説明

切削工具のための高耐摩耗三重被覆

基板(1)表面上の少なくとも主要層(3)、埋込層(4)、及び外部表面層(5)を有する硬質被覆層システム。表面層(5)はAlCrZを有し、ZはN、C、B、CN、BN、CBN、NO、CO、BO、CNO、BNO又はCBNOを表す。新規な被覆三層システム及び対応する被覆された工具と部品で、埋込層は次の材料又はその組合せの何れか1つを有する:金属窒化物、炭化物又は炭窒化物、金属ケイ素窒化物、炭化物又は炭窒化物であり、金属はIVB、VB又はVIB族の遷移金属、又は少なくとも1つの金属又は炭素、好ましくはダイアモンド状炭素層を有する材料の多層、又は材料、又は材料の組合せか多層。主要層は、窒化物、炭化物又は炭窒化物、又は窒化物、炭化物又は炭窒化物材料の多層を有する。主要層は、直接又は差し挟む付着層を介し加工製品上に堆積できる。付着層は上記遷移金属又は金属窒化物、好ましくはAlCr、AlTi、Cr、Ti、AlCrN、AlTiN、TiN又はCrNが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
耐摩耗性を必要とする切削工具を保護するための極めて高い酸化耐性を備えた硬質被覆である。それぞれの被覆された工具、特に高速度鋼、超硬合金、または、ミル(mill)、ドリルビット(drill bit)、切削インサート(inserts)、ギアカッター(gear cutter)、およびホブ(hob)のような立方ホウ素窒化物(CBN)被覆された切削工具である。さらに、被覆されたた耐摩耗部品、特にポンプ、ギア、ピストンリング、燃料噴射器などのような機械部品である。ダイス、パンチ、およびモールドのような耐摩耗性の要求される被覆工具を形成する金属である。
【背景技術】
【0002】
[関連する技術]
特許文献1は、切削工具上の研摩剤と酸化摩耗の割合を減らしたTiN、TiCN、およびTiAlN被覆に比較して、非常に高い酸化耐性を備えた硬質の陽極のAlCrベースの被覆に言及している。特許文献2および特許文献3においては、AlCrSiNとCrSiBN層が、酸化に対する微細な耐性だけではなく高い耐摩耗性を提供する増加させた硬度をも提供する。非特許文献1では、TiAlN層および遷移金属窒化物(VNまたはCrN)の微細な層をベースとする超格子構造組み合わせが、低い滑り摩耗と研磨摩耗係数を示す。非特許文献2で、その著者は、硬質の炭素表面で被覆されたCrAlNを組み合わせることによって、(硬度および増加したヤング率のような)機械的特性と摩擦特性の改善とを報告している。このような組み合わせがドリルおよびミルの用途において成功しうる、ということが主張されている。非特許文献3で、その著者は、Al、Ti、Cu、およびAgの延性のある中間膜と組み合わせた多層TiAlNに言及している。多層は基板に対する改善された付着を呈するが、硬度は延性層の追加によりかなり減少させられる。
【特許文献1】特開平10−025566号公報
【特許文献2】特開2002−337007号公報
【特許文献3】特開2002−337005号公報
【特許文献4】米国特許出願公開第2002/0053322号明細書
【非特許文献1】「陰極アークによって不均衡にされたマグネトロンスパッタリング堆積によって大規模に製造されたTiAlNおよびCrNベースの超格子構造被覆の特性(Properties of large-scale fabricated TiAlN- and CrN based superlattice coatings by cathodic arc-unbalanced magnetron sputtering deposition)」,Surface & Coatings Technology, v.25, pp. 269〜277 (2000年)
【非特許文献2】「切削工具に堆積したCrAlN+Cの薄い被覆の機械的および摩擦学的特性の調査」,(Surface & Coatings Technology, v.174-175, pp. 681〜686 (2003年)
【非特許文献3】「金属間層を使うTiAlN硬質被覆の改善に向けて(Towards an improvement of TiAlN hard coatings using metal interlayers)」,Mat. Res. Soc. Symp. Proc. V. 750 (2003年)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
[本発明のバックグラウンド]
TiCN、TiAlN、AlTiNの低耐摩耗性、および類似の硬質被覆、特に高温を含むような高速切削用途における機械材料用途が難しいもの(例えば、工具鋼、オーステナイトステンレス鋼、アルミニウム、およびチタン合金の機械加工)である。既知のCrAlNおよびCrAlSiN被覆の高温用途での有益な効果にもかかわらず、工具、特に、より大きな生産性とさらなる摩耗の減少とを提供することのできる切削、成形工具および部品、による特定の用途のためのさらなる良好な性能を与えることができる代替案が見いだされるべきである。
【0004】
