説明

密封型エンクロージャおよびシステム

【課題】密封型エンクロージャおよび密封システムを提供する。
【解決手段】密封システムは、第1の舌部を有するエンクロージャ天部と第2の舌部を有するエンクロージャ基部との間に形成されるアパーチャ内に配設されるように構成された、グロメットキャップ内に配設されるように構成されたグロメットを有し、グロメットキャップはグロメットの一部分を覆うように構成され、前記グロメットキャップは、前記第1および第2の舌部を受け入れるように構成されたチャネルを形成するように構成された2つの壁を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、一般にエンクロージャに関し、より具体的には、以下がその明細書であり明細書に添付されその一部を成す図面を参照する、密封型エンクロージャおよび密封システムにおける特定の新規かつ有用な進歩に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子機器モジュールおよび/またはシステムは、一般に、プリント回路基板に取り付けられ、電子機器デバイスを保護するために電子機器エンクロージャ内に配設されてもよい、様々な電子機器部品を備える。プリント回路基板は、それに取り付けられた様々な電子機器部品に対する電気的接続を支援する。
【0003】
従来の電子機器モジュールおよび/またはシステムは別個のエンクロージャに収容されることがあり、それらのエンクロージャは、一般的に、電子機器モジュールおよび/またはシステム間で電気信号を伝えるように構成された1つまたは複数のラインによって互いに接続される。ラインは、一般的に、コネクタを各端部に有する導電性ワイヤまたはケーブルを備え、電子機器エンクロージャ内部に位置するプリント回路基板に接続されるように構成されている。
【0004】
従来の電子機器モジュールおよび/またはシステムを収容するエンクロージャは、しばしば「分割箱」型設計のものであり、エンクロージャ天部およびエンクロージャ基部を備え、これらの天部および基部は、丁番付けされるか、境界面に沿って対合するように別個に構成され、内部キャビティを形成することができる。それに加えて、そのようなエンクロージャは、従来、ラインまたはケーブルがエンクロージャを貫通できるように構成されたアパーチャまたは貫通開口部を備える。湿気または他の液体など周囲の液状媒体が進入しないようにする保護など、環境保護を提供するために、エンクロージャの内部を、境界面に沿って、ならびにあらゆるケーブル貫通開口部において周囲環境から密封することが必要な場合が多い。保護シールを提供するために、ガスケットまたはグロメットシールを含む多くの方法、デバイス、およびシステムが使用されてきた。
【0005】
図1A〜1Gを参照すると、当該分野で知られている従来の密封システムの従来のエンクロージャ100の様々な図が示されている。エンクロージャ100のエンクロージャ基部120は、境界面125を備えた側壁122を有し、その境界面は、エンクロージャ天部110の側壁111上にある対応する境界面115の一部分に沿って対合するように配置される。1つまたは複数のケーブル(図示せず)をエンクロージャ100内へと貫通させることができるように、側壁122は、一般的に第1の切欠き部分123を含み、その切欠き部分は、エンクロージャ天部110の側壁111上にある対応する第2の切欠き部分113と位置合わせされるように構成されて、アパーチャ130を形成する。外表面124aおよび内表面124bを有する第1の舌部124が、エンクロージャ基部上に配設されてもよい。外表面114aおよび内表面114bを有する第2の舌部114が、エンクロージャ天部上に配設されてもよく、各舌部124、114は各側壁122、111にほぼ直角に延在する。単一片のグロメット141などのグロメットは、一般的にアパーチャ130内に配設される。
【0006】
グロメット141は、図1A〜1Gでは、ほぼ長方形の断面を有するように示されるが、従来のグロメットは、アパーチャ130の形状にほぼ対応する様々な形状および断面を有することが知られている。そのようなグロメット141は、従来、アパーチャ130内に配設されるとともに、一般的にはシールを提供するためにエンクロージャ天部110と基部120との間の圧縮力を受けて、舌部124、114の内表面124b、114bを係合するように構成された、少なくとも1つの周辺リブ142を備える本体部分144を有する。一般的に、従来のグロメット141は、有効なシールを提供するため、エンクロージャ天部110と基部120との間で圧縮する必要がある。
【0007】
従来のグロメット141はまた、対応するケーブル(図示せず)が貫通してもよい1つまたは複数の開口部144aを有する。
【0008】
