説明

同期型ブロードキャスト/マルチキャスト通信

【課題】多数の送信機からの同時ブロードキャスト伝送に起因する干渉を低減する。
【解決手段】同期型ブロードキャストは、多数の送信機から同じ波形を使い同じブロードキャストコンテンツを伝送する。複数の送信機は夫々、ブロードキャスト伝送用に同じ拡散符号を適用する。時分割多重フォーワードリンクを有する拡散スペクトラム通信システムにおいて、同期型ブロードキャスト伝送がブロードキャストスロットに挿入される。同期型ブロードキャスト伝送用に直交周波数分割多重(OFDM)波形を使用する。OFDM受信機がそのとき受信同期型ブロードキャスト伝送を処理するために使用される。多数の送信機による使用のために疑似雑音(PN)符号を使用する。イコライザがそのとき同期型ブロードキャスト伝送を評価するために使用される。

【発明の詳細な説明】
【優先権主張】
【0001】
(米国特許法第119条(35U.S.C.§119)に基づく優先権の主張)
本特許出願は、2004年1月20日に出願され、本願譲受人に譲渡され、引用により本願に明白に組み込まれている、「スペクトラム−拡散ブロードキャスト用ソフトハンドオフ方法及び装置」(”Soft Handoff Method and Apparatus for Spread-Spectrum Broadcast”)と題された米国仮特許出願第60/537,955号の優先権を主張する。
【背景】
【0002】
(分野)
本発明は、概して無線通信システムに関し、特に、受信された伝送の質を改善するための同期型ブロードキャスト又はマルチキャスト伝送(synchronized broadcast or multicast transmission)に関する。
【0003】
(背景)
無線通信システムにおける従来のブロードキャスト/マルチキャスト伝送は、ブロードキャストコンテンツを多数のユーザに、即ち、一対多数で、提供しており、多数のユーザが同じブロードキャストコンテンツを受信する。移動局(MSs)が複数の基地局(BSs)からブロードキャスト伝送を受信できる。スペクトラム−拡散方式においては、各送信機は該送信機を識別するために固有の拡散符号を使用する。受信機が1つのBSからの伝送を処理する時、他のBSsからの伝送が干渉として現れることがあり、それ故に、ブロードキャスト/マルチキャスト伝送のデータ転送速度と同様に、受信された伝送の質も下がる。従って、ブロードキャスト/マルチキャスト伝送用の受信の質を改善する必要がある。更に、ブロードキャスト/マルチキャスト伝送を最適化し、ブロードキャスト/マルチキャスト伝送のデータ転送速度を上げることが必要である。
【0004】
多数の送信機からの同時ブロードキャスト/マルチキャスト伝送に起因する干渉を減らし、伝送の性能を上げることが必要である。ブロードキャスト/マルチキャスト伝送においては、ブロードキャスト/マルチキャストとユニキャストの伝送間でのよりよい柔軟性及び切換も又必要である。
【0005】
本発明の種々の実施例が、添えられている図面と併せて以下の説明及び添付クレームから、いっそう十分に明らかになる。これらの図面は、単に例として実施例を描画しており、従って、発明の範囲を制限しているものとして見なされるべきではないと理解し、本発明の実施例が、特異性を付加し、又、添付図面の使用をとおして詳細に、説明される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、ブロードキャスト伝送をサポートする通信システムを示す。
【図2】図2は、ブロードキャスト伝送をサポートし、送信間の干渉を示す、通信システムを示す。
【図3】図3は、ブロードキャスト伝送をサポートし、伝送間の干渉の計算を示す通信システムを示す。
【図4】図4は、基地局と移動局との間のブロードキャストネゴシエーションを示すタイミングチャートである。
【図5】図5は、時分割フォーマットを使用するスペクトラム−拡散通信方式フォーワードリンク構成を示す。
【図6】図6は、同期型ブロードキャスト送信用のフォーワードリンク伝送フォーマットを示す。
【図7】図7は、各基地局が同一の特定疑似雑音(PN)符号を使用する、同期型ブロードキャストの一技法を示すブロードキャスト通信システムを示す。
【図8】図8は、同期型ブロードキャスト伝送処理用に適用され、イコライザを有する、無線受信機を示す。
【図9】図9は、同期型ブロードキャスト送信処理用に指定された、イコライザを有する無線受信機を示す。
【図10】図10は、直交周波数分割変調シンボルを示す。
【図11】図11は、直交周波数分割変調ブロードキャスト伝送用のフォーワードリンク伝送フォーマットを示す。
【図12】図12は、スペクトラム−拡散通信用に適用され、同期型ブロードキャストをサポートし、直交周波数分割変調処理パスと符号分割変調処理パスとを有する送信機を示す。
【図13】図13は、スペクトラム−拡散通信用に適用され、同期型ブロードキャストをサポートし、直交周波数分割変調処理パスと符号分割変調処理パスとの間で選択するように適用された送信機を示す。
【図14】図14は、スペクトラム−拡散通信用に適用され、同期型ブロードキャストをサポートし、直交周波数分割変調処理パスと符号分割変調処理パスとを有する受信機を示す。
【詳細な説明】
【0007】
本願中に説明されたどの実施例も、他の実施例よりも好ましい或いは有利なものとしては必ずしも解釈されるべきでない。本発明の種々の面が図面中に紹介されているが、特に示されていなければ、図面は必ずしも縮尺して描かれてはいない。
一般に、ユニキャスト通信は単一の送信機から単一の受信機、即ち1対1(one-to-one)である。携帯電話通信方式においては、ユニキャスト通信は、単一の受信機に通信を伝送する多数の送信機を伴うかもしれない。マルチキャスト通信は、ユーザグループに送られる単一のメッセージ又は通信である。ブロードキャストは、マルチキャストの一タイプであると見なしてもよく、一般に、ネットワークの全てのユーザに或いはネットワークの一部分にメッセージ又は通信を送ることを言う。最近は、ブロードキャスト伝送は、加入者グループへのマルチキャスト通信を言う。例えば、携帯電話ユーザグループへの株情報のブロードキャスト、ユーザは該情報を受信するために加入している。
【0008】
ブロードキャストは、例えば、テレビ番組或いは無線からの、ビデオ及びオーディオ情報の伝送を含んでもよい。ブロードキャストコンテンツ情報は、パケットデータとして、例えば、インターネットプロトコール(IP)パケットで提供される。所定のブロードキャストサービスのために、ANは、コンテンツサーバ、例えばテレビ局、からの情報ストリーム(a stream of information)を受信し、情報、即ちIPパケットの情報、を指定のチャンネルでシステム内のブロードキャスト加入者に提供する。
【0009】
ブロードキャスト伝送はアクセスをコントロールしたかもしれず、そこでは、MSユーザはサービスに加入し、該ブロードキャストサービスを受けるために対応する料金を支払う。解約したユーザは該ブロードキャストサービスを受けることが出来ない。コントロールされたアクセスは、加入ユーザのみにコンテンツ解読を許可する、ブロードキャスト伝送/コンテンツの暗号化によって実現される。
【0010】
本説明全般にわたって、BCとは、ブロードキャスト又はマルチキャスト通信のいずれにも言う。BCは、1対多通信(a one-to-many communication)と考えられるが、かなり多数の送信機がメッセージ或いは通信コンテンツを送っている可能性がある。
【0011】
次の説明では無線スペクトラム−拡散伝送方式における同期型ブロードキャスト伝送を紹介する。従来よりBCサービスは、多数の基地局によって多数のユーザに提供され、BSsの各々が同じBCコンテンツを伝送する。受信機が同一のBCコンテンツを多数のBSsから受信する時には問題が存在する。この場合、各BSは異なる波形、即ち、拡散符号を使用し、従って、各送信機は他の送信機に対し干渉を起こす。例えば、符号分割多元接続(CDMA)スペクトラム−拡散方式においては、各基地局は、固有の符号、特に、疑似雑音(PN)符号を使用して識別される。PN符号が異なり、従って、波形が異なるので、受信機側では、各BSからの伝送は別のBSの伝送に干渉を起こす。
