説明

充電器/昇圧制御器を備える電源管理システム

【課題】充電器/昇圧制御器を備える電源管理システムを提供する。
【解決手段】電源管理システムは、2つの端子を具備する電力変換ステージと、制御器とを備える。第1の端子は、第1の電圧を提供する第1の電源と接続され、第2の端子は、第2の電圧を提供する第2の電源と選択的に接続される。電力変換ステージと接続された制御器は、少なくとも第1のモード及び第2のモードの中からモードを選択することができる。第1のモードにおいて、電力変換ステージは、第1の端子で第1の電圧を受け取ると共に、第2の端子においてステップアップ電圧を生成する。生成されたステップアップ電圧は、第1の電圧より大きい。第2のモードにおいて、電力変換ステージは、第2の端子で第2の電圧を受け取ると共に、第1の端子において第1の電源を充電するためのステップダウン電圧を生成する。生成されたステップダウン電圧は、第2の電圧より小さい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源管理システムに関連すると共に、特に、充電器/昇圧制御器を備える電源管理システムに関連する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、その全体が参照によってここに組み込まれる、2006年11月01日に出願された米国仮特許出願番号60/856,075号に対する優先権を主張する。
【0003】
最近では、リチウムイオンバッテリセル技術は、ますます高電力化された密度セルを必要とする。しかしながら、そのような高電力化された密度セル機能は、最小の放電セル電圧を(例えば、2.2[V]まで)減少させた。例えば、2セルのリチウムイオンバッテリによって電力を供給された携帯機器は、2セルのリチウムイオンバッテリのバッテリ電圧が4.4[V]から8.4[V]まで変動する可能性があるので、2セルのリチウムイオンバッテリから5[V]の出力電圧を生成する際に、課題に直面する。従って、新しいバックブーストコンバータ(buck-boost converter)が、5[V]の出力電圧を確実に生成するように降圧コンバータ(バックコンバータ:buck converter)と置き換えるために必要とされる。
【0004】
図1は、従来技術による、リチウムイオンバッテリを使用するUMPC(Ultra-Mobile PC:ウルトラモバイルピーシー)ノートブックの一般的な電源接続形態100を示す。図1において示されたように、電源接続形態100は、アダプタ102、リチウムイオンバッテリ104、充電器制御器106、充電器108、複数のシステム負荷160、アダプタ102とシステム負荷160との間に接続されるスイッチ110、及びバッテリ104とシステム負荷160との間に接続されるスイッチ112を備える。もしアダプタ102が利用可能である場合に、充電器制御器106によって制御されるスイッチ110をスイッチオンすることによって、アダプタ102は、複数のシステム負荷160に電力を供給することができる。アダプタ102は、同様に、充電器制御器106によって制御される充電器108によって、バッテリ104を充電する。もしアダプタ102が利用可能ではない場合に、充電器制御器106によって制御されるスイッチ112をスイッチオンすることによって、バッテリ104は、システム負荷160に電力を供給し得る。バッテリ104は、2つのリチウムイオンセルを備えると共に、4.4[V]から8.4[V]までの範囲に定められた電圧を有する。結果として、5[V]の要求されるシステム電圧を生成するために、バックブーストコンバータが必要とされる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図2は、図1において実施される、従来技術による一般的なバックブーストコンバータ200を示す。図2において示されたように、降圧モードにおいて、バックブーストコンバータ200は、スイッチ202とスイッチ204を交互にスイッチオンすることによって、入力電圧214より小さいステップダウン電圧212を生成することができる。昇圧モードにおいて、バックブーストコンバータ200は、スイッチ206とスイッチ208を交互にスイッチオンすることによって、入力電圧218より大きいステップアップ電圧216を生成することができる。そのようなバックブーストコンバータ200は、コストを増大させると共に、システム効率を減少させる複数のスイッチを必要とする。更に、バックブーストコンバータ200が降圧モードで動作する場合に、スイッチ208は、常にオン状態に維持され、それは過度の電力損失の原因となる。同様に、バックブーストコンバータ200が昇圧モードで動作する場合に、スイッチ202は、常にオン状態に維持され、それは同様に過度の電力損失の原因となる。更に、過渡的段階の間、入力電圧がほとんど出力電圧に等しい場合に、全てのスイッチ202、スイッチ204、スイッチ206、及びスイッチ208が動作することになり、同様に全体の変換効率を下げる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施例において、電源管理システムは、電力変換ステージと、制御器とを備える。電力変換ステージは、2つの端子を具備する。第1の端子は、第1の電圧を供給する第1の電源に接続される。第2の端子は、第2の電圧を供給する第2の電源に選択的に接続される。電力変換ステージに接続された制御器は、少なくとも第1のモード及び第2のモードの中からモードを選択することができる。第1のモードにおいて、電力変換ステージは、第1の電圧を第1の端子において受け取ると共に、ステップアップ電圧を第2の端子において生成する。第2の端子において生成されるステップアップ電圧は、第1の電圧より大きい。第2のモードにおいて、電力変換ステージは、第2の電圧を第2の端子において受け取ると共に、第1の電源を充電するためのステップダウン電圧を第1の端子において生成する。第1の端子において生成されるステップダウン電圧は、第2の電圧より小さい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