CrAlベースの層の切削性能は、機械加工の際に要求されるアルミナベースの表層の形成をもたらすことができる三重被覆形態の使用によって、さらに改善することができる。この被覆のための新しい被覆形態は、工具の有効寿命を増やし、加工製品材料の機械加工性と、さらにその生産性を増やす。本発明で提案された三重のAlCrNベースの被覆は、工業的バルツァース(Balzers)急速被覆システム(RCS)マシンを使って得られた。このマシンは、急速な加熱と高い付着強さを促進する基板のエッチングとを可能にする低電圧アーク放電配置を含む。この機器には、スパッタリング、陰極アーク、およびナノ拡散アークジェットソースから選択できる6つの堆積ソースも設置されている。堆積の際に、固定状またはパルス状のバイアス電源を使うことによって、ある負のバイアス電圧を基板工具または部品に印加することができる。RCS装備の全ての説明および図面は、特許文献4の下で見出すことができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[発明の概要]
本発明は、革新的な被覆三層システム、および対応する被覆された工具と部品に関連する。ある表面を有し、該表面の少なくともいくつかの部分が耐摩耗性の硬質被覆で覆われ、その硬質被覆は、外部表面層およびそれに続く第2の埋込層を有し、そして埋込層は表面層と主要層の間に配置され、主要層は直接に、または差し挟む付着層を介して、加工製品上に堆積される。
【0006】
表面層はAlCrZを有し、ここで、Zは、0.2μm<t<2μmの厚さ(t)を持ったN、C、B、CN、BN、CBN、NO、CO、BO、CNO、BNO、またはCBNOを表す。
【0007】
埋込層は、以下の材料またはそれらの組み合わせのいずれかの1つを有する:金属窒化物、炭化物または炭窒化物(例えば、Ti(C)N、Ta(C)N、Nb(C)N、W(C)N、WTa(C)N、WTi(C)Nなど)、もしくは金属ケイ素窒化物、炭化物または炭窒化物(例えば、TiSi(C)N、TaSi(C)N、WSi(C)N、TiWSi(C)N)。ここで、それら少なくとも1つの金属は少なくとも1つのIVB、VBまたはVIB族の遷移金属、あるいは少なくとも1つの金属または炭素、好ましくはダイアモンド状(ダイアモンドライク)炭素層、を有する材料の多層、または材料、または材料の組み合わせか多層である。また、埋込層は0.1μm<t<1.5μmの厚さ(t)を持つ。
【0008】
主要層は、埋込層の熱伝導率(Tc)の70%より小さいかあるいはそれに等しい熱伝導率(Tc)を持った、窒化物、炭化物または炭窒化物、もしくは窒化物、炭化物または炭窒化物材料の多層を有する。主要層は、好ましくは、IVB、VBまたはVIB族の遷移金属うちの少なくとも1つ、Al、SiまたはBのうちの少なくとも1つの元素、および、O、CおよびNのうちの少なくとも1つ、を有する。その層は1μm<t<10μmの厚さ(t)を持つ。主要層は、直接または差し挟む付着層によって加工製品上に堆積させることができる。その付着層は、上述のような遷移金属または金属窒化物、好ましくはAlCr、AlTi、Cr、Ti、AlCrN、AlTiN、TiNまたはCrNが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明に関連する実験において、6つの堆積ソースのうちの2つがTiSiNまたはTiN埋込層(約0.3μm厚さ)を含めるために使われたが、一方で、残りの4つのソースは、焼結されたアルミニウム−クロムターゲット(70Al:30Cr)およびイオンプレーティング堆積プロセスを使う第1および第3のAlCrN層を堆積するために利用された。
【0010】
Al−Cr系をベースとする窒化物、炭化物、および炭窒化物被覆は酸化に対する優れた保護を提供することができ、これは、広い見地から、クロムの高い耐食性に因るものであり、アルミニウムと混合されたものが、酸化に対する強い保護層と被覆中への酸素の分散を形成する薄い保護アルミニウム酸化物の薄い表面層を形成することができる。Ti−Al系をベースとする窒化物、炭化物、および炭窒化物に比較して、AlCrX(X=N、C、CN)タイプの被覆は、クロムとアルミニウムの両方が高温においてさえも安定な酸化物を形成しないで、透過性のルチル(rutile)タイプのチタン酸化物層を形成することができない。アルミナとクロミア(chromia)の表面層の両方は、被覆とそれに続く工具に高い保護を提供できるが、アルミナは、拡散に対するバリアとしてより良好に働くことができ、耐久性の増加を与える機械加工の際にはより低い摩擦係数を持つことができるので、2つのうちで最も望ましいものである。
【0011】
他方で、結晶性の二成分遷移金属窒化物、炭化物、および炭窒化物は、一般に、それらが酸化および拡散摩耗に対するより低い耐性を提供し、またより高い熱伝導率を持つので、アルミニウムを含んだ準安定な系ほどに望ましい機械的および物理的特性を持たない。本発明では、表面近くに位置する高い熱伝導層により、埋込層の構想に関して飛躍的に進歩した被覆設計が存在する。それは、主要層を提供する他の金属元素の拡散阻止に因るアルミナ表面層の形成のために必要な条件を提供し、そして、被覆/チップ界面において熱と熱伝導率を増やすことができるが、工具に対する耐熱性を維持する。保護層は、形成される酸化物層に保護を提供するために硬く、そして高温において安定でなければならないが、表面付近温度を上げて適切な表面酸化物を形成する可能性を備える。
