説明

印刷システム

【課題】 従来、バーコードを利用して携帯端末に印刷装置の印刷設定を取り込む印刷システムにおいて、携帯端末に保持されている印刷設定を用いた印刷を行う際には最低限ユーザが印刷設定送信と印刷コンテンツの送信の2手順を行う必要があった。
【解決手段】 携帯端末が印刷装置に設定されている印刷設定をバーコード又はEメールを利用して取り込み、携帯端末が取り込んだ印刷設定と印刷コンテンツから印刷ジョブを生成し印刷装置へ送信することで印刷を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ機能やメール送受信機能を有する携帯端末など情報端末から印刷ジョブを送信し、印刷装置が、印刷ジョブに従って印刷処理を行う印刷システムに関係する。
【背景技術】
【0002】
印刷装置は近年の技術の進歩により、印刷装置が印刷処理に適用可能な画像処理やフィニッシングなど各種機能の選択肢が飛躍的に増え高機能化している。このような高機能な印刷装置には概して高機能化された印刷設定をユーザが効率的に設定可能なように、大画面のタッチパネルや高度なGUI表示など高機能なユーザーインターフェースが用意されている。その一方で、携帯電話などの携帯端末は本体小型化を優先するためにディスプレイやキーなどのユーザーインターフェースは高機能なものを採用していないことが多い。
【0003】
ユーザが携帯端末から例えばPDFなどの印刷コンテンツをユーザの望む印刷設定で印刷したいと望む際に、ユーザが携帯端末のチープなユーザーインターフェースを用いて印刷設定を行うと非常に非効率な作業となってしまうという課題が生ずる。この課題を解決するために従来、ユーザが印刷装置操作パネルなどから印刷装置へ設定した印刷設定を印刷装置が印刷装置操作パネル上に例えばバーコードのようにグラフィック表示する方法や、ユーザが携帯端末に内蔵されているカメラで前記バーコードを取り込むことで携帯端末に印刷設定を取り込む方法などが存在する。ユーザは、携帯端末に取り込んだ印刷設定を印刷装置に赤外線送信することで過去に印刷装置に対して行った印刷設定を印刷装置に再度設定することが可能である。(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2007−36404号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前述の技術ではユーザが携帯端末から印刷設定を印刷装置へ送信し、その後ユーザが携帯端末等から印刷コンテンツを印刷装置へ送信する必要があり、ユーザが印刷装置への送信作業を少なくとも2回行う必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決することを目的とした、本出願に関わる第1の発明の印刷システムは以下に示す構成を備える。
【0006】
印刷ジョブを送信する情報端末と受信した印刷ジョブに従い印刷処理を行う印刷装置から構成される印刷システムにおいて、
印刷装置が、印刷装置の提供する(操作パネルやWebブラウザ経由でのリモート操作画面などの)ユーザーインターフェースでユーザに印刷設定を行わせる手段と、
印刷装置が、受信した印刷ジョブを分析し、印刷ジョブ中に印刷設定が含まれていない場合には既に印刷装置に設定されている印刷設定を用いて印刷処理を行う手段、印刷ジョブ中に印刷設定が含まれている場合には印刷ジョブ中の印刷設定を用いて印刷処理を行う手段と、
印刷装置が、印刷装置の提供するユーザーインターフェース上に、印刷装置固有の情報及び印刷装置に設定されている印刷設定情報をバーコード化して表示する手段と、
携帯端末が、内蔵カメラ又は外部カメラにより撮影されたバーコード情報を分析し、バーコード内に記録されている印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出する手段と、
携帯端末が、携帯端末内記憶装置にバーコードから抽出した印刷装置固有の情報と印刷設定情報を関連づけて保持する手段と、
を備える。
【0007】
また、上記目的を達成する本出願に関わる第2の発明の印刷システムは以下に示す構成を備える。
【0008】
第1の発明の印刷システムにおいて、
携帯端末が、内蔵カメラ又は外部カメラにより撮影されたバーコード情報を分析し、バーコード内に記録されている印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出した際に、
携帯端末が、バーコードから抽出した印刷装置固有の情報に関連づけられた印刷設定情報を携帯端末内記憶装置から読み出し、設定可能な印刷設定を携帯端末パネル上に表示する手段と、
携帯端末が、ユーザに携帯端末パネル上で印刷設定と印刷コンテンツを選択させる手段と、ユーザから送信指示を受け付ける手段と、ユーザからの送信指示があった際に印刷設定と印刷コンテンツを含む印刷ジョブを生成し、印刷ジョブを印刷装置に転送する手段と、
