説明

半導体メモリ素子及びその製造方法

【課題】電気的特性が向上した半導体メモリ素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の半導体メモリ素子は第1電極及び第2電極を含む。第1元素を含む可変抵抗物質パターンが第1及び第2電極の間に提供される。第1スペーサは可変抵抗物質パターンに隣接して提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体メモリ素子及びその製造方法に係り、より具体的には可変抵抗メモリ素子及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
可変抵抗メモリ素子には、例えば、強誘電体メモリ(FRAM)、磁気メモリ(MRAM)、及び相変化メモリ(PRAM)がある。このような不揮発性半導体メモリ素子において、データ格納のために用いられる物質は互いに異なるデータのための互いに異なる状態を有し、電流または電圧の供給が遮断される場合にもデータを保持する。相変化メモリ(以下PRAM)にはデータ格納のために可変抵抗物質パターンが用いられている。
【0003】
前記可変抵抗物質パターンが酸化膜と接触する場合、酸素が酸化膜から可変抵抗物質パターンに拡散する。このような酸素の拡散はPRAMの動作特性を劣化させる。一例として、酸素の拡散はPRAMのメモリセルの抵抗分布に影響を与え、PRAMのメモリセルのセット抵抗(set resistance)を増加させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国登録特許6,864,521号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は上記従来の半導体メモリ素子における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、電気的特性が向上した半導体メモリ素子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明による半導体メモリ素子は、可変抵抗物質パターン上のスペーサが酸化層から前記可変抵抗物質パターンに酸素が拡散することを防止することができる。
【0007】
本発明の一実施形態に係る前記可変抵抗物質パターン上のスペーサは前記可変抵抗物質パターンにゲルマニウム(Ge)を供給することができる。
【0008】
一実施形態において、半導体メモリ素子は、第1電極及び第2電極と、前記第1電極と第2電極との間に提供され、第1元素を含む可変抵抗物質パターンと、前記第1元素を含み、前記可変抵抗物質パターンに隣接して配置される第1スペーサとを有することを特徴とする。
【0009】
前記第1元素はゲルマニウム(Ge)を含む。
【0010】
前記可変抵抗物質パターンは相変化物質を含む。
【0011】
前記第1スペーサはD(0≦a≦0.7、0≦b≦0.2)を含み、前記DはC、NまたはOを含み、前記MはAl、Ga、In、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Pd、Hf、Ta、IrまたはPtを含む。
【0012】
前記可変抵抗物質パターンはDGeSbTe(DはC、N、Si、Bi、In、AsまたはSeを含み)、DGeBiTe(DはC、N、Si、In、AsまたはSeを含み)、DSbTe(DはAs、Sn、SnIn、W、MoまたはCrを含み)、DSbSe(DはN、P、As、Sb、Bi、O、S、TeまたはPoを含み)、またはDSb(DはGe、GaまたはInを含み)のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンに隣接し,前記第1スペーサの反対側に配置される。
【0014】
前記第1及び第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンと直接接触する。
【0015】
前記可変抵抗物質パターンはU字形状の断面を有する。
【0016】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンに隣接し,前記第1スペーサと垂直である。
【0017】
前記第1及び第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンと直接接触する。
【0018】
前記可変抵抗物質パターンと前記第2電極との間に内部絶縁膜をさらに含む。
【0019】
前記内部絶縁膜は第1膜及び前記第1膜上の第2膜を含み、前記第2膜は前記第1膜とOの濃度が異なる。
【0020】
前記内部絶縁膜は BSG(borosilicate glass)、PSG(phosphosilicate glass)、BPSG(borophosphosilicate glass)、PE−TEOS(plasma enhanced tetra ethyl ortho silicate)またはHDP(high density plasma)層のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
前記第1電極はワードラインと電気的に接続され、前記第2電極はビットラインと電気的に接続される。
【0022】
前記第1電極は基板上に提供される。
【0023】
前記第1スペーサは前記可変抵抗物質パターンと直接接触する。
【0024】
本発明の一実施形態に係る半導体メモリ素子は、基板上に提供される第1電極、及び前記第1電極と第2電極との間に提供される層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜を貫通して前記第1電極を露出するオープニングと、前記オープニング内に提供され、前記第1電極と接触し、第1元素を含む可変抵抗物質パターンと、前記可変抵抗物質パターンに隣接して配置され、前記第1元素を含む第1スペーサとを有することを特徴とする。
【0025】
前記第1元素はゲルマニウムを含む。
【0026】
前記第1スペーサはD(0≦a≦0.7、0≦b≦0.2)を含み、前記DはC、NまたはOを含み、前記MはAl、Ga、In、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Pd、Hf、Ta、IrまたはPtを含む。
前記可変抵抗物質パターンはDGeSbTe(DはC、N、Si、Bi、In、AsまたはSeを含み)、DGeBiTe(DはC、N、Si、In、AsまたはSeを含み)、DSbTe(DはAs、Sn、SnIn、W、MoまたはCrを含み)、DSbSe(DはN、P、As、Sb、Bi、O、S、TeまたはPoを含み)、またはDSb(DはGe、GaまたはInを含み)のうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンに隣接し、前記第1スペーサの反対側に配置される。
【0028】
前記オープニングは側壁と下面とを含む。
【0029】
前記第1スペーサは前記オープニングの側壁上に配置される。
【0030】
前記可変抵抗物質パターンは側壁と下部壁(bottom wall)とを含む。
【0031】
前記可変抵抗物質パターンの側壁は前記第1スペーサ上に配置され、前記可変抵抗物質パターンの下部壁は前記第1電極上に配置される。
【0032】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは側壁及び下部壁を含む。
【0033】
前記第2スペーサの側壁は前記可変抵抗物質パターンの側壁上に提供され、前記第2スペーサの下部壁は前記可変抵抗物質パターンの下部壁上に配置される。
【0034】
前記可変抵抗物質パターン上に提供され、前記第1スペーサと垂直になる第2スペーサをさらに含む。
【0035】
前記可変抵抗物質パターンの下部壁と前記第2電極との間に提供される内部絶縁膜をさらに含む。
【0036】
前記内部絶縁膜は第1膜及び前記第1膜上の第2膜を含み、前記第2膜は前記第1膜とOの濃度が異なる。
【0037】
前記オープニングの側面は前記第1電極に対して傾く。
【0038】