【0012】
ここで紹介されるのは、同じ波形或いは変調を使い、多数の送信機から同じBCコンテンツを提供する同期型ブロードキャスト伝送方式である。BC伝送は同期型の様式で伝送されることが出来、各送信機は互いに同期がとられる。一実施例においては、同期型ブロードキャスト伝送は、多数の送信機に対し同じ拡散符号を提供し、そして、このようにして、多重BC伝送は、受信機側で受信されるときは、異なるマルチパス(multipath)部品として扱われることが可能である。即ち、同期型ブロードキャスト伝送が疑似部品を創造し、受信機は適切な処理を使用して受信特性を改善できる。
【0013】
マルチパス信号を効率よく受信できる受信機を創造することの利点は、異なる受信機からの伝送を最小の自己干渉(self interference)で効率よく受信させることである。例えば、「CDMAイコライザ」(”CDMA equalizer”)が、ノイズと干渉を同時に減衰させながらマルチパスに起因する効率的なチャンネルレスポンス(channel response)について補償するように使用されることが出来る。
【0014】
一実施例においては、BC伝送に対し、各送信機は同じ符号を使用する。CDMA方式における特定の例は、多数のBSsによる共通PN符号の使用である。このようにして、各BSsが同一のBCコンテンツを同一の波形で伝送する。ほかの実施例では、BCコンテンツ伝送用に直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(OFDM)を使用する。OFDM伝送は、取るに足らない拡散符号を備えたディスクリートマルチ−トーン(DMT)変調として考えることが出来、拡散符号が全て同じである、など、注意が必要である。再度説明するが、同期型BC伝送は、同じ波長で同じBCコンテンツを伝送する。
【0015】
全ての通信方式が、ユニキャストとマルチキャストの両方の伝送を、或いはブロードキャスト伝送をサポートしているわけではない。時分割多重(TDM)においては、伝送はタイムスロットに分割され、スロットは、BC用に指定されている。BCスロットで供給されるBC伝送は、同期型ブロードキャスト伝送として伝送されることが可能である。「cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification」、TIA/IS−856、の中で明記されているように、高データ速度と言われる、高速パケットデータ(HRPD)をサポートする方式においては、フォーワードリンク(forward link)は1度に1ユーザにサービスを行う。このような方式はTDMフォーマットを提供するが、ユーザは所定或いは固定のタイムスロットを割り当てられない。送信機は、スロット毎のベースで、符号、変調フォーマット、と同様に、ユーザを変更できる。
【0016】
HRPD方式におけるCDMA BC伝送に対しては、ブロードキャストコンテンツは同一であるが、各セクターPNシーケンス(sector PN sequence)に従い各セクターが固有にコンテンツを拡散するので実際の送信波形は同じではない。上記したように、一実施例では、全セクターが同一のBCコンテンツを伝送するだけでなく、同一の送信波を発生するように、セクター特定のPN拡散が除かれる。このことは、そのとき否定的に干渉項として現れる他のセル伝送とは対照的に、受信機が所望の信号から全伝送エネルギーを捕獲することを許可する。この実施例によれば、BC伝送のために、共通PN符号が各BSによって使用される。このようにして、各BSは、BCスロット期間、同一波形を使用し、同一BCコンテンツを伝送する。
【0017】
無線通信方式の別の実施例では、他の同期型ブロードキャスト波形がフォーワードリンクBCスロット用に使用されることが可能である。同期型BC伝送は、共通拡散符号をBC伝送に適用することにより他のスペクトラム−拡散方式に適用できる。従って、このような方法はCDMA、OFDM、或いはここで説明される他の特定の符号技法に限定されない。
【0018】
アプリケーションにおいて、コントローラが、BCサービスを可能とする同期型ブロードキャスト波形かユニキャストサービスを可能とする符号分割多重(CDM)波形かを選択する。コントローラは、同期型BC伝送を導入、例えば、共通拡散符号を導入、するために使用される。
【0019】
以下の検討は、この環境下で干渉を持つ理由を一般に含んでいるブロードキャスト通信方式を先ず説明することにより、上記実施例を詳しく説明していく。次に、HRPD方式が特に紹介される。同期型BC伝送スキームが、どのようにして同期型BC伝送が干渉問題を解決するかの検討を含み、詳しく説明される。最後に、どのようにして同期型BC伝送の異なる方法が1方式に統合されていくのか、そして、どのようにして同期型BC伝送が、更なる利点、例えばBCとユニキャストの方式間の切替えモード、を提供するのかを本検討で扱う。
【0020】
本検討をとおして種々の実施例が提供されるが、然しながら、別の実施例では、本発明の範囲を逸脱することなく種々の面を含むことが可能である、ということに注意が必要である。特に、本発明は、データ処理システム、無線通信システム、一方向ブロードキャストシステム、及び効率的な情報伝送が要望される他の任意のシステムにも適用可能である。
【0021】
ブロードキャスト通信システム(Broadcast Communication System)
図1は、多数のユーザをサポートするブロードキャストシステムを示す。本システムは、多数の基地局、例えばBS5、7を含んでおり、BS5、7は、多数の移動局、例えばMS10、12、14、15用の通信をサポートする。ANがネットワークであるアクセスポイント(AP)(或いはアクセスネットワーク(AN))は、パケット交換データネットワークとアクセスターミナル(AT)との間のデータ接続性を供給する機能を備え付ける。APはBSと等価(equivalent)である。BSは、移動局と通信するために使用される無線ネットワーク装置であり、又、AP、或いは他の専門用語として呼ばれることも出来る。一般的には、MSsがシステム全体に分散配置される。移動局も又、AT、ユーザ装置(UE)、遠隔ステーション、或いは他の無線通信装置として呼ばれることが出来る。ATはユーザにデータ接続性を供給する装置である。ATは、計算装置、例えば、ラップトップに接続されることが出来、或いは、それは、パーソナルデジタルアシスタントのような自己内臓データ装置(a self-contained data device)かもしれない。ATはMSと等価である。フォーワードリンク(Forward Link)(FL)は、BSからMSへの通信、例えば、BS5からMS10へのFL20を言う。リバースリンク(Reverse Link)(RL)はMSからBSへの通信、例えば、MS10からBS5へのBL22を言う。各MS10は、1以上のBSs、例えば、BS5から、又BS7から伝送を受信する。各MS10は、1以上のBSs、例えば、BS5へ、又BS7へ、いつなんどきでも伝送することが出来る。実施の伝送シナリオ(scenario)はMS10の活動、ソフト切換性能(soft handoff capability)に依存する。
【0022】
