説明

合成ケモカイン受容体リガンドおよびその使用方法

【課題】共通CXCR3リガンドおよびハイブリッド型CXCR3リガンドを含む合成CXCR3リガンド、ならびにこれらのリガンドを含んでなる組成物を提供する。
【解決手段】IP−10、I−TACおよびMigから選択される種々の天然のCXCR3リガンドのサブ配列を順に含む共通CXCR3リガンドおよびハイブリッド型合成CXCR3リガンド、ならび前記リガンドを含んでなる組成物。また、前記合成CXCR3リガンドをコードするポリヌクレオチド、このポリヌクレオチドを含んでなる発現ベクター、およびこのポリヌクレオチドを含んでなる宿主細胞。また、有効量の前記合成CXCR3リガンドを投与することを含む線維性疾患を治療する方法、血管原性疾患を治療する方法、癌を治療する方法、および細菌感染症を治療する方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成CXCR3ポリペプチドリガンドであって、長さが約70〜約125アミノ酸であるポリペプチドを含んでなり、通常N末端の第1のアミノ酸と結合しているさらなるメチオニンを場合によってさらに含み、ポリペプチドのアミノ酸配列が、アミノ酸同一性および数において、IP−10、I−TACおよびMigから選択される種々の天然のCXCR3リガンドのサブ配列に対応する、別個のサブ配列を順に含んでなり、合成CXCR3ポリペプチドのアミノ酸配列が天然のCXCR3リガンドIP−10、I−TACおよびMigのアミノ酸配列と異なる、合成CXCR3ポリペプチドリガンド。
【請求項2】
CXCR3リガンドが配列番号15〜20のいずれか1つに記載されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項1に記載の合成CXCR3ポリペプチドリガンド。
【請求項3】
長さが約70〜約125アミノ酸であるポリペプチドを含んでなり、通常N末端の第1のアミノ酸と結合しているさらなるメチオニンを場合によってさらに含み、ポリペプチドのアミノ酸配列がIP−10、MigおよびI−TACに共通するアミノ酸残基を含んで
なり、IP−10、MigおよびI−TACに共通するアミノ酸がない位置の1以上に、その位置に主に現れるあるアミノ酸を含んでなる、合成CXCR3リガンド。
【請求項4】
CXCR3リガンドが配列番号01、02および03のいずれか1つに記載されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項3に記載の合成CXCR3ポリペプチドリガンド。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の合成CXCR3リガンドを含んでなる組成物。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか一項に記載の合成CXCR3リガンドをコードするヌクレオチド配列を含んでなるポリヌクレオチド。
【請求項7】
前記合成CXCR3リガンドが配列番号01、02、03、15、16、17、18、19および20のいずれか1つに記載されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項6に記載のポリヌクレオチド。
【請求項8】
プロモーターに機能しうる形で連結された請求項6に記載のポリヌクレオチドを含んでなる発現ベクター。
【請求項9】
請求項6に記載のポリヌクレオチドを含んでなる宿主細胞。
【請求項10】
請求項8に記載の発現ベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項11】
合成CXCR3リガンドの製造方法であって、請求項10に記載の宿主細胞を、合成CXCR3リガンドの製造に適した条件下で培養すること、および
培養物から合成CXCR3リガンドを単離することを含んでなる、方法。
【請求項12】
請求項1から4のいずれか一項に記載の合成CXCR3リガンドと特異的に結合する抗体。
【請求項13】
個体において線維性疾患を治療する方法であって、線維性疾患を患う個体に、個体における線維性疾患の治療または予防において有効である量の合成CXCR3リガンドを投与することを含んでなる方法。
【請求項14】
線維性疾患が肺線維症である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
肺線維症が特発性肺線維症である、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
肺線維症が既知の病因によるものである、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
線維性疾患が肝線維症、腎線維症、心臓線維症および強皮症から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
腫瘍を有する個体において腫瘍増殖を減少させる方法であって、個体に有効量の合成CXCR3リガンドを投与することを含んでなる方法。
【請求項19】
アルキル化剤、ニトロソ尿素、代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物(ビンカ)アルカロイド、タキサン、およびステロイドホルモンから選択される、有効量の抗腫瘍薬を投与することをさらに含んでなる、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
個体がヒトである、請求項13から19のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−172572(P2011−172572A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−51385(P2011−51385)
【出願日】平成23年3月9日(2011.3.9)
【分割の表示】特願2006−514881(P2006−514881)の分割
【原出願日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(502191619)インターミューン, インコーポレイテッド (25)
【Fターム(参考)】