説明

回転電機

【課題】回転電機の固定子鉄心等を効率よく冷却する。
【解決手段】回転電機は、回転子20と、固定子鉄心30と、固定子鉄心30を取り囲む固定子枠40と、を有する。回転子20は、円環状で回転可能な円環部材21aと、円環部材21aの外周面に固定された複数の台座22と、各台座22に固定された永久磁石23と、周方向間隙の外周面に対向する板面が形成された板材で周方向に隣り合う台座22を跨ぎながら周方向間隙を半径方向外側から覆い軸方向に貫通する回転子通風路70を形成し、下流側に通風用貫通穴71が形成された通風路用板材と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、永久磁石が取り付けられた回転子を有する回転電機に関する。
【背景技術】
【0002】
回転電機は、回転子と、この回転子を半径方向外側から取り囲む固定子鉄心と、この固定子鉄心を収容する固定子枠と、を有する。
【0003】
回転子は、所定の軸(回転中心軸)の周りを回転する。回転子には、例えば永久磁石が取り付けられたものがある。このような回転子は、円環状の部材の外周に台座が固定されて、この台座に永久磁石が固定されるものがある。回転子や固定子には、これらを冷却するための通風路が形成されるものがある(例えば特許文献1)。
【0004】
固定子は、固定子鉄心および固定子巻線等を有する。固定子鉄心には、固定子鉄心を冷却するための通風路が形成されるものがある。この通風路に冷却用の空気が流れることによって、固定子鉄心が冷却される。この通風路には、回転中心軸が延びる方向の一方向に空気が流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−142735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通風路には、軸方向に流れる軸方向流路と半径方向に流れる半径方向流路がある。軸方向流路は、固定子鉄心に形成されるものの他に、回転子と固定子鉄心との間に形成される空隙も含まれる。
【0007】
この空隙を流れる空気は、軸方向に流れるものと、半径方向に流れるものとがある。空隙の流路断面積に比べて、半径方向流路の流路断面積が大きいため、軸方向の上流側では、半径方向流路に流れる空気が多くなる。
【0008】
このため、軸方向流路の軸方向位置ごとに空気流量が異なってしまうことがある。流路分布が異なると、有効に冷却が行われる部位と、非効率な部位とに分かれてしまう。
【0009】
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、固定子鉄心等を効率よく冷却することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明に係る回転電機は、所定の軸周りを回転自在な回転子と、前記回転子を半径方向外側から取り囲む固定子鉄心と、前記固定子鉄心を半径方向外側から取り囲むように構成された固定子枠と、を有する回転電機において、前記回転子は、前記軸を半径方向外側から取り囲むように配置された円環状で、前記軸の周りを同軸に回転可能な円環部材と、それぞれが軸方向に延びて、互いに周方向間隙を形成するように前記円環部材の半径方向外側の外周面に固定された複数の台座と、前記各台座の半径方向外側にそれぞれ固定された複数の永久磁石と、前記半径方向間隙の前記外周面に対向する板面が形成された板材で、周方向に隣り合う前記台座を跨ぎながら前記周方向間隙を半径方向外側から覆い軸方向に貫通する通風路を形成し、前記板面に少なくとも一つの貫通穴が形成された通風路用板材と、を有し、前記板面の表面積に対する前記貫通穴の開口面積が、前記通風路に流れる空気の上流側に比べて下流側が大きくなるように形成されていること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、固定子鉄心等を効率よく冷却することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の回転電機の概略部分正断面図で、回転中心よりも上側半分を示す。
【図2】図1のII−II矢視を部分的に示した側面図である。
【図3】図2のIII部の拡大側面図である。
【図4】図1のIV−IV矢視を部分的に示した上面図である。
【図5】図1のV−V矢視を部分的に示した側面図である。
【図6】本発明に係る第2の実施形態の回転電機の回転子を部分的に示した概略部分上面図であって、第1の実施形態の図4に対応する図である。
【図7】本発明に係る第3の実施形態の回転電機の回転子を部分的に示した概略部分上面図であって、第1の実施形態の図4に対応する図である。
【図8】本発明に係る第4の実施形態の回転電機の回転子を部分的に示した概略部分上面図であって、第1の実施形態の図4に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る回転電機の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本実施形態の回転電機の概略部分正断面図で、回転中心よりも上側半分を示す。図2は、図1のII−II矢視を部分的に示した側面図である。図3は、図2のIII部の拡大側面図である。