本発明の一実施形態に係る半導体メモリ素子の製造方法は、基板上に配置される第1層間絶縁膜内に第1電極を形成し、前記第1層間絶縁膜及び前記第1電極上に第2層間絶縁膜を形成し、前記第2層間絶縁膜を貫通するオープニングを形成し、前記オープニングの側壁上に第1元素を含む第1スペーサを形成し、前記第1電極及び前記第1スペーサ上に第1元素を含む可変抵抗物質パターンを形成し、前記可変抵抗物質パターン上に第1元素を含む第2スペーサを形成し、前記可変抵抗物質パターン上に第2電極を形成するステップを有することを特徴とする。
【0039】
前記第1元素はゲルマニウムを含む。
【0040】
前記第1及び第2スペーサはD(0≦a≦0.7、0≦b≦0.2)を含み、前記DはC、NまたはOを含み、前記MはAl、Ga、In、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Pd、Hf、Ta、IrまたはPtを含む。
【0041】
前記可変抵抗物質パターンはDGeSbTe(DはC、N、Si、Bi、In、AsまたはSeを含み)、DGeBiTe(DはC、N、Si、In、AsまたはSeを含み)、DSbTe(DはAs、Sn、SnIn、W、MoまたはCrを含み)、DSbSe(DはN、P、As、Sb、Bi、O、S、TeまたはPoを含み)、またはDSb(DはGe、GaまたはInを含み)のうちの少なくとも1つを含む。
【0042】
前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターン上にコンフォーマルに形成される。
【0043】
前記第2スペーサ上に内部絶縁膜を形成することをさらに含む。
【0044】
前記内部絶縁膜及び前記第2層間絶縁膜の各々は BSG(borosilicate glass)、PSG(phosphosilicate glass)、BPSG(borophosphosilicate glass)、PE−TEOS(plasma enhanced tetra ethyl ortho silicate)またはHDP(high density plasma)層のうちの少なくとも1つを含む。
【0045】
前記可変抵抗物質パターン上にバッファ層を形成することをさらに含む。
【0046】
前記第2電極上に配置される第3層間絶縁膜を貫通する金属コンタクトを形成することをさらに含み、前記金属コンタクトは前記第2電極と前記第3層間絶縁膜上に配置されたビットラインを接続する。
前記オープニングを形成することは前記第2層間絶縁膜を非等方的にエッチングすることを含む。
【発明の効果】
【0047】
本発明の実施形態によると、可変抵抗物質パターン上のスペーサが酸化層から前記可変抵抗物質パターンに酸素が拡散することを防止することができる。本発明の実施形態によると、前記可変抵抗物質パターン上のスペーサは前記可変抵抗物質パターンにゲルマニウム(Ge)を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルアレイの回路図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。
【図3】図2のI−I’線に沿って切断した可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。
【図4】図2のI−I’線に沿って切断した可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの製造方法を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの製造方法を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの製造方法を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの製造方法を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの製造方法を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの製造方法を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの製造方法を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルに含まれた下部電極の多様な形態を示す図である。
【図13】本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルに含まれた下部電極の多様な形態を示す図である。
【図14】本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルに含まれた下部電極の多様な形態を示す図である。
【図15】本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルに含まれた下部電極の多様な形態を示す図である。
【図16】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。
【図17】図16のI−I’線に沿って切断した可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。
【図18】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。
【図19】本発明の他の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。
【図20】本発明のまた他の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。
【図21】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。
【図22】図21のI−I’線に沿って切断した断面図である。
【図23】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示す図である。
【図24】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示す図である。
【図25】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示す図である。
【図26】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示す図である。
【図27】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示す図である。
【図28】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示す図である。
【図29】本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。
【図30】図29のI−I’線に沿って切断した断面図である。
【図31】本発明の一実施形態に係るゲルマニウムスペーサが素子に用いられた場合(b)、及びゲルマニウムスペーサが用いられない素子(a)のPRAMの耐久性を示すグラフである。
【図32】PRAMでゲルマニウムを含むスペーサが用いられない場合のデータリテンション特性を示すグラフである
【図33】本発明の実施形態に係るゲルマニウムスペーサを用いたPRAMのデータリテンション特性を示す。
【図34】本発明の一実施形態に係るGeTe1−xスペーサがPRAMで用いられた場合(b)、及びゲルマニウムスペーサがPRAMで用いられない場合(a)の耐久性を示す図である。
【図35】PRAMでGeTe1−xスペーサが用いられない場合のデータリテンション特性を示すグラフである。
【図36】本発明の実施形態に係るGeTe1−xスペーサを用いたPRAMのデータリテンション特性を示す。
【図37】可変抵抗物質パターン上にゲルマニウムまたはGeTe1−xスペーサを含まないPRAMに対比し、本発明の実施形態に係るPRAMのリセット電流、データリテンション時間、耐久性を示す表である。