ブロードキャストサービスは、無線通信システムにおける、1以上のBSと多数のMSとの間の、例えば、BS5から、基地局5の通信カバーエアリア(coverage area)以内のブロードキャストコンテンツを受信するMS10及び12への、一対多方向通信サービスを提供する。基地局5によって多数の移動局10及び12にFL20経由で伝送されるブロードキャストコンテンツは、ニュース、映画、スポーツ出来事、及び同様な物を、これらに限定される必要がないが、含むことが出来る。ブロードキャストコンテンツは、典型的には、コンテンツサーバーにより生成され、カバーエアリア25範囲内のMSs10及び15へのFLのブロードキャストチャンネル上を単一データ速度で一斉送信される(broadcasted)。BS7も同様に動作できることに注意してください。BS7はカバーエアリア55を有する。MS12はカバーエアリア22及び55の範囲内にあり、従って、BS5及びBS7と通信できる。
【0023】
一実施例においては、ブロードキャストは、単一セクター(a single sector)であるかもしれないし或いは多重セクター(multiple sectors)であるかもしれない、指定されたブロードキャストエアリアにおける全てのBC加入者へのデータ、即ちBCコンテンツ、の伝送である。ブロードキャスト伝送はブロードキャストエアリア内に位置する多数のユーザによって受信されるように意図されるので、ブロードキャストデータ速度は、普通は、ブロードキャストエアリアにおける最悪−ケースのユーザのチャンネル状態により決定される。CDMAシステムについては、最悪−ケースのユーザは、一般的に、領域の端に位置し、低い、キャリア対干渉及びノイズ合計比率(a low carrier-to-total-interference-and-noise ratio)(C/I)を有しており、そこでは、干渉及びノイズのパワー(power)が一般的に他の領域からの干渉に支配されている。
【0024】
CDMAシステムは以前のシステムから著しい進歩を示すが、図2に示されるように、干渉が、BS5とBS7との間のソフトハンドオフ(soft handoff)期間中に依然と現れる。領域端のユーザは離れたBSsとの通信に大送信力を必要とし、不均衡な量の領域間干渉を起こす。従って、干渉の除去は全てのユーザに大きな利点を提供できる。BS5からのC/Iは、BS7からの干渉により制限を受け、又、逆も同様である。従って、図3に示されているように、BS5からMS12へのチャンネル状態は、インパルス応答h(t)によってモデル化でき、ここでは信号強度(signal strength)がAとして与えられている。BS7からMS12へのチャンネル状態は、インパルス応答h(t)によってモデル化でき、ここでは信号強度がBとして与えられている。MS12によって受信されるような伝送能力(the performance of the transmission)は、そのとき次のとおりに定義できる:
受信信号強度=A/(B+NOISE)+B/(A+NOISE) (1)
ここでは受信信号はMSで結合される。BS5から受信された信号Aは、BS7から送信された信号Bに干渉を起こす(逆も同様である)。このように、多重伝送(multiple transmission)によって惹起される干渉はMS12における信号特性に悪影響を及ぼす干渉を生み出す。
【0025】
図4を参照すると、BCサービスは、BS5からのBCコンテンツを受信するMS12を含むことが出来、BCコンテンツは、ビデオ、オーディオ放送又はデータ、例えば、ソフトウェアアップグレード或いはアプリケーションファイルを、これらに限定されないが、含んでもよい。別の例では、天気あるいは交通情報が移動局12にブロードキャストされてもよい。ブロードキャストシステムでは、同一の信号が多数の移動局に同時に送られる。ブロードキャスト信号は暗号化されることが可能である。従って、移動局12は、上記のようなサービスを契約することが必要かもしれない。移動局12は、サービスを受信する前に、基地局5から暗号化情報を獲得することが必要かも知れない。加えて、移動局12は、ブロードキャストサービスを受信するために、他のブロードキャストパラメータを受信することが必要かもしれない。ブロードキャストパラメータは、ブロードキャストチャンネル識別子、ブロードキャスト変調フォーマット情報、データ速度情報、暗号化キー情報、符号化情報、ブロードキャストチャンネル周波数情報、暗号化及び解読キー情報、ヘッダー圧縮情報、及び他の情報、を含んでもよい。ブロードキャストサービスは、図4には示されていないが、ブロードキャストコントローラで制御されることも出来、この場合、ブロードキャストコントローラは、ブロードキャストプログラミング、伝送、及びブロードキャストサービスの制御を提供する。
【0026】
高速パケットデータ(High Rate Packet Data)
HRPD技術は、高速、高容量パケットデータサービスを提供し、データは、フォーワードリンクでスロット毎の所定ユーザに、全出力伝送される。このようなシステムでは、各MSは各時間スロットでチャンネル特性を測定し、例えば、全ての測定可能なパイロットチャンネル55のC/Iを測定する。MSは、最も良いチャンネル特性を有するBSを選択し、そのBSから特別の速度での伝送を要求する。データ要求はデータ転送速度制御(DRC)メッセージとして伝送される。要求される速度は、通常、現在のチャンネル特性でサポート出来る最大のものであることに注意が必要である。BSは多数のMSsと通信出来、従って、BSは、各スロットの伝送のためのMSを選択する。これにより、BSに、全出力で動作し、各ATが要求する最速のデータ速度でデータを伝送することを許可する。
【0027】
図5は、HRPDリンクタイムスロット構成(HRPD link time slot structure)を図示している。タイムスロット60が示されている。タイムスロット60は2つの部分を有しており、各1/2タイムスロットは、次に続く時分割チャンネルのためのチャンネル割当:即ち、パイロットチャンネル(pilot channel)55、フォーワードミディアムアクセスコントロール(forward Medium Access Control)(MAC)チャンネル50、及びフォーワードトラフィックチャンネル又はコントロールチャンネル(the forward traffic channel or control channel)45、を有している。トラフィックチャンネル45はユーザデータパケットを搬送する。コントロールチャンネル45はコントロールメッセージを搬送し、又、ユーザトラフィックも搬送することが出来る。MACチャンネル50は、物理層で送受信するための手続きを定義し、該手続きは、フォーワード及びリバースのリンクチャンネル用の、チャンネル構成、周波数、パワー出力、変調、及び符号化仕様を提供する。パイロットチャンネル55は、例えばMS10におけるATに、迅速且つ正確なC/I評価を取得することを許可する。各伝送スロット60の中で、パイロットチャンネル55、MACチャンネル50、そしてトラフィック及びコントロールチャンネル45は、時分割される。全ての時分割多重チャンネルは該領域の最大電力で送信される。トラフィックチャンネル45にトラフィック(traffic)が全く無い時、アイドルスロットが送られ、アイドルスロットはパイロットチャンネル55及びMACチャンネル50を含んでいる。アイドルスロットの伝送はFL上の他のセルへの干渉を減少させる。
【0028】
同期型ブロードキャスト(Synchronized Broadcast)
同期型BCとは、同じ波形、例えば同じ拡散符号、を使用する多数の送信機による同じBCコンテンツの伝送を言う。図6に図示されるように、HRPDをサポートするシステム、例えば1xEV−DOとして呼ばれる「1xEvolution−DataOptimized」、においては、同期型BCは、多重タイムスロットを有する、FL伝送100の指定されたBCスロットで実行される。ここでBCスロットは同期型BC(SBC)として指定される。BCはスロット170でSBCとして伝送されるが、トラフィックはトラフィックスロット175のCDMフォーマットで伝送される。SBCは、同じBCコンテンツが同じ波長として伝送されるようにする。本実施例においては、同じ拡散符号が、BCコンテンツを伝送する多数の基地局によって使用される。別のシステムは、トラフィックスロット175において他の変調及び符号化を使用するかもしれない、ということに注意が必要である。