【0015】
図4は、図1のIV−IV矢視を部分的に示した上面図である。図5は、図1のV−V矢視を部分的に示した側面図である。
【0016】
先ず、本実施形態の回転電機の構成について説明する。
【0017】
回転電機は、回転中心軸1の周りを回転する回転子20と、この回転子20が取り付けられた軸部材10と、固定子鉄心30と、これらを収容する固定子枠40と、を有する(図1)。
【0018】
軸部材10は、図示しない軸受で回転可能に支持されて、回転中心軸1の周りを同軸で回転する。
【0019】
回転子20は、全体で円環状をなし、軸部材10を取り囲む。固定子鉄心30は、回転子20の半径方向外側に所定の半径方向間隔(空隙61a)をあけて半径方向外側から取り囲む円環状である。
【0020】
回転子20および固定子鉄心30それぞれの構成等を以下に説明する。先ず、回転子20について説明する。
【0021】
回転子20は、円環部材21aと、複数の支持部材21bと、複数の台座22と、複数の永久磁石23と、複数の通風路用板材28と、を有する。
【0022】
支持部材21bは、軸部材10の四箇所の軸方向位置それぞれに複数本ずつ固定されて、軸部材10と共に回転可能である。各軸方向位置に固定される支持部材21bは、それぞれの軸方向位置から放射状に円環部材21aの内周面まで延びて、円環部材21aを支持する。
【0023】
円環部材21aは、支持部材21bに支持されて回転自在で、軸部材10を半径方向外側から取り囲む円環状の部材である。
【0024】
台座22は、円環部材21aの外周面に周方向(図2、図3の左右方向)に複数配列されている。これらの台座22は、互いに周方向間隙を形成するように配列される。これらの周方向間隙は、後述する回転子通風路70を形成する(図2、図3)。
【0025】
各台座22は、軸方向に長い長方形が形成される板状の部材で、半径方向外側に座面22aが形成されている。永久磁石23は、各座面22aに接着により取り付けられている。
【0026】
各台座22の周方向に面する部位には、軸方向に延びる固定溝22bが形成されている。この固定溝22bには、通風路用板部材が嵌め込まれる。
【0027】
通風路用板材28は、略長方形状の板材で、長辺側が固定溝22bに嵌め込まれる。このとき、通風路用板材28の各長辺側は、周方向に隣り合う台座を連結するように、周方向間隙を半径方向外側から覆う。すなわち、通風路用板材28の長方形状の板面が、周方向間隙の外周面に対向するように配置される。
【0028】
これにより、周方向間隙は、円環部材21aの外周面、隣り合う台座22および通風路用板材28によって、取り囲まれる。これらに取り囲まれた周方向間隙は、軸方向に空気が流通可能な回転子通風路70を形成する。
【0029】
通風路用板材28には、下流側(図1および図4の左側)寄りに、軸方向に長い略長方形状の通風用貫通穴71が形成されている。この通風用貫通穴71によって、回転子通風路70を流れる空気が、空隙61aに流れ出ることができる。
【0030】
次に、固定子鉄心30について説明する。
【0031】
固定子鉄心30は、上述したように、回転子20を半径方向外側から取り囲むように構成されて、全体で円環状の部材である。固定子鉄心30の内周面は、回転子20の外周面(半径方向外側)と所定の半径方向間隔(空隙61a)をあけるように配置される。この空隙61aは、後述する軸方向通風路61の一つである。この固定子鉄心30は、6個の鋼板群31と、5個のダクト板38と、を有する。
【0032】
鋼板群31は、詳細な図示は省略するが、複数の鋼板33が軸方向に積層されてなる。鋼板33は中央に穴が形成された円板状である。回転子20はこの穴を貫通するように配置される。また、各鋼板33の半径方向内側に内側溝34が形成され、外側には外側溝35が形成されている(図5)。
【0033】
内側溝34は、周方向に互いに等間隔に複数形成される。各鋼板33に形成された内側溝34は、鋼板33が積層されて鋼板群31を構成するときに、軸方向に連通する。さらに、各鋼板群31が軸方向に配列されたときに、各内周溝は軸方向に連通する。連通した内側溝34には、固定子巻線37が巻き回される。
【0034】
外側溝35は、周方向に互いに等間隔に複数形成される。各鋼板33に形成された外側溝35は、鋼板33が積層されて鋼板群31を構成するときに、軸方向に連通する。さらに、各鋼板群31が軸方向に配列されたときに、各外周溝は軸方向に連通する。連通した外側溝35は、冷却空気の流路(軸方向通風路61)を形成する。
【0035】
この外側溝35は、固定子枠40の内側で半径方向外側の開口が塞がれる。固定子枠40の構成は後で説明する。
【0036】
ダクト板38は、軸方向に配列された鋼板群31の間にそれぞれ配置される。すなわち、鋼板群31およびダクト板38が、軸方向に交互に配列されている。これらダクト板38は、詳細な図示は省略するが、それぞれ中央に穴があいた円板状の板で、少なくとも一方の穴あき円板面に複数の棒材が取り付けられている。これらの棒材は、放射状に取り付けられている。各棒材の間は、冷却空気に流路(半径方向通風路62)を形成する。
【0037】
