説明

媒体処理装置におけるシャッタ構造

【課題】 手によって媒体処理ユニット内に媒体を押し込む際または媒体を取り出す際の操作性を向上させる。
【解決手段】 媒体挿入口8は常時シャッタ20によって閉じており、媒体挿入口8から挿入されたカード30によってシャッタ20が押し上げられ媒体挿入口8は開放される。媒体挿入口8から挿入されたカード30は、カード処理ユニット12内に挿入され押し込まれることにより、カード30の端子とユニット12のコンタクタピンとが電気的に接続される。シャッタ20は基端部側をプリント配線板10に取り付けられた板ばね15の遊端部に取り付けられ、板ばね15によって媒体挿入口8を閉じる方向に付勢されている。カード30の前端がシャッタ20に設けられた傾斜部としての第1および第2のリブ25,26に当接することにより、シャッタ20には媒体挿入口8を開放する方向の分力が発生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレジットカードやSD(Secure Digital) カード等の各種の媒体を媒体処理用のインタフェースまで手によって押し込むタイプの媒体処理装置におけるシャッタ構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の媒体処理装置においては、筺体の前面に媒体を挿抜するための媒体挿入口が設けられ、筺体の内部に実装された媒体受容部にコネクタが設けられており、媒体挿入口から手によって挿入された媒体の端子がコネクタと電気的に接続されることによって媒体処理が行われる。媒体挿入口には、媒体が挿入されていないときに塵埃等が媒体受容部内に侵入しないように、媒体挿入口を閉じるシャッタが設けられており、このシャッタは媒体挿入口から挿入される媒体によって開放されるように構成されている。
【0003】
従来の媒体処理装置におけるシャッタ構造は、細長い長方形に形成されたシャッタの両端部に互いに反対側に突設された一対の小軸が設けられ、これら小軸が支持部材の軸孔に係入されることによりシャッタが媒体挿入口を開閉するように揺動自在に支持されており、小軸に巻回されたねじりコイルばねによって、シャッタが常時閉じる方向に付勢されたものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
【特許文献1】特開2002−222390号公報(段落「0015」および「0016」、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の媒体処理装置におけるシャッタ構造においては、シャッタが媒体挿入方向に揺動する構造であるため、媒体挿入口と媒体受容部との間にシャッタを揺動させるための作動空間を設ける必要がある。このため、媒体挿入口と媒体受容部との間に作動空間を形成するための間隔を必要とするため、媒体を媒体受容部内に押し込む際または媒体を取り出す際に充分な押し込み量を設けることができず操作性が低下するという問題があった。
【0005】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、手によって媒体処理ユニット内に媒体を押し込む際または媒体を取り出す際の操作性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は媒体が挿抜される媒体挿入口と、この媒体挿入口から挿入された媒体を受け入れる媒体受容部と、常時前記媒体挿入口を閉じ媒体挿入口から挿入された媒体が当接することにより前記媒体挿入口を開放するシャッタとを備えた媒体処理装置におけるシャッタ構造において、前記シャッタを媒体の厚み方向で媒体挿入口を閉じる方向に付勢する付勢手段を設け、前記シャッタに、媒体の挿入によりシャッタを前記付勢手段の付勢に抗して媒体の厚み方向で媒体挿入口を開放する方向に移動させる分力を発生させる傾斜部を設けたものである。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記弾性部材を板ばねとし、この板ばねの基端部を前記媒体受容部側に取り付け、遊動端部に前記シャッタを取り付けたものである。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記媒体の端子間に対応する部位に前記傾斜部を設けたものである。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記傾斜部を前記媒体の幅方向に複数設け、これら傾斜部のうち媒体の幅方向の両端部に対応した少なくとも一対の傾斜部の前記シャッタからの突出量を他の傾斜部の前記シャッタからの突出量よりも多く形成するとともに、この一対の傾斜部の傾斜角度を他の傾斜部のシャッタの傾斜角度よりも大きく形成したものである。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記シャッタを収容する筺体を備え、この筺体に前記媒体挿入口を開放した状態のシャッタの移動を規制する規制部を設けたものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、媒体挿入口と媒体受容部との間にシャッタが介入する隙間だけ設ければよいから、媒体挿入口と媒体受容部との間を近接させることができる。このため、媒体受容部内に媒体を押し込む操作が容易になり操作性が向上する。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、板ばねによってシャッタを支持したことにより、装置の厚み方向の薄型化を図ることができるとともに構造の簡素化を図ることができる。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、シャッタの傾斜部が媒体の端子に接触しないから端子に傷を付けるようなことがない。
