説明

塵芥処理装置

【課題】除塵機で水中又は水面から掻き上げた塵芥や異物に関して、木の小枝等については破砕や押し潰しを行い、異物については選別、除去して破砕、押し潰しを回避する。
【解決手段】駆動手段により回転可能なローラー10と、このローラー10に対しガラス瓶等の異物D2は通過しない寸法L1の間隔を開けてローラー10の下方に配置されるローラー11とから成る塵芥の破砕・押し潰し機構8と、一端が除塵機2のベルトコンベヤー5に連接し、他端がローラー10、ローラー11間のスペースSの入口を臨む位置に配置されると共に塵芥D1をスペースSの入口まで案内する投入シュート9とから構成され、投入シュート9は横幅方向に沿って勾配がつけられたことで、異物D2をスペースS内に入らせずに弾き、空き缶等の異物D3を投入シュート9の側方から落下させ、木の枝等の塵芥D1のみ破砕、押し潰すようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、除塵装置で水中又は水面から地上まで掻き上げた塵芥について、その袋詰が便宜なように処理するための装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の水力発電ダムの設備では、例えば特許文献1に示されるように、比較的粗目の一次スクリーンを取水口に配置し、この一次スクリーンよりも細目の二次スクリーンを当該一次スクリーンの配置位置よりも下流側となる導水路沈殿池等に配置することで、この二次スクリーンで相対的に小さな塵芥を受け止める処理システムが公知になっている。
【0003】
そして、この二次スクリーンで受け止められた含水状態の相対的に小さな塵芥は、例えば特許文献2の図6に示されるように、除塵機で水中から掻き上げられた後、現地で一時的に保存して乾燥させてから、作業員の手作業にて袋詰めして一般ゴミの処理場まで運搬し、そこで焼却等の処理がなされることも公知である。
【特許文献1】特開平8−197098号公報
【特許文献2】特開2006−112674号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、掻き上げられた塵芥には、落ち葉のみならず、葦、木の小枝や、ガラス瓶及びその破片、空き缶等の異物も混入しているので、これらの葦、木の小枝が混入した状態の塵芥を袋詰めした場合には袋が破損してしまい、またガラス瓶、空き缶等の異物も一緒に袋詰めしたのでは、近年の一般ゴミの分別の要望にも沿わないという不具合を生ずる。一方、ガラス瓶等を破砕したのでは破片が周囲に散らばり、作業者の安全も損なうこととなる。
【0005】
このため、これらの異物の破砕・押し潰しや、選別、除去が必要であるが、これまでは全て作業員の人手に頼っていたので、作業員が小枝等を小さく折ったり、固い枝については手揉みにて相対的に柔らかくしたり、更にはガラス瓶や空き缶等は選別、除去した後に袋に入れる等の作業が必要となり、袋詰作業が煩雑化、長時間化して、塵芥の処理作業全体の能率性が欠けていた。
【0006】
そこで、本発明は、除塵機で水中又は水面から地上に掻き上げた塵芥について、その中の木の小枝等に対しては破砕や押し潰しを機械的に行い、これに適さない異物については予め選別、除去して破砕・押し潰されることを回避することにより、塵芥の袋詰め作業を簡易、迅速にし、且つ破砕、押し潰し作業の安全も図った塵芥処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る塵芥処理装置は、駆動手段により回転可能な第1のローラーと、この第1のローラーに対し所定以上の大きさの物は通過しない間隔を開けて当該第1のローラーの下方に配置される第2のローラーとを備えた塵芥の破砕・押し潰し機構と、一端が塵芥を搬送してくる他の装置の運搬手段に近接し、他端が前記第1のローラーと第2のローラーとの間の入口を臨む位置に配置されることにより、前記他の装置の運搬手段で運搬されてきた塵芥を受け取って、前記第1のローラーと前記第2のローラーとの間の入口まで案内する投入シュートとから構成されていると共に、前記投入シュートは、前記他の装置側から前記塵芥の破砕・押し潰し手段側までの範囲内において、所定の異物を選別、除去することが可能であることを特徴としている(請求項1)。