説明

化粧品用ベース組成物

(i)10重量%未満の水、(ii)脂肪酸、(iii)グリセリンモノステアレートおよびグリコールモノステアレートまたはこれらの組合わせを含む群から選択される構造化剤、および(iv)中和された脂肪酸を少なくとも2重量%、を含む化粧品組成物は、水和性化粧品、例えばクリームまたはローションの形成に適するベース組成物である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、滑らかな製品を形成するため、容易に水和する化粧品用ベース組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧品組成物、例えばスキンケア組成物またはローションを形成するために水和することのできる無水物製品が、当該技術分野で知られている。
【0003】
米国特許公報US-B-6,221,364には、クリームまたはローションを形成するための添加剤を有する、または添加剤を有しない、水と混合するのに適した、水を本質的に含まない組成物が開示されている。このような組成物の利点は、活性成分の分解を回避し、保存安定性があり、オイル成分が臭くなることに耐性があることであると開示されている。
【0004】
米国特許公開公報US-A-5,607,666には、a)構造化剤および乳化剤、B)少なくとも1種の油脂、c)少なくとも1種の化粧品用活性物質、およびd)水性相を含む、均質化および脱水化された水中油型エマルションから得られた粉末が開示されている。
【0005】
これらの特許で開示された製品は、再水和に適しているが、水和速度、水和可能な組成物の調製の容易さおよび再構成した製品のレオロジーと均質性に関して、改善された組成物が必要とされている。大抵の場合、再構成した製品はあまりにも流動的であるので、クリームとして使用することができず、および/または粒子の塊を呈さない。
【0006】
国際公開パンフレットW02003/097003は再水和に適した組成物に関する。それらの組成物は、少なくとも部分的に中和された脂肪酸と有機塩基の組合わせに基づく。この開示は、いくらかの無機塩基が存在してもよいことを述べているにもかかわらず、無機塩基とグリセリンまたはグリコールモノステアレートとの組合わせの開示は見あたらない。
【0007】
この文献が、無機塩基は冷水中で再水和されてもよい組成物を提供するのに適さないことを述べているにもかかわらず、我々はここで、冷水と混合した時、クリームからローションまでのコンシステンシーを有する滑らかな化粧品組成物をもたらす再水和可能な組成物を提供するのに、無機塩基を使用することができる状況を見出した。
【特許文献1】米国特許公報US-B-6,221,364
【特許文献2】米国特許公開公報US-A-5,607,666
【特許文献3】国際公開パンフレットW02003/097003
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
したがって、本発明は、(i)10重量%未満の水、(ii)グリセリンモノステアレートおよびグリコールモノステアレートまたはこれらの組合わせを含む群から選択される構造化剤、および(iii)中和された脂肪酸を少なくとも2重量%、を含む化粧品組成物を提供する。
【0009】
さらなる態様では、本発明は、無機塩基と、脂肪酸と、グリセリンモノステアレート並びにグリコールモノステアレートまたはこれらの組合わせを含む群から選択される構造化剤とを混合し、80〜120℃の温度に加熱し、40℃未満の温度に冷却し、粉末、タブレットまたはアモルファス塊に成形するという組成物の調製方法を提供する。
【0010】
さらなる態様では、本発明は、0〜35℃の温度で、1:3〜1:20の重量比で上記組成物を水と混合する、スキンクリーム、シャンプーまたはローションを形成するために上記組成物を水和する方法を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
他に表示がない場合、すべてのパーセントは重量をいう。
【0012】
[化粧品組成物]
本発明は、エンドユーザ化粧品組成物を形成するために水和されてもよい、本質的に水を含まない組成物に関する。本発明に係る組成物は、好ましくはタブレット、粉末またはアモルファス塊の形態であり、最も好適には、粉末の形態である。したがって、組成物は10重量%未満の水、好ましくは5重量%未満、より好適には1重量%未満の水を含む。
【0013】
[構造化剤]
組成物は構造化剤を含む。構造化剤は、化粧品用の一般成分であり、製品の拡がりを促進するずり流動特性と、肌表面の感覚認知に寄与するため、かつ他の成分の懸濁を促進する降伏値に寄与するために加えられる。
【0014】
構造化剤は、組成物の再水和後の最終製品に構造を提供する。構造化剤は、冷水の存在下で膨潤するものから選択され、したがって、再水和した製品に堅牢性を与える。構造化剤の組成と種類は、好ましくは水和後、せん断速度10s−1〜100s−1で見掛けの粘度が0.1〜10000Pa・sであること、または降伏応力が0.1〜10,000Pa、好ましくは1〜10,000Pa、より好適には10〜1,000Paであることを特徴とする製品を与えるものから選択される。
【0015】
構造化剤は、グリセリンモノステアレート並びにグリコールモノステアレートまたはこれらの組合わせを含む群から選択される。最も好適な構造化剤はグリセリンモノステアレートである。
