された信号のみ通過させる信号帯域フィルタ部と、を備える、
ことを特徴とする車両充電システム。
【請求項7】
前記充電制御装置は、信号を電力線に重畳し、若しくは電力線に重畳された信号を抽出する信号重畳/抽出部と、前記リレー制御部からの信号を変調して前記信号重畳/抽出部へ出力する、若しくは前記信号重畳/抽出部で抽出された信号を復調して前記リレー制御部へ出力する電力線通信部と、
を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の車両充電システム。


【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図1】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−172363(P2011−172363A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−32909(P2010−32909)
【出願日】平成22年2月17日(2010.2.17)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【Fターム(参考)】