特許請求の範囲に記載された主題の実施例の特徴、及び利点は、図面に由来する以下の詳細な説明として、及び図面を参照することによって、明白になると共に、図面における同一の参照符号は、同一の構成要素を示す。
【0008】
本発明の実施例に対する参照が、ここで詳細に行われることになる。これらの実施例と共に本発明が説明されることになる一方、それらが本発明をそれらの実施例に制限することを意図していないということが理解されることになる。それとは逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義された発明の精神、及び範囲に含まれ得る代替物、修正物、及び等価物を対象とすることが意図される。
【0009】
更に、本発明の以下の詳細な説明において、多数の特定の詳細が、本発明の完全な理解を提供するために、順番に説明される。しかしながら、当業者によって、本発明はこれらの特定の詳細がなくても実行され得るということが認識されることになる。他の場合においては、よく知られている方法、手続き、構成要素、及び回路は、本発明の特徴を不必要にあいまいにしないように、詳細には説明されていない。
【0010】
一実施例において、本発明は、1つ以上のセルを有するリチウムイオンバッテリのための電源管理システムを提供する。そのような一実施例において、電源管理システムは、電力変換ステージと、電力変換ステージを制御することができる制御器とを備える。有利に、制御器によって制御された電力変換ステージは、昇圧コンバータ(ブーストコンバータ:boost converter)(例えば、スイッチモード昇圧コンバータ)、または充電器(スイッチモード降圧コンバータ)として動作することができる。そのような一実施例において、電源管理システムは、同様に、第1の電源(例えば、バッテリパック)と、第2の電源(例えば、アダプタ)とを備える。第1のモードにおいて、第1の電源は、電力変換ステージによって、システム負荷に電力を供給することができると共に、電力変換ステージは、昇圧コンバータとして動作する。第2のモードにおいて、第2の電源は、同じ電力変換ステージによって、第1の電源を充電することができると共に、電力変換ステージは、充電器として動作する。結果として、一実施例において、追加の昇圧コンバータは必要とされない。
【0011】
図3は、本発明の一実施例による、電源管理システム300の接続形態を示す。一実施例において、電源管理システム300は、第1の端子314と第2の端子324とを具備する電力変換ステージ302を備える。第1の端子314は、第1の電源316に接続される。一実施例において、第1の電源316は、第1の電圧(バッテリ電圧VBAT)を供給するバッテリパックであり得る。一実施例において、第2の端末324は、第2の端末324と第2の電源326との間に接続されるスイッチ342をターンオンすることによって、第2の電源326に接続されることができる。一実施例において、第2の電源326は、図3において示されるように、第2の電圧(アダプタ電圧VAD)を有するアダプタであり得る。第2の電源326は、同様に、ユニバーサルシリアルバス(USB)装置のような、他の電源を含むことができる。
【0012】
一実施例において、充電器/昇圧制御器340は、異なるモードで動作するように電源管理システム300を制御することができる。より具体的には、電力変換ステージ302に接続された充電器/昇圧制御器340は、少なくとも第1のモード及び第2のモードの中からモードを選択することができる。第1のモード(低バッテリ電力供給モード)において、充電器/昇圧制御器340は、昇圧コンバータとして動作するように電力変換ステージ302を制御することができる。より具体的には、電力変換ステージ302は、バッテリパック316が提供する第1の電圧(バッテリ電圧VBAT)を第1の端子314において受け取ると共に、複数のシステム負荷360に電力を供給するためのステップアップ電圧を第2の端子324において生成する。一実施例において、生成されたステップアップ電圧は、第1の電圧VBATより大きい。第2のモード(アダプタ電力供給モード)において、充電器/昇圧制御器340は、充電器(降圧コンバータ)として動作するように電力変換ステージ302を制御することができる。より具体的には、電力変換ステージ302は、第2の電圧(アダプタ電圧VAD)を第2の端子324において受け取ると共に、バッテリパック316を充電するためのステップダウン電圧を第1の端子314において生成する。一実施例において、生成されたステップダウン電圧は、第2の電圧VADより小さい。
【0013】
図3において示されたように、一実施例において、電力変換ステージ302は、コンデンサ308に接続されたインダクタンスコイル306、第2の端子324に接続された高電位側スイッチ346、及び高電位側スイッチ346とグランドとの間に接続された低電位側スイッチ348を備えることができる。より具体的には、電力変換ステージ302は、充電器/昇圧制御器340によって制御される高電位側スイッチ346と低電位側スイッチ348を交互にターンオンすることによって動作することができる。
