説明

可変静電容量を有するプラズマ処理システムのための方法および装置

【課題】プラズマ処理チャンバ内の基材を処理する方法が提供される。
【解決手段】基材306は、チャック308の上方に配置され、エッジリング316によって囲まれる。エッジリングは、チャックから電気的に絶縁される。方法は、RF電力をチャックに提供することを含む。また、方法は、可変静電容量装置を提供することを含む。可変静電容量装置は、エッジリングにRF結合を提供するためにエッジリングに結合されて、エッジリングにエッジリング電位を持たせる。方法は、さらに、基材を処理するためにプラズマ処理チャンバ内でプラズマを発生することを含む。基材を処理する間に可変静電容量装置がエッジリング電位を基材のDC電位に動的な同調を可能ならしめるように構成されて、基材が処理される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
半導体産業の成長はプラズマ処理の進歩によって推進されてきた。半導体は競合性が極めて激しいため、デバイスメーカは生産量を最大化して基材で利用可能な表面積を効果的に利用したいものと考えられる。基材のプラズマ処理中、処理されているデバイスについて高い生産量を確保するために、複数のパラメータを制御しなければならない場合がある。欠陥デバイスの一般的原因は、基材処理中の均一性の欠如である。均一性に影響を与える可能性のある要因は、基材のエッジ効果である。欠陥デバイスのもう一つの原因は、輸送中に一つの基材の背面から別の基材に剥がれ落ちるポリマ副生成物に起因するものであろう。
【0003】
現在の製造技術は、より高性能のデバイス、基材の形状をさらに縮小するための重圧、ならびにより新しい最適化された基材素材の実装に対する要求を抱えている。たとえば、より大きい基材(たとえば、>300mm)の中心からエッジまでの均一性を維持し、あるいは結果を処理することは次第に困難になってきている。一般に、所与の形状では、エッジに近い基材上のデバイスの数は基材のサイズが大きくなるにつれて増加する。同様に、所与の基材サイズでは、エッジに近い基材上のデバイスの数はデバイスの形状サイズが減少するにつれて増加する。たとえば、多くの場合、基材上のデバイスの総数の20%以上が基材の周辺の近くにある。
【0004】
図1は、単一ホット・エッジ・リングを有する容量結合されたプラズマ処理システムの簡略図を示す。一般に、RF発生器112は、容量性結合を介してプラズマを発生するとともにプラズマ密度を制御するために使用される。一定のエッチングアプリケーションでは、上電極を接地して下電極にRFエネルギを供給する必要があろう。
【0005】
一般に、適切な一組のガスが上電極102の入口から流入される。ガスは、その後、給電電極としての機能も果たす静電チャック(ESC)108表面のホット・エッジ・リング(HER)116(たとえば、Siなど)とともに設置された半導体基材やガラス板などの基材106の露出領域を処理(たとえば、エッチングまたは蒸着)するように、イオン化されてプラズマ104を形成する。
【0006】
ホット・エッジ・リング116は、一般に、ESC108上の基材106の位置決めと、プラズマのイオンによる損傷から基材自体によって保護されない下層部品の遮蔽とを含む、多くの機能を実行する。ホット・エッジ・リング116は、図1に示されるように、基材106のエッジの下方かつ周囲に配置される。ホット・エッジ・リング116は、さらに結合リング114(たとえば、石英など)の上に位置してもよく、さらに結合リング114は、一般に、チャック108からホット・エッジ・リング116への電流路を提供するように構成される。
【0007】
図1に示されるように、石英スリーブ126が結合リング114から突き出るように構成され、HER116をESC108から絶縁してESCアセンブリ108および110からHER116への直接のRF結合を最小化にする。ESCアセンブリ108および110へのHER116のRF結合は、結合リング114によって提供される。石英スリーブ126および結合リング114は、単一部品であってもよく、2つの別部品であってもよい。
【0008】
図1の例では、絶縁体リング118および120は、ESC108と接地リング122を絶縁するように構成される。石英カバー124は、接地リング122の上に配置される。結合リング114の素材は、ESC108からHER116へのRF結合を最適化するために、石英または他の適切な素材であってもよい。たとえば、石英を結合リング114として採用して、HER116へのRF結合を最小化してもよい。別の例では、結合リング114としてアルミニウムを採用してHER116へのRF結合を増加してもよい。
【0009】
電場、プラズマ温度、およびプロセス化学からの負荷効果など、基材のエッジ効果によって、基材エッジの近くのプロセスの結果は、プラズマ処理中に基材の残りの(中心)領域と異なるだろう。たとえば、基材106エッジの周囲の電場は、RF結合からHER116までの変化に起因して変化するだろう。プラズマシースの等電位線は崩壊して、基材エッジの周囲に不均一なイオン角度分布を生じるだろう。
【0010】
