説明

原稿読取装置とそれを備えた画像形成装置

【課題】原稿読取装置の光源を効率よく冷却すること。
【解決手段】端部に光源部を備えて光源部の照射光を原稿に対して主走査方向に拡散させる細長い導光部材と、導光部材を原稿に対して副走査方向に移動させる走査部材からなり、光源部が、基板に搭載された半導体発光素子と、基板に接触する放熱部材とを備える原稿読取装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、原稿読取装置とそれを用いた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この発明の背景技術としては、細長い導光板の端部にLEDを有する光源と、ライン状のセンサアレイを有する受光部とを備えたイメージセンサユニットを、レールに搭載して読取方向(副走査方向)に移動させ、原稿の画像を読取るようにした画像読取装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3885088号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、導光板と、LEDのような点光源の組み合わせにより原稿の走査を行う場合、十分な光量を得るためには、光源に大電流を流す必要が生じ、光源の発熱による光量低下や寿命の悪化という問題が生じる。強制空冷するファンを設けるという方法もあるが、空冷ファンで強く冷やそうとすればするほど外気からホコリが入り込みやすくなり、ミラー、レンズなど光学系部品に付着して画質を悪化させるという別の問題が生じる。
従って、このような光源を効率よく冷却する方法が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、端部に光源部を備えて光源部の照射光を原稿に対して主走査方向に拡散させる細長い導光部材と、導光部材を原稿に対して副走査方向に移動させる走査部材からなり、光源部が、基板に搭載された半導体発光素子と、基板に接触する放熱部材とを備える原稿読取装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0005】
この発明によれば、光源が基板に搭載された半導体発光素子と、基板に接触する放熱部材からなるので、光源の発生する熱が基板から放熱部材に伝達され、光源が効率的に冷却される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明による原稿読取装置の特徴は、端部に光源部を備えて光源部の照射光を原稿に対して主走査方向に拡散させる細長い導光部材と、導光部材を原稿に対して副走査方向に移動させる走査部材からなり、光源部が、基板に搭載された半導体発光素子と、基板に接触する放熱部材とを備える点にある。
この発明における半導体発光素子としては、発光ダイオードやレーザダイオードのような固体素子が挙げられる。
【0007】
放熱部材が金属部材であることが好ましい。
細長い導光部材は両端部に光源部を有してもよい。
導光部材は2列に並列配置された一対の棒状導光部材からなってもよい。
放熱部材は基板を両面から挟む2つの部材から構成されてもよい。
冷却フィンと、放熱部材を冷却フィンに熱的に接続する接続部材とをさらに備えてもよい。
この発明は、別の観点から、原稿読取装置を備えた画像形成装置を提供するものである。
【0008】
図1はこの発明に係る画像形成装置の構成説明図である。
図1に示すように、画像形成装置1には画像読取装置2が備えられる。画像読取装置2は、透明ガラスからなる原稿載置台11、原稿載置台11上へ自動的に原稿を供給するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)12、原稿載置台11上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット13から構成されている。
【0009】
RADF12は、原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット13の原稿載置台11上へ送給する装置である。そして、RADF12は、使用者の選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット13に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段などから構成されている。
【0010】
スキャナユニット13は、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)17に導くための第1走査ユニット14および第2走査ユニット15、反射光像をCCD17上に結像するための結像レンズ16から構成される。
【0011】