【0014】
一実施例において、電源管理システム300は、(例えば0.8[V]から5[V]の範囲に定められた)異なる電圧で動作する複数のシステム負荷360に電力を供給するために使用されることができる。結果として、降圧コンバータは、各システム負荷に対して(例えば0.8[V]から5[V]の範囲に定められた)所望の電圧を生成するために実装されることができる。例えば、コンピュータシステムにおいて、降圧コンバータ360_1は、5[V]システムに電力を供給するための所望の電圧を生成するために実装されることができ、降圧コンバータ360_2は、3.3[V]システムに電力を供給するための所望の電圧を生成するために実装されることができ、降圧コンバータ360_3は、1.8[V]メモリに電力を供給するための所望の電圧を生成するために実装されることができ、降圧コンバータ360_4は、1.05[V]チップセットに電力を供給するための所望の電圧を生成するために実装されることができ、降圧コンバータ360_5は、0.8〜1.5[V]CPUに電力を供給するための所望の電圧を生成するために実装されることができる。
【0015】
一実施例において、電源管理システム300が第1のモード(低バッテリ電力供給モード)で動作している場合に、電力変換ステージ302は、第1の電圧(バッテリ電圧VBAT)を第1の端子314において受け取ると共に、ステップアップ電圧を第2の端子324において生成する昇圧コンバータとして動作することができる。そのようなものとして、バッテリパック316は、第2の端子324を経由して、複数のシステム負荷360に電力を供給するために使用されることができる。より具体的には、第1のモードにおいて、スイッチ346がオフで、スイッチ348がオンである場合に、インダクタンスコイル306は、グランドに接続されると共に、バッテリパック316は、エネルギーをインダクタンスコイル306に蓄積することができる。スイッチ346がオンで、スイッチ348がオフである場合に、インダクタンスコイル306は、電流を複数のシステム負荷360に放電するために、複数のシステム負荷360に接続されると共に、第2の端子324において生成されたステップアップ電圧は、第1の端子314における第1の電圧VBATより大きくなる。従って、電力変換ステージ302は、第1のモードにおいて、スイッチ346とスイッチ348を交互にスイッチオンすることによって、昇圧コンバータとして動作することができる。一実施例において、バッテリパック316から電力変換ステージ302によって生成されたステップアップ電圧は、所定電圧VPRE(例えば、5.4[V])より大きい。
【0016】
一実施例において、電源管理システム300が第2のモード(アダプタ電力供給モード、スイッチ342はオンである)で動作している場合に、アダプタ326は、第2の端子324を経由して、複数のシステム負荷360に電力を供給することができ、電力変換ステージ302は、第2の電圧(アダプタ電圧VAD)を受け取ると共に、バッテリパック316を充電するためのステップダウン電圧を生成するように、充電器として動作することができる。結果として、アダプタ326は、複数のシステム負荷360に電力を供給するばかりでなく、バッテリパック316を充電することもできる。より具体的には、第2のモードにおいて、スイッチ346がオンであり、そしてスイッチ348がオフである場合に、アダプタ326は、エネルギーをインダクタンスコイル306に蓄積するために、インダクタンスコイル306に接続されると共に、充電電流をバッテリパック316に供給する。スイッチ346がオフであり、そしてスイッチ348がオンである場合に、インダクタンスコイル306は、バッテリパック316に接続されると共に、インダクタンスコイル306における蓄積エネルギーは、バッテリパック316に充電電流を供給し続ける。そのようなものとして、第1の端子314において生成されたステップダウン電圧は、第2の端子324における第2の電圧VADより小さい。従って、電力変換ステージ302は、第2のモードにおいて、スイッチ346とスイッチ348を交互にスイッチオンすることによって、充電器(降圧コンバータ)として動作することができる。
【0017】
更に、一実施例において、電源管理システム300は、同様に、充電器/昇圧制御器340が動作しないと共に、バッテリパック316が第1の端子314を経由して直接複数のシステム負荷360に電力を供給するために使用されることができる第3のモード(高バッテリ電力供給モード、スイッチ344はオンである)において動作することができる。
【0018】
動作において、アダプタ326が利用可能である場合に、充電器/昇圧制御器340は、アダプタ326が、アダプタ326と第2の端子324との間に接続されるスイッチ342をターンオンすることによって、複数のシステム負荷360に電力を供給することができる第2のモードを選択することができる。一実施例において、スイッチ342は、充電器/昇圧制御器340によって制御されることができる。更に、充電器/昇圧制御器340は、アダプタ電圧VADを受け取ると共に、アダプタ電圧VADより小さいバッテリパック316を充電するための適切なステップダウン電圧を生成するように電力変換ステージ302を制御することができる。一実施例において、アダプタ326が利用可能ではなく、そしてバッテリ電圧VBATが所定電圧VPREより大きい場合に、充電器/昇圧制御器340は、バッテリパック316が、バッテリパック316と複数のシステム負荷360との間に接続されたスイッチ344をターンオンすることによって、第1の端子314を経由して、複数のシステム負荷360に電力を供給することができる第3のモードを選択することができる。一実施例において、スイッチ344は、充電器/昇圧制御器340によって制御されることができる。一実施例において、アダプタ326が利用可能ではなく、そしてバッテリ電圧VBATが所定電圧VPREより小さい場合に、充電器/昇圧制御器340は、充電器/昇圧制御器340が、第2の端子324を経由して、複数のシステム負荷360に電力を供給するために、バッテリ電圧VBATを受け取ると共に、VPREより大きいステップアップ電圧を生成するように電力変換ステージ302を制御することができる第1のモードを選択することができる。