固定子枠40は、固定子鉄心30を半径方向外側から取り囲むように構成される。固定子枠40の内周は、固定子鉄心30の外周に接している。固定子枠40の内面により、上述の軸方向通風路61の半径方向外側の開口が塞がれる。
【0038】
固定子枠40の外周面には、軸方向に長いフィン(図示せず)が複数取り付けられている。これらのフィンは、周方向に互いに間隔をあけて取り付けられている。
【0039】
この固定子枠40は、詳細な図示は省略しているが、軸部材10を固定している。また、固定子枠40には、外部から取り込まれて固定子枠40内を循環した空気が排気される排気口(図示せず)が形成されている。冷却用の空気の流れは、固定子枠40内にファン等を設けて発生させてもよい。
【0040】
続いて、本実施形態の作用について説明する。
【0041】
固定子枠40内に吸気された空気の大部分は、回転子20に形成された回転子通風路70、固定子鉄心30に形成された軸方向通風路61および空隙61aのいずれかに流れ込む。
【0042】
軸方向通風路61に流入した空気は、軸方向に、図1の左側に向かって流れる。空隙61aに流れ込んだ空気の一部は軸方向に流れ、一部はダクト板38の半径方向通風路62に流れ込む。半径方向通風路62を流れ出た空気は、固定子鉄心30の軸方向通風路61に流れ込み、軸方向に流れる。
【0043】
このとき、軸方向通風路61を流れる空気の熱の一部は、固定子枠40の外面を介して固定子枠40の外側のフィン等から放熱される。
【0044】
固定子鉄心30の下流側端部まで流れた空気は、固定子枠40の排気口から固定子枠40の外部に排出される。
【0045】
半径方向通風路62は一つのダクト板38に放射状に複数形成される。空隙61aの流路を一つの円環状の流路と捉えると、通常、ダクト板38がある軸方向位置では、半径方向通風路62の流路面積は、空隙61aの流路面積よりも大きい。
【0046】
半径方向通風路62が複数形成されるため、空隙61a内を流れる空気は、軸方向の通風量が減り、下流ではほとんど流れなくなる。このままでは、空隙61aの下流側付近では、固定子鉄心30の内周側等の冷却効果が、上流側に比べて低くなる。
【0047】
回転子通風路70に流れ込んだ空気は、上流側(図2の右側)では、ほぼ全て軸方向に図2の左側に向かって流れる。回転子通風路70を流れる空気の一部は、通風路用板材28に形成された通風用貫通穴71を通り抜けて、空隙61aに流れ出る。
【0048】
上述のように、半径方向通風路62が複数形成されているため、軸方向の上流側では、半径方向通風路62に流れ込みやすい。これは、上述の通り空隙61aの流路断面積よりも半径方向通風路62の流路断面積の方が大きいので、流動抵抗が空隙61aよりも半径方向通風路62が小さいためである。また、これは、回転子20の回転のファン効果により、半径方向外側に流れやすいためでもある。
【0049】
通常、永久磁石23や台座22等の発熱は、固定子鉄心30の発熱よりも小さい。このため、通風用貫通穴71から流れ出る空気は、固定子鉄心30を冷却する効果がある。
【0050】
空隙61aでは、軸方向に流れる空気の量よりも多量の空気が、半径方向通風路62に流れ込む。このため、空隙61aの下流側には、空隙61aの上流から流れ込む空気の量が少なくなる。これにより、空気が流れにくくなった分の空隙61aの下流側の空気の流量は、回転子通風路70の通風用貫通穴71から流れ出る空気によって補われることになる。その結果、軸方向通風路61や空隙61aを流れる空気量が軸方向の位置によってばらつくことは、抑制される。
【0051】
以上の説明からわかるように本実施形態によれば、固定子鉄心30等を効率よく冷却することが可能になる。
【0052】
[第2の実施形態]
第2の実施形態について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態の回転電機の回転子20を部分的に示した概略部分上面図であって、第1の実施形態の図4に対応する図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図5)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。また、本実施形態の回転電機の全体の構成は、第1の実施形態で説明した図1と同様である。
【0053】
本実施形態の通風路用板材28の通風用貫通穴71は、それぞれ丸穴形状で、下流側寄りに5個形成されている。
【0054】
これにより、半径方向通風路62に流れやすい部位に通風用貫通穴71を形成することが可能になる。例えば、半径方向通風路62と、各通風用貫通穴71の軸方向位置を揃えるとよい。
【0055】
よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、空気の下流への流れ方を、設計段階で調整することができる。
【0056】
[第3の実施形態]
第3の実施形態について図7を用いて説明する。図7は、本実施形態の回転電機の回転子20を部分的に示した概略部分上面図であって、第1の実施形態の図4に対応する図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図5)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。また、本実施形態の回転電機の全体の構成は、第1の実施形態で説明した図1と同様である。