を備える。
【0009】
また、上記目的を達成する本出願に関わる第3の発明の印刷システムは以下に示す構成を備える。
【0010】
印刷ジョブを送信する情報端末と受信した印刷ジョブに従い印刷処理を行う印刷装置から構成される印刷システムにおいて、
印刷装置が、印刷装置の提供するユーザーインターフェースでユーザに印刷設定を行わせる手段と、印刷装置が、印刷装置に設定されている印刷設定を用いて印刷処理を行う手段と、
印刷装置が、受信印刷ジョブがEメール経由で投入されたものであった場合には、印刷ジョブ送信元情報をEメールから抽出し印刷装置内記憶装置に保持する手段と、印刷終了後に印刷装置固有の情報及び印刷装置に設定されている印刷設定情報をEメールとして印刷ジョブ送信元Eメールアドレス宛に送信する手段と、
携帯端末が、Eメールを受信しEメール内に印刷装置固有の情報及び印刷設定情報が含まれている際に、Eメール内に記録されている印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出する手段と、
携帯端末が、携帯端末内記憶装置にEメールから抽出した印刷装置固有の情報と印刷設定情報を関連づけて保持する手段と、
を備える。
【0011】
また、上記目的を達成する本出願に関わる第4の発明の印刷システムは以下に示す構成を備える。
【0012】
第1の発明から第3の発明のいずれかに記載の発明において、印刷ジョブは、印刷装置の印刷処理動作を規定する印刷設定と印刷装置が解釈可能な文書情報である印刷コンテンツから構成されるデータ構造を有する。
【0013】
また、上記目的を達成する本出願に関わる第5の発明の印刷システムは以下に示す構成を備える。
【0014】
印刷ジョブを送信する情報端末と受信した印刷ジョブに従い印刷処理を行う印刷装置から構成される印刷システムにおいて、
携帯端末が、印刷設定情報を携帯端末内記憶装置から読み出し、設定可能な複数の印刷設定を携帯端末パネル上に表示する手段と、ユーザに複数の印刷設定を選択させる手段と、
携帯端末が、選択された複数の印刷設定の差分情報を携帯端末パネル上に表示する手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0015】
以上述べたように、本出願に関わる第1から第5の発明により下記効果がある。ユーザは印刷装置に設定した印刷設定を、カメラによる撮影又は印刷ジョブ送信時に印刷装置から自動返信されるEメールにより手軽に携帯端末へ取り込むことが可能となる。更にユーザが携帯端末上で印刷コンテンツと印刷設定を自由に組み合わせ印刷装置に送信することが可能となる。携帯端末から印刷装置へは印刷設定と印刷コンテンツが1つの印刷ジョブとして送信されるため、ユーザは印刷操作においては1回の送信手順を踏むだけで良く、ユーザの作業量が軽減される効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0017】
<印刷装置概要>
図1は、本発明の実施形態に関わる印刷装置のシステム構成の概略を示す図である。
【0018】
ホスト101は例えばパーソナルコンピュータなど、プリンタへの印刷ジョブ投入やプリンタ制御を行うものである。印刷装置102は外部装置から印刷ジョブを受信し印刷処理を行う機能を有するものである。赤外線送受信部103は外部機器との赤外線送受信を行うものであり、例えば外部機器からの印刷ジョブ投入や外部機器への情報提供を可能にするものである。パネル部104はユーザからの各種操作を受け付ける機能を有すると共に、パネル上へグラフィカルに各種情報を表示する機能を有し、ユーザとの情報入力及び提供を可能にするものである。プリンタコントローラ105は、外部装置から供給される印刷装置制御言語に基づいて、ページ毎にラスタデータを生成し、プリンタエンジン106に送出する。プリンタエンジン106は、プリンタコントローラ105から供給されるラスタデータに基づいて、感光ドラム上に潜像を形成し、その潜像を記録媒体上に転写・定着(電子写真方式)することにより画像を記録する。
【0019】
図2は、タンデム方式のカラー印刷装置102の構成を説明する断面図である。
【0020】
図において、201は、印刷装置筐体である。202は、ユーザが各種指示を与えるためのスイッチ、メッセージやプリンタの設定内容等を表示するためのLED表示器やLCD表示器等が配された操作パネルであり、図1に示すパネル部104の一態様である。203は、ボード収容部であり、プリンタコントローラ105及びプリンタエンジン106の電子回路部分を構成するボードを収容する。
【0021】