ここで、所定以上の大きさの物とは例えばガラス瓶等、破砕すると周囲に危険が生ずる異物である。また、他の装置とは、例えばスクリーンにより水路の水中又は水面上で受け止めた塵芥を回収して地上まで搬送するための除塵機や除塵装置等と称される装置である。更に、他の装置の運搬手段とは例えばベルトコンベヤーである。更にまた、第1のローラーは塵芥を破砕、押し潰す主体として機能し、第2のローラーは塵芥を破砕、押し潰す際の受体として機能する。投入シュートは、例えば厚みの薄い板状のもので、除塵装置や除塵機等と称される他の装置側が塵芥の破砕・押し潰し機構側よりも高くなるように勾配が付けられている。前記投入シュートは、前記他の装置から前記塵芥の破砕・押し潰し機構に沿って延びる両側の縁辺のうち一方の縁辺の方が他方の縁辺よりも下方となるように勾配がつけられている(請求項2)。
【0008】
これにより、塵芥のうち葦、木の枝等は、塵芥の破砕・押し潰し機構の第1のローラーと第2のローラーとの間を通過する際に小さく砕かれ又は押し潰される。また、ガラス瓶等は、塵芥の破砕・押し潰し機構の第1のローラーと第2のローラーとの間を通過しないので破砕されることがなく、事後でのガラス片の取り除き作業が不要となり、且つガラス瓶等が破砕される際に周囲に破片が飛んで作業者に怪我等を負わせることもない。さらに、空き缶等は、専ら塵芥の破砕・押し潰し機構に辿り着く前に投入シュートから落下するので、空き缶等が押し潰し機構の第1のローラーと第2のローラーとの間で押し潰された後、塵芥と混ざることもない。
【0009】
そして、この発明に係る塵芥処理装置は、前記第1のローラーと前記他の装置の運搬手段を駆動させるための駆動手段とを連動手段で連結することにより、前記他の装置の運搬手段の駆動手段が前記第1のローラーの駆動手段となっている(請求項3)。これにより、他の装置の運搬手段により塵芥が搬送されてくる過程と第1のローラーと第2のローラーとによる塵芥を破砕・押し潰す過程とが常に連動することとなる。この連動手段は、例えば、2つのギアと両ギアに架けられた円環状のチェーンベルトとで構成されている。
【0010】
更に、前記第1のローラーを第1の被支持構造体に吊り下げるための連結部材は、前記第1のローラーと前記第1の被支持構造体との間隔が可変するように伸縮自在な構成となっている(請求項4)。そして、前記第2のローラーとこの第2のローラーが支持される第2の被支持構造体とを連結する支持部材は、前記第2の支持構造体から前記第2のローラーの頂部までの高さを調整することが可能な構成となっている(請求項4)。これらにより、第1のローラーと第2のローラーとの間隔調整や、第1のローラーと第2のローラーとによる塵芥の破砕、押し潰しの効果が高められる。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、この発明によれば、塵芥のうち葦、木の枝等の、その性質上においては他の掻き上げられた塵芥と一緒に袋詰めすることができるが形態的には袋の破損の要因となってきたものは、塵芥の破砕・押し潰し機構の第1のローラーと第2のローラーとの間を通過する際に小さく砕かれ又は押し潰されるので、袋詰めする際に袋が破損する要因となるのを回避することができる。
【0012】
また、この発明によれば、塵芥と一緒には袋詰めしないガラス瓶等は、塵芥の破砕・押し潰し機構の第1のローラーと第2のローラーとの間を通過せず、塵芥の破砕・押し潰し機構の第1のローラーの回転で弾かれるので、人の手によらずに選別、除去される。また、ガラス瓶等は破砕されることがないので、塵芥からガラス片の取り除き作業が不要となり、塵芥の袋詰め作業の簡易化、迅速化に資することができ、しかも、ガラス瓶等が破砕される際に万が一にでも周囲に破片が飛んで作業者に怪我等を負わせる事態も防止することができる。
【0013】