【0029】
SBCを使用するBCスロットは、BCパイロット176及びBCコンテンツ178を含むものとして更に詳細に説明される。BCパイロット176は、受信機に基準(reference)を提供する。受信機がイコライザ(equalizer)を使用するとき、BCパイロット176は、BC伝送100の受信に使用するイコライザをトレーニングするために(for training)基準を提供する。一実施例においては、トラフィック及びBC伝送を受信するために、同じイコライザが使用される。一実施例においては、BC伝送は、ブロードキャストPN符号をブロードキャスト伝送に適用し、又、このような実施例においては、受信されたブロードキャスト伝送を評価するのにイコライザが使用される。イコライザは符号分割多重通信方式のために使用されることがあるが、ブロードキャストコンテンツの伝送のためにOFDM波形を使用する実施例においては、イコライザは使用されない。別の実施例においては、同じイコライザが、トラフィック及びBC伝送のために異なコンフィギュレーション(configurations)で使用されるが、ここではコンフィギュレーションは、フィルターリング係数調整だけではなく、使用されるタップ(taps)の数にも関係する。更に別の実施例では、別々のイコライザが使用され、一つはトラフィック用であり、他はBC伝送用である。リニアイコライザはトレーニングのためにBCパイロットを使用することが出来、この場合受信機は、マルチ−パス/マルチ−ステップ最小2乗平均(LMS)タイプトレーニングを実行してもよく、或いは、最小2乗又は帰納的最小2乗(RLS)タイプトレーニングを実行してもよい。交互に、イコライザ係数が、BCパイロット176から導き出されるチャンネル評価に基づき直接計算されてもよい。BCパイロット176はスロット毎のオーバーヘッドを増やすことが出来る。
【0030】
一実施例によれば、同期型BC伝送は、各BCが同一の物理層パケットを、ブロードキャスト用に準備されたインターレース(an interlace set aside)の期間に伝送するようにする。インターレースとは、不連続伝送、及び/又は、BCコンテンツに限定されないがこれを含む連続コンテンツの処理を言い、その部分又はインターレースは、記録され、又、BCコンテンツを表示するために結合される。
【0031】
同期型BC伝送の受信機は、そのあと、合成チャンネルレスポンス(the composite channel response)を「反転」(”invert”)するためにイコライザを適用することによって全てのサーバからの伝送を解読する。
【0032】
同期型BC伝送の実施は、現存するネットワーク及び装置の最小の変更で達成できる、ということに注目してください。特に、ここで提供された実施例は、BC物理層パケット用の、変調フォーマットと内部符号(inner code)への変更を示している。これは、MACプロトコル、これに限定されないが、を含む他の伝送プロトコルに影響を及ぼさない。
【0033】
a)共通拡散符号:例、共通PN符号(Common Spreading Code: Example, Common PN Code)
同期型BC伝送は、多重同時のBC伝送により惹起される干渉を克服する。スペクトラム−拡散方式、例えばCDMA方式等、においては、各BSは固有の拡散符号、例えばPN符号などを適用する。これが結果として、各BSからの異なる波形の伝送になる。同期型BCは、BC伝送用にほぼ同一の波形を有するBC伝送スキームを提供する。同一波形は、受信機側で周波数−選択の合成チャンネルレスポンスを生成する疑似マルチパスを作り出す。受信機は、イコライザを使用し、合成チャンネルレスポンスのフィルターリング効果(the filtering effect)を反転若しくは取り消すことによって、信号を処理する。この処理方法は、多数のBSsからのBC伝送によって引き起こされる相互干渉の影響を最小化する。
【0034】
一実施例においては、多数の送信機が、ブロードキャスト物理層パケットを拡散するために同じPN符号を使う。このインターレースの期間、MSでの有効チャンネルレスポンスは、各BSからの個々のチャンネルの合計である。有効チャンネルは、遠く離れたBSsからMSへの伝播遅れ(及び減衰)によって特徴づけられた大きな遅延拡散(a large delay spread)を有するかもしれない。もし、受信機が、有効チャンネルのフィルターリングを「反転」若しくは取り消すことが出来るのであれば、そのときは他のBSsからの伝送はもはや干渉として動作しない。この場合、MSで見られた干渉及びノイズは、熱ノイズ及び受信機ひずみ、例えば量子化雑音、位相ノイズ等、が原因である。
【0035】
一実施例によれば、HRPDプロトコルをサポートするシステムと整合性があり、多数のBSsからのブロードキャスト伝送は互いに時刻−同期される(time-synchronized)。このようにして、送信機は、同じ拡散符号を同時に使用して同じBCを伝送する。時刻−同期は、同期型BC伝送がCDM伝送のブロードキャスト部分用にOFDMを使用する時に特に利点がある。OFDM伝送においては、搬送波間隔の選択で搬送波の直交性(orthogonality)を確実にする。マルチパス遅延を補うために、周期的プレフィックス(cyclic prefix)は遅延拡散よりも大きく設計され、周波数ドメインにおける搬送波間の直交性を確実にするようにOFDMシンボルに保護周波数帯を提供する。もし、遅延拡散(最長と最短のチャンネルパス間の時間遅れ)が大きすぎる場合には、副搬送波が周波数ドメインにおいて重なり合い、従って直交性が失われる。もし、BS伝送が時刻−同期されない場合は、タイミングの差は実質上マルチパス遅延となり、遅延拡散を増加させる。従って、多数のBSsからの時刻−同期がとられた伝送は、更なる遅延拡散が起こることを回避するOFDM伝送を調整するように働く。
【0036】
図7は、同期型BC伝送を実行するシステムを図示しており、共通拡散符号、例えばPN符号、が多数のBSsによって使用されている。コンテンツサーバー182がBCコンテンツ178をBS5とBS7に供給する。BS5とBS7はこのとき共通PN符号を適用する。BS5は波形205を伝送し、BS7は波形200を伝送する。共通PN符号はBCPN符号或いはBC拡散符号として呼ばれてもよい。それは、波形200のPNが波形205のPN符号と同じであるからである。同じ波形が、BS5とBS7の各々からMS12に伝送される。従って、MS12側での受信機は、同一の波形200及び205を同じ信号のマルチパス版として、即ち、あたかもそれらが一つの送信機或いはBSから伝送されたかのように、見る。
【0037】
図8は、同期型BC伝送をサポートするMS12受信機を図示する。MS12は受信回路304を含み、この受信回路は、アナログ波形を受信し、受信波形をダウンコンバートし(downconvert)、フィルターにかけ、サンプリングし、そうした結果のサンプルをイコライザ306に供給する。イコライザ306は、信号歪み、そしてチャンネルによって引き起こされた他のノイズ及び干渉を正す。イコライザ306は、オリジナル情報ビットを決定するために、伝送されてきたシンボルの評価をデコーダ308に出力する。イコライザ306は又、BCコントローラ302に結合されている。BCコントローラ302はイコライザ306に情報を供給するが、情報は同期型BC伝送に特定のものである。BCコントローラ302は、BCパイロット176を識別し、イコライザ306に、例えばBC伝送100のようなBC伝送のためにBCパイロット176に基づいてトレーニングするように(to train on)指示する(instructs)。BCコントローラ302は又、BCコンテンツ178を仮のメモリ記憶装置ユニット(示されていない)に保持する。