【図38】本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子を含むメモリシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下、添付の図を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明はここで説明する実施形態に限定されず、他の形態に具体化することもできる。
【0050】
図1は、本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルアレイの回路図である。
【0051】
図1に示すように、複数のメモリセル10をマトリックス内に配置する。前記メモリセル10の各々は可変抵抗メモリ部分11と選択回路12とを含むことができる。前記可変抵抗メモリ部分11は前記選択回路12とビットラインBLとの間に配置する。前記選択回路12は前記可変抵抗メモリ部分11とワードラインWLとの間に配置し、前記可変抵抗メモリ部分11と前記ワードラインWLとを電気的に接続する。
【0052】
前記可変抵抗メモリ部分11は例えば、相変化物質パターンを含むことができる。前記相変化物質パターンはGeSbTeのようなカルコゲニド(chalcogenide)物質を含むことができる。前記可変抵抗メモリ部分11の前記相変化物質パターンの抵抗は熱が加えられると変化する。前記相変化物質パターンは前記メモリ素子の下部電極と接触することができる。前記下部電極は前記相変化物質パターンを調節するように前記相変化物質パターンに熱を供給する役割を果たすことができる。
【0053】
図2は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。図3は、図2のI−I’線に沿って切断した可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。
【0054】
図2及び図3に示すように、半導体基板101上に第1層間絶縁膜110を配置する。下部電極112を収容するために前記第1層間絶縁膜110にオープニング112aを形成する。前記下部電極112は前記半導体基板101上に配置する。前記半導体基板101は第1方向に延長するワードラインWLを含む。前記ワードラインは不純物でドーピングすることができる。前記半導体基板101はダイオードまたはMOSトランジスタのような複数の選択回路を含むことができ、前記複数の選択回路は前記下部電極112と電気的に接続することができる。
【0055】
前記第1層間絶縁膜110及び前記下部電極112を前記半導体基板101上に提供する。一例として、前記下部電極112は断面が長方形でありうる。各下部電極112は前記ワードライン上で所定の距離だけ互いに離隔することができる。前記下部電極112は前記第1方向に配列するか、または前記第1方向と垂直な第2方向に配列できる。
【0056】
前記下部電極112上に第2層間絶縁膜120を提供する。前記第2層間絶縁膜120内に前記下部電極112の上面の一部を露出するトレンチ125を形成する。前記トレンチ125は第1方向または第2方向に延長することができる。前記トレンチ125は前記下部電極112に近いほど漸進的に幅が狭くなる形状でありうる。
【0057】
可変抵抗物質パターン141を提供する。前記可変抵抗物質パターン141は実質的に垂直に対向する2つの側壁部材146と前記側壁部材146の下部を接続する下部部材144とを含む。前記側壁部材146の上部エッジの間の距離は前記下部部材144の幅より大きいことがある。前記側壁部材146は前記下部電極112の上面に対して傾斜を有する。前記トレンチ125内に提供される前記可変抵抗物質パターン141は実質的に上部が下部より広いU字形状の断面を有することができる。前記可変抵抗物質パターン141は、Te、Se、Ge、Sb、Bi、Pb、Sn、Ag、As、S、Si、P、OまたはCを含むグループから選択された2以上の化合物で形成することができる。一例として、前記可変抵抗物質パターン141は、DGeSbTe(D=C、N、Si、Bi、In、AsまたはSe)、DGeBiTe(D=C、N、Si、In、AsまたはSe)、DSbTe(D=As、Sn、SnIn、W、MOまたはCr)、DSbSe(D=N、P、As、Sb、Bi、O、S、TeまたはPO)、またはDSb(D=Ge、GaまたはIn)のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例として、前記可変抵抗物質パターン141はGeSbTeを含むことができる。
【0058】
前記可変抵抗物質パターン141の内部面上に内部スペーサ134を提供する。前記内部スペーサ134は前記可変抵抗物質パターン141の内部面上に実質的に均一な厚さでコンフォーマルに提供することができる。前記内部スペーサ134は実質的に垂直に対向する2つの側壁部材と、前記側壁部材の下部を接続する下部部材とを含むことができる。前記可変抵抗物質パターン141の外部面上に外部スペーサ132を提供する。前記内部及び外部スペーサ134、132はGeまたはGeTe(germanium−tellurium)を含むことができる。一例として、前記内部及び外部スペーサ134、132はD(0≦a≦0.7、0≦b≦0.2)を含むことができる(DはC、NまたはOを含み、MはAl、Ga、In、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Pd、Hf、Ta、IrまたはPtを含む)。
【0059】
本発明の一実施形態によると、前記内部及び外部スペーサ134、132はD[G(0≦a/(a+b+c)≦0.2、0≦b(a+b+c)≦0.1、0.3≦x(x+y)≦0.7)を含むことができる。前記DはC、NまたはOを含み、MはAl、Ga、またはInを含むことができる。前記GはGeを含むことができる。前記TはTeを含むことができる。GはGex1G’x2(0.8≦x1/(x1+x2)≦1)を含むことができる。G’はAl、Ga、In、Si、Sn、As、Sb、またはBiを含むことができる。TはTey1Sey2(0.8≦y1+y2≦1)を含むことができる。
【0060】
一実施形態において、前記内部スペーサ134上に内部絶縁膜150を提供する。前記可変抵抗物質パターン141は前記外部スペーサ132及び前記下部電極112の露出した部分上に実質的にコンフォーマルに形成することができる。一例として、前記側壁部材146は前記外部スペーサ132上に提供し、前記下部部材144は前記下部電極112の露出した部分上に提供することができる。
【0061】
前記可変抵抗物質パターン141はGeを含むことができる。前記可変抵抗物質パターン141内のGeの量は可変抵抗メモリ素子、一例として、PRAMの動作時に減少する。これは前記可変抵抗物質パターン141内のGeの枯渇をもたらすことができる。前記可変抵抗物質パターン141内のGeの量が減った場合、PRAMのデータリテンション特性及び耐久性は劣化しうる。本発明の一実施形態によると、前記内部及び外部スペーサ134、132は前記可変抵抗物質パターン141にGeを供給することができる。一例として、前記スペーサ134、132に含まれたGeは前記可変抵抗物質パターン141へ拡散できる。すなわち、前記可変抵抗物質パターン141は前記内部及び外部スペーサ134、132から供給されたGeによって、延長された時間の間十分な量のGeを保持することができる。すなわち、前記内部及び外部スペーサ134、132は前記可変抵抗物質パターン141に必要なGeの供給源の役割を果たす。したがって、本発明の一実施形態によると、PRAMのデータリテンション特性及び耐久性は向上することができる。
【0062】
前記第2層間絶縁膜120は一例として、 BSG(borosilicate glass)、PSG(phosphosilicate glass)、BPSG(borophosphosilicate glass)、PE−TEOS(plasma enhanced tetra ethyl ortho silicate)またはHDP(high density plasma)層を含むシリコン酸化膜でありうる。もし、酸化物を含む前記第2層間絶縁膜120または前記内部絶縁膜150が前記可変抵抗物質パターン141と直接接触すれば、前記可変抵抗物質パターン141へ酸素が拡散する。前記可変抵抗物質パターン141へ酸素が拡散する場合、PRAMの動作は劣化しうる。一例として、PRAMのセット抵抗(set resistance)が増加しうる。本発明の一実施形態によると、前記内部及び外部スペーサ134、132は前記絶縁膜120、150から前記可変抵抗物質パターン141へ酸素が拡散することを防止することができる。
