説明

受胎障害治療用のFSH受容体アゴニストとしての(ジヒドロ)イミダゾイソ(5,1−A)キノリン

本発明は、イミダゾイソ[5,1−a]キノリンおよび一般式(1)の5,6−ジヒドロ−イミダゾイソ[5,1−a]キノリン誘導体またはそれらの薬学的に許容できる塩に関する。該化合物は不妊症治療に使用できる。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

(式中、
C5−C6結合は飽和もしくは不飽和のいずれかであり;
はフェニルもしくは(2−5C)ヘテロアリールであり、両基はR13から選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−6C)アルキル、ハロゲン、シアノ、(2−6C)アルケニル、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルキル、(5−6C)シクロアルケニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルもしくは(2−5C)ヘテロシクロアルケニルであり;
は(ジ)[(1−6C)アルキル]アミノであり、ヒドロキシで任意に置換され、またはRは、
【化2】

から選択される基であり、またはRは(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ(1−4C)アルキルであり、または
は(2−6C)ヘテロシクロアルキル、(2−6C)ヘテロシクロアルキル(1−4C)アルキルであり、この(2−6C)ヘテロシクロアルキル部分は(1−4C)アルキルカルボニルもしくは(3−6C)シクロアルキルカルボニルで任意に置換されてもよく、
はピロリジン−1−イル、アゼピン−1−イル、1,4−オキサゼピン−1−イルであり、全て1以上の(1−4C)アルキル置換基で任意に置換され、
は、H、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル、ヒドロキシまたは(2−4C)アルケニルであり;
は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、(2−6C)アルキニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロシクロアルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニル、(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、(2−5C)ヘテロアリールカルボニルアミノ、ホルミル、シアノ、ニトロ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボキシ、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニルアミノ、(1−6C)アルキルチオもしくは(1−4C)アルキルスルホニルアミノであり、または
は、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシもしくは(2−6C)アルケニルであり、全てハロゲン、ヒドロキシ、アミン、アジド、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノもしくは(1−4C)アルキルカルボニルアミノから選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−5C)ヘテロアリール、フェニル、(2−5C)ヘテロアリールオキシもしくはフェノキシであり、全てR14から選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、ヒドロキシ、アミノ、(2−5C)ヘテロシクロアルキルもしくは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノで任意に置換され、または
は、2つの隣接位で共にフェニル置換され、縮合O−(CH−O環を表し、式中、mは1もしくは2であり;
10は、H、メトキシ、ハロゲンもしくはメチルであり;
11は、H、(1−4C)アルキルもしくは(2−4C)アルケニルであり;
12は、(1−4C)アルキルカルボニルまたは(3−6C)シクロアルキルカルボニルであり、両基はR15から選択される1以上の置換基で任意に置換され;
13は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルチオもしくは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノであり;
14は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルチオ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(2−5C)ヘテロアリール、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(1−4C)アルキルカルボニルアミノもしくは(1−4C)アルキルスルホニルであり、または
14は、(1−4C)アルキルもしくは(1−4C)アルコキシカルボニルで任意に置換される(2−5C)ヘテロシクロアルキルであり;ならびに
15は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルチオまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノである)
の(ジヒドロ)イミダゾイソ[5,1−a]キノリン化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項2】
はフェニルまたは(2−5C)ヘテロアリールであり、両基はR13から選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は(1−6C)アルキル、ハロゲン、シアノ、(2−6C)アルケニル、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルキル、(5−6C)シクロアルケニルであり;ならびに
は、(ジ)[(1−6C)アルキル]アミノであり、ヒドロキシで任意に置換され、または
は、
【化3】

から選択される基であり、または
は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ(1−4C)アルキルであり、または
は、(2−6C)ヘテロシクロアルキル(1−4C)アルキルであり、この(2−6C)ヘテロシクロアルキル部分は、(1−4C)アルキルカルボニルもしくは(3−6C)シクロアルキルカルボニルで任意に置換されてもよく、または
は、ピロリジン−1−イル、アゼピン−1−イル、1,4−オキサゼピン−1−イルであり、全て1以上の(1−4C)アルキル置換基で任意に置換され、
は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、(2−6C)アルキニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロシクロアルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニル、(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、(2−5C)ヘテロアリールカルボニルアミノ、ホルミル、シアノ、ニトロ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボキシ、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニルアミノ、(1−6C)アルキルチオもしくは(1−4C)アルキルスルホニルアミノであり、または
は、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシもしくは(2−6C)アルケニルであり、全て、ハロゲン、ヒドロキシ、アミン、アジド、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、もしくは(1−4C)アルキルカルボニルアミノから選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−5C)ヘテロアリール、フェニル、(2−5C)ヘテロアリールオキシもしくはフェノキシであり、全てR14から選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、ヒドロキシ、アミノ、(2−5C)ヘテロシクロアルキルもしくは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノで任意に置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
はフェニルもしくは(2−5C)ヘテロアリールであり、両基はR13から選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−6C)アルキルであり、
は、(ジ)[(1−6C)アルキル]アミノであり、ヒドロキシで任意に置換され、または
は、
【化4】