【0016】
構造化剤の量は、目的とする最終組成物の種類に応じて異なってもよい。好適な実施形態では、構造化剤の量は、本質的に水を含まない組成物の重量に対して20〜90重量%である。
【0017】
より適した量は15〜70重量%であり、より好適には20〜60重量%である。
【0018】
構造化剤が冷水の存在下で膨潤することが重要である。
【0019】
[脂肪酸]
組成物はまた、脂肪酸を含む。脂肪酸は、塩基により中和された後に陰イオン電荷を提供し、かつ構造化剤と共結晶化する役割をする。これらの混晶は、冷水で膨潤することが分かった。
【0020】
脂肪酸は、成分として加えてもよいし、あるいは一成分の一部として、例えば副生成物または不純物として加えられてもよい。
【0021】
ある好適な実施形態では、用いられる脂肪酸の炭化水素鎖の長さは、14〜22個、好ましくは14〜20個、より好ましくは16〜18個の炭素原子である。
【0022】
好適な脂肪酸は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸およびこれらの組合わせを含む群から選択される。
【0023】
膨潤性は、さらに脂肪酸と構造化剤との相対量により影響を受けるかもしれない。したがって、脂肪酸の量は、脂肪酸と構造化剤の全体量に基づいて5〜90重量%であるのが好ましい。
【0024】
[中和された脂肪酸]
中和された脂肪酸の量が膨潤レベルを決定することが分かった。中和された脂肪酸の濃度があまりにも低いと、膨潤は減少する。また、再水和した製品は容易に塊または他の不均質な部分を形成する。中和された脂肪酸の量があまりに高すぎると、再水和した製品は、10以上のpHを有する。
【0025】
好適な実施形態では、中和された脂肪酸の量は、2〜15重量%、より好適には2.5〜8重量%である。
【0026】
適切に水和された時の組成物のpHは、好ましくは9未満であり、それはスキンクリーム製品には望ましい。得られたpHは、中和された脂肪酸の量および中和された脂肪酸と中和されなかった脂肪酸との比に応じて異なってもよい。したがって、任意に、製品は、再水和後に所望のpH9未満を得るために酸性化剤または塩基を含む。
【0027】
好ましくは、中和された脂肪酸を単に含む製品は、再水和したサンプルのpHを9未満まで低下させるため、塩基を含む。好ましくは、酸/塩基の量は、再水和した組成物のpHが6と9の間にあるような量である。
【0028】
[他の任意成分]
組成物は、化粧品用配合物中の包含物として一般に知られている他の成分を任意に含む。したがって、好適な組成物は、乳化剤、界面活性剤、グリセリンモノステアレートおよびグリコールモノステアレート以外の構造化剤、エモリエントオイルおよびワックス、湿潤剤、機能成分、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、芳香剤、着色剤またはこれらの組合わせを含む群から選択される成分を含む。
【0029】
乳化剤または界面活性剤は次のように分類してもよい:
a)陰イオン性界面活性剤、例えばカルボキシレート、アルキルスルフェート、エトキシ化アルキルスルフェート、スルホスクシネート、イセチオネート、タウレート、ホスフェート化エステルおよびラクチレート;
b)陽イオン性界面活性剤、例えば脂肪族第四級アンモニウム塩、ピリジニウム化合物、エトキシ化アミン、イミダゾリン、アミドアミンおよびリン脂質;
c)非イオン性界面活性剤、例えば脂肪族アルコール(例えば、セチルアルコール)、脂肪族アルコールエステル、ポリエチレングリコールカルボキシレート、ステロール、ステロールエトキシレート、シュガーエトキシレート、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールポリマー;
d)両性界面活性剤。
これらの界面活性剤はあまり好ましくないが、少量ならば存在してもよい。
【0030】
これらの成分またはこれら成分の組合わせのいかなるものも、請求項に記載した組成物中に存在してよい。最も好適な組成物は、セチルアルコールを含む。
【0031】
他の構造化剤の例は、ワックス、ゲル化オイル、ガムなどの増粘剤、多糖類、ペクチン、合成高分子、例えば、カルボポール(Carbopol)、クレーである。
【0032】
エモリエントオイルとワックスは、最終製品組成物に特定の機能、例えば閉塞、感覚的特性、例えば、皮膚感覚、特に後感覚を与えるために加えられてもよい。エモリエントオイルとワックスの例は、鉱油、イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステート、プロピレングリコールジイソステアレートである。
【0033】
乾燥肌の症状を低減するために、組成物は好ましくは湿潤剤を含む。適切な湿潤剤は、例えば、多価アルコール、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、ジグリセロール、イソプレングリコール;天然保湿剤、例えばラクテート、尿素、ピロリドンカルボキシレートおよびアミノ酸を含む群から選択される。
【0034】