【0038】
図9は、分離したイコライザがBC伝送に割り当てられている場合の一実施例を図示する。この場合においては、MS12は、トラフィック及び他の非BC伝送用に使用されるイコライザ310と、同期型BC用に使用されるイコライザ312とを含む。BCコントローラ314は、BCパイロット176を識別し、同期型BCモード(同期型BC伝送処理用)と非SBCモード(他の伝送処理用)との間を切り換えるためのスイッチ316への情報だけではなく、トレーニング等のためのBCイコライザ312への指示(instructions)をも供給する。イコライザ310とBCイコライザ312の出力は、BCコントロールユニット314に又双方向に結合されるデコーダ318に供給される。
【0039】
b)直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(OFDM)
OFDMはスペクトラム−拡散技術であり、そこでは、データが多数の副搬送波で配信され、副搬送波は正確な周波数で間隔がおかれている。間隔はトーン間(between the tones)に「直交性」を与える、即ち、所定のトーンの検出器は、他のトーンの中のエネルギーの悪影響を受けない。OFDMで、各副搬送波(或いは等価的に、周波数トーン又は周波数ビン)は、多分、データで変調されることが可能である。
【0040】
固定長の周期的プレフィックスが、リニア畳み込み(linear convolution)を「巡回畳み込み」(”circular convolution”)に変えるために、各OFDMシンボルに添えられる。図10は、周期的プレフィックス90付のOFDMシンボル85を有するOFDM波形80を図示している。理想的には、OFDMシンボル長は、可能な限りオーバーヘッドを減らすために周期的プレフィックス長に対し大きい。周期的プレフィックス90は、システムで経験された予期されるマルチパス遅延拡散を補償するために十分長いことが必要であるはずなので、基本的なトレードオフに陥る。言い換えれば、周期的プレフィックス長は、受信側で見られる実効的なインパルスレスポンスの長さよりも「より長いもの」であるべきである。図5及び図6で図示されているような、パイロット及びMACを有している現行のFL構成を使ったデザインにおいては、OFDMシンボル85と周期的プレフィックス90のバースト長は、利用できる最長の連続ブロックに制限される。
【0041】
図11は、BC用OFDMを使用した同期型BC伝送FLフォーマット(スロット200)を図示する。OFDM波形80は、スロット60に似たスロット200のBC部分の期間、BCコンテンツを提供する。図11におけるパイロットチャンネル55とMACチャンネル50をそのままに保ち、システムは、古いモバイルターミナルとの同じ互換性を提供する。図12に示されるような同期型BC伝送用のOFDMを実現する一実施例は、CDM変調パスとOFDM変調パスとを含む。スロット200のフォーマットは図5におけるスロット60に似ており、スロット200は、トラフィック或いはコントロールチャンネル45の代わりに今度はOFDM波長80を含む。
【0042】
上述したように、OFDMは変調技法であり、ユーザデータはトーン上に変調される(modulated onto)。情報は、トーンの振幅及び/又は位相を調整することにより、トーン上に変調される。基本のフォームでは、トーンはあるかもしれないし或いは1又はゼロを示すことが出来ないようにされているかもしれず、又、位相偏移変調(Phase Shift Keying)(PSK)か直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation)(QAM)かの何れかが一般的には使用される。OFDM方式は、1データストリーム(a data stream)を受け取り、それを夫々元の速度の1/Nの速度のNパラレルのデータストリームに分割する。各ストリームはそのあと固有の周波数のトーンにマッピングされ(mapped)、これらのトーンは「データトーン」(”data tones”)と呼ばれる。同時に、知られた「パイロットシンボル」(”pilot symbol”)が、「パイロットトーン」(”pilot tones”)と呼ばれる、異なるセットのトーンで送信される。これらのパイロットトーンは、受信機により、複合チャンネルの周波数レスポンスを評価するために、又、受信されたOFDM信号の復調を実行するために、使用される。パイロットトーン及びデータトーンは、逆高速フーリエ変換(the Inverse Fast Fourier Transform)(IFFT)を使って、伝送されるべきタイム−ドメインを生み出すために共に結合される。
【0043】
図12は、CDM及びOFDMの両方のFL伝送処理をサポートする一実施例による、送信機240における送信機処理ブロックを図示しており、OFDMはBC伝送に適用される。送信機240は、CDM処理パス250とOFDM処理パス245とを含む。CDM処理パスは、変調ユニット251、高速アダマール変換(Fast Hadamard Transform)(TFT)252、及びPN符号化ユニット253を含む。OFDM処理パス245は、変調ユニット246、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理ユニット247、及び周期的プレフィックスアプリケーションユニット248を含む。両方のパスに対し、変調は直交振幅変調(QAM)と呼ばれている。周期的プレフィックスアプリケーション248及びPN符号化ユニット253の出力は、RF信号を準備する伝送回路260に供給される。他の実施例は、別の変調及び変換処理を使用してもよく、又、図12中で与えられた例においては特には図示されてはいない他のステップを含めてもよい。
【0044】
図12の処理パスは、図13において図示されたような送信機で使用されてもよい。変調コントローラ425は、OFDM変調器410或いはCDM変調器415を、伝送状態:即ちBC又は非BC、例えばユニキャスト、に依存しながら作動させる。通信バス427は、送信機内の種々のモジュールへの情報フローを容易にする。受信回路(示されていない)はATsから空気界面で信号を受け取る。送信機は又、受信された信号を処理する処理部品(示されていない)を含む。送信機は又、システム内のインフラストラクチュア部品(infrastructure elements)から、ブロードキャストコンテンツサーバー(示されていない)からのパッケットデータ情報を含む情報を受信する。
【0045】
最初、OFDM変調器410が動作し、例えば、ニュース、映画、スポーツエベント等の情報をブロードキャストしている(broadcasting)。そのとき、図4に示されるように、移動局12は、特定チャンネルを特定周波数で見るために、基地局5にリクエストを送ることが出来る。もし、例えば有効契約を有する移動局等の、全ての条件が合えば、そのとき基地局5は、ブロードキャストチャンネル及び周波数に関する情報を付けたメッセージを移動局12に送る。
【0046】
もしユーザがブロードキャストサービスを選択した場合、選択ユニット420はエンコーダ421を作動させる。メモリユニット419は同時に、選択ユニット420から選択する指示を受け、この情報を保存する。エンコーダ421が作動させられた時、それは、送信されるべきブロードキャスト信号を符号化する。符号化は、ソース符号化とチャンネル符号化から成る。ソース情報は、デジタル通信システムで更に処理されるように、デジタルフォーマットに符号化される必要がある。ソース情報がデジタルフォーマットに符号化された後、このデジタルベースバンド信号には、冗長性(redundancy)が付加される必要がある。このプロセスは、チャンネル符号化として知られ、信号を、チャンネル欠陥、例えばノイズ、フェ-ディング(fading)等、の影響に対しよりよく耐性をもたせることにより、通信システムの性能を改善するように行われる。