220は、用紙(記録媒体)Sを保持する用紙カセットであり、不図示の仕切り板によって電気的に用紙サイズを検知する機構を有する。221は、カセットクラッチであり、用紙カセット220上に載置された用紙Sの最上位の一枚を取り出して、取り出した用紙Sを不図示の駆動手段から伝達される駆動力によって給紙ローラ222まで搬送するカムを有する。このカムは、給紙の度に間欠的に回転し、1回転に対応して1枚の用紙Sを給紙する。223は用紙検知センサで、それぞれ用紙カセット220に保持されている用紙Sの量を検知する。
【0022】
給紙ローラ222は、用紙Sの先端部をレジストシャッタ224まで搬送するローラである。224は、レジストシャッタであり、用紙Sを押圧することにより給紙を停止することができる。
【0023】
230は、手差しトレイであり、231は、手差し給紙クラッチである。手差し給紙クラッチ231は、用紙Sの先端を手差し給紙ローラ232まで搬送するために使用され、手差し給紙ローラ232は、用紙Sの先端をレジストシャッタ224まで搬送するために使用される。画像記録に供する用紙Sは、用紙カセット220及び手差しトレイ230のいずれかの給紙手段を選択して給紙される。
【0024】
プリンタエンジン106は、プリンタコントローラ105と所定の通信プロトコルにしたがって通信を行い、プリンタコントローラ105からの指示にしたがって用紙カセット220、手差しトレイ230の中からいずれかの給紙手段を選択する。そして、プリンタエンジン106は印刷の開始指示に応じて該当する給紙手段よりレジストシャッタ224まで用紙Sを搬送する。なお、プリンタエンジン106は、給紙手段、潜像の形成、転写、定着等の電子写真プロセスに関する機構、排紙手段及びそれらの制御手段を含む。
【0025】
204a、204b、204c、204dは、感光ドラム205a、205b、205c、205dやトナー保持部等を有する画像記録部であり、電子写真プロセスにより、用紙S上にトナー像を形成する。一方、206a、206b、206c、206dは、レーザースキャナ部であり、画像記録部にレーザービームによる画像情報を供給する。
【0026】
画像記録部204a、204b、204c、204dには、用紙Sを搬送する用紙搬送ベルト250が複数の回転ローラ251〜254によって用紙搬送方向(図の下から上方向)に扁平に張設される。そして、その最上流部においては、バイアスを印加した吸着ローラ225によって、用紙を用紙搬送ベルト250に静電吸着させる。またこのベルト搬送面に対向して4個の感光ドラム205a、205b、205c、205dが直線状に配設されており、画像形成手段を構成している。画像記録部204a、204b、204c、204dのそれぞれには、感光ドラムの周辺近傍を順次取り囲んで、帯電器、現像器が配置されている。
【0027】
レーザースキャナ部206a、206b、206c、206dにおいて、207a、207b、207c、207dは、レーザーユニットである。これらはプリンタコントローラ105から送出される画像信号(/VIDEO信号)に応じて、内蔵の半導体レーザーを駆動し、レーザービームを発射する。レーザーユニット207a、207b、207c、207dから発せられたレーザービームは、ポリゴンミラー(回転多面鏡)208a、208b、208c、208dにより走査され、感光ドラム205a、205b、205c、205d上に潜像を形成する。
【0028】
260は、定着器で、画像記録部204a、204b、204c、204dにより用紙Sに形成されたトナー画像を記録紙Sに熱定着させる。261は、搬送ローラで、用紙Sを排紙搬送する。262は、排紙センサで、用紙Sの排紙状態を検知する。263は、排紙ローラ兼両面印刷用搬送路切替えローラで、用紙Sを排紙方向へ搬送し、用紙Sの搬送指示が排紙の場合はそのまま排紙トレイ264に排紙する。前記ローラ263は、搬送指示が両面搬送の場合は、用紙Sの後端が排紙センサ262を通過した直後に回転方向を逆向きに変え、スイッチバックすることにより用紙Sを両面印刷用搬送路270へ搬送する。265は排紙積載量検知センサで、排紙トレイ264上に積載された用紙Sの積載量を検知する。
【0029】
270は、両面印刷用搬送路であり、前記ローラ263により両面印刷用に搬送された用紙Sは、両面搬送ローラ271〜274によって再びレジストシャッタ224まで搬送されて画像記録部204a、204b、204c、204dへの搬送指示を待つ。
【0030】
なお、印刷装置102には、さらにオプションカセットや封筒フィーダ等のオプションユニットを装備することができる。
【0031】
図3は、プリンタコントローラ105の構成例を示すブロック図である。
【0032】
