説明

動圧流体軸受の残留オイル検出方法

【課題】動圧流体軸受のシャフトに設けられたタップ穴中の微量なオイルを検出できる残留オイルの検出方法を提供する。
【解決手段】軸受けオイルが注入された動圧流体軸受の残留オイル検出方法において、動圧流体軸受のシャフト上の穴に有機溶剤を注入した後に前記穴の溶液を抽出するモニタ溶液抽出工程と、前記モニタ溶液を試験板に所定量を滴下するモニタ溶液滴下工程と、前記滴下したモニタ溶液を乾燥させるモニタ溶液乾燥工程と、前記モニタ溶液の残渣を含む有限領域の画素の輝度値の総和である輝度積算値をもとに前記穴の残留オイル量を判定する画像判定工程と、を備えた動圧流体軸受の残留オイル検出方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気ディスク、光ディスク等の記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータに使用される動圧流体軸受、並びに動圧流体軸受の製造技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、ポリゴンミラー搭載機器等において用いられるスピンドルモータには、動圧流体軸受が多く使用されている。この動圧流体軸受は、回転部と固定部との間の間隙部に充填されたオイルが、液体潤滑及び界面潤滑の機能を果たし、回転部の回転によって流体に発生した動圧を利用する流体すべり軸受装置である。
【0003】
具体的な一例として、ハードディスクドライブのスピンドルモータ21の構造を図13に示す。ハードディスクドライブのベース13に固定された動圧流体軸受21を回転中心とし、ベース13とハードディスクを固定するハブ11とを、ステータ14とマグネット12により相対的に回転駆動する構成となっている。
【0004】
図14は、図13で示したスピンドルモータの動圧流体軸受21の拡大図である。この動圧流体軸受21は半径方向の負荷を支持するラジアル軸受と、軸方向の負荷を支持するスラスト軸受の2つの軸受で構成される。ラジアル軸受は、シャフト23とスリーブ24で構成され、スラスト軸受は、シャフト23に連結されたフランジ26とスラストプレート28によって構成されている。回転部となるシャフト23とフランジ26と、固定部となるスリーブ24とスラストプレート28との間隙部25には、図示しないオイルが充填されている。シャフト23の上部には、記録メディアを固定するためのタップ穴27が設けられている。
【0005】
動圧流体軸受21にオイルを充填するために、真空チャンバーを持ち真空充填プロセスを利用した装置を用いる。この真空チャンバーにオイルを充填すべき動圧流体軸受を置いて減圧し、間隙部25の空気を取り除く。その後、間隙部の開口部22に適正量のオイルを滴下する。その後、元の大気圧に復圧することで間隙部25内とオイルとの間の圧力差を利用して、間隙部25にオイルを完全に充填する。
【0006】
ところが、間隙部25に完全にオイルが充填されていないと気泡が残留する。この動圧流体軸受を組み込んだ製品を航空機で出荷すると、高空では大気圧が下がり間隙部25に残留した気泡が膨張し、間隙部から外部へとオイルが押し出されるオイル漏れを引き起こす。
【0007】
そこで、オイルの給液を十分に減圧した雰囲気中で実施することに加えて、動圧流体軸受の間隙部の開口部22が十分なオイルで完全に封止されている必要がある。これは、オイルの量が不十分であれば、間隙部25を完全に満たすことが出来ず、開口部の封止が不完全であれば、大気圧開放時に空気が間隙部25に侵入するため、間隙内をオイルで完全に満たすことが出来ない。そのため、一般的な動圧流体軸受のオイルの充填方法では、動圧流体軸受の間隙部の開口部22付近の所定の位置に必要量を上回る十分な量のオイルを滴下し、差圧によるオイル充填後に残留しているオイルを拭き取りによって完全に除去し、外観検査により確認するといった方法が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002−174243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前記従来の構成では、減圧雰囲気でのオイル充填作業において、注液ノズルの位置精度やオイル注液量のバラつきなどで、滴下されたオイルがシャフトのタップ穴27の内部に注入されてしまう。このオイルが残留したまま、動圧流体軸受をハードディスクドライブに組み込むと、ハードディスクドライブの動作時に残留オイルがタップ穴27から飛散し、ハードディスクドライブ内部を汚染する。そのため、タップ穴27内のオイルをノズルで吸引するが、オイルが透明なので、タップ穴27底部に残る微量なオイルを検出できないという課題を有していた。