説明

半導体装置の製造方法

【課題】エッチング時に生成した反応生成物を速やかに被エッチング層から離すことにより、被エッチング面内においてエッチングレートが不均一になることを抑制する。
【解決手段】まず、基板300に被エッチング層を形成する。次いで、被エッチング層上にマスクパターンを形成する。次いで、マスクパターンをマスクとして被エッチング層をウェットエッチングする。このウェットエッチングを行う工程において、マスクパターンを下側に向かせて基板300をエッチング槽100に浸漬させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェットエッチングにより被エッチング膜を選択的に除去する工程を有する半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置には、半導体装置を実装基板に実装するためにバンプなどの外部接続端子が形成されている。近年は、コアを樹脂で形成し、このコア上に導電膜を選択的に形成することにより外部接続端子を形成することが行われている。コアの上に導電膜を選択的に形成する工程においては、ウェットエッチングが用いられる。
【0003】
なお、特許文献1には、リフトオフ法に用いられる薬液処理装置において、ウェハの表面を下向きにすることが記載されている。特許文献1に記載の技術は、レジストがリフトオフされるときに、レジスト上に位置するメタルが配線パターンと接触することを抑制することを目的としている。すなわちリフトオフにおいてウェハの表面を下向きにすると、ウェハ上からリフトオフし始めた不要なメタルが、自重により下方向に垂れ下がる。これにより、この不要なメタルが配線パターンと接触することが抑制される。
【0004】
また特許文献2には、電解めっき処理装置において、めっき液をメッキ槽の底面から回収してからメッキ槽の上方から供給することで、めっき液を循環させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−151949号公報
【特許文献2】特開2005−281720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ウェットエッチングにおいては、被エッチング層が形成されている被エッチング面内においてエッチャントの濃度が不均一になり、これによって被エッチング面内においてエッチングレートが不均一になることがある。本発明者が検討した結果、この原因の一つが、エッチング時に生成した反応生成物であることが判明した。すなわち、反応生成物は被エッチング層で生成するが、生成した後に被エッチング面の近傍を漂うため、未反応のエッチャントが被エッチング面に接近することを阻害する。このため、エッチング時に生成した反応生成物を速やかに被エッチング面から離すことが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、基板に被エッチング層を形成する工程と、
前記被エッチング層上にマスクパターンを形成する工程と、
前記マスクパターンをマスクとして前記被エッチング層をウェットエッチングする工程と、
を備え、
前記ウェットエッチングを行う工程において、前記マスクパターンを下側に向かせて前記基板をエッチング槽に浸漬させる半導体装置の製造方法が提供される。
【0008】
本発明によれば、基板は、エッチング槽の中においてマスクパターンが下側に向いた状態にある。このため、エッチング時に生成した反応生成物には、被エッチング層が形成されている被エッチング面から離れる方向に重力が加わる。従って、反応生成物を速やかに被エッチング面から離すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、エッチング時に生成した反応生成物を速やかに被エッチング層が形成されている被エッチング面から離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第1の実施形態に用いられるエッチング装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
【図3】第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
【図4】エッチング槽の内部において基板の表面側を下に向けることの効果を説明するための図である。
【図5】図2(a)に示した状態の基板を図1に示したエッチング装置を用いてエッチングするときのエッチング液の流れを説明するための模式図である。
【図6】第2の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。
【図7】第3の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。
【図8】第4の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。
【図9】第5の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。
【図10】図9の要部を拡大した図である。
【図11】整流板を用いないときの問題を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0012】
(第1の実施形態)
本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、以下の工程を有する。まず、基板300に被エッチング層を形成する。次いで、被エッチング層上にマスクパターンを形成する。次いで、マスクパターンをマスクとして被エッチング層をウェットエッチングする。このウェットエッチングを行う工程において、マスクパターンを下側に向かせて基板300をエッチング槽100に浸漬させる。以下、詳細に説明する。
【0013】