【0057】
本実施形態の通風路用板材28の通風用貫通穴71の周方向幅(図7の上下方向)は、下流側に向かうに従って除々に大きくなるように形成されている。これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、より下流側に流れる空気量を多くすることが可能になる。
【0058】
[第4の実施形態]
第4の実施形態について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態の回転電機の回転子20を部分的に示した概略部分上面図であって、第1の実施形態の図4に対応する図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図5)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。また、本実施形態の回転電機の全体の構成は、第1の実施形態で説明した図1と同様である。
【0059】
本実施形態の通風路用板材28は、第2の実施形態の特徴に、第3の実施形態の特徴を組み合わせたものである。すなわち、下流側の穴直径を大きくすることによって、第3の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0060】
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0061】
また、上記実施形態では、軸部材は、軸受に回転可能に支持されているが、これに限らない。例えば、軸部材を固定して、この軸部材に軸受を取り付けて、この軸受の外周に支持部材21bを固定してもよい。この場合、回転中心を通風路として用いることも可能になる。この場合の軸受は、軸部材に接する側が固定されて、半径方向外側(外周面)が回転するように構成されている。この場合、軸部材の端部を開口させて、この開口から吸気して固定子枠40内に空気を取り込むように構成してもよい。
【符号の説明】
【0062】
1…回転中心軸
10…軸部材
20…回転子
21a…円環部材
21b…支持部材
22…台座
22a…座面
22b…固定溝
23…永久磁石
28…通風路用板材
30…固定子鉄心
31…鋼板群
33…鋼板
34…内側溝
35…外側溝
37…固定子巻線
38…ダクト板
40…固定子枠
61…軸方向通風路
61a…空隙
62…半径方向通風路
70…回転子通風路
71…通風用貫通穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の軸周りを回転自在な回転子と、
前記回転子を半径方向外側から取り囲む固定子鉄心と、
前記固定子鉄心を半径方向外側から取り囲むように構成された固定子枠と、
を有する回転電機において、
前記回転子は、
前記軸を半径方向外側から取り囲むように配置された円環状で、前記軸の周りを同軸に回転可能な円環部材と、
それぞれが軸方向に延びて、互いに周方向間隙を形成するように前記円環部材の半径方向外側の外周面に固定された複数の台座と、
前記各台座の半径方向外側にそれぞれ固定された複数の永久磁石と、
前記半径方向間隙の前記外周面に対向する板面が形成された板材で、周方向に隣り合う前記台座を跨ぎながら前記周方向間隙を半径方向外側から覆い軸方向に貫通する通風路を形成し、前記板面に少なくとも一つの貫通穴が形成された通風路用板材と、
を有し、
前記板面の表面積に対する前記貫通穴の開口面積が、前記通風路に流れる空気の上流側に比べて下流側が大きくなるように形成されていること、を特徴とする回転電機。
【請求項2】
前記通風路用板材は、軸方向に長い長方形状で、
前記貫通穴は、下流側寄りに形成された軸方向に長い矩形であること、
を特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記貫通穴の周方向幅は、下流側に向かうに従って除々に大きくなるように形成されていること、を特徴とする請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記通風路用板材は軸方向に長い長方形状で、前記貫通穴は、前記下流側寄りに複数形成されていること、を特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項5】
前記通風路用板材は、軸方向に長い長方形状で、
前記貫通穴は、前記板面に複数形成された円形状で、前記各貫通穴の穴直径は下流側に向かうに従って除々に大きくなるように形成されていること、
を特徴とする請求項4に記載の回転電機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−70572(P2013−70572A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−208951(P2011−208951)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(501137636)東芝三菱電機産業システム株式会社 (904)
【Fターム(参考)】