【0047】
ブロードキャスト信号がエンコーダ421により符号化された後、それはそれからインタリーバ422によってインターリーブされる。モバイル通信チャンネルを伝わる信号は、フェーディングの影響を受けやすい。エラー補正符号が、フェードに起因するエラーをなくすように、又、同時に、信号パワーを合理的なレベルに維持するように、設計されている。多くのエラー補正符号は、ランダムなエラーを補正するのには良く機能する。然しながら、深いフェードの期間中、長いストリームの連続バーストエラーは、エラー補正機能を役立たずにする。インターリーバ422は、チャンネルによって生じたバーストエラーがランダムエラーに変換されるように、メッセージストリーム中のビットをランダム化する技法を実行する。
【0048】
OFDM変調器410はそのあと、インターリーバ422から受信した信号を変調する。デジタルビットストリームは、伝送されるために、無線−周波数(RF)搬送波上に変調される。変調された信号はこのあと、電磁(EM)場を伝播するフォームで、伝送ユニット430に伝送される。
【0049】
伝送するユニット430はこのあとこの信号を、変調器により提案された特定の周波数で移動局12に伝送する。従来のシステムと比較されるとおり、変調コントローラ425は、従来セットの変調に加えて付加されたデータ速度或いは波長をサポートし、変調コントローラ425は、一連の正弦波トーンを合成する。処理における容易さのため、OFDM変調器410は、デジタル信号処理(DSP)ソフトウェアを使用して組み込まれることが可能である。
【0050】
選択ユニット420は、もしユーザがユニキャストサービスを選択する場合、エンコーダ423を作動させる。メモリユニット419は、選択ユニット420から選択する指示を同時に受け取り、この情報を保存する。エンコーダ423が作動させられるとき、それは伝送されるべきユニキャスト信号を符号化する。エンコーダ423はエンコーダ421と同じ、或いは異なる符号化スキームを使ってもよい。
【0051】
ユニキャスト信号がエンコーダ423によって符号化された後、それはそのあとインターリーバ424によってインターリーブされる。インターリーバ424は、インターリーバ422と同じ又は異なるインターリーブ技法を使用する。
【0052】
CDM変調器415はそのあとインターリーバ424から受信した信号を変調する。CDM変調器415は、OFDM変調器410とは異なる変調スキームを使用する。変調された信号はこのあと、伝送するユニット430に伝送され、伝送ユニット430は、CDM信号を変調器により提案された特定の周波数で移動局に伝送する。システムにおいて他の送信機と共に伝送を時刻−同期化するために、クロック426が使用されてもよい。そのような時刻−同期化は、同期型ブロードキャスト伝送、例えばOFDM波形用など、との整合において利点がある。
【0053】
図14の移動局において、復調コントローラ535は、受信された信号の復調に応じ、OFDM復調器540或いはCDM復調器545を作動させることが可能である。
【0054】
復調コントローラ535の種々の部品が図14で説明されている。選択ユニット534は、もし受信ユニット550によって受信された信号がブロードキャスト信号であった場合は、OFDM復調器540を作動させる。メモリユニット532は同時に、選択ユニット530から選択する指示を受け取り、この情報を保存する。OFDM復調器540は、作動させられる時、ブロードキャスト信号を復調し始める。復調された信号はそのあと、インターリーバ422と同じビットスキームを使用してメッセージを再構築するデインターリーバ(deinterleaver)538に伝送される。デインターリーバ538はそのあと再構築されたメッセージを、メッセージを元の信号に復号するデコーダ537に伝送する。
【0055】
通信バス537は、受信機内の種々のモジュールへの情報フローを容易にする。伝送回路(示されていない)は、ANに空気界面で信号を伝送する。受信機は又、元の信号情報を受信機(示されていない)内の処理部品に通信バス537経由で供給する。
【0056】
選択ユニット534は又、もし受信ユニット550で受信された信号がユニキャスト信号であった場合は、CDM復調器545を作動させる。メモリユニット532は同時に、選択ユニット534から選択する指示を受け取り、この情報を保存する。CDM復調器545は、作動させられる時、ユニキャスト信号を復調し始める。CDM復調器545は、OFDM復調器540とは異なる復調スキームを使用する。復調された信号はそのあと、インターリーバ524と同じビットスキームを使用してメッセージを再構築するデインターリーバ(deinterleaver)139に伝送される。デインターリーバ539はそのあと再構築されたメッセージを、メッセージを元のアナログ信号に復号するデコーダ536に伝送する。デコーダ536は、デコーダ537と同じ或いは異なる復号スキームを使ってもよい。
【0057】
OFDMは、BCの伝送のための改善された性能を提供するが、然しながら、OFDMは、増加した複雑性、或いは一層高い送信機及び/又は受信機の要求をもたらす可能性がある。ここで説明された技術は種々の手段で実現され得る。前のセクションで述べたように、他の装置が同じ機能を達成するために構成されてもよいので、ブロードキャスト用の波形は必ずしもOFDMである必要がない。
【0058】
上述したように、同じPN符号を適用する技法を使用する実施例については、図6のSYNCBC170は、図11の中で図示されているような伝送スロット200において使用される。もっと具体的に本システムに適用されている変調プロセスは、図13により説明され得る。DFDM変調器410は、図12中のOFDM処理パス245に置き換えられてもよい。同様に、CDM変調器415は、図12中のCDM処理パスに置き換えられてもよい。
【0059】
c)同期型ブロードキャスト波形の他のソース(Alternate Sources of Synchronized Broadcast Waveforms)
無線通信システムの他の実施例では、上述のスロットのトラフィック部分を除去することにより、他の同期型ブロードキャスト波形がチャンネルのフォワードリンク伝送スロットで使用されることが可能である。これらの波形は他の変調スキームを提供する。共通拡散符号の適用は、BC伝送における改善された性能を提供する疑似マルチパスを生み出す。
【0060】
同期型BCはBC伝送の性能を改善し、従って、データスループット(data throughput)を増やす。ここで詳細に説明されたような同期型BCは、同じ波形を使用する同じBCコンテンツの伝送用に提供している。FLをタイムスロットに分割するスペクトラム−拡散方式においては、拡散型BCは1スロット当たりで使用される。同期型BCは、マルチパス用に使用されるのと同様な方法で、受信機側で決定されることが可能な、疑似マルチパスを効果的に提供する。ソフトハンドオフにおいては、受信機が多数の送信機からBC伝送を受信している時、受信される同期型BC信号はマルチパスとして見られる。一実施例においては、同期型BCはOFDM信号として提供され、そこでは、受信機は、同じ波形の多数のコピーを受け取り、OFDM受信機を使ってそのような信号を処理する。他の変調及び波形フォーマットが使用されることが出来、そこでは、多数の受信機が同じBCコンテンツを伝送するために同じ拡散符号を適用する。別の実施例においては、共通のPN符号又はBC PN符号が多数の送信機に適用され、そこでは、受信機は、そのような拡散を予期し、等価方法(equalization method)を使用して種々の信号を処理することが可能である。イコライザがBC伝送において再使用されることができ、ここではイコライザはBCパイロットに基づきトレーニングされる。他の実施例では、BC伝送用に分離したイコライザを使用する。更に他の実施例では、BC等価も含む、種々のシナリオのためにイコライザを再構築する。