画像読取装置2では、RADF12とスキャナユニット13の関連した動作によって、原稿載置台11上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台11の下面においてスキャナユニット13を駆動させて、原稿画像を読み取る。
【0012】
原稿画像をスキャナユニット13で読み取ることにより得られた画像データは、各種処理が施された後、画像メモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリから画像データを画像形成部3に出力して、感光体ドラム22上に可視画像として再現した後、用紙上に画像を転写してトナー像を形成する。
【0013】
この画像形成部3は、レーザ書き込みユニット(LSU)21および画像を形成するための電子写真プロセス部20を備えている。レーザ書き込みユニット21は、画像メモリから読み出した画像データまたはパーソナルコンピュータ等の外部機器から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部20の感光体ドラム22上を等速度で走査するように補正するf−θレンズ等を有している。電子写真プロセス部20は周知の態様に従い、感光体ドラム22の周囲に帯電装置23、現像装置24、転写装置25、クリーニング装置27を配置し、さらに感光体ドラム22の下流側に定着装置28を配置して構成される。
【0014】
給紙部4は、第1〜3カセット31〜33および手差しトレイ35を有している。給紙搬送部38は、給紙部4から感光体ドラム22と転写装置25との間の転写位置に用紙を搬送するために、給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラを備えている。
【0015】
この給紙部4における第1〜3カセット31〜33内の3つのトレイには、用紙がサイズ毎に積載されて収容されており、使用者が所望するサイズの用紙が収容されているカセットあるいはトレイを選択すると、そのトレイ内の用紙束の上から1枚ずつ送り出され、給紙搬送部38の搬送経路を経由して順次電子写真プロセス部20へ向けて搬送される。
定着装置28より用紙搬送方向下流側には、用紙排出路29が設けられている。
【0016】
電子写真プロセス部20において、画像メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット21によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム22の表面上に静電潜像として形成され、現像装置24のトナーにより可視像化されたトナー像は給紙部4から搬送された用紙の表面上に転写装置25により静電転写され、定着装置28によって定着される。
【0017】
このようにして片面に画像が形成された用紙は定着装置28から搬送ローラ61と切換えゲート9を介して積載トレイ63へ送られる。
一方、両面画像形成(両面印刷)が指定されている場合には、前記の片面印刷された用紙を反転ローラ62により積載トレイ63に向けてシートを排出するが完全に排出せず、用紙の終端を挟持させたまま反転ローラ62を逆転させる。そして、その用紙を逆方向、つまり再給紙搬送部42の方向に反転搬送する。
このとき、切換えゲート9は、上向きから下向きに切換えられる。反転搬送されたシートは再給紙搬送部42を通り、再び画像形成装置3に供給され両面印刷が行われる。
【0018】
図2は、スキャナユニット13を示す斜視図である。図2に示すように、スキャナユニット13の外枠となるフレーム135の底部には、平板状の底板135bが取り付けられている。底板135b上の暗箱119で覆われた部分には、図1に示す結像レンズ16とCCD17とが内蔵されている。フレーム135および底板135bには、例えば、表面に亜鉛メッキを施した鋼板が用いられる。また、第1走査ユニット14と第2走査ユニット15は、暗箱119の上方を通過して移動するように取り付けられている。
【0019】
第1走査ユニット14は、両端部にワイヤ固定部121a、121b(図10参照)を有し照明部162を搭載する金属フレーム161を備える。ワイヤ固定部121aには、駆動ワイヤ145aが固定され、ワイヤ固定部121bには、駆動ワイヤ145bが固定されている。また、第1走査ユニット14の両端部は、ガイドレール136a、136bにそれぞれ摺動可能に支持される。
【0020】
第2走査ユニット15は、両端部にワイヤ固定部122a、122bを有し、ミラー117とミラー118とを支持する金属フレーム122を備える。ワイヤ固定部122aには、プーリ149aが取り付けられ、プーリ149aに駆動ワイヤ145aが掛けられている。ワイヤ固定部122bには、プーリ149bが取り付けられ、プーリ149bに駆動ワイヤ145bが掛けられている。また、第2走査ユニット15の両端部は、ガイドレール137a、137bにそれぞれ摺動可能に支持される。