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、動圧流体軸受のシャフトに設けられたタップ穴中の微量なオイルを検出できる残留オイルの検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記従来の課題を解決するために、本発明の動圧流体軸受の残留オイル検出方法は、軸受けオイルが注入された動圧流体軸受の残留オイル検出方法において、動圧流体軸受のシャフト上の穴に有機溶剤を注入した後に前記穴の溶液を抽出するモニタ溶液抽出工程と、前記モニタ溶液を試験板に所定量を滴下するモニタ溶液滴下工程と、前記滴下したモニタ溶液を乾燥させるモニタ溶液乾燥工程と、前記モニタ溶液の残渣を含む有限領域の画素の輝度値の総和である輝度積算値をもとに前記穴の残留オイル量を判定する画像判定工程と、
を備えたことを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の動圧流体軸受の残留オイル検出方法によれば、動圧流体軸受のタップ穴に残留した微量なオイルの量を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の残留オイル検出装置を示す図
【図2】本発明の残留オイル量判定フローチャート
【図3】オイル濃度0.00%のモニタ溶液を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像を示す図
【図4】オイル濃度0.01%のモニタ溶液を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像を示す図
【図5】オイル濃度0.02%のモニタ溶液を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像を示す図
【図6】オイル濃度0.05%のモニタ溶液を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像を示す図
【図7】オイル濃度0.10%のモニタ溶液を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像を示す図
【図8】オイル濃度が異なるモニタ溶液(0%から0.1%)を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像の輝度積算値のバラつきを示す図
【図9】オイル濃度が異なるモニタ溶液(0%から0.1%)を標準試験板の同一箇所に5回滴下・乾燥した残渣画像の輝度積算値のバラつきを示す図
【図10】オイル濃度0.10%のモニタ溶液を標準試験板に1回滴下・乾燥し、放置時間を変えて撮像した残渣画像の輝度積算値とその経過時間の関係を示す図
【図11】オイル濃度が異なるモニタ溶液(0%から0.1%)を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像の輝度積算値VHと光量レベルの関係を示す図
【図12】オイル濃度が異なるモニタ溶液(0%から0.1%)を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像の改良輝度積算値VXHと光量レベルの関係を示す図
【図13】ハードディスクドライブのスピンドルモータの構造を示す図
【図14】スピンドルモータの動圧流体軸受を示す図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明の動圧流体軸受の残留オイル検出方法の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態における動圧流体軸受の残留オイル検出装置の図を示す。1は標準試験板であり、本実施例ではカチオンエポキシ電着塗装を施した平板を用いた。標準試験板は撥油性素材からなり、外部照明による反射光が少なく、輝度ムラのない単色の平板であれば良い。本実施例では、黒色の平板を用いた。2は滴下後に乾燥したモニタ溶液の残渣である。3は無影リング照明、4はモノクロCCDカメラであり、5はオイル残渣2の画像を処理して残留オイル量を判定する画像処理システムである。
【0016】
図2に、図1で示した残留オイル検出装置を用いて行う残留オイル量判定フローチャートを示す。以下の(1)から(3)の工程にて残留オイル量の判定を行う。
【0017】
(1)モニタ溶液抽出工程
真空充填プロセスにてポリオールエステル系の合成オイルを充填した後の動圧流体軸受のタップ穴内にタップ穴の内容積(およそ0.0025ml)と同量の揮発性有機溶剤を注液する。本実施例では、揮発性有機溶剤にヘキサンを用いたが、オイルを溶かすことができ、揮発性が高いものであれば、これに限るものでは無い。この揮発性有機溶剤と残留オイルとの混合溶液を、本実施例ではモニタ溶液とする。