一般に、プロセスの均一性と垂直エッチングプロファイルを維持するために、電場は基材の全表面にわたって実質的に一定に保たれることが望ましい。プラズマ処理中、基材106とHER116とのRF結合バランスを設計によって最適化して、プロセスの均一性および垂直エッチングを維持しうる。たとえば、HER116へのRF結合を最大RF結合が得られるように最適化して、均一なエッチングを得てもよい。ただし、プロセスの均一性を維持するためのRF結合バランスは、傾斜エッジのポリマ蒸着に負担がかかるだろう。
【0011】
エッチングプロセス中、ポリマ副生成物(たとえば、フッ素化ポリマなど)が基材背面および/または基材エッジ周辺に生じることは一般的であろう。フッ素化ポリマは、一般に、化学エッチング、またはフッ化炭素エッチングプロセス中に蒸着されたポリマ副生成物に事前に暴露されたフォトレジスト素材からなる。一般に、フッ素化ポリマは、Cの化学反応式を有する物質であり、ここでx、zは0よりも大きい整数であり、yは0よりも大きいかまたは0に等しい整数である(たとえば、CF、C、CH、C、Cなど)。
【0012】
しかし、複数の異なるエッチングプロセスの結果として、連続的なポリマ層がエッジ領域に蒸着されると、一般に強力で粘着性のある有機結合がいずれは弱くなり、輸送中に剥がれたり別の基材上に剥がれ落ちることが多い。たとえば、基材は、しばしばカセットと呼ばれる実質的に清浄な容器を介してプラズマ処理システム間で組として一般に移動される。より高い場所に位置する基材が容器内で別の場所に移されると、ポリマ層の一部はダイが存在するより低い場所の基材上に落ち、デバイスの生産量に影響を与えるだろう。
【0013】
図2は、一組のエッジポリマが平面的な背面に蒸着されている基材の簡略図を示す。前述のように、エッチングプロセス中、ポリマ副生成物(エッジポリマ)が基材上に生じることは一般的であるかもしれない。この例では、ポリマ副生成物は、平面的な背面、すなわち、プラズマから離れた基材の面に蒸着されている。たとえば、ポリマの厚さは、約70°で約250nm(202)、約45°で270nm(204)、および0°で約120nm(206)である。一般に、ポリマの厚さが大きくなると、ポリマの一部が除去されて、別の基材またはチャックに落ちる確率が高くなり、生産量に影響を与えるだろう。
【0014】
たとえば、HER116へのRF結合を最小限のRF結合になるように最適化して、傾斜エッジへのポリマ副生成物の蒸着を抑制しうる。しかし、傾斜エッジポリマ蒸着を最小化するためのRF結合バランスは、基材エッジにおけるプロセス均一性を維持するために負担がかかるだろう。
【0015】
したがって、前述された先行技術の方法は、RF結合に関して一定の値が得られる固定化された形状および/または素材を有するように最適化されたホット・エッジ・リングを必要としよう。したがって、エッジの均一性を最適化するか、あるいは傾斜エッジのポリマ堆積物を最適化するかをトレードオフするために、ホット・エッジ・リングと基材の間でRF結合のバランスを取る必要があろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、ある実施形態において、プラズマ処理チャンバ内で基材を処理する方法に関する。基材は、チャックの上方に配置されてエッジリングによって囲まれる。エッジリングは、チャックから電気的に絶縁される。方法は、RF電力をチャックに提供することを含む。また、方法は、可変静電容量装置(tunable capacitance arrangement)を提供することを含む。可変静電容量装置は、RF結合をエッジリングに提供するためにエッジリングに結合されて、エッジリングにエッジリング電位を持たせる。方法は、さらに、基材を処理するようにプラズマ処理チャンバ内でプラズマを発生することを含む。基材を処理する間、可変静電容量装置がエッジリング電位を基材のDC電位に動的な同調を可能ならしめるように構成されながら、基材は処理される。
【0017】
上記の要旨は、本明細書に開示された本発明の多くの実施形態の一つのみに関し、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明の範囲は本明細書の特許請求の範囲に記述される。本発明の上記特徴およびその他の特徴を、本発明の詳細な説明において以下の図と関連付けて以下でさらに詳しく説明する。
【0018】
本発明は、添付図面の図において、限定としてではなく例として示され、同様の参照数字は類似の要素を表す。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】単一ホット・エッジ・リングを有する容量結合されたプラズマ処理システムの簡略図を示す。
【図2】一組のエッジポリマが平面的な背面に蒸着されている基材の簡略図を示す。
【図3】本発明の実施形態に従って、可変静電容量を提供するために密封されたキャビティを有する結合リングアセンブリで構成される容量結合されたプラズマ処理システムの簡略図を示す。
【図4】本発明の実施形態に従って、DCリレースイッチで構成されている複数周波数の容量結合されたプラズマ処理システムを示す。
【図5A】本発明の実施形態に従って、機械コンデンサ装置で構成されている複数周波数の容量結合されたプラズマ処理システムを示す。
