対話型メディア環境におけるエピソード追跡のためのシステムおよび方法
【課題】あるシリーズにおけるメディアのユーザの視聴進行度を監視するシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】ユーザは、監視されるプログラムシリーズのリストを含むメディアプロファイルを設定する。この対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器上でプログラムシリーズ内にあるプログラムのユーザの視聴進行度を追跡し、ユーザのメディアプロファイルを更新する。ユーザは、ユーザの余暇にシリーズのプログラムを要求して閲覧し、周辺メディアコンテンツは、シリーズにおけるユーザの視聴進行度と一致するようにフィルタリングされる。
【解決手段】ユーザは、監視されるプログラムシリーズのリストを含むメディアプロファイルを設定する。この対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器上でプログラムシリーズ内にあるプログラムのユーザの視聴進行度を追跡し、ユーザのメディアプロファイルを更新する。ユーザは、ユーザの余暇にシリーズのプログラムを要求して閲覧し、周辺メディアコンテンツは、シリーズにおけるユーザの視聴進行度と一致するようにフィルタリングされる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対話型メディア環境に関し、特に、ユーザの視聴進行度を監視する対話型メディア環境に関する。
【背景技術】
【0002】
対話型メディア環境は、ユーザが、対話型テレビジョンアプリケーションなどの対話型メディア体験を使用して、ユーザのメディア体験をカスタマイズすることを可能にする。たとえば、ユーザは、対話型メディアアプリケーションに対し、プログラムリマインダーを表示し、メディアコンテンツを記録し、メディアコンテンツを検索し、ペアレンタルコントロールを実施するように指示する。対話型テレビジョンプログラムガイドなどの対話型メディアアプリケーションは、その他の対話型機能、たとえばテレビジョンプログラムのリストおよび概要、ペイパービュー(PPV)サービス、ウェブブラウジングサービス、およびその他の対話型機能のホストをユーザに提供するように構成することもできる。
【0003】
対話型メディア環境において次第に重要になりつつある対話型機能は、ビデオオンデマンド方式(VOD)のサービスである。VODサービスを使用すると、ユーザは、選択したメディアコンテンツを要求に応じて、事実上、ユーザが指定する任意の時に提示される。VODサービスは、コンテンツがブロードキャストされる時にメディアコンテンツを視聴できないか、さもなければ、コンテンツがユーザ機器で利用可能なユーザにとって、特に有益である。これらの事例では、VODサービスに加入するユーザは、見逃したコンテンツを後日、ユーザがそのコンテンツを視聴または受信することが可能な時に配信または提示するように要求することができる。
【0004】
ある対話型メディア環境で利用可能なもう1つの重要な対話型機能は、デジタルビデオ記録(DVR)サービスである。DVRサービスを使用すると、ユーザは、ショー(またはショーのシリーズ)を記憶媒体または記録デバイスに自動的に記録するようにプログラムすることができる。VODサービスなどのDVRサービスは、メディアコンテンツが最初にブロードキャストされたか、またはユーザ機器が利用可能だった時以外の時に、メディアコンテンツをユーザに提示することを可能にする。
【0005】
DVR、VOD、およびその他の類似のサービスを使用する公知の対話型メディア環境は、ユーザが、メディアコンテンツの固定ブロードキャスト予定から切り離されることを可能にする。ユーザは、その後、ユーザ自身のペースでメディアコンテンツを閲覧することができる。このメディアコンテンツのいくつかは、エピソードのコンテンツである。エピソードのコンテンツは、一般に、各々のエピソードで独立しており、メディアコンテンツの多数のエピソードと共通のストーリー展開を含まない。たとえば、「Seinfeld」シリーズの各エピソードは、一般に1回で完結するエピソードである。視聴者は、シリーズ内のエピソードの全部を閲覧してストーリーを理解していなくても、1回のエピソードを閲覧することができる。しかし、その他のメディアコンテンツは、本質的に連続している。連続プログラミングは、推奨される視聴順序など、一時的な構成要素を含む任意のプログラミングである。連続プログラミングは、テーマおよび/またはプロットシーケンスをシリーズの他のエピソードと共有する。連続プログラミングの一例としては、シーケンスからテレビジョンシリーズ「24」のエピソードが挙げられる。テレビジョンシリーズ「24」の1回のエピソードを閲覧するユーザは、前の閲覧していないエピソードで紹介された特定のキャラクタ、テーマ、またはプロット要素を認識しない。その結果、多くの場合、視聴者は、メディアコンテンツを混同するか、または関心を失う。連続プログラミングの各エピソードを完全に理解するには、一般に、連続プログラミングを閲覧する前に、他の関連するプログラミングを閲覧しなければならない。
【0006】
公知の対話型メディア環境は、ブロードキャストテレビジョンシリーズまたは映画の続編などの関連プログラミングのシリーズに関するユーザの進行度を追跡し、報告しない。また、公知の対話型メディア環境は、ユーザ機器に提示されるメディアコンテンツ(たとえば、ウェブ、ニュース、および広告コンテンツ)をこうしたその他のコンテンツをフィルタリングしないため、ユーザのメディア視聴進行度に一致する。たとえば、テレビジョンシリーズの特定のエピソードを閲覧するユーザは、ネタばれ、または関連プログラムのシリーズ中の閲覧していないショーに関連するその他の無関係なメディアコンテンツ見たくないかもしれない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記を考慮すると、ユーザが選択した関連プログラムのシリーズのユーザの視聴進行度を監視するシステムおよび方法を提供することが望ましい。このような監視技術を使用して、ユーザの視聴進行度と一致するメディア環境を提供することも望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の原理により、対話型メディア監視アプリケーションのシステムおよび方法を提供する。この対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが選択したプログラムまたはメディアのシリーズのユーザの視聴進行度を監視する。
【0009】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが、メディアコンテンツの関連プログラミングまたはコレクションのシリーズを進めるユーザの視聴進行度を追跡するユーザメディアプロファイルを生成して維持する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器に提示されようとしているメディアコンテンツと置換するための交換メディアコンテンツのセットにもアクセスする。メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器に提示されようとしているコンテンツが、ユーザのメディアプロファイルと一致すると判断した場合、一致しないメディアコンテンツを除去または交換する。
【0010】
実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、動的フィルタを使用して、着信するメディアコンテンツをリアルタイムで分析する。こうした環境では、フィルタが、ユーザの視聴進行度と一致しないと判断したメディアコンテンツは、ユーザの現在の視聴進行度と一致するように自動的に除去されるか、または別のコンテンツと置換される。
【0011】
実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザがユーザ機器にアクセスするごとに、個々のメディアプロファイルを維持する。これらの実施態様では、各々のユーザの視聴進行度は、個々に監視される。メディア監視アプリケーションは、次に、各ユーザ個々のメディア視聴進行度に基づいて、一致したメディア環境を提示する。これらの実施態様によっては、ユーザのメディアプロファイルは、対話型メディアシステム内の何らかのユーザ機器に移植可能である。
(項目1)
ユーザ機器においてメディアコンテンツをユーザに提示する方法であって、上記方法は、
メディアコンテンツを視聴する要求を受信することと、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断することと、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるという判断に応答して、少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示することであって、上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記ユーザが上記要求されたメディアコンテンツと相互作用することを可能にする少なくとも1つのオプションを含む、ことと
を包含する、方法。
(項目2)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングではないという判断に応答して、上記要求されたメディアコンテンツを提示すること
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断することは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているメタデータを分析することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられている上記メタデータは、上記要求されたメディアコンテンツの前または後に、上記ユーザに提示するべきその他のメディアコンテンツを指示する、項目3に記載の方法。
(項目5)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断することは、要求されたメディアコンテンツのタイプを分析することを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
要求されたメディアコンテンツのタイプは、ブロードキャストメディア、オンデマンドメディア、ペイパービューメディア、記録メディア、およびインターネットメディアから成る群から選択される、項目5に記載の方法。
(項目7)
メディアコンテンツを視聴する上記要求は、あるユーザイベントの後に上記ユーザのために行われる、項目1に記載の方法。
(項目8)
上記ユーザイベントは、上記ユーザ機器に関連付けられているデバイスに電源を入れるイベント、メディアプロファイルリマインダーを作成するイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションにログオンするイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションからログオフするイベント、プログラムの選択イベント、およびユーザ機器の同調イベントから成る群から選択されるイベントである、項目7に記載の方法。
(項目9)
少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示することは、上記少なくとも1つの視聴オプションを含む表示画面を上記ユーザに提示することを含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示することは、上記少なくとも1つの視聴オプションを含むオーバレイを上記ユーザに提示することを含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記要求されたメディアコンテンツを視聴すること、上記要求されたメディアコンテンツのサマリを視聴すること、後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすること、および上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することから成る群から選択される、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすることと、
上記スケジューリングされた要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に自動的に提示することと
をさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記要求されたメディアコンテンツの上記サマリを上記ユーザに提示すること
をさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目14)
上記サマリは、データソースから導かれる、項目13に記載の方法。
(項目15)
上記サマリは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているクローズドキャプションデータから作成される、項目13に記載の方法。
(項目16)
上記サマリを上記ユーザに提示した後、上記要求されたメディアコンテンツを上記ユーザに提示すること
をさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目17)
上記サマリを上記ユーザに提示した後、上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進すること
をさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目18)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツを視聴することを含む、項目11に記載の方法。
(項目19)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツのサマリを視聴することを含む、項目11に記載の方法。
(項目20)
ユーザ機器においてメディアコンテンツをユーザに提示するシステムであって、上記システムは、
メディアコンテンツを記憶するメモリと、
少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示するための制御回路網と
を備えており、
上記制御回路網は、
メディアコンテンツを視聴する要求を受信し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるという判断に応答して、上記少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示し、上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記ユーザが上記要求されたメディアコンテンツと相互作用することを可能にする少なくとも1つのオプションを含む
ように構成されている、システム。
(項目21)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングではないという判断に応答して、上記要求されたメディアコンテンツを提示する
ようにさらに構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目22)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているメタデータを分析し、上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断する
ように構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目23)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられている上記メタデータは、上記要求されたメディアコンテンツの前または後に、上記ユーザに提示するべきその他のメディアコンテンツを指示する、項目22に記載のシステム。
(項目24)
上記制御回路網は、要求されたメディアコンテンツのタイプを分析して、上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断する、項目20に記載のシステム。
(項目25)
要求されたメディアコンテンツのタイプは、ブロードキャストメディア、オンデマンドメディア、ペイパービューメディア、記録メディア、およびインターネットメディアから成る群から選択される、項目24に記載のシステム。
(項目26)
メディアコンテンツを視聴する上記要求は、あるユーザイベント後に上記ユーザのために行われる、項目20に記載のシステム。
(項目27)
上記ユーザイベントは、上記ユーザ機器に関連付けられているデバイスに電源を入れるイベント、メディアプロファイルリマインダーを作成するイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションにログオンするイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションからログオフするイベント、プログラムの選択イベント、およびユーザ機器の同調イベントから成る群から選択されるイベントである、項目26に記載のシステム。
(項目28)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つの視聴オプションを含む表示画面を上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目29)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つの視聴オプションを含むオーバレイを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目30)
上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記要求されたメディアコンテンツを視聴すること、上記要求されたメディアコンテンツのサマリを視聴すること、後の時間に視聴するように上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすること、および上記要求されたメディアコンテンツをスキップして、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することから成る群から選択される、項目20に記載のシステム。
(項目31)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に視聴するようにスケジューリングし、
上記スケジューリングされた要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に自動的に提示する
ようにさらに構成されている、項目30に記載のシステム。
(項目32)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツの上記サマリを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目30に記載のシステム。
(項目33)
上記サマリは、データソースから導かれる、項目32に記載のシステム。
(項目34)
上記サマリは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているクローズドキャプションデータから作成される、項目32に記載のシステム。
(項目35)
上記制御回路網は、
上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目32に記載のシステム。
(項目36)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進する
ようにさらに構成されている、項目32に記載のシステム。
(項目37)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツを視聴することを含む、項目30に記載のシステム。
(項目38)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツのサマリを視聴することを含む、項目30に記載のシステム。
(項目39)
ユーザ機器においてメディアコンテンツをユーザに提示する対話型プログラムガイドであって、上記対話型プログラムガイドは、
メディアコンテンツを視聴する要求を受信し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるという判断に応答して、少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示し、上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記ユーザが、上記要求されたメディアコンテンツと相互作用することを可能にする少なくとも1つのオプションを含んでいる
ように構成されている、対話型プログラムガイド。
(項目40)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングではないという判断に応答して、上記要求されたメディアコンテンツを提示する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目41)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているメタデータを分析する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目42)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられている上記メタデータは、上記要求されたメディアコンテンツの前または後に、上記ユーザに提示するべきその他のメディアコンテンツを指示する、項目41に記載の対話型プログラムガイド。
(項目43)
要求されたメディアコンテンツのタイプを分析する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目44)
要求されたメディアコンテンツのタイプは、ブロードキャストメディア、オンデマンドメディア、ペイパービューメディア、記録メディア、およびインターネットメディアから成る群から選択される、項目43に記載の対話型プログラムガイド。
(項目45)
メディアコンテンツを視聴する上記要求は、あるユーザイベントの後に、上記ユーザのために行われる、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目46)
上記ユーザイベントは、上記ユーザ機器に関連付けられているデバイスに電源を入れるイベント、メディアプロファイルリマインダーを作成するイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションにログオンするイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションからログオフするイベント、プログラムの選択イベント、およびユーザ機器同調イベントから成る群から選択されるイベントである、項目45に記載の対話型プログラムガイド。
(項目47)
上記少なくとも1つの視聴オプションを含む表示画面を上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目48)
上記少なくとも1つの視聴オプションを含むオーバレイを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目49)
上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記要求されたメディアコンテンツを視聴すること、上記要求されたメディアコンテンツのサマリを視聴すること、後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすること、および上記要求されたメディアコンテンツをスキップして、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することから成る群から選択される、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目50)
上記後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングし、
上記スケジューリングされた要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に自動的に提示する
ようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目51)
上記要求されたメディアコンテンツの上記サマリを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目52)
上記サマリは、データソースから導かれる、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目53)
上記サマリは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているクローズドキャプションデータから作成される、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目54)
上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目55)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツを前進する
ようにさらに構成されている、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目56)
上記後続のメディアコンテンツを視聴するようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目57)
上記後続のメディアコンテンツのサマリを視聴するようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目58)
ユーザ機器上におけるあるシリーズの関連プログラムのユーザの視聴進行度を監視する方法であって、上記方法が、
少なくとも1つのシリーズの関連プログラム内の上記ユーザの現在の視聴進行度を含むメディアプロファイルを作成することと、
上記メディアプロファイルを記憶することと、
上記少なくとも1つのシリーズ内のプログラムが、上記ユーザに提示されたかどうかを判断することと、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムが上記ユーザに提示されたという判定に応答して、上記メディアプロファイル内の上記ユーザの現在の視聴進行度を更新することと
を包含する、方法。
(項目59)
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記ユーザの現在の視聴進行度と一致しない、上記ユーザに提示されるメディアコンテンツを交換すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
上記メディアコンテンツを交換することは、上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記一致しないメディアコンテンツに関連付けられるデータとを比較することを含む、項目59に記載の方法。
(項目61)
上記メディアコンテンツを交換することは、上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記メディアコンテンツに関連付けられているデータとを比較し、上記一致しないメディアコンテンツを交換することを含む、項目59に記載の方法。
(項目62)
上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、ウェブコンテンツから成る群から選択される、項目59に記載の方法。
(項目63)
上記メディアコンテンツは、上記ユーザの現在の視聴進行度と一致するメディアコンテンツと交換される、項目59に記載の方法。
(項目64)
上記メディアコンテンツは、リアルタイムで交換される、項目59に記載の方法。
(項目65)
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記ユーザの現在の視聴進行度に関連付けられているネットワークベースのコミュニティに上記ユーザを接続すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目66)
上記ネットワークベースのコミュニティは、リアルタイム対話型コミュニティである、項目65に記載の方法。
(項目67)
上記メディアプロファイル記録は、ネットワーク記憶デバイス上に記憶され、複数のユーザ機器によって上記メディアプロファイル記録にアクセスされる、項目58に記載の方法。
(項目68)
上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズは、イベントシリーズ、ブロードキャストテレビジョンシリーズ、一連の映画の続編、ゲームショーシリーズ、ニュースシリーズ、教育シリーズ、リアルティテレビジョンシリーズ、およびアニメシリーズから成る群から選択される、項目58に記載の方法。
(項目69)
少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムのサマリを上記ユーザに表示すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目70)
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズにおける第2のユーザの現在の視聴進行度を含む第2のメディアプロファイルを作成すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目71)
関連するプログラムのシリーズのユーザの視聴進行度をユーザ機器上で監視するシステムであって、上記システムは、
少なくとも1つのメディアプロファイルを記憶するメモリと、
ユーザの視聴進行度を監視する制御回路網であって、上記制御回路網は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズにおける上記ユーザの現在の視聴進行度を含むメディアプロファイルを作成し、
上記メディアプロファイルを上記メモリ内に記憶し、
上記少なくとも1つのシリーズ内のプログラムが、上記ユーザに提示されたかどうかを判断し、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムが、上記ユーザに提示されたという決定に応答して、上記メディアプロファイル内の上記ユーザの現在の視聴進行度を更新する
ように構成された制御回路網と
を含む、システム。
(項目72)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つのシリーズにおける上記ユーザの現在の視聴進行度と一致しない、上記ユーザに提示されるメディアコンテンツを交換する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目73)
上記制御回路網は、
上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記一致しないメディアコンテンツに関連付けられているデータとを比較する
ようにさらに構成されている、項目72に記載のシステム。
(項目74)
上記制御回路網は、
上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記メディアコンテンツに関連付けられているデータとを比較し、上記一致しないメディアコンテンツを交換する
ようにさらに構成されている、項目72に記載のシステム。
(項目75)
上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目72に記載のシステム。
(項目76)
上記メディアコンテンツは、上記ユーザの現在の視聴進行度と一致するメディアコンテンツと交換される、項目72に記載のシステム。
(項目77)
上記メディアコンテンツは、リアルタイムに交換される、項目72に記載のシステム。(項目78)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記ユーザの現在の視聴進行度に関連付けられているネットワークベースのコミュニティに上記ユーザを接続する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目79)
上記ネットワークベースのコミュニティは、リアルタイム対話型コミュニティである、項目78に記載のシステム。
(項目80)
上記メモリがネットワーク上に存在し、複数のユーザ機器によって上記メディアプロファイル記録にアクセスされる、項目71に記載のシステム。
(項目81)
上記メモリは、上記ユーザ機器にアクセスする複数のユーザに対応する複数のユーザプロファイルを記憶する、項目71に記載のシステム。
(項目82)
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズは、スポーツイベントシリーズ、ブロードキャストテレビジョンシリーズ、映画シリーズ、ゲームショーシリーズ、ニュースシリーズ、教育シリーズ、リアルティテレビジョンシリーズ、およびアニメシリーズから成る群から選択される、項目71に記載のシステム。
(項目83)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムのサマリを上記ユーザに表示する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目84)
上記制御回路網は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズにおける第2のユーザの現在の視聴進行度を含む第2のメディアプロファイルを作成する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目85)
メディアコンテンツを置換コンテンツと交換する方法であって、上記方法は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通したユーザの視聴進行度を追跡することと、
上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認することと、
上記確認されたメディアコンテンツを、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連するコンテンツと交換することと
を包含する、方法。
(項目86)
未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認することは、上記ユーザの視聴進行度を、上記メディアコンテンツに関連付けられるエピソードデータと比較することを含む、項目85に記載の方法。
(項目87)
上記確認されたメディアコンテンツの少なくとも1つを交換することは、上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられているエピソードデータと比較することを含む、項目85に記載の方法。
(項目88)
未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目85に記載の方法。
(項目89)
メディアコンテンツを置換コンテンツと交換するシステムであって、上記システムは、
メディアコンテンツのメタデータを記憶するメモリと、
置換メディアコンテンツを記憶するデータソースと、
メディアコンテンツを交換する制御回路網であって、上記制御回路網は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通してユーザの視聴進行度を追跡し、
少なくとも部分的に上記メディアコンテンツのメタデータに基づいて、関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認し、
上記確認されたメディアコンテンツの少なくとも1つを、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連する置換メディアコンテンツと交換する
ように構成されている、制御回路網と
を備えている、システム。
(項目90)
上記制御回路網は、上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられる上記メディアコンテンツのメタデータと比較するようにさらに構成される、項目89に記載のシステム。
(項目91)
上記制御回路網は、上記ユーザの視聴進行度を、上記置換メディアコンテンツに関連付けられる上記メディアコンテンツのメタデータと比較するようにさらに構成されている、項目89に記載のシステム。
(項目92)
未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目89に記載のシステム。
(項目93)
関連プログラムの1つのシリーズのユーザの視聴進行度を監視する対話型プログラムガイドであって、上記対話型プログラムガイドは、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通してユーザの視聴進行度を追跡し、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認し、
少なくとも1つの上記確認されたメディアコンテンツを、関連するプログラムの上記少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連するコンテンツと交換する、対話型プログラムガイド。
(項目94)
上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられているメタデータと比較するようにさらに構成される、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
(項目95)
上記メタデータは、関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズに関連するエピソードデータを含む、項目94に記載の対話型プログラムガイド。
(項目96)
上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられるメタデータと比較するようにさらに構成されている、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
(項目97)
上記メタデータは、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズに関連するエピソードデータを含む、項目96に記載の対話型プログラムガイド。
(項目98)
上記対話型プログラムガイドは、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通して上記ユーザの視聴進行度と一致しない少なくとも1つのメディアコンテンツを交換するように構成されている、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
(項目99)
未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の一実施態様による実例対話型メディアシステムの図である。
【図2】図2は、本発明の一実施態様によるセットトップボックス構成に基づく図1の実例ユーザ機器の図である。
【図3】図3は、本発明の一実施態様による図1のユーザテレビジョン機器の実例構成の図である。
【図4】図4は、本発明の一実施態様による実例ユーザ入力デバイスの図である。
【図5】図5は、本発明の一実施態様による図1のユーザコンピュータ機器の実例構成の図である。
【図6】図6は、本発明の一実施態様による図1の実例ユーザ機器の一般化した図である。
【図7A】図7Aおよび7Bは、本発明の一実施態様による実例ユーザプロファイルおよびメディアプロファイルの記録を示す。
【図7B】図7Aおよび7Bは、本発明の一実施態様による実例ユーザプロファイルおよびメディアプロファイルの記録を示す。
【図8A】図8Aおよび8Bは、本発明の一実施態様によるメディアコンテンツに関連する実例プロファイルフラグを示す。