【0014】
請求項4に係る発明によれば、媒体挿入口から挿入された媒体は、複数の傾斜部のうち傾斜角度が大きい方の傾斜部に当接するため、媒体挿入方向と直交する方向の分力が大きくなるからシャッタの開放位置への移動が円滑になる。また、媒体挿入口に斜めに媒体が挿入されたとしても、他の傾斜部に媒体が確実に当接するため、シャッタの開放位置への移動が確実に行われる。
【0015】
請求項5に係る発明によれば、シャッタを無理にこじ開けることができないため、弾性部材の破損や変形を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る媒体処理装置の外観を示し、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図、図2は同じくロアーケースを取り外した状態の要部を拡大して示す底面図、図3は図2におけるIII 矢視図、図4は媒体を示し、同図(A)は平面図、同図(B)は正面図、図5(A)は同じく媒体挿入口の近傍を拡大して示す断面図、同図(B)は媒体挿入口を拡大して示す正面図、図6および図7はシャッタの開閉動作を説明するための図2におけるVI-VI 線断面図、図8はシャッタの開放動作を説明するための説明図である。
【0017】
図1に全体を符号1で示す媒体処理装置は、アッパーケース2とロアーケース3とによって略密閉状態の筺体を形成し、アッパーケース2の表面には各種の操作ボタン5と、これら操作ボタン5の操作内容が表示される表示部6とが設けられている。ロアーケース3の側部には、側面視正方形の手を差し入れるための凹部7が設けられているとともに、この凹部7を横切るように細長い長方形に形成された媒体挿入口8が設けられている。
【0018】
図2および図3において、10はアッパーケース2の底部に一体に立設したダボ11に取り付けられたプリント配線板であって、このプリント配線板10には扁平な箱状に形成された媒体受容部としてのカード処理ユニット12が取り付けられている。このカード処理ユニット12は一面が開口し、この開口12aが前記媒体挿入口8に対向し、開口12aの反対側の背面部には、後述する媒体としてのSDカード30の端子32と電気的に接続される複数のコンタクトピン13が設けられている。
【0019】
15は付勢手段としての板ばねであって、基端部16とこの基端部16に二股状に設けられた腕部17,17とによって平面視コ字状に形成され、基端部16の両側部には一対の脚部18,18が直角に折曲形成されている。この板ばね15は、脚部18,18の先端部に設けた舌片18a,18aをプリント配線板10のスリット内に圧入することにより、腕部17がプリント配線板10と平行で腕部17の遊端が媒体挿入口8に対向するように、基端部16がプリント配線板10に取り付けられる。
【0020】
図5において、20は上記した媒体挿入口8を開閉するシャッタであって、媒体挿入口8に対向する細長い長方形に形成されたシャッタ部21と、このシャッタ部21の上端から一体に突設された断面L字状の支持部22とからなり、支持部22が上記した板ばね15の腕部17の揺動端部に直角に折曲形成された折曲部19にねじ23によって取り付けられている。
【0021】
シャッタ部21には、媒体挿入口8の両端側に対応し略三角形に形成された一対の傾斜部としての第1のリブ25,25が一体に突設されているとともに、これら第1のリブ25,25間に略三角形に形成された3つの傾斜部としての第2のリブ26が一体に突設されている。これら第1および第2のリブ25,26は後述するカード30が媒体挿入口8から挿入された際、カード30の端子32,32間に対応する部位に設けられている。第2のリブ26は、図2に示すように凹部7に近接するように設けられ、第1のリブ25は凹部7の両側においてロアーケース3に近接するように突設されている。したがって、第1のリブ25のシャッタ20からの突出量L1は、第2のリブ26のシャッタ20からの突出量L2よりも多く形成されており、図8に示すように、第1のリブ25の傾斜角度αが第2のリブ26の傾斜角度βよりも大きく形成されている。なお、図8は説明の便宜上、傾斜角度αと傾斜角度βとの差を誇張して図示してある。
【0022】
また、第1のリブ25の下端は、第2のリブ26の下端よりも高さδだけ低い位置に位置付けている。したがって、板ばね15の付勢力によってシャッタ20が図中下方に向かって付勢されることにより、これら一対の第1のリブ25,25の下端がプリント配線板10の上面に当接するため、シャッタ部21の下端とプリント配線板10の上面との間には、媒体挿入口8の幅方向に一定の高さδの隙間28が形成される。このように、シャッタ部21の両端側に設けた左右一対の第1のリブ25,25の2点でプリント配線板10に当接させたことにより、シャッタ部21の下面全体をプリント配線板10に当接させるよりもシャッタ部21の下面とプリント配線板10との間の製造誤差を小さくすることができる。