【0063】
前記第2層間絶縁膜120上に第3層間絶縁膜170を提供する。前記第1層間絶縁膜110と前記第2層間絶縁膜120との間に第1エッチング停止層114を提供し、前記第2層間絶縁膜120と前記第3層間絶縁膜170との間に第2エッチング停止層121を提供する。前記可変抵抗物質パターン141の上面上に上部電極164を提供する。前記上部電極164は前記可変抵抗物質パターン141、前記内部スペーサ134、前記外部スペーサ132、前記内部絶縁膜150上に提供する。前記上部電極164は前記側壁部材146と接触し、前記下部電極112は前記下部部材144と接触する。前記上部電極164は前記可変抵抗物質パターン141のU字形断面の両方端部上に提供できる。
【0064】
一実施形態において、バッファ層162は前記上部電極164と前記可変抵抗物質パターン141との間に配置する。前記バッファ層162は前記可変抵抗物質パターン141と前記上部電極164との間の物質の移動及び転移を防止する。前記上部電極164は前記下部電極112に実質的に対応するプレート状または下のワードラインWLに垂直になるライン状でありうる。前記上部電極164は金属コンタクト172を通じてビットラインBLに接続する。
【0065】
図4に示すように、前記内部スペーサ134と前記可変抵抗物質パターン141との間に障壁層161を配置する。前記障壁層161はTi、Ta、Mo、Hf、Zr、Cr、W、Nb、またはVを含むことができる。前記障壁層161は前記内部絶縁膜150から酸素が前記可変抵抗物質パターン141へ移動することを防止することができる。
【0066】
図5〜図10は、本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の製造方法を示す。
【0067】
図5に示すように、前記基板101上に前記第1層間絶縁膜110を提供する。前記第1層間絶縁膜110内に前記下部電極112を収容するオープニング112aを形成する。前記オープニング112aは所定の方向、一例として、ワードラインに平行な方向またはワードラインに垂直になる方向に配列することができる。前記オープニング112aは前記下部電極112の形状によって多様な形状で形成することができる。前記下部電極112を形成するために導電層をパターニングする。一例として、前記下部電極112はTi、TiSix、TiN、TiON、TiW、TiAIN、TiAION、TiSIN、TiBN、W、WSix、WN、WON、WSiN、WBN、WCN、Ta、TaSix、TaN、TaON、TaAIN、TaSiN、TaCN、Mo、MoN、MoSiN、MoAIN、NbN、ZrAIN、Ru、CoSix、NiSix、導電性カーボングループ、Cuまたはこれらの組合せを含むことができる。
【0068】
保護膜または第2エッチング停止層121を前記下部電極112上に形成する。一例として、前記第1エッチング停止層114はSiNまたはSiONで形成することができる。前記可変抵抗物質パターン141を形成するための予備トレンチ122の形成の時、前記第1エッチング停止層114は前記下部電極112を保護することができる。
【0069】
前記第1層間絶縁膜110及び前記下部電極112上に第2層間絶縁膜120を形成することができる。前記第2層間絶縁膜120は前記可変抵抗物質パターン141の形成のための予備トレンチ122を形成するためにパターニングすることができる。前記第2層間絶縁膜120は一例として、 BSG(borosilicate glass)、PSG(phosphosilicate glass)、BPSG(borophosphosilicate glass)、PE−TEOS(plasma enhanced tetra ethyl ortho silicate)またはHDP(high density plasma)層を含むシリコン酸化膜でありうる。前記予備トレンチ122の形成の時、前記予備トレンチ122の幅が前記下部電極112に近いほど漸進的に狭くなる形状を有するように、前記第2層間絶縁膜120を非等方的にエッチングすることができる。よって、前記予備トレンチ122は上部幅が下部幅より広く形成することができる。前記予備トレンチ122の下部幅は前記下部電極112の長軸の幅より小さいことがある。
【0070】
図6に示すように、前記予備トレンチ122の側壁上に前記外部スペーサ132を提供する。前記第1エッチング停止層114の一部が除去されて前記下部電極112の上面を露出することができる。前記第1エッチング停止層114は前記第2エッチング停止層121及び前記外部スペーサ132をエッチングマスクとしてパターニングすることができる。したがって、前記下部電極112の上面の一部を露出することができる。
【0071】
前記第2層間絶縁膜120内に前記下部電極112を露出するトレンチ125を形成する。前記トレンチ125は前記下部電極112を露出する下面123と前記下面123から延長される側壁面124とを含む。
【0072】
図7に示すように、前記可変抵抗物質パターン141を前記外部スペーサ132と前記下部電極112の露出した上面に沿ってコンフォーマルに蒸着する。前記可変抵抗物質パターン141は約1nm〜約50nmの厚さで蒸着することができる。一例として、前記可変抵抗物質パターン141は約3nm〜約15nmの厚さで蒸着することができる。カルコゲニド物質層のような相変化物質を前記可変抵抗物質パターン141として用いることができる。前記可変抵抗物質パターン141は物理気相蒸着法(PVD)、化学気相蒸着法(CVD)のような方法を利用して蒸着することができる。一実施形態において、前記トレンチ125内に形成された前記可変抵抗物質パターン141は均一な厚さを有することができる。
【0073】
図8に示すように、前記内部スペーサ134を前記可変抵抗物質パターン141上に提供する。前記内部絶縁膜150を前記内部スペーサ134上に形成して前記トレンチ125を満たす。前記内部絶縁膜150は一例として、HDP(high density plasma)酸化物、PE−TEOS(plasma enhanced tetra ethyl ortho silicate)、BPSG(borophosphosilicate glass)、USG(undoped silicate glass)、FOX(flowable oxide)あるいはHSQ(hydrosilsesquioxane)、またはTOSZ(tonensilazene)を含むSOG(spin on glass)のように優れたギャップフィル特性を有する物質を含むことができる。その後、前記内部絶縁膜150、前記可変抵抗物質パターン141、前記外部スペーサ132、及び前記内部スペーサ134の上面が共面を成すように(coplanar)平坦化工程を実行することができる。
【0074】
図9に示すように、前記可変抵抗物質パターン141上に前記上部電極164を形成する。前記上部電極164を形成するために導電層をパターニングすることができる。前記導電層は、Ti、TiSix、TiN、TiON、TiW、TiAIN、TiAION、TiSiN、TiBN、W、WSix、WN、WON、WSiN、WBN、WCN、Ta、TaSix、TaN、TaON、TaAIN、TaSiN、TaCN、Mo、MoN、MoSiN、MoAIN、NbN、ZrAIN、Ru、CoSix、NiSix、導電性炭素グループ、Cuまたはこれらの組合せを含むことができる。
【0075】
前記上部電極164を形成する前、前記可変抵抗物質パターン141と前記上部電極164との間で物質が拡散されることを防止するためにバッファ層162を形成する。一例として、前記バッファ層162は、Ti、Ta Mo、Hf、Zr、Cr、W、Nb、V、N、C、Al、B、P、O、またはこれらの組合せを含むことができる。一例として、前記バッファ層162は、TiN、TiW、TiCN、TiAlN、TiSiC、TaN、TaSiN、WN、MoN及び/またはCNを含むことができる。
【0076】