それに加えて、グロメット141を保護し保持するため、従来、単一の周辺外壁181および外面182を有するグロメットキャップ180が提供される。単一の周辺外壁181は、内表面181aおよび外表面181bを備え、また、内表面181aが舌部外表面124a、114aに隣接するとともに、外面182がグロメット141の外表面145に隣接して配設されるようにして、第1および第2の舌部124、114の上に配設されるように構成される。グロメットキャップ180の外面182は、そこを貫通する1つまたは複数の開口部184aを備えてもよく、それらは1つまたは複数のグロメット開口部144aそれぞれに対応し、ケーブル(図示せず)が同様にそこを貫通してもよい。
【0009】
多くの場合、境界面125、115に沿った表面の凹凸を補償し、かつエンクロージャ天部110および基部120の伸縮を補償するため、エンクロージャ100を密封する際のさらなる助けとなるRTVシリコンなどのガスケット、すなわちシーラント材が境界面125、115の間に配設される。
【0010】
従来のエンクロージャでは、第1および第2の舌部124、114の近くで湿気が進入しないように有効な密封を可能にするため、エンクロージャ100の切欠き部分においてグロメット141と表面125、115との間は十分に形作られた境界面であることが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】米国特許第7294007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
従来の密封方法およびデバイスは、例えば、エンクロージャが長期の動作期間にわたって高温に晒され、次いで冷却期間を経た後での漏れ防止に関して、十分に満足できるものではなかった。少なくとも上述した理由で、改善されたエンクロージャおよび密封システムが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本明細書に示される、かつ/または記載される1つもしくは複数の具体的な実施形態は、少なくとも上述の必要性に取り組む。
【0014】
一実施形態では、キャップが開示され、該キャップは、第1の長さL1を有する第1の外壁と、第2の長さL2を有するとともに、前記第1の外壁から間隔が空けられた第2の内壁とを備える。
【0015】
別の実施形態では、エンクロージャが開示され、該エンクロージャは、第1の切欠き部分を含む第1の側壁と、前記第1の側壁上に配設された第1の舌部とを備える基部、および、第2の切欠き部分を備える第2の側壁と、前記第2の側壁上に配設された第2の舌部とを備える天部を備え、前記第1の切欠き部分が前記第2の切欠き部分と位置合わせされて、前記基部と前記天部との間に配設されるアパーチャを形成するように構成され、さらに、第1の長さL1を有する第1の外壁と、第2の長さL2を有するとともに、キャビティを形成するように配置された、前記第1の外壁から間隔が空けられた第2の内壁と、前記第1の外壁と前記第2の内壁との間に配設され、前記第1および第2の舌部を受け入れるように構成されたチャネルとを備えるグロメットキャップ、および、前記キャビティ内に受け入れられるように構成されたグロメットを備える。
【0016】
さらに別の実施形態では、密封システムが開示され、該システムは、第1の切欠き部分を含む第1の側壁と、前記第1の側壁上に配設された第1の舌部とを備える基部、および、第2の切欠き部分を備える第2の側壁と、前記第2の側壁上に配設された第2の舌部とを備える天部を備え、前記第1の切欠き部分が前記第2の切欠き部分と位置合わせされて、前記基部と前記天部との間に配設されるアパーチャを形成するように構成され、さらに、第1の長さL1を有する第1の外壁と、第2の長さL2を有するとともに、キャビティを形成するように配置された、前記第1の外壁から間隔が空けられた第2の内壁と、前記第1の外壁と前記第2の内壁との間に配設され、前記第1および第2の舌部を受け入れるように構成されたチャネルとを備えるグロメットキャップ、および、前記キャビティ内に受け入れられるように構成されたグロメットを備える、エンクロージャを備える。
【0017】
様々な範囲の装置およびシステムが本明細書に示され記載される。上述の利点に加えて、さらなる利点および/または適応もしくは変形が、図面を参照することによって、また本明細書の残りの部分を読むことによって明白になるであろう。
【0018】
以下、添付図面について簡潔に言及する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1A】従来技術の密封システムを示す分解組立図である。
【図1B】従来技術の密封システムを示す分解組立図である。
【図1C】従来技術の密封型エンクロージャを示す平面図である。
【図1D】図1Cの従来技術のエンクロージャを示す端面図である。
【図1E】方向A−Aで見た図1Dの従来技術のエンクロージャを示す断面図である。
【図1F】図1Eの従来技術のエンクロージャの一部分を示す拡大図である。