【0021】
駆動モータ138は、第1走査ユニット14と第2走査ユニット15を駆動するステッピングモータであり、図示しないモータ制御回路によって回転が制御される。駆動モータ138の出力軸の回転は、タイミングベルト144を介して駆動シャフト143に伝達され、駆動シャフト143の両端部に取り付けられた駆動プーリ139a、139bを回転させる。駆動プーリ139a、139bには、駆動ワイヤ145a、145bがそれぞれ巻かれており、さらに駆動ワイヤ145a、145bは、それぞれ第1走査ユニット14と第2走査ユニット15に固定されている。駆動プーリ139a、139bの回転は、駆動ワイヤ145a、145bによって直線運動に変換され、第1走査ユニット14と第2走査ユニット15を副走査方向(矢印A方向)に移動させる。駆動シャフト143、駆動プーリ139a、139bは鋼製であり、駆動ワイヤ145a、145bにはスチールワイヤが用いられる。
【0022】
図3(a),(b)は、この発明に係るスキャナユニットの構成と動作を模式的に示す説明図である。
図3(a)に示すようにスキャナユニット13は、前述のように、原稿載置台11に載置される原稿を照明する照明部162、原稿からの光を受光するCCD17および原稿からの光をCCD17に結像する結像光学系を備える。原稿載置台11は、透明なガラスからなり、矩形板状に形成される。原稿載置台11には、その上面に原稿が載置される。
【0023】
結像光学系は、結像レンズ16と、原稿からの光を結像レンズ16に導くミラー群とを有する。ミラー群は、ミラー116、117、118からなる。照明部162から出射された光は、原稿載置台11に載置された原稿の表面で反射される。原稿の表面から下方に反射した光は、ミラー116で反射され、その後ミラー117、ミラー118で順次反射されて、結像レンズ16に導かれる。ミラー116は、照明部162と共に第1走査ユニット14の金属フレーム161に搭載されている。ミラー117、118は、第2走査ユニット15の金属フレーム122に搭載されている。
【0024】
第1走査ユニット14は、図2に示す駆動系によって駆動され、図3(a)のように走査始端P1から矢印A1の方向(読取方向)に一定の速度Vで移動する。第2走査ユニット15は、前記駆動系によって駆動され、第1走査ユニット14の速度Vに対して2分の1の速度(V/2)で矢印A1の方向に移動する。第1走査ユニット14、第2走査ユニット15の移動に伴って、CCD17に結像する原稿の位置(読取位置)は、図3(b)のように走査始端P1から走査終端P2に移動する。第1走査ユニット14と第2走査ユニット15の移動中、両者の速度比は2:1に保たれるので、原稿面から結像レンズ16に至る光路長が一定に保たれる。これによって、走査始端P1から走査終端P2までの各読取位置で、原稿載置台11上の原稿の画像が、CCD17に結像する。
【0025】
図4は、画像読取装置2の構成を示すブロック図であり、原稿読取装置2は、スキャナユニット13、画像処理部5、記憶部6および通信部8を備える。スキャナユニット13は、前述のように原稿に光を照射し、原稿から反射した光を結像光学系に導いてCCD17で読み取る。CCD17で読み取られた原稿の画像信号は、画像処理部5へ出力される。画像処理部5は、CCD17からの画像信号をA/D変換して画像データに変換し、変換された画像データに色変換処理、フィルタ処理等の画像処理を施すと共に、シェーディング補正を実行する。記憶部(メモリ)6は、画像処理部5が画像データに画像処理を施す際、一時的に処理対象の画像データを記憶する。また、記憶部6は、処理された画像データを画像形成部3へ転送するか、又は、通信部8を介して外部の機器へ転送し終えるまで保持する。通信部8は、画像処理部5を介して記憶部6からの画像データを受領し、外部の機器へ転送する。
【0026】
画像処理部5および通信部8は、例えば、CPUと、CPU実行するプログラムを格納するROM、作業用の記憶領域を提供するRAM、画像処理を行う各ブロックの設定値を記憶する不揮発性メモリ、画像処理用ならびに通信用の回路ブロックを集積したLSIなどを用いた回路で構成することができる。記憶部6は、DRAMや他の方式のメモリ素子で構成することができる。また、記憶部6には、HDDなどの記憶装置を適用することもできる。さらに、前記CPUは、スキャナユニット13の制御部としても機能し、その動作を制御する。
【0027】
図5は、照明部162を示す斜視図である。
図5に示されるように、照明部162は、両端に互いに対向するように設けられた光源部71,72と、対向する光源部71,72の間に延びて光源部71,72から発せられた光を主走査方向(矢印X方向)に拡散させる互いに平行な細長い第1導光板73および第2導光板74を有している。第1および第2導光板73,74は、例えば、断面寸法8mm×9mm、長さ330mmの角棒からなり、その材料としてはアクリル樹脂が用いられる。