【図8B】図8Aおよび8Bは、本発明の一実施態様によるメディアコンテンツに関連する実例プロファイルフラグを示す。
【図9】図9は、本発明の一実施態様による図1のユーザ機器によってアクセス可能な実例ネットワークリソースの図である。
【図10】図10は、本発明の一実施態様による対話型メディア監視アプリケーションのログインまたは認証画面の実例表示である。
【図11】図11は、本発明の一実施態様によるユーザウェルカムサマリ画面の実例表示である。
【図12】図12は、本発明の一実施態様によるユーザメディア視聴進行度の実例表示である。
【図13】図13は、本発明の一実施態様によるメディア監視アプリケーションの設定画面の実例表示である。
【図14】図14は、本発明の一実施態様によるユーザリマインダー画面の実例表示である。
【図15】図15は、本発明の一実施態様によるフィルタリングされたウェブコンテンツ画面の実例表示である。
【図16】図16は、本発明の一実施態様による対話型プログラムガイドリスト画面の実例表示である。
【図17】図17は、本発明の一実施態様によるユーザネットワークコミュニティ画面の実例表示である。
【図18】図18は、本発明の一実施態様によりメディア監視アプリケーションにアクセスし、開始するための実例プロセスのフローチャートである。
【図19】図19は、本発明の一実施態様によりメディアコンテンツをフィルタリングするための実例プロセスのフローチャートである。
【図20】図20は、本発明の一実施態様によりメディア視聴進行度を追跡し、ネットワークコミュニティにアクセスするための実例プロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の上記およびその他の目的は、添付の図面に関連して、以下の詳細な説明を考察すると明らかであろう。これらの図面では、同様の最小符号は、全体的に同様の部品を指示する。
【0014】
ある特定のメディア配信システムで、ユーザが利用可能なメディアの量は、相当な量である可能性がある。したがって、多くのユーザは、メディアガイダンスの形式、つまり、ユーザがメディア選択を効率的にナビゲートし、希望のメディアを容易に特定することを可能にするインターフェースを望んでいる。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、対話型メディアガイダンスアプリケーション、または場合によりガイダンスアプリケーションと呼ばれる。
【0015】
対話型メディアガイダンスアプリケーションは、このアプリケーションがガイダンスを提供するメディアに応じて、様々な形式を取る。メディアガイダンスアプリケーションの1つの代表的なタイプは、対話型テレビジョンプログラムガイドである。対話型テレビジョンプログラムガイドは、十分に公知のガイダンスアプリケーションであり、特に、ユーザが、テレビジョンプログラミングの視聴選択肢、システムによってはデジタル音楽をナビゲートし、確認することを可能にする。テレビジョンプログラミング(および音楽プログラミング)は、従来のブロードキャスト、ケーブル、衛星、インターネット、またはその他の表示スキームを介して配信される。プログラミングは、加入ベースで(場合により、プレミアムプログラミングと呼ばれる)ペイパービュープログラムとして、またはビデオオンデマンド方式(VOD)システムなどのオンデマンド方式で配信される。
【0016】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現とともに、ユーザは、従来はできなかったパーソナルコンピュータ(PC)およびデバイスで、メディアにアクセスすることができる。非テレビジョン中心プラットフォーム(つまり、ユーザのブロードキャスト、ケーブル、または衛星テレビジョン配信ネットワークの一部ではない機器を使ってメディアを配信するプラットフォーム)は、ユーザが、望ましいビデオクリップ、フルモーションビデオ(テレビジョンプログラムを含む)、画像、音楽ファイル、およびその他の適切なメディアをナビゲートすることを可能にする。したがって、メディアガイダンスは、現代の非テレビジョン中心プラットフォームでも必要である。たとえば、メディアガイダンスアプリケーションは、オンラインアプリケーションとして提供されるか(つまり、ウェブサイト上で提供される)、またはハンドヘルドコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、もしくは携帯電話上のスタンドアロンアプリケーションもしくはクライアントとして提供される。システムによっては、ユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを介して機器をリモート制御することができる。たとえば、ユーザは、オンラインメディアガイドにアクセスし、家庭用機器内の記録または記録のその他の設定値を設定する。これは、ユーザの機器を制御するオンラインガイドによって直接、またはユーザの機器上で実行される別のメディアガイドを介して行われる。メディアコンテンツをリモート記録するシステムは、Ellis等の米国特許出願公開第20030149988号および第20050229213号に詳細に記載されており、これらの特許はともに、引用することにより全体的に本願に援用する。
【0017】
対話型メディア監視アプリケーションは、VODまたはDVRサービスを介して利用可能なブロードキャストテレビジョンシリーズなどの関連プログラムのシリーズに関するユーザの視聴進行度を追跡する。対話型メディア監視アプリケーションは、スタンドアロンアプリケーションであるか、または既存の対話型メディアガイダンスアプリケーション、たとえば対話型テレビジョンプログラムガイドと一体化される。対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムスケジュールおよびコンテンツデータなどのガイダンスアプリケーションデータ、並びにメディア配信システム内のメディアコンテンツに関連するその他のデータを使用して、メディアコンテンツ、およびその他の情報(たとえば、ウェブまたはインターネットデータ)をフィルタリングして、このコンテンツおよび情報がユーザの視聴進行度と一致するようにする。
【0018】
本発明による実例の対話型メディアシステム100を図1に示す。システム100は、様々なタイプのメディア、およびこうしたメディアのガイダンスがエンドユーザに提供される(エンドユーザによってアクセスされる)多くの方法を具体的に示すことを意図している。しかし、本発明は、これらの1つの方法またはその部分集合を使用するシステム、またはメディアを配信し、メディアガイダンスを提供するその他の方法を使用するシステムに適用される。
【0019】
第1の方法は、ユーザが、テレビジョン(システムによっては、音楽)プログラミングにアクセスする一般的なテレビジョン中心システムを示す。このシステムは、プログラミングソース102および配信機構104を備える。テレビジョンプログラミングおよびデジタル音楽などのメディアは、通信経路106を使用して、プログラミングソース102から配信機構104に提供される。通信経路106は、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、もしくは任意の適切な有線もしくは無線通信経路、またはこうした経路の組合せでよい。
【0020】
プログラミングソース102は、テレビジョン放送局(たとえば、NBC、ABC、およびHBO)、またはその他のテレビジョンもしくは音楽製作スタジオなどのテレビジョンおよび音楽プログラミングの任意の適切なソースでよい。プログラミングソース102は、たとえば1080p、1080i、720p、480p、480iなどの高品位および標準品位の多様な形式、または任意のその他の適切な形式のテレビジョンプログラミングを提供する。
【0021】
配信機構104は、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星テレビジョン配信機構、テレビジョン放送局、または映像メディア(たとえば、テレビジョンプログラム、ビデオオンデマンド方式プログラム、ペイパービュープログラム)、および音声メディア(たとえば、音楽プログラミング、および音楽クリップ)をユーザの機器に配信するのに適する任意のその他の機構でよい。方法によっては、配信機構104は、特定のケーブルまたは衛星システムの加入者に提供される映像および音声クリップ、ウェブページ、および対話型アプリケーションなど、その他のメディアもユーザに配信する。一般に、システム100には、非常に多くのテレビジョン配信機構104が存在するが、図面が過度に複雑になるのを防ぐために、図1には1つのみを示す。
【0022】
配信機構104は、様々なユーザ機器デバイス108、110、および112に接続される。こうしたユーザ機器デバイスは、たとえばユーザの家庭内に配置される。ユーザ機器デバイスとしては、ユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、またはメディアにアクセスするのに適するその他の何らかのタイプのユーザ機器が挙げられる。ユーザ機器108は、何らかのタイプのユーザ機器で良く(たとえば、ユーザテレビジョン機器、ユーザコンピュータ機器など)、分かりやすくするために、ユーザ機器デバイスは、一般にユーザ機器108と呼ばれる。
【0023】
ユーザ機器デバイス108、110、および112は、メディア(テレビジョン、音楽、ウェブページなど)、および配信機構104からのその他のデータをそれぞれ通信経路114、116、118などの通信経路を通して受信する。また、ユーザ機器デバイス108、110、112は、それぞれ経路114、116および118を通して、信号を配信機構104に送信する。経路114、116および118は、ケーブルもしくはその他の有線接続、自由空間接続(たとえば、ブロードキャストもしくはその他の無線信号用)、衛星リンク、または何らかのその他の適切なリンク、もしくはリンクの組合せでよい。
【0024】
メディア、およびメディアガイダンスをエンドユーザに提供する図1に示す第2の方法は、非テレビジョン中心方法である。この方法では、映像(テレビジョンプログラミングを含む)、音声、画像、ウェブページ、またはこれらの適切な組合せなどのメディアは、サーバ130によって通信ネットワーク126を介して、複数のユーザの機器(たとえば、ユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、およびユーザコンピュータ機器112)に提供される。この方法は、メディアが少なくとも部分的に、時には排他的に、ユーザの従来のブロードキャスト、ケーブル、または衛星テレビジョン配信システムの一部ではない機器によって提供され、こうした機器を介して配信されるという点で、非テレビジョン中心である。非テレビジョン中心方法では、テレビジョンプログラミングは、提供されるメディアの1つのタイプのメディアのみである(仮に提供されるとして)。
【0025】
この方法の実施態様によっては、通信ネットワーク126はインターネットである。サーバ130は、たとえば、ユーザの機器がアクセス可能なウェブサイトを提供し、ユーザに対するオンラインガイダンスアプリケーションを提供する。このような方法では、ユーザの機器は、たとえばPC、またはウェブブラウザが組み込まれているPDAもしくはウェブで可能な携帯電話などのハンドヘルドデバイスでよい。その他の実施態様では、サーバ130は、送信メディアとしてインターネットを使用するが、ウェブは使用しない。このような方法では、ユーザの機器は、ユーザがメディアにアクセスすることを可能にするクライアントアプリケーションを実行する。さらに他の方法では、通信ネットワーク126は、インターネットを含まない携帯電話ネットワークなどの専用通信ネットワークである。
【0026】
さらに他の方法では、通信ネットワーク126は、専用通信ネットワークおよびインターネットを含む。たとえば、携帯電話またはその他のモバイルデバイスサービスプロバイダは、専用通信ネットワークを介して、その加入者にインターネットアクセスを提供するか、または、インターネットおよびその独自のネットワークを介して、映像クリップもしくはテレビジョンプログラムなどのメディアをその加入者に提供する。
【0027】
メディアを提供するための上記の方法は、実施態様によっては、組み合わせることができる。たとえば、配信機構104は、テレビジョン中心のメディア配信システムを提供し、ユーザの機器(たとえば108、110、および112)に対し、サーバ130によって提供されるその他の非テレビジョン中心配信システムに対するアクセスも提供する。たとえば、ユーザの機器は、ウェブで可能なセットトップボックス、またはテレビジョンで可能なPCを含む。配信機構104は、テレビジョンおよび音楽プログラミングのほかに、ユーザにインターネットアクセスを提供し、その結果、ユーザは、通信ネットワーク126を介してサーバ130にアクセスする。配信機構104は、任意の適切な経路134、たとえば有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはこれらの経路の組合せで通信ネットワーク126と通信する。
【0028】
メディアガイダンス、および監視アプリケーションは、アプリケーションが使用されるメディアのタイプおよび配信システムに適する任意の方法を使用して提供される。メディアガイダンスおよび監視アプリケーションは、たとえば、ユーザの機器にインプリメントされるスタンドアロンアプリケーションである。その他の実施態様では、メディアガイダンスおよび監視アプリケーションは、クライアントのみがユーザの機器上に存在するクライアントサーバプリケーションである。さらに他の実施態様では、ガイダンスおよび監視アプリケーションは、ユーザの機器上にインプリメントされるブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供される。選ばれたインプリメンテーションが何であろうと、メディアガイダンスおよび/またはメディア監視アプリケーションは、これらが、ガイダンスまたは監視を提供するメディアに関する情報を必要とする。たとえば、メディアのタイトルもしくは名称、簡単な説明、スケジュール情報、またはその他の情報は、ユーザが、所望のメディアセレクションをナビゲートし、発見し、その視聴進行度を追跡することを可能にするために必要である。
【0029】
テレビジョン中心の実施態様によっては、たとえばガイダンスアプリケーションは、データフィード(たとえば、連続フィード、トリクルフィード、またはチャネルの垂直帰線消去期間のデータ)を介して、プログラムガイドデータを受信するスタンドアロン対話型テレビジョンプログラムガイドである。システム100内のデータソース120は、テレビジョンプログラム関連の情報、たとえばスケジューリングされたブロードキャスト時間、タイトル、チャネル、評価情報(たとえば、親の評価、評論家の評価)、詳細なタイトルの説明、ジャンルもしくはカテゴリ情報(たとえば、スポーツ、ニュース、映画など)、プログラムの形式(たとえば、標準品位、高品位)、および俳優および女優に関する情報をユーザに提供するために使用されるプログラムリスティングデータベースを含む。データソース120は、メディアコンテンツ属性フラグ、およびプログラムに関連するその他のデータ、たとえばプログラム番号、エピソード番号、およびプログラムシリーズの一部であるプログラムのシーズン情報も含む。データソース120は、宣伝(たとえば、プログラムガイドの宣伝、および他の対話型テレビジョンアプリケーションの宣伝)、スポーツのスコア、株式市況、ニュースデータ、および気象データ、1つまたは複数のメディアガイダンスアプリケーション、もしくはその他の対話型アプリケーションのアプリケーションデータ、およびシステム100が使用するのに適する任意のその他のデータを提供するためにも使用される。もう1つの実施例として、データソース120は、対話型メディアガイダンスオーバレイユーザに含まれる情報のタイプ(たとえば、ユーザの要求に応じて、不在ユーザの変更など)を指示するデータを提供する。
【0030】
プログラムガイドデータは、ホームネットワーク113内に位置するユーザ機器を含むユーザ機器に、任意の適切な方法で提供される。たとえば、データは、ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャスト、または任意のその他の適切な送信ストリームしてユーザ機器に送信される。プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータは、テレビジョンチャネル側波帯上で、テレビジョンチャネルの垂直帰線消去期間内に、インバンドデジタル信号を使用するか、アウトオブバンドデジタル信号を使用するか、または任意のその他の適切なデータ送信技術によってユーザ機器に提供される。プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビジョンチャネル上で、ユーザ機器に提供される。プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータは、任意の適切な頻度で(たとえば、継続的に、毎日、ユーザ機器からの要求に応じてなど)ユーザ機器に提供される。
【0031】
テレビジョン中心の実施態様によっては、データソース120からのガイダンスデータは、クライアント−サーバ方法を使用して、ユーザの機器に提供される。たとえば、ユーザの機器に存在するガイダンスアプリケーションのクライアントは、サーバ140でセッションを開始し、必要な時にガイダンスデータを取得する。
【0032】
システム100には、多数のデータソース(データソース120など)があるが、図面が過度に複雑になるのを避けるため、図1には1つのデータソースのみを示す。たとえば、個々のデータソースは、複数のテレビジョン放送局各々に関連し、それらの放送局に特有のデータ(たとえば、放送局の今後のプログラミングの宣伝、放送局のロゴをプログラムガイド表示画面に表示するためのロゴデータ)を提供する。データソース120、および図1の任意のその他のシステム構成要素は、1つまたは複数の位置にある機器を使用して提供される。システム構成要素は、図面が過度に複雑になるのを避けるため、図1に単一のボックスとして示す。
【0033】
データソース120は、関連するユーザ機器に配信するための通信経路122を通して配信機構104に、および経路114、116、118、および119を通してホームネットワーク113(以下で説明する)にデータを提供する(たとえばデータソース120が、主機構に位置する場合)。通信経路122は、任意の適切な通信経路、たとえば衛星通信経路もしくはその他の無線経路、光ファイバもしくはその他の有線通信経路、インターネット通信をサポートする経路、その他の適切な経路、またはこれらの経路の組合せでよい。
【0034】
テレビジョン中心方法、および非テレビジョン中心方法によっては、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路128を通して、ユーザ機器108に直接ガイダンスデータを提供する(たとえば、データソース120が、プログラミングソース102の1つなどの機構に位置する場合)。本発明の実施態様によっては、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路139を通して、ホームネットワーク113(以下で説明する)上に位置するユーザ機器にガイダンスデータを直接提供する(たとえば、データソース120が、プログラミングソース102の1つなどの機構に位置する場合)。経路124、128、および139は、電話線などの有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、無線経路、任意のその他の適切な経路、またはこれらの経路の組合せでよい。通信ネットワーク126は、任意の適切な通信ネットワーク、たとえばインターネット、公衆交換電話網、またはパケットベースのネットワークでよい。
【0035】
ホームネットワーク113(以下で説明する)上に位置するユーザ機器デバイス、たとえばユーザテレビジョン機器、およびパーソナルコンピュータは、プログラムスケジュールデータ、およびその他の対話型メディアガイダンスアプリケーションデータを使用して、ユーザに対するプログラムリスティングおよびその他の情報(たとえば、デジタル音楽に関する情報)を表示する。対話型テレビジョンプログラムガイドアプリケーション、またはその他の適切な対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザのディスプレー上に情報(たとえば、特定のテレビジョンチャネルの映像の上に表示される1つまたは複数のオーバレイ)を表示するために使用される。対話型表示は、任意の適切な方法を使用して生成され、ユーザに表示される。1つの適切な方法では、配信機構104、サーバ130、または別の機構はアプリケーション表示画面を生成し、表示画面をユーザ機器に送信して表示する。別の適切な方法では、ユーザ機器は、1つまたは複数の対話型表示で使用されるデータ(たとえば、プログラムスケジュールデータ、ロゴなど)を記憶し、少なくとも部分的にユーザ機器上にインプリメントされた対話型メディアガイダンスアプリケーションは、配信機構104、サーバ130、または別の機構から受信した命令に基づいて対話型表示を生成する。本発明の実施態様によっては、ユーザ機器は、対話型テレビジョン表示を生成するために使用されるデータのみを記憶する(たとえば、ロゴが1つまたは複数の対話型テレビジョン表示に含まれる場合のみ、特定のテレビジョン放送局のロゴデータを記憶する)。本発明の実施態様によっては、ユーザ機器は、必ずしも対話型テレビジョン表示を生成するために使用されないデータを記憶する(たとえば、特定のテレビジョン放送局に関連する宣伝を記憶し、たとえばテレビジョン放送局との交渉の結果に応じて表示または表示しない)。その他の適切な方法、または方法の組合せは、対話型オーバレイを生成し、ユーザに表示するために使用される。
【0036】
さらに他の実施態様では、対話型メディアガイダンスアプリケーション(テレビジョン中心および非テレビジョン中心)は、たとえばウェブサイトとしてオンラインで提供される。たとえば、サーバ130は、オンライン対話型テレビジョンプログラムガイドを提供する。別の実施例として、ユーザ機器108は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)などのモバイルデバイスでよい。モバイルデバイスは、ウェブで可能であり、ユーザがオンラインガイダンスアプリケーション(携帯電話に適するように、元のバージョンから変更される)にアクセスするのを可能にする。あるいは、モバイルデバイスは、サーバ130と通信して、インターネットを介してガイダンスデータを取得するアプレットを有する。
【0037】
サーバ130は、通信経路124、通信ネットワーク126、および通信経路132を介するか、または別の適切な経路、もしくは経路の組合せを介して、データソース120からプログラムスケジュールデータおよびその他のデータを受信する。経路132は、衛星経路、光ファイバ経路、有線経路、または任意のその他の経路、もしくは経路の組合せでよい。ユーザ機器108は、サーバ130から通信経路128を介してオンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびその他のソースにアクセスする。ユーザ機器108は、通信経路114、配信機構104、および通信経路134を介して、サーバ130のアプリケーションおよびその他のサービスにアクセスする。たとえば、ケーブルモデムまたはその他の適切な機器は、配信機構104と通信するためにユーザ機器108によって使用される。
【0038】
ホームネットワーク113内に位置するユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびユーザ機器などのユーザ機器は、類似の装置を使用して、オンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスする。ユーザテレビジョン機器110は、通信経路136を使用するか、または経路116、配信機構104、および経路134を使用して、オンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスする。ユーザコンピュータ機器112は、通信経路138を使用するか、または経路118、配信機構104、および経路134を使用して、オンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスする。ホームネットワーク113内に位置するユーザ機器は、通信経路139を使用するか、または経路119、配信機構104、および経路134を使用して、オンラインメディアガイダンスアプリケーション、およびサーバ130にアクセスする。経路136、138、および139は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、無線経路、衛星経路、またはこれらの経路の組合せなど、任意の適切な経路でよい。
【0039】
少なくとも部分的にユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、配信機構104、またはメディアシステム100内の別のデバイスにインプリメントされる対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムスケジュールデータおよびその他の対話型メディアアプリケーションデータを使用して、ユーザ機器上のメディアコンテンツのユーザの視聴進行度を監視する。ユーザの視聴進行度は追跡され、ユーザ機器、またはメディアシステム100内のネットワークデバイス(たとえばサーバ130および/または140)上にローカルに記憶されるユーザメディアプロファイル内に記録される。また、メディア監視アプリケーションは、ユーザの視聴進行度と一致するメディアコンテンツ、およびその他の情報(たとえば、ウェブまたはインターネットデータ)をフィルタリングする。たとえば、閲覧していないプログラムに関連するネタばれの宣伝は、既に閲覧したプログラムに関連する宣伝と交換される。分かりやすくするために、ユーザのメディアプロファイル(ひいてはユーザの視聴進行度)と一致しないメディアコンテンツは、本明細書では不一致メディアコンテンツと呼ぶ。このコンテンツは、広告、ニュースセグメント、ウェブコンテンツ、またはメディアシステム100内で利用可能な任意のその他のメディアコンテンツを含む。
【0040】
実施態様によっては、システム100は、対話型メディアガイダンスおよびメディア監視アプリケーションのほかに、その他の対話型アプリケーションをサポートする。こうしたアプリケーションは、任意の適切な方法を使用してインプリメントされる。たとえば、対話型アプリケーションは、ユーザ機器内にローカルに、または配信される様式で(たとえば、ユーザ機器が、少なくとも部分的に、または少なくともある時に、配信機構104のサーバ140、サーバ130などのクライアントおよびサーバとして機能するクライアントサーバキテクチャを使用して)インプリメントされる。必要に応じて、その他の配信アーキテクチャを使用してもよい。さらに、システム100の対話型アプリケーションの一部または全部(メディアガイダンスアプリケーションおよびメディア監視アプリケーションを含む)は、オペレーティングシステムのソフトウェアまたはミドルウェアのソフトウェアを使用して提供される。こうしたオペレーティングシステムのソフトウェア、およびミドルウェアは、アプリケーションレベルのソフトウェアの代わりに、またはこうしたソフトウェアに関連して使用される。さらに他の方法では、対話型アプリケーションは、1つまたは複数のサービスプロバイダ、たとえばサービスプロバイダ142のサーバまたはその他の適切な機器によってもサポートされる。使用する特定の装置に関係なく、これらの機能をサポートするソフトウェアは、1つのアプリケーションまたは複数のアプリケーションとして言及される。
【0041】
たとえば、ホームショッピングサービスなどの対話型アプリケーションは、販売代理店、受注処理機構、会計維持管理機構、および対話型ホームショッピングの機能をサポートするその他の機器を有するサービスプロバイダ142などのサービスプロバイダによってサポートされる。ユーザ機器を使用してインプリメントされるホームショッピングアプリケーションは、サービスプロバイダにアクセスして、これらの機能をユーザに提供するために使用される。ユーザ機器は、配信機構104および通信経路144を介するか、または通信ネットワーク126および通信経路146を介してサービスプロバイダ142にアクセスする。経路144および146などの通信経路は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはこれらの経路の組合せなど、任意の適切な経路でよい。
【0042】
対話型アプリケーションのもう1つの実施例は、ホームバンキングアプリケーションである。ホームバンキングサービスは、サービスプロバイダ142などの機構でパーソナルを使用してサポートされる。ユーザ機器を使用してインプリメントされる対話型ホームバンキングアプリケーションは、配信機構104および通信経路144を介するか、または通信ネットワーク126および通信経路146を介して、ホームバンキングサービスにアクセスする。
【0043】
必要な場合、ネットワークベースのビデオレコーダ、またはビデオオンデマンド方式のアプリケーションなどの対話型メディアガイダンスアプリケーションは、サービスプロバイダ142のサーバ140、サーバ130、または機器を使用してサポートされる。ネットワークベースのビデオレコーダ装置を使用して記録されたビデオオンデマンド方式のコンテンツおよび映像は、サーバ140もしくはサーバ130上、またはサービスプロバイダ142に記憶され、ユーザが要求した時にユーザ機器に提供される。たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドは、ユーザ機器108を使用してインプリメントされるパーソナルビデオレコーダ(場合により、デジタルビデオレコーダと呼ばれる)の機能をサポートするために使用される。パーソナルビデオレコーダ機能をサポートするために使用される実例の機器としては、特殊化されたパーソナルビデオレコーダデバイス、一体型レシーバレコーダ(IRD)、一体型または外付けハードデバイスを含むセットトップボックス、または映像記録機能を有するパーソナルコンピュータが挙げられる。
【0044】
メディアガイダンスアプリケーションなどの対話型アプリケーション(たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドアプリケーション、およびビデオオンデマンド方式のアプリケーション)、ホームショッピングアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ゲームアプリケーション、並びにその他のアプリケーション(たとえば、eメールおよびチャット、またはその他の通信機能などに関連するアプリケーション)は、ナビゲーションシェルアプリケーション(つまり、アプリケーションに応じたメニューオプションを含むメニューアプリケーション)を通してアクセスされる別個のアプリケーションとして提供される。こうしたアプリケーションの特徴は、組み合わせることができる。たとえば、ゲーム、ビデオオンデマンド方式のサービス、ホームショッピングサービス、ネットワークベースのビデオレコーダ機能、パーソナルビデオレコーダ機能、ナビゲーション機能、プログラムガイド機能、通信機能、およびその他の適切な機能は、1つのアプリケーション、または任意のその他の適切な数のアプリケーションを使用して提供される。1つまたは複数のアプリケーションは、たとえば対話型テレビジョン情報を含む、ユーザ機器に関する様々なオーバレイを特定のテレビジョンチャネルの映像の上に表示する。
【0045】
対話型テレビジョンプログラムガイドアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ホームショッピングアプリケーション、ネットワークベースのビデオレコーダおよびパーソナルビデオレコーダアプリケーション、ビデオオンデマンド方式のアプリケーション、ゲームアプリケーション、通信アプリケーション、並びにナビゲーションアプリケーションは、システム100によってサポートされる対話型メディアガイダンスのタイプ、およびその他のアプリケーションに関するいくつかの実例にすぎない。サポートされるその他の適切な対話型アプリケーションとしては、ニュースサービス、ウェブブラウジング、およびその他のインターネットサービス、並びに対話型賭博サービス(たとえば、競馬、スポーツ競技などに関する賭博)が挙げられる。これらのアプリケーションによって表示される対話型テレビジョンはオーバレイは、本発明によりカスタマイズすることもできる。
【0046】
ユーザは、メディアにアクセスしてメディアガイダンスを取得する多くのタイプのユーザ機器を有する場合がある。たとえば、ユーザによっては、家庭内で、およびモバイルデバイスによってアクセスされるホームネットワークを有する場合がある。図1に示すように、ホームネットワーク113は、経路119および139(並びに、サーバ130の場合、通信ネットワーク126)を通して配信機構104およびサーバ130と通信する。こうしたホームネットワーク113は、たとえばユーザの家庭内に位置し、たとえば各ユーザの家庭間で配信される。ホームネットワーク113は各々、複数の相互接続されたユーザ機器デバイス、たとえばユーザ機器デバイス108、110、および112を備える。実施態様によっては、ユーザは、リモートデバイス上にインプリメントされるメディアガイダンスアプリケーションを介して、インホームデバイスを制御する。たとえば、ユーザは、ユーザのオフィスにあるパーソナルコンピュータ、またはPDA、またはウェブで可能な携帯電話などのモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスする。ユーザは、設定値(たとえば、記録、リマインダー、またはその他の設定値)をオンラインガイダンスアプリケーション上で設定して、ユーザのインホーム機器を制御する。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接、またはユーザのインホーム機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって制御する。
【0047】
図2〜6は、ユーザ機器の実例装置を示す。ユーザ機器110用の実例のセットトップボックスベースの装置を図2に示す。ユーザテレビジョン機器110はスタンドアロンであるか、またはホームネットワーク113(図1)の一部でよい。入力/出力202は、経路116および136(図1)などの通信経路に接続される。入力/出力機能は、1つまたは複数のワイヤまたは通信経路によって提供されるが、図面が過度に複雑になるのを避けるため、図2には1つの経路として示す。テレビジョンプログラミング、プログラムガイドデータ、およびその他の適切な対話型メディアガイダンスアプリケーションのデータ、またはその他のデータは、入力/出力202を使用して受信される。ユーザと対話型メディアガイダンスアプリケーションとの対話の結果として生成されるコマンドおよび要求、並びにその他のデータも、入力/出力202を通して送信される。
【0048】
セットトップボックス204は、任意の適切なアナログまたはデジタルセットトップボックス(たとえば、ケーブルセットトップボックス)でよい。セットトップボックス204は、所望のアナログテレビジョンチャネル(たとえば、テレビジョンプログラミング、対話型テレビジョンデータ、またはこれらの両方を含むチャネル)に同調させるためのアナログチューナを含む。セットトップボックス204は、デジタルテレビジョンチャネル(たとえば、テレビジョンまたは音楽プログラミング、対話型テレビジョンデータなどを含むチャネル)を受信するためのデジタル復号回路網も含む。セットトップボックス204は、高品位テレビジョンチャネルを受信して操作する高品位テレビジョンチューナも含む。アナログ、デジタル、および高品位チャネルは、必要に応じて一緒に操作することができる。多くのチューナが提供される(たとえば、同時閲覧および記録機能、またはピクチャインピクチャ(PIP)機能を操作するため)。ボックス204は、衛星テレビジョンを操作する一体型レシーバレコーダ (IRD)でよい。必要な場合、ボックス204は、操作ケーブル、オーバーザエアブロードキャスト、および衛星コンテンツ用の回路網を有する。
【0049】
セットトップボックス204は、テレビジョンプログラムなどのメディアを好ましい形式で出力するように構成される。テレビジョンプログラムは様々な形式で受信されるため、セットトップボックス204は、テレビジョンプログラムを、セットトップボックス204が使用する好ましい出力形式にアップコンバートおよびダウンコンバートするためのスケーラ回路網を含む。たとえば、セットトップボックス204は、テレビジョンプログラムを720pで出力するように構成される。この実施例では、スケーラ回路網は、480ラインの垂直解像度を有する標準品位テレビジョンプログラムを720p形式にアップコンバートし、1080ラインの垂直解像度を有する特定の高品位テレビジョンプログラムを720pにダウンコンバートする。
【0050】
ボックス204は、記録機能を提供するための記憶デバイス(たとえば、ハードディスクドライブなどのデジタル記憶デバイス)を備える。また、ボックス204は、記憶デバイス206、たとえばビデオカセットレコーダ、パーソナルビデオレコーダ、光ディスクレコーダ、または記憶機能を有するその他の1つまたは複数のデバイスに接続される。実施態様によっては、ボックス204は、標準品位テレビジョンプログラム、または高品位テレビジョンプログラムを記録するように構成される。実施態様によっては、ボックス204は、標準品位テレビジョンプログラム、および高品位テレビジョンプログラムの両方を記録するように構成される。
【0051】
セットトップボックス204は、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用されるプロセッサ(たとえば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサなど)を含む。セットトップボックス204は、アプリケーションを実行する時に使用するランダムアクセスメモリなどのメモリを含む。不揮発性メモリも使用される(たとえば、ブートアップルーチンおよびその他の命令を発行するため)。ボックス204または記憶デバイス206内のハードディスク記憶装置は、データをバックアップするか、あるいはランダムアクセスメモリの方法を使用してサポートされる場合より大きいデータベースおよび記憶装置の要件をサポートするために使用される。ボックス204または記憶デバイス206内のハードディスク記憶装置は、プログラムガイドの設定値、または保存されたユーザの好みを記憶し、バックアップするためにも使用される。
【0052】
セットトップボックス204は、リモートコントロールまたは無線キーボードと通信するための赤外線(IR)またはその他の通信化色構成を有する。セットトップボックス204は、専用のボタンおよびフロントパネルディスプレーも有する。フロントパネルディスプレーは、たとえば、セットトップボックスが同調される現在のチャネルを表示するために使用される。
【0053】
セットトップボックス204は、通信回路網、たとえば他の機器と通信するためのケーブルモデム、総合サービスデジタル網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または無線モデムも有する。こうした通信は、インターネット、または任意のその他の適切な通信ネットワークもしくは経路を必要とする。必要な場合、セットトップボックス204の構成要素は、その他のユーザ機器(たとえば、テレビジョンまたはビデオカセットレコーダ)に組み込むことができる。
【0054】
記憶デバイス206は、セットトップボックス204によって提供された映像を記録するために使用される。たとえば、セットトップボックス204が、特定のテレビジョンチャネルに同調された場合、そのテレビジョンチャネルの映像信号は、記憶デバイス206に渡され、ビデオカセット、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、内蔵ハードドライブ、またはその他の記憶デバイス上に記憶される。実施態様によっては、記憶デバイス206は、標準品位テレビジョンプログラム、または高品位テレビジョンプログラムのどちらかを記録するように構成される。実施態様によっては、記憶デバイス206は、標準品位テレビジョンプログラム、および高品位テレビジョンプログラムの両方を記録するように構成される。記憶デバイス206は、他の機器と通信するためのケーブルモデム、ISDNモデム、または電話モデムなどの通信回路を有する。このような通信は、インターネット、または適切な通信ネットワークまたは経路を必要とする。記憶デバイス206の構成要素は、他のユーザ機器(たとえば、テレビジョン、ステレオ機器など)内に組み込まれる。
