説明

固体状布地および/またはスキンケア組成物

本発明は、水溶性担体、布地柔軟化クレイ、並びに布地および/またはスキンケア化合物を含んでなる、固体状布地および/またはスキンケア組成物に関する。本発明は特に、水溶性担体が、粒状であり、柔軟化クレイ、並びに布地および/またはスキンケア化合物を含んでなる粉末で被覆されている、固体状布地および/またはスキンケア組成物に関する。本発明はまた、布地および/またはスキンケア組成物を含んでなる布地柔軟化洗剤または洗浄剤に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体状布地および/またはスキンケア組成物、並びにその使用および製造方法に関する。本発明はまた、固体状布地および/またはスキンケア組成物を含んでなる洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に関する。
【背景技術】
【0002】
繰り返し洗うことによって、布地はしばしば硬くなり、柔軟性を失う。布地の柔軟性/しなやかさを回復するため、好ましい芳香を布地に与えるため、および/または布地の帯電防止特性を改善するため、実際の洗い工程および洗浄工程の後、続く濯ぎ工程において、布地を布地柔軟剤で処理する。
【0003】
市販の布地柔軟剤のほとんどは、主な活性成分として、1つの分子内に1個または2個の長鎖アルキル基を有するカチオン性布地柔軟化化合物を含んでなる水性組成物である。広く使用されているカチオン性布地柔軟化化合物は、例えば、メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N,N−ジ(獣脂アシルオキシエチル)アンモニウム化合物、メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N,N−ジ(獣脂アシルオキシエチル)アンモニウム化合物またはN,N−ジメチル−N,N−ジ(獣脂アシルオキシエチル)アンモニウム化合物を包含する。
【0004】
カチオン性布地柔軟化化合物の故に、これら従来の布地柔軟剤組成物を、実際の洗い工程または洗浄工程において洗濯洗剤または洗濯洗浄剤と同時に使用することはできない。なぜなら、カチオン性布地柔軟化化合物は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤のアニオン性界面活性剤と、望ましくない相互作用を示すからである。従って、更なる濯ぎ工程が必要であるが、これは、時間およびエネルギーを要する。
【0005】
もう1つの欠点は、従来の布地柔軟剤は、濯ぎ工程の間、洗濯物上への石灰残渣の堆積を防げないことである。更に、従来の布地柔軟剤はしばしば、洗濯機の洗剤ディスペンサーに見た目の悪い堆積物を残す。
【0006】
別の布地および/またはスキンケア化合物を用いると、例えば、独立した投入および/または独立した濯ぎサイクルを要するといった問題も生じ得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤と一緒に使用できる布地および/またはスキンケア組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、水溶性担体、布地柔軟化クレイ、並びに布地またはスキンケア化合物を含んでなる固体状布地および/またはスキンケア組成物によって達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
このような布地および/またはスキンケア組成物は、自動洗い工程または自動洗浄工程の主要な洗いサイクルで使用できる。布地および/またはスキンケア組成物は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤と一緒に、洗濯機の槽または洗剤ディスペンサーに添加できる。これは、追加の濯ぎサイクルが不要であり、洗剤ディスペンサーに見た目の悪い堆積物が生じないという利点を有する。更に、ボトルの貯蔵中に底面に痕跡を生じるかまたはクロージャー領域に見た目の悪い堆積物を生じ得る液滴が、ボトルの縁に残らないので、この固体状組成物は、液体状組成物より容易に、そして良好に扱われる。同じことは、投入時に組成物の一部を不注意でこぼす場合にもあてはまる。布地柔軟化クレイは、水を軟化する効果も示すので、洗濯物上への付加的な石灰堆積物を防ぐ。
【0010】
更に、布地柔軟化クレイ、並びに布地および/またはスキンケア化合物が、洗い工程の開始時に、洗濯物まで早くも直ちに運ばれ、このようにして、それらの潜在能力の全てを発揮できることは有利である。
【0011】
水溶性担体は、好ましくは、無機アルカリ金属塩、有機アルカリ金属塩、無機アルカリ土類金属塩、有機アルカリ土類金属塩、有機酸、炭水化物、ケイ酸塩、尿素およびそれらの混合物からなる群から選択される。
【0012】
これらの材料は、安価なだけでなく、水に極めてよく溶ける。更に、これらの材料は、中立の香りを有する。
【0013】
水溶性担体は、特に好ましくは、炭水化物を包含し、デキストロース、フルクトース、ガラクトース、イソグルコース、グルコース、スクロース、ラフィノースおよびそれらの混合物からなる群から選択される。
【0014】
炭水化物からなるかまたは少なくとも主に炭水化物からなる水溶性担体を使用すると、水溶性担体として無機塩を使用する場合に特に起こり得る洗濯機の腐食問題が回避される。
【0015】
固体状布地および/またはスキンケア組成物は、有利には50〜99重量%、好ましくは75〜95重量%の水溶性担体を含んでなる。
【0016】
固体状布地および/またはスキンケア化合物は、特に好ましくは、布地柔軟化ポリマー、蛍光剤、再付着防止剤、蛍光増白剤、グレーイング阻害剤、収縮阻害剤、しわ防止剤、色移り阻害剤、抗菌剤、殺菌剤、殺真菌剤、酸化防止剤、帯電防止剤、アイロン助剤、紫外線吸収剤、防水剤、含浸剤およびそれらの混合物からなる群から選択される。
【0017】
これらの布地および/またはスキンケア化合物の1種以上を添加することによって、柔軟性に加え、更なる有利な効果が、本発明に従った布地および/またはスキンケア組成物で処理された布地に与えられるか、或いは、布地の洗浄および/またはコンディショニングおよび/または着用時に生じ得る弊害または悪影響(例えば、退色、グレーイング、皮膚炎など)が低減される。
【0018】
布地および/またはスキンケア組成物は、極めて特に好ましくは、好適にはポリシロキサン、カチオン性ポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択される、布地柔軟化ポリマーを含んでなる。
【0019】
布地柔軟化ポリマー、特に、ポリシロキサン、カチオン性ポリマーまたはそれらの混合物を添加することによって、布地および/またはスキンケア組成物の布地柔軟化効果を更に高めることができる。
【0020】
更に、布地および/またはスキンケア組成物は、好適には、好ましくは染料、香料、充填材、バインダーおよびそれらの混合物からなる群から選択される、更なる成分を含んでなる。特に好ましい態様では、固体状布地および/またはスキンケア組成物は、更に、香料を含んでなる。これに関しては、香料の量が、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは2〜7重量%の範囲であることが特に好ましい。
【0021】
布地および/またはスキンケア組成物はまた、とりわけ、洗濯物に好ましい芳香を与えるべきであり、この理由から、好ましくは香料を含んでなる。洗濯物の芳香の印象は、布地および/またはスキンケア組成物中に場合により存在していてよいポリシロキサンおよび/またはカチオン性ポリマーによって増強することができる。主要な洗いサイクルで添加される、本発明に従った布地および/またはスキンケア組成物の更なる利点は、洗い工程および洗浄工程の開始直後に早くも香料が洗濯物まで運ばれ、このようにして、その潜在能力の全てを発揮できることである。
【0022】
更に、布地柔軟剤化合物として第四級アンモニウム化合物を含有する従来の液体状布地柔軟化組成物では、より高い香料濃度(通常の布地柔軟化組成物では0.4重量%超の香料、濃縮された布地柔軟化組成物では1重量%超の香料)で、組成物の安定性に関する問題も生じる。本発明に従った布地および/またはスキンケア組成物では、より多量(1重量%超)の香料を問題なく配合することができる。
【0023】
水溶性担体が、粒状で存在し、柔軟化クレイ、並びに布地および/またはスキンケア化合物を含んでなる粉末で被覆されていることが特に好ましい。これに関しては、水溶性担体の粒子寸法が、特に好ましくは、0.6〜30mm、特に0.8〜7mm、特に好ましくは1〜3mmの範囲である。
【0024】
被覆粉末の組成を変えるだけでよいので、この態様によって、異なった布地および/またはスキンケア組成物を容易かつ迅速に構成することが可能になる。被覆粉末への布地および/またはスキンケア化合物の使用は、粉末の担体への付着を強くする。これは、液体状布地および/またはスキンケア化合物の場合に特にあてはまる。布地柔軟化ポリマーを使用する場合、布地および/またはスキンケア組成物の柔軟化力を更に強めることができる。被覆粉末中の布地柔軟化クレイが一定量に達した時点で、被覆粉末は水溶性担体にもはや十分に付着しないので、このことは、被覆粉末中の布地柔軟化クレイの含有量を増やすだけでは達成できない。
【0025】
0.8〜7mmの範囲、特に好ましくは1〜3mmの範囲に粒子寸法を有する布地および/またはスキンケア組成物が、特に良好に、目的に応じて投入できる。
【0026】
本発明はまた、布地をコンディショニングするための本発明の固体状布地および/またはスキンケア組成物の使用に関する。
【0027】
更に、本発明は、布地および/またはスキンケア化合物の存在下、粒状担体および布地柔軟化クレイを混合する、粒状水溶性担体、布地柔軟化クレイ、並びに布地および/またはスキンケア化合物を含んでなる固体状布地および/またはスキンケア組成物の製造方法に関する。
【0028】
本発明は更に、本発明の固体状布地および/またはスキンケア組成物を含んでなる洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に関する。
【0029】