様々な種類の追加の活性成分は、本発明の組成物中に存在してよい。活性成分は、皮膚軟化薬以外のおよび組成物の物理的特性を単に改善する成分以外の皮膚有益性剤として定義される。このカテゴリーに限定されないにもかかわらず、一般的な例には、追加の抗皮脂成分、例えばタルクとシリカ、およびサンスクリーンが含まれる。さらに例には、シルク蛋白質、芳香剤、着色剤、健康な皮膚成分、例えばAHA、コラーゲン、アミノ酸;ビタミン、例えばビタミンAおよびビタミンE、3分子脂質、例えばレシチン、ソイステロール;あるいはこれらの組合わせが含まれる。
【0035】
[組成物を製造する方法]
組成物は、脂肪酸に無機塩基を混合することにより、中和されていない脂肪酸の一部を残して、中和された脂肪酸を都合よく製造することができる。適切な無機塩基は、例えば水酸化ナトリウムと水酸化カリウムである。最も好適な無機塩基は、水酸化カリウムである。好適な実施形態では、無機塩基の量は、本質的に水を含まない組成物の全重量に対して、0.1〜4重量%、好ましくは0.5〜3重量%である。
【0036】
この実施形態では、脂肪酸の中和度は、好ましくは、5〜10重量%の全脂肪酸濃度においては少なくとも50%である。中和度は、好ましくは、20〜80重量%の全脂肪酸濃度においては5〜40%である。
【0037】
好都合なことに、本質的に水を含まない組成物は、単純な機械的混合物であり、任意に加熱されており、都合よくタブレット、粉末またはアモルファス塊の形態であってもよい。
【0038】
構造化剤と中和された脂肪酸は、本質的に水を含まない組成物中で共結晶することが好ましい。
【0039】
したがって、本質的に水を含まない組成物は、好ましくは、構造化剤および中和された脂肪酸がともに少なくとも80℃の温度処理を受ける方法で調製される。いかなる理論に拘束されることなく、この熱処理が、等方性溶液の形成を引き起こし、それが冷却時に構造化剤と中和された脂肪酸の共結晶を生じると考えられている。
【0040】
塩基水溶液との混合は、いかなる方法で行われてもよいが、好ましくは撹拌するかまたは振りまぜることにより手動で行う。
【0041】
本発明に係る本質的に水を含まない組成物は、いかなる適切な方法で調製されてもよい。組成物を製造するための過剰な加熱または複雑な生産工程が一般的に必要ないことは有利である。好適な方法では、構成成分を混合し、20〜80℃の温度に加熱し、40℃以下、好ましくは20℃以下の温度に冷却し、好ましくは粉末またはタブレットに成形する。
【0042】
[水和]
本発明の組成物は、水性化粧品用ベースまたは最終製品を提供するために水和されることができる。これらの製品は、好ましくは拡げることができ、および/または注ぐことができ、最も好適には、上記に示した見掛け粘度値により例示されるようなレオロジーを有する。
【0043】
本発明に係る方法の利点の1つは、エンドユーザ組成物の調製のための0〜35℃の温度を有する冷水の使用を可能にするということである。化粧品組成物は、一般に60〜90重量%水を含む。従って、このことは、使用前に大量の水を加熱する必要がないので、エネルギーコストという点で節約になる。さらに、方法が消費者により小規模に実施される場合、消費者は、例えば、低所得国においては必ずしも利用可能であるとは限らない、調製のための熱水と電気を使用する必要がない。しかしながら、塩基水溶液はまた、35℃以上の温度を有することができることは注目されることであり、従って、本発明に係る方法は、様々なオプションを提供する。
【0044】
最終製品は、好ましくは、本質的に水を含まない組成物を、80℃以下、より好適には80〜20℃の温度で塩基水溶液と混合する方法により調製される。
【0045】
本発明の関係では、塩基水溶液は、主として水を含むが、他の成分をまた含んでもよい水性媒体である。好適な塩基水溶液は水である。他の例には、茶、ジュース、補助成分、例えば着色剤、健康有益化成分、風味成分などを有する水が含まれる。
【0046】
エンドユーザ(消費者)に適している化粧品は、典型的には60〜100%、好ましくは60〜99重量%の水性化粧品用ベース(例えば、水、グリセリンモノステアレートおよび部分的に中和された脂肪酸)を含み、残部は所望の製品形態を提供するのに必要な他の構成材料、例えば局所的なスキンケア組成物を含む。
【0047】
得られた化粧品組成物のカスタム化を可能にするために、任意成分の一部は、好ましくは塩基水溶液と共に加えられるか、または、塩基水溶液を加えた後で加えられる。
【0048】
このことは、有益化剤および不安定成分に特に適用される。
【0049】
[最終用途]
水性化粧品用ベースまたは本質的に無水物の組成物は、任意の適切な方法でクリームの調製を個々の消費者に提供することができる。好ましくは、部品キットは、化粧品を調製するために提供され、前記キットは、化粧品容器、本発明に係る本質的に無水物の組成物およびキットの使用取扱説明書を含む。前記取扱説明書は、1単位の無水物の組成物に加えられる塩基水溶液の温度および塩基水溶液の量、加えられてもよいさらなる任意成分、および混合物の撹拌の望ましい状態に関する手引きを含むであろう。
【0050】
好ましくは、化粧品容器には、最終化粧品を調製するために加えられる最適な水の量を消費者に示すため、測定標示が用意されている。
【0051】
カスタム化の要望に応じるために、好ましくは、部品キットは、スキンクリーム添加剤、好ましくは香料、レチノール、着色剤、オイル、ハーブ、ビタミンまたはこれらの組合わせを含む群から選択される添加剤を含む分離したパッケージングユニットをさらに含む。あるいは、このような添加剤はまた、本質的に無水物の組成物の一部であってもよい。別の実施形態によれば、前記スキンクリーム添加剤は、部品キットの一部である塩基水溶液と混合される。前記塩基水溶液は、任意に添加剤(の一部)を含む。