【0055】
記憶デバイス206は、リモートコントロール、またはその他の適切なユーザインターフェースを使用して制御される。必要な場合、開始、停止、録音、などのビデオレコーダ機能、およびデバイス206のその他の機能は、セットトップボックス204によって制御される。たとえば、セットトップボックス204は、記憶デバイス206のリモートコントロールの入力方向に方向付けられた赤外線コマンドを使用して、記憶デバイス206を制御するか、またはセットトップボックス204は、ボックス204とデバイス206との間にその他の有線または無線通信経路を使用して、記憶デバイス206を制御する。
【0056】
記憶デバイス206の出力は、テレビジョン208に提供され、ユーザに対して表示される。実施態様によっては、テレビジョン208は、高品位プログラミングを表示することが可能である(つまり、HDTV可能)。必要に応じて、多くの記憶デバイス206が使用されるか、または記憶デバイス206は使用されない。記憶デバイス206が存在しないか、またはアクティブに使用されていない場合、セットトップボックス204からの映像信号は、テレビジョン208に直接提供される。任意の適切なテレビジョンまたはモニターは、映像を表示するために使用される。たとえば、映像が高品位形式である場合、HDTV可能なテレビジョンまたはモニターは、映像を表示するために必要である。図2の機器、およびシステム100(図1)のその他の機器では、様々な映像アイテムに関連する音声は、一般にこれらの映像アイテムと共に配信され、一般に、映像が再生される時に、ユーザに対して再生される。実施態様によっては、音声は、受信機(図示しない)に配信され、受信機は、外部スピーカ(図示しない)を介して音声を処理および出力する。
【0057】
ユーザテレビジョン機器110(図1)のもう1つの実例の構成を図3に示す。ユーザテレビジョン機器110はスタンドアロンであるか、またはホームネットワーク113(図1)の一部でよい。図3の実施例では、ユーザテレビジョン機器110は、映像を記録するためのハードディスクまたはその他の記憶装置を使用するデジタルビデオレコーダ(たとえば、パーソナルビデオレコーダ(PVR))などの記録デバイス302を備える。あるいは、記録デバイス302は、デジタルビデオディスクレコーダ、コンパクトディスクレコーダ、ビデオカセットレコーダ、またはその他の適切な記録デバイスでよい。図3の機器110は、テレビジョン304も備える。実施態様によっては、テレビジョン304はHDTV可能である。入力/出力306は、経路116および136(図1)などの通信経路に接続される。テレビジョンプログラミング、プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータ(たとえば、宣伝データ、オーバレイの表示がカスタマイズされる1つまたは複数のテレビジョンチャネルを指示するデータなど)は、入力/出力306を使用して受信される。ユーザからのコマンドおよび要求、並びにその他のデータは、入力/出力306を通して送信される。
【0058】
記録デバイス302は、所望のアナログテレビジョンチャネルに同調させる(たとえば、特定のテレビジョンチャネルの映像をユーザに対して表示し、プログラムガイドデータおよびその他のデータを受信するため)少なくとも1つのアナログチューナを含み、複数のその他のチューナを提供してもよい。記録デバイス302は、デジタルテレビジョンプログラミング、音楽プログラミング、プログラムガイドデータ、およびその他のデータを1つまたは複数のデジタルチャネル上で受信するデジタル復号回路網も含む。記録デバイス302は、高品位テレビジョンチャネルを受信する回路網も含む。必要に応じて、記録デバイス302は、アナログ、デジタル、および高品位チャネルを操作するための回路網を含む。記録デバイス302は、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用されるプロセッサ(たとえば、マイクロコントローラ、またはマイクロプロセッサなど)も含む。記録デバイス302は、アプリケーションを実行する時に使用するランダムアクセスメモリなどのメモリを含む。不揮発性メモリも、ブートアップルーチンまたはその他の命令を記憶するために使用される。記録デバイス302内のハードディスクおよびその他の記憶装置は、データベース(たとえば、プログラムガイドデータベース、またはその他の対話型テレビジョンアプリケーションデータベース)をサポートするために使用される。記録デバイス302内のハードディスクまたはその他の記憶装置は、入力/出力306で記録デバイス302に提供されるテレビジョンプログラム、ビデオオンデマンド方式のコンテンツ、またはその他のコンテンツなどの映像を記録するためにも使用される。
【0059】
記録デバイス302は、IR通信回路網、またはリモートコントロールに適するその他の通信回路網を有する。記録デバイス302は、専用のボタンおよびフロントパネルディスプレーも有する。フロントパネルディスプレーは、たとえば、記録デバイスが同調されている現在のチャネルを表示するために使用される。
【0060】
記録デバイス302は、その他の機器と通信するためのケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、電話モデム、または無線モデムも有する。こうした通信は、インターネットまたはその他の適切な通信ネットワークもしくは経路を必要とする。
【0061】
必要に応じて、記録デバイス302は、衛星信号を受信するための無線通信回路網を有する受信機またはその他の機器を備える。
【0062】
図3の記録デバイス302、または図2の記憶デバイス206は、以前に記録した映像をテレビジョン304または208で再生しながら、新しい映像を記録する。その結果、ユーザは、通常のテレビジョン視聴時に一時停止ボタンを押すことが可能になる。一時停止ボタンが押されると、現在のテレビジョンプログラムは、デジタルビデオレコーダ302のハードディスク上に記憶される。ユーザが、再生を押すと、記録された映像が再生される。この装置は、ユーザが、テレビジョンの視聴を連続的に一時停止および再開することを可能にする。記録デバイス302および206は、ユーザが、以前に記録したプログラムを閲覧しながら、同時に新しいプログラムを記録することを可能にするためにも使用される。
【0063】
図2のセットトップボックス構成、および図3の内蔵セットトップボックス構成は、単なる実例である。必要に応じてその他の構成を使用する。たとえば、ユーザテレビジョン機器は、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビジョン(PC/TV)、または任意のその他の適切なテレビジョン機器構成をベースとしてよい。必要に応じて、セットトップボックス204、記録デバイス302、Web/TVボックス、またはPC/TVなどの機能は、テレビジョン、パーソナルコンピュータ、またはその他の適切なデバイスに組み込まれる。
【0064】
ユーザテレビジョン機器110(図1)、または適切なユーザコンピュータ機器112を動作させる実例のリモートコントロール400を図4に示す。リモートコントロール400は単なる実例であり、任意のその他の適切なユーザ入力インターフェースを使用して、ユーザ機器(たとえば、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、音声認識システムなど)を動作させることができる。リモートコントロール400は、ファンクションキー402、並びにキーパッドキー、電源オン/オフキー、一時停止、停止、早送り、および巻き戻しキーなどのその他のキー404を有する。音量増加および低下キー406は、映像の音声部分の量を調節するために使用される。チャネルアップおよびダウンキー408は、テレビジョンチャネルを変更し、仮想チャネル上のコンテンツにアクセスするために使用される。カーソルキー410は、画面上のメニューをナビゲートするために使用される。たとえば、カーソルキー410は、画面上のカーソル、インジケータ、または強調表示(場合により、本明細書では、これらの全部を強調表示または強調表示領域と呼ぶ)を位置決めして、対話型テレビジョンアプリケーションによって表示される表示画面上の特定のオプション内の対象、またはその他のアイテムを指示するために使用される。
【0065】
OKキー412(選択またはエンターキーと呼ばれることもある)は、ユーザが強調表示した画面上のオプションを選択するために使用される。
【0066】
キー402は、記録を開始するRECORDキー414を含む。MENUボタン416は、ユーザの表示画面(たとえば、テレビジョン208または304上、または適切なモニターもしくはコンピュータディスプレー)上にメニューを表示するように、対話型メディアガイダンスアプリケーションに指示する時に使用される。INFOボタン418は、情報表示画面を表示するように、対話型メディアガイダンスアプリケーションに指示するために使用される。たとえば、ユーザがINFOキー418を押した時に、特定のテレビジョンチャネルの映像がユーザに対して表示されている場合、対話型テレビジョンプログラムガイドは、特定のテレビジョンチャネルに関する現在のプログラムのプログラムスケジュール情報を含むFLIP/BROWSEオーバレイを映像の上に表示する。もう1つの実施例として、対話型テレビジョンプログラムのリスティング表示画面の特定のプログラムリスティングが強調表示されると、ユーザがINFOボタン418を押すことによって、対話型テレビジョンプログラムガイドは、そのプログラムリスティングに関連する追加のプログラム情報(たとえば、プログラムの説明、役者の情報、スケジュール情報など)を提供する。
【0067】
PROFILESボタン420は、図12の現在のユーザのメディアプロファイルまたは視聴進行度表示画面1200に迅速にアクセスするために使用される(以下で説明する)。実施態様によっては、PROFILESボタン420は、ユーザ機器上に記憶されたすべてのメディアプロファイルのリストにアクセスするために使用される。その他の実施態様では、PROFILESボタン420は、対話型メディア監視アプリケーションの設定、ログイン、または構成表示画面にアクセスする。
【0068】
EXITボタン422は、対話型メディアガイダンスアプリケーションを終了するか、または対話型メディアガイダンスアプリケーションの一部分を終了する(たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドに、FLIP、BROWSE、またはその他の対話型テレビジョンオーバレイを表示画面から除去させる)ために使用される。GUIDEボタン424は、対話型テレビジョンプログラムガイド(たとえば、プログラムガイドメニュー画面、プログラムリスティング画面、またはその他のプログラムガイド画面)を呼び出すために使用される。
【0069】
図4に示すキーは、単なる実例である。その他のキーまたはボタンは、必要に応じて提供される。たとえば、音楽ボタンは、対話型メディアガイダンスアプリケーションで音楽にアクセスするために使用される。編集ボタンは、記憶されたコンテンツを編集する(たとえば、コマーシャルを除去する、映像の部分を除去するなど)ために使用される。英数字ボタンは、英数字を入力するために使用される。ラストまたはバックボタンは、対話型メディアガイダンスアプリケーションを逆にブラウズする(たとえば、前のチャネル、ウェブページ、またはその他の表示画面に戻る)ために使用される。再生ボタン、一時停止ボタン、停止ボタン、巻き戻しボタン、早送りボタン、および記録ボタンなどのビデオレコーダ機能ボタンは、システム100(図1)内のビデオレコーダの機能(ローカルまたはネットワークベース)を制御するために使用される。ヘルプキーは、文脈依存の画面上ヘルプ機能などのヘルプ機能を呼び出すために使用される。
【0070】
実例のユーザコンピュータ機器112(図1)を図5に示す。ユーザコンピュータ機器112はスタンドアロンであるか、またはホームネットワーク113(図1)の一部でよい。図5の構成では、パーソナルコンピュータユニット502は、ユーザによって、キーボード504、および/またはトラックボール、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、録音システムなどのその他の適切なユーザ入力デバイス、または図4のリモートコントロール400などのリモートコントロールを使用して制御される。テレビジョンプログラミング、または映像要素を有するウェブページなどの映像コンテンツ、および対話型メディアガイダンスアプリケーション表示画面は、モニター506上に表示される。テレビジョンおよび音楽プログラミング、メディアガイダンスアプリケーションデータ(たとえば、テレビジョンプログラムガイドデータ)、ビデオオンデマンド方式のコンテンツ、ネットワークベースのビデオレコーダから再生される録画物、およびその他のデータは、入力/出力508を使用して、経路118および138(図1)から受信される。ユーザが対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびシステム100(図1)と対話した結果として生成されるユーザコマンドおよびその他の情報も、入力/出力508を通して送信される。
【0071】
パーソナルコンピュータユニット502は、アナログ、デジタル、および高品位テレビジョンチャネルを復号し、流れる映像コンテンツを操作するためのテレビジョンチューナカードなどのテレビジョンまたは映像カードを含む。必要に応じて、複数の映像カード(たとえば、チューナカード)が提供される。使用される実例のテレビジョンチューナカードは、特定のアナログチャネルに同調させるためのアナログテレビジョンチューナ、パケット化されたデジタルデータ流から所望のデジタルテレビジョンまたは音楽チャネルをフィルタリングして取り出すためのデジタル復号回路網、および高品位チャネルに同調させるための高品位テレビジョンチューナを含む。コンピュータユニット502内の任意の適切なカードまたは構成要素は、必要に応じて、入力/出力ライン508を介して配信される映像およびその他のコンテンツを操作するために使用される。
【0072】
パーソナルコンピュータユニット502は、対話型メディアガイダンスアプリケーション、または対話型メディアガイダンスアプリケーションの一部分を実行するために使用される1つまたは複数のプロセッサ(たとえば、マイクロプロセッサ)を含む。
【0073】
パーソナルコンピュータユニット502は、ハードドライブ、記録可能なDVDドライブ、記録可能なCDドライブ、または映像、プログラムガイドデータ、およびその他のコンテンツを記憶するその他の適切な1つまたは複数の記憶デバイスを備える。対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびパーソナルコンピュータユニット502は、1つまたは複数の記憶デバイスを使用して、たとえば、パーソナルコンピュータの機能を提供する。
【0074】
ユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびホームネットワーク113(図1)上に位置するユーザ機器などのユーザ機器は、サーバ130、サーバ140、および図1のサービスプロバイダなどのサービスプロバイダに存在する機器などのネットワーク機器と共に使用され、ネットワークベースの映像記録機能を提供する。映像記録機能は、テレビジョンプログラムおよびその他の映像コンテンツのコピーをリモートサーバ(たとえば、サーバ130またはサーバ140)、またはその他のネットワークベースの機器、たとえばサービスプロバイダ142などのサービスプロバイダに存在する機器上に記憶することによって提供される。
【0075】
録画は、ユーザ機器108、またはホームネットワーク113(図1)上に位置するユーザ機器で入力されるユーザコマンドに応答して行われる。パーソナルビデオレコーダ装置では、対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザコマンドに応答して、ユーザ機器上でローカルに録画するために使用される。ネットワークベースのビデオレコーダ装置では、対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザコマンドに応答して、サーバ130、サーバ140、またはサービスプロバイダ142に存在する機器などのネットワーク機器上に映像を記録するか、または仮想記録を行う(以下で説明する)ために使用される。ユーザコマンドは、図1に示す通信経路を通してネットワーク機器に提供される。パーソナルビデオレコーダ装置、およびネットワークベースのビデオレコーダ装置は、早送り、巻き戻し、一時停止、再生、および録画などの機能をサポートすることができる。
【0076】
ネットワークベースのビデオレコーダ環境の不必要な重複を避けるため、システム100は、仮想コピーまたは記録を使用することによって、ネットワークの録画機能を提供する。この方法では、各々のユーザは、そのユーザの記録のリストを含むパーソナルエリアをネットワーク上に提供される。映像コンテンツは、多数のユーザが、そのネットワークベースのビデオレコーダのパーソナルエリアに、その映像コンテンツをユーザの記録の1つとしてリストしている場合でも、ネットワーク機器上に一度(または、比較的少ない回数)記憶必要があるにすぎない。個々の設定値、または任意のその他の適切なデータは、ネットワーク上のユーザのパーソナルエリアに記憶される。
【0077】
上記のユーザテレビジョン機器、およびユーザコンピュータ機器の構成は、単なる実例である。実例ユーザ機器108、110、および112(図1)、並びにホームネットワーク113(図1)上に位置するユーザ機器を図6に示す。制御回路網602は、入力/出力604に接続される。入力/出力604は、1つまたは複数の通信経路、たとえば図1の経路114、116、118、128、136、および138に接続される。メディア(たとえば、テレビジョンプログラミング、音楽プログラミング、その他の映像および音声、並びにウェブページ)は、入力/出力604を介して(たとえば、プログラミングソース102、サーバまたはその他の機器(たとえば、プログラミングソース102、サーバ130などのサーバまたはその他の機器、サービスプロバイダ142などのサービスプロバイダ、配信機構104などから)受信される。対話型メディアガイダンスアプリケーションデータ、たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドに関するスケジュール情報は、入力/出力604を介してデータソース120から受信される。また、入力/出力604は、他の対話型テレビジョンアプリケーションのデータソース120からデータを受信するために使用される。ユーザは、入力/出力604を使用してコマンド、要求、およびその他の適切なデータを送受信するために、制御回路網602を使用する。
【0078】
制御回路網602は、任意の適切な処理回路網606、たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能論理デバイスなどをベースとスペクトル処理回路網でよい。実施態様によっては、制御回路網602は、メモリからの対話型メディアガイダンスアプリケーション、またはその他の対話型アプリケーション(たとえば、ウェブブラウザ)の命令を実行する。メモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ、および読取り専用メモリ)、ハードドライブ、光ドライブ、または任意のその他の適切なメモリまたは記憶デバイスは、制御回路網602の一部である記憶装置608として提供される。1つまたは複数のアナログチューナ、1つまたは複数のMPEG−2復号器、またはその他の映像回路網、高品位チューナ、または任意のその他の適切な同調または映像回路、またはこうした回路の組合せは、回路網602の一部としても含まれる。符号化回路網(たとえば、オーバーザエア、アナログまたはデジタル信号を記憶用のMPEG信号に変換するための)も提供される。同調および符号化回路網は、ユーザ機器が、特定のテレビジョン、音楽チャネル、またはその他の所望の音声および映像コンテンツを受信および表示、再生、または記録する(たとえば、ビデオオンデマンド方式のコンテンツ、または要求されたネットワークベースもしくはローカルビデオレコーダの再生)ために使用する。テレビジョンプログラミングおよびその他の映像、並びに画面上のオプションおよび情報は、ディスプレー610上に表示される。ディスプレー610は、モニター、テレビジョン、または仮想画像を表示するための任意のその他の適切な機器でよい。実施態様によっては、ディスプレー610はHDTV可能である。スピーカ612は、テレビジョンの一部として提供されるか、またはスタンドアロンユニットでよい。ディスプレー610上に表示される映像のデジタル音楽および音声成分は、スピーカ612を通して再生される。実施態様によっては、音声は、スピーカ612を介して音声を処理および出力する受信機(図示しない)に配信される。
【0079】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース614を使用して、制御回路網602を制御する。ユーザ入力インターフェース614は、任意の適切なユーザインターフェース、たとえばマウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、音声認識インターフェース、またはリモートコントロールでよい。
【0080】
図1のメディア配信システムは、ユーザが、ユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、およびユーザコンピュータ機器112において、事実上、ユーザが選択する任意の時に、メディアコンテンツを視聴することを可能にする。一般に、信号は、通信経路114、116、および/または118を介してユーザ機器から配信機構104に送信され、オンデマンドメディアコンテンツを要求する。別の選択肢として、または付加的に、ユーザ機器は、インターネットを含む通信ネットワーク126を介して、メディアコンテンツを要求することができる。次に、配信機構104は、VODまたはその他の類似のサービスを通して、ユーザが要求したコンテンツをユーザ機器に配信し、表示する。したがって、メディアシステム100(図1)は、プログラミングまたはコンテンツが、最初にブロードキャストされるかまたは放送された後、選択されたテレビジョンプログラミングおよびその他のメディアコンテンツをユーザ機器で利用できるようにする。次に、ユーザは、ユーザ自身のスケジュールで、メディアコンテンツを要求して視聴する。
【0081】
しかし、メディアコンテンツによっては、推奨された視聴順序など、時間成分を含む。たとえば、テレビジョンプログラムシリーズ、映画の続編の集合、およびスポーツイベントのシリーズは、一般に、連続的に、つまり1回のエピソード、ショー、またはゲームが順に閲覧されることを意図されている。ユーザが、シリーズを順番通りに閲覧しない場合、特定の事例、文字、およびテーマは、シリーズの時系列から外れる。シリーズ中のエピソードのいくつかは、アウトオブオーダに閲覧されるカプセル化された単一のエピソードであり、その他のエピソードは、1つまたは複数の以前のエピソードからのプロットの詳細およびその他の情報に依存する。さらに、いくつかのエピソードは、シリーズ全体に関連するプロット情報を含むアーチ状エピソードである。たとえば、プログラムシリーズ中の第1のエピソードは、重要なキャラクタおよび包括的なテーマを紹介する。ユーザは、アーチ状エピソードに依存するか、アーチ状エピソードを参照するシリーズ中の他のエピソードを閲覧する前に、検索しているエピソードを閲覧するはずである。
【0082】
メディアコンテンツに一般に見られる時間成分には、その他の多くの実施例がある。たとえば、メディアコンテンツによっては、逐次閲覧される多くの部分を含む。これらのマルチパートショーは、各々のパートの終わりに、「続く」というメッセージに一緒にリンクされることが多い。マルチパートコンテンツをアウトオブシーケンスに閲覧する(またはある部分を完全には閲覧できない)ユーザは、最も重要なテーマ、新しいキャラクタの紹介、およびその他のプロットイベントを見逃す場合がある。上記の時間成分は、具体的に説明するためのものであり、制限的ではない。時間成分の多くのその他の実施例は、人気のあるメディアコンテンツに見られる。
【0083】
さらに、ユーザは、ユーザがまだ見ていないが、既にブロードキャストされたか、またはユーザ機器で利用可能なプログラムに関するネタばれ、またはその他の望ましくないか、もしくは無関係なコンテンツを含むその他のメディアコンテンツを不注意で閲覧する場合がある。ネタばれは、ユーザがまだ見ていない映画、プログラム、ショーなどのプロットポイントを暴露する(その結果、「台無しにする」)可能性がある何らかの情報を含む。この望ましくないコンテンツの提示を減少させるため、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが選択したプログラミングのシリーズに関するユーザの進行度をエピソードごと、ショーごと、またはゲームごとに追跡するユーザメディアプロファイルを作成して維持する。ユーザが、シリーズ中のあるエピソードの視聴を完了した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、エピソードの完了を反映するように、ユーザのメディアプロファイル内の適切なエントリを更新する。実施態様によっては、ユーザは、ユーザが選択したすべての監視対象のメディアコンテンツを含む1つのメディアプロファイルに関連付けられる。その他の実施態様では、ユーザは、監視対象の関連プログラムの各々のシリーズに関する個々のメディアプロファイルに関連付けられる。
【0084】
実施態様によっては、メディアプロファイルは移植可能である。たとえば、メディアシステム100(図1)内の公衆またはリモートユーザ機器にアクセスするユーザは、ユーザの現在の「ローミング」メディアプロファイルを使って認証されて提示される。このローミングプロファイルは、たとえばユーザ機器、配信機構104、サーバ130、および/またはサーバ140(図1)を含むメディアシステム100内の任意の適切な位置に記憶することができる。さらに、ユーザのローミングプロファイルの更新は、ネットワークのある位置(たとえば、ユーザの家庭用ユーザ機器、配信機構104、図1のサーバ130、および/またはサーバ140)に委託されて記憶される。こうして、メディアプロファイルは、ユーザが、ユーザの一次ユーザ機器(たとえば、ユーザの家庭またはオフィスに存在するユーザ機器)にアクセスする場合でも更新される。ユーザは、公衆ユーザ機器、たとえば売店のユーザ機器、または別の場所、たとえば友人のユーザ機器で、ユーザのメディアプロファイルにアクセスすることもできる。
【0085】
たとえば、ユーザは、ワールドシリーズの第2試合を記録し、その試合を閲覧する時間がない場合がある。ワールドシリーズが、ユーザのメディアプロファイルに追加される場合、ユーザは、ネットワークアクセスを使って、自身のメディアプロファイルに任意の適切なデバイスにアクセスする。次に、対話型メディア監視アプリケーションは、ワールドシリーズの第2試合に関連するユーザデバイス上に提示される何らかのコンテンツをフィルタリングまたは交換する。たとえば、試合のスコアは、ユーザのオフィスのコンピュータまたはPDAからアクセスされるインターネットページのヘッドラインから除去または交換される。ユーザが、その試合を閲覧した後、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの新しい視聴進行度を反映するように、ユーザのプロファイルを更新する。
【0086】
図7Aおよび7Bは、本発明の一実施態様による実例のユーザプロファイルの記録700、およびメディアプロファイルの記録710を示す。ユーザプロファイルの記録700は、ユーザ欄702およびプロファイル欄704を含む。ユーザ欄702は、ローカルなユーザ機器にアクセスするユーザの全部または一部のユーザ名(またはその他の一意な識別子)を含む。プロファイル欄704は、メディアプロファイル、またはユーザ欄702のユーザに関連するプロファイルに対するポインタを含む。実施態様によっては、ユーザは、すべてのメディアコンテンツに単一のプロファイルに関連付けられる。その他の実施態様では、ユーザは、監視される各々のシリーズの個々のメディアプロファイルに関連付けられる。付加的に、または別の選択肢として、ユーザは、ローカルメディアプロファイル、およびローミングメディアプロファイルと関連付けられる。ユーザのローミングメディアプロファイルは、メディアシステム内の任意のユーザ機器によって利用可能である。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器、メディアシステム、または監視アプリケーションにアクセスした後、ユーザプロファイルの記録700を読み取る。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、プロファイル欄704に含まれるポインタに従って、現在のユーザに関連するプロファイルにアクセスする。メディアプロファイルは、ユーザ機器、またはメディアシステム100(図1)内の任意の好都合な位置にローカルに記憶される。
【0087】
メディアプロファイルは、都合のよい様式で記憶される(たとえば、1つまたは複数の関係データベース内の記録として、メモリ内のリストとして、および/またはハードドライブ、またはその他の記憶媒体上のファイルとして)。メディアプロファイルがユーザ機器から離れた位置に記憶される場合、ユーザ機器は、任意の利用可能な通信経路(たとえば、図1の通信経路128および/または114)またはサービスを通して、そのプロファイルにアクセスする。付加的に、または別の選択肢として、メディアプロファイルは、ユーザ機器に定期的にダウンロードするか、またはユーザ機器は、リモートサーバ(たとえば、図1のサーバ140および/またはサーバ130)に定期的に問い合わせて、メディアプロファイルの更新をユーザ機器に配信する。ユーザ機器は、メディアシステム100内の任意のユーザ機器がアクセスするサーバまたはリモート位置にメディアプロファイルの変更を委託する場合もある。
【0088】
メディアプロファイルの記録710は、関係データベースに記憶される実例のメディアプロファイルの記録を示す。メディアプロファイルの記録710は、プログラム欄712、進行度欄714、位置欄716、および最後の動作欄718を含む。対話型メディア監視アプリケーションによって監視される様々なプログラムは、プログラム欄712に記載される。プログラム欄712内の各々のプログラムには、進行度インジケータ、位置インジケータ、および最後の動作インジケータが関連付けられる。進行度欄714は、ユーザの現在の視聴進行度を含む。たとえば、ユーザのシーズン番号および/またはエピソード番号は、進行度欄714に含まれる。エピソードおよびシーズン番号は、進行度欄714内で、適切な区切り文字で区切られている。ユーザが、プログラム欄712内に記載されたシリーズの全体のエピソードを完了していない場合、位置欄716は、そのエピソード内でユーザが経過した視聴時間を含む。最後に、最後の動作欄718は、適切である場合、最後に監視されたユーザの動作を含む。たとえば、最後の動作欄718は、シリーズ内のユーザの一番最近の動作に対応するマクロを含む。マクロは、たとえば、ユーザが最後のエピソードをスキップした場合は「SK」を、ユーザ最後のエピソードを閲覧した場合は「WA」を、ユーザが、最後のエピソードを後日または後の時間に視聴することをスケジューリングした場合は「SC」を、およびユーザが、自身の視聴スケジュールを1つまたは複数のエピソードだけ遅らせた場合は「BP」を含む。その他のマクロは、必要に応じて最後の動作欄718に含まれる。最後の監視動作について、視聴進行度の表示1200(図12)に関して以下で詳細に説明する。
【0089】
記録700および710は、例示的なものである。必要に応じて、より多いかまたは少ない情報を含むその他の記録を使用してもよい。記録700および710は、任意の都合のよいデータ構造で、任意の適切な記憶装置またはメモリデバイス上に記憶される。記録700および710内のデータの記憶形式も、必要に応じて変更することができる。記録700および710は、対話型メディア監視アプリケーション、ユーザ機器、配信機構104(図1)、またはメディアシステム内の任意のその他のデバイス上に存在するその他のアプリケーションによって操作および維持される。
【0090】
図8Aおよび8Bは、本発明の一実施態様による実例のメディアプロファイルフラグ800および810を示す。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの現在の視聴進行度と一致すると判断される何らかのメディアコンテンツを除去または交換する。コンテンツの置換は、部分的には、置換コンテンツおよび/または置換予定のコンテンツに関連するメタデータに基づく。メタデータは、プログラミングを記述するために使用され、プログラムに関連するか、および/またはプログラム、そのコンテンツ、もしくはプログラムに関連するサービスを記述する何らかの情報を含む。メタデータにリンクするコンテンツを配信する実例のシステムのさらに他の特徴は、米国特許出願公開第20010047298号に詳細に記載されており、この特許出願は、引用することにより、全体的に本明細書に援用する。
【0091】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器がアクセス可能な特定のメディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグの形式のコンテンツメタデータを分析する。たとえば、宣伝、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツは、1つまたは複数のメディアプロファイルフラグに関連付けられる。これらのメディアプロファイルフラグは、メディアコンテンツが、フラグで特定される1つまたは複数のプログラムシリーズに関連するか、または関連付けられていることを指示する。これらのフラグは、任意の適切な形式で記憶される。図8Aおよび8Bの実施例では、メディアプロファイルフラグは、XMLなどのマークアップ言語を使用して画定される。しかし、任意の適切な構造を使用して、メディアコンテンツに関連付けられているメディアプロファイルフラグ、または任意のその他のメタデータを記憶してよい。
【0092】
メディアプロファイルフラグ800は、ユーザ機器がアクセス可能な宣伝802または任意のその他のコンテンツに関連付けられる。宣伝802は、ブロードキャストのメディアコンテンツ、記録されたメディアコンテンツ、またはデータソース120(図1)上に記憶されたメディアコンテンツ、または以下に記載する置換データ/コンテンツソース902(図9)を含む。メディアプロファイルフラグ800は、タグ804に関連付けられ、このタグ804は、宣伝802に関連する1つまたは複数のプログラムを指示する。図8Aの実施例では、タグ804は、宣伝802が、ブロードキャストシリーズ「Nip/Tuck」のシーズン2、エピソード4に関連することを指示する。タグ804は、宣伝802が、1つを超えるプロファイルタグをタグ804と関連付けることによって、1つまたは複数のプログラムに関連することを指示する。たとえば、タグ804は、宣伝802が、別のプロファイルタグをタグ804内に含むことによって、ブロードキャストシリーズ「Nip/Tuck」のシーズン2、エピソード1にも関連する。強度の時間成分を含むプログラミングなどのプログラミングによっては、多数のプロファイルフラグに関連付けられる。たとえば、シリーズ「24」のシーズン2、エピソード4に関連する宣伝は、このシーズンの前のすべてのエピソード、および前のシーズンのすべてのエピソードのプロファイルフラグに関連付けられる。メディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグの数に、制限はない。タグ804は、宣伝802、プロファイルフラグによって特定されるプログラムに対する関連レベル、および任意のその他の適切な情報も指示する。
【0093】
図8Bのメディアプロファイルフラグ810は、置換コンテンツ812に関連付けられる。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル810を分析して、宣伝802(図8A)と置換するためのメディアプロファイル810の候補資格を判断する。図8Bの実施例では、タグ814は、ブロードキャストシリーズ「Nip/Tuck」のシーズン2、エピソード1に関連することを指示する。タグ814は、置換コンテンツ812の長さ、プロファイルフラグによって特定されるプログラムに対する関連レベル、および任意のその他の関連情報も指示する。
【0094】
図9は、本発明の一実施態様によるユーザ機器108、110、および112がアクセス可能な実例のネットワークリソース914、および置換データ/コンテンツソース902を示す。通信経路903および904は、図1の1つまたは複数の通信経路114、116、118、128、136、および138を含む任意の適切な経路でよい。ネットワークアクセスノード906は、任意のネットワークアクセスポイント、モデム、または通信回路網から成る。ユーザ機器は、ネットワークアクセスノード906を通して、様々な対話型フォーラムに接続する。3つの対話型フォーラムは、リアルタイムフォーラム(たとえば、チャット、インスタントメッセージ、またはその他の類似のフォーラム)を含む。ネットワークアクセスノード906は、ユーザ機器を記憶データ908、対話型コンテンツ910(たとえば、対話型ゲーム)、およびディスカッションフォーラム912に接続する。ディスカッションフォーラム912は、ウェブログ(ブログ)、チャットルーム、ニュースグループ、電子掲示板、またはメッセージおよび/またはコンテンツを複数のネットワークユーザ間で交換可能な任意のその他の電子フォーラムを含む。対話型プログラムガイドリスト画面コンテンツ910、およびディスカッションフォーラム912は、たとえば記憶メッセージまたは投稿、フォーラム会員リスト、ユーザの好みなどを含む記憶データ908にアクセスする。これらのフォーラムは、公衆インターネットを介してアクセス可能であるか、または専用ネットワークもしくは安全なネットワークを通してのみアクセス可能である。
【0095】
ユーザ機器は、ユーザのメディアプロファイルに基づいて新しいディスカッションフォーラムを作成し、新しいフォーラムの会員資格を管理する機能を有する。たとえば、ブロードキャストシリーズの特定のエピソードをちょうど閲覧したユーザは、エピソードに関連付けられる新しいディスカッションフォーラムに自動的に接続される。対話型メディア監視アプリケーションは、フォーラムが特定のプログラム、ショー、またはその他のメディアコンテンツに関連することを示すフォーラムにトピックデータを関連させる。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションはメディアプロファイルデータを分析し、ユーザがちょうど閲覧した「24」のエピソードに関連付けられるインターネットのチャットルームにユーザを接続する。また、対話型メディア監視アプリケーションは、以前に閲覧したエピソードに関連するフォーラムにユーザを接続し、特定のシリーズ内の類似の視聴進行度を有するその他のユーザを有するフォーラムにユーザを接続する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザを作成し、複数のシリーズに関連するフォーラムにユーザを接続する。たとえば、「Nip/Tuck」のシーズン1、エピソード2、および「24」のシーズン2、エピソード4を最近閲覧したユーザは、同じフォーラムに接続される。こうして、類似の視聴経過を有するフォーラム会員のコミュニティは、必要に応じて、リアルタイムで相互作用し、会話する。
【0096】