図1は、本実施形態に用いられるエッチング装置の構成を示す図である。このエッチング装置は、エッチング槽100、エッチング液の循環路120、基板ホルダー200、及びホルダー支持部材210を有している。
【0014】
エッチング槽100はエッチング液を保持している。循環路120は、エッチング槽100の底面に設けられた排出口102から、エッチング槽100が保持しているエッチング液を回収し、エッチング槽100の上方から再びエッチング液をエッチング槽100に供給する。循環路120には、エッチング液を循環させるためにポンプ122が設けられている。なお、エッチング槽100の液面には、エッチング液より軽い不純物が浮遊している。この不純物は、エッチング槽100の液面からオーバーフローして、排出口102から回収されたエッチング液に合流する経路(図示せず)を通る。そしてこの不純物は、排出口102から回収されたエッチング液に含まれている、エッチング液より重い不純物とともに、ポンプ122の手前に設置されたフィルター(図示せず)で回収される。このようにエッチング液は、フィルターによって濾過されてポンプ122及び循環路120を通過する。
【0015】
基板ホルダー200は、複数の基板300を互いに平行に並べた状態で保持する。基板ホルダー200は、基板300を垂直な状態で保持する。基板ホルダー200をエッチング槽100が保持しているエッチング液に浸漬させることにより、複数の基板300に対して同時にウェットエッチングが行われる。
【0016】
ホルダー支持部材210は、基板ホルダー200をエッチング槽100に浸漬させるときに、基板ホルダー200の下部を保持する。ホルダー支持部材210は、基板300の表面側が下に向く方向に基板ホルダー200を傾けて保持する。このため、基板300がエッチング槽100に浸漬した状態では、基板300に形成された被エッチング層及びマスクパターンは下方を向いている。なおエッチング槽100の中においてエッチング液は、上から下に向けて流れる。このため、エッチング液は、基板300の相互間を流れる。なお本実施形態において基板300の表面とは、基板300が有する2つの主面のうち被エッチング層を有する側の面を意味している。また基板300の裏面とは、基板300が有する2つの主面のうち表面とは反対側の面を意味している。
【0017】
次に、図2及び図3を用いて、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。この半導体装置の製造方法は、樹脂製のバンプコアを用いてバンプを形成する方法である。
【0018】
まず図2(a)に示すように、基板300の第1の主面(被エッチング面)に多層配線層310を形成する。基板300は、例えばシリコンウェハである。多層配線層310の最上層の配線層には、電極パッド330が形成されている。次いで、多層配線層310上に保護絶縁膜320を形成する。次いで、保護絶縁膜320を選択的に除去することにより、保護絶縁膜320に、パッド330上に位置する開口322を形成する。
【0019】
次いで、保護絶縁膜320上に絶縁樹脂層を形成し、この絶縁樹脂層を選択的に除去する。これにより、保護絶縁膜320上に複数のバンプコア342が形成される。
【0020】
次いで、電極パッド330上、保護絶縁膜320上、及びバンプコア342上に導電膜400を形成する。導電膜400は、例えばAu膜である。次いで、導電膜400上にレジスト膜を形成し、このレジスト膜を露光及び現像する。これにより、導電膜400上にはレジストパターン500が形成される。
【0021】
次いで、図2(a)に示した状態の基板300を、図1に示したエッチング装置を用いてエッチングする。エッチング液には、例えばKI水溶液が用いられる。これにより、図2(b)に示すように、導電膜400のうちレジストパターン500に覆われていない部分は除去される。これにより、バンプ340及び配線350が形成される。バンプ340は、導電膜344及びバンプコア342から形成されている。配線350は、電極パッド330とバンプ340を接続している。
【0022】
その後、図3に示すようにレジストパターン500を除去する。
【0023】
図4は、エッチング槽100の内部において基板300の表面側を下に向けることの効果を説明するための図である。エッチング槽100の中において導電膜400をエッチングすると、基板300の表面の近傍に反応生成物50が生成する。反応生成物50には、重力α、基板300と反応生成物50の間で生じる分子間相互作用と静電気相互作用のバランスで決まる吸着力β、及びエッチング液の流れに吸引される力γの合成力δが加わる。基板300の表面側が下を向いているため、重力αは、基板300から離れる方向を向いている。このため、反応生成物50に加わる合成力δは、基板300から離れる方向になる。従って、反応生成物50は速やかに基板300の表面から離れる。
【0024】
図5は、図2(a)に示した状態の基板300をウェットエッチングするときのエッチング液の流れを説明するための模式図である。図2(a)に示した状態のバンプコア342は、図2(a)に示した断面とは垂直な方向に長く延伸している。そして図3に示すように、一つのバンプコア342の一部を利用することにより、一つのバンプコア342によって複数のバンプ340及び配線350が形成される。
【0025】
レジストパターン500は、一つのバンプ340及び配線350それぞれに対して一つ形成される。上記したように、一つのバンプコア342によって複数のバンプ340及び配線350が形成される。このため、複数のレジストパターン500が互いに間隔をあけて、一つのバンプコア342を縦断するように設けられる。
【0026】