【0052】
本発明はここでは、以下の非限定的な実施例により例証される。
【0053】
[実施例]
[実施例1]
【0054】
【表1】

【0055】
表1のすべての成分を混合し、80℃で溶融した。次に、混合物を約20℃に冷却し、次いで、粉末にした。中和度は25%であった。したがって、中和された脂肪酸の濃度の全体量は約7.2重量%であった。
【0056】
室温でスパチュラを使用して、90%の水を10%の粉末と混合した。
【0057】
滑らかで均質のスキンクリームベースが得られた。
【0058】
[実施例2]
【0059】
【表2】

【0060】
表2のすべての成分を混合し、80℃で溶融した。次に、混合物を約20℃に冷却し、次いで、粉末にした。中和度は33%であった。したがって、中和された脂肪酸の濃度の全体量は7.7重量%であった。
【0061】
完全なクリーム配合物は、18%の組成物を82%の水と混合することにより調製することができる。
【0062】
[実施例3]
【0063】
【表3】

【0064】
表3のすべての成分を混合し、80℃で溶融した。次に、混合物を約20℃に冷却し、次いで、粉末にした。中和度は40%であった。したがって、中和された脂肪酸の濃度の全体量は13.6重量%であった。
【0065】
完全なクリーム配合物は、9%の組成物を86%の水、3%のグリセリン、2%のヒマワリ種子油と混合することにより調製した。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)10重量%未満の水、
(ii)脂肪酸、
(iii)グリセリンモノステアレートおよびグリコールモノステアレートまたはこれらの組合わせを含む群から選択される構造化剤、および
(iv)中和された脂肪酸を少なくとも2重量%、
を含む化粧品組成物。
【請求項2】
前記中和された脂肪酸の量が、2〜15重量%である、請求項1記載の化粧品組成物。
【請求項3】
前記構造化剤が、グリセリンモノステアレートである、請求項1または2に記載の化粧品組成物。
【請求項4】
前記脂肪酸の量が、脂肪酸と構造化剤の全体量に基づいて5〜90重量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項5】
前記脂肪酸の炭化水素鎖の長さが、14〜20個、好ましくは16〜18個の炭素原子である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項6】
前記構造化剤の量が、前記組成物の全重量に対して15〜75重量%である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項7】
前記脂肪酸の全体量が、前記組成物の全重量に対して5〜80重量%である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項8】
乳化剤、グリセリンモノステアレートとグリコールモノステアレート以外の構造化剤、エモリエントオイルおよびワックス、湿潤剤、機能成分、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、芳香剤、着色剤またはこれらの組合わせを含む群から選択される成分をさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項9】
無機塩基と、脂肪酸と、グリセリンモノステアレート並びにグリコールモノステアレートまたはこれらの組合わせを含む群から選択される構造化剤とを混合し、80〜120℃の温度に加熱し、40℃未満の温度に冷却し、粉末、タブレットまたはアモルファス塊に成形する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物の調製方法。
【請求項10】
前記組成物が、80℃未満の温度で塩基性水溶液と混合される、スキンクリーム、シャンプーまたはローションを形成するための請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物を水和する方法。
【請求項11】
前記塩基性水溶液の温度が、0〜35℃である、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記組成物と前記塩基性水溶液が、1:3〜1:20の重量比で混合される、請求項10または11に記載の方法。


【公表番号】特表2007−534639(P2007−534639A)
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541835(P2006−541835)
【出願日】平成16年11月19日(2004.11.19)
【国際出願番号】PCT/EP2004/013225
【国際公開番号】WO2005/053622
【国際公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(590003065)ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ (494)
【Fターム(参考)】