説明

受容体チロシンキナーゼとしてのイミダゾ[1,2−A]ピリジン化合物

式(I)の化合物:


はクラス(3)およびクラス(5)受容体チロシンキナーゼによって媒介される疾患の処置に有用な受容体チロシン阻害剤である。本発明の特定の化合物はまた、Pim−1の阻害剤であることも明らかにされている。特定の実施形態においては、イミダゾピリジン化合物はクラス3受容体チロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態においては、化合物は、クラス3受容体チロシンキナーゼPDGFRおよびFLT3の阻害剤である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式Iの化合物:
【化117】

またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Aは、少なくとも1つの窒素原子を有しており、1つ以上のR基で状況に応じて置換された5〜8員のN−結合複素環であり;
Bは、H、CN、OR、Ar、hetAr、C(O)NR、C(O)−hetCyc、CO(1−6Cアルキル)、C(O)NH(1−6Cアルキル)−hetCyc、C(O)(1−6Cアルキル)−hetCyc、SR、SON(1−6Cアルキル)、または(1−6Cアルキル)NR’R”であり;
、R、R、およびRは、別々に、H、F、Cl、CN、Me、Et、イソプロピル、シクロプロピル、C(O)NR’R”、CHOH、またはhetArであり;
1aは、H、F、Cl、CN、Me、またはCFであり;
、R、R、およびRは、別々に、H、F、Cl、CN、またはMeであり;
はそれぞれ、ハロゲン、CN、CF、(1−6C)アルキル、NR、−(1−6Cアルキル)NR、OR、(1−6Cアルキル)OR[状況に応じてアミノで置換されたもの]、C(O)NR、C(O)(CR)NR、NHC(O)R、NHC(O)(CR)NR、NHC(O)NR、(1−6Cアルキル)−hetAr、(1−6Cアルキル)−hetCyc、オキソ、およびCO(1−6Cアルキル)から別々に選択され;
はそれぞれ別々に、H、または(1−6C)アルキルであり;
はそれぞれ別々に、H、(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)OH、(3−6C)シクロアルキル、CHhetAr、(1−6Cフルオロアルキル)、または−(1−6Cアルキル)−O−(1−6Cアルキル)であるか、
あるいは、NRは、OHで状況に応じて置換された4〜6員の複素環を形成し;
はそれぞれ別々に、H、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはアリールであり;
はそれぞれ別々に、(1−6Cアルキル)であり;
およびRはそれぞれ別々に、Hまたは(1−6Cアルキル)であり;
は、H、CF、(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)−(3−6Cシクロアルキル)、(1−6Cアルキル)−O−(1−6Cアルキル)、(1−6Cアルキル)OH、(1−6Cアルキル)−S−(1−6Cアルキル)、(1−6Cアルキル)NR’R”、hetCyc、(1−6Cアルキル)hetCyc、(1−6Cアルキル)アリール、または(1−6Cアルキル)−hetArであり;
は、H、または1−6Cアルキルであり;
は、(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)−O−(1−6Cアルキル)、または(1−6Cアルキル)−OHであり;
は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、または(1−6Cアルキル)−O−(1−6Cアルキル)であり;
およびRは別々に、Hまたは(1−6Cアルキル)であり;
およびRは別々に、Hまたは(1−6Cアルキル)であるか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合した原子と一緒にシクロプロピル環を形成し;
Arは、OH、O−(1−6Cアルキル)、C(O)(1−6Cアルキル)、または(1−6Cアルキル)NR’R”で状況に応じて置換されたアリールであり;
hetCycは、(1−6C)アルキルまたはOHで状況に応じて置換された5〜6員の複素環であり;
hetCycおよびhetCycは別々に、OHもしくは−O(1−6Cアルキル)で状況に応じて置換された5または6員の複素環であり;
hetArおよびhetArは別々に、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、ハロゲン、CN、CF、OCHF、OCF、O(1−6Cアルキル)、O(3−6C)シクロアルキル、およびNR’R”から別々に選択された1個から3個の基で状況に応じて置換された5〜6員のヘテロアリール環であり;
hetArおよびhetArは別々に、5〜6員のヘテロアリール環であり;
hetArは、(1−6C)アルキルで状況に応じて置換された5〜6員のヘテロアリール環であり;そして、
R’およびR”は別々に、Hまたは(1−6C)アルキルである。
【請求項2】
Aが、状況に応じて、(1−6C)アルキル、NR、OR、(1−6Cアルキル)OR、C(O)NR、−(1−6Cアルキル)NR、ハロゲン、CO(1−6Cアルキル)、およびCFから別々に選択された1つ以上のR基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aが、状況に応じて、メチル、NH、NMe、−NHCH(CH)CHF、NHCHCHOCH、−NHCHCHOH、N(CH)CHCHOH、1−アゼチジン−3−オール、OH、CHOH、C(O)NHMe、CHNH、CHCHNMe、F、COMe、およびCFから別々に選択された1つ以上のR基で置換されている、請求項1または2で定義された化合物。
【請求項4】
Aが、状況に応じて、メチル、NH、NHCH(CH)CHF、OH、CHOH、およびFから別々に選択された1つ以上のR基で置換されている、請求項1から3のいずれかで定義された化合物。
【請求項5】
Aが、状況に応じて、F、NH、およびCHOHから別々に選択された1つ以上のR基で置換されている、請求項1から4のいずれかで定義された化合物。
【請求項6】
Aが、状況に応じて置換されたピペリジニル、ピペラジニル、またはピロリジニル環である、請求項1から5のいずれかで定義された化合物。
【請求項7】
Bが、H、CN、OR、hetAr、C(O)NR、およびCO(1−6Cアルキル)より選択される、請求項1から6のいずれかで定義された化合物。
【請求項8】
Bが、H、CN、−O(1−6Cアルキル)−O−(1−6Cアルキル)、−O(1−6Cアルキル)OH、−O(1−6Cアルキル)−(3−6Cシクロアルキル)、−O(1−6Cアルキル)NR’R”、ピリジル環、ピリミジル環、C(O)N(1−6Cアルキル)、およびCO(1−6Cアルキル)より選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
Bが、H、CN、−OCHCHOMe、−OCHCHOH、−OCH(シクロプロピル)、2−ピリジル、3−ピリジル、2−ピリミジル、−OCHCHNH、C(O)NMe、およびC(O)Meより選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
Bが、ORまたはhetArである、請求項1〜6のいずれかで定義された化合物。
【請求項11】
Bが、−O(1−6Cアルキル)−O−(1−6Cアルキル)、O(1−6Cアルキル)−(3−6Cシクロアルキル)、−O(1−6Cアルキル)OH、ピリジル環、およびピリミジル環より選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Bが、−OCHCHOMe、−OCHCHOH、−OCH(シクロプロピル)、2−ピリジル、3−ピリジル、および2−ピリミジルより選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
BがORである、請求項1から6のいずれかで定義された化合物。
【請求項14】
Bが、−O(1−6Cアルキル)−O−(1−6Cアルキル)、O(1−6Cアルキル)−(3−6Cシクロアルキル)、−O(1−6Cアルキル)OHより選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
Bが−OCHCHOMeである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
1aが、H、F、またはCFである、請求項1から15のいずれかで定義された化合物。
【請求項17】
が、HまたはFである、請求項1から16のいずれかで定義された化合物。
【請求項18】
が、H、メチル、またはオキサゾリルである、請求項1から17のいずれかで定義された化合物。
【請求項19】
、R、R、およびRがそれぞれ水素である、請求項1から18のいずれかで定義された化合物。
【請求項20】
およびRがそれぞれ水素である、請求項1から19のいずれかで定義された化合物。
【請求項21】
請求項1から20のいずれか1項で定義された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体を含む、薬学的組成物。
【請求項22】
ガンの処置での使用のための、請求項1から20のいずれか1項で定義された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項23】
線維症の処置での使用のための、請求項1から20のいずれか1項で定義された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項24】
哺乳動物におけるクラス3および/またはクラス5受容体チロシンキナーゼによって媒介される症状の処置方法であって、該哺乳動物に対して、治療有効量の請求項1から20のいずれか1項で定義された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与する工程を含む、方法。
【請求項25】
前記症状がガンである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記症状が線維症である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
以下の工程を含む請求項1に記載の化合物の調製のためのプロセス:
(a)式II:
【化118】