【0018】
(2)モニタ溶液滴下工程及びモニタ溶液乾燥工程
このモニタ溶液を、ピペットや注射器を用いて採取し、一定量(本実施例では0.001ml程度)を標準試験板1の上に滴下して乾燥させると、揮発性有機溶剤成分だけが蒸発してモニタ溶液の残渣2が残る。乾燥は、自然乾燥で良く、乾燥時間は使用する揮発性有機溶剤の特性と量による。本実施例ではヘキサンを用いたので、10秒程度の自然乾燥で十分であった。
【0019】
(3)画像判定工程
このモニタ溶液の残渣2に無影リング照明3からの光を照射し、モノクロCCDカメラ4にてモニタ溶液の残渣2の画像を撮影する。この撮影された画像を画像処理システム5により定量化してタップ穴内の残留オイル量を判定する。なお、画像処理方法については、後述する。
【0020】
画像判定工程での判定値が規定値に達しない場合は、規定値に達するまでタップ穴内の洗浄をしてから、(1)から(3)の工程を繰返す。
【0021】
次に画像判定工程で行うモニタ溶液の残渣2の画像処理方法を説明する。標準試験板1上にモニタ溶液の残渣2を含むmxn画素の判定領域を設定し、その任意の一画素を画素(i、j)とする。本実施例では、この輝度値を8ビットで表した。従って、一画素の輝度は、0(黒)から255(白)の256階調で表される。画素(i、j)の輝度値をGray(i、j)とすると、判定領域全体の輝度積算値VHは、数(1)で表される。
【0022】
【数1】

【0023】
図3から図7にオイル濃度が異なるモニタ溶液(0%から0.1%)を標準試験板に1回滴下し乾燥したモニタ溶液の残渣画像を示す。このときの滴下量は0.001mlとした。図3、図4、図5、図6、及び図7はモニタ溶液の残渣画像であり、そのオイル濃度はそれぞれ0.00%、0.01%、0.02%、0.05%、及び0.10%である。オイル濃度は、体積比換算とした。図から明らかなようにモニタ溶液の残渣2の輝度値はオイル濃度に伴って変化している。オイル残渣2がリング状の膜となるのは、ヘキサンは液滴の外周から早く蒸発するため、モニタ溶液が液滴の中心から外周へと移動しながら乾燥が進むためである。
【0024】
図8は、図3から図7に示したオイル濃度でのモニタ溶液の残渣を数(1)で計算してグラフ化したものである。縦軸は、数(1)で計算した輝度積算値VH、横軸はオイル濃度である。これは、オイル濃度毎に5回繰り返して行った。図8から、オイル濃度と輝度積算値VHとの間には良い相関があることが分かる。そのため、輝度積算値と軸受けオイル濃度との関係から検量線を作成できるので、この検量線を用いれば輝度積算値VHからオイル濃度を計算することができる。
【0025】
さらに、よい検量線を作成するためには、滴下量を増やせば良い。特に、オイル濃度が0.02%以下と非常に薄いオイル濃度では、滴下量を増やす方法は高い効果を持つ。滴下量を増やした場合の効果を、図9を用いて説明する。
【0026】
図9は、図8の測定条件と同一のモニタ溶液を使って測定したオイル濃度毎と輝度積算値VHとの関係を示す図である。図8の測定条件との相違は、滴下回数を5回に増やしたことである。滴下回数を増やすことにより検量線の傾きが大きくなるので、0.02%程度と低濃度のオイル含有量でも、正確に測定することが出来る。なお、モニタ溶液の滴下は、同一箇所に一回ごとに滴下して乾燥させた後に行う。ここで、滴下方法を通常の5倍の量を一度に滴下せずに、通常の量の滴下・乾燥を5回繰り返すようにした理由は、一度の滴下量を増やした場合に残渣の面積が大きくなりすぎ、mxn画素の判定領域から外れてしまうのを防ぐためである。
【0027】
なお、この残渣は時間の経過と共にゆっくりと試験板になじんでいくため、面積は広がり、試験板と残渣との輝度の差が少なくなる。そのため、半日ほど時間が経過すると、目視では残渣の判断ができなくなる。しかし、本発明を用いると、時間経過による輝度積算値の変化が見られない。図10はオイル濃度0.10%のモニタ溶液を標準試験板に1回滴下・乾燥し、経過時間を変えて撮像した残渣画像の輝度積算値VHとその経過時間の関係を示す図である。約1500分(25時間)経過しても、輝度積算値VHは、初期値からほとんど変化していないことを示している。
【0028】
また、本発明では、画像全体の輝度が基となるために、無影リング照明3の光量レベルが重要となる。すなわち、経時変化などの理由で光量レベルが変化すれば、輝度積算値が変化して残留オイル濃度を誤判定してしまう。
【0029】