ユーザ機器は、通信経路903を通して、置換コンテンツ/データソース902にも接続される。置換コンテンツ/データソース902は、ユーザ機器上に提示される置換メディアコンテンツの集合を含む。この置換コンテンツの集合は、ユーザ機器上のユーザの現在の視聴進行度に適応させる。たとえば、ユーザ機器のユーザが、VODまたはDVRサービスを介して、FOX(登録商標)ネットワーク上の「24」のエピソード1および2のみを閲覧した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、閲覧されたエピソード、またはシリーズ内の未だ閲覧していない次のエピソード(つまり、エピソード3)に関連付けられる宣伝、販売促進、ニュースセグメント、およびその他のメディアコンテンツを含むように、置換コンテンツ/データソース902を組み立てる。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器がアクセス可能なコンテンツのメディアプロファイルフラグを分析し、どのコンテンツを置換コンテンツ/データソース902内に含むべきかを判断する。このようにして、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの現在の視聴進行度と一致しないメディアコンテンツを交換するためのコンテンツを含む1つまたは複数の置換データソースを作成する。メディアコンテンツの交換は、ユーザの現在の視聴進行度とより一致するメディア環境を作成する。
【0097】
実施態様によっては、置換コンテンツ/データソース902は、関連プログラムのシリーズ内のすべてのエピソードに関連するコンテンツを含み、対話型メディア監視アプリケーションが容易にアクセスできるように、プログラム名、シーズン番号、および/またはエピソード番号で索引を付けられる。置換コンテンツ/データソース902は、必要に応じて、少なくとも部分的にユーザ機器に記憶される。その他の実施態様では、置換コンテンツ/データソース902は、配信機構104、サーバ130、データソース120、サービスプロバイダ142、またはシステム100(図1)内の任意のその他の適切な位置に記憶される。
【0098】
対話型メディア監視アプリケーション、アプリケーションのメディアプロファイル、または関連するアプリケーション機能にアクセスするには、ユーザは、メディアシステム100のデバイス(たとえば、配信機構104および/またはサーバ130)によって認証される。ログインまたは認証後、ユーザは、ユーザによって、またはユーザのために保存された、たとえばユーザのメディアプロファイルを含むデータ、置換メディアコンテンツ、並びにその他のアプリケーション設定値およびデータにアクセスする。これらの設定値およびデータは、メディアシステム100(たとえば、配信機構104および/またはサーバ130)の任意のデバイス上に記憶される。実施態様によっては、ユーザデバイスは、デバイスのユーザに代わって、ユーザを自動的にログインまたは認証する。たとえば、ユーザデバイスは、そのログイン情報(ユーザの前のログインまたは認証から利用可能)を、通信経路を通してシステム100の適切なデバイスに自動的に送信し、対話型メディア監視アプリケーション機能にアクセスする。生体認証(たとえば、指紋走査、音声検証、および/または虹彩走査)は、ユーザのログイン情報を送信する前に、メディアシステム100のデバイスにおいてユーザを認証する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ログインまたは認証情報を入力するようにユーザに要求する(たとえば、ユーザが、メディアシステム内のいくつかのユーザ機器にアクセスする場合)。
【0099】
図10〜17は、実例の対話型メディア監視アプリケーションの表示画面を示す。表示画面は、適切な通信リンクを通してアクセスされる対話型メディアアプリケーションの一部としてユーザに表示されるか、または画面は、ユーザが現在アクセスしているユーザ機器上にローカルに表示される。実例の対話型メディア監視アプリケーションの表示画面に関連して図10〜17に示し、本明細書で説明する。任意のその他の適切なのページまたは表示画面を使用することができる。図10〜17に示す対話型メディア監視アプリケーションの表示画面は、ハイパーリンク、ボタン、リスト、ドロップダウンボックス、およびチェックボックスなど、一般に使用されるアプリケーション選択オブジェクトを使用する。これらの選択オブジェクトは単なる実例であり、当業者は、本発明の範囲および精神を逸脱せずに、他の選択オブジェクトを使用できることを理解するであろう。
【0100】
図10は、対話型メディア監視アプリケーションがユーザ機器上に表示する実例のログイン(または認証)表示画面1000を示す。実施態様によっては、ユーザは常に、ログイン画面1000を使用してログインするように要求される。その他の実施態様では、ユーザは、対話型メディア監視アプリケーションがマルチユーザモードである場合にのみログインするように要求される。対話型メディア監視アプリケーションが、シングルユーザモードに設定されている場合、ログイン画面1000は迂回される(または、ユーザの認証証明は、自動的に供給される)。ユーザは、たとえば、リモートコントロール400(図4)のPROFILESキー420、その他の適切なキー、もしくはキーシーケンスを押すか、別の対話型メディア監視アプリケーション画面からナビゲートするか(たとえば、パブリックスクリーンからユーザ固有もしくは専用画面にナビゲートする)、または任意のその他の適切な手段を使用することを含む任意の適切な手段により画面1000にアクセスする。ログイン画面1000は、他の対話型メディアアプリケーションからの表示画面と一体化され、1つの「マスター」ログイン画面がユーザ機器上に表示される。認証トークンは、対話型メディアアプリケーション間に渡され、その結果、すべてのアプリケーションが同じ認証画面を受信する。
【0101】
ログイン画面1000は、ユーザのユーザ名およびパスワードを入力して、対話型メディア監視アプリケーションにログイン(または認証)するというユーザに対する命令を提供する情報部分1002を含む。ユーザは、ユーザ入力デバイス(たとえば、図4のリモートコントロール400)を使用して、自身のユーザ名をユーザ名ボックス(たとえば、ボックス1020)に、自身のパスワードをパスワードボックス(たとえば、ボックス1022)に入力する。ユーザは、入力オプションを使用して(たとえば、ボタン1024)、ユーザ名およびパスワードを書き込む。ログイン画面1000は、記述1030が示すように、ユーザが自身のユーザ名および/またはパスワードを失念したかどうかをユーザが選択するオプション(たとえば、ボタン1032)を含む。ユーザ名/パスワード失念オプションの選択に応答して、対話型メディア監視アプリケーションは、適切なユーザ名およびパスワードをユーザに送信する(たとえば、電子メール、普通郵便、テキストメッセージ、および/または電話により)。ログイン画面1000は、記述1031が示すように、新しいユーザアカウントを作成するオプション(たとえば、ボタン1036)を含む。ボタン1036の選択に応答して、対話型メディア監視アプリケーションは、新たなユーザ名およびパスワードを作成するように促し、これらは、システム100の適切なデバイス(たとえば、配信機構104および/またはサーバ130)に送信される。
【0102】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが入力したユーザ名およびパスワードをシステム100の適切なデバイス(たとえば、ユーザ機器、配信機構104、および/またはサーバ130)に送信し、これらのデバイスは、データと、システムに記憶された認証データとを比較してユーザを認証する。ユーザが認証されたら、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルを検索し、ユーザにメディア環境を提示するのに必要な任意の置換メディアコンテンツまたはデータソースにアクセスまたは接続する。たとえば、置換用の宣伝は、サーバ(たとえば、サーバ130および/またはサーバ140)、データソース(たとえば、データソース120、もしくは図9の置換データ/コンテンツソース902)、またはネットワークプロバイダからダウンロードされ、機能、またはユーザのメディアプロファイルに含まれるメディアコンテンツの未だ閲覧していないエピソードに関連する何らかの宣伝を交換する。実施態様によっては、シリーズ内の未だ閲覧していない次のエピソードまたはプログラムは、ユーザのメディアプロファイルに一致すると考えられ、シリーズ内のより離れているプログラムは、ユーザのメディアプロファイルと一致しないと考えられる。たとえば、実施態様によっては、特定のテレビジョンシリーズのエピソード5を閲覧したユーザは、そのシリーズのエピソード6に関連する宣伝を提示されるが、エピソード7以降に関連する宣伝は除去されるか、または置換コンテンツまたはデータソースのコンテンツと交換される。その結果、無関係であるか、または望ましくないコンテンツ(たとえば、ネタばれ)がユーザ機器上に提示されるのを減少させる。
【0103】
図11は、本発明の一実施態様によるユーザウェルカムサマリ表示画面1100を示す。実施態様によっては、ユーザは、対話型メディア監視アプリケーションにログインした後、サマリ画面1100を提示される。ユーザは、対話型プログラムガイド、または別の対話型メディアアプリケーションを介してサマリ画面1100にアクセスしてもよい。サマリ画面1100は、ユーザが、対話型メディア監視アプリケーションに対するユーザの最後のログイン以来見ていないプログラムまたはその他のメディアコンテンツをリストする。コンテンツ欄1102に表示されるプログラムは、対話型メディアアプリケーションが、現在のユーザを監視しているプログラムに対応する(つまり、ユーザが、監視されるユーザのメディアプロファイル内に入れたプログラム、シリーズ、またはその他のメディアコンテンツ)。実施態様によっては、監視されるプログラムは、メディアプロファイル記録710のプログラム欄712内に含まれる。図11の実施例では、コンテンツ欄1102は、3つのブロードキャストシリーズ、および1つのブロードキャストサポートイベントを含む。ソース欄1104は、コンテンツ欄1102内のメディアコンテンツのチャネルまたはソースをリストする。ユーザは、ユーザは、適切な選択を強調表示し、アクセプトボタン1112を選択することによって、コンテンツ欄1102内にリストされた各々のプログラムに対して、1つまたは複数の動作1106、1108、1110を選択する。たとえば、ユーザは、スケジュール選択1106を選択することによって、見逃したエピソードを後日または後の時間に視聴することをスケジューリングすることができる。スケジューリングされたプログラムは、次に、スケジューリングされた日時に、ユーザ機器上で自動的にアクセスまたは提示される。エピソードをスキップするか、またはエピソードが閲覧されたかのように、ユーザのメディアプロファイルを前進させるには、ユーザは、スキップ選択1108を選択する。ユーザは、次に、コンテンツ欄1102のメディアコンテンツに関連する後続のメディアコンテンツに関連する動作1106、1108、および1110に類似するオプションを与えられる。たとえば、ユーザのメディアプロファイルは、シリーズ内の次のエピソードに前進する。見逃したエピソードのコンテンツサマリを視聴するには、ユーザは、サマリ選択1110を選択する。サマリ選択1110を選択した後、ユーザは、テキストのみのコンテンツサマリ、テキストおよびグラフィックスコンテンツサマリ、またはテキスト、グラフィックス、映像を含むコンテンツサマリが提示される。
【0104】
いくつかのオプションがユーザに提示され、たとえばプログラムのタイプ(たとえば、プログラムが大体連続プログラムであるか、または大体エピソードによるプログラムであるか)ユーザの視聴進行度がどの程度遅れているかなどの要素に応じて、時間シフトでプログラム、またはプログラムのシリーズが閲覧される。例示的なオプションとしては、(1) このプログラムを今閲覧する、(2)このプログラムを、シリーズ内の次のエピソードの前に(またはこのプログラムに関する次の正規のスケジュールで)閲覧する、(3)サマリの映像/強調表示、テキスト、またはエピソードの2つの組合せを)ユーザに示し(たとえば、tvguide.com、またはTV Guide Spotを介して)、その結果、ユーザは、ユーザが全体のエピソードを閲覧することを望まない場合でも、シリーズについて行くことができるか、または(4)このエピソードをスキップするというオプションが挙げられる。オプション内のその他の適切な視聴も提示される。
【0105】
コンテンツサマリは、少なくとも部分的に、tvguide.comおよび/またはTV Guide Spotなどの1つまたは複数のデータソースから導かれる。オンラインで、ユーザ機器がアクセス可能な対話型チャネルを介して利用可能なTV Guide
Spotは、視聴者が何を閲覧するかを決定するのを助けるように設計された本来のエンターテインメントプログラミングを特徴とする。TV Guide Spotは、次回のプログラミングおよびイベントに関するショーケースセグメント、人気のあるショーのプロット展開の視聴者を更新する「キャッチアップ」セグメント、および多くのその他の対話型機能を提供する。実施態様によっては、クローズドキャプションデータが分析され、 に出願された米国特許出願第 号(代理人整理番号UV−349/UV−383)に詳細に記載されているコンテンツサマリを作成するために使用され、この特許出願は、引用することにより全体として本明細書に援用する。ユーザは、コンテンツサマリを提示された後、完全なプログラムを閲覧し、後の日時にユーザ機器上に提示するプログラムをスケジューリングするか、またはこのプログラムをスキップし、ユーザのメディアプロファイルを前進させる。
【0106】
対話型メディア監視アプリケーションの設定値を構成するには、ユーザは、設定ボタン1114を選択する。設定ボタン1114を選択すると、ユーザは、以下に記載する設定値画面1300(図13)にリンクされる。設定ボタン1114を選択すると、ユーザは、以下に記載する設定値画面1300(図13)にリンクされる。図14のリマインダー(以下に記載する)などのエピソード視聴リマインダーを設定するには、ユーザは、リマインダーボタン1116を選択する。何も変更せずにウェルカムサマリ画面1100を終了するには、ユーザは、取消しボタン1118を選択する。サマリ画面1100で行った選択をアクセプトするには、ユーザは、アクセプトボタン1112を選択する。
【0107】
図12は、本発明の一実施態様による実例のユーザメディア視聴進行度画面1200を示す。一実施態様では、進行度画面1200は、図4のリモートコントロール400のPROFILESボタン420を介してアクセスされる。その他の実施態様では、進行度画面1200は、対話型プログラムガイドなどの別の対話型メディアアプリケーションからリンクを介してアクセスされる。メディア視聴進行度画面1200は、ユーザのメディアプロファイルに含まれる、ユーザが選択したメディアコンテンツのユーザの現在の視聴進行度を表示する。たとえば、メディアプロファイル記録710(図7B)内に含まれるプログラムは、進行度画面1200に含まれる。メディアコンテンツサマリ領域1202内に含まれるメディアコンテンツは、図1のユーザ機器110によって表示、提示、または記録可能な任意のコンテンツを含む。一般に、メディアコンテンツサマリ領域1202内に含まれるコンテンツは、従来のブロードキャストシリーズ、およびスポーツイベントシリーズと共に、予め画定された視聴順序を有するため、対話型メディア監視アプリケーションは、関連するプログラムのシリーズを通してユーザの進行度を追跡する。
【0108】
メディアコンテンツサマリ領域1202は、コンテンツ欄1204、進行度欄1206、および最後の動作欄1208を含む。監視されるメディアコンテンツの名称またはタイトルは、コンテンツ欄1204に表示される。各々のコンテンツ名の隣には、ユーザの現在の視聴進行度が、進行度欄1206にリストされる。実施態様によっては、シーズンおよびエピソード番号が追跡される。他の実施態様では、エピソード番号のみが追跡される。たとえば、図12の実例表示画面では、現在のユーザは、FOX(登録商標)ネットワーク上で「24」のシーズン3、エピソード3まで閲覧している。実施態様によっては、これは、ユーザがエピソード1〜3のみを閲覧したことを示す。その他の実施態様では、この視聴進行度は、ユーザが、シーズン3のエピソード1から3、および前の1つまたは複数の何らかのシーズン(たとえば、シーズン1および2)のすべてのエピソードを閲覧したことを示す。ユーザは、シリーズ全体を通して、またはシーズンごとにシリーズを通してユーザの視聴進行度を追跡するように、ユーザのメディアプロファイルを設定する。進行度欄1206内の現在の進行度は、ユーザの最後に完了したプログラムがシーズン3、エピソード3であることを示す。別の実施態様では、進行度欄1206は、ユーザが閲覧する次のエピソードを表示する。ユーザは、ユーザ機器上のシリーズ中の未だ閲覧していない次のエピソードを自動的に提示するように、進行度欄1206内の何らかのエントリを強調表示する。実施態様によっては、ユーザの現在の視聴進行度が、ブロードキャストされるか、またはユーザ機器で利用可能な進行度に一致する場合(たとえば、VOD、PPV、またはオンデマンドコンテンツ選択としてリリースされる場合)、進行度欄1206は、次のプログラムがブロードキャストされるか、またはユーザ機器で利用可能な日付および/または時刻を表示する。
【0109】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイル内に記憶される情報を使用して、ユーザのメディアプロファイル内に記憶された情報を使用して、ユーザの現在の視聴進行度と一致しない何らかのメディアコンテンツを除去または交換する。たとえば、シリーズ「24」の宣伝促進シーズン3、エピソード7は、宣伝促進シーズン3、エピソード4と交換され、これは、ユーザのメディアプロファイルによって指示されるように、ユーザの未だ閲覧していない次のエピソードである。ユーザは、進行度欄1206内の何らかの進行度インジケータを選択することによって、ユーザのメディアプロファイル内の現在の視聴進行度を変更する。たとえば、ユーザは、ワールドシリーズのMLBの第3試合が閲覧済みであることを反映させるように、自身の視聴進行度を前進またはリセットすることを望む可能性がある。ユーザは、ユーザが、対話型メディア監視アプリケーションによって監視されないある場所で、シリーズ内のあるエピソードを閲覧した場合、ユーザの視聴進行度を変更する可能性がある。ユーザは、進行度欄1206内の適切なインジケータを強調表示し、適切なコマンド(たとえば、図4のリモートコントロール400上の左右の矢印)を押して、シリーズに関連付けられる進行度インジケータを変更する。
【0110】
メディアコンテンツサマリ領域1202内の各々のエントリに関連付けられるユーザの最後の視聴動作は、最後の動作欄1208内に表示される。たとえば、最後の動作欄1208内の動作は、「前にスキップ」、「閲覧」、「サマリを視聴」、「進行中」、「スケジュール」、またはサポートされている任意のその他の動作を含む。実施態様によっては、最後の動作欄1208は、ユーザの一番最近の視聴状態も表示する。たとえば、ユーザが、プログラムを視聴することを試みたが、プログラムが完了する前にプログラムを停止した場合、「中断」状態が、プログラムの視聴を中断または停止したプログラム内の時間または位置と共に、最後の動作欄1208に表示される。ユーザが中断したプログラムを開始するリンクも、最後の動作欄1208に表示される。
【0111】
新しいメディアコンテンツをユーザのメディアプロファイルに追加するには、ユーザは、コンテンツ追加ボタン1210を選択する。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、プログラムガイドデータにリンクし(おそらく、対話型テレビジョンプログラムガイドに関連付けられる)、ユーザのメディアプロファイル内に含まれる利用可能なメディアコンテンツのリスティングを提示する。ユーザは、いくつかのその他の方法でも、コンテンツをユーザのメディアプロファイルに追加することができる。たとえば、ユーザは、プログラムを対話型メディアアプリケーションの表示画面から強調表示または選択し、適切な「メディアプロファイルに追加」オプションを選択して、プログラムに関連付けられるシリーズをユーザのメディアプロファイルに追加する。実施態様によっては、コンテンツは、ユーザのメディアプロファイルに自動駅に追加される。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、たとえば、どのプログラムを閲覧し、どの程度の頻度でプログラムを閲覧するかなど、ユーザの視聴週間を監視する。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、特定のコンテンツをユーザのメディアプロファイルに自動的に追加する。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザがシリーズ内の複数のエピソードを閲覧した後、ブロードキャストシリーズをユーザのメディアプロファイルに追加する。もう1つの実施例として、ユーザが、対話型プログラムガイド、またはその他の対話型メディアアプリケーションを介してシリーズの記録をスケジューリングする場合、対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムシリーズをユーザのメディアプロファイルに自動的に追加する。プログラムシリーズをユーザのメディアプロファイルに自動的に追加する場合、その他の基準を使用してもよい。
【0112】
コンテンツによっては、ユーザのメディアプロファイルに含むのには適さない。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、時間またはシリーズ成分(いくつかのフィーチャームービー、および殆どのウェブサイト)を含まないブロードキャストプログラミングを処理することができる。実施態様によっては、ユーザは、ユーザに提示されるメディアリスティング内のこのコンテンツを選択することができない場合がある。その他の実施態様では、「メディアプロファイルに追加」オプションは、時間成分を含まないメディアコンテンツには関連付けられない。対話型メディア監視アプリケーションの設定値を変更するには、ユーザは、設定ボタン1212を選択する。設定ボタン1212を選択すると、ユーザは、以下に記載する設定値画面1300(図13)にリンクされる。ユーザのメディアプロファイル進行度画面を終了するには、ユーザは、取消しボタン1214を選択する。
【0113】
図13は、本発明の一実施態様によるメディア監視アプリケーションをカスタマイズするための実例の設定画面を示す。図13に関連して説明する設定値、および設定値のカテゴリは、単に具体的に示すためのものであり、本発明で提供される設定値を制限することを意図しているのではない。グローバル設定値画面1300内の設定値は、プロファイル設定値およびフィルタ設定値に分割される。プロファイル設定値は、プロファイルのタイプ、ユーザのモード、リマインダーの頻度、サマリのタイプ、および任意のその他のプロファイルの設定を含む。ユーザは、プロファイルタイプ選択肢1304を介して、ローカル、ローミング、またはメディアプロファイルなしを使用する。ローミングプロファイルが選択される場合、ユーザのメディアプロファイルは、そのユーザのメディアシステム内の他のユーザ機器で利用可能である。たとえば、プロファイルは、配信サーバ104、サーバ130、サーバ140、またはシステム100(図1)内の任意のその他の適切な位置にキャッシングまたはコピーすることによって、ローミングプロファイルに変換することができる。別の選択肢として、または付加的に、ローミングプロファイルには、ユーザ機器に接続された通信ネットワークを介してアクセスすることができる。たとえば、ユーザのメディアプロファイルは、ファイルサーバ上に記憶され、インターネットを介して認証ユーザにアクセス可能である。ユーザが、正常に認証されると(または、ユーザに関連付けられるデバイスが、正常に認証されると)、ユーザのローミングプロファイルは、ユーザ機器から離れた位置からダウンロードまたはアクセスされ、ユーザが、対話型メディア監視アプリケーションにアクセスするために現在使用しているユーザ機器に適用される。こうして、ユーザのメディアプロファイルは、メディアシステム100(図1)、およびその他の類似のメディアシステム全体に移植可能である。
【0114】
ユーザが、プロファイルタイプ選択肢1304からローカルメディアプロファイルを選択する場合、メディアプロファイルは、ユーザのメディアシステム内の他のユーザが利用することはできない。ローカルメディアプロファイルを使用すると、ローカルメディアプロファイルはローカルユーザ機器に記憶されるため、ネットワークトラフィックを減少させる。ローカルメディアプロファイルは、随時、ローミングに(および、この逆に)変換することができる。ユーザは、メディアプロファイルを使用することを望まない場合、プロファイルタイプ選択肢1304から「なし」を選択することによって、メディアプロファイルを無効にすることを選択することができる。
【0115】
ユーザは、ユーザモード選択1306を介してユーザモードを選択する。実施態様によっては、ユーザ機器の一部にアクセスするすべてのユーザは、同じメディアプロファイルを共用する。シングルユーザモードと呼ばれるこれらの実施態様では、ログイン画面(図10)は、自動的に迂回される。ユーザは、ユーザモード選択1306内の「マルチ」選択を選択することによって、ユーザモードを選択する。マルチユーザモードが使用可能である場合、ユーザ機器にアクセスしている各々のユーザは、対話型メディア監視アプリケーションが、どのメディアプロファイルを使用するかを決定できるように、ログイン画面1000を介してログインするように要求される。実施態様によっては、複数のユーザは、同時にログインする。これは、本発明では、たとえば、複数のユーザがテレビジョンプログラムを同時に閲覧している場合に望ましい。複数のユーザが同時にログインしている場合、対話型メディア監視アプリケーションは、単一のプログラムを提示した後、複数のメディアプロファイルを更新する。
【0116】
ユーザは、リマインダー頻度選択肢1308を使用して、ユーザのメディアプロファイル内のメディアに関連するリマインダーを毎日、毎週受信するか、またはカスタム視聴するかを選択する。たとえば、ユーザが、特定のシリーズを閲覧するのが遅れている場合(ユーザ機器にブロードキャストされるか、またはユーザ機器が利用可能なシリーズに関して)、対話型メディア監視アプリケーションは、適切な動作を行うようにユーザにリマインドする(たとえば、次のエピソードが放送される前に、見逃したエピソードを閲覧する、見逃した1つまたは複数のエピソードのサマリを視聴する、および/または見逃した1つまたは複数のエピソードを自動的に後の時間に視聴するようにスケジューリングする)。リマインダーは、都合のよい任意のスケジュールで表示するようにスケジューリングされる。望ましいスケジュールが、リマインダー頻度選択肢1308に表示されない場合、「カスタム」オプションを選択して、適応させたスケジュールを設定することを選択する。
【0117】
ユーザは、サマリタイプ選択肢内1310内のデフォルトコンテンツサマリタイプを選択する。いくつかのコンテンツサマリが利用可能であり、たとえば、テキストのみのコンテンツサマリ、テキストおよびグラフィックスコンテンツサマリ、およびテキスト、グラフィックス、および映像コンテンツサマリがある。コンテンツサマリは、ユーザ機器上か、または図1のメディアシステム100内のリモート位置(たとえば、配信機構104および/またはデータソース120)に記憶される。サマリタイプ選択肢1310は、ユーザが、ユーザ機器上に表示されるコンテンツサマリのタイプを画定することを可能にする。この設定は、低帯域幅、または高ネットワーク待ち時間環境で、どのタイプのコンテンツサマリをユーザ機器に提示するか制限する時に有用である。
【0118】
設定値表示画面1300は、フィルタ設定値も含む。フィルタコンテンツ選択肢1312は、フィルタリングされるメディアの利用可能なタイプをリストする。フィルタコンテンツ選択肢1312は、たとえば、ブロードキャスト、VOD、およびウェブコンテンツを含む。フィルタコンテンツ選択肢1312で選択された各々のコンテンツのタイプに関して、対話型メディア監視アプリケーションは、メディア監視アプリケーションが、ユーザのメディアプロファイルと一致しないコンテンツに遭遇した時に、ある動作を行う。たとえば、ライブブロードキャスト内の広告およびニュースセグメントは、ユーザのメディアプロファイル内の1つまたは複数の未だ閲覧していないエピソードに関連するコンテンツを含む。対話型メディア監視アプリケーションは、この一致しないコンテンツを動的にフィルタリングして、このコンテンツを除去するか、または既に閲覧された1つまたは複数のエピソード(実施態様によっては、閲覧される次回のエピソード)に関連するコンテンツと交換する。もう1つの実施例として、ユーザ機器上に提示されようとしているVODプログラムは、「24」の未だ閲覧していないエピソードに関連する広告を含む。対話型メディア監視アプリケーションは、広告コンテンツに関連付けられるメディアプロファイルフラグ内に含まれるエピソードデータを分析し、未だ閲覧していないエピソードに関連する広告を除去するか、および/またはその広告を、既に閲覧したエピソードに関連する宣伝またはその他のコンテンツと交換する。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルデータと、交換される不一致コンテンツ、および/または不一致メディアコンテンツと交換されるコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグと比較する。また、ユーザは、フィルタコンテンツ選択肢1312内のデフォルトの「すべてのメディア」オプションを選択して、サポートされるすべてのメディアタイプ(たとえば、ブロードキャスト、およびVODコンテンツ)をフィルタリングする。メディアコンテンツのフィルタリングを無効にするには、ユーザは、フィルタコンテンツ選択肢1312内の「なし」を選択する。
【0119】
いくつかのフィルタ動作は、本発明の一実施態様による動作選択肢1314で画定される。デフォルトのフィルタ動作は、「Follow Me」(こちらへ)である。この動作は、一致しないメディアを、ユーザの現在の視聴進行度(ユーザのメディアプロファイルで定義された)に関連するメディアコンテンツと置換する。たとえば、ユーザが、FXネットワーク上の「Nip/Tuck」のシーズン3、エピソード4を視聴した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、シリーズに関連付けられる宣伝、ニュースセグメント、およびその他のメディアコンテンツを、シリーズ内の未だ閲覧されていない次のエピソード(つまり、シーズン3、エピソード5)に関するメディアコンテンツと置換する。特に、交換される宣伝、ニュースセグメント、およびその他のメディアコンテンツは、ユーザの未だ閲覧されていない次の何れかのエピソード(つまり、シーズン3、エピソード6以降)に関連する。
【0120】
その他の実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、単に空白であるか、または不一致メディアコンテンツに遭遇した時に、その不一致メディアコンテンツを除去する。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器上に提示されようとしているメディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグを、ユーザのメディアプロファイルデータと比較する。不一致メディアが確認された場合、対話型メディア監視アプリケーションは、このコンテンツを除去し、および/またはこのコンテンツがユーザ機器上に提示されるのを防止する。これは、ユーザが未だ視聴していないエピソードのコンテンツを暴露するネタばれ、またはその他のコンテンツをユーザが閲覧するのを防止する。動作選択肢1314内の別のオプションは、不一致メディアコンテンツを一定のグラフィックまたは映像と交換することである。たとえば、ユーザは、動作選択肢1314内の「交換」を選択した後、ローカルグラフィック、映像、またはその他のメディアコンテンツを特定するオーバレイまたは表示を提示される。対話型メディア監視アプリケーションは、不一致コンテンツに遭遇した場合は常に、ユーザ機器上に表示されようとしている不一致コンテンツをこのローカルコンテンツと交換する。
【0121】
ユーザは、動作を行わないフィルタを望む場合、動作選択肢1314内の「なし」を選択する。グローバル設定値画面1300内に表示される設定値を保存するには、ユーザは、保存ボタン1316を選択する。グローバル設定値画面1300を保存せずに廃棄するには、ユーザは、取消しボタン1318を選択する。
【0122】
図14は、本発明の一実施態様による実例のユーザリマインダー表示画面1400を示す。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイル内の次回のエピソード、または見逃したエピソードをユーザに対し、様々な時間にリマインドする。たとえば、リマインダー画面1400は、ログイン画面1000(図10)を介してログインした後に、ログイン画面1000のオーバレイとして、ユーザのメディアプロファイル内に含まれるシリーズの新しいエピソードが、ブロードキャストされた後、またはシステム(またはカスタム)リマインダー頻度が経過した後にユーザに提示される。一実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、設定値画面1300(図13)の頻度選択肢1308の「カスタム」オプションを介して画定したように、カスタムリマインダースケジュール上にリマインダー画面を提示する。
【0123】
リマインダー画面1400は、あるメディアプロファイルリマインダーをユーザに対して警告する情報ボックス1402を含む。図14の実施例では、情報ボックス1402は、シリーズ「Nip/Tuck」内の別のエピソードが、月曜日に放送予定であることをユーザに通知する。対話型メディア監視アプリケーションは、対話型メディア監視アプリケーションは、対話型プログラムガイドデータから導かれたスケジュール情報を使用して、シリーズ内の次のプログラムがいつブロードキャストされるかを判断する。情報ボックス1402は、ユーザが、次のエピソードがブロードキャストされる前に、見逃した何れかのエピソードを閲覧することを望んでいることをユーザに通知する。たとえば、ユーザが、シリーズ「Nip/Tuck」のエピソード2または3を未だ閲覧していない場合、リマインダー画面1400は、エピソード4がブロードキャストされる前に、両方のエピソードを閲覧するようにユーザにリマインドする。
【0124】
メディアプロファイルリマインダーは、関連する特定のプラットフォームに応じて、いくつかの異なる形式で表示される。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションが、コンピュータのプラットフォームまたはインターネットメディア端末上で実行される場合、メディアプロファイルリマインダーは、インターネットのポップアップウィンドウまたはシステムの対話ボックスとして提示される。メディアプロファイルリマインダーのその他の適切な形式としては、たとえば、eメールメッセージ、SMS/EMS/MMSメッセージ、テレビジョンオーバレイが挙げられる。また、リマインダーは、対話型メディア監視アプリケーションを実行していないポケットベルおよび電話などのリモートユーザデバイスに送信される。
【0125】
さらに、ユーザは、リマインダーに応答して、予め確定されたいくつかの動作を行うことができる。たとえば、ユーザは、閲覧ボタン1404を選択することによって、見逃したエピソードを閲覧することができる。閲覧ボタン1404を選択した後、ユーザ機器は、配信機構104(図1)に連絡して、VODサービスを使用して、シリーズ内の未だ閲覧していない何れかのエピソードをユーザに提示する。ユーザが、未だ閲覧していない1つまたは複数のエピソードを閲覧する場合、ユーザのメディアプロファイルは、それに応じて自動的に更新される。ユーザは、スケジュールボタン1406を選択することによって、見逃したエピソードをユーザ機器上に、後の日時に自動的に提示するようにスケジューリングすることもできる。たとえば、ユーザは、リマインダーの表示から30分後に、見逃したエピソードを自動的に提示するようにスケジューリングする。見逃したエピソードを閲覧せずに、ユーザのメディアプロファイルを前進させる場合、ユーザは、スキップボタン1408を選択する。見逃したエピソードのサマリまたは粗筋を視聴するには、ユーザは、サマリボタン1410を選択する。サマリボタン1410を選択した後、ユーザは、見逃したエピソードのテキスト、グラフィック、または映像サマリを提示される。ユーザに提示されるサマリのタイプは、設定値画面1300(図13)のタイプ選択肢1310で選択したサマリタイプオプションによって決まる。エピソードを閲覧せずに、ユーザの視聴スケジュールを1つまたは複数のエピソードだけバンプまたは遅延させるには、ユーザは、バンプボタン1412を選択する。ユーザのスケジュールがバンプされた場合、プロファイルリマインダーは、1つまたは複数のプログラム期間だけ遅延される。たとえば、ユーザが、毎週ブロードキャストされる見逃したエピソードをバンプする場合、1週間だけ遅らせたスケジュールで表示するように、プロファイルリマインダーをスケジューリングする。次に、ユーザは、プログラムのブロードキャストスケジュールから1週間遅らせて、プログラムのシリーズを閲覧する。ユーザは、複数のエピソードにわたって遅延している場合、未だ閲覧していないエピソードのリストを提供される。ユーザは、次に、1つまたは複数のエピソードを閲覧し、1つまたは複数のエピソードを後の時間に視聴するようにスケジューリングし、または1つまたは複数のエピソードのコンテンツサマリを視聴することを選択する。動作1404、1406、1408、1410、および1412は単なる例示であり、その他の動作が提供される。たとえば、リマインダー画面1400は、メディア監視アプリケーション、またはユーザ機器上で動作する別の対話型メディアアプリケーションによって実行可能な任意のその他の動作の選択を含む。メディアプロファイルリマインダーを構成するには、ユーザは、設定ボタン1414を選択する。実施態様によっては、設定ボタン1414を選択すると、設定値画面1300(図13)がユーザに提示される。何も動作を行わずに、リマインダー画面1400を廃棄するには、ユーザは、取消し選択1416を選択する。
【0126】
実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが、ユーザのメディアプロファイル内のコンテンツに優先順位を付けることを可能にする。リマインダー表示画面1400内にリストされたショーは、対話型メディア監視アプリケーションが、ユーザのメディアプロファイルに基づいて決定した優先順位順に表示される。たとえば、ユーザは、シリーズ「Nip/Tuck」より、シリーズ「24」が最新であることを望むかもしれない。この実施例では、ユーザは、ユーザのメディアプロファイル内で、シリーズ「Nip/Tuck」より高い優先順位を有するように、シリーズ「24」を構成することができる。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、優先順位がより低いプログラムよりも優先順位がより高いプログラムを閲覧するように、ユーザにリマインドする。これは、特定のユーザに望ましく、なぜなら、このユーザの同僚および/または友人が、「24」を閲覧し、「Nip/Tuck」を閲覧せず、通常の基準でユーザの前に、「24」のコンテンツを廃棄する場合があるからである。
【0127】
実施態様によっては、ユーザは、プログラムの異なるシリーズのために、個別のプログラミングスケジュールを作成する。たとえば、ユーザは、バンプボタン1412を使用して、視聴スケジュールは順序正しいが、プログラムのエピソードがブロードキャストされるか、またはユーザ機器で利用可能な場合、スケジュールを1週間(または他の予め決められた時間量)だけ遅らせるように、視聴スケジュールを作成することができる。たとえば、ユーザは、毎週、スケジューリングされたブロードキャストから1日(または1週間)後に、シリーズ「24」を閲覧することを希望することができる。対話型メディア監視アプリケーションは、このカスタム視聴スケジュールに基づいて、視聴リマインダーを遅らせる(たとえば、リマインダーは、プログラムがブロードキャストされるか、またはスケジュールより1週間遅らせて、または任意のその他の所望の時間に提示される)。
【0128】