(式中、Lは離脱原子または離脱基を表す)を有する対応する化合物を、式HNR1011(式中、NR1011が、1つ以上のR基で状況に応じて置換された5〜8員の複素環を形成する)を有する化合物と、パラジウム触媒とリガンドを使用して塩基の存在下でカップリングさせる工程;または、
(b)BがORである式Iの化合物については、式III:
【化119】

を有している対応する化合物を、式R−L(式中、Lは、脱離原子または脱離基を表す)の化合物と、塩基の存在下で反応させる工程;または
(c)BがORである式Iの化合物については、式IIIを有している対応する化合物を、式R−OHを有している化合物と、カップリング試薬の存在下で反応させる工程;または
(d)Aが:
【化120】

であって、式中、nが1〜3であり、pが0〜4であり、Rが水素以外であり、そしてRが式Iにおいて定義されたとおりである式Iを有している化合物については、式IV:
【化121】

を有している対応する化合物を、式RC(=O)R(式中、Rが水素以外である)を有する化合物と反応させ、続いて、還元剤で処理する工程;または
(e)Aが:
【化122】

であり、式中、nが1〜3であり、pが0〜4である式Iの化合物については、式V:
【化123】

を有している対応する化合物を、式HNRを有している化合物と反応させ、続いて、還元剤で処理する工程;または
(f)B基が式−O(1−6Cアルキル)NHを有している式Iの化合物については、式VI:
【化124】

(式中、mが1〜6の整数である)を有する対応する化合物をヒドラジンと反応させる工程;または、
(g)B基が式−O(CHCH)OHを有している式Iの化合物については、式:
【化125】

を有している対応する化合物を脱メチル化させる工程;および
任意の保護基を除去し、所望される場合には塩を形成させる工程。

【公表番号】特表2010−522765(P2010−522765A)
【公表日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−501214(P2010−501214)
【出願日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際出願番号】PCT/US2008/058385
【国際公開番号】WO2008/121687
【国際公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】