【0019】
有利に、一実施例において、アダプタ326が利用可能ではなく、そしてバッテリ電圧VBATが最低限の要求されたシステム電圧(例えば、最低限の要求されたシステム電圧に関しては5[V])より低下しているときでさえも、複数のシステム負荷は、電力を供給されることができる。充電器/昇圧制御器340によって制御される単一の電力変換ステージ302が、充電器または昇圧コンバータとして使用されることができるので、複数のシステム負荷360に電力を供給するために、追加の昇圧コンバータが必要とされないと共に、追加の電源スイッチが必要とされない。
【0020】
一実施例において、スイッチ344は任意である。第3のモードにおいて、バッテリパック316は、一実施例において、インダクタンスコイル306、そしてスイッチ344の代わりにスイッチ346を経由して、複数のシステム負荷に電力を供給することができる。
【0021】
図4は、本発明の一実施例による、別の電源管理システム400の接続形態を示す。図3における参照符号と同じ参照符号が付けられた構成要素は、同様の機能を有すると共に、簡潔さ及び明瞭さの目的のために、ここでは繰り返して説明されない。図4において示されたように、一実施例において、降圧コンバータ360_1は、スイッチ342を経由して、アダプタ326に接続されることができると共に、同様に、スイッチ344を経由して、バッテリパック316に接続されることができる。電力変換ステージ302は、バッテリパック316と降圧コンバータ360_1との間に接続される。図4において、複数の降圧コンバータ360_2〜360_5は、バッテリパック316に直接接続される。
【0022】
一実施例において、降圧コンバータ360_1は、スイッチ342を経由して、アダプタ326によって電力を供給されることができる。一実施例において、降圧コンバータ360_1は、同様に、スイッチ344を経由して、またはインダクタンスコイル306及びスイッチ346を経由して、バッテリパック316によって電力を供給されることができる。一実施例において、複数の降圧コンバータ360_2〜360_5は、バッテリパック316によって直接電力を供給されることができる。
【0023】
図5Aは、本発明の一実施例による、別の電源管理システム500の接続形態を示す。図3及び図4における参照符号と同じ参照符号が付けられた構成要素は、同一の機能を有すると共に、簡潔さ及び明瞭さの目的のために、ここでは繰り返して説明されない。一実施例において、図5Aにおける電源管理システム500は、一実施例における電力損失を更に減少させる。一実施例において、図5Aにおいて示されたように、降圧コンバータ360_1は、スイッチ342を経由して、アダプタ326に接続されることができると共に、同様に、スイッチ344を経由して、バッテリパック316に接続されることができる。一実施例において、複数の降圧コンバータ360_2〜360_5は、スイッチ542を経由してアダプタ326に接続されることができると共に、同様に、スイッチ544を経由して、バッテリパック316に接続されることができる。一実施例によって、スイッチ342、スイッチ344、スイッチ542、及びスイッチ544は、充電器/昇圧制御器340によって制御されることができる。
【0024】
一実施例において、アダプタ326が利用可能である場合に、アダプタ326は、スイッチ342を経由して、降圧コンバータ360_1に電力を供給することができると共に、スイッチ542を経由して、降圧コンバータ360_2〜360_5に電力を供給することができる。一実施例において、有利に、アダプタ電流の経路は、スイッチ342とスイッチ542とによって分割されることができると共に、それは、図4で示されたように、全てのアダプタ電流が1つのスイッチを通過する場合と比較すると、更に電力損失を減少させることを支援する。
【0025】
一実施例において、アダプタ326が利用可能ではなく、そしてバッテリ電圧VBATが所定電圧VPREより大きい場合に、バッテリパック316は、スイッチ344を経由して、降圧コンバータ360_1に電力を供給することができると共に、スイッチ544を経由して、降圧コンバータ360_2〜360_5に電力を供給することができる。一実施例において、有利に、バッテリ電流の経路は、スイッチ344とスイッチ544とによって分割されることができると共に、それは、図4で示されたように、全てのアダプタ電流が1つのスイッチを通過する場合と比較すると、同様に、更に電力損失を減少させることを支援する。
【0026】