【0012】
図1は基板(1)を示し、それは何らかの既知の工具バルク材料(例えば高速度鋼、工具鋼、炭化物、超硬合金、CBNサーメット(cermet;陶性合金)、セラミックスなど...)から作ることができ、その材料は埋込層より低い熱伝導率および良好な硬度を持つ主要被覆層(3)で覆われる(例えば、少なくとも遷移金属と、さらにAl、Si、またはBのうちの少なくとも1つの元素を含む炭化物、炭窒化物、または窒化物被覆)。主要被覆層(3)と基板(1)の間には、任意選択的に、薄い付着層(2)を、主要層(3)をさらに良好に保護し、そして基板(1)の熱膨張と主要層(3)の熱膨張との間の緩やかな移り変わりを提供するために配置することができる。付着層は純粋な金属(V、Ti、Nb、Cr、またはZrのような)、または窒化物(CrN、TiN、VNなど...のような)を有することができる。表面近くでは、埋込まれた保護層(4)が、Al−Cr−X−C−0−N系をベースとする外部表面層(5)の酸化挙動の変化を誘発するCrAlNよりも大きな熱容量を持つ。ここに、Xは遷移金属、または遷移金属の組み合わせである。最適化されない被覆設計の酸化を、比較の理由から図2に示す。環境雰囲気で3時間酸化させた後、比較のサンプル#5のみがクロムをベースとする表面酸化物層を生成した反面、比較のサンプル#6はアルミニウムをベースとする薄い酸化物層を生成したがクロム酸化物で覆われた。一方、同じ処理条件下のAlCrN−TiN−AlCrNの最適化された厚さの層で構成した三重被覆は、図3に示すようなAlOxとAlCrOx層の形成をもたらす。図2および図3における、グロー放電光学発光分光(glow discharge optical emission spectroscopy;GDOES)によって得られた深さ方向分布は、表面中へのクロム拡散が埋込層の後から開始することを示し、それはクロムの表面への濃縮を減らすことになり、従ってAl/Crの比率を増やし、そしてAlOxとAlCrOxの交互層を形成する。これら薄い表層は、それらの接触面の好ましい摩擦化学に起因して、工具とチップとの間の潤滑層の役割を果たすことができる。埋込層は表面への遷移金属原子の拡散を減らすだけでなく、結局は保護層を薄く離層しうるような界面への酸素原子の流れを防止することもする。様々な埋込み深さにおける三重AlCrN−TiN−AlCrN層の酸化試験結果を図4に示す。その結果は、1.5マイクロメートル未満だけ表面から離れて埋込まれたTiNの層が、まさに耐酸化性を改善した、ということを示している。
【0013】
[いくつかの通常の被覆材料の熱伝導率と拡散バリア特性]
【0014】
【表1】

【0015】
一方、埋込層は、通常、外部および第3の(主要)層よりも高い熱伝導率を持つであろう。上記の表は、通常の被覆材料に対する拡散バリア特性と熱伝導率の概要を提供する。外部および主要層に対する埋込層の高い熱伝導率は、表面近くのチップに向かう縦方向の熱流の改善を促進するが、それによって工具中への横方向の熱流は、第3の主要被覆層の低い熱伝導率に起因して減少する。その結果が、減少した研摩剤、拡散、および酸化摩耗特性を備えた機構部品と切削工具のための保護被覆システムである。
【0016】
[実験結果]
[例1]:
工具鋼のミリング加工(Milling)−荒削り
切削工具:エンドミル(End Mill)超硬合金荒削り
直径D=10mm、歯数z=4
試片:工具鋼,X40CrMoV51,DIN1.2344(36HRC)
切削パラメータ:切削速度v=120m/min(S=3820 1/min)
搬送速度fz=0.090mm/U(f=1375mm/min)
切削径方向深さa=2.5mm
切削軸方向深さa=5.5mm
冷却:エマルジョン6%
プロセス:ダウン・ミリング(down milling)
工具寿命判定基準:側面摩耗ランド幅VB>0.10mm
【0017】
【表2】

【0018】
例1は、標準的なTiCN、TiAlN、AlCrN単一層およびTiAlN/TiN多層と比較した、最適化された新規な三重被覆の増加した工具寿命を呈する。
【0019】
[例2]:
硬化鋼のミリング加工(Milling)
切削工具:ボールノーズエンドミル(Ball nose end mill)超硬合金
直径D=10mm、歯数z=2
試片:K340(62HRC)C1.1%,Si0.9%,Mn0,4%,Cr8.3%,Mo2.1%,Mo2.1%,V0.5%
切削パラメータ:切削速度v=0〜120m/min
搬送速度fz=0.10mm/U
切削径方向深さa=0.2mm
切削軸方向深さa=0.2mm
冷却:乾燥
プロセス:フィニッシング(Finishing)
工具寿命判定基準:側面摩耗ランド幅VB>0.30mm
【0020】
【表3】

【0021】
例2は、最適化された両方の新規な三重被覆に対して93mの工具寿命を呈する。最も近い状況の当技術の層AlTiNのみが83mの寿命を有していた。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の概略図。