本発明の布地および/またはスキンケア組成物を洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合することによって、柔軟化洗濯洗剤または洗濯洗浄剤(「2−イン−1」洗濯洗剤または洗濯洗浄剤)が消費者に提供され、消費者は2種類の組成物を投入する必要がなくなる。更に、香料を布地および/またはスキンケア組成物に添加する場合、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤、並びに布地および/またはスキンケア組成物を芳香付けする必要はなく、2種類の組成物のうち1種類だけ、好ましくは布地および/またはスキンケア組成物だけを芳香付けすればよい。これは、コストを下げるだけでなく、敏感肌を有する消費者および/またはアレルギーがある消費者にとって有利でもある。また、布地および/またはスキンケア組成物の組成を変えるだけでよいので、異なった布地および/またはスキンケア効果を有する洗濯洗剤または洗濯洗浄剤が容易かつ迅速に得られることは有利である。
【0030】
本発明を、特に例によって以下により詳細に記載する。
【0031】
固体状布地および/またはスキンケア組成物は、必須成分として、水溶性担体、布地柔軟化クレイ、並びに布地および/またはスキンケア化合物を含む。
【0032】
布地および/またはスキンケア組成物は、例えばスメクタイトクレイのような、布地柔軟化クレイを含んでなる。好ましいスメクタイトクレイは、バイデライトクレイ、ヘクトライトクレイ、ラポナイトクレイ、モンモリロナイトクレイ、ノントロナイトクレイ、サポナイトクレイ、ソーコナイトクレイおよびそれらの混合物である。モンモリロナイトクレイは、好ましい柔軟化クレイである。ベントナイトは主にモンモリロナイトを含有し、布地柔軟化クレイの好ましい供給源であり得る。
【0033】
適当なベントナイトは、例えば、Sued-Chemie社から商標名Laundrosil(登録商標)で、またはLaviosa社から商標名Detercal(登録商標)で市販されている。
【0034】
布地および/またはスキンケア組成物中の布地柔軟化クレイの量は、0.1〜10重量%であり、好ましくは1〜5重量%である。
【0035】
布地柔軟化クレイに加えて、布地および/またはスキンケア組成物は、布地および/またはスキンケア化合物を含んでなる。これは、好ましくは、布地柔軟化ポリマー、蛍光剤、再付着防止剤、蛍光増白剤、グレーイング阻害剤、収縮阻害剤、しわ防止剤、色移り阻害剤、抗菌剤、殺菌剤、殺真菌剤、酸化防止剤、帯電防止剤、アイロン助剤、紫外線吸収剤、防水剤、含浸剤およびそれらの混合物からなる群から選択される。これに関して、布地および/またはスキンケア組成物は、好ましくは布地柔軟化ポリマー、特にポリシロキサンおよび/またはカチオン性ポリマーを含んでなる。
【0036】
好ましく使用されるポリシロキサンは、少なくとも以下の構造単位:
【化1】

[式中、Rは、相互に独立に、C〜C30アルキル、好ましくはC〜Cアルキル、特にメチルまたはエチルであり、
nは、1〜5000、好ましくは10〜2500、特に100〜1500である。]
を有する。
【0037】
また、ポリシロキサンが、以下の更なる構造単位:
【化2】

[式中、Rは、C〜C30アルキル、好ましくはC〜Cアルキル、特にメチルまたはエチルであり、
Yは、場合により置換されていてもよい直鎖または分枝C〜C20アルキレン、好ましくは−(CH−(ここで、mは1〜16、好ましくは1〜8、特に2〜4、とりわけ3である。)であり、
、Rは、相互に独立に、H、或いは場合により置換されていてもよい直鎖または分枝C〜C30アルキル、好ましくはアミノ基で置換されているC〜C30アルキル、特に好ましくは−(CH−NH(ここで、bは1〜10、最も好ましくは2である。)であり、
xは、1〜5000、好ましくは10〜2500、特に100〜1500である。]
を有することが好ましいこともある。
【0038】
ポリシロキサンが、Rがメチルである構造単位a)のみを有するならば、それはポリジメチルシロキサンである。ポリジメチルポリシロキサンは、布地ケア化合物として知られている。
【0039】
適当なポリジメチルシロキサンは、DC-200(Dow Corning社製)、Baysilone(登録商標)M 50、Baysilone(登録商標)M 100、Baysilone(登録商標)M 350、Baysilone(登録商標)M 500、Baysilone(登録商標)M 1000、Baysilone(登録商標)M 1500、Baysilone(登録商標)M 2000、またはBaysilone(登録商標)M 5000(全てGE Bayer Silicones社製)を包含する。
【0040】
また、ポリシロキサンが、構造単位a)およびb)を含有することが好ましい場合もある。特に好ましいポリシロキサンは、以下の構造:
(CH3)3Si-[O-Si(CH3)2]n-[O-Si(CH3){(CH2)3-NH-(CH2)2-NH2}]x-OSi(CH3)3
[式中、n+xの和は、2〜10,000の数である。]
で示される。
【0041】
構造単位a)およびb)を含有する適当なポリシロキサンは、例えば、商標名DC2-8663、DC2-8035、DC2-8203、DC05-7022またはDC2-8566(全てDow Corning社製)で商業的に入手可能である。市販品Dow Corning(登録商標)7224、Dow Corning(登録商標)929 Cationic EmulsionまたはFormasil 410(GE Silicones社製)も同様に、本発明に適している。
【0042】
適当なカチオン性ポリマーは、特に、"CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionary", 第4版、J. M. Nikitakisら編、Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association出版、1991に記載され、”ポリクオタニウム”の総称でまとめられているものを包含する。幾つかの適当なポリクオタニウム化合物を、より詳細に以下に列挙する。
【0043】
ポリクオタニウム−1(CAS番号:68518−54−7)
定義:{(HOCH2CH2)3N+-CH2CH=CHCH2-[N+(CH3)2-CH2CH=CHCH2]x-N+(CH2CH2OH)3}[Cl-]x+2
【0044】
ポリクオタニウム−2(CAS番号:63451−27−4)
定義:[-N(CH3)2-CH2CH2CH2-NH-C(O)-NH-CH2CH2CH2-N(CH3)2-CH2CH2OCH2CH2-]2+(Cl-)2
例えば(Rhodia社から)Mirapol(登録商標)A-15として入手できる。
【0045】
ポリクオタニウム−3
定義:アクリルアミドおよびトリメチルアンモニウムエチルメタクリレートメトスルフェートのコポリマー
【0046】
ポリクオタニウム−4(CAS番号:92183−41−0)
定義:ヒドロキシエチルセルロースおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドのコポリマー
例えば(National Starch社から)Celquat(登録商標)H 100またはCelquat(登録商標)L200として入手できる。
【0047】
ポリクオタニウム−5(CAS番号:26006−22−4)
定義:アクリルアミドおよびβ−メタクリルイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルフェートのコポリマー
例えば、(Nalco社から)Nalco 7113として、或いは(全てHercules社から)からReten(登録商標)210、Reten(登録商標)220、Reten(登録商標)230、Reten(登録商標)240、Reten(登録商標)1104、Reten(登録商標)1105またはReten(登録商標)1106として入手できる。
【0048】
ポリクオタニウム−6(CAS番号:26062−79−3)
定義:ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのポリマー
例えば、(Ondeo-Nalco社から)Merquat(登録商標)100として入手できる。
【0049】
ポリクオタニウム−7(CAS番号:26590−05−6)
定義:アクリルアミドおよびジメチルジアリルアンモニウムクロリドモノマーからなる重合体第四級アンモニウム塩
例えば、(Ondeo-Nalco社から)Merquat(登録商標)550またはMerquat(登録商標)Sとして入手できる。
【0050】
ポリクオタニウム−8
定義:硫酸ジメチルで四級化されたメチル−およびステアリルジメチルアミノエチルメタクリレートの重合体第四級アンモニウム塩
【0051】
ポリクオタニウム−9
定義:臭化メチルで四級化されたポリジメチルアミノエチルメタクリレートの重合体第四級アンモニウム塩
【0052】
ポリクオタニウム−10(CAS番号:53568−66−4;55353−19−0;54351−50−7;81859−24−7;68610−92−4;81859−24−7)
定義:トリメチルアンモニウム置換エポキシと反応させたヒドロキシエチルセルロースの重合体第四級アンモニウム塩
例えば、(National Starch社から)Celquat(登録商標)SC-240、(全てAmerchol社から)UCARE(登録商標)Polymer JR-125、UCARE(登録商標)Polymer JR-400、UCARE(登録商標)Polymer JR-30M、UCARE(登録商標)Polymer LR 400、UCARE(登録商標)Polymer LR 30M、UCARE(登録商標)Polymer SR-10として入手できる。
【0053】
ポリクオタニウム−11(CAS番号:53633−54−8)
定義:硫酸ジエチルとビニルピロリドンおよびジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマーとの反応によって形成された第四級アンモニウムポリマー