さらに、この発明によれば、塵芥と一緒には袋詰めしない空き缶等は、専ら塵芥の破砕・押し潰し機構に辿り着く前に投入シュートから落下するので、人の手によらずに選別、除去される。これに伴い、空き缶等が押し潰し機構の第1のローラーと第2のローラーとの間で押し潰された後に塵芥と混ざることが防止され、この点でも塵芥の袋詰め作業の簡易化、迅速化に資することができる。
【0014】
特に請求項3に記載の発明によれば、他の装置の運搬手段により塵芥が搬送されてくる過程と第1のローラーと第2のローラーとによる塵芥を破砕・押し潰す過程とを常時連動させることが可能となるので、第1のローラーが回転していないのに塵芥が他の装置から搬送されて来て、塵芥が破砕・押し潰し機構の手前側で溜まったり、塵芥が他の装置から搬送されて来ないのにも関わらず第1のローラーが無駄に回転したりすることが回避される。
【0015】
特に請求項4及び請求項5に記載の発明によれば、第1のローラーと第2のローラーとの間隔を容易に調整することができ、破損を回避すべき異物を確実に第1のローラーと第2のローラーとの間を通過させずに弾くことができ、塵芥のうち葦、木の小枝等、袋を破損する要因となるものに対する第1のローラーと第2のローラーとによる破砕、押し潰しの効果も高められる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の実施形態の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1から図3において、この発明に係る塵芥処理装置1の主構成とこの塵芥処理装置1が直結される除塵機2の構成の一部が示されている。尚、図3においては、塵芥D1の破砕・押し潰しや異物D2、D3の選別、除去についての説明の便宜上、ギア6、ギア12及びチェーンベルト13が省略された状態で図示してある。
【0018】
除塵機2は、その全体構造については公知のものであるため省略しているが、例えば目の細かい二次スクリーンにより水路の水中又は水上で受け止めた塵芥を回収して地上まで搬送するための装置で、図2及び図3に示されるように、塵芥の搬送方向の終端側において、ローラー3とこのローラー3の回転により回転するベルト4とから成るベルトコンベヤー5を有している。これにより、図3に示されるように、ローラー3に対し図示しない駆動手段から動力を伝達して、当該ローラー3を回転させることにより、塵芥D1や異物D2、D3がベルトコンベヤー5のベルト4に載って塵芥処理装置1側まで運搬されて来るようになっている。また、この除塵機2は、後述する塵芥処理装置1のローラー12をローラー3と連動させるためのギア6が当該ローラー3と一体的に回転するようにローラー3に連結されている。
【0019】
塵芥処理装置1は、塵芥D1を破砕し又は押し潰すための塵芥の破砕・押し潰し機構8と、除塵機2のベルトコンベヤー5で搬送されてきた塵芥D1や異物D2、D3を受け取り、このうち塵芥D1を塵芥の破砕・押し潰し機構8まで移動させることを目的とした投入シュート9とで基本的に構成されている。
【0020】
塵芥の破砕・押し潰し機構8は、塵芥の破砕・押し潰しの主体として機能する円柱状のローラー10と、このローラー10の鉛直方向の下方に位置して、塵芥の破砕・押し潰しの際の受体として機能する円柱状のローラー11とを有して構成されている。
【0021】
ローラー10は、図1に示されるように、その長手方向が略水平方向に沿うように横倒しの状態で配置されており、かかる長手方向の両側において、当該ローラー10と一体に回転するギア12を有している。ギア12は、この実施形態ではローラー10の径方向に沿った寸法よりもその径方向に沿った寸法が大きくなる外形状となっている。ギア12の歯12Aとギア6の歯6Aとは、図2に示されるように、チェーンベルト13の内側に設けられた歯13Aと適宜に噛み合うことができるような間隔、形状となっている。
【0022】