図において、301は、パネル部104とのデータ通信を行うパネルインターフェース部である。CPU311は、パネルインターフェース部301を介して、ユーザがパネル部104において設定・指示した内容を確認することができ、パネル部104への表示を行うことが出来る。302は、ネットワークを介してホスト101等のデータ処理装置と双方向に通信接続するためのネットワークインターフェース部である。303は、赤外線送受信部103を介して外部機器との赤外線によるデータ通信を行う赤外線インターフェース部である。304は、ネットワークインターフェース部302や赤外線インターフェース部303やメール処理部306から供給された印刷装置制御言語に基づいて、プリンタエンジン106に供給するラスタデータを生成(ラスタライズ)する画像処理部である。305は、生成したラスタデータを一時的に保持するための画像メモリである。306は、ネットワークインターフェース302を介してEメールを送受信し、受信したEメールからの情報を抽出する処理、及び印刷装置内の情報をEメール化して送信処理を行うメール処理部である。307は、プリンタエンジン106と通信接続するためのエンジンインターフェース部である。308は、CPU311が使用する一時記憶用メモリとしてのRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張できるように構成されている。309は、印刷装置を駆動するためのプログラムや、例えば濃度補正テーブル等の制御情報を保持するための不揮発性メモリで構成されるROMである。310は、DMA制御部であり、CPU311からの指示により画像メモリ308内のラスタデータをエンジンインターフェース部307に転送する。311は、309に保持された制御プログラムコードに基づいて、CPUバス320に接続されたデバイスを制御するCPUである。
【0033】
<携帯端末概要>
図4は、本発明の実施形態に関わる携帯端末のシステム構成の概略を示す図である。
【0034】
携帯端末400は、例えば携帯電話などが考えられ、ユーザとの情報入出力を可能にするパネル部401と、無線アンテナからなる無線部402から構成される。更に、携帯端末400は、赤外線送受信口からなる赤外線送受信部403と、簡易レンズを用いたデジタル画像撮影を可能にするデジタルカメラ部404から構成されている。
【0035】
図5は、携帯端末400の構成例を示すブロック図である。
【0036】
図において、501は、パネル部401とのデータ通信を行うパネルインターフェース部である。CPU508は、パネルインターフェース部501を介して、ユーザがパネル部401において設定・指示した内容を確認することができ、パネル部401への表示を行うことが出来る。502は、無線部402を介して外部機器と双方向に通信接続するための無線インターフェース部である。503は、赤外線送受信部403を介して外部機器との赤外線によるデータ通信を行う赤外線インターフェース部である。504は、カメラ部404を介して撮影を行うカメラインターフェース部である。CPU508は、カメラインターフェース部504を介してカメラ部404で撮影した画像をデジタルイメージデータとして扱うことができ、撮影したものがバーコードであった場合にはバーコードから情報を抽出することが出来る。505は、CPU508が使用する一時記憶用メモリとしてのRAMである。506は、携帯端末を駆動するためのプログラムが納められた不揮発性メモリで構成されるROMである。507は、無線インターフェース502を介してEメールを送受信し、受信したEメールからの情報を抽出する処理、及び携帯端末内の情報をEメール化して送信処理を行うメール処理部である。
【0037】
図15は携帯端末内の記憶装置に格納される印刷設定情報と印刷コンテンツ情報のファイル管理方法の一例を示す図である。印刷設定情報と印刷コンテンツは別ディレクトリで管理されている。各印刷設定は印刷設定フォルダ以下に印刷装置固有情報(印刷装置A、印刷装置Bなど)と関連づけられて保存されている。図15では印刷装置Aに対しては、用紙に2面レイアウトする2up指定や、両面印刷指定や、印刷装置の文書管理システムであるBOXへの投入指定が関連づけられている。印刷装置Bに対しては、製本印刷指定や、コピー防止のための地紋付加指定や、モノクロ印刷指定及び印刷時の使用トナー量を抑制するトナー節約指定が関連づけられている。各印刷コンテンツは印刷コンテンツフォルダ以下に保存されている。図15では例えばPDF文書、jpegやtiffなどの画像データが印刷コンテンツとして保存されていることを示している。
【実施例1】
【0038】
図6から図9を用いて、バーコードを用いて印刷装置が印刷装置の印刷設定取り込みを行い、携帯端末が取り込んだ印刷設定を含む印刷ジョブを印刷装置に送信して印刷を行う具体的な実施例を説明する。図6は本実施例に関わる印刷装置の印刷設定を、バーコードを用いて携帯端末へ取り込む動作の概要を示す図である。図7は本実施例に関わる携帯端末から印刷装置へ印刷ジョブを送信し印刷処理を行う動作の概要を示す図である。図8は本実施例に関わる印刷装置の印刷設定を、バーコードを用いて携帯端末へ取り込む処理フローを示す図であり、図中の8−aから8−gは各ステップを示す。図9は本実施例に関わる携帯端末から印刷装置へ印刷ジョブを送信し印刷処理を行う処理フローを示す図であり、図中の9−aから9−pは各ステップを示す。