図15は、本発明の一実施態様による実例のフィルタリングされたウェブコンテンツ画面1500を示す。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルと一致しない何らかのメディアコンテンツを交換または除去する。たとえば、実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、一般に1つのコンテンツまたはデータソースから受信するウェブページ内に提供される広告を、別のコンテンツまたはデータソースから受信する置換広告と交換する。置換広告データは、ユーザの視聴進行度と関連し(ユーザのメディアプロファイルによって画定されるとおり)、その結果、関連がないか、または一致しない広告は、この置換広告と交換される。たとえば、プロファイルフラグ(図8Aおよび8Bのプロファイルフラグ800および810など)は、ウェブコンテンツオブジェクトに関連付けられる。対話型メディア監視アプリケーションは、ウェブページがユーザ機器上に提示される前に、これらのプロファイルフラグを受信し、このプロファイルフラグデータと、ユーザのメディアプロファイルに関連付けられるデータとを比較する。何らかの一致しないコンテンツに遭遇した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、一致しないコンテンツを除去するか、または、ユーザのメディアプロファイルと一致するコンテンツと交換する。
【0129】
ユーザのメディアプロファイルは、コンテンツの配信元、検索エンジン、およびディスカッション形式などの外部ソースで利用可能である。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルに関連付けられるデータを、認証された要求外部ソースに配信する。その他の実施態様では、外部ソースは、共用ネットワークロケーション(たとえば、インターネットサーバ)上に記憶されたメディアプロファイルにアクセスする。外部ソースは、次に、ユーザのメディアプロファイルと一致するユーザにコンテンツを提供する。
【0130】
たとえば、外部の検索エンジンを使用してウェブページを検索するユーザには、カスタムな検索結果が提示される。カスタムな検索結果は、対話型メディア監視アプリケーションによって監視される1つまたは複数のプログラムにおけるユーザの現在の進行度に合わせて作成される。たとえば、未だ閲覧されていないエピソードに関連するネタばれ、またはその他の望ましくないコンテンツは、ユーザの検索結果表示ページから除去される。もう1つの実施例として、外部のデスカッショんフォーラムを訪れるユーザには、ユーザが既に閲覧したメディアコンテンツに関連する投稿のみが提示される。ディスカッションフォーラムは、ユーザのメディアプロファイル内に記憶されたデータにアクセスし、対話型メディア監視アプリケーションによって監視される1つまたは複数のプログラム内のユーザの現在の進行度を判断し、それに応じてユーザにコンテンツを提示する。実施態様によっては、ユーザには、ユーザのメディアプロファイル内の未だ閲覧されていないエピソードに関連するコンテンツが提示される。
【0131】
その他のタイプのメディアも、対話型メディア監視アプリケーションによってフィルタリングされる。フィルタリングされたウェブコンテンツページ1500は、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクト1502を含み、このオブジェクトは、図15の実施例ではウェブページオブジェクトだが、何らかのネットワークリソースまたはインターネットオブジェクトを含むことができる。対話型メディア監視アプリケーションは、サポートされるウェブサイトにアクセスした後、ウェブコンテンツオブジェクトを検索する前に、ウェブサーバにトークンを送信する。ウェブサーバは、トークンを構文解析し、トークン中の構文解析されたデータに基づいて、特に作成されたテキスト(記事のヘッドラインを含む)、広告、グラフィックス、画像、映像などを含むスタムまたはフィルタリングデータを要求クライアントに返す。完全なカスタムウェブページも、必要に応じて、要求するユーザに配信される。図15の実施例では、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクト1502は、「Desperate Housewives」のユーザが未だ閲覧していないエピソード(たとえば、シーズン2、エピソード2)に関連するウェブページである。実施態様によってはクッキーデータであるトークンデータは、ユーザ機器上でのユーザの現在の視聴進行度を判断するために使用される。トークンデータは、ユーザの実際の視聴進行度(たとえば、シーズン番号および/またはエピソード番号、またはプログラムシリーズの任意のその他の一意なエピソード識別子)を表すデータを含むか、またはウェブサイトまたはネットワークリソースにアクセスするユーザを表すデータを含む。トークンデータが、ウェブサイトまたはネットワークリソースに対するユーザのアクセスに関連する情報を含む場合、ウェブサーバは、メディアプロファイル情報にネットワークまたは第三者のロケーションからアクセスし、次に、この情報を使用して、カスタムコンテンツをユーザ機器に配信する。
【0132】
ユーザは、現在のジェネリックバージョンのウェブページまたはネットワークリソースを視聴することを希望する場合、show current(現在提示)ボタン1504を選択する。show current(現在提示)ボタン1504を選択した後、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクト1502のパブリックバージョンがユーザに提示される。ウェブコンテンツページ1500を廃棄するには、ユーザは、取消しボタン1506を選択する。
【0133】
ユーザは、何らかの形式の適切なユーザ機器上で、フィルタリングされたウェブコンテンツ(および、任意のその他のメディアコンテンツ)にアクセスする。実施態様によっては、ユーザ機器は、外部メディアシステム100である。たとえば、PDA、携帯電話、またはオフィスのコンピュータもしくはテレビジョンからメディアコンテンツにアクセスするユーザには、フィルタリングされたコンテンツも提供される。これらのデバイスは、ネットワーク記憶デバイス上に記憶された公的にアクセス可能なメディアプロファイルにアクセスし、このプロファイルデータを使用して、フィルタリングされたコンテンツを要求する。実施態様によっては、クライアントバージョンのメディア監視アプリケーションは、メディアシステム100外部のデバイス上にインストールされる。クライアントメディア監視アプリケーションは、メディアプロファイルデータにアクセスし、メディアシステム100内に存在する対話型メディア監視アプリケーションと実質的に同じ監視およびフィルタリング機能を提供する。こうして、職場で自身の仕事用コンピュータを使ってインターネットにアクセスするユーザは、さらにユーザのメディアプロファイルにアクセスし、ユーザが自身の家庭用ユーザ機器でアクセスした場合と同様に、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクトを受信する。
【0134】
図16は、本発明の一実施態様による実例の対話型プログラムガイドリスト画面1600を示す。対話型プログラムガイドリスト画面1600は、リスティングデータ領域1602、宣伝/予告パネル1604、および宣伝/予告パネル1606を示す。一実施態様では、予告パネル1604および1606に提示されたメディアコンテンツは、広告コンテンツ、またはデータソース、たとえばデータソース120またはプログラミングソース102(図1)からアクセスされる。付加的に、または別の選択肢として、予告パネル1604および1606内のコンテンツは、リスティングデータ領域1602内のユーザの選択に接続される。たとえば、ユーザが、リスティングデータ領域1602内のリスティングをスクロールすると、予告パネル1604および1606内に提示されたメディアが変化する。対話型メディア監視アプリケーションは、予告パネル1604および1606内に提示された広告および/または映像予告を多くの方法で交換またはフィルタリングする。一実施態様では、ユーザのメディアプロファイルと一致しない広告または予告は除去される。他の実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、予告パネル1604および1606用のメディアコンテンツを置換コンテンツまたはデータソース(たとえば、図9の置換コンテンツ/データソース902)から取得する。対話型メディア監視アプリケーションは、同様に、ユーザ機器上に提示されるテレビジョンブロードキャストの宣伝などの全画面表示の宣伝および予告を交換する。上記のとおり、ユーザのメディアプロファイルと一致しない全画面表示の宣伝および予告は除去され、置換データソースまたは一定のコンテンツからのメディアコンテンツと交換される。
【0135】
この置換コンテンツまたはデータソースは、ユーザの現在の視聴進行度と一致するようにフィルタリングされる。たとえば、「Desperate Housewives」の閲覧されていない次のエピソードの宣伝は、置換コンテンツまたはデータソースに含まれる。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル記録710(図7)内のユーザの現在の視聴進行度と、適切な置換コンテンツに関連付けられるプロファイルフラグ(たとえば、図8Aおよび8Bなのプロファイルフラグ800および/または810)と比較する。プログラムシリーズ内の閲覧されていない次のエピソードに関連するコンテンツ(または、閲覧されたエピソード)は、置換コンテンツまたはデータソースに追加される。置換コンテンツまたはデータソース内のコンテンツは、次に、予告パネル1604または1606内に提示される。別の選択肢として、または付加的に、ユーザが、ユーザのメディアプロファイル内のシリーズに対応するリスティングデータ領域1602のプログラムリスティングを選択する場合、メディアコンテンツにアクセスし、メディアコンテンツが、そのシリーズ内のユーザの視聴進行度に基づいて予告パネル1604または1606内に表示される。たとえば、ユーザが、「Nip/Tuck」のプログラムリスティングをリスティングデータ領域1602から選択する場合、ユーザの未だ閲覧されていない「Nip/Tuck」の次のエピソードが、予告パネル1604または1606内のユーザに提示される。
【0136】
図17は、本発明の一実施態様による実例のユーザネットワークコミュニティ表示画面1700を示す。ユーザは、ユーザが最近閲覧したコンテンツに関連付けられるイベントコミュニティに自動的に接続される。これらのイベントは、公的なインターネット上で利用可能であるか、またはコミュニティには、専用メディアネットワーク、たとえばコミュニティネットワーク126(図1)などを介してアクセスされる。ユーザネットワークコミュニティ画面1700は、プログラム欄1702のユーザのメディアプロファイル内で、ユーザにメディアコンテンツを提示する。メディアコンテンツ名と共に、ユーザの現在のシーズンおよびエピソード番号(該当する場合)もプログラム欄1702に表示される。ユーザは、プログラム欄1702にリストされている任意のコンテンツを選択し、コミュニティタイプ選択肢1704にリストされている何れかのコミュニティタイプに接続することができる。たとえば、コミュニティは、メッセージを多くのユーザ、たとえばウェブログ(ブログ)、チャットルーム、ニュースグループ、およびディスカッションフォーラム間で交換可能な任意のネットワークベースのフォーラムを含む。これらのフォーラムのいくつかは、リアルタイムフォーラム、たとえばチャットルームおよびインスタントメッセージフォーラムでよい。たとえば、ワールドシリーズの第2試合をちょうど閲覧したユーザは、やはりワールドシリーズの第2試合、またはワールドシリーズの第2試合に関連する情報を含むブログをちょうど閲覧したユーザとのチャットルームに接続される。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル記録710内に記憶された進行度データと、利用可能なフォーラムに関連付けられるデータとを比較し、新しいユーザがフォーラムまたはコミュニティにアクセスすることを要求する時に、フォーラムまたはコミュニティの会員資格を管理する。フォーラム内のユーザは、ちょうど閲覧したコンテンツ、または任意のその他の話題に関してリアルタイムで会話する。一実施態様では、ユーザのインスタントメッセージサービスは、「インスタントメッセージ」をコミュニティタイプ選択肢1704から選択した後に自動的に呼び出される。次に、関連するメッセージサービスは、プログラム欄1702の関連するコンテンツのインスタントメッセージコミュニティに接続されている他のユーザの「バディリスト」で開始する。こうして、ユーザのバディリストは、ワールドシリーズの第2試合などの特定のプログラムを最近閲覧したユーザのみを反映する。
【0137】
図18は、本発明の一実施態様による対話型メディア監視アプリケーションにアクセスし、初期化する実例のプロセス1800のフローチャートである。対話型メディア監視アプリケーションにアクセスしようとすると(たとえば、ユーザ入力デバイスのキーを押すか、またはログイン画面1000(図10)を提示することによって)、ユーザは、最初のすべて1802に到達する。対話型メディア監視アプリケーションは、決定1804で、アプリケーションをシングルユーザモードに構成するか、またはマルチユーザモードに構成するかを決定する。モードオプションは、設定値画面1300(図13)のユーザモード選択1306から導かれる。対話型メディア監視アプリケーションが、アプリケーションがマルチユーザモードで実行されると決定1804で判断した場合、ユーザは、すべて1806で認証される。ステップ1806は、ログインまたは認証画面(図10のログイン画面1000など)の提示に対応する。決定1808では、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが有効であるかどうかを判断する。ユーザが有効である場合、対話型メディア監視アプリケーションは、次に、決定1810でユーザのメディアプロファイルを更新する必要があるかどうかを決定する。ユーザが、決定1808で有効ではなかった場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ1806で再度ユーザを認証しようとする。
【0138】
アプリケーションが、シングルユーザモードで実行されているか、または有効なユーザが決定1808で決定された場合、対話型メディア監視アプリケーションは、現在のユーザのメディアプロファイルを決定1810で更新する必要があるかどうかを判断する。この時点では、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが、ユーザのメディアプロファイル内に含まれているプログラムの何れかのエピソードを見逃したかどうかを判断する。決定1810で、肯定の決定が行われた場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルに基づくユーザの現在の視聴進行度をディスプレー1812に表示する。受信された何らかのユーザ入力に基づいて、アプリケーションは、次に、ステップ1814でユーザのメディアプロファイルを更新する。ユーザのプロファイルが更新されると、実施態様によっては、特にプロファイルがローミングプロファイルである場合、ネットワークのアクセスを要求する。ユーザのプロファイルが更新されるか、または決定1810で否定の決定が行われた場合、実例のプロセスはステップ1816で停止する。
【0139】
実際上、プロセス1800に示す1つまたは複数のステップは、その他のステップと組み合わされるか、任意の適切な順序で実行されるか、並行して −たとえば同時もしくは実際上同時に − 実行されるか、または削除される。
【0140】
図19は、本発明の一実施態様によりメディアコンテンツをフィルタリングする実例のプロセス1900のフローチャートである。プロセスは、ステップ1902で開始する。このステップは、設定値画面1300(図13)を介してメディアプロファイルを使用可能にすることに相当する。決定1904では、対話型メディア監視アプリケーションは、現在のユーザがローカルまたはローミングプロファイルを有するかどうかを判断する。この判断は、プロファイルタイプ選択肢1304(図13)から行われる。対話型メディア監視アプリケーションが、ユーザがローミングに関連付けられていると判断すると、ステップ1906でユーザプロファイルにアクセスする。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのローミングプロファイルをメモリ内に読み込む。他の実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、リモート位置からプロファイルをダウンロードする。複数の対話型メディアアプリケーションが同時に、プロファイルにアクセスする場合、バージョン管理および同時並行性の基準は、対話型メディア監視アプリケーションによってインプリメントされる。
【0141】
対話型メディア監視アプリケーションが、決定1904で、ユーザがローカルプロファイルに関連付けられていると判断した場合、そのユーザのローカルプロファイルにはステップ1908でアクセスする。対話型メディア監視アプリケーションは、適切なプロファイルにアクセスした後、ステップ1910で、プロファイルに含まれるコンテンツのユーザの視聴進行度を追跡する。たとえば、ユーザが、「24」のあるシーズンのあるエピソードを完了すると、ユーザのメディアプロファイルは、このイベントを反映するように自動的に更新される。エピソードの中断または不完全な視聴は、実施態様によっては、エピソードを閲覧していないものとして処理される。その他の実施態様では、視聴が不完全であるか、または中断される場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの視聴進行度に関する状態データをユーザのメディアプロファイルに保存する(たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、エピソード内におけるユーザの時間的位置を保存する)。ユーザは、次に、ユーザのメディアプロファイルにアクセスし、ユーザが中断した位置でエピソードを開始する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルと一致しないコンテンツを置換する場合、プログラム内におけるユーザの時間的位置も考察する。たとえば、ユーザが、ワールドシリーズの第2試合の遊撃手が、満塁ホームランを打ったのを未だ閲覧していない場合、対話型メディア監視アプリケーションは、このイベントを指示するか、または関連付けられるコンテンツをフィルタリングする。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル記録710内の位置および進行度データを分析し、エピソード内におけるユーザの位置を判断する。アプリケーションは、次に、このデータをメディアプロファイルフラグデータ、たとえばプロファイルフラグ800(図8A)および810(図8B)のタグ804および814に含まれるデータとそれぞれと比較し、どのコンテンツがユーザの現在の視聴進行度と一致するかを判断する。
【0142】
決定1912では、対話型メディア監視アプリケーションは、フィルタが使用可能かどうかを判断する。この設定は、図13のフィルタ選択肢1312に対応する。フィルタが使用可能である場合、対話型メディア監視アプリケーションは、置換コンテンツまたはデータソース902(図9)をユーザの視聴環境と関連付ける。対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ1914で、ユーザ機器上に表示されるメディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグとユーザのメディアプロファイルとを比較する。たとえば、図8Aおよび8Bのメディアフラグ800および810は、図7Bのメディアプロファイル記録710と比較される。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、ステップ1916で、ユーザのメディアプロファイルと一致しないプロファイルフラグに関連付けられるメディアコンテンツを除去するか、または交換する。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルに一致するプロファイルフラグに関連付けられる交換用メディアコンテンツを含む置換コンテンツまたはデータソースも生成する。その他の実施態様では、動的フィルタは、コンテンツがユーザ機器上に提示される前に、メディアプロファイルのプロファイルフラグをフィルタリングする。ユーザのメディアプロファイル内の今後の、または閲覧されていないプログラムに関連付けられる任意のコンテンツ(実施態様によっては、閲覧されていない次のプログラムを除く)は、ユーザの好みに応じて自動的に除去または交換される。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器上に表示されようとしている不一致メディアコンテンツのユーザに警告する表示画面、オーバレイ、またはダイアログを提示する。ユーザは、次に、一致しないコンテンツを視聴するか、一致しないコンテンツをスキップもしくは早送りするか、メディアコンテンツの提示を凍結するか、または任意のその他の適切な動作を選択することができる。ステップ1918では、実例のプロセスは停止する。
【0143】
実際上、プロセス1900に示す1つまたは複数のステップは、その他のステップと組み合わされるか、任意の適切な順序で実行されるか、並行して −たとえば同時もしくは実際上同時に − 実行されるか、または削除される。たとえば、ユーザの視聴進行度を追跡するステップ1910は、メディアコンテンツをステップ1914でフィルタリングする時に実行される。別の実施態様では、決定1912およびステップ1914は、完全に除去される(たとえば、フィルタが、設定値画面1300を介してグローバルに無効にされる時)。
【0144】
図20は、本発明の一実施態様により、メディア視聴進行度を追跡し、ネットワークコミュニティにアクセスする実例のプロセス2000のフローチャートである。プロセスは、ステップ2002で開始する。このステップは、対話型メディア監視アプリケーションにアクセスするか、またはユーザのメディアプロファイルを使用可能にすることに相当する。ステップ2004では、ユーザには、あるメディアコンテンツをユーザ機器上に提示される。対話型メディア監視アプリケーションは、決定2006で、最近または現在ユーザに提示されているメディアコンテンツがユーザのメディアプロファイル内にあるかどうかを判断する。コンテンツがユーザのメディアプロファイル内にある場合、ユーザの視聴進行度は、ステップ2008で更新される。シーズン内のユーザの進行度、またはエピソード内の進行度は更新される。ユーザは、次に、プログラムコミュニティにアクセスする機会を与えられる。決定2010では、対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムコミュニティに参加する要求が行われたかどうかを判断する。対話型メディア監視アプリケーションが、プログラムコミュニティに参加する要求が行われたと判断した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ2012で、ユーザのメディアプロファイルに関連付けられるコミュニティフォーラムを確認するか、または作成する。たとえば、一実施態様では、インターネットにアクセスして、適切なチャットルームが確認される。ステップ2014では、対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ2012で確認または作成されたフォーラムにアクセスする。ユーザがコミュニティフォーラムの最初の会員である場合、新しいコミュニティフォーラムが作成される。あるいは、現在のユーザが、フォーラム会員資格リストに追加される。ユーザが、プログラムコミュニティに参加することを望まない場合、または対話型メディア監視アプリケーションが、ステップ2014でコミュニティフォーラムにアクセスした後、実例のプロセスはステップ2014で停止する。
【0145】
実際上、プロセス2000に示す1つまたは複数のステップは、その他のステップと組み合わされるか、任意の適切な順序で実行されるか、並行して、たとえば同時もしくは実際上同時に、実行されるか、または削除される。たとえば、ユーザ機器がインターネットまたはネットワークで利用可能ではない場合、決定2010、およびプログラムコミュニティにアクセスするステップ2012は削除される。
【0146】
当業者は、本発明は上記以外の実施態様によって実施することができ、上記の実施態様は、具体的に説明することを目的としており、制限する意図はなく、本発明は、以下の請求の範囲によってのみ制限されることを評価するであろう。
【技術分野】
【0001】
本発明は、対話型メディア環境に関し、特に、ユーザの視聴進行度を監視する対話型メディア環境に関する。
【背景技術】
【0002】
対話型メディア環境は、ユーザが、対話型テレビジョンアプリケーションなどの対話型メディア体験を使用して、ユーザのメディア体験をカスタマイズすることを可能にする。たとえば、ユーザは、対話型メディアアプリケーションに対し、プログラムリマインダーを表示し、メディアコンテンツを記録し、メディアコンテンツを検索し、ペアレンタルコントロールを実施するように指示する。対話型テレビジョンプログラムガイドなどの対話型メディアアプリケーションは、その他の対話型機能、たとえばテレビジョンプログラムのリストおよび概要、ペイパービュー(PPV)サービス、ウェブブラウジングサービス、およびその他の対話型機能のホストをユーザに提供するように構成することもできる。
【0003】
対話型メディア環境において次第に重要になりつつある対話型機能は、ビデオオンデマンド方式(VOD)のサービスである。VODサービスを使用すると、ユーザは、選択したメディアコンテンツを要求に応じて、事実上、ユーザが指定する任意の時に提示される。VODサービスは、コンテンツがブロードキャストされる時にメディアコンテンツを視聴できないか、さもなければ、コンテンツがユーザ機器で利用可能なユーザにとって、特に有益である。これらの事例では、VODサービスに加入するユーザは、見逃したコンテンツを後日、ユーザがそのコンテンツを視聴または受信することが可能な時に配信または提示するように要求することができる。
【0004】
ある対話型メディア環境で利用可能なもう1つの重要な対話型機能は、デジタルビデオ記録(DVR)サービスである。DVRサービスを使用すると、ユーザは、ショー(またはショーのシリーズ)を記憶媒体または記録デバイスに自動的に記録するようにプログラムすることができる。VODサービスなどのDVRサービスは、メディアコンテンツが最初にブロードキャストされたか、またはユーザ機器が利用可能だった時以外の時に、メディアコンテンツをユーザに提示することを可能にする。
【0005】
DVR、VOD、およびその他の類似のサービスを使用する公知の対話型メディア環境は、ユーザが、メディアコンテンツの固定ブロードキャスト予定から切り離されることを可能にする。ユーザは、その後、ユーザ自身のペースでメディアコンテンツを閲覧することができる。このメディアコンテンツのいくつかは、エピソードのコンテンツである。エピソードのコンテンツは、一般に、各々のエピソードで独立しており、メディアコンテンツの多数のエピソードと共通のストーリー展開を含まない。たとえば、「Seinfeld」シリーズの各エピソードは、一般に1回で完結するエピソードである。視聴者は、シリーズ内のエピソードの全部を閲覧してストーリーを理解していなくても、1回のエピソードを閲覧することができる。しかし、その他のメディアコンテンツは、本質的に連続している。連続プログラミングは、推奨される視聴順序など、一時的な構成要素を含む任意のプログラミングである。連続プログラミングは、テーマおよび/またはプロットシーケンスをシリーズの他のエピソードと共有する。連続プログラミングの一例としては、シーケンスからテレビジョンシリーズ「24」のエピソードが挙げられる。テレビジョンシリーズ「24」の1回のエピソードを閲覧するユーザは、前の閲覧していないエピソードで紹介された特定のキャラクタ、テーマ、またはプロット要素を認識しない。その結果、多くの場合、視聴者は、メディアコンテンツを混同するか、または関心を失う。連続プログラミングの各エピソードを完全に理解するには、一般に、連続プログラミングを閲覧する前に、他の関連するプログラミングを閲覧しなければならない。
【0006】
公知の対話型メディア環境は、ブロードキャストテレビジョンシリーズまたは映画の続編などの関連プログラミングのシリーズに関するユーザの進行度を追跡し、報告しない。また、公知の対話型メディア環境は、ユーザ機器に提示されるメディアコンテンツ(たとえば、ウェブ、ニュース、および広告コンテンツ)をこうしたその他のコンテンツをフィルタリングしないため、ユーザのメディア視聴進行度に一致する。たとえば、テレビジョンシリーズの特定のエピソードを閲覧するユーザは、ネタばれ、または関連プログラムのシリーズ中の閲覧していないショーに関連するその他の無関係なメディアコンテンツ見たくないかもしれない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記を考慮すると、ユーザが選択した関連プログラムのシリーズのユーザの視聴進行度を監視するシステムおよび方法を提供することが望ましい。このような監視技術を使用して、ユーザの視聴進行度と一致するメディア環境を提供することも望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の原理により、対話型メディア監視アプリケーションのシステムおよび方法を提供する。この対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが選択したプログラムまたはメディアのシリーズのユーザの視聴進行度を監視する。
【0009】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが、メディアコンテンツの関連プログラミングまたはコレクションのシリーズを進めるユーザの視聴進行度を追跡するユーザメディアプロファイルを生成して維持する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器に提示されようとしているメディアコンテンツと置換するための交換メディアコンテンツのセットにもアクセスする。メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器に提示されようとしているコンテンツが、ユーザのメディアプロファイルと一致すると判断した場合、一致しないメディアコンテンツを除去または交換する。
【0010】
実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、動的フィルタを使用して、着信するメディアコンテンツをリアルタイムで分析する。こうした環境では、フィルタが、ユーザの視聴進行度と一致しないと判断したメディアコンテンツは、ユーザの現在の視聴進行度と一致するように自動的に除去されるか、または別のコンテンツと置換される。
【0011】
実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザがユーザ機器にアクセスするごとに、個々のメディアプロファイルを維持する。これらの実施態様では、各々のユーザの視聴進行度は、個々に監視される。メディア監視アプリケーションは、次に、各ユーザ個々のメディア視聴進行度に基づいて、一致したメディア環境を提示する。これらの実施態様によっては、ユーザのメディアプロファイルは、対話型メディアシステム内の何らかのユーザ機器に移植可能である。
(項目1)
ユーザ機器においてメディアコンテンツをユーザに提示する方法であって、上記方法は、
メディアコンテンツを視聴する要求を受信することと、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断することと、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるという判断に応答して、少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示することであって、上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記ユーザが上記要求されたメディアコンテンツと相互作用することを可能にする少なくとも1つのオプションを含む、ことと
を包含する、方法。
(項目2)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングではないという判断に応答して、上記要求されたメディアコンテンツを提示すること
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断することは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているメタデータを分析することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられている上記メタデータは、上記要求されたメディアコンテンツの前または後に、上記ユーザに提示するべきその他のメディアコンテンツを指示する、項目3に記載の方法。
(項目5)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断することは、要求されたメディアコンテンツのタイプを分析することを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
要求されたメディアコンテンツのタイプは、ブロードキャストメディア、オンデマンドメディア、ペイパービューメディア、記録メディア、およびインターネットメディアから成る群から選択される、項目5に記載の方法。
(項目7)
メディアコンテンツを視聴する上記要求は、あるユーザイベントの後に上記ユーザのために行われる、項目1に記載の方法。
(項目8)
上記ユーザイベントは、上記ユーザ機器に関連付けられているデバイスに電源を入れるイベント、メディアプロファイルリマインダーを作成するイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションにログオンするイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションからログオフするイベント、プログラムの選択イベント、およびユーザ機器の同調イベントから成る群から選択されるイベントである、項目7に記載の方法。
(項目9)
少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示することは、上記少なくとも1つの視聴オプションを含む表示画面を上記ユーザに提示することを含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示することは、上記少なくとも1つの視聴オプションを含むオーバレイを上記ユーザに提示することを含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記要求されたメディアコンテンツを視聴すること、上記要求されたメディアコンテンツのサマリを視聴すること、後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすること、および上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することから成る群から選択される、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすることと、
上記スケジューリングされた要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に自動的に提示することと
をさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記要求されたメディアコンテンツの上記サマリを上記ユーザに提示すること
をさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目14)
上記サマリは、データソースから導かれる、項目13に記載の方法。
(項目15)
上記サマリは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているクローズドキャプションデータから作成される、項目13に記載の方法。
(項目16)
上記サマリを上記ユーザに提示した後、上記要求されたメディアコンテンツを上記ユーザに提示すること
をさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目17)
上記サマリを上記ユーザに提示した後、上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進すること
をさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目18)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツを視聴することを含む、項目11に記載の方法。
(項目19)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツのサマリを視聴することを含む、項目11に記載の方法。
(項目20)
ユーザ機器においてメディアコンテンツをユーザに提示するシステムであって、上記システムは、
メディアコンテンツを記憶するメモリと、
少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示するための制御回路網と
を備えており、
上記制御回路網は、
メディアコンテンツを視聴する要求を受信し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるという判断に応答して、上記少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示し、上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記ユーザが上記要求されたメディアコンテンツと相互作用することを可能にする少なくとも1つのオプションを含む
ように構成されている、システム。
(項目21)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングではないという判断に応答して、上記要求されたメディアコンテンツを提示する
ようにさらに構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目22)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているメタデータを分析し、上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断する
ように構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目23)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられている上記メタデータは、上記要求されたメディアコンテンツの前または後に、上記ユーザに提示するべきその他のメディアコンテンツを指示する、項目22に記載のシステム。
(項目24)
上記制御回路網は、要求されたメディアコンテンツのタイプを分析して、上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断する、項目20に記載のシステム。
(項目25)
要求されたメディアコンテンツのタイプは、ブロードキャストメディア、オンデマンドメディア、ペイパービューメディア、記録メディア、およびインターネットメディアから成る群から選択される、項目24に記載のシステム。
(項目26)
メディアコンテンツを視聴する上記要求は、あるユーザイベント後に上記ユーザのために行われる、項目20に記載のシステム。
(項目27)
上記ユーザイベントは、上記ユーザ機器に関連付けられているデバイスに電源を入れるイベント、メディアプロファイルリマインダーを作成するイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションにログオンするイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションからログオフするイベント、プログラムの選択イベント、およびユーザ機器の同調イベントから成る群から選択されるイベントである、項目26に記載のシステム。