これにより、内面から突出した複数の歯13Aを有する円環状のチェーンベルト13をギア6とギア12とにそれぞれの歯6A、12Aと噛み合うようにして巻回した場合には、ローラー6が回転すると、ギア6がローラー3と一体的に回転し、このギア6の回転によりチェーンベルト13も回って、ギア12に回転が伝達されるので、ローラー10はギア12と一体的に回転することとなるから、ローラー3とローラー10とは同じ駆動手段(図示せず)からの動力により連動して回転することとなる。
【0023】
また、ローラー10は、その軸方向の両側においてギア12よりもその軸方向の外側に突出する一方でローラー10とは一体的には回転しない突出部14を有しており、弾力性を有するバネ16が、その一端をこの突出部14と連結させ、他端を図2及び図3に示されている被支持構造体15に固定させることにより、ローラー10は被支持構造体15から吊り下げられたものとなっている。
【0024】
ローラー11は、図1に示されるように、ローラー10と平行となるように、横倒しの状態で配置されており、その軸方向の両側において当該ローラー11から突出した突出部18を有している。この突出部18は、例えばローラー11と一体的に回転するようになっている。そして、一端に突出部18の外形状と略同じ形状の通孔19が形成された環状部20と、この環状部20から延びる棒状部21とから成り、棒状部21の先端部位に螺子溝22が形成された支持部材23を用い、支持部材23の環状部20の通孔19を突出部18に、当該突出部18が回転可能なように外挿し、棒状部21を台座25の通孔26に挿通させてナット27で保持することにより、ローラー11はこれらの支持部材23、23及び台座25を脚として立ったものとなっている。
【0025】
さらに、支持部材23の棒状部21を回転させることにより、棒状部21が上下動するので、支持部材23の突出部18の中心から台座25の上面までの高さL2を調整することができる。
【0026】
投入シュート9は、図1に示されるように、例えば厚みの薄い平な板状のものであり、一端が除塵機2のベルトコンベヤー5に近接し、他端が塵芥の破砕・押し潰し機構8のローラー10とローラー11との間のスペースSの入口を臨む位置に配置されるもので、除塵機2側から塵芥の破砕・押し潰し機構8側にかけて暫時低くなるように勾配がつけられており、塵芥等が滑り落ち、転がり落ちる等して、塵芥の破砕・押し潰し機構8側に自然に移動するようになっている。ローラー10、11間のスペースSの寸法L1は、少なくともガラス瓶等の異物D2がこのスペースS内に侵入してこないような寸法が設定されている。
【0027】
そして、投入シュート9は、異物の選別、除去機能を有するようにすべく、図1に示されるように水平方向に延びる線をXと採った場合には、この実施形態では、投入シュート9は、例えば、図上の手前側から奥側に進むに従い、塵芥D1は落下しないような所定の角度で下方に向けて勾配がつけられている。すなわち、投入シュート9は、除塵機2から塵芥の破砕・押し潰し機構8側に延びる縁辺のうち一方の縁辺が他方の縁辺よりも低くなるようにその上面が傾斜している。
【0028】
上記した構成によれば、除塵機2で搬送されてきた塵芥の中には、図3に示されるように、葦、木の小枝等の塵芥D1も存在し、更には、ガラス瓶等の異物D2、空き缶等の異物D3も混入している場合もあるところ、投入シュート9がベルトコンベヤー5からこれらの塵芥D1、異物D2、D3を受け取った際に、少なくとも空き缶等の異物D3は投入シュート9に横幅方向に勾配がつけられているので、投入シュート9から落下する。
【0029】
また、ガラス瓶等の異物D2がローラー10とローラー11との間のスペースSの入口まで達しても、当該ガラス瓶等の異物D2はスペースS内には入らず、投入シュート9の勾配を利用して或いはローラー10の回転で弾かれることにより、投入シュート9から落下する。そして、この場合に、ガラス瓶等の異物D2が誤ってスペースS内に侵入するのを回避するためにスペースSの寸法L1を最適化する作業は、支持部材23の棒状部21を回転してその寸法L2を調整するのみで足りる。
【0030】