【図1G】図1Eの従来技術のエンクロージャを示す部分断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す分解組立図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す分解組立図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す分解組立図である。
【図5】図3のグロメットキャップの一実施形態を示す斜視図である。
【図6】図4の一実施形態の一部分を示す拡大図である。
【図7】一実施形態を示す端面図である。
【図8】方向B−Bで見た図7の実施形態を示す断面図である。
【図9】図8の実施形態の一部分を示す拡大図である。
【図10】一実施形態を示す分解組立図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
複数の図面を通して類似の参照符号は同一のまたは対応する構成要素および構成部分を指定する。図面は、別段の指示がない限り、縮尺通りではない。
【0021】
以下の記載においては、本明細書の一部を成すとともに、実施されてもよい具体的な実施形態が例示として示される添付図面を参照する。他の実施形態が利用されてもよく、添付の請求項における特許性のある範囲から逸脱することなく、本明細書に示され記載される実施形態に対して様々な変更を行うことができることが理解される。したがって、以下の記載は限定的な意味で解釈すべきではない。
【0022】
本明細書で使用されるとき、単数形で列挙され、用語「a」もしくは「an」で始まる要素または機能は、複数の前記要素または機能を除外するという明示がない限り、それらを除外しないものとして理解すべきである。さらに、請求される発明の「一実施形態」という言及は、列挙される特徴をやはり組み込む追加の実施形態が存在することを除外するものとして解釈すべきでない。
【0023】
図2〜4、7、および9を参照すると、一実施形態の例示が分解組立図で示される。エンクロージャ200のエンクロージャ基部220は、第1の境界面250aを有する第1の側壁222を備え、その第1の境界面は、エンクロージャ天部210の第2の側壁211上にある第2の境界面250bの対応する部分と対合してシーム202(図7を参照)を形成するように構成される。第1の側壁222は、第1の切欠き部分223(図4を参照)をさらに備え、その第1の切欠き部分は、エンクロージャ天部210の第2の側壁211上にある対応する第2の切欠き部分213とほぼ位置合わせされて、エンクロージャ天部210と基部220との間に配設されるエンクロージャアパーチャ230(図9を参照)を形成するように構成される。エンクロージャアパーチャ230は、グロメットキャップ280(図5)の一部分を受け入れるように構成される。第1の内表面252aおよび第1の外表面252bを有する第1の舌部252がエンクロージャ基部220上に配設され、第2の外表面251aおよび第2の内表面251bを有する第2の舌部251がエンクロージャ天部210上に配設され、第1および第2の舌部251、252は、好ましくは、各側壁211、222にほぼ直角に延在する。
【0024】
グロメットキャップ280内に配設されるように構成されるとともに、好ましくは、シリコーンゴムまたはウレタンなどの可撓性エラストマー材料で形成される本体部分244を有するグロメット241が提供される。グロメット241の本体部分244は、好ましくは、少なくとも1つの周辺密封リブ242を備える。グロメット241は、図面では、ほぼ長方形の断面を有するように示されるが、様々な実施形態では、グロメット241は、グロメットキャップのキャビティ289の形状にほぼ対応する様々な形状、幾何学形状、および断面で構成されてもよい。一実施形態では、グロメット241の外表面245は、対応するケーブル(図示せず)が貫通してもよい1つまたは複数の開口部243を備える。
【0025】
図4、5、8、および9を参照すると、グロメットキャップ280は、第1および第2の舌部252、251と協働するように構成され、グロメット241を覆うように配設される。グロメットキャップ280は、第1の長さL1と、第1の外側密封壁外表面281aと、第1の外側密封壁内表面281bとを有する第1の外側密封壁281を備える。それに加えて、グロメットキャップ280は、第2の長さL2と、第2の内側密封壁外表面283aと、第2の内側密封壁内表面283bとを有する第2の内側密封壁283を備える。第2の内側密封壁283は、グロメット241を受け入れるように構成されたキャビティ289を画定するように配置される。一実施形態では、第2の内側密封壁283はさらに、エンクロージャアパーチャ230内に受け入れられるように構成される。一実施形態では、第2の内側密封壁内表面283bは、グロメット241の少なくとも1つの周辺リブ242を係合するように構成された連続する表面を提供する。