【図2】900℃でのアニーリング後の比較例のGDOES深さ方向分布(Depth Profile Spectrum)。
【図3】900℃でアニーリング後の最適化された被覆のGDOES深さ方向分布(Depth Profile Spectrum)。
【図4】900℃でアニーリング後の三重層の酸化層厚。
【符号の説明】
【0023】
1 基板
2 薄い付着層
3 主要被覆層(主要層)
4 保護層
5 外部表面層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板(1)の表面上の少なくとも主要層(3)、埋込層(4)、および外部表面層(5)を有する硬質被覆層システムであって、表面層(5)はAlCrZを有し、ここで、ZはN、C、B、CN、BN、CBN、NO、CO、BO、CNO、BNO、またはCBNOを表すことを特徴とする硬質被覆層システム。
【請求項2】
前記主要層(3)と前記基板(1)の表面の間に付着層(2)が配置されることを特徴とする請求項1に記載の硬質被覆層システム。
【請求項3】
前記表面層(5)は0.2μm<t<2μmの厚さtを持つことを特徴とする請求項1または2に記載の硬質被覆層システム。
【請求項4】
埋込層(4)は0.1μm<t<1.5μmの厚さtを持つことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の硬質被覆層システム。
【請求項5】
前記主要層(3)は1μm<t<10μmの厚さtを持つことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の硬質被覆層システム。
【請求項6】
前記埋込層(4)は、以下の材料またはそれらの組み合わせのいずれかの1つを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の硬質被覆層システム:
金属窒化物、炭化物または炭窒化物、もしくは金属ケイ素窒化物、炭化物または炭窒化物であって、それら金属は少なくとも1つのIVB、VBまたはVIB族の遷移金属、あるいは少なくとも1つの金属または炭素を有する材料の多層、または材料、または材料の組み合わせか多層。
【請求項7】
前記埋込層(4)は、Ti(C)N、Ta(C)N、Nb(C)N、W(C)N、WTa(C)N、WTi(C)N、またはTiSi(C)N、TaSi(C)N、WSi(C)N、TiWSi(C)N、のうちの1つを有することを特徴とする請求項6に記載の硬質被覆層システム。
【請求項8】
前記埋込層(4)はダイアモンド状炭素層であることを特徴とする請求項6に記載の硬質被覆層システム。
【請求項9】
前記主要層(3)は、埋込層(4)の熱伝導率Tcの70%より小さいかあるいはそれに等しい熱伝導率Tcを持った、窒化物、炭化物または炭窒化物、もしくは窒化物、炭化物または炭窒化物材料の多層、を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の硬質被覆層システム。
【請求項10】
前記主要層は、IVB、VBまたはVIB族の遷移金属うちの少なくとも1つ、Al、SiまたはBのうちの少なくとも1つの元素、および、O、CおよびNのうちの少なくとも1つ、を有することを特徴とする請求項9に記載の硬質被覆層システム。
【請求項11】
前記付着層(2)は。IVB、VB、VIB族の遷移金属、または金属窒化物のうちの少なくとも1つを有することを特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載の硬質被覆層システム。
【請求項12】
前記付着層(2)は、V、Ti、Nb、Cr、Zr、AlCr、AlTi、AlCrN、AlTiN、TiN、VNまたはCrNを有することを特徴とする請求項11に記載の硬質被覆層システム。
【請求項13】
前記基板(1)は、高速度鋼、工具鋼、超硬合金、CBNサーメット、またはセラミックスを有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の硬質被覆層システム。
【請求項14】
前記表面の少なくとも一部が請求項1から13のいずれか1項に記載の耐摩耗硬質被覆によって被覆された表面(1)を持つ、工具または部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−529809(P2008−529809A)
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−554410(P2007−554410)
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【国際出願番号】PCT/CH2006/000076
【国際公開番号】WO2006/084404
【国際公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(507269681)エーリコン・トレイディング・アーゲー・トリューバッハ (13)
【Fターム(参考)】