【図5B】本発明の実施形態に従って、可変コンデンサ装置に採用されるカットアウトで構成されている同心リングの上面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明を、ここで添付図面に示されるような本発明のいくつかの実施形態を参照して詳しく説明する。以下の説明では、本発明の十分な理解を与えるために数多くの詳細情報を記述する。ただし、本発明はこれらの詳細情報の一部または全部を含まずに実施されてもよいことは当業者にとって明らかであろう。他の例では、本発明が不必要に分かりにくくならないように周知の工程段階および/または構造を詳しく説明していない。
【0021】
方法および技術を含む様々な実施形態を後述する。本発明は本発明による技術の実施形態を実施するコンピュータ可読命令が記憶されるコンピュータ可読媒体を含む製品を包含してもよいことに留意すべきである。コンピュータ可読媒体は、たとえば、半導体、磁気、光磁気、光、またはコンピュータ可読コードを記憶するその他の形態のコンピュータ可読媒体を含んでもよい。さらに、本発明は、本発明の実施形態を実施する装置を包含してもよい。このような装置は、本発明の実施形態に関するタスクを実行するための専用および/またはプログラマブル回路を含んでもよい。このような装置の例として、適切にプログラムされるときの汎用コンピュータおよび/または専用コンピュータデバイスが挙げられ、本発明の実施形態に関する様々なタスクに適合されたコンピュータ/コンピュータデバイスおよび専用/プログラマブル回路の組合せを含んでもよい。
【0022】
本発明の実施形態に従って、プラズマ処理パラメータの制御を強化するためにプラズマ処理システムを構成する方法および装置が提供される。本発明の実施形態は、ホット・エッジ・リングにRF結合用の可変静電容量装置を提供して基材とホット・エッジ・リングの間に所望の電位差を生成することを含む。したがって、所与のプラズマプロセスに対するプラズマシースの等電位線は、基材の傾斜エッジからのポリマ副生成物のクリーニングを犠牲にせずに基材エッジにおける均一なエッチングを実現するように最適化されよう。
【0023】
本発明の一つ以上の実施形態において、結合リングアセンブリは、上結合リングおよび下結合リングで構成されうる。ある実施形態において、上結合リングおよび下結合リングは、密封(ハーメチックシール)を形成するように結合されうる。密封された結合リングアセンブリの内側にはキャビティ(中空)が配置され、密封されたキャビティは、ある実施形態において、キャビティ内およびキャビティ外に誘電材料を輸送するための入口および出口で構成されうる。ある実施形態において、結合リングアセンブリの静電容量は、密封されたキャビティの内側の誘電材料を変えることによって変更して、ホット・エッジ・リング上部の領域における電気的特性に影響を与えるようにしてもよい。したがって、プラズマ処理中に、結合リングの静電容量は、基材とホット・エッジ・リングの電位差を最小にするように調整して、基材の均一なエッチングを実現しうる。同様に、結合リングの静電容量は、基材とホット・エッジ・リングの電位差を最大にするように調整して基材の傾斜エッジクリーニングを実施しうる。
【0024】
ある実施形態において、HERは接触フットで構成されうる。ある実施形態において、シャフトの上方に可動コネクタを配置してコネクタを上下に移動して接触フットと接触させうる。シャフトは、本発明の実施形態に従って、ストラップによってESC下電極にRF結合されうる。ある実施形態において、プラズマ処理中に、コネクタは、上下に移動して接触フットと接触し、機械スイッチ、すなわち、DCリレースイッチとして作用してESC下電極からHERへのRF結合をオン/オフしうる。したがって、コネクタとフットが接触しているとき、HERへのRF結合はエッチングが均一になるように最適化されよう。一方、コネクタとフットの間に接触がないとき、HERへのRF結合は傾斜エッジクリーニングのために最小限に抑えられよう。
【0025】
ある実施形態において、下ホット・エッジ・リングは、下方に突き出る可能性のある第1のプレートで構成されよう。下ホット・エッジ・リングは、HERの下方に配置され、そうすると、ある実施形態において、プラズマに暴露されないだろう。別の実施形態において、第1のプレートは、下ホット・エッジ・リングを採用せずにHERに直結されてもよい。本発明の実施形態に従って、第1のプレートは、第2のプレートと平行であるように構成されて第1のプレートと第2のプレートとの間に空隙を有する機械コンデンサ装置を形成しうる。ある実施形態において、第2のプレートは、複数のストラップによって下ESC電極にRF結合されうる。プラズマ処理中に、機械コンデンサ装置の静電容量は、ある実施形態において、第1のプレートに対して第2のプレートを移動することによって動的に調整されて二つのプレート間の重なり面積が変更されうる。したがって、ESC下電極からHERへのRF結合は、機械コンデンサ装置によって動的に調整されうる。
【0026】