図5Bは、本発明の一実施例による、別の電源管理システム500’の接続形態を示す。図3、図4、及び図5Aにおける参照符号と同じ参照符号が付けられた構成要素は、同一の機能を有すると共に、簡潔さ及び明瞭さの目的のために、ここでは繰り返して説明されない。図5Bにおいて示されたように、降圧コンバータ360_1、及び降圧制御器564は、端子570において、システム負荷(例えば、5[V]のシステム負荷)に電力を供給するための所望の電圧(ステップダウン電圧)を生成するために実装される。より具体的には、一実施例において、降圧制御器564は、スイッチ566とスイッチ568を交互にターンオンすることによって、端子570において、所望のステップダウン電圧を生成するように降圧コンバータ360_1を制御することができる。一実施例において、所望のステップダウン電圧は、入力電圧572より小さい。降圧コンバータ360_2〜360_5は、降圧コンバータ360_1と同様の構成を有することができると共に、簡潔さ及び明瞭さの目的のために、ここでは繰り返して説明されない。
【0027】
充電器/昇圧制御器340と降圧制御器564との間の不適合性を減少させる/回避するために、両方の制御器は、単一のチップに統合することができる。更に、一実施例において、それぞれ充電器/昇圧制御器340、及び降圧制御器564は、低ドロップアウトのレギュレータ(LDO)を必要とし得る。例えば、充電器/昇圧制御器340は、5[V]/100[mA]のLDOを使用することができると共に、降圧制御器564は、5[V]/20[mA]のLDOを使用することができる。充電器/昇圧制御器340及び降圧制御器564を単一のチップに統合することによって、1つのLDOだけが必要とされ得る。従って、統合されたチップは、更にコストを減少させ得る、5[V]/120[mA]のような、より高電流の単一のLDOだけが必要とされ得る。
【0028】
図6は、本発明の一実施例による、別の電源管理システム600の接続形態を示す。図3、図4、図5A、及び図5Bにおける参照符号と同じ参照符号が付けられた構成要素は、同一の機能を有すると共に、簡潔さ及び明瞭さの目的のために、ここでは繰り返して説明されない。図6において示されたように、充電器/昇圧制御器340、降圧制御器564、及び低ドロップアウトレギュレータ(low dropout regulator)602は、単一のチップ604に統合されると共に、それは、充電器/昇圧制御器340と降圧制御器564との間の不適合性を回避し得ると共に、コストを減少させ得る。一実施例において、低ドロップアウトレギュレータ602によって生成された定電圧606は、他のモジュールに電力を供給するために使用されることができる。
【0029】
一実施例において、アダプタ326が利用可能ではなく、そしてバッテリ電圧VBATが所定電圧VPREより小さい場合に、統合されたチップ604は、低バッテリ信号608を生成することができる。低バッテリ信号608を受け取ることによって、電源管理システム600は、低バッテリ信号608に応答して、システムパワーを最低水準に減少させることができると共に、充電器/昇圧制御器340は、昇圧コンバータとして動作すると共に、降圧コンバータ360_1に電力を供給するためのステップアップ電圧を生成するように電力変換ステージ302を制御することができる
【0030】
図7は、本発明の一実施例による、電源管理システムによって実行される動作のフローチャート700を示す。一実施例において、充電器/昇圧制御器340は、前述の電源管理システムがフローチャート700において示された方法で動作することができるように、構成されることができる。図7は、図3、図4、図5A、図5B、及び図6と組み合わせて説明される。
【0031】
ブロック702において、電源管理システムが起動される。電源管理システムが起動された後で、フローチャート700は、ブロック704に進行する。ブロック704において、電源管理システムは、少なくとも第1のモード及び第2のモードの中からモードを選択するために、第2の電源326が利用可能であるかどうかを監視する。一実施例において、第2の電源326は、(図3において示されたような)第2の電圧(アダプタ電圧VAD)を有するアダプタであり得る。しかしながら、第2の電源326は、同様に、ユニバーサルシリアルバス(USB)装置のような、他の電源を含むことができる。
【0032】
一実施例において、もし第2の電源326が利用可能である場合に、フローチャート700は、ブロック706に進行する。一実施例において、第2のモードにおいて、第2の電源326は、(ブロック712において示されるように)少なくとも1つのシステム負荷に電力を供給することができると共に、(ブロック708及びブロック710において示されるように)第1の電源を充電することができる。一実施例において、第1の電源316は、少なくとも1つのバッテリセルを有するバッテリパックであり得る。
【0033】
ブロック708において、第1の端子314と第2の端子324を有する電力変換ステージ302は、第2の電圧(アダプタ電圧VAD)を第2の端子324において受け取ることができると共に、適切なステップダウン電圧を第1の端子314において生成することができる。一実施例において、生成されたステップダウン電圧は、第2の電圧VADより小さいと共に、ブロック710において示されるように、第1の314を経由して、第1の電源316(バッテリパック316)を充電するために使用されることができる。
【0034】
ブロック712において、第2の電源326は、第2の端子324を経由して、負荷(例えば、複数のシステム負荷360)に電力を供給するために使用されることができる。例えば、図3において示されるように、アダプタ326は、充電器/昇圧制御器340によって制御されるスイッチ324をターンオンすることによって、第2の端子324に選択的に接続されると共に、複数のシステム負荷360に電力を供給することができる。