【0028】
以下、光源部71,72について説明するが、光源部71,72は互いに同様の構成を有するので、光源部71のみについて説明する。
【0029】
図6に示されるように光源部71は、基板77と、基板77を挟み込んで基板77の両面に接触する第1放熱部材78および第2放熱部材79を備える。
【0030】
第1および第2放熱部材78,79は、いずれも放熱性と熱伝導性に優れたアルミニウムで形成されている。
【0031】
基板11はアルミ製のプリント配線基板またはエポキシ樹脂製のプリント配線基板であり、図11は基板77に実装される電気回路の接続図である。基板77には、図11に示すように、第1および第2発光ダイオード75,76、トランジスタ87、抵抗rおよび比較器86が実装されている。動作時には、第1および第2発光ダイオード75,76と、トランジスタ87と抵抗rとの直列回路に外部から直流電圧が印加される。そして、直列回路に電流iが流れるとき、基準電圧Vref=irとなるよう比較器86とトランジスタ87によりフィードバック制御され、電流iが一定に保持されるようになっている。
【0032】
図7〜図9は、光源部71の構成をさらに詳しく示すための組立て説明図である。
図7に示すように、第1放熱部材78は板状で、貫通孔80a,80bと、貫通孔80a,80bに挿入される固定ボルト81a,81bとを備える。
【0033】
図8に示すように、基板77は貫通孔82a,82bを有すると共に第1発光ダイオード75と第2発光ダイオード76を搭載している。基板77は裏面が第1放熱部材78に接触するように設置され、貫通孔82a,82bには固定ボルト81a,81bが挿入される。
【0034】
図9に示すように、第2放熱部材79はブロック状で、ねじ孔83a,83bと、第1および第2導光板73,74の先端を受入れる凹部79a,79bを有する。第2放熱部材79は、基板77の表面に接触し、かつ、第1および第2発光ダイオード75,76が凹部79a,79bから覗くように設置されると共に、固定ボルト81a,81bがねじ孔83a,33bにねじ込まれる。それによって、基板77は両面から第1および第2放熱部材78,79によって挟まれた状態で強固に締付けられる。
【0035】
このようにして組立てられた光源部71,72の凹部79a,79bには図6に示すようにそれぞれ第1および第2導光板73,74の両端が嵌め込まれ、照明部162として図10に示すように金属フレーム161に固定される。
【0036】
なお、照明部162においては、第1および第2導光板73,74の端が凹部79a,79bによって位置決めされることにより、第1および第2導光板73,74の端面が基板77に搭載された第1および第2発光ダイオード75,76とそれぞれ対向するようになる。これにより、第1および第2発光ダイオード75,76から出射された光が第1および第2導光板73,74に沿って主走査方向にそれぞれ導かれ拡散される。
【0037】
図10に示す照明部162を支持する金属フレーム161は、図2で説明したように、その両端がガイドレール136a,136bにより摺動可能に支持される。そして、金属フレーム161の両端には、ガイドレール136a,136bと接触する接触部材171aと171bが設けられている。接触部材171aと171bは、耐摩耗性と滑り性を有するようにABS樹脂で形成される。
【0038】
従って、光源部71,72の各々において、第1および第2発光ダイオード75,76から発生する熱は、基板77を介して第1および第2放熱部材78,79に伝達されて大気中に発散されると共に、その一部は金属フレーム161および接触部材171a,171bを介してガイドレール136a,136bとフレーム135に伝達されるか、または、駆動ワイヤ145a,145bを介してフレーム135に伝達され、大気中に発散される。
【0039】
図12は、前述の実施形態の変形例を示す図10対応図である。
この変形例では、図12に示すように金属フレーム161が光源部71,72の近傍に、冷却フィン170a,170bを備える。従って、第1および第2発光ダイオード75,76から発生した熱は、基板77、第1および第2放熱部材78,79、金属フレーム161を介して冷却フィン170a,170bに伝達され、大気中に発散される。つまり、第1および第2発光ダイオード75,76の放熱作用がさらに向上し、その温度上昇が効率よく抑制される。なお、この場合、金属フレーム161は、第1および第2放熱部材78,76と、冷却フィン170a,170bを熱的に接続する接続部材として作用する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】この発明に係る画像形成装置の構成説明図である。
【図2】この発明に係るスキャナユニットの斜視図である。
【図3】図2に示すスキャナユニットの構成と動作の説明図である。