別の実施形態において、機械コンデンサ装置は、複数の同心リングから構成されよう。ある実施形態において、同心リングは、複数のカットアウト(切り抜き)とカットアウトを隔てる複数のセクションとで構成されよう。最適なRF結合に対する所定の要求に応じて、各カットアウトおよび/または各セクションは、ある実施形態において、同じか、あるいは異なる形状で構成されてもよい。ある実施形態において、各々が複数のカットアウトを有する二つの同心リングがホット・エッジ・リングの下方に配置されうる。同心リングは、ある実施形態において、空隙によって隔ててコンデンサ装置を形成しうる。プラズマ処理中に、同心リングコンデンサ装置の静電容量を動的に調整して、ESCアセンブリからHERへのRF結合を変えうる。
【0027】
本発明の特徴および長所は、以下の図および議論を参照するとよりよく理解されるかもしれない。図3は、本発明の実施形態に従って、可変静電容量を提供するために密封されたキャビティを有する結合リングアセンブリで構成されている、容量結合されたプラズマ処理システム300の簡略図を示す。
【0028】
プラズマ処理システム300は、単一、二、または三周波数RF容量性放電システムであってもよい。ある例では、無線周波数は、たとえば、2MHz、27MHz、および60MHzを含んでもよいが、これらに限定されない。プラズマ処理システム300は、静電チャック(ESC)308の上方に配置されている基材306を含むように構成されうる。ESC308は、給電電極としても働き、ESC下電極310の上方に配置される。
【0029】
たとえば、基材306が処理されている状況を考えてみよう。プラズマ処理中に、接地までの経路(図を簡略化するために図示せず)を有する複数周波数RF発生器312は、RF整合回路網(図を簡略化するために図示せず)を介して低RFバイアス電力をESC下電極310に供給しうる。RF発生器312からのRF電力は、ガス(図を簡略化するために図示せず)と相互作用して上電極302と基材306との間のプラズマ304を点火しうる。プラズマは、基材306をエッチングしかつ/または基材306に素材を蒸着して電子デバイスを形成するために採用されよう。
【0030】
図3に示されるように、一定のエッチングアプリケーション(適用)では、上電極302をRF電力が供給される下電極に対して接地しなければならない。RF電力は、2MHz、27MHz、および60MHzの少なくとも一つである。さらに他のエッチングアプリケーションでは、同様のRF周波数を用いて上電極と下電極の両方にRF電力を供給しなければならない。
【0031】
図3の実施において、絶縁体リング318および320は、ホット・エッジ・リング(HER)316と接地リング322の間を絶縁するように構成される。石英カバー324が接地リング322の上に配置される。HER316は、さらに、結合リングアセンブリ314の上にある。結合リングアセンブリ314は、ESCアセンブリ、たとえば、ESC308およびESC下電極310からHER316へのRF結合を提供するために、アルミニウムやグラファイトなどの導電素材から作られよう。
【0032】
結合リングがモノリシック構造(一体構造)である先行技術とは対照的に、結合リングアセンブリ314は、本発明の実施形態に従って、上結合リング314a、下結合リング314b、およびキャビティ330で構成される。ある実施形態において、キャビティ330は、結合リングアセンブリの内側で密封されている。本明細書で採用される「密封」という用語は、ガスや液体がキャビティに出入りするのを阻止することを意図するものである。
【0033】
ある実施形態において、キャビティ330は、上結合リング314aと下結合リング314bの接合部分332にOリングを採用し配置することによって密封されうる。あるいは、密封の他の形成手段、たとえば、抵抗溶接、半田シールおよび/またはガラスシールを採用して結合リングアセンブリとして採用されている素材を適合してもよい。
【0034】
理論に縛られたくはないが、結合リングアセンブリ314の静電容量を変えると、HER316の上面のRF電圧が対応して変化することになると本発明者らは本明細書において考えている。たとえば、静電容量が結合リングアセンブリを通じて増加すると、結合リングアセンブリのインピーダンスが減少してHERの上面のRF電圧が上昇することになる。したがって、HERの上方の領域で高いプラズマ密度が発生するだろう。
【0035】
他方、たとえば、結合リングアセンブリの静電容量が減少すると、インピーダンスが減少してHERの上面のRF電圧が低下することになろう。したがって、HER上方の領域におけるプラズマ密度が小さくなるだろう。
【0036】
本発明の実施形態に従って、図3は、密封されたキャビティ330、入口チャネル326、および出口チャネル328を有する結合リングアセンブリ314を示す。ある実施形態においいて、入口チャネル326および出口チャネル328は、誘電材料を密封されたキャビティ330の内外に輸送するように構成される。したがって、結合リングアセンブリ314の静電容量は、ある実施形態において、キャビティ330内側の誘電材料を変えることによって変更されうる。
【0037】
誘電材料は、固体、液体、またはガスであってもよい。たとえば、空気、窒素、鉱油、ヒマシ油、水、グリセロールなどの誘電材料が、ある実施形態において、所定の静電容量を実現するために採用されてもよい。