例えば、(BASF社から)Luviquat(登録商標)PQ 11 PN、(GAF社から)Gafquat(登録商標)734、Gafquat(登録商標)755またはGafquat(登録商標)755Nとして入手できる。
【0054】
ポリクオタニウム−12(CAS番号:68877−50−9)
定義:エチルメタクリレート/アビエチルメタクリレート/ジエチルアミノエチルメタクリレートコポリマーと硫酸ジメチルとの反応によって形成された第四級アンモニウムポリマー塩
【0055】
ポリクオタニウム−13(CAS番号:68877−47−4)
定義:エチルメタクリレート/オレイルメタクリレート/ジエチルアミノエチルメタクリレートコポリマーと硫酸ジメチルとの反応によって得られる重合体第四級アンモニウム塩
【0056】
ポリクオタニウム−14(CAS番号:27103−90−8)
定義:式-{-CH2-C-(CH3)-[C(O)O-CH2CH2-N(CH3)3]}+x[CH3SO4]-xで示される重合体第四級アンモニウム塩
【0057】
ポリクオタニウム−15(CAS番号:35429−19−7)
定義:アクリルアミドおよびβ−メタクリルイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー
【0058】
ポリクオタニウム−16(CAS番号:95144−24−4)
定義:メチルビニルイミダゾリウムクロリドおよびビニルピロリドンから形成された重合体第四級アンモニウム塩
例えば、(全てBASF社から)Luviquat(登録商標)FC 370、Luviquat(登録商標)Style、Luviquat(登録商標)FC 550またはLuviquat(登録商標)Excellenceとして入手できる。
【0059】
ポリクオタニウム−17(CAS番号:90624−75−2)
定義:アジピン酸およびジメチルアミノプロピルアミンとジクロロエチルエーテルとの反応によって得られる重合体第四級アンモニウム塩
例えば、(Rhodia社から)Mirapol(登録商標)AD-1として入手できる。
【0060】
ポリクオタニウム−18
定義:アゼライン酸およびジメチルアミノプロピルアミンとジクロロエチルエーテルとの反応によって得られる重合体第四級アンモニウム塩
例えば、(Rhodia社から)Mirapol(登録商標)AZ-1として入手できる。
【0061】
ポリクオタニウム−19
定義:ポリビニルアルコールと2,3−エポキシプロピルアミンとの反応によって得られる重合体第四級アンモニウム塩
【0062】
ポリクオタニウム−20
定義:ポリビニルオクタデシルエーテルと2,3−エポキシプロピルアミンとの反応によって得られる重合体第四級アンモニウム塩
【0063】
ポリクオタニウム−21(CAS番号:102523−94−4)
定義:ポリシロキサン/ポリジメチルジアルキルアンモニウムアセテートコポリマー
例えば(Goldschmidt-Degussa社から)Abil(登録商標)B 9905として入手できる。
【0064】
ポリクオタニウム−22(CAS番号:53694−17−0)
定義:ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸コポリマー
例えば(Ondeo-Nalco社から)Merquat(登録商標)280として入手できる。
【0065】
ポリクオタニウム−24(CAS番号:107987−23−5)
定義:ヒドロキシエチルセルロースとラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドとの反応から得られる重合体第四級アンモニウム塩
例えばQuatrisolft(登録商標)として入手できる。
【0066】
ポリクオタニウム−27
定義:ポリクオタニウム−2とポリクオタニウム−17との反応から得られるブロックコポリマー
【0067】
ポリクオタニウム−28(CAS番号:131954−48−8)
定義:ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー
例えば(GAF社から)Gafquat(登録商標)HS-100として入手できる。
【0068】
ポリクオタニウム−29
定義:プロピレンオキシドと反応されエピクロロヒドリンで四級化されたキトサン
【0069】
ポリクオタニウム−30
定義:式-[CH2C(CH3)(C(O)OCH3)]x[CH2C(CH3)(C(O)OCH2CH2N+(CH3)2CH2COO-)]y-で示される重合体第四級アンモニウム塩
【0070】
ポリクオタニウム−31(CAS番号:136505−02−7)
【0071】
ポリクオタニウム−32(CAS番号:35429−19−7)
定義:2−プロペンアミド含有N,N,N−トリメチル−2−[(2−メチル−1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]エタンアミニウムクロリドのポリマー
【0072】
ポリクオタニウム−37(CAS番号:26161−33−1)
定義:メタクリロイルトリメチルクロリドのホモポリマー
例えば(3V Sigma社から)Synthalen(登録商標)CRとして入手できる。
【0073】
ポリクオタニウム−44(CAS番号:150595−70−5)
定義:ビニルピロリドンおよび四級化イミダゾリンのコポリマーの第四級アンモニウム塩
例えば、(BASF社から)Luviquat(登録商標)Ultracareとして入手できる。
【0074】
ポリクオタニウム−68(CAS番号:827346−45−2)
定義:ビニルピロリドン、メタクリルアミド、ビニルイミダゾールおよび四級化ビニルイミダゾールの四級化コポリマー
例えば、(BASF社から)Luviquat(登録商標)Supremeとして入手できる。
【0075】
ここで、カチオン性ポリマーは、布地柔軟化効果を必ず有するだけでなく、スキンケア効果を示すこともできる。
【0076】
スキンケア化合物は、布地が固体状布地および/またはスキンケア組成物と接触する間に布地上に吸収され、布地が皮膚と接触する間に、本発明に従った布地および/またはスキンケア組成物で処理されていない布地と比較して皮膚に利点を与える、化合物または化合物の混合物を意味すると理解される。この利点は、例えば、布地から皮膚へのスキンケア化合物の移動、皮膚から布地へのより少ない水の移動、または皮膚表面と布地の間のより小さい摩擦を含み得る。
【0077】
スキンケア化合物は、好ましくは疎水性であり、液体または固体であり得、固体状布地および/またはスキンケア組成物の他成分と適合性でなければならない。スキンケア化合物は、例えば、以下を包含し得る。
a)カルナウバ蝋、鯨蝋、ビーズワックス、ラノリンのようなワックス、それらの誘導体およびそれらの混合物;
b)植物抽出物、例えば、アボカド油、オリーブ油、パーム油、パーム核油、菜種油、亜麻仁油、大豆油、落花生油、コリアンダー油、ヒマシ油、ケシ油、ココア油、ココナツ油、パンプキンシード油、小麦胚種油、ゴマ油、ヒマワリ油、アーモンド油、マカダミアナッツ油、杏仁油、ヘーゼルナッツ油、ホホバ油またはキャノーラ油、カモミール、アロエベラのような植物油、およびそれらの混合物;
c)ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン酸またはポリ不飽和脂肪酸のような高級脂肪酸;
d)ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、または2−ヘキサデカノールのような高級脂肪アルコール;
e)セチルオクタノエート、ラウリルラクテート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピルアジペート、ブチルステアレート、デシルオレエート、コレステロールイソステアレート、グリセロールモノステアレート、グリセロールジステアレート、グリセロールトリステアレート、アルキルラクテート、アルキルシトレート、および/またはアルキルタートレートのようなエステル;
f)パラフィン、鉱油、スクアラン、またはスクアレンのような炭化水素;
g)脂質;
h)ビタミンA、CまたはEのようなビタミン、或いはビタミンアルキルエステル;
i)リン脂質;
j)オクチルメトキシシンナメートおよびブチルメトキシベンゾイルメタンのような日焼け止め剤;
k)直鎖または環状ポリジメチルシロキサン、アミノ置換、アルキル置換、アルキルアリール置換またはアリール置換シリコーン油のようなシリコーン油、および
l)それらの混合物。
【0078】
更に適当な布地ケア化合物は、好ましくは、蛍光剤、再付着防止剤、蛍光増白剤、グレーイング阻害剤、収縮阻害剤、しわ防止剤、色移り阻害剤、抗菌剤、殺菌剤、殺真菌剤、酸化防止剤、帯電防止剤、アイロン助剤、紫外線吸収剤、防水剤、含浸剤を包含する。これらの布地ケア化合物の特定例は、本発明に従った洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の記載に見出すことができ、固体状布地および/またはスキンケア組成物に使用することもできる。
【0079】
固体状布地および/またはスキンケア組成物は、記載した化合物の混合物を含むこともできる。
【0080】
布地および/またはスキンケア組成物中の布地および/またはスキンケア化合物の量は、0.1〜10重量%、好ましくは1〜6重量%である。
【0081】
固体状布地および/またはスキンケア組成物の更なる必須成分は水溶性担体である。これは、好ましくは、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのような無機アルカリ金属塩或いはそれらの混合物、例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウムまたは酒石酸カリウムナトリウムのような有機アルカリ金属塩、例えば、塩化カルシウムまたは塩化マグネシウムのような無機アルカリ土類金属塩、例えば乳酸カルシウムのような有機アルカリ土類金属塩、炭水化物、例えばクエン酸または酒石酸のような有機酸、例えば、水ガラス、ケイ酸ナトリウムまたはケイ酸カリウムのようなケイ酸塩、尿素、およびそれらの混合物を包含する。水溶性担体は、特に、例えば、デキストロース、フルクトース、ガラクトース、イソグルコース、グルコース、スクロース、ラフィノース、およびそれらの混合物からなる群から選択される炭水化物を包含し得る。添加される炭水化物は、例えば、氷砂糖またはザラメ糖であり得る。
