説明

塗装装置の噴射量制御方法及び装置

【課題】スプレーガンから吐出される微流量の塗料を容易に精度良く計測してスプレーガンによる塗布量を精度良く制御できるようにする。
【解決手段】塗料供給タンク1に圧力を調整した圧送用エア3を供給することにより塗料aをスプレーガン5に供給して吐出させると共に、スプレーガン5に霧化用エア14を供給して塗料を噴射させ、スプレーガン5から吐出されない塗料a'は戻り管7により回収するようにしている塗装装置の噴射量の制御において、霧化用エア14の供給を停止した状態で塗料供給タンク1に圧送用エア3を供給してスプレーガン5に塗料を供給し、スプレーガン5から吐出されて滴下する液滴Xの滴下間隔を計測し、液滴Xの滴下間隔が設定範囲内になるように圧送用エア3の圧力を調節して、スプレーガン5から噴射される塗料の噴射量を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプレーガンによって噴射される塗料の量を精度良く調節できるようにした塗装装置の噴射量制御方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、耐熱コーティングの塗装にはアルミニウム等の金属粉が混合された水性の塗料が用いられ、部品の表面に10μm以下程度の薄い厚さで塗装し、この塗装を例えば6〜7回行う重ね塗りによって50〜60μm前後の塗装膜を形成するようにしている。上記塗装には塗装膜の膜厚の均一性が厳しく要求されるため、一回で塗装する塗料の量を微流量で調節することにより薄く且つ均一な厚さの塗装膜を形成する必要がある。
【0003】
一方、塗料には目的に応じて種々の溶媒に金属粉体等を混合したものが用いられており、このような塗料には粉体が沈殿して溶媒と分離し易いものがあり、前記したような水性の塗料の場合にも粉体と溶媒とが分離し易いものがある。
【0004】
このように粉体と溶媒とが分離し易い塗料を使用する塗装装置としては、塗料を循環供給することで粉体の沈殿を防ぐようにしたもの(特許文献1)、或いは、粉体と溶媒とを噴射直前に混合するようにしたもの(特許文献2)等がある。又、スプレーガンへ供給する塗料を循環させる際に、バイパス路を設けてバイパス流路の流量を絞ることで、スプレーガンへの塗料の流量を調整するようにしたもの(特許文献3)がある。
【0005】
しかし、上記特許文献1〜3では供給ポンプによって塗料を供給するようにしているために、供給ポンプによる圧力の変動の影響を受けてスプレーガンから噴射する塗料の噴射量が安定せず、このために塗料を微流量で噴射する際に噴射量を安定させることが困難であり、よって前記したように塗装膜の膜厚の均一性が厳しく要求されるような塗装の場合には適用することができなかった。
【0006】
一方、塗料供給タンクに圧送用エアを供給してエア圧力によって塗料をスプレーガンに供給し、更に、スプレーガンに霧化用エアを供給して塗料を噴射させるようにしたものがある(特許文献4)。又、循環流路をスプレーガンの内部まで通すようにした循環式スプレーガンがある(特許文献5)。
【0007】
上記特許文献4及び特許文献5によれば、前記特許文献1〜3と比較するとスプレーガンから噴射する塗料の噴射量を安定させることができる。
【特許文献1】特開2004−330119号公報
【特許文献2】特開2003−033681号公報
【特許文献3】特開平06−047330号公報
【特許文献4】特開2000−325837号公報
【特許文献5】特開2006−055736号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献4、5のように、圧送用エアのエア圧力によって塗料をスプレーガンに供給して噴射させるようにした場合、スプレーガンに塗料を供給する供給流路の流路抵抗によって塗料が脈動する問題があり、更に、塗料を微流量で噴射しようとすると、粉体が混合した塗料はスプレーガン内部の塗料の分岐部分において分岐されるときに流れの乱れを生じ、この乱れによって前記圧力を更に変動させる問題があり、このために塗料を微流量で噴射させる際に噴射量を安定させることが困難であった。そのために、微流量の塗料を噴射して薄い均一な塗装膜を精度良く形成することが要求されるような場合には適用できなかった。又、スプレーガンに流量検出器を設けて噴射する塗料の流量を計測することも考えられるが、特に塗料のように粉体が混合された流体の流量を微流量で精度良く簡単に計測できる流量検出器は存在しておらず、又、計測が可能になったとしてもスプレーガンの狭い内部に複雑な構造の流量検出器を組み込むことは構造上、技術的に困難である。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みてなしたもので、スプレーガンから吐出される微流量の塗料を容易に精度良く計測してスプレーガンによる塗布量を精度良く制御できるようにした塗装装置の噴射量制御方法及び装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、塗料供給タンクに圧力を調整した圧送用エアを供給することにより塗料をスプレーガンに供給して吐出させると共に、スプレーガンに霧化用エアを供給して塗料を噴射させ、スプレーガンから吐出されない塗料は戻り管により回収するようにしている塗装装置の噴射量制御方法であって、