【0038】
ある実施形態において、誘電材料をキャビティ330の内外に輸送するための制御は、能動、受動のいずれの流量制御システムであろう。能動流量制御システムにおいて、キャビティ330内および/キャビティ330外に流れる誘電材料は、動的に制御されうる。たとえば、誘電材料は、プラズマ処理中に所定の流速でキャビティを流れてもよい。受動流量制御システムの別の例では、所望量の誘電材料がキャビティ330に流入されうる。ただし、受動流量制御システムでは、誘電材料がプラズマ処理中にキャビティ330を動的に流されることはない。
【0039】
たとえば、プラズマ処理中に基材306の均一なエッチングが望まれる状況を考えてみよう。ある例では、ある実施形態に従って、第1の誘電材料を、結合リングアセンブリ314に所定の静電容量を与えるように選択してESCアセンブリからHER316へのRF結合を最適化し、基材306上方のRFシース電圧(V基材)の領域に対して基材エッジリング316上方のRFシース電圧(Vエッジリング)の領域で同様のプラズマシースを実現して、最小の電位差(V基材−Vエッジリング)を生成しうる。したがって、所与のプラズマプロセスに対するプラズマシースの等電位線は、基材306のエッジに対するイオン衝撃を真っ直ぐに保つように最適化される。基材306のエッジにおける垂直イオン衝撃は、プラズマ処理中の基材の中心とエッチングされたパターンの垂直プロファイルとに対して均一なエッチングを保証するだろう。
【0040】
あるいは、ある実施形態に従って、第2の誘電材料を、結合リングアセンブリ314に所定の静電容量を与えるように選択して、ESCアセンブリからHER316へのRF結合を最小化して、基材306上方のRFシース電圧(V基材)の領域に対して基材エッジリング316上方のRFシース電圧(Vエッジリング)の領域で異なるプラズマシースを実現して、最大の電位差(V基材−Vエッジリング)を生成しうる。
【0041】
基材306とHER316の高い電位差に起因して、基材306の傾斜エッジでアーク放電が発生する。通常、アーク放電は、望ましくない無制御の事象である。しかし、基材の傾斜エッジにはデバイスがない。したがって、アーク放電、すなわち、基材306の傾斜エッジ表面のマイクロエクスプロージョン(微小な爆発)は、本発明の実施形態に従って、基材の傾斜エッジに堆積されたポリマ副生成物を除去するためのクリーニング機構として望ましい。
【0042】
先行技術では、結合リングはモノリシック構造であり、HERへのRF結合は基材エッジの均一なエッチングと傾斜エッジのポリマ副生成物の堆積物とのバランスを取るように最適化される。先行技術の方法と違って、結合リングアセンブリの静電容量は、結合リングアセンブリのキャビティの内側に所定の誘電材料を有することによって同調(変更)可能である。したがって、基材の多段階プラズマ処理において、ホット・エッジ・リングに関する電気的特性は、エッチングステップ中の均一なエッチングと、クリーニングステップ中のポリマ副生成物堆積物の傾斜エッジクリーニングとを実現するように調整されうる。
【0043】
図4は、本発明の実施形態に従って、DCリレースイッチで構成されている複数周波数の容量結合されたプラズマ処理システム400を示す。プラズマ処理システム400は、接地された上電極402、基材406、静電チャック(ESC)408、ESC下電極410、絶縁体リング418および420、接地リング422、ならびに石英カバー424を含むように構成される。
【0044】
たとえば、基材406が処理されている状況を考えてみよう。プラズマ404は、ガス(図を簡略化するために図示せず)がRF電力発生器412からのRF電力と相互作用するとき発生しうる。プラズマ404は、基材406をエッチングかつ/または基材406に素材を蒸着して電子デバイスを形成するように採用されよう。
【0045】
前述のように、電場、プラズマ温度、およびプロセス化学からの負荷効果など、基材エッジ効果が原因で、基材エッジの近くのプロセスの結果が基材の残りの(中心)領域とは異なる。たとえば、プラズマシースの等電位線は崩壊して、基材エッジの周囲に不均一なイオン角度分布を生じるだろう。
【0046】
図4の実施において、HER416は、結合リング414の上方の基材406でエッジの周囲に配置される。ある実施形態において、HER416は、接触フット426で構成されうる。本発明の実施形態に従って、可動コネクタ428が上および/または下に移動するようにシャフト430の上方に配置される。ある実施形態において、シャフト430は、ストラップ432によってESC下電極410とのRF結合を実現するように構成される。コネクタ428を上および/または下に移動することによって、コネクタ428は、ある実施形態において、接触フット426と物理的に接触して、機械スイッチ、すなわち、DCリレースイッチとして作用し、ESC下電極410からHER416へのRF結合をオンまたはオフしうる。
【0047】
ある実施形態において、HER416へのRF結合を、基材406とHER416の間に最小電位差(V基材−Vエッジリング)を提供するように最適化して、コネクタ428が上に移動して接触フット426と物理的に接触するとき基材のエッジで均一なエッチングを実現しうる。