図10に示すように、前記第2層間絶縁膜120上に第3層間絶縁膜170を形成する。前記第3層間絶縁膜170をパターニングして前記上部電極164を露出するコンタクトホールを形成する。前記コンタクトホールを導電性物質で満たして金属コンタクト172を形成した後、前記第3層間絶縁膜170上にビットラインBLを形成する。前記ビットラインBLはその下に配置されたワードラインと垂直でありうる。
【0077】
図11は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示すフローチャートである。
【0078】
図11に示すように、基板上に提供される第1層間絶縁膜内に第1電極を形成する(ステップ600)。前記第1層間絶縁膜及び前記第1電極上に第2層間絶縁膜を形成する(ステップ610)。前記第2層間絶縁膜を貫通するオープニングを形成する(ステップ620)。一例として、前記オープニングは前記第2層間絶縁膜を非等方的にエッチングして形成することができる。前記オープニングの側壁上に第1タイプの元素を含む第1スペーサを形成する(ステップ630)。前記第1電極及び前記第1スペーサ上に第1タイプの元素を含む可変抵抗物質パターンを形成する(ステップ640)。前記可変抵抗物質パターン上に第1タイプの元素を含む第2スペーサを形成する(ステップ650)。一実施形態において、前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターン上にコンフォーマルに形成することができる。一実施形態において、前記第2スペーサ上に内部絶縁膜を形成することができる。前記可変抵抗物質パターン上に第2電極を形成することができる(ステップ660)。一実施形態において、前記第2電極を形成する前に、前記可変抵抗物質パターン上にバッファ層を形成することができる。前記第2層間絶縁膜上に第3層間絶縁膜を形成し、前記第3層間絶縁膜を貫通して前記第2電極と接触する金属コンタクトを形成することができる(ステップ670)。
【0079】
図12〜図15は、本発明の実施形態に他の可変抵抗メモリ素子のセル内に含まれた下部電極の多様な形態を示す。図12〜図15に示すように、前記下部電極は一例として、長方形、四角形、ラウンド形、リング形、またはアーク形のような多様な断面形態を有する。前記下部電極は斜視図において、シリンダ、チューブ、一部が切られたチューブ、または伸ばされた正六面体の形状を有する。図12(a)は伸ばされた正六面体形態の下部電極を示し、図12(b)は図12aのII−II’ラインに沿って切断した下部電極の断面を示す。図13(a)はシリンダ型の下部電極を示し、図13(b)は図13(a)のII−II’ラインに沿って切断した下部電極の断面を示す。図14(a)はチューブ型の下部電極を示し、図14(b)は図14(a)のII−II’ラインに沿って切断した下部電極の断面を示す。図15(a)は一部が切られたチューブ型の下部電極を示し、図15(b)は図15(a)のII−II’ラインに沿って切断した下部電極の断面を示す。
【0080】
図16は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。図17は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。図17に示すように、前記セル構造は下部電極312の形態を除いては図3のセル構造と実質的に類似である。一例として、図3では伸ばされた正六面型の下部電極を提供したが、図17ではシリンダ型の下部電極312を提供する。
【0081】
図18は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。図18に示すように、前記セル構造は内部スペーサ135が側壁部材146及び下部部材144によって形成されたオープニングを満たすことと、図3に示した前記内部絶縁膜150が省略された点を除いては、図3のセル構造と実質的に類似である。
【0082】
図19は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の断面図である。図19に示すように、セル構造は前記内部絶縁膜150が低いO濃度層152及び高いO濃度層154を含む点を除いては、図3のセル構造と実質的に類似である。前記低いO濃度層152は前記内部スペーサ134上に提供し、前記高いO濃度層154は前記低いO濃度層152上に提供する。したがって、前記可変抵抗物質パターン141の周りに酸素が少なくなって前記可変抵抗物質パターン141へ酸素が拡散される確率がさらに減少するようになる。一実施形態によると、前記低いO濃度層152は酸素ガスまたはNOガスを利用したUSG工程によって形成することができ、前記高いO濃度層154はオゾンガスを利用したUSG工程によって形成することができる。
【0083】
図20は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの断面図である。図20に示すように、前記セル構造は、前記外部スペーサ132を前記トレンチ125の側壁に沿って形成する点、及び内部スペーサ136を前記外部スペーサ132及び前記可変抵抗物質パターン142の上面上に形成する点を除いては、図3のセル構造と実質的に類似である。また、前記可変抵抗物質パターン142は前記トレンチ125を満たし、前記内部スペーサ136は前記バッファ層162下に提供される。前記可変抵抗物質パターン142は前記外部及び内部スペーサ132、136上に接触して配置する。一例として、前記外部スペーサ132は前記可変抵抗物質パターン142の側壁上に配置し、前記内部スペーサ136は前記可変抵抗物質パターン142の上面上に配置する。
【0084】
図21は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。図22は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルを示す。図21及び図22に示すように、一対のメモリセルを相互隣合って配置する。一実施形態において、左側のメモリセル及び右側のメモリセルはA−A’ラインに対して実質的に対称的な構造を有する。一実施形態において、可変抵抗物質パターン241は下部部材244及び側壁部材246を含む。前記下部部材244及び前記側壁部材246は互いに接続されて前記側壁部材246が基板201の長軸に対して傾斜を有する実質的にL字形の可変抵抗物質パターン241を形成する。
【0085】
内部スペーサ234及び外部スペーサ232はゲルマニウムを含むことができる。前記内部スペーサ234は前記L字形可変抵抗物質パターン241の内面上に提供する。前記外部スペーサ232は前記L字形可変抵抗物質パターン241の外面上に提供する。前記外部スペーサ232は第2層間絶縁膜220と前記L型可変抵抗物質パターン241との間に提供する。前記可変抵抗物質パターン241と向き合う前記可変抵抗物質パターン242は前記可変抵抗物質パターン241と実質的に鏡面対称構造を有する。一例として、前記可変抵抗物質パターン242は側壁部材247と下部部材245とを含む。前記側壁部材247の端部は前記下部部材245の端部と接続する。
【0086】
前記内部スペーサ234の間、及び前記可変抵抗物質パターン241、242の間に絶縁層250を提供する。下部電極211、212の間に絶縁層を提供する。前記可変抵抗物質パターン242上に上部電極264を提供する。前記上部電極264と前記可変抵抗物質パターン242との間にバッファ層262を提供する。前記第2層間絶縁膜220上に第3層間絶縁膜270を提供する。前記上部電極264とビットラインBLとを電気的に接続する金属コンタクト272を前記第3層間絶縁膜270に形成する。
【0087】
図23〜図28は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子のセルの形成方法を示す図である。
【0088】
図23に示すように、半導体基板201を提供する。前記半導体基板201はp型半導体基板または絶縁膜が形成されたp型半導体基板でありうる。前記半導体基板201に不純物をドーピングしてワードラインWLを形成することができる。前記ワードラインWLに接続される選択素子(または回路)を前記半導体基板201に形成することができる。前記選択素子は一例として、ダイオード、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタを含むことができる。