霧化用エアの供給を停止した状態で塗料供給タンクに圧送用エアを供給することによりスプレーガンに塗料を供給し、スプレーガンから吐出されて滴下する液滴の滴下間隔を計測し、
液滴の滴下間隔が設定範囲内になるように前記圧送用エアの圧力を調節して、
スプレーガンから噴射される塗料の噴射量を制御することを特徴とする塗装装置の噴射量制御方法、に係るものである。
【0011】
本発明は、塗料を収容する塗料供給タンクと、該塗料供給タンクに供給する圧送用エアの圧力を調整するレギュレータと、圧送用エアの圧力により塗料供給タンクから供給された塗料の一部を吐出するスプレーガンと、該スプレーガンに霧化用エアを供給して塗料を噴射させる霧化用エア供給装置とを有する塗装装置の噴射量制御装置であって、
スプレーガンから吐出されて滴下する液滴の滴下を計測する滴下検出装置と、
該滴下検出装置により検出した滴下信号を取り入れて液滴の滴下間隔を計測し、該滴下間隔が目標の滴下間隔の設定範囲内になるように前記レギュレータによる圧送用エアの設定圧を調節する制御器と、
を有することを特徴とする塗装装置の噴射量制御装置、に係るものである。
【0012】
上記塗装装置の噴射量制御装置において、制御器は、滴下検出装置による液滴の滴下の検出に先立って霧化用エア供給装置による霧化用エアの供給を停止させるようにしている。
【0013】
又、上記塗装装置の噴射量制御装置において、滴下検出装置が、液滴によって光が遮られることで液滴の滴下を検出するようにした光学センサであることは好ましい。
【0014】
又、上記塗装装置の噴射量制御装置において、滴下検出装置が、液滴の落下による衝撃によって液滴の滴下を検出するようにした衝撃センサであることは好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明の塗装装置の噴射量制御方法及び装置によれば、霧化用エアの供給を停止した状態において塗料供給タンクに圧送用エアを供給してスプレーガンに塗料を供給し、スプレーガンから吐出されて滴下する塗料の液滴の滴下間隔を計測し、液滴の滴下間隔が設定範囲内になるように圧送用エアの圧力を調節するようにしたので、スプレーガンから噴射される塗料の噴射量を容易に精度良く制御できるという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1中、1は塗料aを収容する塗料供給タンクであり、該塗料供給タンク1の塗料a上部の空間には圧送用エア供給装置2からの圧送用エア3が圧力調整可能なレギュレータ4を介して供給されるようになっている。
【0018】
5はスプレーガンであり、該スプレーガン5には、前記塗料供給タンク1の塗料aが圧送用エア3の圧力により供給管6を介し供給されて一部がスプレーガン5の先端から吐出され、スプレーガン5から吐出されなかった残りの塗料a'は戻り管7により塗料回収タンク8に回収されるようになっている。塗料回収タンク8の上部は開口9により大気開放されている。10は攪拌用エア供給装置11からの攪拌用エア12によって塗料供給タンク1内の塗料a及び塗料回収タンク8内の塗料a'を攪拌するようにした攪拌機である。図1では塗料供給タンク1と塗料回収タンク8が独立して設けられた場合を示しているが、塗料回収タンク8で回収した塗料a'を塗料供給タンク1に戻して循環させるように連結してもよい。
【0019】
前記スプレーガン5には霧化用エア供給装置13からの霧化用エア14が供給されるようになっており、又、スプレーガン5にはニードル弁等の開閉手段15が備えられて塗料の吐出と閉止が行われるようになっている。
【0020】
前記スプレーガン5によって塗料を噴射する先端5aの下部には、スプレーガン5の先端5aから吐出されて落下する塗料の液滴Xの滴下を検出する滴下検出装置16を設けている。図1の滴下検出装置16は、投光器17aと受光器17bを備えて滴下する塗料の液滴Xによって光が遮られることで液滴Xが滴下したことを計測するようにした光学センサ18の場合を示している。19は塗料受けである。
【0021】