【0048】
別の実施形態において、HER416へのRF結合を、基材406とHER416の間に最大電位差(V基材−Vエッジリング)を提供するように最小化して、コネクタ428が接触フット426と接触しないように下に移動されるとき基材の傾斜エッジに堆積されたポリマ副生成物を除去しうる。
【0049】
先行技術では、HERへのRF結合は基材エッジの均一なエッチングと傾斜エッジのポリマ副生成物の堆積物とのバランスを取るように最適化される。先行技術の方法と違って、機械スイッチは、ESC下電極からHERへのRF結合をオンまたはオフに切り替えてHERの上部の電気的特性に影響を与えるように構成されよう。したがって、基材の多段階プラズマ処理において、ホット・エッジ・リングに関する電気的特性は、機械スイッチをオンにすることによるRF結合を通じて最適化し、エッチングステップ中の均一なエッチングを実現しうる。同様に、ポリマ副生成物の堆積物の傾斜エッジクリーニングは、クリーニングステップ中に機械スイッチを用いてRF結合をオフにすることによって実現されうる。
【0050】
図5Aは、本発明の実施形態に従って、機械コンデンサ装置で構成されている複数周波数の容量結合されたプラズマ処理システム500を示す。プラズマ処理システム500は、接地された上電極502、基材506、静電チャック(ESC)508、ESC下電極510、石英スリーブ517、絶縁体リング518および520、接地リング522、ならびに石英カバー524を含むように構成されよう。
【0051】
たとえば、基材506が処理されている状況を考えてみよう。プラズマ504は、ガス(図を簡略化するために図示せず)がRF電力発生器512からのRF電力と相互作用するとき発生しうる。プラズマ504は、電子デバイスを形成するように、基材506をエッチングかつ/または基材506に素材を蒸着するように採用されうる。
【0052】
図5の実施において、HER516は、基材506のエッジの周囲に配置される。石英スリーブ517は、HER516をESC508から絶縁してESCアセンブリ508および510からHER516への直接的なRF結合を最小化するように構成される。
【0053】
ある実施形態において、下方に突き出ている第1のコンデンサリング528で構成される下HERリング526は、HER516の下方に配置されうる。ある実施形態において、下HERリング526は、プラズマ504に暴露されることがなく、HER516のように頻繁に交換される必要がないだろう。本発明の実施形態に従って、下HERリング526から下方に突き出ている第1のリング528を第2のリング530と平行であるように構成して、開放されたキャビティ領域514に空隙534を有する機械コンデンサ装置を形成しうる。第2のリング530は、ある実施形態において、複数のストラップ532によってESC下電極510にRF結合されうる。ある実施形態において、複数のストラップ532を採用して、第2のリング530周囲のRF結合の方位均一性を提供してもよい。
【0054】
あるいは、別の実施形態において、第1のリング528をHER516に取り付けて、第2のリング530とともにコンデンサ装置を形成してもよい。下HERリング526は、この実施において必要でないだろう。
【0055】
ある実施形態において、プラズマ処理中に、第2のリング530を、第1のリング528に対して上および/または下に移動するように構成して第2のリング530と第1のリング528の間の重なり面積を変えうる。ある実施形態において、重なり面積を変えることによって、プラズマ処理中に容量を動的に調整して、ESC下電極510からHER516へのRF結合を変えうる。
【0056】
ある実施形態において、HER516へのRF結合を基材506とHER516の間の最小電位差(V基材−Vエッジリング)を提供するように最適化して、第2のリング530が上に移動して第1のリング528との重なりが最大になるとき基材のエッジで均一なエッチングを実現しうる。
【0057】
別の実施形態において、HER516へのRF結合を基材506とHER516の間の最大電位差(V基材−Vエッジリング)を提供するように最小化して、第2のリング530が第1のリング528と重ならないように下に移動されるとき基材の傾斜エッジに堆積されたポリマ副生成物を除去しうる。
【0058】
図5Bは、本発明の実施形態に従って、可変コンデンサ装置に採用される、カットアウトで構成されている同心リング540の上面図を示す。ある実施形態において、同心リング540は、カットアウト550、554、および558で構成されよう。ある実施形態において、同心リング540の周囲で第1のカットアウト550は第1のセクション552によって隔てられ、第2のカットアウト554は第2のセクション556によって隔てられ、以下同様に隔てられていてもよい。
【0059】