【0061】
当業者は、情報及び信号は、種々様々な異なる技術及び技法の任意のものを使用して表わされることが出来ることを、理解するであろう。例えば、上記説明をとおして参照され得る、データ、指示(instructions)、コマンド(commands)、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場あるいはパーティクル、光場あるいはパーティクル、或いはこれらの任意の組み合わせ、によって表されることが出来る。
【0062】
当業者は、更に、ここに開示された実施例に関連して説明された、種々様々な図示された論理ブロック図、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータ、ソフトウェア、或いは両方の組み合わせとして実施され得ることを、認識するであろう。このハードウェアとソフトウェアとの交換性を明確に例証するために、種々様々な説明的な部品、ブロック図、モジュール、回路、及びステップが、概してそれらの機能性の観点から以上において説明されている。そのような機能性がハードウェア或いはソフトウェアとして実施されるかどうかは、特定のアプリケーション及び全体のシステムに課せられる設計上の制限に依存する。熟練した職人は、各特定のアプリケーションに対し、説明された機能性を様々な方法で実施するかもしれないが、しかし、そのような実施の決定は、本発明の範囲から逸脱する原因となるものとして解釈されるべきでない。
【0063】
ここで開示された実施例に関連して説明された、種々の説明的な論理ブロック図、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレー(FPGA)、或いは他のプログラマブル論理回路、ディスクリートゲート或いはトランジスター論理、ディスクリートハードウェア部品、或いはここで説明された機能を達成するように設計されたこれらの任意の組み合わせと共に実施或いは実行されることが出来る。汎用プロセッサーは、マイクロプロセッサーであってもよい、しかし別の例においては、プロセッサーは、従来のプロセッサー、コントローラ、マイクロコントローラ、或いは状態機械でもよい。プロセッサーは又、計算装置の組み合わせ、例えばDSPとマイクロプロセッサーとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと併用された1以上のマイクロプロセッサー、或いは他のそのような構成(configuration)として実施されることが出来る。
【0064】
ここで開示された実施例と関連して説明された方法或いはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサーによって実行されたソフトウェアモジュールで、或いは、上記2つの組み合わせで実施されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、或いは本技術分野で知られている記憶媒体の任意の他の形態、に常駐してもよい。記憶媒体はプロセッサーに結合され、プロセッサーは、記憶媒体から情報を読み出し、記憶媒体に情報を書き込む。別の方法では、記憶媒体はプロセッサーに内蔵されてもよい。プロセッサーと記憶媒体はASICに常駐してもよい。ASICはユーザーターミナルに常駐してもよい。別の方法では、プロセッサーと記憶媒体は、ユーザーターミナル中のディスクリート部品として常駐してもよい。
【0065】
参照のために、又特定セクションを探索するのに助けとなるように、ここでは見出しが含まれている。これらの見出しは、ここに開示されたコンセプトの範囲を制限するように意図されてはおらず、又、これらのコンセプトは、明細書全体をとおして他のセクションにおいて適用性がある。
【0066】
開示された実施例の以上の説明は、当業者の誰もが本発明を作り又は使用できるように提供されている。これら実施例の種々の変形は当業者には容易に明らかであり、ここに定義された包括的な原理は本発明の精神或いは範囲を逸脱することなく他の実施例に適用されることが出来る。従って、本発明は、ここで示された実施例に限定されるように意図されてはおらず、ここに開示された原理及び新規な特徴と矛盾しない、最も広い範囲が与えられるべきものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スペクトラム−拡散通信システムにおける同期型ブロードキャスト伝送方法であって、
送信機に特有の第一拡散符号により第一情報を拡散し、
複数の送信機に共通のブロードキャスト拡散符号によりブロードキャスト情報を拡散することを含む、同期型ブロードキャスト伝送方法。
【請求項2】
伝送を前記スペクトラム−拡散システムにおける1以上の他の送信機に時刻−同期させることを更に含む、
前記請求項1に記載の同期型ブロードキャスト伝送方法。
【請求項3】
複数のタイムスロットを有する伝送を準備することを更に含み、前記伝送は
複数の符号分割変調スロットと
同期型ブロードキャストスロットとを備える、
前記請求項1に記載の同期型ブロードキャスト伝送方法。
【請求項4】
符号分割変調を使用して前記第一情報を変調し、
直交周波数分割変調を使用して前記ブロードキャスト情報を変調することを更に含み、
なお前記第一情報を変調するステップでは前記第一情報は前記複数の符号分割変調スロットにより伝送され、
前記ブロードキャスト情報を変調するステップでは前記ブロードキャスト情報は前記同期型ブロードキャストスロットにより伝送されるものである、
前記請求項3に記載の同期型ブロードキャスト伝送方法。
【請求項5】
スペクトラム−拡散伝送システムにおける同期型ブロードキャスト伝送用装置であって、
前記送信機に特有の第一拡散符号により第一情報を拡散する第一手段と、
複数の送信機に共通のブロードキャスト拡散符号によりブロードキャスト情報を拡散する第二手段と、を備える同期型ブロードキャスト伝送用装置。
【請求項6】
前記スペクトラム拡散システムにおける1以上の他の送信機に、伝送を時刻−同期化させる手段を更に備える、
前記請求項5に記載の同期型ブロードキャスト伝送用装置。
【請求項7】
複数のタイムスロットを有する伝送を準備する手段を更に備え、前記伝送は
複数の符号分割変調スロットと
同期型ブロードキャストスロットとを備える、
前記請求項5に記載の同期型ブロードキャスト伝送用装置。
【請求項8】
符号分割変調を使用して前記第一情報を変調する第三手段と、
直交周波数分割変調を使用して前記ブロードキャスト情報を変調する第四手段と、を更に備え、
前記第三手段では、前記第一情報は前記複数の符号分割変調スロットにより伝送され、
前記第四手段では、前記ブロードキャスト情報は前記同期型ブロードキャストスロットにより送信される、
前記請求項5に記載の同期型ブロードキャスト伝送用装置。
【請求項9】
第一情報の送信機に特有の第一拡散符号を有する前記第一情報を受信する手段と、
ブロードキャスト情報の複数送信機に共通のブロードキャスト拡散符号を有する前記ブロードキャスト情報を受信する手段と、を備えるスペクトラム−拡散通信システムの受信機。
【請求項10】
ユニキャスト伝送用に最適化された第一波形を変調する第一変調器と、
ブロードキャスト伝送用に最適化された第二波形を変調するブロードキャスト変調器と、
前記第一変調器と前記ブロードキャスト変調器のうちの一つを送信されるべき情報のタイプの機能として動作させる変調コントローラと、を備えるアクセスネットワーク装置。
【請求項11】
前記変調コントローラが、
第一エンコーダと第一インターリーバとを有するユニキャスト伝送処理用の第一パスと、
第二エンコーダと第二インターリーバとを有するブロードキャスト伝送処理用の第二パスと、を備える
前記請求項10に記載のアクセスネットワーク装置。
【請求項12】