から選択される基であり、または
はピロリジン−1−イルであり、1以上の(1−4C)アルキル置換基で任意に置換され、
は、H、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシもしくは(2−4C)アルケニルであり;
は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、(2−6C)アルキニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロシクロアルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニル、(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、(2−5C)ヘテロアリールカルボニルアミノ、もしくは(1−6C)アルキルチオであり、または
は、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシもしくは(2−6C)アルケニルであり、全てハロゲン、ヒドロキシ、アミン、アジド、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、もしくは(1−4C)アルキルカルボニルアミノから選択される1以上の置換基で任意に置換され、
は、(1−5C)ヘテロアリール、フェニル、フェニルオキシもしくは(2−5C)ヘテロアリールオキシであり、全てR14から選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、ヒドロキシ、アミノ、(2−5C)ヘテロシクロアルキルもしくは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノで任意に置換され、または
は、2つの隣接位で共にフェニル置換され、ジオキソメチレンを表し、
10はHもしくはハロゲンであり;
11は(1−4C)アルキルもしくは(2−4C)アルケニルであり;
12は(1−4C)アルキルカルボニルもしくは(3−6C)シクロアルキルカルボニルであり;
13はハロゲンであり、ならびに
14は、アミノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(2−5C)ヘテロアリール、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(1−4C)アルキルカルボニルアミノ、もしくは(1−4C)アルキルスルホニルであり、または
14は、(1−4C)アルコキシカルボニルで任意に置換される(2−5C)ヘテロシクロアルキルである、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、(2−6C)アルキニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロシクロアルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニル、(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニル、(2−5C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、(2−5C)ヘテロアリール−カルボニルアミノ、もしくは(1−6C)アルキルチオであり、または
は、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシもしくは(2−6C)アルケニルであり、全てハロゲン、ヒドロキシ、アミン、アジド、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、もしくは(1−4C)アルキルカルボニルアミノから選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−5C)ヘテロアリールもしくはフェニルであり、両基はR14から選択される1以上の置換基で任意に置換され、または
は、(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、ヒドロキシ、アミノ、(2−5C)ヘテロシクロアルキルもしくは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノで任意に置換される、請求項1から請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
C5−C6結合が飽和である、請求項1から請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が(2−5C)ヘテロアリールである、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
がチエン−2−イルまたはチアゾル−5−イルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
がチエン−2−イルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
が、(ジ)[(1−6C)アルキル]アミノ、
【化5】


もしくはピロリジン−1−イルであり、1以上の(1−4C)アルキル置換基で任意に置換される、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
12が(3−6C)シクロアルキルカルボニルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
が(1−4C)アルコキシである、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
は、ヒドロキシルで任意に置換される(1−6C)アルコキシ;(1−6C)アルキル;(1−4C)アルケニル;(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニル;(2−5C)ヘテロシクロアルキルで任意に置換される(1−6C)アルキルカルボニルアミノ;またはR14から選択される1以上の置換基で任意に置換される(1−5C)ヘテロアリールもしくはフェニルである、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
14が、アミノ、ハロゲン、シアノ、(1−4C)アルキル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(2−5C)ヘテロアリール、(1−4C)アルキルカルボニルアミノ、もしくは(2−5C)ヘテロシクロアルキルールである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
10がHである、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
14は、アミノ、ハロゲン、シアノ、(1−4C)アルキル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(2−5C)ヘテロアリール、(1−4C)アルキルカルボニルアミノもしくは(2−5C)ヘテロシクロアルキルである、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
はチエン−2−イルであり、Rは(ジ)[(1−6C)アルキル]アミノであり、ならびにRは(1−4C)アルコキシである、請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
がメトキシである、請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
受胎障害の治療に使用する請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項19】
請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩および1以上の薬学的に許容できる賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項20】
治療に使用する請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
受胎障害治療用の薬剤を製造するための請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容できる塩の使用。

【公表番号】特表2012−528105(P2012−528105A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512338(P2012−512338)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【国際出願番号】PCT/EP2010/057134
【国際公開番号】WO2010/136438
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(512059936)エム・エス・ディー・オス・ベー・フェー (24)
【Fターム(参考)】