【0082】
水溶性担体は、上記材料の混合物も包含し得る。
【0083】
好適には、水溶性担体の粒子寸法は、0.6〜30mm、特に0.8〜7mm、とりわけ好ましくは1〜3mmの範囲である。水溶性担体は、特に好ましくは、1〜2mmの粒子寸法を有するスクロース結晶を包含する。
【0084】
被覆の水溶性担体への付着力を強めるため、布地および/またはスキンケア化合物を、純粋な形態、或いは溶液、エマルションまたは分散体の形態のいずれかで、液体として添加する場合が特に有利である。
【0085】
本発明に従った布地および/またはスキンケア組成物は、場合により更なる成分を含むことができる。
【0086】
布地および/またはスキンケア組成物の審美的印象を高めるため、それを、適当な染料で着色できる。当業者にとって選択することが困難ではない、好ましい染料は、高い貯蔵安定性を有し、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の他成分に対して或いは光に対して非感受性であり、布地繊維に対してそれらを着色しないように著しい直接性を有さない。
【0087】
更に、布地および/またはスキンケア組成物は、香料を含むことができる。布地および/またはスキンケア組成物が香料を含んでなることは、実のところ、特に好ましい。
【0088】
適当な香油または芳香物質は、個々の香料化合物、例えば、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素のタイプの合成品を包含する。しかしながら、魅力的な芳香ノートを共同で生ずる異なった芳香物質の混合物が好ましく使用される。このような香油は、植物源から入手できるもののような天然の芳香化合物の混合物を包含してもよい。
【0089】
好適には、布地および/またはスキンケア組成物中の香料の量は、0.1〜20重量%、特に好ましくは1〜10重量%、極めて特に好ましくは2〜7重量%の範囲である。
【0090】
加えて、布地および/またはスキンケア組成物は、シリカまたは塩のような充填材を含むことができる。塩は、例として、例えば硫酸ナトリウムのようなアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を包含し得る。充填材の量は、0.1〜10重量%の範囲、好ましくは1〜5重量%の範囲であり得る。
【0091】
光沢を増すために、布地および/またはスキンケア組成物は、パール光沢剤を含むこともできる。例としての適したパール光沢剤は、エチレングリコールモノ−およびジ−ステアレート(例えば、Cognis社製Cutina(登録商標)AGS)、並びにPEG−3−ジステアレートである。
【0092】
布地および/またはスキンケア組成物は、バインダーを含むこともできる。適当なバインダーは、例えば、ポリエチレングリコール、溶解性炭水化物、ポリエステル、脂肪酸、脂肪酸石鹸または四級化アンモニウム化合物を包含する。
【0093】
布地および/またはスキンケア組成物を製造するため、布地柔軟化クレイ、布地および/またはスキンケア化合物、並びに任意の染料、香料、充填材および/またはパール光沢剤を含んでなる被覆粉末を、ミキサーで、水溶性担体上に堆積させる。
【0094】
布地および/またはスキンケア組成物は、布地をコンディショニングするのに特に適している。このため、布地および/またはスキンケア組成物を、従来の洗い工程および洗浄工程の(主要な)洗いサイクルで、従来の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤と一緒に、布地と接触させる。
【0095】
布地および/またはスキンケア組成物は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合できる。
【0096】
このため、固体状洗濯洗剤または洗濯洗浄剤を、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%の本発明に従った布地および/またはスキンケア組成物と混合する。
【0097】
布地および/またはスキンケア組成物に加えて、本発明に従った洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、界面活性剤を含んでなり、アニオン性、非イオン性、カチオン性および/または両性界面活性剤を使用できる。アニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤との混合物が技術的観点から好ましい。洗濯洗剤の合計界面活性剤含有量は、洗濯洗剤全体に基づいて、好ましくは40重量%未満、特に好ましくは35重量%未満である。
【0098】
好ましい非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化された、有利にはエトキシル化された、特に、好ましくは8〜18個の炭素原子と、アルコール1mol当たり平均して1〜12molのエチレンオキシド(EO)とを含有する第一級アルコールである。そのアルコール基は、直鎖または好ましくは2位メチル分枝であってよく、或いはオキソアルコール基に通常存在するように直鎖基とメチル分枝基とを混合状態で含有していてもよい。しかしながら、特に、12〜18個の炭素原子を含有する天然起源のアルコール、例えば、ココナツアルコール、パームアルコール、獣脂アルコールまたはオレイルアルコールの直鎖基と、アルコール1mol当たり平均して2〜8個のEOとを含有するアルコールエトキシレートが好ましい。好ましいエトキシル化アルコールは、例えば、3個のEO、4個のEOまたは7個のEOを含有するC12〜14アルコール、7個のEOを含有するC9〜11アルコール、3個のEO、5個のEO、7個のEOまたは8個のEOを含有するC13〜15アルコール、3個のEO、5個のEOまたは7個のEOを含有するC12〜18アルコール、およびそれらの混合物、例えば3個のEOを含有するC12〜14アルコールと7個のEOを含有するC12〜18アルコールとの混合物を包含する。上記のエトキシル化度は統計的平均値であり、特定の生成物に関しては、整数または分数であってよい。好ましいアルコールエトキシレートは、狭い同族体分布を有する(狭範囲エトキシレート、NRE)。
【0099】
これらの非イオン性界面活性剤の他に、12個を超えるEOを含有する脂肪アルコールを使用することもできる。その例は、14個のEO、25個のEO、30個のEOまたは40個のEOを含有する獣脂脂肪アルコールである。
【0100】
分子中にEO基とPO基とを一緒に含有する非イオン性界面活性剤を、本発明に従って使用してもよい。EO−POブロック単位またはPO−EOブロック単位を含有するブロックコポリマーを、本発明では添加できるが、EO−PO−EOコポリマーまたはPO−EO−POコポリマーも添加できる。EO単位およびPO単位がブロックとして存在しないが、代わりに統計的に分布している、混合アルコキシル化非イオン性界面活性剤も、もちろん使用できる。このような生成物は、脂肪アルコールに、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを同時に作用させることによって得ることができる。
【0101】
また、更なる非イオン性界面活性剤として、一般式:RO(G)[式中、Rは、8〜22個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子を含有する直鎖またはメチル分枝、特に2位メチル分枝第一級脂肪族基を表し、Gは5または6個の炭素原子を含有するグリコース単位、好ましくは、グルコースを表す。]で示されるアルキルグリコシドを添加してもよい。モノグリコシドおよびオリゴグリコシドの分布を表すオリゴマー化度xは、1〜10、好ましくは1.2〜1.4の任意の数である。アルキルグリコシドは、既知の穏やかな界面活性剤である。
【0102】
単独の非イオン性界面活性剤としてまたは他の非イオン性界面活性剤と組み合わせて使用できる、好ましい非イオン性界面活性剤の別の種類は、好ましくはアルキル鎖中に1〜4個の炭素原子を含有する、アルコキシル化、好ましくはエトキシル化、またはエトキシル化およびプロポキシル化脂肪酸アルキルエステル、特に脂肪酸メチルエステルである。
【0103】
アミンオキシドタイプの非イオン性界面活性剤、例えばN−ココアルキル−N,N−ジメチルアミンオキシドおよびN−獣脂アルキル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキシド、並びに脂肪酸アルカノールアミドも適当であり得る。これらの非イオン性界面活性剤が使用される量は、好ましくは、エトキシル化脂肪アルコールが使用される量以下、特にその半分以下である。
【0104】
別の適当な界面活性剤は、式(VII):
【化3】

[式中、RCOは、6〜22個の炭素原子を含有する脂肪族アシル基を表し、Rは、水素、1〜4個の炭素原子を含有するアルキルまたはヒドロキシアルキル基を表し、[Z]は3〜10個の炭素原子と3〜10個のヒドロキシル基とを含有する直鎖または分枝ヒドロキシアルキル基を表す。]
で示されるポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは既知の物質であり、通常、還元糖を、アンモニア、アルキルアミンまたはアルカノールアミンで還元的アミノ化し、その後、脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸クロリドでアシル化することにより得ることができる。
【0105】
また、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドのグループは、式(VIII):
【化4】

[式中、Rは、7〜12個の炭素原子を含有する直鎖または分枝アルキル基またはアルケニル基を表し、Rは、2〜8個の炭素原子を含有する直鎖、分枝または環状アルキル基或いはアリール基を表し、Rは、1〜8個の炭素原子を含有する直鎖、分枝もしくは環状アルキル基またはアリール基またはオキシアルキル基を表し(この場合、C1〜4アルキル基またはフェニル基が好ましい)、[Z]は、アルキル鎖が少なくとも2個のヒドロキシル基により置換されている直鎖ポリヒドロキシアルキル基、またはこの基のアルコキシル化、好ましくはエトキシル化もしくはプロポキシル化誘導体を表す。]