【0023】
図4において、30はSDカード(以下、単にカードという)であって、前端部の一方の端部にカード30を表裏反対に媒体挿入口8に挿入するのを規制するための三角形の切欠き31が設けられており、前端部の表面にカード30の幅方向に等間隔おいて複数の端子32が設けられている。
【0024】
板ばね15に支持されたシャッタ20は、第1のリブ25の下端がプリント配線板10に圧接されるように板ばね15の付勢力によって付勢されており、シャッタ部21が媒体挿入口8を閉じるように対向している。凹部7の内側には、図5(A)に示すように、第2のリブ26が上下方向に移動する際の移動空間としての凹嵌部7aが設けられており、後述するようにシャッタ20が媒体挿入口8を開放状態としたときに、シャッタ20の第1のリブ25の上端がこの凹嵌部7aの天井部に対向し、シャッタ20の上方への移動を規制する規制部を構成している。また、ロアーケース3の内側には、図6に示すように、シャッタ20が媒体挿入口8を開放状態としたときに、このシャッタ20の支持部22が対向し、シャッタ20の上方への移動を規制する規制部3aが突設されている。
【0025】
次に、図6および図7を用いて、このように構成された媒体処理装置のシャッタ構造におけるシャッタの開閉動作を説明する。カード30を媒体挿入口8に挿入する以前の、図6(A)の状態では、板ばね15の付勢力によってシャッタ20が下方に付勢され、シャッタ20のシャッタ部21によって媒体挿入口8は閉じている。この状態で、同図(B)に示すように、カード30を媒体挿入口8に挿入すると、シャッタ部21に設けられた第1のリブ25のシャッタ20からの突出量が第2のリブ26のシャッタ20からの突出量よりも多く形成されているため、カード30の前端は第1のリブ25に当接する。
【0026】
このとき、カード30の前端の一方の端部に切欠き31が設けられているため、カード30の前端に当接するのは、一対の第1のリブ25の一方であり、次に隣接した第2のリブ26に順次当接し、最後に他方の第1のリブ25に当接する。このように、左右一対の第1のリブ25,25間に第2のリブ26を設けているために、カード30の前端に切欠き31が設けられていたり、カード30が斜めに挿入された場合、これら第2のリブ26がシャッタ20を開放するための補助的な機能を果たすため、シャッタ20が円滑に開放される。
【0027】
また、最初に傾斜角度αが大きい第1のリブ25にカード30の前端が当接するため、図8に示すようにシャッタ20を開放させるための分力F1が第2のリブ26に発生する分力F1′よりも大きくなる。また、第1のリブ25に発生する板ばね15の腕部17の延在方向への分力F2が、第2のリブ26に発生する板ばね15の腕部17の延在方向への分力F2′よりも小さくなる。このため、板ばね15の腕部17を圧縮する方向への応力が小さくなるから板ばね17の変形を防止することができるとともに、シャッタ20の上方への移動が円滑に行われる。
【0028】
さらに、カード30を矢印A方向へ押し込むと、カード30の前端に当接していた第1および第2のリブ25,26がカード30の表面上に押し上げられ、媒体挿入口8が開放され、カード30が開口12aからカード処理ユニット12内に挿入される。ここで、第1および第2のリブ25,26がカード30の表面上に押し上げられたとき、上述したように第1および第2のリブ25,26がカード30の端子32間に対応する部位に設けられているため、端子32にこれら第1および第2のリブ25,26が接触することがないから、端子32に傷を付けるようなことがない。また、シャッタ20による媒体挿入口8の開閉を、カード30の挿入方向である矢印A方向と略直交する方向へカード30を移動させることにより行うようにしているため、凹部7の裏面とカード処理ユニット12の開口12aとの間隔Dを必要最小限の長さに形成することができる。
【0029】
図7(A)に示すように、さらにカード30を押し込むと、カード30の端子32とカード処理ユニット12の接触子13とが電気的に接続され、カード30はカード処理ユニット12内にロックされる。カード30に記録された情報の処理が終了し、カード30を媒体挿入口8から抜き取る場合は、凹部7内に指先を差し入れ、指先によってカード30の後端を矢印A方向に押し込む。図示を省略した従来から広く知られているイジェクト機構により、カード30のロックが解除されるとともにカード30が矢印B方向へ押し出されるから、カード30を把持し矢印B方向に引き抜くことができる。
【0030】
このとき、凹部7の裏面とカード処理ユニット12の開口12aとの間隔Dを必要最小限の長さに形成することができるため、カード30をカード処理ユニット12内にロックする際のカード30の凹部7の表面からの突出量d1およびカード30のロックを解除する際のカード30の凹部7の表面からの突出量d2を余分に設けることができる。このため、カード30を押し込む際およびカード30のロックを解除する際にカード30の矢印A方向への押し込む量を充分確保することができるため操作性が向上する。
【0031】