(項目28)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つの視聴オプションを含む表示画面を上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目29)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つの視聴オプションを含むオーバレイを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目20に記載のシステム。
(項目30)
上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記要求されたメディアコンテンツを視聴すること、上記要求されたメディアコンテンツのサマリを視聴すること、後の時間に視聴するように上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすること、および上記要求されたメディアコンテンツをスキップして、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することから成る群から選択される、項目20に記載のシステム。
(項目31)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に視聴するようにスケジューリングし、
上記スケジューリングされた要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に自動的に提示する
ようにさらに構成されている、項目30に記載のシステム。
(項目32)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツの上記サマリを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目30に記載のシステム。
(項目33)
上記サマリは、データソースから導かれる、項目32に記載のシステム。
(項目34)
上記サマリは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているクローズドキャプションデータから作成される、項目32に記載のシステム。
(項目35)
上記制御回路網は、
上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目32に記載のシステム。
(項目36)
上記制御回路網は、
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進する
ようにさらに構成されている、項目32に記載のシステム。
(項目37)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツを視聴することを含む、項目30に記載のシステム。
(項目38)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することは、上記後続のメディアコンテンツのサマリを視聴することを含む、項目30に記載のシステム。
(項目39)
ユーザ機器においてメディアコンテンツをユーザに提示する対話型プログラムガイドであって、上記対話型プログラムガイドは、
メディアコンテンツを視聴する要求を受信し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるかどうかを判断し、
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングであるという判断に応答して、少なくとも1つの視聴オプションを上記ユーザに提示し、上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記ユーザが、上記要求されたメディアコンテンツと相互作用することを可能にする少なくとも1つのオプションを含んでいる
ように構成されている、対話型プログラムガイド。
(項目40)
上記要求されたメディアコンテンツが連続プログラミングではないという判断に応答して、上記要求されたメディアコンテンツを提示する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目41)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているメタデータを分析する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目42)
上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられている上記メタデータは、上記要求されたメディアコンテンツの前または後に、上記ユーザに提示するべきその他のメディアコンテンツを指示する、項目41に記載の対話型プログラムガイド。
(項目43)
要求されたメディアコンテンツのタイプを分析する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目44)
要求されたメディアコンテンツのタイプは、ブロードキャストメディア、オンデマンドメディア、ペイパービューメディア、記録メディア、およびインターネットメディアから成る群から選択される、項目43に記載の対話型プログラムガイド。
(項目45)
メディアコンテンツを視聴する上記要求は、あるユーザイベントの後に、上記ユーザのために行われる、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目46)
上記ユーザイベントは、上記ユーザ機器に関連付けられているデバイスに電源を入れるイベント、メディアプロファイルリマインダーを作成するイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションにログオンするイベント、上記ユーザ機器上で動作するアプリケーションからログオフするイベント、プログラムの選択イベント、およびユーザ機器同調イベントから成る群から選択されるイベントである、項目45に記載の対話型プログラムガイド。
(項目47)
上記少なくとも1つの視聴オプションを含む表示画面を上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目48)
上記少なくとも1つの視聴オプションを含むオーバレイを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目49)
上記少なくとも1つの視聴オプションは、上記要求されたメディアコンテンツを視聴すること、上記要求されたメディアコンテンツのサマリを視聴すること、後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングすること、および上記要求されたメディアコンテンツをスキップして、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツまで前進することから成る群から選択される、項目39に記載の対話型プログラムガイド。
(項目50)
上記後の時間に視聴するように、上記要求されたメディアコンテンツをスケジューリングし、
上記スケジューリングされた要求されたメディアコンテンツを上記後の時間に自動的に提示する
ようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目51)
上記要求されたメディアコンテンツの上記サマリを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目52)
上記サマリは、データソースから導かれる、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目53)
上記サマリは、上記要求されたメディアコンテンツに関連付けられているクローズドキャプションデータから作成される、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目54)
上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツを上記ユーザに提示する
ようにさらに構成されている、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目55)
上記要求されたメディアコンテンツをスキップし、上記サマリを上記ユーザに提示した後に、上記要求されたメディアコンテンツの後続のメディアコンテンツを前進する
ようにさらに構成されている、項目51に記載の対話型プログラムガイド。
(項目56)
上記後続のメディアコンテンツを視聴するようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目57)
上記後続のメディアコンテンツのサマリを視聴するようにさらに構成されている、項目49に記載の対話型プログラムガイド。
(項目58)
ユーザ機器上におけるあるシリーズの関連プログラムのユーザの視聴進行度を監視する方法であって、上記方法が、
少なくとも1つのシリーズの関連プログラム内の上記ユーザの現在の視聴進行度を含むメディアプロファイルを作成することと、
上記メディアプロファイルを記憶することと、
上記少なくとも1つのシリーズ内のプログラムが、上記ユーザに提示されたかどうかを判断することと、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムが上記ユーザに提示されたという判定に応答して、上記メディアプロファイル内の上記ユーザの現在の視聴進行度を更新することと
を包含する、方法。
(項目59)
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記ユーザの現在の視聴進行度と一致しない、上記ユーザに提示されるメディアコンテンツを交換すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
上記メディアコンテンツを交換することは、上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記一致しないメディアコンテンツに関連付けられるデータとを比較することを含む、項目59に記載の方法。
(項目61)
上記メディアコンテンツを交換することは、上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記メディアコンテンツに関連付けられているデータとを比較し、上記一致しないメディアコンテンツを交換することを含む、項目59に記載の方法。
(項目62)
上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、ウェブコンテンツから成る群から選択される、項目59に記載の方法。
(項目63)
上記メディアコンテンツは、上記ユーザの現在の視聴進行度と一致するメディアコンテンツと交換される、項目59に記載の方法。
(項目64)
上記メディアコンテンツは、リアルタイムで交換される、項目59に記載の方法。
(項目65)
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記ユーザの現在の視聴進行度に関連付けられているネットワークベースのコミュニティに上記ユーザを接続すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目66)
上記ネットワークベースのコミュニティは、リアルタイム対話型コミュニティである、項目65に記載の方法。
(項目67)
上記メディアプロファイル記録は、ネットワーク記憶デバイス上に記憶され、複数のユーザ機器によって上記メディアプロファイル記録にアクセスされる、項目58に記載の方法。
(項目68)
上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズは、イベントシリーズ、ブロードキャストテレビジョンシリーズ、一連の映画の続編、ゲームショーシリーズ、ニュースシリーズ、教育シリーズ、リアルティテレビジョンシリーズ、およびアニメシリーズから成る群から選択される、項目58に記載の方法。
(項目69)
少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムのサマリを上記ユーザに表示すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目70)
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズにおける第2のユーザの現在の視聴進行度を含む第2のメディアプロファイルを作成すること
をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目71)
関連するプログラムのシリーズのユーザの視聴進行度をユーザ機器上で監視するシステムであって、上記システムは、
少なくとも1つのメディアプロファイルを記憶するメモリと、
ユーザの視聴進行度を監視する制御回路網であって、上記制御回路網は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズにおける上記ユーザの現在の視聴進行度を含むメディアプロファイルを作成し、
上記メディアプロファイルを上記メモリ内に記憶し、
上記少なくとも1つのシリーズ内のプログラムが、上記ユーザに提示されたかどうかを判断し、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムが、上記ユーザに提示されたという決定に応答して、上記メディアプロファイル内の上記ユーザの現在の視聴進行度を更新する
ように構成された制御回路網と
を含む、システム。
(項目72)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つのシリーズにおける上記ユーザの現在の視聴進行度と一致しない、上記ユーザに提示されるメディアコンテンツを交換する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目73)
上記制御回路網は、
上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記一致しないメディアコンテンツに関連付けられているデータとを比較する
ようにさらに構成されている、項目72に記載のシステム。
(項目74)
上記制御回路網は、
上記ユーザの現在の視聴進行度と、上記メディアコンテンツに関連付けられているデータとを比較し、上記一致しないメディアコンテンツを交換する
ようにさらに構成されている、項目72に記載のシステム。
(項目75)
上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目72に記載のシステム。
(項目76)
上記メディアコンテンツは、上記ユーザの現在の視聴進行度と一致するメディアコンテンツと交換される、項目72に記載のシステム。
(項目77)
上記メディアコンテンツは、リアルタイムに交換される、項目72に記載のシステム。(項目78)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記ユーザの現在の視聴進行度に関連付けられているネットワークベースのコミュニティに上記ユーザを接続する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目79)
上記ネットワークベースのコミュニティは、リアルタイム対話型コミュニティである、項目78に記載のシステム。
(項目80)
上記メモリがネットワーク上に存在し、複数のユーザ機器によって上記メディアプロファイル記録にアクセスされる、項目71に記載のシステム。
(項目81)
上記メモリは、上記ユーザ機器にアクセスする複数のユーザに対応する複数のユーザプロファイルを記憶する、項目71に記載のシステム。
(項目82)
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズは、スポーツイベントシリーズ、ブロードキャストテレビジョンシリーズ、映画シリーズ、ゲームショーシリーズ、ニュースシリーズ、教育シリーズ、リアルティテレビジョンシリーズ、およびアニメシリーズから成る群から選択される、項目71に記載のシステム。
(項目83)
上記制御回路網は、
上記少なくとも1つのシリーズ内の上記プログラムのサマリを上記ユーザに表示する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目84)
上記制御回路網は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズにおける第2のユーザの現在の視聴進行度を含む第2のメディアプロファイルを作成する
ようにさらに構成されている、項目71に記載のシステム。
(項目85)
メディアコンテンツを置換コンテンツと交換する方法であって、上記方法は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通したユーザの視聴進行度を追跡することと、
上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認することと、
上記確認されたメディアコンテンツを、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連するコンテンツと交換することと
を包含する、方法。
(項目86)
未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認することは、上記ユーザの視聴進行度を、上記メディアコンテンツに関連付けられるエピソードデータと比較することを含む、項目85に記載の方法。
(項目87)
上記確認されたメディアコンテンツの少なくとも1つを交換することは、上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられているエピソードデータと比較することを含む、項目85に記載の方法。
(項目88)
未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目85に記載の方法。
(項目89)
メディアコンテンツを置換コンテンツと交換するシステムであって、上記システムは、
メディアコンテンツのメタデータを記憶するメモリと、
置換メディアコンテンツを記憶するデータソースと、
メディアコンテンツを交換する制御回路網であって、上記制御回路網は、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通してユーザの視聴進行度を追跡し、
少なくとも部分的に上記メディアコンテンツのメタデータに基づいて、関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認し、
上記確認されたメディアコンテンツの少なくとも1つを、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連する置換メディアコンテンツと交換する
ように構成されている、制御回路網と
を備えている、システム。
(項目90)
上記制御回路網は、上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられる上記メディアコンテンツのメタデータと比較するようにさらに構成される、項目89に記載のシステム。
(項目91)
上記制御回路網は、上記ユーザの視聴進行度を、上記置換メディアコンテンツに関連付けられる上記メディアコンテンツのメタデータと比較するようにさらに構成されている、項目89に記載のシステム。
(項目92)
未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目89に記載のシステム。
(項目93)
関連プログラムの1つのシリーズのユーザの視聴進行度を監視する対話型プログラムガイドであって、上記対話型プログラムガイドは、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通してユーザの視聴進行度を追跡し、
関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連するメディアコンテンツを確認し、
少なくとも1つの上記確認されたメディアコンテンツを、関連するプログラムの上記少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連するコンテンツと交換する、対話型プログラムガイド。
(項目94)
上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられているメタデータと比較するようにさらに構成される、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
(項目95)
上記メタデータは、関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズに関連するエピソードデータを含む、項目94に記載の対話型プログラムガイド。
(項目96)
上記ユーザの視聴進行度を、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズ中の閲覧済みプログラムに関連する上記メディアコンテンツに関連付けられるメタデータと比較するようにさらに構成されている、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
(項目97)
上記メタデータは、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズに関連するエピソードデータを含む、項目96に記載の対話型プログラムガイド。
(項目98)
上記対話型プログラムガイドは、上記関連するプログラムの少なくとも1つのシリーズを通して上記ユーザの視聴進行度と一致しない少なくとも1つのメディアコンテンツを交換するように構成されている、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
(項目99)
未閲覧プログラムに関連する上記メディアコンテンツは、広告、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツから成る群から選択される、項目93に記載の対話型プログラムガイド。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の一実施態様による実例対話型メディアシステムの図である。
【図2】図2は、本発明の一実施態様によるセットトップボックス構成に基づく図1の実例ユーザ機器の図である。
【図3】図3は、本発明の一実施態様による図1のユーザテレビジョン機器の実例構成の図である。
【図4】図4は、本発明の一実施態様による実例ユーザ入力デバイスの図である。
【図5】図5は、本発明の一実施態様による図1のユーザコンピュータ機器の実例構成の図である。
【図6】図6は、本発明の一実施態様による図1の実例ユーザ機器の一般化した図である。
【図7A】図7Aおよび7Bは、本発明の一実施態様による実例ユーザプロファイルおよびメディアプロファイルの記録を示す。
【図7B】図7Aおよび7Bは、本発明の一実施態様による実例ユーザプロファイルおよびメディアプロファイルの記録を示す。
【図8A】図8Aおよび8Bは、本発明の一実施態様によるメディアコンテンツに関連する実例プロファイルフラグを示す。
【図8B】図8Aおよび8Bは、本発明の一実施態様によるメディアコンテンツに関連する実例プロファイルフラグを示す。
【図9】図9は、本発明の一実施態様による図1のユーザ機器によってアクセス可能な実例ネットワークリソースの図である。
【図10】図10は、本発明の一実施態様による対話型メディア監視アプリケーションのログインまたは認証画面の実例表示である。
【図11】図11は、本発明の一実施態様によるユーザウェルカムサマリ画面の実例表示である。
【図12】図12は、本発明の一実施態様によるユーザメディア視聴進行度の実例表示である。
【図13】図13は、本発明の一実施態様によるメディア監視アプリケーションの設定画面の実例表示である。
【図14】図14は、本発明の一実施態様によるユーザリマインダー画面の実例表示である。
【図15】図15は、本発明の一実施態様によるフィルタリングされたウェブコンテンツ画面の実例表示である。
【図16】図16は、本発明の一実施態様による対話型プログラムガイドリスト画面の実例表示である。
【図17】図17は、本発明の一実施態様によるユーザネットワークコミュニティ画面の実例表示である。
【図18】図18は、本発明の一実施態様によりメディア監視アプリケーションにアクセスし、開始するための実例プロセスのフローチャートである。
【図19】図19は、本発明の一実施態様によりメディアコンテンツをフィルタリングするための実例プロセスのフローチャートである。
【図20】図20は、本発明の一実施態様によりメディア視聴進行度を追跡し、ネットワークコミュニティにアクセスするための実例プロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の上記およびその他の目的は、添付の図面に関連して、以下の詳細な説明を考察すると明らかであろう。これらの図面では、同様の最小符号は、全体的に同様の部品を指示する。
【0014】
ある特定のメディア配信システムで、ユーザが利用可能なメディアの量は、相当な量である可能性がある。したがって、多くのユーザは、メディアガイダンスの形式、つまり、ユーザがメディア選択を効率的にナビゲートし、希望のメディアを容易に特定することを可能にするインターフェースを望んでいる。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、対話型メディアガイダンスアプリケーション、または場合によりガイダンスアプリケーションと呼ばれる。
【0015】
対話型メディアガイダンスアプリケーションは、このアプリケーションがガイダンスを提供するメディアに応じて、様々な形式を取る。メディアガイダンスアプリケーションの1つの代表的なタイプは、対話型テレビジョンプログラムガイドである。対話型テレビジョンプログラムガイドは、十分に公知のガイダンスアプリケーションであり、特に、ユーザが、テレビジョンプログラミングの視聴選択肢、システムによってはデジタル音楽をナビゲートし、確認することを可能にする。テレビジョンプログラミング(および音楽プログラミング)は、従来のブロードキャスト、ケーブル、衛星、インターネット、またはその他の表示スキームを介して配信される。プログラミングは、加入ベースで(場合により、プレミアムプログラミングと呼ばれる)ペイパービュープログラムとして、またはビデオオンデマンド方式(VOD)システムなどのオンデマンド方式で配信される。
【0016】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現とともに、ユーザは、従来はできなかったパーソナルコンピュータ(PC)およびデバイスで、メディアにアクセスすることができる。非テレビジョン中心プラットフォーム(つまり、ユーザのブロードキャスト、ケーブル、または衛星テレビジョン配信ネットワークの一部ではない機器を使ってメディアを配信するプラットフォーム)は、ユーザが、望ましいビデオクリップ、フルモーションビデオ(テレビジョンプログラムを含む)、画像、音楽ファイル、およびその他の適切なメディアをナビゲートすることを可能にする。したがって、メディアガイダンスは、現代の非テレビジョン中心プラットフォームでも必要である。たとえば、メディアガイダンスアプリケーションは、オンラインアプリケーションとして提供されるか(つまり、ウェブサイト上で提供される)、またはハンドヘルドコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、もしくは携帯電話上のスタンドアロンアプリケーションもしくはクライアントとして提供される。システムによっては、ユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを介して機器をリモート制御することができる。たとえば、ユーザは、オンラインメディアガイドにアクセスし、家庭用機器内の記録または記録のその他の設定値を設定する。これは、ユーザの機器を制御するオンラインガイドによって直接、またはユーザの機器上で実行される別のメディアガイドを介して行われる。メディアコンテンツをリモート記録するシステムは、Ellis等の米国特許出願公開第20030149988号および第20050229213号に詳細に記載されており、これらの特許はともに、引用することにより全体的に本願に援用する。
【0017】
対話型メディア監視アプリケーションは、VODまたはDVRサービスを介して利用可能なブロードキャストテレビジョンシリーズなどの関連プログラムのシリーズに関するユーザの視聴進行度を追跡する。対話型メディア監視アプリケーションは、スタンドアロンアプリケーションであるか、または既存の対話型メディアガイダンスアプリケーション、たとえば対話型テレビジョンプログラムガイドと一体化される。対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムスケジュールおよびコンテンツデータなどのガイダンスアプリケーションデータ、並びにメディア配信システム内のメディアコンテンツに関連するその他のデータを使用して、メディアコンテンツ、およびその他の情報(たとえば、ウェブまたはインターネットデータ)をフィルタリングして、このコンテンツおよび情報がユーザの視聴進行度と一致するようにする。
【0018】
本発明による実例の対話型メディアシステム100を図1に示す。システム100は、様々なタイプのメディア、およびこうしたメディアのガイダンスがエンドユーザに提供される(エンドユーザによってアクセスされる)多くの方法を具体的に示すことを意図している。しかし、本発明は、これらの1つの方法またはその部分集合を使用するシステム、またはメディアを配信し、メディアガイダンスを提供するその他の方法を使用するシステムに適用される。
【0019】
第1の方法は、ユーザが、テレビジョン(システムによっては、音楽)プログラミングにアクセスする一般的なテレビジョン中心システムを示す。このシステムは、プログラミングソース102および配信機構104を備える。テレビジョンプログラミングおよびデジタル音楽などのメディアは、通信経路106を使用して、プログラミングソース102から配信機構104に提供される。通信経路106は、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、もしくは任意の適切な有線もしくは無線通信経路、またはこうした経路の組合せでよい。
【0020】
プログラミングソース102は、テレビジョン放送局(たとえば、NBC、ABC、およびHBO)、またはその他のテレビジョンもしくは音楽製作スタジオなどのテレビジョンおよび音楽プログラミングの任意の適切なソースでよい。プログラミングソース102は、たとえば1080p、1080i、720p、480p、480iなどの高品位および標準品位の多様な形式、または任意のその他の適切な形式のテレビジョンプログラミングを提供する。
【0021】
配信機構104は、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星テレビジョン配信機構、テレビジョン放送局、または映像メディア(たとえば、テレビジョンプログラム、ビデオオンデマンド方式プログラム、ペイパービュープログラム)、および音声メディア(たとえば、音楽プログラミング、および音楽クリップ)をユーザの機器に配信するのに適する任意のその他の機構でよい。方法によっては、配信機構104は、特定のケーブルまたは衛星システムの加入者に提供される映像および音声クリップ、ウェブページ、および対話型アプリケーションなど、その他のメディアもユーザに配信する。一般に、システム100には、非常に多くのテレビジョン配信機構104が存在するが、図面が過度に複雑になるのを防ぐために、図1には1つのみを示す。
【0022】
配信機構104は、様々なユーザ機器デバイス108、110、および112に接続される。こうしたユーザ機器デバイスは、たとえばユーザの家庭内に配置される。ユーザ機器デバイスとしては、ユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、またはメディアにアクセスするのに適するその他の何らかのタイプのユーザ機器が挙げられる。ユーザ機器108は、何らかのタイプのユーザ機器で良く(たとえば、ユーザテレビジョン機器、ユーザコンピュータ機器など)、分かりやすくするために、ユーザ機器デバイスは、一般にユーザ機器108と呼ばれる。
【0023】
ユーザ機器デバイス108、110、および112は、メディア(テレビジョン、音楽、ウェブページなど)、および配信機構104からのその他のデータをそれぞれ通信経路114、116、118などの通信経路を通して受信する。また、ユーザ機器デバイス108、110、112は、それぞれ経路114、116および118を通して、信号を配信機構104に送信する。経路114、116および118は、ケーブルもしくはその他の有線接続、自由空間接続(たとえば、ブロードキャストもしくはその他の無線信号用)、衛星リンク、または何らかのその他の適切なリンク、もしくはリンクの組合せでよい。
【0024】
メディア、およびメディアガイダンスをエンドユーザに提供する図1に示す第2の方法は、非テレビジョン中心方法である。この方法では、映像(テレビジョンプログラミングを含む)、音声、画像、ウェブページ、またはこれらの適切な組合せなどのメディアは、サーバ130によって通信ネットワーク126を介して、複数のユーザの機器(たとえば、ユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、およびユーザコンピュータ機器112)に提供される。この方法は、メディアが少なくとも部分的に、時には排他的に、ユーザの従来のブロードキャスト、ケーブル、または衛星テレビジョン配信システムの一部ではない機器によって提供され、こうした機器を介して配信されるという点で、非テレビジョン中心である。非テレビジョン中心方法では、テレビジョンプログラミングは、提供されるメディアの1つのタイプのメディアのみである(仮に提供されるとして)。
【0025】
この方法の実施態様によっては、通信ネットワーク126はインターネットである。サーバ130は、たとえば、ユーザの機器がアクセス可能なウェブサイトを提供し、ユーザに対するオンラインガイダンスアプリケーションを提供する。このような方法では、ユーザの機器は、たとえばPC、またはウェブブラウザが組み込まれているPDAもしくはウェブで可能な携帯電話などのハンドヘルドデバイスでよい。その他の実施態様では、サーバ130は、送信メディアとしてインターネットを使用するが、ウェブは使用しない。このような方法では、ユーザの機器は、ユーザがメディアにアクセスすることを可能にするクライアントアプリケーションを実行する。さらに他の方法では、通信ネットワーク126は、インターネットを含まない携帯電話ネットワークなどの専用通信ネットワークである。
【0026】
さらに他の方法では、通信ネットワーク126は、専用通信ネットワークおよびインターネットを含む。たとえば、携帯電話またはその他のモバイルデバイスサービスプロバイダは、専用通信ネットワークを介して、その加入者にインターネットアクセスを提供するか、または、インターネットおよびその独自のネットワークを介して、映像クリップもしくはテレビジョンプログラムなどのメディアをその加入者に提供する。
【0027】
メディアを提供するための上記の方法は、実施態様によっては、組み合わせることができる。たとえば、配信機構104は、テレビジョン中心のメディア配信システムを提供し、ユーザの機器(たとえば108、110、および112)に対し、サーバ130によって提供されるその他の非テレビジョン中心配信システムに対するアクセスも提供する。たとえば、ユーザの機器は、ウェブで可能なセットトップボックス、またはテレビジョンで可能なPCを含む。配信機構104は、テレビジョンおよび音楽プログラミングのほかに、ユーザにインターネットアクセスを提供し、その結果、ユーザは、通信ネットワーク126を介してサーバ130にアクセスする。配信機構104は、任意の適切な経路134、たとえば有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはこれらの経路の組合せで通信ネットワーク126と通信する。
【0028】
メディアガイダンス、および監視アプリケーションは、アプリケーションが使用されるメディアのタイプおよび配信システムに適する任意の方法を使用して提供される。メディアガイダンスおよび監視アプリケーションは、たとえば、ユーザの機器にインプリメントされるスタンドアロンアプリケーションである。その他の実施態様では、メディアガイダンスおよび監視アプリケーションは、クライアントのみがユーザの機器上に存在するクライアントサーバプリケーションである。さらに他の実施態様では、ガイダンスおよび監視アプリケーションは、ユーザの機器上にインプリメントされるブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供される。選ばれたインプリメンテーションが何であろうと、メディアガイダンスおよび/またはメディア監視アプリケーションは、これらが、ガイダンスまたは監視を提供するメディアに関する情報を必要とする。たとえば、メディアのタイトルもしくは名称、簡単な説明、スケジュール情報、またはその他の情報は、ユーザが、所望のメディアセレクションをナビゲートし、発見し、その視聴進行度を追跡することを可能にするために必要である。
【0029】
テレビジョン中心の実施態様によっては、たとえばガイダンスアプリケーションは、データフィード(たとえば、連続フィード、トリクルフィード、またはチャネルの垂直帰線消去期間のデータ)を介して、プログラムガイドデータを受信するスタンドアロン対話型テレビジョンプログラムガイドである。システム100内のデータソース120は、テレビジョンプログラム関連の情報、たとえばスケジューリングされたブロードキャスト時間、タイトル、チャネル、評価情報(たとえば、親の評価、評論家の評価)、詳細なタイトルの説明、ジャンルもしくはカテゴリ情報(たとえば、スポーツ、ニュース、映画など)、プログラムの形式(たとえば、標準品位、高品位)、および俳優および女優に関する情報をユーザに提供するために使用されるプログラムリスティングデータベースを含む。データソース120は、メディアコンテンツ属性フラグ、およびプログラムに関連するその他のデータ、たとえばプログラム番号、エピソード番号、およびプログラムシリーズの一部であるプログラムのシーズン情報も含む。データソース120は、宣伝(たとえば、プログラムガイドの宣伝、および他の対話型テレビジョンアプリケーションの宣伝)、スポーツのスコア、株式市況、ニュースデータ、および気象データ、1つまたは複数のメディアガイダンスアプリケーション、もしくはその他の対話型アプリケーションのアプリケーションデータ、およびシステム100が使用するのに適する任意のその他のデータを提供するためにも使用される。もう1つの実施例として、データソース120は、対話型メディアガイダンスオーバレイユーザに含まれる情報のタイプ(たとえば、ユーザの要求に応じて、不在ユーザの変更など)を指示するデータを提供する。
【0030】
プログラムガイドデータは、ホームネットワーク113内に位置するユーザ機器を含むユーザ機器に、任意の適切な方法で提供される。たとえば、データは、ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャスト、または任意のその他の適切な送信ストリームしてユーザ機器に送信される。プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータは、テレビジョンチャネル側波帯上で、テレビジョンチャネルの垂直帰線消去期間内に、インバンドデジタル信号を使用するか、アウトオブバンドデジタル信号を使用するか、または任意のその他の適切なデータ送信技術によってユーザ機器に提供される。プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビジョンチャネル上で、ユーザ機器に提供される。プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータは、任意の適切な頻度で(たとえば、継続的に、毎日、ユーザ機器からの要求に応じてなど)ユーザ機器に提供される。
【0031】
テレビジョン中心の実施態様によっては、データソース120からのガイダンスデータは、クライアント−サーバ方法を使用して、ユーザの機器に提供される。たとえば、ユーザの機器に存在するガイダンスアプリケーションのクライアントは、サーバ140でセッションを開始し、必要な時にガイダンスデータを取得する。
【0032】