【0089】
前記基板201上に第1層間絶縁膜210を形成する。前記第1層間絶縁膜210は一例として、シリコン酸化物(SiO)を含むことができる。前記第1層間絶縁膜210を貫通するオープニング213を形成することができる。導電物質が前記オープニング213を満たすことができる。前記導電物質を平坦化した後、一対の導電電極211、212を前記第1層間絶縁膜210内に隣接して形成することができる。
【0090】
前記平坦化工程はCMP工程でありうる。一実施形態において、前記第1層間絶縁膜210の形成の前に、前記一対の電極211、212を形成することができる。一例として、前記基板201上に導電層を形成することができる。前記導電層をパターニングして前記一対の電極211、212を形成することができる。前記一対の電極211、212を覆う絶縁膜を形成することができる。前記絶縁膜は前記一対の電極211、212を露出するように平坦化して前記第1層間絶縁膜210を形成することができる。
【0091】
前記一対の電極211、212は前記可変抵抗メモリ素子の加熱電極でありうる。前記一対の電極211、212は前記選択素子(回路)と電気的に接続することができる。前記一対の電極211、212は互いに分離して第1または第2方向のワードラインWL上に配置することができる。
【0092】
図24に示すように、前記第1層間絶縁膜210と前記一対の電極211、212上に第2層間絶縁膜220を形成することができる。前記第2層間絶縁膜220は一例として、SiOを含むことができる。一実施形態において、前記第2層間絶縁膜220を形成する前、前記第1層間絶縁膜210上に第1エッチング停止層214を形成する。前記第2層間絶縁膜220上に第2エッチング停止層221を形成する。前記第1及び第2エッチング停止層214、221は他の隣接する膜及び層と異なるエッチング選択度を有することができる。前記第1及び第2エッチング停止層214、221は一例として、シリコン窒化物(SiN)またはシリコン酸化窒化物(SiON)を含むことができる。
【0093】
前記第1エッチング停止層214を露出する予備トレンチ223を前記第2層間絶縁膜220に形成する。前記予備トレンチ223は前記一対の電極211、212とオーバーラップされうる。一実施形態において、前記予備トレンチ223の上部幅は前記予備トレンチ223の下部幅より大きいことがある。
【0094】
図25に示すように、非等方的エッチングで前記予備トレンチ223の側壁上に外部スペーサ232を形成することができる。前記外部スペーサ232をエッチングマスクとして前記第1エッチング停止層214を前記一対の電極211、212が露出するようにエッチングする。
【0095】
前記一対の電極211、212を露出するトレンチ226を前記第2層間絶縁膜220に形成する。前記トレンチ226は前記一対の電極211、212を露出する下部面224と、前記下部面224から延長される側面225とを含む。
【0096】
一実施形態において、前記外部スペーサ232が省略された場合、前記予備トレンチ223も省略することができる。
【0097】
図26に示すように、可変抵抗物質パターン241、242を前記トレンチ226に形成することができる。内部スペーサ234を前記トレンチ226内に形成し、前記可変抵抗物質パターン241、242を覆うことができる。前記内部スペーサ234をマスクとして、分離した可変抵抗物質パターン241、242を形成することができる。ギャップヒィル(gap−fill)絶縁膜250を前記内部スペーサ234上に形成することができる。
【0098】
図27に示すように、前記第2層間絶縁膜220上に上部電極264を形成することができる。図28に示すように、前記上部電極264を覆う第3層間絶縁膜270を前記第2層間絶縁膜220上に提供することができる。前記第3層間絶縁膜270を貫通して形成された金属コンタクト272が前記ビットラインBLと前記上部電極264とを電気的に接続することができる。
【0099】
図29は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗メモリ素子の平面図である。図30は、図29のI−I’ラインに沿って切断した断面図である。図29及び図30に示すように、基板401上に第1層間絶縁膜410を提供することができる。前記第1層間絶縁膜410上に下部電極412を提供する。前記下部電極412は一端部を前記基板401上に配置し、他端部を前記可変抵抗物質パターン440上に配置する。前記可変抵抗物質パターン440は第1エッチング停止層414及び前記下部電極412上に提供する。前記可変抵抗物質パターン440は実質的にバー状または正六面体状でありうる。上部スペーサ434を前記可変抵抗物質パターン440の上面上に提供する。前記可変抵抗物質パターン440の側面上に側面スペーサ432を提供する。前記可変抵抗物質パターン440は前記第1層間絶縁膜410上に提供された前記第2層間絶縁膜470から孤立する。
【0100】
前記上部スペーサ434上にバッファ層462を提供するる。前記バッファ層462上に上部電極464を提供する。前記第2層間絶縁膜470上にビットラインBLを提供する。前記第2層間絶縁膜470内に配置された金属コンタクト472を通じて、前記上部電極464は前記ビットラインBLと接続する。
【0101】
図31は、本発明の一実施形態に係るゲルマニウムスペーサが素子に用いられた場合(b)、及びゲルマニウムスペーサが素子に用いられない場合(a)のPRAMの耐久性を示すグラフである。図31に示すように、ゲルマニウムスペーサを用いた場合、PRAMの耐久性が増加する。
【0102】
図32は、PRAMでゲルマニウムを含むスペーサが用いられない場合のデータリテンション特性を示すグラフである。図32に示すように、(a)はデータ格納前の状態を示し、(b)はデータ格納後、ベーキング前の状態を示し、(c)はデータ格納後、150℃で1〜2時間の間ベーキングした状態を示し、(d)はデータ格納後、150℃で4時間の間ベーキングした状態を示す。ゲルマニウムスペーサがPRAMのGe−Sb−Te物質を覆わない場合、データリテンション特性は150℃で2時間より少ない。
【0103】
図33は、本発明の実施形態に係るゲルマニウムスペーサを用いたPRAMのデータリテンション特性を示す。図33に示すように、(a)はデータ格納前の状態を示し、(b)はデータ格納後、ベーキング前の状態を示し、(c)はデータ格納後、150℃で1〜12時間の間ベーキングした状態を示し、(d)はデータ格納後、150℃で24時間の間ベーキングした状態を示す。PRAMのGe−Sb−Teを覆うゲルマニウムスペーサが用いられた場合、データリテンション特性は150℃で約12時間に改善される。
【0104】
図34は、本発明の実施形態によってGeTe1−xスペーサがPRAMで用いられた場合(b)、及びゲルマニウムスペーサがPRAMで用いられない場合(a)の耐久性を示す図である。図34に示すように、ゲルマニウムスペーサが用いられない場合に対比して、前記GeTe1−xスペーサが用いられた場合、PRAMの耐久性が改善される。
【0105】
図35は、PRAMでGeTe1−xスペーサが用いられない場合のデータリテンション特性を示すグラフである。図35に示すように、(a)はデータ格納前の状態を示し、(b)はデータ格納後、ベーキング前の状態を示し、(c)はデータ格納後、150℃で1〜2時間の間ベーキングした状態を示し、(d)はデータ格納後、150℃で4時間の間ベーキングした状態を示す。PRAMのGe−Sb−Teを覆うGeTe1−xスペーサが用いられない場合のデータリテンション特性は150℃で2時間未満である。
【0106】
図36は、本発明の実施形態に係るGeTe1−xスペーサを用いたPRAMのデータリテンション特性を示す。図36に示すように、(a)はデータ格納前の状態を示し、(b)はデータ格納後、ベーキング前の状態を示し、(c)はデータ格納後、150℃で約24時間の間ベーキングした状態を示す。PRAMのGe−Sb−Teを覆うGeTe1−xスペーサが用いられた場合、データリテンション特性は150℃で約24時間に改善される。