前記ブロードキャスト変調器は直交周波数分割変調器であり、前記第一変調器は符号分割変調器である、前記請求項10に記載のアクセスネットワーク装置。
【請求項13】
ブロードキャスト情報をブロードキャスト変調器に伝送するように構成され、ユニキャスト情報を第一変調器に伝送するように構成された、選択ユニットを更に備える前記請求項11に記載のアクセスネットワーク装置。
【請求項14】
タイム−スロットフォーマットでの伝送用に、変調された情報を準備するように構成された伝送ユニットを更に備え、ブロードキャスト情報とユニキャスト情報が1伝送タイムスロットに時分割多重化される、前記請求項13に記載のアクセスネットワーク装置。
【請求項15】
前記の1伝送タイムスロットはブロードキャストパイロットを含む、前記請求項14に記載のアクセスネットワーク装置。
【請求項14】
ユニキャスト伝送を復調するための第一復調器と、
ブロードキャスト伝送を復調するためのブロードキャスト復調器と、
前記第一変調器と前記ブロードキャスト変調器のうちの一つを受信された情報のタイプについて機能するように動作させる変調コントローラと、を備えるアクセスターミナル装置。
【請求項15】
受信情報を評価するように適用されたイコライザを更に備える、前記請求項14に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項16】
ブロードキャストパイロット信号を識別し、前記イコライザを、前記ブロードキャストパイロット信号に基づきトレーニングするように制御するブロードキャストコントローラを更に備える、前記請求項15に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項17】
前記イコライザはブロードキャスト情報と通信情報のために使用される、前記請求項16に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項18】
前記ブロードキャストコントローラは前記イコライザを、トラフィック情報用の第一コンフィギュレーションに、又、ブロードキャスト情報用の第二コンフィギュレーションに構成する、前記請求項17に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項19】
コンフィギュレーションは、前期イコライザと前記フィルタリング係数の調整を実行するために使用されるタップの数に関連する、前記請求項18に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項20】
受信情報を評価するための第一イコライザと、
受信ブロードキャスト情報を評価するためのブロードキャストイコライザと、
前記第一イコライザと前記ブロードキャストイコライザの動作を受信された伝送に対し機能するように制御するブロードキャストコントローラとを更に備える、
前記請求項14に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項21】
前記アクセスターミナル装置は、時分割多重フォーワードリンクフォーマットをサポートする、前記請求項14に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項22】
前記第一復調器は符号分割変調情報を復調するために適用されている、前記請求項14に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項23】
前記ブロードキャスト復調器は直交周波数分割変調情報を復調するために適用されている、前記請求項22に記載のアクセスターミナル装置。
【請求項24】
符号分割変調情報を有する第一部分と、
直交周波数分割変調情報を有する第二部分と、を備える搬送波で伝送される情報信号。
【請求項25】
前記第二部分は、
ブロードキャストパイロット部分と、
ブロードキャストコンテンツ部分とを備える、
前記請求項24に記載の伝送される情報信号。
【請求項26】
第一伝送スロットを受信し、
第一変調フォーマットを使用し変調された同期型ブロードキャストコンテンツと、第二変調フォーマットを使用し変調されたユニキャスト部分とを備えた第一伝送スロットの部分を識別し、
前記ユニキャスト部分を復調し、
前記ブロードキャスト部分を復調することを含み、
前記識別するステップでは、前記第一及び第二変調フォーマットは異なる、同期型ブロードキャストのための方法。
【請求項27】
ユニキャスト復調用の第一復調器を選択し、
ブロードキャスト復調用の第二復調器を選択することを更に含む、
前記請求項26に記載の同期型ブロードキャストのための方法。
【請求項28】
前記第二変調フォーマットは符号分割変調フォーマットである前記請求項27に記載の同期型ブロードキャストのための方法。
【請求項29】
前記第一変調フォーマットは直交周波数分割変調フォーマットである前記請求項28に記載の同期型ブロードキャストのための方法。
【請求項30】
前記第一変調フォーマットは、複数の送信機により使用されるブロードキャスト拡散符号を有する符号分割変調フォーマットである、前記請求項28に記載の同期型ブロードキャストのための方法。
【請求項31】
前記ブロードキャスト部分を復調することは、
前記ブロードキャスト部分をイコライズすることを更に含む、前記請求項30に記載の同期型ブロードキャストのための方法。
【請求項32】
前記ブロードキャスト部分を復調することは、
イコライザをブロードキャストパイロットに基づいてトレーニングすることを更に含む、前記請求項31に記載の同期型ブロードキャストのための方法。
【請求項33】
第一伝送スロットを受信する手段と、
第一変調フォーマットを使用し変調された同期型ブロードキャストコンテンツと、第二変調フォーマットを使用し変調されたユニキャスト部分とを備えた第一伝送スロットの部分を識別する手段と、
前記ユニキャスト部分を復調する手段と、
前記ブロードキャスト部分を復調する手段とを備え、
前記識別手段では、前記第一及び第二変調フォーマットは異なる、同期型ブロードキャスト用装置。
【請求項34】
識別する手段は、
ユニキャスト復調用の第一復調器を選択する手段と、
ブロードキャスト復調用の第二復調器を選択する手段とを更に備える、
前記請求項33に記載の同期型ブロードキャスト用装置。
【請求項35】
前記第二変調フォーマットは符号分割変調フォーマットである
前記請求項34に記載の同期型ブロードキャスト用装置。
【請求項36】
前記第一変調フォーマットは直交周波数分割変調フォーマットである前記請求項35に記載の同期型ブロードキャスト用装置。
【請求項37】
前記第一変調フォーマットは、複数の送信機により使用されるブロードキャスト拡散符号を有する符号分割変調フォーマットである、前記請求項35に記載の同期型ブロードキャスト用装置。
【請求項38】
前記ブロードキャスト部分を復調する手段は、
前記ブロードキャスト部分をイコライズする部分を更に備える、前記請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記ブロードキャスト部分を復調する手段は、
イコライザをブロードキャストパイロットに基づきトレーニングする手段を更に備える、前記請求項38に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−85259(P2013−85259A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−256128(P2012−256128)
【出願日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【分割の表示】特願2010−260410(P2010−260410)の分割
【原出願日】平成17年1月20日(2005.1.20)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】