そしてエッチング液は、図中実線の矢印で示すように、レジストパターン500によって整流された状態で、レジストパターン500の間を流れてくる。しかし、レジストパターン500の間には、バンプコア342のうちレジストパターン500によって被覆されていない部分が位置している。このため、レジストパターン500の間を流れてきたエッチング液は、図中点線で示すように、バンプコア342によって一部がレジストパターン500の側面に向かって流れる。このため、基板300の表面におけるエッチング液の流れが速いと、レジストパターン500の周囲に新たなエッチング液が供給されやすくなるため、被エッチング層である導電膜400のうちレジストパターン500で被覆されている領域のサイドエッチング量が増加する。そして処理時間が長くなると、導電膜400のみではなくレジストパターン500も側面から劣化し、レジストパターン500のマスク性が劣化してしまう。
【0027】
これに対して図1に示したエッチング装置では、エッチング槽100の内部において上から下に向けてエッチング液が流れる。そしてエッチング槽100の内部において、基板300は、表面側が下に向いている。このため、上から下に向けて流れてきたエッチング液は、基板300の裏面側によって整流され、基板300の裏面に沿って流れる。従って、基板300の相互間を流れるエッチング液は、基板300の裏面側で流れが速くなり、基板300の表面側で遅くなる。このため、上記したサイドエッチング量の増加とレジストパターン500の劣化が抑制される。また、この流速の差が図4のエッチング液の流れに吸引される力γを大きくし、反応生成物50を、より早く、より確実に基板300の表面から離す。
【0028】
以上、本実施形態によれば、エッチング槽100の内部において基板300の表面側が下を向いている。従って、反応生成物50に加わる重力αは、基板300から離れる方向を向いている。このため、反応生成物50に加わる力の合成力δは、基板300から離れる方向になる。従って、反応生成物50は速やかに基板300から離れる。
【0029】
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。このエッチング装置は、循環路120からエッチング槽100にエッチング液を供給するための供給管125を有する点を除いて、第1の実施形態で用いたエッチング装置と同様の構成である。供給管125は先端がエッチング槽100内のエッチング液の中に入り込んでいる。また供給管125の延伸方向は、エッチング槽100の中における基板300と平行である。このエッチング装置を用いた半導体装置の製造方法は、第1の実施形態と同様である。
【0030】
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、反応生成物50に加わる力の合成力δは、基板300から離れる方向になる。従って、反応生成物50は速やかに基板300から離れる。また、供給管125の延伸方向は、エッチング槽100の中における基板300と平行であるため、供給管125から供給されたエッチング液の流れは、基板300と平行になる。このため、基板300の相互間におけるエッチング液の流速は速くなる。従って、図4に示した反応生成物50に加わる力のうちエッチング液の流れに吸引される力γは、第1の実施形態と比較して大きくなる。従って、反応生成物50はさらに速やかに基板300の表面から離れる。
【0031】
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。このエッチング装置は、エッチング槽100の側面に排出口102が設けられており、またエッチング槽100の側面のうち排出口102と対向する領域に、エッチング液を戻す導入口124が設けられている。そしてエッチング槽100の内部において基板ホルダー200は、基板300が水平かつ表面が下向きとなるように、ホルダー支持部材210によって支持されている。このエッチング装置を用いた半導体装置の製造方法は、第2の実施形態と同様である。
【0032】
本実施形態において、エッチング槽100の内部におけるエッチング液の流れは、横向きである。上記したように基板300は水平に配置されているため、エッチング液は基板300の相互間を流れる。
【0033】
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様に、反応生成物50に加わる力の合成力δは、基板300から離れる方向になる。従って、反応生成物50は速やかに基板300の表面から離れる。
【0034】
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。このエッチング装置は、エッチング槽100の内部において、基板ホルダー200が、基板300が斜めとなるようにホルダー支持部材210によって支持される点を除いて、第3の実施形態に係るエッチング装置と同様の構成である。このエッチング装置を用いた半導体装置の製造方法は、第1の実施形態と同様である。
【0035】
基板300は、エッチング液の流れにおける上流側が、下流側よりも下に位置するように傾いている。このため、エッチング液は、基板300の裏面側によって整流され、基板300の裏面に沿って流れる。従って、基板300の相互間を流れるエッチング液は、基板300の裏面側で流れが速くなり、基板300の表面側で遅くなる。
【0036】
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】
(第5の実施形態)
図9は、第5の実施形態に係るエッチング装置の構成を示す図である。このエッチング装置は、以下の点を除いて第1の実施形態で用いたエッチング装置と同様の構成である。
【0038】
まず、エッチング液の循環路120は、エッチング液を、エッチング槽100の側面のうち基板300の裏面に対向する領域の上部からエッチング槽100に供給する。そしてエッチング槽100内においてエッチング液は、エッチング槽100の側面の上部から供給された後、エッチング槽100の下方に向かって流れる。
【0039】
またエッチング槽100の中には整流板220が設けられている。整流板220は、基板300の相互間をエッチング液が流れるように、基板300それぞれの上方に配置されている。
【0040】