【0035】
図7におけるブロック704に戻ると、もし第2の電源326が利用可能ではない場合に、フローチャート700は、ブロック714に進行する。ブロック714において、電源管理システムは、第1の電源(バッテリパック)316が提供する第1の電圧VBATを監視する。もし第1の電圧VBATが所定のしきい値電圧VPREより大きい場合に、フローチャート700は、ブロック716に進行する。
【0036】
ブロック716において、充電器/昇圧制御器340は、第1の電源316(バッテリパック)が、負荷(例えば、複数のシステム負荷360)に直接電力を供給することができる第3のモードを選択することができる。例えば、図3において示されたように、バッテリパック316は、充電器/昇圧制御器340によって制御されるスイッチ344をターンオンすることによって、複数のシステム負荷360に直接電力を供給することができる。図7に戻ると、一実施例において、フローチャート700は、第1の電源316が第2の端子324を経由して負荷(例えば、複数のシステム負荷360)に電力を供給するブロック718に進行する。
【0037】
ブロック714に戻ると、もし第1の電圧(バッテリ電圧VBAT)が所定電圧VPREより大きくない場合に、フローチャート700は、ブロック720に進行する。ブロック720において、充電器/昇圧制御器340は、第1のモードを選択すると共に、フローチャート700はブロック722に進行する。
【0038】
ブロック722において、電力変換ステージ302は、第1の電圧VBATを第1の端子314において受け取ると共に、複数のシステム負荷360に電力を供給するためのステップアップ電圧を第2の端子324において生成する。一実施例において、生成されたステップアップ電圧は、第1の電圧VBATより大きい。従って、第1の電源316から電力変換ステージ302によって生成されたステップアップ電圧は、第2の端子324を経由して、負荷(例えば、複数のシステム負荷)に電力を供給することができる。
【0039】
図8は、本発明の一実施例による、電源管理システムによって実行される動作のフローチャート800を示す。図8は、図3、図4、図5A、図5B、及び図6と組み合わせて説明される。
【0040】
図8において示されたように、ブロック802において、第1の電圧VBATを有する第1の電源316(例えば、バッテリパック)は、第1の端子314に接続される。ブロック804において、第2の電圧VADを有する第2の電源326(例えば、アダプタ、またはユニバーサルシリアルバス装置)は、第2の端子324に選択的に接続される。スイッチ342は、第2の電源326と第2の端子324との間に接続されることができる。
【0041】
ブロック806において、少なくとも第1のモード及び第2のモードの中からモードが選択されることができる。有利に、第1のモードにおいて、電力変換ステージ302は、第1の電圧VBATを第1の端子314において受け取ると共に、ステップアップ電圧を第2の端子324において生成する。一実施例において、生成されたステップアップ電圧は、第1の電圧VBATより大きい。第2のモードにおいて、電力変換ステージ302は、第2の電圧VADを第2の端子324において受け取ると共に、第1の電源316を充電するためのステップダウン電圧を第1の端子314において生成する。一実施例において、生成されたステップダウン電圧は、第2の電圧VADより小さい。
【0042】
一実施例において、もし第1のモードが選択される場合に、ブロック808において、負荷は、第2の端子324を経由して、第1の電源316によって電力を供給されることになる。一実施例において、もし第2のモードが選択される場合に、ブロック810において、負荷は、第2の端子324を経由して、第2の電源326によって電力を供給されることになる。
【0043】
従って、本発明は、異なるモードにおいて動作することができる電源管理システムを提供する。そのような一実施例において、電力変換ステージは、電力変換ステージの第1の端子においてステップダウン電圧を生成するように、または電力変換ステージの第2の端子においてステップアップ電圧を生成するように、制御器によって制御されることができる。そのようなものとして、電力変換ステージによって、第2の電源(例えば、アダプタ、またはユニバーサルシリアルバス装置)は、第1の電源(例えば、バッテリパック)を充電することができる。一実施例において、、第1の電源(例えば、バッテリパック)は、第1の電源の電圧が最低限の要求されたシステム電圧より低下しているときでさえも、同じ電力変換ステージによって、システム負荷に電力を供給することができる。有利に、追加のバックブーストコンバータが負荷システムにおいて必要とされ得ないと共に、電源管理システムのコスト、及び追加のバックブーストコンバータが原因で生じる電力損失は、削減されることができる。
【0044】
前述の説明、及び図面が本発明の実施例を表す一方、添付の特許請求の範囲において定義される本発明の原理の精神、及び範囲からはずれることなく、その中で様々な追加、変更、及び置換が実行され得るということが理解されることになる。当業者は、本発明が、本発明の原理から逸脱することなく、特に特定の環境及び動作要求に適合させられる、本発明の実施において使用される形式、構造、配置、比率、材料、構成要素、及び部品、そして別の面における多くの変更、と共に使用され得るということを認識することになる。ここで開示された実施例は、従って、全ての点で制限的ではなく実例となると共に、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲及びそれらの正当な等価物によって示され、前述の説明に制限されないと考えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】従来技術による、リチウムイオンバッテリを使用するUMPCノートブックの電源接続形態を示す図である。