一実施形態では、第1の外側密封壁281の第1の長さL1は、第2の内側密封壁283の第2の長さL2よりも短い。第1の外側密封壁281および第2の内側密封壁283は間隔が空けられてチャネル286を形成する。チャネル286は、第1および第2の舌部252、251を受け入れるように寸法が決められる。それに加えて、グロメットキャップ280は、好ましくはチャネル286にほぼ直角に向けられ、かつグロメット241の外表面245の上に配設されるように構成された第3の面壁282を備える。グロメットキャップ280は、第2の内側密封壁283がグロメット241とエンクロージャ基部220および天部210の舌部252、251との間に配置されるようにして、グロメット241の一部分の上に配設されるように構成される。それによって、グロメットキャップ280は、表面250a、250bを対合するシーム202にグロメット241が接触するのを防ぎ、エンクロージャ基部220および天部210の舌部252、251がエンクロージャ200をより有効に密封する。
【0026】
一実施形態では、グロメットキャップ280は、好ましくはグロメット開口部243に対応し、1つまたは複数のケーブル(図示せず)がそこを貫通してもよい、表面282を通る1つまたは複数の開口部287を備える。
【0027】
一実施形態では、湿気がエンクロージャ200に進入しないようにさらに保護するため、室温加硫RTVシリコーンゴムなどの粘着性のシーラント材(図示せず)が、第1および第2の舌部251、252の少なくとも一方と第1の外壁281および第2の内壁283の少なくとも一方との間に配設されて、グロメットキャップ280とのシールを提供してもよい。
【0028】
一実施形態では、グロメットキャップ280の第2の内側密封壁外表面283aの一部分は、第1の側壁222の第1の切欠き部分223と第2の側壁211上にある第2の切欠き部分213とを係合するように構成される。一実施形態では、側壁222の第1の切欠き部分223は、例えば、第1の外側密封壁外表面281a上に配設される係合リブ288と協働して、グロメットキャップ280に対する保持力を提供するように構成された溝227など、少なくとも1つの係合機構を備える。
【0029】
請求項、要約書、および図面を含む本明細書は、本明細書に例示され記載される具体的な実施形態のあらゆる適応または変形を網羅するものとする。したがって、上述のシステム、方法、および装置の要素、構成要素、または特徴の名称は、限定的ではないものとする。上述の実施形態は、適応または変形されるか否かに関わらず、将来のエンクロージャ装置およびシステムに適用可能であることが想到される。さらに、本明細書で使用される用語は、本明細書に記載されるのと同じまたは同等の機能性を提供するすべてのエンクロージャおよびシステムを包含するものとする。
【0030】
上述の具体的な実施形態それぞれの特定の要素、構成要素、または機構すべてを個々の図面に示すように努めたが、これは不可能であったかも知れない。上述の具体的な実施形態のうち1つまたは複数における1つもしくは複数の要素、構成要素、または機構が、いくつかの図面には示され、他の図面には示されない場合、1つの図面の各要素、構成要素、または機構は、本明細書に記載されるように、本明細書にて請求されるように、あるいは他のいずれかの適切なやり方で、残りの図面のいずれかまたはすべてに示される他の要素、構成要素、または機構のいずれかもしくはすべてと組み合わされてもよいことが想到される。
【0031】
用語「含む」、「備える」、「有する」、および「備えた」は、本明細書で使用するとき、広義にかつ包括的に解釈されるべきであり、いかなる物理的な連係にも限定されない。それに加えて、以下の請求項によって定義される特許性のある範囲は、上述の具体的な実施形態だけではなく、(i)請求項の文言と相違しない構造的要素を有するか、あるいは(ii)請求項の文言とわずかに異なる等価の構造的要素を有する、実施形態の適応または変形をも包含するものとする。
【符号の説明】
【0032】
200 エンクロージャ
202 シーム
210 エンクロージャ天部
211 第2の側壁
213 第2の切欠き部分
220 エンクロージャ基部
222 第1の側壁
223 第1の切欠き部分
227 溝
230 エンクロージャアパーチャ
241 グロメット
242 周辺密封リブ
243 開口部
244 本体部分
245 外表面
251 第2の舌部
252 第1の舌部
281 第1の外側密封壁
282 第3の面壁
283 第2の内側密封壁
286 チャネル
287 開口部
288 係合リブ
289 キャビティ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の長さL1を有する第1の外壁(281)と、