で示される化合物も包含する。
【0106】
[Z]は、好ましくは、糖、例えば、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノースまたはキシロースの還元的アミノ化により得られる。その後、N−アルコキシ−もしくはN−アリールオキシ−置換化合物は、触媒としてのアルコキシドの存在下で脂肪酸メチルエステルと反応させることにより、所望のポリヒドロキシ脂肪酸アミドに転化され得る。
【0107】
洗濯洗剤または洗濯洗浄剤中の非イオン性界面活性剤含有量は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤全体に各々基づいて、好ましくは5〜30重量%、有利には7〜20重量%、特に9〜15重量%である。
【0108】
適当なアニオン性界面活性剤の例は、スルホネート型およびスルフェート型のアニオン性界面活性剤である。スルホネート型の適当な界面活性剤は、有利には、例えば、末端または内部二重結合を有するC12〜18モノオレフィンから、三酸化硫黄ガスによるスルホン化とそのスルホン化生成物のその後のアルカリ加水分解または酸加水分解により得られるような、C9〜13アルキルベンゼンスルホネート、オレフィンスルホネート、即ち、アルケンおよびヒドロキシアルカンのスルホネートおよびジスルホネートの混合物である。C12〜18アルカンから、例えば、スルホクロロ化またはスルホキシド化およびその後の加水分解または中和により得られるアルカンスルホネートも適当である。同様に、α−スルホ脂肪酸のエステル(エステルスルホネート)、例えば、水添ココナツ脂肪酸、パーム核脂肪酸または獣脂脂肪酸のα−スルホン化メチルエステルも適当である。
【0109】
別の適当なアニオン性界面活性剤は、硫酸化脂肪酸グリセロールエステルである。脂肪酸グリセロールエステルは、1〜3molの脂肪酸を用いたモノグリセロールのエステル化によって、または0.3〜2molのグリセロールを用いたトリグリセリドのエステル交換によって得られるような、モノエステル、ジエステルおよびトリエステル、並びにそれらの混合物を包含する。この場合、好ましい硫酸化脂肪酸グリセロールエステルは、6〜22個の炭素原子を含有する飽和脂肪酸、例えばカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸またはベヘン酸の硫酸化生成物である。
【0110】
好ましいアルキル(アルケニル)スルフェートは、C12〜C18脂肪アルコール、例えば、ココ脂肪アルコール、獣脂アルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコールまたはステアリルアルコール、或いはC10〜C20オキソアルコールから誘導された硫酸半エステル、並びにこれらの鎖長を有する第二級アルコールの半エステルの、アルカリ金属塩、特にナトリウム塩である。また、石油化学に基づいて製造された合成直鎖アルキル基を含有し、脂肪化学原料に基づく適切な化合物に類似した分解挙動を示す、上記鎖長のアルキル(アルケニル)スルフェートも好ましい。洗濯性能の理由からは、C12〜C16アルキルスルフェートおよびC12〜C15アルキルスルフェート、およびC14〜C15アルキルスルフェートが好ましい。商標名DAN(登録商標)でShell Oil Companyから入手できる2,3−アルキルスルフェートも、適当なアニオン性界面活性剤である。
【0111】
また、例えば、平均3.5molのエチレンオキシド(EO)を含有する2−メチル分枝C9〜11アルコールまたは1〜4EO含有C12〜18脂肪アルコールのような、1〜6molのエチレンオキシドでエトキシル化された直鎖または分枝C7〜21アルコールから誘導された、硫酸モノエステルも適している。それらの高い発泡能のため、それらは洗浄剤に、比較的少量でしか、例えば1〜5重量%の量でしか使用されない。
【0112】
別の適当なアニオン性界面活性剤は、スルホスクシネートとしても知られているアルキルスルホコハク酸塩、またはスルホコハク酸エステル、およびスルホコハク酸とアルコール、好ましくは脂肪アルコール、特にエトキシル化脂肪アルコールとのモノエステルおよび/またはジエステルである。好ましいスルホスクシネートは、C8〜18脂肪アルコール基またはそれらの混合物を含有する。特に好ましいスルホスクシネートは、非イオン性界面活性剤であるエトキシル化脂肪アルコールから誘導された脂肪アルコール基を含有する。また、脂肪アルコール基が狭範囲同族体分布を有するエトキシル化脂肪アルコールから誘導されたスルホスクシネートが、特に好ましい。好ましくはアルキル(アルケニル)鎖中に8〜18個の炭素原子を含有するアルキル(アルケニル)コハク酸またはそれらの塩を使用することも、同様に可能である。
【0113】
特に好ましいアニオン性界面活性剤は、石鹸である。飽和および不飽和脂肪酸石鹸が適しており、その例は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、(水添)エルカ酸およびベヘン酸の塩、並びに特に天然脂肪酸(例えば、ココナツ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸または獣脂脂肪酸)から誘導された石鹸混合物である。
【0114】
石鹸を含むアニオン性界面活性剤は、それらのナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態であり得、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンまたはトリエタノールアミンのような有機塩基の可溶性塩であり得る。アニオン性界面活性剤は、好ましくは、それらのナトリウム塩またはカリウム塩の形態、特にナトリウム塩の形態である。
【0115】
好ましい洗濯洗剤または洗濯洗浄剤中のアニオン性界面活性剤含有量は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤全体に各々基づいて、2〜30重量%、有利には4〜25重量%、特に5〜22重量%である。
【0116】
布地および/またはスキンケア組成物並びに界面活性剤に加えて、洗濯洗剤および洗濯洗浄剤は、洗濯洗剤および洗濯洗浄剤の応用技術的特性および/または審美的特性を更に改善する更なる成分を含むことができる。本発明では、好ましい洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、ビルダー、漂白剤、漂白活性剤、酵素、香料、香料担体、蛍光剤、染料、抑泡剤、シリコーン油、再付着防止剤、蛍光増白剤、グレーイング阻害剤、収縮阻害剤、しわ防止剤、色移り阻害剤、抗菌剤、殺菌剤、殺真菌剤、酸化防止剤、防腐剤、防蝕剤、帯電防止剤、苦味剤、アイロン助剤、防水剤および含浸剤、膨潤剤および滑り防止剤、中性充填材および紫外線吸収剤からなる群からの材料を1種以上含有する。
【0117】
特に、ケイ酸塩、ケイ酸アルミニウム(とりわけゼオライト)、炭酸塩、有機ジカルボン酸およびポリカルボン酸の塩、並びにこれら材料の混合物を、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤中に含まれるビルダーとして挙げることができる。
【0118】
適当な結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、一般式:NaMSi2x+1O[式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4の数であり、yは0〜20の数であり、xの好ましい値は2、3または4である。]で示される。記載した式の好ましい結晶性層状ケイ酸塩は、Mがナトリウムを表し、xが2もしくは3のものである。特に、β−二ケイ酸ナトリウムおよびδ−二ケイ酸ナトリウム(NaSi・yHO)の両方が好ましい。
【0119】
別の有用なビルダーは、遅延溶解し、二次的洗い特性を示す、1:2〜1:3.3、好ましくは1:2〜1:2.8、より好ましくは1:2〜1:2.6の組成比NaO:SiOを有する、非晶質ケイ酸ナトリウムである。従来の非晶質ケイ酸ナトリウムと比較して遅い溶解は、様々な方法で、例えば、表面処理、コンパウンド化、圧縮によって、または過乾燥によって、得ることができる。本発明では、用語「非晶質」はまた、「X線非晶質」を意味する。言い換えれば、ケイ酸塩は、結晶性物質に典型的なシャープなX線反射を生じないが、数度の回折角の幅を有する散乱X線の最大値を1つ以上示す。しかしながら、特に良好なビルダー特性は、電子回折実験においてケイ酸塩粒子が不明瞭な或いは鋭い回折最大値さえ示す場合に、まさに達成され得る。これは、生成物がサイズ10nm〜数百nmの微結晶領域を有することを意味すると解釈され得、その値は最大50nmまで、特に最大20nmまでが好ましい。圧縮非晶質ケイ酸塩、コンパウンド化非晶質ケイ酸塩、および過乾燥X線非晶質ケイ酸塩が、特に好ましい。
【0120】
適当な微細結晶のうち、結合水含有合成ゼオライトであるゼオライトAおよび/またはゼオライトPが好ましい。ゼオライトMAP(登録商標)(Crosfield社の市販品)が、ゼオライトPとして特に好ましい。しかしながら、ゼオライトX、およびゼオライトA、Xおよび/またはPの混合物も適当である。例えば、商標名VEGOBOND AX(登録商標)でSASOL社によって市販されている、ゼオライトXおよびゼオライトAの共結晶生成物(約80重量%のゼオライトX)が、商業的に入手可能であり、本発明で好ましく使用される。この生成物は、式:
nNa2O・(1-n)K2O・Al2O3・(2-2.5)SiO2・(3.5-5.5)H2O
[式中、nは0.90〜1.0である。]
で示すことができる。
【0121】