また、滴下検出装置16には、図2に示すような衝撃センサ20を用いることができる。即ち、塗料受け19の下部或いは内部に、衝撃を与えると電圧が発生して計測を行う圧電素子のような衝撃センサ20を設け、塗料の液滴Xが滴下するとその衝撃によって生じる電気信号によって液滴Xが滴下したことを計測するようにしている。
【0022】
21は制御器であり、該制御器21は、前記滴下検出装置16で検出した滴下信号22を取り入れて前回の液滴Xの滴下と今回の液滴Xの滴下との間の所要時間である滴下間隔を計測するようにしており、更に制御器21は前記滴下間隔が目標の滴下間隔の設定範囲内になるように前記レギュレータ4に制御信号23を送って塗料供給タンク1に供給する圧送用エア3の供給圧力を制御するようにしている。
【0023】
また、制御器21は、前記圧送用エア供給装置2に作動信号24を送って作動・停止を行うようになっており、更に、前記スプレーガン5に備えたニードル弁等の開閉手段15に開閉信号25を送って塗料の吐出と閉止を指令するようになっていると共に、前記霧化用エア供給装置13に開閉信号26を送って霧化用エア14の供給・停止を行うようになっている。
【0024】
次に、上記図示例の作動を説明する。
【0025】
図1の塗装装置において、スプレーガン5から噴射される塗料の噴射量を調整する際には、図3に示すように、先ず、制御器21により霧化用エア供給装置13に開閉信号26の閉信号を送って霧化用エア14の供給を停止すると共に、開閉手段15に開閉信号25の閉止信号を送って塗料の吐出を閉止する。この状態において、圧送用エア供給装置2を作動して、塗料供給タンク1に圧送用エア3を供給して塗料供給タンク1の塗料aを圧送用エア3の圧力によってスプレーガン5に供給する。すると、開閉手段15が閉止されているため、塗料a'はすべて戻り管7から塗料回収タンク8に回収される。
【0026】
この時、制御器21は、図4に示すようにスプレーガン5で噴射する塗料の目標の噴射量に応じた初期の設定圧P0をレギュレータ4に予め設定しており、圧送用エア3の圧力が上記初期の設定圧P0になると、前記スプレーガン5の開閉手段15を開作動させる。すると、スプレーガン5の先端5aからは塗料が吐出されて塗料が液滴Xとなって滴下する。
【0027】
スプレーガン5の先端5aの下部には滴下検出装置16が設けてあり、塗料の液滴Xの滴下は滴下検出装置16によって正確に検出される。図1の光学センサ18による滴下検出装置16では、液滴Xが落下すると、液滴Xによって光が遮られることで液滴Xの滴下が検出される。一方、図2に示すように、衝撃センサ20による滴下検出装置16を備えた場合には、液滴Xが滴下したときの衝撃によって液滴Xの滴下が検出される。
【0028】
上記滴下検出装置16によって検出された滴下信号22は制御器21に送られ、制御器21では、前回の液滴Xの滴下と今回の液滴Xの滴下との間の所要時間である滴下間隔を計測する。
【0029】
前記制御器21は前記滴下間隔が図4における目標値Tdに対して範囲を定めた設定範囲L内になるように前記レギュレータ4に制御信号23を送って塗料供給タンク1に供給する圧送用エア3の設定圧を補正する制御を行う。
【0030】
設定圧が補正されると、スプレーガン5に供給される塗料aの圧力が変化することにより、スプレーガン5から吐出する塗料の量が変化される。塗料aの圧力が増加されてスプレーガン5から吐出する塗料の吐出量が増加すると、液滴Xの滴下間隔は短くなり、又、塗料aの圧力が低下されてスプレーガン5から吐出する塗料の吐出量が低下すると、液滴Xの滴下間隔は長くなる。
【0031】
前記設定圧の補正によって、液滴Xの滴下間隔が図4における設定範囲L内である場合には、スプレーガン5からは設定した吐出量の塗料が吐出されているので、この状態で霧化用エア14をスプレーガン5を供給すると、スプレーガン5からは設定された噴射量の塗料が精度良く噴射される。
【0032】
一方、図4に示すように、設定圧P0に対して前記滴下検出装置16によって検出し制御器21で計測した設定間隔がT0のように設定範囲Lより大きい(長い)場合には、前記スプレーガン5からの塗料の吐出量が不足しているので、制御器21は塗料供給タンク1に供給する圧送用エア3の設定圧を増加させる補正の制御信号23をレギュレータ4に送り、これによりスプレーガン5から吐出する塗料の吐出量を増加し、前記と同様にして滴下間隔を計測する。
【0033】
計測した滴下間隔が図5に示すように設定範囲Lより小さい(短い)滴下間隔T1である場合には、前記スプレーガン5からの塗料の吐出量が多過ぎるので、制御器21は塗料供給タンク1に供給する圧送用エア3の設定圧を低下させる補正を行う制御信号23を送り、これによりスプレーガン5から吐出する塗料の噴射量を減少し、このときの滴下間隔を前記と同様に計測する。