システム100には、多数のデータソース(データソース120など)があるが、図面が過度に複雑になるのを避けるため、図1には1つのデータソースのみを示す。たとえば、個々のデータソースは、複数のテレビジョン放送局各々に関連し、それらの放送局に特有のデータ(たとえば、放送局の今後のプログラミングの宣伝、放送局のロゴをプログラムガイド表示画面に表示するためのロゴデータ)を提供する。データソース120、および図1の任意のその他のシステム構成要素は、1つまたは複数の位置にある機器を使用して提供される。システム構成要素は、図面が過度に複雑になるのを避けるため、図1に単一のボックスとして示す。
【0033】
データソース120は、関連するユーザ機器に配信するための通信経路122を通して配信機構104に、および経路114、116、118、および119を通してホームネットワーク113(以下で説明する)にデータを提供する(たとえばデータソース120が、主機構に位置する場合)。通信経路122は、任意の適切な通信経路、たとえば衛星通信経路もしくはその他の無線経路、光ファイバもしくはその他の有線通信経路、インターネット通信をサポートする経路、その他の適切な経路、またはこれらの経路の組合せでよい。
【0034】
テレビジョン中心方法、および非テレビジョン中心方法によっては、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路128を通して、ユーザ機器108に直接ガイダンスデータを提供する(たとえば、データソース120が、プログラミングソース102の1つなどの機構に位置する場合)。本発明の実施態様によっては、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路139を通して、ホームネットワーク113(以下で説明する)上に位置するユーザ機器にガイダンスデータを直接提供する(たとえば、データソース120が、プログラミングソース102の1つなどの機構に位置する場合)。経路124、128、および139は、電話線などの有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、無線経路、任意のその他の適切な経路、またはこれらの経路の組合せでよい。通信ネットワーク126は、任意の適切な通信ネットワーク、たとえばインターネット、公衆交換電話網、またはパケットベースのネットワークでよい。
【0035】
ホームネットワーク113(以下で説明する)上に位置するユーザ機器デバイス、たとえばユーザテレビジョン機器、およびパーソナルコンピュータは、プログラムスケジュールデータ、およびその他の対話型メディアガイダンスアプリケーションデータを使用して、ユーザに対するプログラムリスティングおよびその他の情報(たとえば、デジタル音楽に関する情報)を表示する。対話型テレビジョンプログラムガイドアプリケーション、またはその他の適切な対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザのディスプレー上に情報(たとえば、特定のテレビジョンチャネルの映像の上に表示される1つまたは複数のオーバレイ)を表示するために使用される。対話型表示は、任意の適切な方法を使用して生成され、ユーザに表示される。1つの適切な方法では、配信機構104、サーバ130、または別の機構はアプリケーション表示画面を生成し、表示画面をユーザ機器に送信して表示する。別の適切な方法では、ユーザ機器は、1つまたは複数の対話型表示で使用されるデータ(たとえば、プログラムスケジュールデータ、ロゴなど)を記憶し、少なくとも部分的にユーザ機器上にインプリメントされた対話型メディアガイダンスアプリケーションは、配信機構104、サーバ130、または別の機構から受信した命令に基づいて対話型表示を生成する。本発明の実施態様によっては、ユーザ機器は、対話型テレビジョン表示を生成するために使用されるデータのみを記憶する(たとえば、ロゴが1つまたは複数の対話型テレビジョン表示に含まれる場合のみ、特定のテレビジョン放送局のロゴデータを記憶する)。本発明の実施態様によっては、ユーザ機器は、必ずしも対話型テレビジョン表示を生成するために使用されないデータを記憶する(たとえば、特定のテレビジョン放送局に関連する宣伝を記憶し、たとえばテレビジョン放送局との交渉の結果に応じて表示または表示しない)。その他の適切な方法、または方法の組合せは、対話型オーバレイを生成し、ユーザに表示するために使用される。
【0036】
さらに他の実施態様では、対話型メディアガイダンスアプリケーション(テレビジョン中心および非テレビジョン中心)は、たとえばウェブサイトとしてオンラインで提供される。たとえば、サーバ130は、オンライン対話型テレビジョンプログラムガイドを提供する。別の実施例として、ユーザ機器108は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)などのモバイルデバイスでよい。モバイルデバイスは、ウェブで可能であり、ユーザがオンラインガイダンスアプリケーション(携帯電話に適するように、元のバージョンから変更される)にアクセスするのを可能にする。あるいは、モバイルデバイスは、サーバ130と通信して、インターネットを介してガイダンスデータを取得するアプレットを有する。
【0037】
サーバ130は、通信経路124、通信ネットワーク126、および通信経路132を介するか、または別の適切な経路、もしくは経路の組合せを介して、データソース120からプログラムスケジュールデータおよびその他のデータを受信する。経路132は、衛星経路、光ファイバ経路、有線経路、または任意のその他の経路、もしくは経路の組合せでよい。ユーザ機器108は、サーバ130から通信経路128を介してオンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびその他のソースにアクセスする。ユーザ機器108は、通信経路114、配信機構104、および通信経路134を介して、サーバ130のアプリケーションおよびその他のサービスにアクセスする。たとえば、ケーブルモデムまたはその他の適切な機器は、配信機構104と通信するためにユーザ機器108によって使用される。
【0038】
ホームネットワーク113内に位置するユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびユーザ機器などのユーザ機器は、類似の装置を使用して、オンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスする。ユーザテレビジョン機器110は、通信経路136を使用するか、または経路116、配信機構104、および経路134を使用して、オンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスする。ユーザコンピュータ機器112は、通信経路138を使用するか、または経路118、配信機構104、および経路134を使用して、オンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスする。ホームネットワーク113内に位置するユーザ機器は、通信経路139を使用するか、または経路119、配信機構104、および経路134を使用して、オンラインメディアガイダンスアプリケーション、およびサーバ130にアクセスする。経路136、138、および139は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、無線経路、衛星経路、またはこれらの経路の組合せなど、任意の適切な経路でよい。
【0039】
少なくとも部分的にユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、配信機構104、またはメディアシステム100内の別のデバイスにインプリメントされる対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムスケジュールデータおよびその他の対話型メディアアプリケーションデータを使用して、ユーザ機器上のメディアコンテンツのユーザの視聴進行度を監視する。ユーザの視聴進行度は追跡され、ユーザ機器、またはメディアシステム100内のネットワークデバイス(たとえばサーバ130および/または140)上にローカルに記憶されるユーザメディアプロファイル内に記録される。また、メディア監視アプリケーションは、ユーザの視聴進行度と一致するメディアコンテンツ、およびその他の情報(たとえば、ウェブまたはインターネットデータ)をフィルタリングする。たとえば、閲覧していないプログラムに関連するネタばれの宣伝は、既に閲覧したプログラムに関連する宣伝と交換される。分かりやすくするために、ユーザのメディアプロファイル(ひいてはユーザの視聴進行度)と一致しないメディアコンテンツは、本明細書では不一致メディアコンテンツと呼ぶ。このコンテンツは、広告、ニュースセグメント、ウェブコンテンツ、またはメディアシステム100内で利用可能な任意のその他のメディアコンテンツを含む。
【0040】
実施態様によっては、システム100は、対話型メディアガイダンスおよびメディア監視アプリケーションのほかに、その他の対話型アプリケーションをサポートする。こうしたアプリケーションは、任意の適切な方法を使用してインプリメントされる。たとえば、対話型アプリケーションは、ユーザ機器内にローカルに、または配信される様式で(たとえば、ユーザ機器が、少なくとも部分的に、または少なくともある時に、配信機構104のサーバ140、サーバ130などのクライアントおよびサーバとして機能するクライアントサーバキテクチャを使用して)インプリメントされる。必要に応じて、その他の配信アーキテクチャを使用してもよい。さらに、システム100の対話型アプリケーションの一部または全部(メディアガイダンスアプリケーションおよびメディア監視アプリケーションを含む)は、オペレーティングシステムのソフトウェアまたはミドルウェアのソフトウェアを使用して提供される。こうしたオペレーティングシステムのソフトウェア、およびミドルウェアは、アプリケーションレベルのソフトウェアの代わりに、またはこうしたソフトウェアに関連して使用される。さらに他の方法では、対話型アプリケーションは、1つまたは複数のサービスプロバイダ、たとえばサービスプロバイダ142のサーバまたはその他の適切な機器によってもサポートされる。使用する特定の装置に関係なく、これらの機能をサポートするソフトウェアは、1つのアプリケーションまたは複数のアプリケーションとして言及される。
【0041】
たとえば、ホームショッピングサービスなどの対話型アプリケーションは、販売代理店、受注処理機構、会計維持管理機構、および対話型ホームショッピングの機能をサポートするその他の機器を有するサービスプロバイダ142などのサービスプロバイダによってサポートされる。ユーザ機器を使用してインプリメントされるホームショッピングアプリケーションは、サービスプロバイダにアクセスして、これらの機能をユーザに提供するために使用される。ユーザ機器は、配信機構104および通信経路144を介するか、または通信ネットワーク126および通信経路146を介してサービスプロバイダ142にアクセスする。経路144および146などの通信経路は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはこれらの経路の組合せなど、任意の適切な経路でよい。
【0042】
対話型アプリケーションのもう1つの実施例は、ホームバンキングアプリケーションである。ホームバンキングサービスは、サービスプロバイダ142などの機構でパーソナルを使用してサポートされる。ユーザ機器を使用してインプリメントされる対話型ホームバンキングアプリケーションは、配信機構104および通信経路144を介するか、または通信ネットワーク126および通信経路146を介して、ホームバンキングサービスにアクセスする。
【0043】
必要な場合、ネットワークベースのビデオレコーダ、またはビデオオンデマンド方式のアプリケーションなどの対話型メディアガイダンスアプリケーションは、サービスプロバイダ142のサーバ140、サーバ130、または機器を使用してサポートされる。ネットワークベースのビデオレコーダ装置を使用して記録されたビデオオンデマンド方式のコンテンツおよび映像は、サーバ140もしくはサーバ130上、またはサービスプロバイダ142に記憶され、ユーザが要求した時にユーザ機器に提供される。たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドは、ユーザ機器108を使用してインプリメントされるパーソナルビデオレコーダ(場合により、デジタルビデオレコーダと呼ばれる)の機能をサポートするために使用される。パーソナルビデオレコーダ機能をサポートするために使用される実例の機器としては、特殊化されたパーソナルビデオレコーダデバイス、一体型レシーバレコーダ(IRD)、一体型または外付けハードデバイスを含むセットトップボックス、または映像記録機能を有するパーソナルコンピュータが挙げられる。
【0044】
メディアガイダンスアプリケーションなどの対話型アプリケーション(たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドアプリケーション、およびビデオオンデマンド方式のアプリケーション)、ホームショッピングアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ゲームアプリケーション、並びにその他のアプリケーション(たとえば、eメールおよびチャット、またはその他の通信機能などに関連するアプリケーション)は、ナビゲーションシェルアプリケーション(つまり、アプリケーションに応じたメニューオプションを含むメニューアプリケーション)を通してアクセスされる別個のアプリケーションとして提供される。こうしたアプリケーションの特徴は、組み合わせることができる。たとえば、ゲーム、ビデオオンデマンド方式のサービス、ホームショッピングサービス、ネットワークベースのビデオレコーダ機能、パーソナルビデオレコーダ機能、ナビゲーション機能、プログラムガイド機能、通信機能、およびその他の適切な機能は、1つのアプリケーション、または任意のその他の適切な数のアプリケーションを使用して提供される。1つまたは複数のアプリケーションは、たとえば対話型テレビジョン情報を含む、ユーザ機器に関する様々なオーバレイを特定のテレビジョンチャネルの映像の上に表示する。
【0045】
対話型テレビジョンプログラムガイドアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ホームショッピングアプリケーション、ネットワークベースのビデオレコーダおよびパーソナルビデオレコーダアプリケーション、ビデオオンデマンド方式のアプリケーション、ゲームアプリケーション、通信アプリケーション、並びにナビゲーションアプリケーションは、システム100によってサポートされる対話型メディアガイダンスのタイプ、およびその他のアプリケーションに関するいくつかの実例にすぎない。サポートされるその他の適切な対話型アプリケーションとしては、ニュースサービス、ウェブブラウジング、およびその他のインターネットサービス、並びに対話型賭博サービス(たとえば、競馬、スポーツ競技などに関する賭博)が挙げられる。これらのアプリケーションによって表示される対話型テレビジョンはオーバレイは、本発明によりカスタマイズすることもできる。
【0046】
ユーザは、メディアにアクセスしてメディアガイダンスを取得する多くのタイプのユーザ機器を有する場合がある。たとえば、ユーザによっては、家庭内で、およびモバイルデバイスによってアクセスされるホームネットワークを有する場合がある。図1に示すように、ホームネットワーク113は、経路119および139(並びに、サーバ130の場合、通信ネットワーク126)を通して配信機構104およびサーバ130と通信する。こうしたホームネットワーク113は、たとえばユーザの家庭内に位置し、たとえば各ユーザの家庭間で配信される。ホームネットワーク113は各々、複数の相互接続されたユーザ機器デバイス、たとえばユーザ機器デバイス108、110、および112を備える。実施態様によっては、ユーザは、リモートデバイス上にインプリメントされるメディアガイダンスアプリケーションを介して、インホームデバイスを制御する。たとえば、ユーザは、ユーザのオフィスにあるパーソナルコンピュータ、またはPDA、またはウェブで可能な携帯電話などのモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスする。ユーザは、設定値(たとえば、記録、リマインダー、またはその他の設定値)をオンラインガイダンスアプリケーション上で設定して、ユーザのインホーム機器を制御する。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接、またはユーザのインホーム機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって制御する。
【0047】
図2〜6は、ユーザ機器の実例装置を示す。ユーザ機器110用の実例のセットトップボックスベースの装置を図2に示す。ユーザテレビジョン機器110はスタンドアロンであるか、またはホームネットワーク113(図1)の一部でよい。入力/出力202は、経路116および136(図1)などの通信経路に接続される。入力/出力機能は、1つまたは複数のワイヤまたは通信経路によって提供されるが、図面が過度に複雑になるのを避けるため、図2には1つの経路として示す。テレビジョンプログラミング、プログラムガイドデータ、およびその他の適切な対話型メディアガイダンスアプリケーションのデータ、またはその他のデータは、入力/出力202を使用して受信される。ユーザと対話型メディアガイダンスアプリケーションとの対話の結果として生成されるコマンドおよび要求、並びにその他のデータも、入力/出力202を通して送信される。
【0048】
セットトップボックス204は、任意の適切なアナログまたはデジタルセットトップボックス(たとえば、ケーブルセットトップボックス)でよい。セットトップボックス204は、所望のアナログテレビジョンチャネル(たとえば、テレビジョンプログラミング、対話型テレビジョンデータ、またはこれらの両方を含むチャネル)に同調させるためのアナログチューナを含む。セットトップボックス204は、デジタルテレビジョンチャネル(たとえば、テレビジョンまたは音楽プログラミング、対話型テレビジョンデータなどを含むチャネル)を受信するためのデジタル復号回路網も含む。セットトップボックス204は、高品位テレビジョンチャネルを受信して操作する高品位テレビジョンチューナも含む。アナログ、デジタル、および高品位チャネルは、必要に応じて一緒に操作することができる。多くのチューナが提供される(たとえば、同時閲覧および記録機能、またはピクチャインピクチャ(PIP)機能を操作するため)。ボックス204は、衛星テレビジョンを操作する一体型レシーバレコーダ (IRD)でよい。必要な場合、ボックス204は、操作ケーブル、オーバーザエアブロードキャスト、および衛星コンテンツ用の回路網を有する。
【0049】
セットトップボックス204は、テレビジョンプログラムなどのメディアを好ましい形式で出力するように構成される。テレビジョンプログラムは様々な形式で受信されるため、セットトップボックス204は、テレビジョンプログラムを、セットトップボックス204が使用する好ましい出力形式にアップコンバートおよびダウンコンバートするためのスケーラ回路網を含む。たとえば、セットトップボックス204は、テレビジョンプログラムを720pで出力するように構成される。この実施例では、スケーラ回路網は、480ラインの垂直解像度を有する標準品位テレビジョンプログラムを720p形式にアップコンバートし、1080ラインの垂直解像度を有する特定の高品位テレビジョンプログラムを720pにダウンコンバートする。
【0050】
ボックス204は、記録機能を提供するための記憶デバイス(たとえば、ハードディスクドライブなどのデジタル記憶デバイス)を備える。また、ボックス204は、記憶デバイス206、たとえばビデオカセットレコーダ、パーソナルビデオレコーダ、光ディスクレコーダ、または記憶機能を有するその他の1つまたは複数のデバイスに接続される。実施態様によっては、ボックス204は、標準品位テレビジョンプログラム、または高品位テレビジョンプログラムを記録するように構成される。実施態様によっては、ボックス204は、標準品位テレビジョンプログラム、および高品位テレビジョンプログラムの両方を記録するように構成される。
【0051】
セットトップボックス204は、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用されるプロセッサ(たとえば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサなど)を含む。セットトップボックス204は、アプリケーションを実行する時に使用するランダムアクセスメモリなどのメモリを含む。不揮発性メモリも使用される(たとえば、ブートアップルーチンおよびその他の命令を発行するため)。ボックス204または記憶デバイス206内のハードディスク記憶装置は、データをバックアップするか、あるいはランダムアクセスメモリの方法を使用してサポートされる場合より大きいデータベースおよび記憶装置の要件をサポートするために使用される。ボックス204または記憶デバイス206内のハードディスク記憶装置は、プログラムガイドの設定値、または保存されたユーザの好みを記憶し、バックアップするためにも使用される。
【0052】
セットトップボックス204は、リモートコントロールまたは無線キーボードと通信するための赤外線(IR)またはその他の通信化色構成を有する。セットトップボックス204は、専用のボタンおよびフロントパネルディスプレーも有する。フロントパネルディスプレーは、たとえば、セットトップボックスが同調される現在のチャネルを表示するために使用される。
【0053】
セットトップボックス204は、通信回路網、たとえば他の機器と通信するためのケーブルモデム、総合サービスデジタル網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または無線モデムも有する。こうした通信は、インターネット、または任意のその他の適切な通信ネットワークもしくは経路を必要とする。必要な場合、セットトップボックス204の構成要素は、その他のユーザ機器(たとえば、テレビジョンまたはビデオカセットレコーダ)に組み込むことができる。
【0054】
記憶デバイス206は、セットトップボックス204によって提供された映像を記録するために使用される。たとえば、セットトップボックス204が、特定のテレビジョンチャネルに同調された場合、そのテレビジョンチャネルの映像信号は、記憶デバイス206に渡され、ビデオカセット、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、内蔵ハードドライブ、またはその他の記憶デバイス上に記憶される。実施態様によっては、記憶デバイス206は、標準品位テレビジョンプログラム、または高品位テレビジョンプログラムのどちらかを記録するように構成される。実施態様によっては、記憶デバイス206は、標準品位テレビジョンプログラム、および高品位テレビジョンプログラムの両方を記録するように構成される。記憶デバイス206は、他の機器と通信するためのケーブルモデム、ISDNモデム、または電話モデムなどの通信回路を有する。このような通信は、インターネット、または適切な通信ネットワークまたは経路を必要とする。記憶デバイス206の構成要素は、他のユーザ機器(たとえば、テレビジョン、ステレオ機器など)内に組み込まれる。
【0055】
記憶デバイス206は、リモートコントロール、またはその他の適切なユーザインターフェースを使用して制御される。必要な場合、開始、停止、録音、などのビデオレコーダ機能、およびデバイス206のその他の機能は、セットトップボックス204によって制御される。たとえば、セットトップボックス204は、記憶デバイス206のリモートコントロールの入力方向に方向付けられた赤外線コマンドを使用して、記憶デバイス206を制御するか、またはセットトップボックス204は、ボックス204とデバイス206との間にその他の有線または無線通信経路を使用して、記憶デバイス206を制御する。
【0056】
記憶デバイス206の出力は、テレビジョン208に提供され、ユーザに対して表示される。実施態様によっては、テレビジョン208は、高品位プログラミングを表示することが可能である(つまり、HDTV可能)。必要に応じて、多くの記憶デバイス206が使用されるか、または記憶デバイス206は使用されない。記憶デバイス206が存在しないか、またはアクティブに使用されていない場合、セットトップボックス204からの映像信号は、テレビジョン208に直接提供される。任意の適切なテレビジョンまたはモニターは、映像を表示するために使用される。たとえば、映像が高品位形式である場合、HDTV可能なテレビジョンまたはモニターは、映像を表示するために必要である。図2の機器、およびシステム100(図1)のその他の機器では、様々な映像アイテムに関連する音声は、一般にこれらの映像アイテムと共に配信され、一般に、映像が再生される時に、ユーザに対して再生される。実施態様によっては、音声は、受信機(図示しない)に配信され、受信機は、外部スピーカ(図示しない)を介して音声を処理および出力する。
【0057】
ユーザテレビジョン機器110(図1)のもう1つの実例の構成を図3に示す。ユーザテレビジョン機器110はスタンドアロンであるか、またはホームネットワーク113(図1)の一部でよい。図3の実施例では、ユーザテレビジョン機器110は、映像を記録するためのハードディスクまたはその他の記憶装置を使用するデジタルビデオレコーダ(たとえば、パーソナルビデオレコーダ(PVR))などの記録デバイス302を備える。あるいは、記録デバイス302は、デジタルビデオディスクレコーダ、コンパクトディスクレコーダ、ビデオカセットレコーダ、またはその他の適切な記録デバイスでよい。図3の機器110は、テレビジョン304も備える。実施態様によっては、テレビジョン304はHDTV可能である。入力/出力306は、経路116および136(図1)などの通信経路に接続される。テレビジョンプログラミング、プログラムスケジュールデータ、およびその他のデータ(たとえば、宣伝データ、オーバレイの表示がカスタマイズされる1つまたは複数のテレビジョンチャネルを指示するデータなど)は、入力/出力306を使用して受信される。ユーザからのコマンドおよび要求、並びにその他のデータは、入力/出力306を通して送信される。
【0058】
記録デバイス302は、所望のアナログテレビジョンチャネルに同調させる(たとえば、特定のテレビジョンチャネルの映像をユーザに対して表示し、プログラムガイドデータおよびその他のデータを受信するため)少なくとも1つのアナログチューナを含み、複数のその他のチューナを提供してもよい。記録デバイス302は、デジタルテレビジョンプログラミング、音楽プログラミング、プログラムガイドデータ、およびその他のデータを1つまたは複数のデジタルチャネル上で受信するデジタル復号回路網も含む。記録デバイス302は、高品位テレビジョンチャネルを受信する回路網も含む。必要に応じて、記録デバイス302は、アナログ、デジタル、および高品位チャネルを操作するための回路網を含む。記録デバイス302は、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用されるプロセッサ(たとえば、マイクロコントローラ、またはマイクロプロセッサなど)も含む。記録デバイス302は、アプリケーションを実行する時に使用するランダムアクセスメモリなどのメモリを含む。不揮発性メモリも、ブートアップルーチンまたはその他の命令を記憶するために使用される。記録デバイス302内のハードディスクおよびその他の記憶装置は、データベース(たとえば、プログラムガイドデータベース、またはその他の対話型テレビジョンアプリケーションデータベース)をサポートするために使用される。記録デバイス302内のハードディスクまたはその他の記憶装置は、入力/出力306で記録デバイス302に提供されるテレビジョンプログラム、ビデオオンデマンド方式のコンテンツ、またはその他のコンテンツなどの映像を記録するためにも使用される。
【0059】
記録デバイス302は、IR通信回路網、またはリモートコントロールに適するその他の通信回路網を有する。記録デバイス302は、専用のボタンおよびフロントパネルディスプレーも有する。フロントパネルディスプレーは、たとえば、記録デバイスが同調されている現在のチャネルを表示するために使用される。
【0060】
記録デバイス302は、その他の機器と通信するためのケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、電話モデム、または無線モデムも有する。こうした通信は、インターネットまたはその他の適切な通信ネットワークもしくは経路を必要とする。
【0061】
必要に応じて、記録デバイス302は、衛星信号を受信するための無線通信回路網を有する受信機またはその他の機器を備える。
【0062】
図3の記録デバイス302、または図2の記憶デバイス206は、以前に記録した映像をテレビジョン304または208で再生しながら、新しい映像を記録する。その結果、ユーザは、通常のテレビジョン視聴時に一時停止ボタンを押すことが可能になる。一時停止ボタンが押されると、現在のテレビジョンプログラムは、デジタルビデオレコーダ302のハードディスク上に記憶される。ユーザが、再生を押すと、記録された映像が再生される。この装置は、ユーザが、テレビジョンの視聴を連続的に一時停止および再開することを可能にする。記録デバイス302および206は、ユーザが、以前に記録したプログラムを閲覧しながら、同時に新しいプログラムを記録することを可能にするためにも使用される。
【0063】
図2のセットトップボックス構成、および図3の内蔵セットトップボックス構成は、単なる実例である。必要に応じてその他の構成を使用する。たとえば、ユーザテレビジョン機器は、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビジョン(PC/TV)、または任意のその他の適切なテレビジョン機器構成をベースとしてよい。必要に応じて、セットトップボックス204、記録デバイス302、Web/TVボックス、またはPC/TVなどの機能は、テレビジョン、パーソナルコンピュータ、またはその他の適切なデバイスに組み込まれる。
【0064】
ユーザテレビジョン機器110(図1)、または適切なユーザコンピュータ機器112を動作させる実例のリモートコントロール400を図4に示す。リモートコントロール400は単なる実例であり、任意のその他の適切なユーザ入力インターフェースを使用して、ユーザ機器(たとえば、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、音声認識システムなど)を動作させることができる。リモートコントロール400は、ファンクションキー402、並びにキーパッドキー、電源オン/オフキー、一時停止、停止、早送り、および巻き戻しキーなどのその他のキー404を有する。音量増加および低下キー406は、映像の音声部分の量を調節するために使用される。チャネルアップおよびダウンキー408は、テレビジョンチャネルを変更し、仮想チャネル上のコンテンツにアクセスするために使用される。カーソルキー410は、画面上のメニューをナビゲートするために使用される。たとえば、カーソルキー410は、画面上のカーソル、インジケータ、または強調表示(場合により、本明細書では、これらの全部を強調表示または強調表示領域と呼ぶ)を位置決めして、対話型テレビジョンアプリケーションによって表示される表示画面上の特定のオプション内の対象、またはその他のアイテムを指示するために使用される。
【0065】
OKキー412(選択またはエンターキーと呼ばれることもある)は、ユーザが強調表示した画面上のオプションを選択するために使用される。
【0066】
キー402は、記録を開始するRECORDキー414を含む。MENUボタン416は、ユーザの表示画面(たとえば、テレビジョン208または304上、または適切なモニターもしくはコンピュータディスプレー)上にメニューを表示するように、対話型メディアガイダンスアプリケーションに指示する時に使用される。INFOボタン418は、情報表示画面を表示するように、対話型メディアガイダンスアプリケーションに指示するために使用される。たとえば、ユーザがINFOキー418を押した時に、特定のテレビジョンチャネルの映像がユーザに対して表示されている場合、対話型テレビジョンプログラムガイドは、特定のテレビジョンチャネルに関する現在のプログラムのプログラムスケジュール情報を含むFLIP/BROWSEオーバレイを映像の上に表示する。もう1つの実施例として、対話型テレビジョンプログラムのリスティング表示画面の特定のプログラムリスティングが強調表示されると、ユーザがINFOボタン418を押すことによって、対話型テレビジョンプログラムガイドは、そのプログラムリスティングに関連する追加のプログラム情報(たとえば、プログラムの説明、役者の情報、スケジュール情報など)を提供する。
【0067】
PROFILESボタン420は、図12の現在のユーザのメディアプロファイルまたは視聴進行度表示画面1200に迅速にアクセスするために使用される(以下で説明する)。実施態様によっては、PROFILESボタン420は、ユーザ機器上に記憶されたすべてのメディアプロファイルのリストにアクセスするために使用される。その他の実施態様では、PROFILESボタン420は、対話型メディア監視アプリケーションの設定、ログイン、または構成表示画面にアクセスする。
【0068】
EXITボタン422は、対話型メディアガイダンスアプリケーションを終了するか、または対話型メディアガイダンスアプリケーションの一部分を終了する(たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドに、FLIP、BROWSE、またはその他の対話型テレビジョンオーバレイを表示画面から除去させる)ために使用される。GUIDEボタン424は、対話型テレビジョンプログラムガイド(たとえば、プログラムガイドメニュー画面、プログラムリスティング画面、またはその他のプログラムガイド画面)を呼び出すために使用される。
【0069】
図4に示すキーは、単なる実例である。その他のキーまたはボタンは、必要に応じて提供される。たとえば、音楽ボタンは、対話型メディアガイダンスアプリケーションで音楽にアクセスするために使用される。編集ボタンは、記憶されたコンテンツを編集する(たとえば、コマーシャルを除去する、映像の部分を除去するなど)ために使用される。英数字ボタンは、英数字を入力するために使用される。ラストまたはバックボタンは、対話型メディアガイダンスアプリケーションを逆にブラウズする(たとえば、前のチャネル、ウェブページ、またはその他の表示画面に戻る)ために使用される。再生ボタン、一時停止ボタン、停止ボタン、巻き戻しボタン、早送りボタン、および記録ボタンなどのビデオレコーダ機能ボタンは、システム100(図1)内のビデオレコーダの機能(ローカルまたはネットワークベース)を制御するために使用される。ヘルプキーは、文脈依存の画面上ヘルプ機能などのヘルプ機能を呼び出すために使用される。
【0070】
実例のユーザコンピュータ機器112(図1)を図5に示す。ユーザコンピュータ機器112はスタンドアロンであるか、またはホームネットワーク113(図1)の一部でよい。図5の構成では、パーソナルコンピュータユニット502は、ユーザによって、キーボード504、および/またはトラックボール、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、録音システムなどのその他の適切なユーザ入力デバイス、または図4のリモートコントロール400などのリモートコントロールを使用して制御される。テレビジョンプログラミング、または映像要素を有するウェブページなどの映像コンテンツ、および対話型メディアガイダンスアプリケーション表示画面は、モニター506上に表示される。テレビジョンおよび音楽プログラミング、メディアガイダンスアプリケーションデータ(たとえば、テレビジョンプログラムガイドデータ)、ビデオオンデマンド方式のコンテンツ、ネットワークベースのビデオレコーダから再生される録画物、およびその他のデータは、入力/出力508を使用して、経路118および138(図1)から受信される。ユーザが対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびシステム100(図1)と対話した結果として生成されるユーザコマンドおよびその他の情報も、入力/出力508を通して送信される。
【0071】
パーソナルコンピュータユニット502は、アナログ、デジタル、および高品位テレビジョンチャネルを復号し、流れる映像コンテンツを操作するためのテレビジョンチューナカードなどのテレビジョンまたは映像カードを含む。必要に応じて、複数の映像カード(たとえば、チューナカード)が提供される。使用される実例のテレビジョンチューナカードは、特定のアナログチャネルに同調させるためのアナログテレビジョンチューナ、パケット化されたデジタルデータ流から所望のデジタルテレビジョンまたは音楽チャネルをフィルタリングして取り出すためのデジタル復号回路網、および高品位チャネルに同調させるための高品位テレビジョンチューナを含む。コンピュータユニット502内の任意の適切なカードまたは構成要素は、必要に応じて、入力/出力ライン508を介して配信される映像およびその他のコンテンツを操作するために使用される。
【0072】
パーソナルコンピュータユニット502は、対話型メディアガイダンスアプリケーション、または対話型メディアガイダンスアプリケーションの一部分を実行するために使用される1つまたは複数のプロセッサ(たとえば、マイクロプロセッサ)を含む。
【0073】
パーソナルコンピュータユニット502は、ハードドライブ、記録可能なDVDドライブ、記録可能なCDドライブ、または映像、プログラムガイドデータ、およびその他のコンテンツを記憶するその他の適切な1つまたは複数の記憶デバイスを備える。対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびパーソナルコンピュータユニット502は、1つまたは複数の記憶デバイスを使用して、たとえば、パーソナルコンピュータの機能を提供する。
【0074】
ユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびホームネットワーク113(図1)上に位置するユーザ機器などのユーザ機器は、サーバ130、サーバ140、および図1のサービスプロバイダなどのサービスプロバイダに存在する機器などのネットワーク機器と共に使用され、ネットワークベースの映像記録機能を提供する。映像記録機能は、テレビジョンプログラムおよびその他の映像コンテンツのコピーをリモートサーバ(たとえば、サーバ130またはサーバ140)、またはその他のネットワークベースの機器、たとえばサービスプロバイダ142などのサービスプロバイダに存在する機器上に記憶することによって提供される。
【0075】
録画は、ユーザ機器108、またはホームネットワーク113(図1)上に位置するユーザ機器で入力されるユーザコマンドに応答して行われる。パーソナルビデオレコーダ装置では、対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザコマンドに応答して、ユーザ機器上でローカルに録画するために使用される。ネットワークベースのビデオレコーダ装置では、対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザコマンドに応答して、サーバ130、サーバ140、またはサービスプロバイダ142に存在する機器などのネットワーク機器上に映像を記録するか、または仮想記録を行う(以下で説明する)ために使用される。ユーザコマンドは、図1に示す通信経路を通してネットワーク機器に提供される。パーソナルビデオレコーダ装置、およびネットワークベースのビデオレコーダ装置は、早送り、巻き戻し、一時停止、再生、および録画などの機能をサポートすることができる。
【0076】
ネットワークベースのビデオレコーダ環境の不必要な重複を避けるため、システム100は、仮想コピーまたは記録を使用することによって、ネットワークの録画機能を提供する。この方法では、各々のユーザは、そのユーザの記録のリストを含むパーソナルエリアをネットワーク上に提供される。映像コンテンツは、多数のユーザが、そのネットワークベースのビデオレコーダのパーソナルエリアに、その映像コンテンツをユーザの記録の1つとしてリストしている場合でも、ネットワーク機器上に一度(または、比較的少ない回数)記憶必要があるにすぎない。個々の設定値、または任意のその他の適切なデータは、ネットワーク上のユーザのパーソナルエリアに記憶される。
【0077】