ゼオライトは、噴霧乾燥粉末として、またその製造方法からまだ湿っている未乾燥安定化懸濁液として使用することができる。ゼオライトを懸濁液として添加する場合には、その懸濁液は、安定剤として、少量の非イオン性界面活性剤、例えばゼオライトに基づいて1〜3重量%の、2〜5個のエチレンオキシド基を含有するエトキシル化C12〜C18脂肪アルコール、4〜5個のエチレンオキシド基を含有するC12〜C14脂肪アルコール、またはエトキシル化イソトリデカノールを含有することができる。適当なゼオライトは、10μm未満の平均粒径(体積分布;測定法:Coulter counter)を有し、好ましくは18〜22重量%、より好ましくは20〜22重量%の結合水を含有する。
【0122】
生態学的理由から使用を避ける必要がなければ、もちろん、ビルダー物質として一般に知られているリン酸塩を添加することもできる。オルトリン酸塩、ピロリン酸塩、とりわけトリポリリン酸塩の、ナトリウム塩が特に適当である。
【0123】
洗濯洗剤または洗濯洗浄剤中に存在し得る有機ビルダーは、好ましくはナトリウム塩として添加される、ポリアクリル酸塩およびアクリル酸/マレイン酸コポリマー、ポリアスパラギン酸塩のようなポリカルボン酸塩ポリマー、並びにクエン酸塩、グルコン酸塩、コハク酸塩またはマロン酸塩のような単量体ポリカルボン酸塩を包含する。
【0124】
漂白剤として作用し、水中でHを供給する化合物のうち、過ホウ酸ナトリウム四水和物および過ホウ酸ナトリウム一水和物が特に重要である。使用され得る更なる漂白剤の例は、過炭酸ナトリウム、ペルオキシピロリン酸塩、クエン酸塩過水和物、および過安息香酸塩、ペルオキシフタル酸塩、ジペルオキシアゼライン酸、フタロイミノ過酸またはジペルオキシドデカン二酸のようなHを発生する過酸塩または過酸である。
【0125】
60℃以下の温度で洗う際に改善された漂白効果を達成するため、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は漂白活性剤を含むことができる。使用され得る漂白活性剤は、過加水分解条件下で、好ましくは1〜10個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子を含有する脂肪族ペルオキシカルボン酸、および/または場合により置換されていてよい過安息香酸を生じる化合物である。上記した数の炭素原子のO−および/またはN−アシル基、および/または場合により置換されていてよいベンゾイル基を含有する物質が適当である。ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド、特にN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn−ノナノイルまたはイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−またはイソ−NOBS)、無水カルボン酸、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、エチレングリコールジアセテートおよび2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフランが好ましい。
【0126】
通常の漂白活性剤に加えてまたは代えて、いわゆる漂白触媒を洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合することもできる。これらの物質は、漂白を増強する遷移金属塩または遷移金属錯体、例えば、マンガン、鉄、コバルト、ルテニウムまたはモリブデンの塩錯体またはカルボニル錯体である。窒素含有三脚型配位子を有するマンガン、鉄、コバルト、ルテニウム、モリブデン、チタン、バナジウムおよび銅の錯体、並びにコバルト、鉄、銅およびルテニウムのアンミン錯体を、漂白触媒として使用することもできる。
【0127】
洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤中に、カプセル化酵素および/または直接に酵素を含有してもよい。適当な酵素は、特に、ヒドロラーゼ種のもの、例えばプロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼまたは脂肪分解酵素、アミラーゼ、セルラーゼまたは他のグリコシルヒドロラーゼ、ヘミセルラーゼ、クチナーゼ、β−グルカナーゼ、オキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、ペルヒドロラーゼおよび/またはラッカーゼ、並びに上記酵素の混合物である。これらのヒドロラーゼは全て、洗濯中、汚れ(例えば、タンパク質汚れ、脂肪汚れまたはデンプン汚れ)の除去およびグレーイングに対して寄与する。更に、セルラーゼおよび他のグリコシルヒドロラーゼは、ピリングおよび微小繊維の除去によって、布地の柔らかさを増し、色を保留することができる。オキシリダクターゼもまた、漂白または色移り低減のために添加できる。
【0128】
枯草菌(Bacillus subtilis)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、ストレプトミセス・グリセウス(Streptomyceus griseus)およびフミコラ・インソレンス(Humicola insolens)のような細菌株または真菌から得られる酵素活性物質が、特に適当である。サブチリシンタイプのプロテアーゼ、特にバチルス・レンタス(Bacillus lentus)から得られるプロテアーゼが、好ましく使用される。本発明では、酵素混合物、例えば、プロテアーゼとアミラーゼとの酵素混合物、またはプロテアーゼとリパーゼもしくは脂肪分解酵素との酵素混合物、またはプロテアーゼとセルラーゼとの酵素混合物、またはセルラーゼとリパーゼもしくは脂肪分解酵素との酵素混合物、またはプロテアーゼとアミラーゼとリパーゼもしくは脂肪分解酵素との酵素混合物、またはプロテアーゼとリパーゼもしくは脂肪分解酵素とセルラーゼとの酵素混合物、特にプロテアーゼおよび/またはリパーゼ含有混合物もしくは脂肪分解酵素含有混合物が特に興味深い。そのような脂肪分解酵素の例は、既知のクチナーゼである。また、ペルオキシダーゼまたはオキシダーゼも一部のケースでは適当であることが証明されている。適当なアミラーゼは、特に、α−アミラーゼ、イソアミラーゼ、プルラナーゼおよびペクチナーゼを包含する。セロビオヒドロラーゼ、エンドグルカナーゼ、およびセロビアーゼとしても知られているβ−グルコシダーゼ、またはそれらの混合物は、好ましいセルラーゼである。様々なタイプのセルラーゼは、それらのCMCアーゼ活性およびアビセラーゼ活性によって異なっているため、所望の活性は、セルラーゼの的を絞った混合により調節することができる。
【0129】
酵素は、早期分解から酵素を守るために、担体に吸着されていてよい。洗濯洗剤または洗濯洗浄剤中に直接含まれている、酵素、酵素混合物または酵素顆粒の含有量は、例えば、約0.01〜5重量%であり得、好ましくは0.12〜約2.5重量%である。
【0130】
しかしながら、例えばアレルギーおよび/または敏感肌の消費者向けの特殊な洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の場合、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は酵素を含有しないことが好ましい場合もある。
【0131】
1つの態様では、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、場合により、通常10重量%まで、好ましくは0.5〜7重量%、特に1〜3重量%の量で、1種以上の香料を含有してよい。本発明では、添加される香料の量もまた、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤のタイプに依存する。しかしながら、香料が、布地および/またはスキンケア組成物を介して洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合されることが特に好ましい。しかしながら、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤が、布地および/またはスキンケア組成物を介しては洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合されていない香料を含有することも可能である。
【0132】
洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の審美的印象を改善するために、それらを、適当な染料で(場合により一部分だけでも)着色できる。当業者にとって選択することが困難ではない、好ましい染料は、高い貯蔵安定性を有し、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の他成分或いは光に対して非感受性であり、布地繊維に対してそれらを着色しないように著しい直接性を有さない。
【0133】
場合により担体材料に適用されていてもよい、石鹸、パラフィン、またはシリコーン油は、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合できる抑泡剤の例である。
【0134】
適当な、防汚剤とも称される再付着防止剤は、例えば、非イオン性セルロースエーテルに各々基づいて15〜30重量%のメトキシ基含有量および1〜15重量%のヒドロキシプロピル基含有量を有する、メチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロースのような非イオン性セルロースエーテル、並びに従来技術から既知のフタル酸および/またはテレフタル酸のポリマーまたはそれらの誘導体、特に、エチレンテレフタレートおよび/またはポリエチレンおよび/またはポリプロピレングリコールテレフタレートのポリマー或いはそれらのアニオン的および/または非イオン的変性誘導体である。適当な誘導体は、フタル酸ポリマーおよびテレフタル酸ポリマーのスルホン化誘導体を包含する。変性された、例えば、アルコキシル化および/または四級化および/または酸化ポリアミンは、特に綿含有布地に対する、適当な汚れ分離ポリマーの別の種類を表す。ポリアミンは、例えば、ポリエチレンアミンのようなポリアルキレンアミン、またはポリエチレンイミンのようなポリアルキレンイミンである。この種の汚れ分離ポリマーの好ましい例は、エトキシル化ポリエチレンイミンおよびエトキシル化ポリエチレンアミンである。