【図4】この発明に係る画像読取装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明に係る照明部を示す斜視図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】図6の要部斜視図である。
【図8】図6の要部斜視図である。
【図9】図6の要部斜視図である。
【図10】図2の要部断面図である。
【図11】この発明に係る基板に搭載された部品の電気回路図である。
【図12】この発明の変形例を示す図10対応図である。
【符号の説明】
【0041】
1 画像形成装置
2 画像読取装置
3 画像形成部
4 給紙部
5 画像処理部
6 記憶部
8 通信部
9 切換えゲート
11 原稿載置台
12 両面対応自動原稿送り装置(RADF)
13 スキャナユニット
14 第1走査ユニット
15 第2走査ユニット
16 結像レンズ
17 CCD
【0042】
20 電子写真プロセス部
21 レーザ書き込みユニット
22 感光体ドラム
23 帯電装置
24 現像装置
25 転写装置
27 クリーニング装置
28 定着装置
29 用紙排出路
31 第1カセット
32 第2カセット
33 第3カセット
35 手差しトレイ
38 給紙搬送部
42 再給紙搬送部
【0043】
61 搬送ローラ
62 反転ローラ
63 積載トレイ
71,72 光源部
73 第1導光板
74 第2導光板
75 第1発光ダイオード
76 第2発光ダイオード
77 基板
78 第1放熱部材
79 第2放熱部材
79a,79b 凹部
【0044】
80a,80b 貫通孔
81a,81b 固定ボルト
82a,82b 貫通孔
83a,83b ねじ孔
86 比較器
87 トランジスタ
83a,83b ねじ孔
116 ミラー
117 ミラー
118 ミラー
119 暗箱
121a ワイヤ固定部
121b ワイヤ固定部
122 金属フレーム
122a ワイヤ固定部
122b ワイヤ固定部
【0045】
135 フレーム
135b 底板
136a ガイドレール
136b ガイドレール
137a ガイドレール
137b ガイドレール
138 駆動モータ
139a 駆動プーリ
139b 駆動プーリ
143 駆動シャフト
144 タイミングベルト
145a 駆動ワイヤ
145b 駆動ワイヤ
149a プーリ
149b プーリ
161 金属フレーム
162 照明部
170a 冷却フィン
170b 冷却フィン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端部に光源部を備えて光源部の照射光を原稿に対して主走査方向に拡散させる細長い導光部材と、導光部材を原稿に対して副走査方向に移動させる走査部材からなり、光源部が、基板に搭載された半導体発光素子と、基板に接触する放熱部材とを備える原稿読取装置。
【請求項2】
半導体発光素子が発光ダイオードである請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項3】
放熱部材が金属部材である請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項4】
細長い導光部材は両端部に光源部を有する請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項5】
導光部材は2列に並列配置された一対の棒状導光部材からなる請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項6】
放熱部材は基板を両面から挟む2つの部材から構成される請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項7】
冷却フィンと、前記放熱部材を冷却フィンに熱的に接続する接続部材とをさらに備える請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項8】
走査部材の両端を支持するガイドレールを備える請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項9】
走査部材を駆動する駆動ワイヤを備える請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項10】
請求項1記載の原稿読取装置を備えた画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2010−87809(P2010−87809A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−254134(P2008−254134)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】