第2の長さL2を有するとともに、前記第1の外壁(281)から間隔が空けられた第2の内壁(283)とを備える、グロメットキャップ(280)。
【請求項2】
前記第1の外壁(281)と前記第2の内壁(283)との間に配設されるチャネル(286)をさらに備える、請求項1記載のキャップ(280)。
【請求項3】
前記第2の内壁(293)がキャビティ(289)を形成するように配置された、請求項1記載のキャップ(280)。
【請求項4】
第1の切欠き部分(223)を含む第1の側壁(222)と、
前記第1の側壁(222)上に配設された第1の舌部(252)とを備える基部(220)、および、
第2の切欠き部分(213)を備える第2の側壁(211)と、
前記第2の側壁(211)上に配設された第2の舌部(251)とを備える天部(210)を備え、
前記第1の切欠き部分(223)が前記第2の切欠き部分(213)と位置合わせされて、前記基部(220)と前記天部(210)との間に配設されるアパーチャ(230)を形成するように構成され、さらに、
第1の長さL1を有する第1の外壁(281)と、
第2の長さL2を有するとともに、キャビティ(289)を形成するように配置された、前記第1の外壁(281)から間隔が空けられた第2の内壁(283)と、
前記第1の外壁(281)と前記第2の内壁(283)との間に配設され、前記第1および第2の舌部(251)、(252)を受け入れるように構成されたチャネル(286)とを備えるグロメットキャップ(280)、および、
前記キャビティ(289)内に受け入れられるように構成されたグロメット(241)を備える、エンクロージャ(200)。
【請求項5】
前記第1の側壁(222)が第1の境界面(250a)をさらに備え、
前記第2の側壁(211)が第2の境界面(250b)を備え、
前記第1の境界面(250a)が前記第2の境界面(250b)の少なくとも一部分と対合するように構成された、請求項4記載のエンクロージャ。
【請求項6】
前記第1の側壁(222)の前記第1の切欠き部分(223)が、前記グロメットキャップ(280)に対して保持力を提供するように構成された係合機構(227)を備える、請求項4記載のエンクロージャ。
【請求項7】
前記係合機構(227)が係合リブである、請求項6記載のエンクロージャ。
【請求項8】
第1の切欠き部分(223)を備える第1の側壁(222)と、
前記第1の側壁(222)上に配設された第1の舌部(252)とを備える基部(220)、および、
第2の切欠き部分(213)を備える第2の側壁(211)と、
前記第2の側壁(211)上に配設された第2の舌部(251)とを備える天部(210)を備え、
前記第1の切欠き部分(223)が前記第2の切欠き部分(213)と位置合わせされて、前記基部(220)と前記天部(210)との間に配設されるアパーチャ(230)を形成するように構成され、さらに、
グロメット(241)の一部分を覆うように構成されたグロメットキャップ(280)であって、
第1の長さL1を有する第1の外壁(281)と、
第2の長さL2を有するとともに、キャビティ(289)を形成するように配置された、前記第1の外壁(281)から間隔が空けられた第2の内壁(283)と、
前記第1の外壁(281)と前記第2の内壁(283)との間に配設され、前記第1および第2の舌部(251、252)を受け入れるように構成されたチャネル(286)とを備えるグロメットキャップ(280)、および、
前記キャビティ(289)内に受け入れられるように構成されたグロメット(241)を備える、エンクロージャ(200)を備える、密封システム。
【請求項9】
前記第1の側壁(222)が第1の境界面(250a)をさらに備え、
前記第2の側壁(211)が第2の境界面(250b)を備え、
前記第1の境界面(250a)が前記第2の境界面(250b)の少なくとも一部分と対合するように構成された、請求項8記載の密封システム。
【請求項10】
前記第1の側壁(222)の前記第1の切欠き部分(223)が、前記グロメットキャップ(280)に対して保持力を提供するように構成された係合機構(227)を備える、請求項8記載の密封システム。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図1F】
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【図1G】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−33931(P2012−33931A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−163775(P2011−163775)
【出願日】平成23年7月27日(2011.7.27)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】