また、媒体挿入口8が開放された状態で、図7(A)に示すように、シャッタ20の第1のリブ25の上端が凹嵌部7aの天井部に対向するとともに、シャッタ20の支持部22が規制部3aに対向する。したがって、仮に、媒体挿入口8に定規等を挿入し、シャッタを無理にこじ開けるようとしても、シャッタ20の移動が規制されるため、板ばね15の破損や変形を防止することができる。
【0032】
図9は本発明の第2の実施の形態を示す要部の断面図である。この第2の実施の形態においては、シャッタ20を付勢する手段として、シャッタ20とロアーケース3との間に弾装した圧縮コイルばね40を設けるとともに、シャッタ20を図中上下方向に移動自在に支持するガイド部材41をロアーケース3に一体に突設したものである。このように構成されていることにより、圧縮コイルばね20の弾発力によってシャッタ20が媒体挿入口8を常時閉じている。一方、媒体挿入口8からカード30が挿入されると、圧縮コイルばね20の弾発力に抗してシャッタ20が上方に移動し、媒体挿入口8が開放される。
【0033】
なお、本実施の形態においては、板ばね15によってシャッタ20を支持したが、プラスチックによって形成したロアーケース3に薄片状の弾性支持片を一体に突設し、この弾性支持片によってシャッタ20を支持するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る媒体処理装置の外観を示し、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図である。
【図2】本発明に係る媒体処理装置において、ロアーケースを取り外した状態の要部を拡大して示す底面図である。
【図3】図2におけるIII 矢視図である。
【図4】本発明に係る媒体処理装置における媒体を示し、同図(A)は平面図、同図(B)は正面図である。
【図5】同図(A)は本発明に係る媒体処理装置における媒体挿入口の近傍を拡大して示す断面図、同図(B)は媒体挿入口を拡大して示す正面図である。
【図6】本発明に係る媒体処理装置におけるシャッタの開閉動作を説明するための図2におけるVI-VI 線断面図である。
【図7】本発明に係る媒体処理装置におけるシャッタの開閉動作を説明するための図2におけるVI-VI 線断面図である。
【図8】本発明に係る媒体処理装置におけるシャッタの開放動作を説明するための説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1…媒体処理装置、2…アッパーケース、7…凹部、8…媒体挿入口、10…プリント配線板、12…カード処理ユニット、15…板ばね(付勢手段)、16…基端部、17…腕部、20…シャッタ、21…シャッタ部、22…支持部、25…第1のリブ(傾斜部)、26…第2のリブ(傾斜部)、30…SDカード(媒体)、32…端子、40…圧縮コイルばね(付勢手段)。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体が挿抜される媒体挿入口と、この媒体挿入口から挿入された媒体を受け入れる媒体受容部と、常時前記媒体挿入口を閉じ媒体挿入口から挿入された媒体が当接することにより前記媒体挿入口を開放するシャッタとを備えた媒体処理装置におけるシャッタ構造において、
前記シャッタを媒体の厚み方向で媒体挿入口を閉じる方向に付勢する付勢手段を設け、前記シャッタに、媒体の挿入によりシャッタを前記付勢手段の付勢に抗して媒体の厚み方向で媒体挿入口を開放する方向に移動させる分力を発生させる傾斜部を設けたことを特徴とする媒体処理装置におけるシャッタ構造。
【請求項2】
請求項1記載の媒体処理装置におけるシャッタ構造において、
前記付勢部材を板ばねとし、この板ばねの基端部を前記媒体受容部側に取り付け、遊動端部に前記シャッタを取り付けたことを特徴とする媒体処理装置におけるシャッタ構造。
【請求項3】
請求項1記載の媒体処理装置におけるシャッタ構造において、
前記媒体の端子間に対応する部位に前記傾斜部を設けたことを特徴とする媒体処理装置におけるシャッタ構造。
【請求項4】
請求項1記載の媒体処理装置におけるシャッタ構造において、
前記傾斜部を前記媒体の幅方向に複数設け、これら傾斜部のうち媒体の幅方向の両端部に対応した少なくとも一対の傾斜部の前記シャッタからの突出量を他の傾斜部の前記シャッタからの突出量よりも多く形成するとともに、この一対の傾斜部の傾斜角度を他の傾斜部のシャッタの傾斜角度よりも大きく形成したことを特徴とする媒体処理装置におけるシャッタ構造。
【請求項5】
請求項1記載の媒体処理装置におけるシャッタ構造において、
前記シャッタを収容する筺体を備え、この筺体に前記媒体挿入口を開放した状態のシャッタの移動を規制する規制部を設けたことを特徴とする媒体処理装置におけるシャッタ構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−139456(P2006−139456A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−327529(P2004−327529)
【出願日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(304020498)サクサ株式会社 (678)
【Fターム(参考)】