【0034】
計測した滴下間隔が図6に示すように設定範囲L内の滴下間隔T2である場合には、スプレーガン5からは設定した塗料が吐出されているので、この状態で霧化用エア14をスプレーガン5を供給すると、スプレーガン5からは設定された噴射量の塗料が精度良く噴射される。
【0035】
図3においては、上記滴下間隔の計測とレギュレータ4の設定圧の補正を行って滴下間隔を設定範囲L内に調整する回数を設定しており、この調整回数が上限を越えた場合には、流量調整失敗とし、装置の点検或いは設定圧の変更等を行って、再度塗料の吐出量を設定する作業を行う。
【0036】
上記したように、霧化用エア14の供給を停止した状態において、塗料供給タンク1に圧送用エア3を供給してスプレーガン5に塗料を供給し、スプレーガン5から吐出されて滴下する塗料の液滴Xの滴下間隔を計測し、制御器21より液滴Xの滴下間隔が設定範囲L内になるようにレギュレータ4を調節して圧送用エア3の圧力を制御するようにしたので、スプレーガン5からは微少な噴射量においても精度良く塗料を噴射することができ、よって塗装品質を向上することができる。
【0037】
尚、滴下間隔について説明したが、設定時間に滴下する液滴の数をカウントするようにしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示すブロック図である。
【図2】図1とは異なる滴下検出装置の例を示すブロック図である。
【図3】本発明の制御方法の一例を示すフローチャートである。
【図4】滴下間隔が設定範囲より大きい場合を示すグラフである。
【図5】滴下間隔が設定範囲より小さい場合を示すグラフである。
【図6】滴下間隔が設定範囲になった場合を示すグラフである。
【符号の説明】
【0039】
1 塗料供給タンク
3 圧送用エア
4 レギュレータ
5 スプレーガン
7 戻り管
13 霧化用エア供給装置
14 霧化用エア
16 滴下検出装置
18 光学センサ
20 衝撃センサ
21 制御器
22 滴下信号
L 設定範囲
X 液滴
a 塗料
a'塗料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗料供給タンクに圧力を調整した圧送用エアを供給することにより塗料をスプレーガンに供給して吐出させると共に、スプレーガンに霧化用エアを供給して塗料を噴射させ、スプレーガンから吐出されない塗料は戻り管により回収するようにしている塗装装置の噴射量制御方法であって、
霧化用エアの供給を停止した状態で塗料供給タンクに圧送用エアを供給することによりスプレーガンに塗料を供給し、スプレーガンから吐出されて滴下する液滴の滴下間隔を計測し、
液滴の滴下間隔が設定範囲内になるように前記圧送用エアの圧力を調節して、
スプレーガンから噴射される塗料の噴射量を制御することを特徴とする塗装装置の噴射量制御方法。
【請求項2】
塗料を収容する塗料供給タンクと、該塗料供給タンクに供給する圧送用エアの圧力を調整するレギュレータと、圧送用エアの圧力により塗料供給タンクから供給された塗料の一部を吐出するスプレーガンと、該スプレーガンに霧化用エアを供給して塗料を噴射させる霧化用エア供給装置とを有する塗装装置の噴射量制御装置であって、
スプレーガンから吐出されて滴下する液滴の滴下を計測する滴下検出装置と、
該滴下検出装置により検出した滴下信号を取り入れて液滴の滴下間隔を計測し、該滴下間隔が目標の滴下間隔の設定範囲内になるように前記レギュレータによる圧送用エアの設定圧を調節する制御器と、
を有することを特徴とする塗装装置の噴射量制御装置。
【請求項3】
制御器は、滴下検出装置による液滴の滴下の検出に先立って霧化用エア供給装置による霧化用エアの供給を停止させる請求項2に記載の塗装装置の噴射量制御装置。
【請求項4】
滴下検出装置は、液滴によって光が遮られることで液滴の滴下を検出するようにした光学センサである請求項2又は3に記載の塗装装置の噴射量制御装置。
【請求項5】
滴下検出装置は、液滴の落下による衝撃によって液滴の滴下を検出するようにした衝撃センサである請求項2又は3に記載の塗装装置の噴射量制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−226346(P2009−226346A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−76988(P2008−76988)
【出願日】平成20年3月25日(2008.3.25)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】