【0107】
図37は、可変抵抗物質パターン上にゲルマニウムまたはGeTe1−xスぺーサを含まないPRAMに対比して、本発明の実施形態に係るPRAMのリセット電流、データ維持時間、耐久性を示す表である。
【0108】
図38は、本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子を含むメモリシステムのブロック図である。
【0109】
図38に示すように、メモリシステム1000は、PRAM1100のような可変抵抗メモリ素子と、メモリコントローラ1200とを含むメモリ装置1300を含む。前記システム1000はCPU1500、ユーザインターフェース1600、及び電源供給装置1700をさらに含むことができる。前記システム100の構成要素はデータバス1450を通じて相互接続することができる。
【0110】
前記ユーザインターフェース1600を通じて供給されるか、CPU1500で発生されたデータは前記メモリコントローラ1200を通じて前記可変抵抗メモリ素子1100に格納される。前記可変抵抗メモリ素子1100はSSD(solid state drive)を含むことができる。図示しないが、応用チップセット、カメライメージプロセッサ(CIS)、及びモバイルDRAMを前記メモリシステム1000にさらに追加することができる。前記メモリシステム1000は無線環境でデータを送受信することができるPDA、ポータブルコンピュータ、ウェッブタブレット、無線電話、移動電話、デジタル音楽再生機、メモリカードまたは装置のように、無線環境でデータを送受信することができる装置に適用することができる。
【0111】
本発明の実施形態に係る可変抵抗メモリ素子またはメモリシステムは多様なパッケージに実装することができる。一例として、前記可変抵抗メモリ素子またはメモリシステムは、POP(package on package)、BGA(ball grid array)、CSP(chip scale package)、PLCC(plastic leaded chip carrier)、PDIP(plastic dual in−line package)、die in waffle pack、die in wafer form、COB(chip on board)、CERDIP(ceramic dual in−line package)、MQFP(plastic metric quad flat pack)、TQFP(thin quad flat pack)、SOIC(small outline integrated circuit)、SSQP(shrink small outline package)、TSOP(thin small outline package)、SIP(system in package)、MCP(multi chip package)、WFP(wafer−level fabricated package)、またはWSP(wafer−level processed stack package)の形態でパッケージングすることができる。
【0112】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者は本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更しなくても、他の具体的な形態に実施することができることを理解することができる。したがって、以上の実施形態にはすべての面で例示的であり、限定的ではないと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0113】
101,201,401 半導体基板
110,210,410 第1層間絶縁膜
112,412 下部電極
114,214,414 第1エッチング停止層
120,220,470 第2層間絶縁膜
121,221 第2エッチング停止層
125.226 トレンチ
132,232 外部スペーサ
134,135,136,234 内部スペーサ
141,142,241,242,440 可変抵抗物質パターン
144,244,245 下部部材
146,246,247 側壁部材
150 内部絶縁膜
161 障壁層
162,262,462 バッファ層
164,264,464 上部電極
170,270 第3層間絶縁膜
172,272,472 金属コンタクト
432 側面スペーサ
434 上部スペーサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電極及び第2電極と、
前記第1電極と第2電極との間に提供され、第1元素を含む可変抵抗物質パターンと、
前記第1元素を含み、前記可変抵抗物質パターンに隣接して配置される第1スペーサと、を有することを特徴とする半導体メモリ素子。
【請求項2】
前記第1元素はゲルマニウムを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項3】
前記可変抵抗物質パターンは相変化物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項4】
前記第1スペーサはD(0≦a≦0.7、0≦b≦0.2)を含み、前記DはC、NまたはOを含み、前記MはAl、Ga、In、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Pd、Hf、Ta、IrまたはPtを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項5】
前記可変抵抗物質パターンはDGeSbTe(DはC、N、Si、Bi、In、AsまたはSeを含み)、DGeBiTe(DはC、N、Si、In、AsまたはSeを含み)、DSbTe(DはAs、Sn、SnIn、W、MoまたはCrを含み)、DSbSe(DはN、P、As、Sb、Bi、O、S、TeまたはPo)を含み、またはDSb(DはGe、GaまたはInを含み)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項6】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンに隣接し、前記第1スペーサの反対側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項7】
前記第1及び第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンと直接接触することを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ素子。
【請求項8】
前記可変抵抗物質パターンはU字形状の断面を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項9】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンに隣接し、前記第1スペーサと垂直であることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項10】
前記第1及び第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンと直接接触することを特徴とする請求項9に記載の半導体メモリ素子。
【請求項11】
前記可変抵抗物質パターンと前記第2電極との間に内部絶縁膜をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項12】
前記内部絶縁膜は第1膜と、前記第1膜上の第2膜とを含み、前記第2膜は前記第1膜とOの濃度が異なることを特徴とする請求項11に記載の半導体メモリ素子。
【請求項13】
前記内部絶縁膜はBSG、PSG、BPSG、PE−TEOSまたはHDP層のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体メモリ素子。
【請求項14】
前記第1電極はワードラインと電気的に接続され、前記第2電極はビットラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項15】