【0039】
図6を用いて印刷装置の印刷設定を、バーコードを用いて携帯端末へ取り込む動作の概要を説明する。図中の(a)は何も印刷設定を行っていない印刷装置Aの操作パネルに表示される画面の一例であり、操作パネル上には印刷装置固有の情報(例えば製造会社と製品名など)と、その時の印刷装置Aに設定されている印刷設定情報がバーコード化して表示されている。図中の(b)はユーザが印刷装置A上に対し何かしらの印刷設定変更を行った際の印刷装置Aの操作パネルに表示される画面の一例であり、その設定変更は操作パネル上に表示されているバーコードにも反映されている。従って、ユーザが携帯端末で印刷装置Aの操作パネルに表示されているバーコードを撮影すると、印刷装置Aの固有の情報とその時点で印刷装置Aに反映されている印刷設定が携帯端末に取り込まれる。
【0040】
図7を用いて携帯端末から印刷装置へ印刷ジョブを送信し印刷処理を行う動作の概要を説明する。図中の(a)は印刷装置Aの操作パネルに表示されている画面の一例である。ユーザがこの画面に表示されているバーコードを携帯端末に内蔵されているカメラで撮影すると現状の印刷装置Aの印刷設定が携帯端末に取り込まれ、過去に印刷装置Aに対し行った印刷設定が携帯端末のパネルに表示される。ユーザが行える操作としては、印刷装置に表示されているバーコードを携帯端末で撮影することにより印刷設定を携帯端末上に表示させる方法がある。又は、ユーザが携帯端末を操作することにより、過去に印刷装置Aに行った印刷設定を携帯端末パネル上に表示させる方法がある。図中の(b)は、ユーザが印刷を行う際に携帯端末に表示させた印刷設定を選択し、何らかの印刷コンテンツを選択して印刷実行すると、印刷設定と印刷コンテンツが印刷ジョブとして印刷装置Aへ例えば赤外線やメール送信で投入されることを示している。その結果ユーザは携帯端末上で設定したレイアウトで印刷コンテンツを印刷することが可能である。
【0041】
図8を用いて、印刷装置の印刷設定を、バーコードを用いて携帯端末へ取り込む処理フローを説明する。ステップ8−aで印刷装置がユーザからの印刷設定変更を受け付けステップ8−bへ進む。ステップ8−bで印刷装置が印刷装置固有の情報及び印刷装置に設定されている印刷設定情報をバーコード化しステップ8−cへ進む。ステップ8−cで印刷装置が操作パネルにバーコードを表示する。ステップ8−dでユーザが携帯端末内蔵カメラを起動しステップ8−eへ進む。ステップ8−eでユーザが印刷装置上に表示されているバーコードを携帯端末内蔵カメラで撮影しステップ8−fへ進む。ステップ8−fで携帯端末が撮影したバーコードを分析し、印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出しステップ8−gへ進む。ステップ8−gで携帯端末が印刷装置固有の情報に関連づけて印刷設定情報を記憶装置に記録し本処理を終了する。
【0042】
図9を用いて、携帯端末が印刷装置へ印刷ジョブを送信し印刷処理を行う処理フローを説明する。本処理のステップ9−aからステップ9−gに関しては、図8のステップ8−aからステップ8−gと同じ処理となる。ステップ9−aで印刷装置がユーザからの印刷設定変更を受け付けステップ9−bへ進む。ステップ9−bで印刷装置が印刷装置固有の情報及び印刷装置に設定されている印刷設定情報をバーコード化しステップ9−cへ進む。ステップ9−cで印刷装置が操作パネルにバーコードを表示する。ステップ9−dでユーザが携帯端末内蔵カメラを起動しステップ9−eへ進む。ステップ9−eでユーザが印刷装置上に表示されているバーコードを携帯端末内蔵カメラで撮影しステップ9−fへ進む。ステップ9−fで携帯端末が撮影したバーコードを分析し、印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出しステップ9−gへ進む。ステップ9−gで携帯端末が印刷装置固有の情報に関連づけて印刷設定情報を記憶装置に記録しステップ9−hへ進む。ステップ9−hで携帯端末が対象の印刷装置に関連づけられた印刷設定情報を記憶装置から読み出しステップ9−iへ進む。ステップ9−iで携帯端末が携帯端末が携帯端末操作パネルに印刷設定一覧を表示しステップ9−jへ進む。ステップ9−jでユーザが携帯端末操作パネルで印刷設定を選択しステップ9−kへ進む。ステップ9−kでユーザが携帯端末操作パネルで印刷コンテンツを選択しステップ9−lへ進む。ステップ9−lで携帯端末が印刷設定と印刷コンテンツからなる印刷ジョブを印刷装置へ赤外線送信する。ユーザはステップ9−lで印刷ジョブが印刷装置へ赤外線送信される前に、印刷装置を赤外線受信モードに設定する必要がある。ステップ9−mでユーザが印刷装置を赤外線受信モードに設定しステップ9−nに進む。ステップ9−nで印刷装置が印刷ジョブを赤外線受信しステップ9−oへ進む。ステップ9−oで印刷装置が受信した印刷ジョブから印刷設定と印刷コンテンツを読み出しステップ9−pへ進む。ステップ9−pで印刷装置が印刷設定に従い印刷コンテンツの印刷を実行し本処理を終了する。