図11に、オイル濃度が異なるモニタ溶液(0%から0.1%)を標準試験板に1回滴下・乾燥した残渣画像の輝度積算値VHと光量レベルの関係を示す。図に示すように、900lx以上では、輝度積算値VHが飽和している。飽和していない光量レベルでは、光量レベルが低下すれば、輝度積算値VHの低下は著しい。例えば図の点線で示すように、光量レベルが700lxのとき照明の劣化で光量レベルが600lxに低下すると、700lxで測定した濃度0.1%の輝度積算値VHと、600lxで測定した濃度0%の輝度積算値VHとの値が、ほぼ等しくなる。すなわち、0.1%の濃度のものが0%と誤判定されてしまうことになる。
【0030】
この無影リング照明3の光量レベルの変化を受け難くするための画像処理方法を次に説明する。標準試験板1上にモニタ溶液の残渣2を含むmxn画素の判定領域を設定し、その任意の一画素を画素(i、j)とする。本実施例では、この輝度値を8ビットで表すので、一画素の輝度は、0(黒)から255(白)の256階調となる。画素(i、j)の輝度値をGray(i、j)とし、予め測定しておいた標準試験板単体の輝度積算値をBaseLevelとすると、判定領域全体の改良輝度積算値VXHは、数(2)で表される。
【0031】
【数2】

【0032】
図12は図11で使用した残渣画像に対して数2を用いて算出した改良輝度積算値VXHと光量レベルの関係を示す図である。図の点線に示すように、光量レベル400lxから800lxまでの範囲では、改良輝度積算値VXHは、ほぼ一定の値を持つ。図から、初期の使用光量レベルを600lxに設定すると、光量が+/−200lx程度ばらついても、同じオイル濃度のモニタ溶液では同じ程度の改良輝度積算値VXHとなる。従って、光量レベルが変化しても、誤判定の無い残留オイルの検出ができる。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明にかかる動圧流体軸受の残留オイル検出方法は、タップ穴中の残留オイル量を精度良く検出でき、磁気ディスク、光ディスク等の記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータに使用される動圧流体軸受、並びに動圧流体軸受の製造技術に有用である。
【符号の説明】
【0034】
1 標準試験板
2 モニタ溶液の残渣
3 無影リング照明
4 モノクロCCDカメラ
5 画像処理システム
11 ハブ
12 マグネット
13 ベース
14 ステータ
21 動圧流体軸受
22 開口部
23 シャフト
24 スリーブ
25 間隙部
26 フランジ
27 タップ穴
28 スラストプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸受けオイルが注入された動圧流体軸受の残留オイル検出方法において、
動圧流体軸受のシャフト上の穴に有機溶剤を注入した後に前記穴の溶液を抽出するモニタ溶液抽出工程と、
前記モニタ溶液を試験板に所定量を滴下するモニタ溶液滴下工程と、
前記滴下したモニタ溶液を乾燥させるモニタ溶液乾燥工程と、
前記モニタ溶液の残渣を含む有限領域の画素の輝度値の総和である輝度積算値をもとに前記穴の残留オイル量を判定する画像判定工程と、
を備えた動圧流体軸受の残留オイル検出方法。
【請求項2】
前記有機溶剤は、揮発性溶剤である請求項1に記載の動圧流体軸受の残留オイル検出方法。
【請求項3】
前記穴への前記有機溶剤の注入量は、前記穴の内容積に等しい請求項1に記載の動圧流体軸受の残留オイル検出方法。
【請求項4】
前記試験板が、撥油性素材からなる請求項1に記載の動圧流体軸受の残留オイル検出方法。
【請求項5】
前記モニタ溶液滴下工程において、前記モニタ溶液の滴下を複数回行う請求項1に記載の動圧流体軸受の残留オイル検出方法。
【請求項6】
前記モニタ溶液乾燥工程において、前記モニタ溶液は自然乾燥とする請求項1に記載の動圧流体軸受の残留オイル検出方法。
【請求項7】
前記輝度積算値が、前記モニタ溶液の残渣を含む有限領域の画素の輝度値の総和から前記有限領域における前記試験板表面の画素の輝度の総和を減算した値とする請求項1に記載の動圧流体軸受の残留オイル検出方法。
【請求項8】
前記画像判定工程において、前記輝度積算値と軸受けオイル濃度の関係に基づいた検量線を作成しておき、前記輝度積算値と前記検量線を用いて前記穴の残留オイル量を判定する請求項1に記載の動圧流体軸受の残留オイル検出方法。

【図1】
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【図2】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−33560(P2011−33560A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−182159(P2009−182159)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】