前記第1電極は基板上に提供されることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項16】
前記第1スペーサは前記可変抵抗物質パターンと直接接触することを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
【請求項17】
基板上に提供される第1電極、及び前記第1電極と第2電極との間に提供される層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜を貫通して前記第1電極を露出するオープニングと、
前記オープニング内に提供され、前記第1電極と接触し、第1元素を含む可変抵抗物質パターンと、
前記可変抵抗物質パターンに隣接して配置され、前記第1元素を含む第1スペーサと、を有することを特徴とする半導体メモリ素子。
【請求項18】
前記第1元素はゲルマニウムを含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項19】
前記第1スペーサはD(0≦a≦0.7、0≦b≦0.2)を含み、前記DはC、NまたはOを含み、前記MはAl、Ga、In、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Pd、Hf、Ta、IrまたはPtを含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項20】
前記可変抵抗物質パターンはDGeSbTe(DはC、N、Si、Bi、In、AsまたはSeを含み)、DGeBiTe(DはC、N、Si、In、AsまたはSeを含み)、DSbTe(DはAs、Sn、SnIn、W、MoまたはCrを含み)、DSbSe(DはN、P、As、Sb、Bi、O、S、TeまたはPoを含み)、またはDSb(DはGe、GaまたはInを含み)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項21】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターンに隣接し、前記第1スペーサの反対側に配置されることを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項22】
前記オープニングは側壁と下面とを含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項23】
前記第1スペーサは前記オープニングの側壁上に配置されることを特徴とする請求項22に記載の半導体メモリ素子。
【請求項24】
前記可変抵抗物質パターンは側壁と下部壁とを含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項25】
前記可変抵抗物質パターンの側壁は前記第1スペーサ上に配置され、前記可変抵抗物質パターンの下部壁は前記第1電極上に配置されることを特徴とする請求項21に記載の半導体メモリ素子。
【請求項26】
前記第1元素を含む第2スペーサをさらに含み、前記第2スペーサは側壁及び下部壁を含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項27】
前記第2スペーサの側壁は前記可変抵抗物質パターンの側壁上に提供され、前記第2スペーサの下部壁は前記可変抵抗物質パターンの下部壁上に配置されることを特徴とする請求項26に記載の半導体メモリ素子。
【請求項28】
前記可変抵抗物質パターン上に提供され、前記第1スペーサと垂直になる第2スペーサをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項29】
前記可変抵抗物質パターンの下部壁と前記第2電極との間に提供される内部絶縁膜をさらに含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体メモリ素子。
【請求項30】
前記内部絶縁膜は第1膜と、前記第1膜上の第2膜とを含み、前記第2膜は前記第1膜とOの濃度が異なることを特徴とする請求項29に記載の半導体メモリ素子。
【請求項31】
前記オープニングの側面は前記第1電極に対して傾くことを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリ素子。
【請求項32】
基板上に配置される第1層間絶縁膜内に第1電極を形成し、
前記第1層間絶縁膜及び前記第1電極上に第2層間絶縁膜を形成し、
前記第2層間絶縁膜を貫通するオープニングを形成し、
前記オープニングの側壁上に第1元素を含む第1スペーサを形成し、
前記第1電極及び前記第1スペーサ上に第1元素を含む可変抵抗物質パターンを形成し、
前記可変抵抗物質パターン上に第1元素を含む第2スペーサを形成し、
前記可変抵抗物質パターン上に第2電極を形成するステップを有することを特徴とする半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項33】
前記第1元素はゲルマニウムを含むことを特徴とする請求項32に記載の半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項34】
前記第1及び第2スペーサはD(0≦a≦0.7、0≦b≦0.2)を含み、前記DはC、NまたはOを含み、前記MはAl、Ga、In、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Pd、Hf、Ta、IrまたはPtを含むことを特徴とする請求項32に記載の前記半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項35】
前記可変抵抗物質パターンはDGeSbTe(DはC、N、Si、Bi、In、AsまたはSeを含み)、DGeBiTe(DはC、N、Si、In、AsまたはSeを含み)、DSbTe(DはAs、Sn、SnIn、W、Mo、またはCrを含み)、DSbSe(DはN、P、As、Sb、Bi、O、S、TeまたはPoを含み)、またはDSb(DはGe、GaまたはInを含み)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項32に記載の前記半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項36】
前記第2スペーサは前記可変抵抗物質パターン上にコンフォーマルに形成されることを特徴とする請求項32に記載の半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項37】
前記第2スペーサ上に内部絶縁膜を形成することをさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項38】
前記内部絶縁膜及び前記第2層間絶縁膜の各々はBSG、PSG 、BPSG、PE−TEOSまたはHDP層のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項37に記載の半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項39】
前記可変抵抗物質パターン上にバッファ層を形成することをさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項40】
前記第2電極上に配置される第3層間絶縁膜を貫通する金属コンタクトを形成することをさらに含み、前記金属コンタクトは前記第2電極と前記第3層間絶縁膜上に配置されたビットラインを接続することを特徴とする請求項32に記載の半導体メモリ素子の製造方法。
【請求項41】
前記オープニングを形成することは、前記第2層間絶縁膜を非等方的にエッチングすることを含むことを特徴とする請求項32に記載の半導体メモリ素子の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2011−139065(P2011−139065A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−291529(P2010−291529)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】