【実施例2】
【0043】
図10から図12を用いて、Eメールを用いて印刷装置が印刷装置の印刷設定取り込みを行い、携帯端末が取り込んだ印刷設定を含む印刷ジョブを印刷装置に送信して印刷を行う具体的な実施例を説明する。図10は本実施例に関わる印刷処理及び印刷装置の印刷設定を、Eメールを用いて携帯端末へ取り込む動作の概要を示す図である。図11は本実施例に関わる印刷処理及び印刷装置の印刷設定を、Eメールを用いて携帯端末へ取り込む処理フローを示す図であり、図中の11−aから11−lは各ステップを示す。図12は本実施例に関わる携帯端末から印刷装置へ印刷設定を含む印刷ジョブを送信し印刷処理を行う処理フローを示す図であり、図中の12−aから12−fは各ステップを示す。
【0044】
図10を用いて印刷処理及び印刷装置の印刷設定を、Eメールを用いて携帯端末へ取り込む動作の概要を説明する。図中の(a)はユーザーが印刷装置Aに対して操作パネルから何かしらの印刷設定変更を行った状態を示している。図中の(b)は、印刷設定変更されている印刷装置Aに対しユーザが携帯端末から印刷ジョブをEメールとして投入すると、印刷装置Aが設定されている印刷設定に基づいたレイアウトで印刷実行することを示している。図中の(c)は印刷装置Aが印刷処理を終了した際に、印刷装置Aが現状設定されている印刷設定を印刷ジョブ送信元である携帯端末のEメールアドレス宛にEメールとして送信することを示している。携帯端末はEメールを受信し、Eメール中に印刷設定が含まれる場合にその印刷設定を携帯端末に取り込む。
【0045】
図11を用いて印刷処理及び印刷装置の印刷設定を、Eメールを用いて携帯端末へ取り込む処理フローを説明する。ステップ11−aで印刷装置がユーザからの印刷設定変更を受け付けステップ11−bへ進む。ステップ11−hでユーザが携帯端末操作パネルで印刷コンテンツを選択しステップ11−iへ進む。ステップ11−iで携帯端末が印刷コンテンツを含むEメールを印刷装置へ送信する。ステップ11−bで印刷装置が印刷コンテンツを含むEメールを受信しステップ11−cへ進む。ステップ11−cで印刷装置がEメールから送信元のメールアドレスXを抽出し印刷装置内記憶装置に保持しステップ11−dへ進む。ステップ11−dで印刷装置がEメールから印刷コンテンツを抽出しステップ11−eへ進む。ステップ11−eで印刷装置が印刷設定に従い印刷コンテンツの印刷を実行しステップ11−fへ進む。ステップ11−fで印刷装置が印刷装置の公有の情報と印刷設定情報を含むEメールを生成しステップ11−gへ進む。ステップ11−gで印刷装置が記憶装置内に保持していたメールアドレスX宛に印刷装置固有の情報と印刷設定情報を含むEメールを送信する。ステップ11−jで携帯端末が印刷装置固有の情報と印刷設定情報を含むメールを受信しステップ11−kへ進む。ステップ11−kで携帯端末がメールから印刷装置固有の情報と印刷設定情報を抽出しステップ11−lへ進む。ステップ11−lで携帯端末が印刷装置固有の情報に関連づけて印刷設定情報を携帯端末内の記憶装置に記録し本処理を終了する。
【0046】
図12を用いて携帯端末から印刷装置へ印刷設定を含む印刷ジョブを送信し印刷処理を行う処理フローを説明する。図11では携帯端末から印刷設定を含まない印刷ジョブを印刷装置に送信する例を説明したが、ここでは既に携帯端末に取り込んである印刷設定を含む印刷ジョブを印刷装置に送信して印刷処理を行う例を説明する。ステップ12−dでユーザが携帯端末操作パネルで印刷設定を選択しステップ12−eへ進む。ステップ12−eでユーザが携帯端末操作パネルで印刷コンテンツを選択しステップ12−fへ進む。ステップ12−fで携帯端末が印刷設定と印刷コンテンツを含むメールを印刷装置へ送信する。ステップ12−aで印刷装置が印刷設定と印刷コンテンツを含むEメールを受信しステップ12−bへ進む。ステップ12−bで印刷装置がEメールから印刷設定と印刷コンテンツを抽出しステップ12−cへ進む。ステップ12−cで印刷装置が印刷設定に従い印刷コンテンツの印刷を実行し本処理を終了する。
【実施例3】
【0047】
図13と図14を用いて、携帯端末が複数の印刷設定間の差分情報をユーザに提示する具体的な実施例を説明する。図13は本実施例に関わる携帯端末が複数の印刷設定間の差分情報をユーザに提示する動作の概要を示す図である。図14は本実施例に関わる携帯端末が複数の印刷設定間の差分情報をユーザに提示する動作の処理フローを示す図であり、図中の14−aから14−dは各ステップを示す。