【図2】図1において実施される、従来技術によるバックブーストコンバータを示す図である。
【図3】本発明の一実施例による、電源管理システムの接続形態を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による、別の電源管理システムの接続形態を示す図である。
【図5A】本発明の一実施例による、別の電源管理システムの接続形態を示す図である。
【図5B】本発明の一実施例による、別の電源管理システムの接続形態を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による、別の電源管理システムの接続形態を示す図である。
【図7】本発明の一実施例による、電源管理システムによって実行される動作のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明の一実施例による、電源管理システムによって実行される動作のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
【0046】
100 電源接続形態
102 アダプタ
104 リチウムイオンバッテリ
106 充電器制御器
108 充電器
110 スイッチ
112 スイッチ
160 複数のシステム負荷
200 バックブーストコンバータ
202 スイッチ
204 スイッチ
206 スイッチ
208 スイッチ
212 ステップダウン電圧
214 入力電圧
216 ステップアップ電圧
218 入力電圧
220 バックブースト制御器
300 電源管理システム
302 電力変換ステージ
306 インダクタンスコイル
308 コンデンサ
314 第1の端子
316 第1の電源
324 第2の端子
326 第2の電源
340 充電器/昇圧制御器
342 スイッチ
344 スイッチ
346 高電位側スイッチ
348 低電位側スイッチ
360 複数のシステム負荷
360_1 降圧コンバータ
360_2 降圧コンバータ
360_3 降圧コンバータ
360_4 降圧コンバータ
360_5 降圧コンバータ
400 電源管理システム
500 電源管理システム
542 スイッチ
544 スイッチ
500’ 電源管理システム
564 降圧制御器
566 スイッチ
568 スイッチ
570 端子
572 入力電圧
600 電源管理システム
602 低ドロップアウトレギュレータ
604 単一のチップ
606 定電圧
608 低バッテリ信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の電圧を有する第1の電源に接続される第1の端子を具備し、第2の電圧を有する第2の電源に選択的に接続される第2の端子を具備する電力変換ステージと、
少なくとも第1のモード及び第2のモードの中からモードを選択するために使用可能な、前記電力変換ステージに接続された制御器とを備え、
前記第1のモードにおいて、前記電力変換ステージが、前記第1の電圧を前記第1の端子において受け取ると共に、ステップアップ電圧を前記第2の端子において生成し、
前記第2のモードにおいて、前記電力変換ステージが、前記第2の電圧を前記第2の端子において受け取ると共に、前記第1の電源を充電するためのステップダウン電圧を前記第1の端子において生成し、
前記ステップアップ電圧が、前記第1の電圧より大きく、
前記ステップダウン電圧が、前記第2の電圧より小さい
ことを特徴とする電源管理システム。
【請求項2】
前記第1の電源が、少なくとも1つのバッテリセルを有するバッテリパックを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項3】
前記第2の電源が、アダプタを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項4】
前記第2の電源が、ユニバーサルシリアルバス装置を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項5】
前記電力変換ステージが、コンデンサに接続されたインダクタンスコイルを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項6】
前記ステップアップ電圧が、所定電圧より大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項7】
前記第1のモードにおいて、前記第1の電源が、前記第2の端子を経由して、前記第2の端子に接続された負荷に電力を供給する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項8】
前記第2のモードにおいて、前記第2の電源が、前記第2の端子を経由して、前記第2の端子に接続された負荷に電力を供給する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項9】
前記第1の電圧が所定のしきい値より小さい場合に、前記制御器が、前記第1のモードを選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項10】