本発明の実施形態に従って、第1のカットアウト550は、第2のカットアウト552と同じ面積を有していてもよい。あるいは、第1のカットアウト550は、第2のカットアウト554とは異なる面積を有していてもよい。ある実施形態において、第1のセクション552は、第2のセクション556と同じ面積を有していてもよい。あるいは、ある実施形態において、第1のセクション552は、第2のセクション556とは異なる面積を有していてもよい。したがって、同心リングの周囲の各カットアウトおよび/または各セクションは、最適なRF結合の所定の必要性に応じて同様の面積または異なる面積を有しうる。
【0060】
たとえば、同心リング540に類似した2つの同心リングがHERの下に配置される状況を考えてみよう。ある実施形態において、同心リングは、空隙によって隔てられてコンデンサ装置を形成しうる。カットアウトと中実セクションとの重なり面積が変えられるようにして静電容量を動的に調整するように、第1の同心リングを第2の同心リングに対して回転させることによって静電容量が変えられうる。したがって、カットアウトを有する2つの同心リングで構成される機械コンデンサ装置を採用してESCアセンブリからHERへのRF結合に影響を与えるための可変静電容量を提供しうる。
【0061】
前述の内容から分かるように、本発明の実施形態は、ESCアセンブリとホット・エッジ・リングとの間の静電容量を変える機構によってホット・エッジ・リングのRF結合を変えるための方法および装置を提供する。HERへのRF結合を変えることによって、プラズマ処理中に傾斜エッジにおけるポリマ副生成物のクリーニングをトレードオフすることなく、基材エッジにおけるエッチングの均一性が実現可能である。
【0062】
本発明をいくつかの好ましい実施形態に関して説明してきたが、本発明の範囲に入る変更、置換、および等効物がある。また、発明の名称、発明の概要、および要約書は、便宜のために記載されているものであり、本明細書の特許請求の範囲を解釈するために使用されるべきでない。また、本発明の方法および装置には多くの代替的実施方法があることにも留意されたい。本明細書には様々な例が記載されているが、これらの例は説明のためのものであり、本発明に関して限定するものではない。さらに、本出願において、一組の「n個」の項目は、その組のゼロまたはそれ以上の項目を表す。したがって、以下に添付の特許請求の範囲は、本発明の趣旨および技術的範囲に入るすべての上記変更、置換、および等効物を含むと解釈されるものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラズマ処理チャンバ内で、基材を処理する方法であって、前記基材はチャックの上方に配置され、エッジリングによって囲まれ、前記エッジリングは前記チャックから電気的に絶縁されており、
RF電力を前記チャックに提供することと、
可変静電容量装置を提供することであって、前記可変静電容量装置は、RF結合を前記エッジリングに提供するように前記エッジリングに結合されており、前記エッジリングにエッジリング電位を持たせることと、
前記基材を処理するように前記プラズマ処理チャンバ内でプラズマを発生することと、を含み
前記基材を処理する間、前記可変静電容量装置が前記エッジリング電位を前記基材のDC電位に動的な同調を可能ならしめるように構成されて、前記基材が処理されることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記可変静電容量装置は機械スイッチであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記機械スイッチは、
シャフトと、
接触フットと、
前記シャフトの上方に配置されている可動コネクタと、を備え
前記シャフトは、前記可動コネクタを前記接触フットに対して上または下に移動し易くするように構成され、前記接触フットは、前記エッジリングに結合するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記シャフトはストラップによって前記チャックにRF結合されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記エッジリングは、前記可動コネクタが前記接触フットと物理的に接触する場合に最大RF結合を実現するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記エッジリングは、前記可動コネクタが前記接触フットと物理的に接触しない場合に最小RF結合を実現するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記可変静電容量装置に機械コンデンサ装置を提供することをさらに含み、
前記機械コンデンサを提供することは、
前記エッジリングから下方に突き出るように構成される、第1のプレートを提供することと、
前記第1のプレートと平行であるように構成され、前記第1のプレートから空隙によって隔てられる、第2のプレートを提供することと、
前記第2のプレートを前記チャックにRF結合するように構成されている、複数のストラップを提供することと、
プラズマ処理中に、前記第1のプレートとの重なり面積を調整するように、前記第2のプレートを上または下に移動するための手段を提供することと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記機械コンデンサ装置は、
第1の複数のカットアウトで構成される、第1の同心リングを提供することと、