【0048】
図13を用いて携帯端末が複数の印刷設定間の差分情報をユーザに提示する動作の概要を説明する。図中の(a)は携帯端末操作パネルに複数の印刷設定が一覧表示されている状態を示している。携帯端末操作パネルの表示領域は狭いため一覧表示の内容によっては文字が画面内に表示しきれず文字列が切れてしまう場合がある。例えばこの例では設定3と4は「片面+2−up」まで表示されているがその後の設定内容が画面からはみ出して読み取れず、設定3と4でどのような差分があるのかがユーザにはわからない。このような場合、図中の(b)のようにユーザが差分を知りたい印刷設定を選択すると、図中の(c)のように選択した印刷設定に関して差分情報と共通情報が操作パネル上に表示される。これによりユーザーは各印刷設定の違いを簡単に把握することが可能である。
【0049】
図14を用いて携帯端末が複数の印刷設定間の差分情報をユーザに提示する動作の処理フローを説明する。ステップ14−aで携帯端末がユーザに複数の印刷設定を選択させ、比較対象の印刷設定指定を受け付けステップ14−bへ進む。ステップ14−bで携帯端末が選択された複数の印刷設定のうち共通の設定部分を抽出しステップ14−cへ進む。ステップ14−cで携帯端末が選択された複数の印刷設定のうち異なる設定部分を抽出しステップ14−dへ進む。ステップ14−dで携帯端末が選択された印刷設定の差分内容と共通内容を操作パネルに表示し本処理を終了する。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施形態における、印刷システム構成の概略を示す図
【図2】本発明の実施形態における、印刷装置の一構成例を示す断面図
【図3】本発明の実施形態における、プリンタコントローラの構成例を示すブロック図
【図4】本発明の実施形態における、携帯端末のシステム構成の概略を示す図
【図5】本発明の実施形態における、携帯端末の構成例を示すブロック図
【図6】実施例1に関わる印刷装置の印刷設定を、バーコードを用いて携帯端末へ取り込む動作の概要を示す図
【図7】実施例1に関わる携帯端末から印刷装置へ印刷ジョブを送信し印刷処理を行う動作の概要を示す図
【図8】実施例1に関わる印刷装置の印刷設定を、バーコードを用いて携帯端末へ取り込む処理フローを示す図
【図9】実施例1に関わる携帯端末から印刷装置へ印刷ジョブを送信し印刷処理を行う処理フローを示す図
【図10】実施例2に関わる印刷処理及び印刷装置の印刷設定を、Eメールを用いて携帯端末へ取り込む動作の概要を示す図
【図11】実施例2に関わる印刷処理及び印刷装置の印刷設定を、Eメールを用いて携帯端末へ取り込む処理フローを示す図
【図12】実施例2に関わる携帯端末から印刷装置へ印刷設定を含む印刷ジョブを送信し印刷処理を行う処理フローを示す図
【図13】実施例3に関わる携帯端末が複数の印刷設定間の差分情報をユーザに提示する動作の概要を示す図
【図14】実施例3に関わる携帯端末が複数の印刷設定間の差分情報をユーザに提示する動作の処理フローを示す図
【図15】携帯端末内の記憶装置に格納される印刷設定情報と印刷コンテンツ情報のファイル管理方法の一例を示す図
【符号の説明】
【0051】
101 ホスト(情報処理装置)
102 印刷装置
103 赤外線送受信部
104 パネル部
105 プリンタコントローラ
106 プリンタエンジン
201 プリンタ筐体
202 操作パネル
203 ボード収納部
204a,204b,204c,204d 画像記録部
205a,205b,205c,205d 感光ドラム
206a,206b,206c,206d レーザースキャナ部
207a,207b,207c,207d レーザーユニット
208a,208b,208c,208d ポリゴンミラー(回転多面鏡)
220 用紙カセット
221 カセットクラッチ
222 給紙ローラ
223 用紙検知センサ
224 レジストシャッタ
225 吸着ローラ
230 手差しトレイ
231 手差し給紙クラッチ
232 手差し給紙ローラ
250 用紙搬送ベルト
251〜254 回転ローラ
260 定着器
261 搬送ローラ
262 排紙センサ
263 排紙ローラ兼両面印刷用搬送路切替えローラ
264 排紙トレイ
265 排紙積載量検知センサ
270 両面印刷用搬送路
271〜274 両面搬送ローラ
301 パネルI/F部
302 ネットワークI/F部
303 赤外線I/F部
304 画像処理部
305 画像メモリ
306 メール処理部
307 エンジンI/F部
308 RAM
309 ROM
310 DMA制御部
311 CPU
400 携帯端末
401 操作パネル部
402 無線部(無線アンテナ)
403 赤外線送受信部
404 カメラ部
501 パネルI/F部
502 無線I/F部
503 赤外線I/F部
504 カメラI/F部
505 RAM
506 ROM