前記第1の電源と前記負荷との間に接続されると共に、前記第1の電源を前記負荷に選択的に接続するために使用可能なスイッチを更に備え、
前記スイッチが、前記制御器によって制御される
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項11】
前記第2の電源と前記第2の端子との間に接続されると共に、前記第2の電源を前記第2の端子に選択的に接続するために使用可能なスイッチを更に備え、
前記スイッチが、前記制御器によって制御される
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項12】
前記電力変換ステージが、
前記第2の端子に接続された高電位側スイッチと、
前記高電位側スイッチとグランドとの間に接続された低電位側スイッチとを更に備え、
前記高電位側スイッチ及び前記低電位側スイッチが、前記制御器によって制御される
ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項13】
負荷に電力を供給するための方法であって、
第1の電圧を有する第1の電源を第1の端子に接続する段階と、
第2の電圧を有する第2の電源を第2の端子に選択的に接続する段階と、
少なくとも第1のモード及び第2のモードの中からモードを選択する段階とを含み、
前記第1のモードにおいて、電力変換ステージが、前記第1の電圧を前記第1の端子において受け取ると共に、ステップアップ電圧を前記第2の端子において生成し、
前記第2のモードにおいて、前記電力変換ステージが、前記第2の電圧を前記第2の端子において受け取ると共に、前記第1の電源を充電するためのステップダウン電圧を前記第1の端子において生成し、
前記ステップアップ電圧が、前記第1の電圧より大きく、
前記ステップダウン電圧が、前記第2の電圧より小さい
ことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記第1のモードにおいて、前記第1の電源よって、前記第2の端子を経由して、負荷に電力を供給する段階を更に含む
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のモードにおいて、前記第2の電源よって、前記第2の端子を経由して、負荷に電力を供給する段階を更に含む
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の電源が、少なくとも1つのバッテリセルを有するバッテリパックを備える
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の電源が、アダプタを備える
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記第2の電源が、ユニバーサルシリアルバス装置を備える
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記電力変換ステージが、コンデンサに接続されたインダクタンスコイルを備える
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項20】
第1の電圧を有する第1の電源に接続される第1の端子を具備し、第2の電圧を有する第2の電源に選択的に接続される第2の端子を具備する電力変換ステージと、
前記第2の端子に接続されると共に、前記第1の端子に選択的に接続される負荷と、
少なくとも第1のモード、第2のモード、及び第3のモードの中からモードを選択するために使用可能な、前記電力変換ステージに接続された制御器とを備え、
前記第1のモードにおいて、前記電力変換ステージが、前記第1の電圧を前記第1の端子において受け取ると共に、前記負荷に電力を供給するためのステップアップ電圧を前記第2の端子において生成し、
前記第2のモードにおいて、前記電力変換ステージが、前記第2の電圧を前記第2の端子において受け取ると共に、前記第1の電源を充電するためのステップダウン電圧を前記第1の端子において生成し、
前記第3のモードにおいて、前記第1の電源が、前記第1の端子を経由して、前記負荷に電力を供給し、
前記ステップアップ電圧が、前記第1の電圧より大きく、
前記ステップダウン電圧が、前記第2の電圧より小さい
ことを特徴とする電子機器。
【請求項21】
前記第1の電圧が所定のしきい値より小さい場合に、前記第1のモードが選択され、
前記第1の電圧が前記所定のしきい値より大きい場合に、前記第3のモードが選択される
ことを特徴とする請求項20に記載の電子機器。
【請求項22】
前記第1の電源が、少なくとも1つのバッテリセルを有するバッテリパックを備える
ことを特徴とする請求項20に記載の電子機器。
【請求項23】
前記第2の電源が、アダプタを備える
ことを特徴とする請求項20に記載の電子機器。
【請求項24】
前記第2の電源が、ユニバーサルシリアルバス装置を備える
ことを特徴とする請求項20に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−118847(P2008−118847A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−283656(P2007−283656)
【出願日】平成19年10月31日(2007.10.31)
【出願人】(500521843)オーツー マイクロ, インコーポレーテッド (138)
【Fターム(参考)】