第2の複数のカットアウトで構成され、前記第1の同心リングと平行であるように構成されており、前記第1の同心リングから空隙によって隔てられる、第2の同心リングを提供することと、
プラズマ処理中に、前記第1のプレートとの重なり面積を調節するように前記第2の同心リングを回転させる手段を提供することと、を備えることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の複数のカットアウトからの前記カットアウトは、ほぼ同じ寸法を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の複数のカットアウトからの前記カットアウトは、異なる寸法を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の複数のカットアウトからの前記カットアウトは、ほぼ同じ寸法を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の複数のカットアウトからの前記カットアウトは、異なる寸法を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項13】
基材を処理するために構成されたプラズマ処理チャンバを有するプラズマ処理システムであって、前記基材はチャックの上方に配置され、エッジリングによって囲まれており、前記エッジリングは前記チャックから電気的に絶縁されており、
前記チャックに提供されるRF電力と、
前記エッジリングにRF結合を提供するように前記エッジリングに結合されており、前記エッジリングにエッジリング電位を持たせる、可変静電容量装置と、を備え、
前記プラズマ処理チャンバは、前記基材を処理するためにプラズマを発生するように構成され、前記基材を処理する間、前記可変静電容量装置が前記エッジリング電位を前記基材のDC電位に動的な同調を可能ならしめるように構成されて、前記基材が処理されることを特徴とするプラズマ処理システム。
【請求項14】
前記可変静電容量装置は機械スイッチを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記機械スイッチは、
シャフトと、
接触フットと、
前記シャフトの上方に配置された可動コネクタと、を備え、
前記シャフトは前記可動コネクタを前記接触フットに対して上または下に移動し易くするように構成され、前記接触フットは前記エッジリングに結合するように構成されていることを特徴とする請求項14に記載のプラズマ処理システム。
【請求項16】
前記シャフトはストラップによって前記チャックにRF結合されることを特徴とする請求項15に記載のプラズマ処理システム。
【請求項17】
前記エッジリングは、前記可動コネクタが前記接触フットと物理的に接触する場合に最大RF結合を実現するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のプラズマ処理システム。
【請求項18】
前記エッジリングは、前記可動コネクタが前記接触フットと物理的に接触しない場合に最小RF結合を実現するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のプラズマ処理システム。
【請求項19】
前記可変静電容量装置は機械コンデンサ装置を含み、
前記機械コンデンサ装置は、
前記エッジリングから下方に突き出るように構成される、第1のプレートと、
前記第1のプレートと平行であるように構成され、前記第1のプレートから空隙によって隔てられる、第2のプレートと、
前記第2のプレートを前記チャックにRF結合するように構成されている、複数のストラップと、
プラズマ処理中に、前記第1のプレートとの重なり面積を調整するように、前記第2のプレートを上または下に移動するための手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理システム。
【請求項20】
前記機械コンデンサ装置は、
第1の複数のカットアウトで構成された第1の同心リングと、
第2の複数のカットアウトで構成され、前記第1の同心リングと平行であるように構成されており、前記第1の同心リングから空隙によって隔てられる、第2の同心リングと、
プラズマ処理中に、前記第1のプレートとの重なり面積を調整するように、前記第2の同心リングを回転させる手段と、を備えることを特徴とする請求項19に記載のプラズマ処理システム。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−80947(P2013−80947A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−272074(P2012−272074)
【出願日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【分割の表示】特願2010−515015(P2010−515015)の分割
【原出願日】平成20年6月23日(2008.6.23)
【出願人】(504401617)ラム リサーチ コーポレーション (87)
【Fターム(参考)】