507 メール処理部
508 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷ジョブを送信する情報端末(101)と受信した印刷ジョブに従い印刷処理を行う印刷装置(102)から構成される印刷システムにおいて、
印刷装置(102)が、印刷装置(102)の提供するユーザーインターフェース(104)でユーザに印刷設定を行わせる手段と、
印刷装置(102)が、受信した印刷ジョブを分析し、印刷ジョブ中に印刷設定が含まれていない場合には既に印刷装置(102)に設定されている印刷設定を用いて印刷処理を行う手段、印刷ジョブ中に印刷設定が含まれている場合には印刷ジョブ中の印刷設定を用いて印刷処理を行う手段と、
印刷装置(102)が、印刷装置(102)の提供するユーザーインターフェース(104)上に、印刷装置固有の情報及び印刷装置に設定されている印刷設定情報をバーコード化して表示する手段と、
携帯端末(400)が、内蔵カメラ又は外部カメラ(404)により撮影されたバーコード情報を分析し、バーコード内に記録されている印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出する手段と、
携帯端末(400)が、携帯端末内記憶装置にバーコードから抽出した印刷装置固有の情報と印刷設定情報を関連づけて保持する手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷システムにおいて、
携帯端末(400)が、内蔵カメラ又は外部カメラ(404)により撮影されたバーコード情報を分析し、バーコード内に記録されている印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出した際に、
携帯端末(400)が、バーコードから抽出した印刷装置固有の情報に関連づけられた印刷設定情報を携帯端末内記憶装置から読み出し、設定可能な印刷設定を携帯端末パネル(401)上に表示する手段と、
携帯端末(400)が、ユーザに携帯端末パネル(401))上で印刷設定と印刷コンテンツを選択させる手段と、ユーザから送信指示を受け付ける手段と、ユーザからの送信指示があった際に印刷設定と印刷コンテンツを含む印刷ジョブを生成し、印刷ジョブを印刷装置(102)に転送する手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。
【請求項3】
印刷ジョブを送信する情報端末と受信した印刷ジョブに従い印刷処理を行う印刷装置(102)から構成される印刷システムにおいて、
印刷装置(102)が、印刷装置(102)の提供するユーザーインターフェース(104)でユーザに印刷設定を行わせる手段と、印刷装置(102)が、印刷装置(102)に設定されている印刷設定を用いて印刷処理を行う手段と、
印刷装置(102)が、受信印刷ジョブがEメール経由で投入されたものであった場合には、印刷ジョブ送信元情報をEメールから抽出し印刷装置内記憶装置に保持する手段と、印刷終了後に印刷装置固有の情報及び印刷装置に設定されている印刷設定情報をEメールとして印刷ジョブ送信元Eメールアドレス宛に送信する手段と、
携帯端末(400)が、Eメールを受信しEメール内に印刷装置固有の情報及び印刷設定情報が含まれている際に、Eメール内に記録されている印刷装置固有の情報及び印刷設定情報を抽出する手段と、
携帯端末(400)が、携帯端末内記憶装置にEメールから抽出した印刷装置固有の情報と印刷設定情報を関連づけて保持する手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の印刷ジョブは、印刷装置(102)の印刷処理動作を規定する印刷設定と印刷装置(102)が解釈可能な文書情報である印刷コンテンツから構成されるデータ構造を有することを特徴とする印刷システム。
【請求項5】
印刷ジョブを送信する情報端末と受信した印刷ジョブに従い印刷処理を行う印刷装置(102)から構成される印刷システムにおいて、
携帯端末(400)が、印刷設定情報を携帯端末内記憶装置から読み出し、設定可能な複数の印刷設定を携帯端末パネル(401)上に表示する手段と、ユーザに複数の印刷設定を選択させる手段と、
携帯端末(400)が、選択された複数の印刷設定の差分情報を携帯端末パネル(401)上に表示する手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−117781(P2010−117781A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−288961(P2008−288961)
【出願日】平成20年11月11日(2008.11.11)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】