【0135】
処理される布地のグレーイングおよび黄ばみを除去するため、蛍光増白剤(いわゆる「増白剤」)を洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に添加してもよい。これらの材料は、繊維上に吸収され、不可視紫外線を可視光に転換することによって増白効果および擬似漂白効果を招き、太陽光から吸収された紫外線が、やや青みを帯びた蛍光として放射され、グレーイングおよび/または黄ばみを生じた洗濯物の黄色い色調を純白にする。適当な化合物は、例えば、4,4’−ジアミノ−2,2’−スチルベンジスルホン酸(フラボン酸)、4,4’−ジスチリルビフェニレン、メチルウンベリフェロン、クマリン、ジヒドロキノリノン、1,3−ジアリールピラゾリン、ナフタール酸イミド、ベンゾオキサゾール系、ベンゾイソオキサゾール系およびベンズイミダゾール系、並びに複素環置換基含有ピレン誘導体の物質類から誘導される。蛍光増白剤は、通常、最終の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に基づいて、0重量%〜0.3重量%の量で添加される。
【0136】
グレーイング阻害剤は、洗濯液中に浮遊している繊維から放出された汚れを保持する役割を果たし、それによって汚れの再吸着を防ぐ。これには、通常有機起源の、水溶性コロイドが適当であり、その例は、糊、ゼラチン、デンプンまたはセルロースのエーテルスルホン酸の塩、或いはセルロースまたはデンプンの酸性硫酸エステルの塩である。酸性基含有水溶性ポリアミドも、この目的に適している。更に、上記したデンプン生成物のような、可溶性デンプン調製品なども使用でき、その例は、分解デンプン、アルデヒドデンプンなどである。ポリビニルピロリドンも使用できる。しかしながら、カルボキシメチルセルロース(Na塩)、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースのようなセルロースエーテル、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロースのような混合エーテル、およびそれらの混合物の使用が好ましく、例えば、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に基づいて0.1〜5重量%の量で添加され得る。
【0137】
染色された布地を洗うおよび/または洗浄する間、染料の放出および/または染料の他の布地への転移を有効に抑制するため、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、色移り阻害剤を含有し得る。色移り阻害剤が、例えばビニルピロリドンおよび/またはビニルイミダゾールのような環状アミンのポリマーまたはコポリマーであることが好ましい。色移り阻害剤として適しているポリマーは、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルイミダゾール(PVI)、ビニルピロリドンおよびビニルイミダゾールのコポリマー(PVP/PVI)、ポリビニルピリジンN−オキシド、ポリ−N−カルボキシメチル−4−ビニルピリジウムクロリド、およびそれらの混合物を包含する。ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルイミダゾール(PVI)、またはビニルピロリドンおよびビニルイミダゾールのコポリマー(PVP/PVI)が、色移り阻害剤として特に好ましく使用される。添加されるポリビニルピロリドン(PVP)は、好ましくは、2,500〜400,000の平均分子量を有し、PVP K 15、PVP K 30、PVP K 60またはPVP K 90としてISP Chemicals社から、或いはSokalan(登録商標)HP 50またはSokalan(登録商標)HP 53としてBASF社から、商業的に入手可能である。添加されるビニルピロリドンおよびビニルイミダゾールのコポリマー(PVP/PVI)は、好ましくは、5,000〜100,000の範囲に分子量を有する。市販のPVP/PVIコポリマーは、例えばBASF社製Sokalan(登録商標)HP 56である。
【0138】
洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の総重量に基づいた色移り阻害剤の量は、好ましくは0.01〜2重量%、有利には0.05〜1重量%、より好ましくは0.1〜0.5重量%である。
【0139】
しかしながら、代わりに、ペルオキシダーゼを含む酵素系および過酸化水素または水中で過酸化水素を生じる物質も、色移り阻害剤として添加できる。この場合、ペルオキシダーゼの伝達物質化合物、例えばアセトシリンゴン、フェノール誘導体、またはフェノチアジン或いはフェノキサジンを添加することが好ましく、それによって、上記した重合体色移り阻害剤も、併せて使用できる。
【0140】
布地、特にレーヨン、スパンレーヨン、綿およびそれらの混紡物から製造された布地は、個々の繊維が、繊維方向と直角の曲げ、折れ、押しつぶしおよび挟みに敏感であるため、しわになりやすいので、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、合成しわ防止剤を含有し得る。それらは例えば、通常エチレンオキシドと反応された、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪酸アルキロールエステル、脂肪酸アルキロールアミドまたは脂肪アルコールに基づいた合成品、或いはレシチンまたは変性リン酸エステルに基づいた生成物を包含する。
【0141】
微生物を抑制するため、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、抗菌剤を含有することができる。抗菌スペクトルおよび作用機構によって、抗菌剤は、静菌剤および殺菌剤、静真菌剤および殺真菌剤などに区別されている。これらのグループの重要な例は、例えば、塩化ベンザルコニウム、アルキルアリールスルホネート、ハロフェノールおよび酢酸フェニル水銀であるが、これらの化合物は、本発明の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤から全く除外されていてもよい。
【0142】
本発明の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、防腐剤を含有してもよいが、好ましくは、皮膚を敏感にさせる可能性をほとんどまたは全く有さない防腐剤しか使用されない。その例は、ソルビン酸およびその塩、安息香酸およびその塩、サリチル酸およびその塩、フェノキシエタノール、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、N−(ヒドロキシメチル)グリシン酸ナトリウム、ビフェニル−2−オールおよびそれらの混合物である。適当な防腐剤は、7までのpH範囲で使用され得る、ジアゾリジニル尿素、安息香酸ナトリウムおよびソルビン酸カリウムの組み合わせの溶媒不含有水溶液(Schuelke & Mayr社からEuxyl(登録商標)K 500として入手可能)である。
【0143】
洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、酸素および他の酸化過程により生じる、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤および/またはそれらで処理された布地における望ましくない変化を防ぐために、酸化防止剤を含有してもよい。この種の化合物は、例えば、置換フェノール、ヒドロキノン、ピロカテコールおよび芳香族アミン、並びに有機スルフィド、ポリスルフィド、ジチオカルバメート、ホスファイト、ホスホネートおよびビタミンEを包含する。
【0144】
洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に含有され得る帯電防止剤の更なる使用によって、着心地を良くすることができる。帯電防止剤は表面伝導性を増し、従って、形成された電荷の消失を促進する。外部帯電防止剤は、通常、少なくとも1個の親水性分子配位子を含有する物質であり、表面上に多かれ少なかれ含水膜を形成する。通常表面活性である、これらの帯電防止剤は、窒素含有帯電防止剤(アミン、アミド、第四級アンモニウム化合物)、リン含有帯電防止剤(リン酸エステル)、およびイオウ含有帯電防止剤(アルキルスルホネート、アルキルスルフェート)に細分され得る。ラウリル−(またはステアリル)ジメチルベンジルアンモニウムクロリドが、布地用帯電防止剤として、または洗濯洗剤または洗濯洗浄剤への添加剤として適しており、更なる仕上げ効果をもたらす。
【0145】
処理された布地の再湿潤性を向上するため、そして処理された布地のアイロンがけを容易にするため、例えばシリコーン誘導体を、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合することができる。シリコーン誘導体は更に、それらの抑泡特性によって、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の最終濯ぎ挙動を改善する。好ましいシリコーン誘導体は、例えば、それらのアルキル基が1〜5個の炭素原子を含有し、部分的または全体的にフッ素化されている、ポリジアルキルシロキサンまたはアルキルアリールシロキサンである。好ましいシリコーンは、必要に応じ誘導体化されていてもよく、アミノ官能化または四級化されており、或いはSi−OH、Si−Hおよび/またはSi−Cl結合を含有する、ポリジメチルシロキサンである。好ましいシリコーンの粘度は、25℃で100〜100,000mPasの範囲であり、シリコーンは、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤全体に基づいて、0.2〜5重量%の量で添加され得る。
【0146】