これに対し、異物D2、D3の選別、除去の結果、残った葦、木の小枝等の塵芥D1は、ローラー10とローラー11との間のスペースS内に入り、破砕され、又は押し潰されて、袋詰めに適した状態となる。そして、ローラー10はバネ16により被支持構造体15から吊り下げられているので、葦、木の小枝等の塵芥D1を破砕し、或いは押し潰す際に、ローラー10は、図3の白抜き矢印に示されるように上下動するので、葦、木の小枝等の塵芥D1を破砕し、或いは押し潰す効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】図1は、この発明に係る塵芥処理装置及びこの塵芥処理装置が連結された除塵機の概略構成を示した斜視図である。
【図2】図2は、同上の塵芥処理装置及びこの塵芥処理装置が連結された除塵機の概略構成を示した側面図である。
【図3】図3は、図2から塵芥の破砕・押し潰し機構の構成を示すべくギア、チェーンベルト等を省略した状態を示した側面
【符号の説明】
【0032】
1 塵芥処理装置
2 除塵機(その他の装置)
5 ベルトコンベヤー(搬送手段)
6 ギア(連動手段)
8 塵芥の破砕・押し潰し機構
9 投入シュート
10 ローラー(第1のローラー)
11 ローラー(第2のローラー)
12 ギア(連動手段)
13 チェーンベルト(連動手段)
15 被支持構造体(第1の被支持部材)
16 バネ(連結部材)
23 支持部材
25 台座(第2の被支持構造体)
D1 葦、木の小枝等の塵芥
D2 ガラス瓶等の異物
D3 空き缶等の異物
S 2つのローラー間の空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動手段により回転可能な第1のローラーと、この第1のローラーに対し所定以上の大きさの物は通過しない間隔を開けて当該第1のローラーの下方に配置される第2のローラーとを備えた塵芥の破砕・押し潰し機構と、
一端が塵芥を搬送してくる他の装置の運搬手段に近接し、他端が前記第1のローラーと第2のローラーとの間の入口を臨む位置に配置されることにより、前記他の装置の運搬手段で運搬されてきた塵芥を受け取って、前記第1のローラーと前記第2のローラーとの間の入口まで案内する投入シュートとから構成されていると共に、
前記投入シュートは、前記他の装置側から前記塵芥の破砕・押し潰し手段側までの範囲内において、所定の異物を選別、除去することが可能であることを特徴とする塵芥処理装置。
【請求項2】
前記投入シュートは、前記他の装置から前記塵芥の破砕・押し潰し機構に沿って延びる両側の縁辺のうち一方の縁辺の方が他方の縁辺よりも下方となるように勾配がつけられていることを特徴とする請求項1に記載の塵芥処理装置。
【請求項3】
前記第1のローラーと前記他の装置の運搬手段を駆動させるための駆動手段とを連動手段で連結することにより、前記他の装置の運搬手段の駆動手段が前記第1のローラーの駆動手段となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塵芥処理装置。
【請求項4】
前記第1のローラーを第1の被支持構造体に吊り下げるための連結部材は、前記第1のローラーと前記第1の被支持構造体との間隔が可変するように伸縮自在な構成となっていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の塵芥処理装置。
【請求項5】
前記第2のローラーとこの第2のローラーが支持される第2の被支持構造体とを連結する支持部材は、前記第2の支持構造体から前記第2のローラーの頂部までの高さを調整することが可能な構成となっていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の塵芥処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−95757(P2009−95757A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−269746(P2007−269746)
【出願日】平成19年10月17日(2007.10.17)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】