なお、エッチング槽100の内部において基板300は表面側が下を向いている。このため、第1の実施形態と同様に、反応生成物50に加わる力の合成力δは、基板300から離れる方向になる。従って、反応生成物50は速やかに基板300の表面から離れる。
【0041】
図10は、図9の要部を拡大した図である。上記したように、エッチング槽100においてエッチング液は、側面のうち基板300の裏面に対向する領域の上部から供給されている。このため、整流板220の周囲においてエッチング液の流れは水平方向の成分を有している。この水平方向の成分は、基板300の裏面から表面に向かう方向に向いている。このため、整流板220の周囲におけるエッチング液の流れは、基板300の端面306に平行な成分が基板300の裏面304から表面302に向かっている。
【0042】
そして、基板300の裏面304と平行な方向から見た場合に、整流板220は、エッチング液の流れにおいて上流側に向いている面222のうち基板300側の端部が、基板300の裏面304と略面一、又は基板300の端面306と重なっている。このため、エッチング液は、整流板220の面222に当たって、基板300の裏面304と平行な方向に整流され、その後基板300の裏面304に沿って流れる。従って、基板300の相互間を流れるエッチング液は、基板300の裏面304側で流れが速くなり、基板300の表面302側で遅くなる。このため、図5を用いて説明したサイドエッチング量の増加とレジストパターン500の劣化が抑制される。また、この流速の差が図4のエッチング液の流れに吸引される力γを大きくし、反応生成物50を、より早く、より確実に基板300の表面から離す。
【0043】
なお、整流板220を用いない場合、図11に示すように、エッチング液は基板300の裏面304によって整流される。この場合、エッチング液の一部は基板300の相互間の領域で渦を形成する。基板300の表面302のうちこの渦にあたる部分は、他の部分と比較してエッチングレートが早くなる。整流板220を用いると、このような問題が生じることを抑制できる。
【0044】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【符号の説明】
【0045】
50 反応生成物
100 エッチング槽
102 排出口
120 循環路
122 ポンプ
124 導入口
125 供給管
200 基板ホルダー
210 ホルダー支持部材
220 整流板
222 面
300 基板
302 表面
304 裏面
306 端面
310 多層配線層
320 保護絶縁膜
322 開口
330 電極パッド
340 バンプ
342 バンプコア
344 導電膜
350 配線
400 導電膜
500 レジストパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に被エッチング層を形成する工程と、
前記被エッチング層上にマスクパターンを形成する工程と、
前記マスクパターンをマスクとして前記被エッチング層をウェットエッチングする工程と、
を備え、
前記ウェットエッチングを行う工程において、前記マスクパターンを下側に向かせて前記基板をエッチング槽に浸漬させる半導体装置の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記被エッチング層を形成する工程の前に、
前記基板に電極パッドを形成する工程と、
前記電極パッド及びその周囲に、前記電極パッド上に位置する開口部を有する保護絶縁膜を形成する工程と、
前記保護絶縁膜の上に選択的にバンプコアを形成する工程と、
を備え、
前記被エッチング層を形成する工程は、前記バンプコア上、前記保護絶縁膜上、及び前記電極パッド上に、前記被エッチング層としての導電膜を形成する工程であり、
前記被エッチング層をウェットエッチングする工程において、前記導電膜を選択的に除去することにより、前記導電膜及び前記バンプコアからなるバンプ、及び前記電極パッドと前記バンプとを接続する配線を形成する半導体装置の製造方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
前記基板は、第1の主面であり被エッチング層が形成されている表面と、第2の主面であり前記表面とは反対側の面である裏面とを有しており、
前記ウェットエッチングを行う工程において、
複数の前記基板を互いに平行に並べて前記エッチング槽に浸漬させ、
前記基板の相互間をエッチング液が流れるように、前記エッチング槽内に整流板を設ける半導体装置の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
前記ウェットエッチングを行う工程において、
前記整流板の周囲における前記エッチング液の流れは、前記基板の端面に平行な成分が前記基板の裏面から表面に向かっており、
前記基板の裏面と平行な方向から見た場合に、前記整流板は、前記エッチング液の流れにおいて上流側に向いている面のうち前記基板側の端部が、前記基板の裏面と略面一、又は前記基板の端面と重なっている半導体装置の製造方法。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法において、
前記基板の相互間において、前記基板の裏面側における前記エッチング液の流れは、前記基板の表面側における前記エッチング液の流れより早い半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−54731(P2011−54731A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201882(P2009−201882)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(302062931)ルネサスエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】