最後に、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、処理された布地上に吸収され、繊維の耐光性を改善する、紫外線吸収剤を含有してもよい。これら所望の特性を有する化合物は、例えば、有効無放射失活する2位および4位に置換基を含有するベンゾフェノンの化合物および誘導体である。更に、置換ベンゾトリアゾール、場合により2位にシアノ基を含有していてよい3位にフェニル置換基を含有するアクリレート(桂皮酸誘導体)、サリチレート、有機Ni錯体、並びにウンベリフェロンおよび内因性ウロカニン酸のような天然物質が適している。
【0147】
ある種の洗剤成分の重金属触媒による分解を回避するため、重金属を錯化する物質を添加できる。適当な重金属錯化剤は、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)のアルカリ金属塩、またはニトリロ三酢酸(NTA)のアルカリ金属塩、並びにポリマレエートおよびポリスルホネートのようなアニオン性高分子電解質のアルカリ金属塩である。
【0148】
好ましい種類の錯化剤は、0.01〜2.5重量%、好ましくは0.02〜2重量%、特に0.03〜1.5重量%の量で好ましい洗濯洗剤または洗濯洗浄剤中に含有されるホスホネートである。これらの好ましい化合物は、特に、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、アミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMPまたはDETPMP)、および2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸(PBS−AM)のような有機ホスホネートを包含し、これらは通常、それらのアンモニウム塩またはアルカリ金属塩の形態で添加される。
【0149】
更に、固体状の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、硫酸ナトリウムまたは炭酸ナトリウムのような中性充填材塩を含有することさえできる。
【0150】
本発明に従った洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、特に、布地を洗浄およびコンディショニングするために使用できる。
【0151】
本発明に従った洗濯洗剤または洗濯洗浄剤を製造するため、まず、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤を、例えば、乾燥工程、混合工程、圧縮工程、成形工程および/または後の感熱成分の添加(後添加)を含み得る既知の方法を用いて、布地および/またはスキンケア組成物を使用せずに製造する。次いで、得られた生成物を固体状布地および/またはスキンケア組成物と混合する。洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の成形体を製造するため、この混合工程に、更なる圧縮および/または成形工程が続いてもよい。
【実施例】
【0152】
本発明の布地および/またはスキンケア組成物E1〜E5を、表1に示す。
【0153】
【表1】

【0154】
従来の液体状布地柔軟剤(15重量%の布地柔軟化ジエステルクオート含有量)の芳香強度と、固体状布地および/またはスキンケア組成物E1およびE2の芳香強度とを比較するため、タオル生地を、洗濯機(Miele Novotronic W 985)で、一方では、固体状市販洗濯洗剤と従来の布地柔軟剤とで処理し、そして他方では、同じ洗濯洗剤と各々の固体状布地および/またはスキンケア組成物E1およびE2とで処理した。吊して乾燥した後、芳香強度を測定した。
【0155】
【表2】

評価:0=弱い〜4=強い
評価を実施した人数:7人
【0156】
また、水と比較して、本発明の布地および/またはスキンケア組成物は、柔軟化効果を示した(布地を水或いは布地および/またはスキンケア組成物で処理し、吊して乾かした後、5人の識者が評価した。)。更に、本発明の布地および/またはスキンケア組成物は、水の硬度を低下できる。この測定を、「総合硬度試験」の分析ロッド(Merck社製)を用い、製造業者の指示に従って実施した。
【0157】
本発明の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、芳香を放たない固体状洗濯洗剤または洗濯洗浄剤と、(最終洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に基づいて)10重量%の布地および/またはスキンケア組成物E6とを混合することによって製造した。
【0158】
本発明の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤は、良好な洗浄特性およびコンディショニング特性を示した。
【0159】
布地および/またはスキンケア組成物の独立した適用の場合、または洗濯洗剤または洗濯洗浄剤に配合した場合のいずれにおいても、洗濯物上の石灰堆積物、および/または洗濯機の洗剤ディスペンサーの堆積物/残留物は観察されなかった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水溶性担体、布地柔軟化クレイ、並びに布地および/またはスキンケア化合物を含んでなる、固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項2】
水溶性担体が、無機アルカリ金属塩、有機アルカリ金属塩、無機アルカリ土類金属塩、有機アルカリ土類金属塩、有機酸、炭水化物、ケイ酸塩、尿素およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項3】
水溶性担体が、炭水化物を包含し、デキストロース、フルクトース、ガラクトース、イソグルコース、グルコース、スクロース、ラフィノースおよびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1または2に記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項4】
固体状布地および/またはスキンケア組成物が、50〜99重量%、好ましくは75〜95重量%の水溶性担体を含んでなる、請求項1〜3のいずれかに記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項5】
布地および/またはスキンケア化合物が、布地柔軟化ポリマー、蛍光剤、再付着防止剤、蛍光増白剤、グレーイング阻害剤、収縮阻害剤、しわ防止剤、色移り阻害剤、抗菌剤、殺菌剤、殺真菌剤、酸化防止剤、帯電防止剤、アイロン助剤、紫外線吸収剤、防水剤、含浸剤およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項6】
布地および/またはスキンケア組成物が、好ましくはポリシロキサン、カチオン性ポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択される、布地柔軟化ポリマーを含んでなる、請求項1〜5のいずれかに記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項7】
固体状布地および/またはスキンケア組成物が、更に、好ましくは染料、香料、充填材、パール光沢剤、バインダーおよびそれらの混合物からなる群から選択される、成分を含んでなる、請求項1〜6のいずれかに記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項8】
固体状布地および/またはスキンケア組成物が更に香料を含んでなる、請求項7に記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項9】
香料の量が、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは2〜7重量%である、請求項8に記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項10】
水溶性担体が、粒状で存在し、布地柔軟化クレイ並びに布地および/またはスキンケア化合物を含んでなる粉末で被覆されている、請求項1〜9のいずれかに記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項11】
水溶性担体の粒子寸法が、0.6〜30mm、特に0.8〜7mm、特に好ましくは1〜3mmの範囲である、請求項10に記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物。
【請求項12】
布地をコンディショニングするための請求項1〜11のいずれかに記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物の使用。
【請求項13】
布地またはスキンケア化合物の存在下、粒状担体および布地柔軟化クレイを混合する、粒状水溶性担体、布地柔軟化クレイ、および布地またはスキンケア化合物を含んでなる固体状布地および/またはスキンケア組成物の製造方法。
【請求項14】
請求項1〜11のいずれかに記載の固体状布地および/またはスキンケア組成物を含んでなる、洗濯洗剤または洗濯洗浄剤。
【請求項15】
布地を洗浄およびコンディショニングするための、請求項14に記載の洗濯洗剤または洗濯洗浄剤の使用。

【公表番号】特表2009−532592(P2009−532592A)
【公表日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−503513(P2009−503513)
【出願日】平成19年3月7日(2007.3.7)
【国際出願番号】PCT/EP2007/052127
【国際公開番号】WO2007/113069
【国際公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(391008825)ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン (309)
【氏名又は名称原語表記】Henkel AG & Co. KGaA
【住所又は居所原語表記】Henkelstrasse 67,D−40589 Duesseldorf,Germany
【Fターム(参考)】