上記のユーザテレビジョン機器、およびユーザコンピュータ機器の構成は、単なる実例である。実例ユーザ機器108、110、および112(図1)、並びにホームネットワーク113(図1)上に位置するユーザ機器を図6に示す。制御回路網602は、入力/出力604に接続される。入力/出力604は、1つまたは複数の通信経路、たとえば図1の経路114、116、118、128、136、および138に接続される。メディア(たとえば、テレビジョンプログラミング、音楽プログラミング、その他の映像および音声、並びにウェブページ)は、入力/出力604を介して(たとえば、プログラミングソース102、サーバまたはその他の機器(たとえば、プログラミングソース102、サーバ130などのサーバまたはその他の機器、サービスプロバイダ142などのサービスプロバイダ、配信機構104などから)受信される。対話型メディアガイダンスアプリケーションデータ、たとえば、対話型テレビジョンプログラムガイドに関するスケジュール情報は、入力/出力604を介してデータソース120から受信される。また、入力/出力604は、他の対話型テレビジョンアプリケーションのデータソース120からデータを受信するために使用される。ユーザは、入力/出力604を使用してコマンド、要求、およびその他の適切なデータを送受信するために、制御回路網602を使用する。
【0078】
制御回路網602は、任意の適切な処理回路網606、たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能論理デバイスなどをベースとスペクトル処理回路網でよい。実施態様によっては、制御回路網602は、メモリからの対話型メディアガイダンスアプリケーション、またはその他の対話型アプリケーション(たとえば、ウェブブラウザ)の命令を実行する。メモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ、および読取り専用メモリ)、ハードドライブ、光ドライブ、または任意のその他の適切なメモリまたは記憶デバイスは、制御回路網602の一部である記憶装置608として提供される。1つまたは複数のアナログチューナ、1つまたは複数のMPEG−2復号器、またはその他の映像回路網、高品位チューナ、または任意のその他の適切な同調または映像回路、またはこうした回路の組合せは、回路網602の一部としても含まれる。符号化回路網(たとえば、オーバーザエア、アナログまたはデジタル信号を記憶用のMPEG信号に変換するための)も提供される。同調および符号化回路網は、ユーザ機器が、特定のテレビジョン、音楽チャネル、またはその他の所望の音声および映像コンテンツを受信および表示、再生、または記録する(たとえば、ビデオオンデマンド方式のコンテンツ、または要求されたネットワークベースもしくはローカルビデオレコーダの再生)ために使用する。テレビジョンプログラミングおよびその他の映像、並びに画面上のオプションおよび情報は、ディスプレー610上に表示される。ディスプレー610は、モニター、テレビジョン、または仮想画像を表示するための任意のその他の適切な機器でよい。実施態様によっては、ディスプレー610はHDTV可能である。スピーカ612は、テレビジョンの一部として提供されるか、またはスタンドアロンユニットでよい。ディスプレー610上に表示される映像のデジタル音楽および音声成分は、スピーカ612を通して再生される。実施態様によっては、音声は、スピーカ612を介して音声を処理および出力する受信機(図示しない)に配信される。
【0079】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース614を使用して、制御回路網602を制御する。ユーザ入力インターフェース614は、任意の適切なユーザインターフェース、たとえばマウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、音声認識インターフェース、またはリモートコントロールでよい。
【0080】
図1のメディア配信システムは、ユーザが、ユーザ機器108、ユーザテレビジョン機器110、およびユーザコンピュータ機器112において、事実上、ユーザが選択する任意の時に、メディアコンテンツを視聴することを可能にする。一般に、信号は、通信経路114、116、および/または118を介してユーザ機器から配信機構104に送信され、オンデマンドメディアコンテンツを要求する。別の選択肢として、または付加的に、ユーザ機器は、インターネットを含む通信ネットワーク126を介して、メディアコンテンツを要求することができる。次に、配信機構104は、VODまたはその他の類似のサービスを通して、ユーザが要求したコンテンツをユーザ機器に配信し、表示する。したがって、メディアシステム100(図1)は、プログラミングまたはコンテンツが、最初にブロードキャストされるかまたは放送された後、選択されたテレビジョンプログラミングおよびその他のメディアコンテンツをユーザ機器で利用できるようにする。次に、ユーザは、ユーザ自身のスケジュールで、メディアコンテンツを要求して視聴する。
【0081】
しかし、メディアコンテンツによっては、推奨された視聴順序など、時間成分を含む。たとえば、テレビジョンプログラムシリーズ、映画の続編の集合、およびスポーツイベントのシリーズは、一般に、連続的に、つまり1回のエピソード、ショー、またはゲームが順に閲覧されることを意図されている。ユーザが、シリーズを順番通りに閲覧しない場合、特定の事例、文字、およびテーマは、シリーズの時系列から外れる。シリーズ中のエピソードのいくつかは、アウトオブオーダに閲覧されるカプセル化された単一のエピソードであり、その他のエピソードは、1つまたは複数の以前のエピソードからのプロットの詳細およびその他の情報に依存する。さらに、いくつかのエピソードは、シリーズ全体に関連するプロット情報を含むアーチ状エピソードである。たとえば、プログラムシリーズ中の第1のエピソードは、重要なキャラクタおよび包括的なテーマを紹介する。ユーザは、アーチ状エピソードに依存するか、アーチ状エピソードを参照するシリーズ中の他のエピソードを閲覧する前に、検索しているエピソードを閲覧するはずである。
【0082】
メディアコンテンツに一般に見られる時間成分には、その他の多くの実施例がある。たとえば、メディアコンテンツによっては、逐次閲覧される多くの部分を含む。これらのマルチパートショーは、各々のパートの終わりに、「続く」というメッセージに一緒にリンクされることが多い。マルチパートコンテンツをアウトオブシーケンスに閲覧する(またはある部分を完全には閲覧できない)ユーザは、最も重要なテーマ、新しいキャラクタの紹介、およびその他のプロットイベントを見逃す場合がある。上記の時間成分は、具体的に説明するためのものであり、制限的ではない。時間成分の多くのその他の実施例は、人気のあるメディアコンテンツに見られる。
【0083】
さらに、ユーザは、ユーザがまだ見ていないが、既にブロードキャストされたか、またはユーザ機器で利用可能なプログラムに関するネタばれ、またはその他の望ましくないか、もしくは無関係なコンテンツを含むその他のメディアコンテンツを不注意で閲覧する場合がある。ネタばれは、ユーザがまだ見ていない映画、プログラム、ショーなどのプロットポイントを暴露する(その結果、「台無しにする」)可能性がある何らかの情報を含む。この望ましくないコンテンツの提示を減少させるため、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが選択したプログラミングのシリーズに関するユーザの進行度をエピソードごと、ショーごと、またはゲームごとに追跡するユーザメディアプロファイルを作成して維持する。ユーザが、シリーズ中のあるエピソードの視聴を完了した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、エピソードの完了を反映するように、ユーザのメディアプロファイル内の適切なエントリを更新する。実施態様によっては、ユーザは、ユーザが選択したすべての監視対象のメディアコンテンツを含む1つのメディアプロファイルに関連付けられる。その他の実施態様では、ユーザは、監視対象の関連プログラムの各々のシリーズに関する個々のメディアプロファイルに関連付けられる。
【0084】
実施態様によっては、メディアプロファイルは移植可能である。たとえば、メディアシステム100(図1)内の公衆またはリモートユーザ機器にアクセスするユーザは、ユーザの現在の「ローミング」メディアプロファイルを使って認証されて提示される。このローミングプロファイルは、たとえばユーザ機器、配信機構104、サーバ130、および/またはサーバ140(図1)を含むメディアシステム100内の任意の適切な位置に記憶することができる。さらに、ユーザのローミングプロファイルの更新は、ネットワークのある位置(たとえば、ユーザの家庭用ユーザ機器、配信機構104、図1のサーバ130、および/またはサーバ140)に委託されて記憶される。こうして、メディアプロファイルは、ユーザが、ユーザの一次ユーザ機器(たとえば、ユーザの家庭またはオフィスに存在するユーザ機器)にアクセスする場合でも更新される。ユーザは、公衆ユーザ機器、たとえば売店のユーザ機器、または別の場所、たとえば友人のユーザ機器で、ユーザのメディアプロファイルにアクセスすることもできる。
【0085】
たとえば、ユーザは、ワールドシリーズの第2試合を記録し、その試合を閲覧する時間がない場合がある。ワールドシリーズが、ユーザのメディアプロファイルに追加される場合、ユーザは、ネットワークアクセスを使って、自身のメディアプロファイルに任意の適切なデバイスにアクセスする。次に、対話型メディア監視アプリケーションは、ワールドシリーズの第2試合に関連するユーザデバイス上に提示される何らかのコンテンツをフィルタリングまたは交換する。たとえば、試合のスコアは、ユーザのオフィスのコンピュータまたはPDAからアクセスされるインターネットページのヘッドラインから除去または交換される。ユーザが、その試合を閲覧した後、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの新しい視聴進行度を反映するように、ユーザのプロファイルを更新する。
【0086】
図7Aおよび7Bは、本発明の一実施態様による実例のユーザプロファイルの記録700、およびメディアプロファイルの記録710を示す。ユーザプロファイルの記録700は、ユーザ欄702およびプロファイル欄704を含む。ユーザ欄702は、ローカルなユーザ機器にアクセスするユーザの全部または一部のユーザ名(またはその他の一意な識別子)を含む。プロファイル欄704は、メディアプロファイル、またはユーザ欄702のユーザに関連するプロファイルに対するポインタを含む。実施態様によっては、ユーザは、すべてのメディアコンテンツに単一のプロファイルに関連付けられる。その他の実施態様では、ユーザは、監視される各々のシリーズの個々のメディアプロファイルに関連付けられる。付加的に、または別の選択肢として、ユーザは、ローカルメディアプロファイル、およびローミングメディアプロファイルと関連付けられる。ユーザのローミングメディアプロファイルは、メディアシステム内の任意のユーザ機器によって利用可能である。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器、メディアシステム、または監視アプリケーションにアクセスした後、ユーザプロファイルの記録700を読み取る。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、プロファイル欄704に含まれるポインタに従って、現在のユーザに関連するプロファイルにアクセスする。メディアプロファイルは、ユーザ機器、またはメディアシステム100(図1)内の任意の好都合な位置にローカルに記憶される。
【0087】
メディアプロファイルは、都合のよい様式で記憶される(たとえば、1つまたは複数の関係データベース内の記録として、メモリ内のリストとして、および/またはハードドライブ、またはその他の記憶媒体上のファイルとして)。メディアプロファイルがユーザ機器から離れた位置に記憶される場合、ユーザ機器は、任意の利用可能な通信経路(たとえば、図1の通信経路128および/または114)またはサービスを通して、そのプロファイルにアクセスする。付加的に、または別の選択肢として、メディアプロファイルは、ユーザ機器に定期的にダウンロードするか、またはユーザ機器は、リモートサーバ(たとえば、図1のサーバ140および/またはサーバ130)に定期的に問い合わせて、メディアプロファイルの更新をユーザ機器に配信する。ユーザ機器は、メディアシステム100内の任意のユーザ機器がアクセスするサーバまたはリモート位置にメディアプロファイルの変更を委託する場合もある。
【0088】
メディアプロファイルの記録710は、関係データベースに記憶される実例のメディアプロファイルの記録を示す。メディアプロファイルの記録710は、プログラム欄712、進行度欄714、位置欄716、および最後の動作欄718を含む。対話型メディア監視アプリケーションによって監視される様々なプログラムは、プログラム欄712に記載される。プログラム欄712内の各々のプログラムには、進行度インジケータ、位置インジケータ、および最後の動作インジケータが関連付けられる。進行度欄714は、ユーザの現在の視聴進行度を含む。たとえば、ユーザのシーズン番号および/またはエピソード番号は、進行度欄714に含まれる。エピソードおよびシーズン番号は、進行度欄714内で、適切な区切り文字で区切られている。ユーザが、プログラム欄712内に記載されたシリーズの全体のエピソードを完了していない場合、位置欄716は、そのエピソード内でユーザが経過した視聴時間を含む。最後に、最後の動作欄718は、適切である場合、最後に監視されたユーザの動作を含む。たとえば、最後の動作欄718は、シリーズ内のユーザの一番最近の動作に対応するマクロを含む。マクロは、たとえば、ユーザが最後のエピソードをスキップした場合は「SK」を、ユーザ最後のエピソードを閲覧した場合は「WA」を、ユーザが、最後のエピソードを後日または後の時間に視聴することをスケジューリングした場合は「SC」を、およびユーザが、自身の視聴スケジュールを1つまたは複数のエピソードだけ遅らせた場合は「BP」を含む。その他のマクロは、必要に応じて最後の動作欄718に含まれる。最後の監視動作について、視聴進行度の表示1200(図12)に関して以下で詳細に説明する。
【0089】
記録700および710は、例示的なものである。必要に応じて、より多いかまたは少ない情報を含むその他の記録を使用してもよい。記録700および710は、任意の都合のよいデータ構造で、任意の適切な記憶装置またはメモリデバイス上に記憶される。記録700および710内のデータの記憶形式も、必要に応じて変更することができる。記録700および710は、対話型メディア監視アプリケーション、ユーザ機器、配信機構104(図1)、またはメディアシステム内の任意のその他のデバイス上に存在するその他のアプリケーションによって操作および維持される。
【0090】
図8Aおよび8Bは、本発明の一実施態様による実例のメディアプロファイルフラグ800および810を示す。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの現在の視聴進行度と一致すると判断される何らかのメディアコンテンツを除去または交換する。コンテンツの置換は、部分的には、置換コンテンツおよび/または置換予定のコンテンツに関連するメタデータに基づく。メタデータは、プログラミングを記述するために使用され、プログラムに関連するか、および/またはプログラム、そのコンテンツ、もしくはプログラムに関連するサービスを記述する何らかの情報を含む。メタデータにリンクするコンテンツを配信する実例のシステムのさらに他の特徴は、米国特許出願公開第20010047298号に詳細に記載されており、この特許出願は、引用することにより、全体的に本明細書に援用する。
【0091】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器がアクセス可能な特定のメディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグの形式のコンテンツメタデータを分析する。たとえば、宣伝、ニュースセグメント、およびウェブコンテンツは、1つまたは複数のメディアプロファイルフラグに関連付けられる。これらのメディアプロファイルフラグは、メディアコンテンツが、フラグで特定される1つまたは複数のプログラムシリーズに関連するか、または関連付けられていることを指示する。これらのフラグは、任意の適切な形式で記憶される。図8Aおよび8Bの実施例では、メディアプロファイルフラグは、XMLなどのマークアップ言語を使用して画定される。しかし、任意の適切な構造を使用して、メディアコンテンツに関連付けられているメディアプロファイルフラグ、または任意のその他のメタデータを記憶してよい。
【0092】
メディアプロファイルフラグ800は、ユーザ機器がアクセス可能な宣伝802または任意のその他のコンテンツに関連付けられる。宣伝802は、ブロードキャストのメディアコンテンツ、記録されたメディアコンテンツ、またはデータソース120(図1)上に記憶されたメディアコンテンツ、または以下に記載する置換データ/コンテンツソース902(図9)を含む。メディアプロファイルフラグ800は、タグ804に関連付けられ、このタグ804は、宣伝802に関連する1つまたは複数のプログラムを指示する。図8Aの実施例では、タグ804は、宣伝802が、ブロードキャストシリーズ「Nip/Tuck」のシーズン2、エピソード4に関連することを指示する。タグ804は、宣伝802が、1つを超えるプロファイルタグをタグ804と関連付けることによって、1つまたは複数のプログラムに関連することを指示する。たとえば、タグ804は、宣伝802が、別のプロファイルタグをタグ804内に含むことによって、ブロードキャストシリーズ「Nip/Tuck」のシーズン2、エピソード1にも関連する。強度の時間成分を含むプログラミングなどのプログラミングによっては、多数のプロファイルフラグに関連付けられる。たとえば、シリーズ「24」のシーズン2、エピソード4に関連する宣伝は、このシーズンの前のすべてのエピソード、および前のシーズンのすべてのエピソードのプロファイルフラグに関連付けられる。メディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグの数に、制限はない。タグ804は、宣伝802、プロファイルフラグによって特定されるプログラムに対する関連レベル、および任意のその他の適切な情報も指示する。
【0093】
図8Bのメディアプロファイルフラグ810は、置換コンテンツ812に関連付けられる。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル810を分析して、宣伝802(図8A)と置換するためのメディアプロファイル810の候補資格を判断する。図8Bの実施例では、タグ814は、ブロードキャストシリーズ「Nip/Tuck」のシーズン2、エピソード1に関連することを指示する。タグ814は、置換コンテンツ812の長さ、プロファイルフラグによって特定されるプログラムに対する関連レベル、および任意のその他の関連情報も指示する。
【0094】
図9は、本発明の一実施態様によるユーザ機器108、110、および112がアクセス可能な実例のネットワークリソース914、および置換データ/コンテンツソース902を示す。通信経路903および904は、図1の1つまたは複数の通信経路114、116、118、128、136、および138を含む任意の適切な経路でよい。ネットワークアクセスノード906は、任意のネットワークアクセスポイント、モデム、または通信回路網から成る。ユーザ機器は、ネットワークアクセスノード906を通して、様々な対話型フォーラムに接続する。3つの対話型フォーラムは、リアルタイムフォーラム(たとえば、チャット、インスタントメッセージ、またはその他の類似のフォーラム)を含む。ネットワークアクセスノード906は、ユーザ機器を記憶データ908、対話型コンテンツ910(たとえば、対話型ゲーム)、およびディスカッションフォーラム912に接続する。ディスカッションフォーラム912は、ウェブログ(ブログ)、チャットルーム、ニュースグループ、電子掲示板、またはメッセージおよび/またはコンテンツを複数のネットワークユーザ間で交換可能な任意のその他の電子フォーラムを含む。対話型プログラムガイドリスト画面コンテンツ910、およびディスカッションフォーラム912は、たとえば記憶メッセージまたは投稿、フォーラム会員リスト、ユーザの好みなどを含む記憶データ908にアクセスする。これらのフォーラムは、公衆インターネットを介してアクセス可能であるか、または専用ネットワークもしくは安全なネットワークを通してのみアクセス可能である。
【0095】
ユーザ機器は、ユーザのメディアプロファイルに基づいて新しいディスカッションフォーラムを作成し、新しいフォーラムの会員資格を管理する機能を有する。たとえば、ブロードキャストシリーズの特定のエピソードをちょうど閲覧したユーザは、エピソードに関連付けられる新しいディスカッションフォーラムに自動的に接続される。対話型メディア監視アプリケーションは、フォーラムが特定のプログラム、ショー、またはその他のメディアコンテンツに関連することを示すフォーラムにトピックデータを関連させる。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションはメディアプロファイルデータを分析し、ユーザがちょうど閲覧した「24」のエピソードに関連付けられるインターネットのチャットルームにユーザを接続する。また、対話型メディア監視アプリケーションは、以前に閲覧したエピソードに関連するフォーラムにユーザを接続し、特定のシリーズ内の類似の視聴進行度を有するその他のユーザを有するフォーラムにユーザを接続する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザを作成し、複数のシリーズに関連するフォーラムにユーザを接続する。たとえば、「Nip/Tuck」のシーズン1、エピソード2、および「24」のシーズン2、エピソード4を最近閲覧したユーザは、同じフォーラムに接続される。こうして、類似の視聴経過を有するフォーラム会員のコミュニティは、必要に応じて、リアルタイムで相互作用し、会話する。
【0096】
ユーザ機器は、通信経路903を通して、置換コンテンツ/データソース902にも接続される。置換コンテンツ/データソース902は、ユーザ機器上に提示される置換メディアコンテンツの集合を含む。この置換コンテンツの集合は、ユーザ機器上のユーザの現在の視聴進行度に適応させる。たとえば、ユーザ機器のユーザが、VODまたはDVRサービスを介して、FOX(登録商標)ネットワーク上の「24」のエピソード1および2のみを閲覧した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、閲覧されたエピソード、またはシリーズ内の未だ閲覧していない次のエピソード(つまり、エピソード3)に関連付けられる宣伝、販売促進、ニュースセグメント、およびその他のメディアコンテンツを含むように、置換コンテンツ/データソース902を組み立てる。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器がアクセス可能なコンテンツのメディアプロファイルフラグを分析し、どのコンテンツを置換コンテンツ/データソース902内に含むべきかを判断する。このようにして、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの現在の視聴進行度と一致しないメディアコンテンツを交換するためのコンテンツを含む1つまたは複数の置換データソースを作成する。メディアコンテンツの交換は、ユーザの現在の視聴進行度とより一致するメディア環境を作成する。
【0097】
実施態様によっては、置換コンテンツ/データソース902は、関連プログラムのシリーズ内のすべてのエピソードに関連するコンテンツを含み、対話型メディア監視アプリケーションが容易にアクセスできるように、プログラム名、シーズン番号、および/またはエピソード番号で索引を付けられる。置換コンテンツ/データソース902は、必要に応じて、少なくとも部分的にユーザ機器に記憶される。その他の実施態様では、置換コンテンツ/データソース902は、配信機構104、サーバ130、データソース120、サービスプロバイダ142、またはシステム100(図1)内の任意のその他の適切な位置に記憶される。
【0098】
対話型メディア監視アプリケーション、アプリケーションのメディアプロファイル、または関連するアプリケーション機能にアクセスするには、ユーザは、メディアシステム100のデバイス(たとえば、配信機構104および/またはサーバ130)によって認証される。ログインまたは認証後、ユーザは、ユーザによって、またはユーザのために保存された、たとえばユーザのメディアプロファイルを含むデータ、置換メディアコンテンツ、並びにその他のアプリケーション設定値およびデータにアクセスする。これらの設定値およびデータは、メディアシステム100(たとえば、配信機構104および/またはサーバ130)の任意のデバイス上に記憶される。実施態様によっては、ユーザデバイスは、デバイスのユーザに代わって、ユーザを自動的にログインまたは認証する。たとえば、ユーザデバイスは、そのログイン情報(ユーザの前のログインまたは認証から利用可能)を、通信経路を通してシステム100の適切なデバイスに自動的に送信し、対話型メディア監視アプリケーション機能にアクセスする。生体認証(たとえば、指紋走査、音声検証、および/または虹彩走査)は、ユーザのログイン情報を送信する前に、メディアシステム100のデバイスにおいてユーザを認証する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ログインまたは認証情報を入力するようにユーザに要求する(たとえば、ユーザが、メディアシステム内のいくつかのユーザ機器にアクセスする場合)。
【0099】
図10〜17は、実例の対話型メディア監視アプリケーションの表示画面を示す。表示画面は、適切な通信リンクを通してアクセスされる対話型メディアアプリケーションの一部としてユーザに表示されるか、または画面は、ユーザが現在アクセスしているユーザ機器上にローカルに表示される。実例の対話型メディア監視アプリケーションの表示画面に関連して図10〜17に示し、本明細書で説明する。任意のその他の適切なのページまたは表示画面を使用することができる。図10〜17に示す対話型メディア監視アプリケーションの表示画面は、ハイパーリンク、ボタン、リスト、ドロップダウンボックス、およびチェックボックスなど、一般に使用されるアプリケーション選択オブジェクトを使用する。これらの選択オブジェクトは単なる実例であり、当業者は、本発明の範囲および精神を逸脱せずに、他の選択オブジェクトを使用できることを理解するであろう。
【0100】
図10は、対話型メディア監視アプリケーションがユーザ機器上に表示する実例のログイン(または認証)表示画面1000を示す。実施態様によっては、ユーザは常に、ログイン画面1000を使用してログインするように要求される。その他の実施態様では、ユーザは、対話型メディア監視アプリケーションがマルチユーザモードである場合にのみログインするように要求される。対話型メディア監視アプリケーションが、シングルユーザモードに設定されている場合、ログイン画面1000は迂回される(または、ユーザの認証証明は、自動的に供給される)。ユーザは、たとえば、リモートコントロール400(図4)のPROFILESキー420、その他の適切なキー、もしくはキーシーケンスを押すか、別の対話型メディア監視アプリケーション画面からナビゲートするか(たとえば、パブリックスクリーンからユーザ固有もしくは専用画面にナビゲートする)、または任意のその他の適切な手段を使用することを含む任意の適切な手段により画面1000にアクセスする。ログイン画面1000は、他の対話型メディアアプリケーションからの表示画面と一体化され、1つの「マスター」ログイン画面がユーザ機器上に表示される。認証トークンは、対話型メディアアプリケーション間に渡され、その結果、すべてのアプリケーションが同じ認証画面を受信する。
【0101】
ログイン画面1000は、ユーザのユーザ名およびパスワードを入力して、対話型メディア監視アプリケーションにログイン(または認証)するというユーザに対する命令を提供する情報部分1002を含む。ユーザは、ユーザ入力デバイス(たとえば、図4のリモートコントロール400)を使用して、自身のユーザ名をユーザ名ボックス(たとえば、ボックス1020)に、自身のパスワードをパスワードボックス(たとえば、ボックス1022)に入力する。ユーザは、入力オプションを使用して(たとえば、ボタン1024)、ユーザ名およびパスワードを書き込む。ログイン画面1000は、記述1030が示すように、ユーザが自身のユーザ名および/またはパスワードを失念したかどうかをユーザが選択するオプション(たとえば、ボタン1032)を含む。ユーザ名/パスワード失念オプションの選択に応答して、対話型メディア監視アプリケーションは、適切なユーザ名およびパスワードをユーザに送信する(たとえば、電子メール、普通郵便、テキストメッセージ、および/または電話により)。ログイン画面1000は、記述1031が示すように、新しいユーザアカウントを作成するオプション(たとえば、ボタン1036)を含む。ボタン1036の選択に応答して、対話型メディア監視アプリケーションは、新たなユーザ名およびパスワードを作成するように促し、これらは、システム100の適切なデバイス(たとえば、配信機構104および/またはサーバ130)に送信される。
【0102】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが入力したユーザ名およびパスワードをシステム100の適切なデバイス(たとえば、ユーザ機器、配信機構104、および/またはサーバ130)に送信し、これらのデバイスは、データと、システムに記憶された認証データとを比較してユーザを認証する。ユーザが認証されたら、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルを検索し、ユーザにメディア環境を提示するのに必要な任意の置換メディアコンテンツまたはデータソースにアクセスまたは接続する。たとえば、置換用の宣伝は、サーバ(たとえば、サーバ130および/またはサーバ140)、データソース(たとえば、データソース120、もしくは図9の置換データ/コンテンツソース902)、またはネットワークプロバイダからダウンロードされ、機能、またはユーザのメディアプロファイルに含まれるメディアコンテンツの未だ閲覧していないエピソードに関連する何らかの宣伝を交換する。実施態様によっては、シリーズ内の未だ閲覧していない次のエピソードまたはプログラムは、ユーザのメディアプロファイルに一致すると考えられ、シリーズ内のより離れているプログラムは、ユーザのメディアプロファイルと一致しないと考えられる。たとえば、実施態様によっては、特定のテレビジョンシリーズのエピソード5を閲覧したユーザは、そのシリーズのエピソード6に関連する宣伝を提示されるが、エピソード7以降に関連する宣伝は除去されるか、または置換コンテンツまたはデータソースのコンテンツと交換される。その結果、無関係であるか、または望ましくないコンテンツ(たとえば、ネタばれ)がユーザ機器上に提示されるのを減少させる。
【0103】
図11は、本発明の一実施態様によるユーザウェルカムサマリ表示画面1100を示す。実施態様によっては、ユーザは、対話型メディア監視アプリケーションにログインした後、サマリ画面1100を提示される。ユーザは、対話型プログラムガイド、または別の対話型メディアアプリケーションを介してサマリ画面1100にアクセスしてもよい。サマリ画面1100は、ユーザが、対話型メディア監視アプリケーションに対するユーザの最後のログイン以来見ていないプログラムまたはその他のメディアコンテンツをリストする。コンテンツ欄1102に表示されるプログラムは、対話型メディアアプリケーションが、現在のユーザを監視しているプログラムに対応する(つまり、ユーザが、監視されるユーザのメディアプロファイル内に入れたプログラム、シリーズ、またはその他のメディアコンテンツ)。実施態様によっては、監視されるプログラムは、メディアプロファイル記録710のプログラム欄712内に含まれる。図11の実施例では、コンテンツ欄1102は、3つのブロードキャストシリーズ、および1つのブロードキャストサポートイベントを含む。ソース欄1104は、コンテンツ欄1102内のメディアコンテンツのチャネルまたはソースをリストする。ユーザは、ユーザは、適切な選択を強調表示し、アクセプトボタン1112を選択することによって、コンテンツ欄1102内にリストされた各々のプログラムに対して、1つまたは複数の動作1106、1108、1110を選択する。たとえば、ユーザは、スケジュール選択1106を選択することによって、見逃したエピソードを後日または後の時間に視聴することをスケジューリングすることができる。スケジューリングされたプログラムは、次に、スケジューリングされた日時に、ユーザ機器上で自動的にアクセスまたは提示される。エピソードをスキップするか、またはエピソードが閲覧されたかのように、ユーザのメディアプロファイルを前進させるには、ユーザは、スキップ選択1108を選択する。ユーザは、次に、コンテンツ欄1102のメディアコンテンツに関連する後続のメディアコンテンツに関連する動作1106、1108、および1110に類似するオプションを与えられる。たとえば、ユーザのメディアプロファイルは、シリーズ内の次のエピソードに前進する。見逃したエピソードのコンテンツサマリを視聴するには、ユーザは、サマリ選択1110を選択する。サマリ選択1110を選択した後、ユーザは、テキストのみのコンテンツサマリ、テキストおよびグラフィックスコンテンツサマリ、またはテキスト、グラフィックス、映像を含むコンテンツサマリが提示される。
【0104】
いくつかのオプションがユーザに提示され、たとえばプログラムのタイプ(たとえば、プログラムが大体連続プログラムであるか、または大体エピソードによるプログラムであるか)ユーザの視聴進行度がどの程度遅れているかなどの要素に応じて、時間シフトでプログラム、またはプログラムのシリーズが閲覧される。例示的なオプションとしては、(1) このプログラムを今閲覧する、(2)このプログラムを、シリーズ内の次のエピソードの前に(またはこのプログラムに関する次の正規のスケジュールで)閲覧する、(3)サマリの映像/強調表示、テキスト、またはエピソードの2つの組合せを)ユーザに示し(たとえば、tvguide.com、またはTV Guide Spotを介して)、その結果、ユーザは、ユーザが全体のエピソードを閲覧することを望まない場合でも、シリーズについて行くことができるか、または(4)このエピソードをスキップするというオプションが挙げられる。オプション内のその他の適切な視聴も提示される。
【0105】
コンテンツサマリは、少なくとも部分的に、tvguide.comおよび/またはTV Guide Spotなどの1つまたは複数のデータソースから導かれる。オンラインで、ユーザ機器がアクセス可能な対話型チャネルを介して利用可能なTV Guide
Spotは、視聴者が何を閲覧するかを決定するのを助けるように設計された本来のエンターテインメントプログラミングを特徴とする。TV Guide Spotは、次回のプログラミングおよびイベントに関するショーケースセグメント、人気のあるショーのプロット展開の視聴者を更新する「キャッチアップ」セグメント、および多くのその他の対話型機能を提供する。実施態様によっては、クローズドキャプションデータが分析され、 に出願された米国特許出願第 号(代理人整理番号UV−349/UV−383)に詳細に記載されているコンテンツサマリを作成するために使用され、この特許出願は、引用することにより全体として本明細書に援用する。ユーザは、コンテンツサマリを提示された後、完全なプログラムを閲覧し、後の日時にユーザ機器上に提示するプログラムをスケジューリングするか、またはこのプログラムをスキップし、ユーザのメディアプロファイルを前進させる。
【0106】
対話型メディア監視アプリケーションの設定値を構成するには、ユーザは、設定ボタン1114を選択する。設定ボタン1114を選択すると、ユーザは、以下に記載する設定値画面1300(図13)にリンクされる。設定ボタン1114を選択すると、ユーザは、以下に記載する設定値画面1300(図13)にリンクされる。図14のリマインダー(以下に記載する)などのエピソード視聴リマインダーを設定するには、ユーザは、リマインダーボタン1116を選択する。何も変更せずにウェルカムサマリ画面1100を終了するには、ユーザは、取消しボタン1118を選択する。サマリ画面1100で行った選択をアクセプトするには、ユーザは、アクセプトボタン1112を選択する。
【0107】
図12は、本発明の一実施態様による実例のユーザメディア視聴進行度画面1200を示す。一実施態様では、進行度画面1200は、図4のリモートコントロール400のPROFILESボタン420を介してアクセスされる。その他の実施態様では、進行度画面1200は、対話型プログラムガイドなどの別の対話型メディアアプリケーションからリンクを介してアクセスされる。メディア視聴進行度画面1200は、ユーザのメディアプロファイルに含まれる、ユーザが選択したメディアコンテンツのユーザの現在の視聴進行度を表示する。たとえば、メディアプロファイル記録710(図7B)内に含まれるプログラムは、進行度画面1200に含まれる。メディアコンテンツサマリ領域1202内に含まれるメディアコンテンツは、図1のユーザ機器110によって表示、提示、または記録可能な任意のコンテンツを含む。一般に、メディアコンテンツサマリ領域1202内に含まれるコンテンツは、従来のブロードキャストシリーズ、およびスポーツイベントシリーズと共に、予め画定された視聴順序を有するため、対話型メディア監視アプリケーションは、関連するプログラムのシリーズを通してユーザの進行度を追跡する。
【0108】
メディアコンテンツサマリ領域1202は、コンテンツ欄1204、進行度欄1206、および最後の動作欄1208を含む。監視されるメディアコンテンツの名称またはタイトルは、コンテンツ欄1204に表示される。各々のコンテンツ名の隣には、ユーザの現在の視聴進行度が、進行度欄1206にリストされる。実施態様によっては、シーズンおよびエピソード番号が追跡される。他の実施態様では、エピソード番号のみが追跡される。たとえば、図12の実例表示画面では、現在のユーザは、FOX(登録商標)ネットワーク上で「24」のシーズン3、エピソード3まで閲覧している。実施態様によっては、これは、ユーザがエピソード1〜3のみを閲覧したことを示す。その他の実施態様では、この視聴進行度は、ユーザが、シーズン3のエピソード1から3、および前の1つまたは複数の何らかのシーズン(たとえば、シーズン1および2)のすべてのエピソードを閲覧したことを示す。ユーザは、シリーズ全体を通して、またはシーズンごとにシリーズを通してユーザの視聴進行度を追跡するように、ユーザのメディアプロファイルを設定する。進行度欄1206内の現在の進行度は、ユーザの最後に完了したプログラムがシーズン3、エピソード3であることを示す。別の実施態様では、進行度欄1206は、ユーザが閲覧する次のエピソードを表示する。ユーザは、ユーザ機器上のシリーズ中の未だ閲覧していない次のエピソードを自動的に提示するように、進行度欄1206内の何らかのエントリを強調表示する。実施態様によっては、ユーザの現在の視聴進行度が、ブロードキャストされるか、またはユーザ機器で利用可能な進行度に一致する場合(たとえば、VOD、PPV、またはオンデマンドコンテンツ選択としてリリースされる場合)、進行度欄1206は、次のプログラムがブロードキャストされるか、またはユーザ機器で利用可能な日付および/または時刻を表示する。
【0109】
対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイル内に記憶される情報を使用して、ユーザのメディアプロファイル内に記憶された情報を使用して、ユーザの現在の視聴進行度と一致しない何らかのメディアコンテンツを除去または交換する。たとえば、シリーズ「24」の宣伝促進シーズン3、エピソード7は、宣伝促進シーズン3、エピソード4と交換され、これは、ユーザのメディアプロファイルによって指示されるように、ユーザの未だ閲覧していない次のエピソードである。ユーザは、進行度欄1206内の何らかの進行度インジケータを選択することによって、ユーザのメディアプロファイル内の現在の視聴進行度を変更する。たとえば、ユーザは、ワールドシリーズのMLBの第3試合が閲覧済みであることを反映させるように、自身の視聴進行度を前進またはリセットすることを望む可能性がある。ユーザは、ユーザが、対話型メディア監視アプリケーションによって監視されないある場所で、シリーズ内のあるエピソードを閲覧した場合、ユーザの視聴進行度を変更する可能性がある。ユーザは、進行度欄1206内の適切なインジケータを強調表示し、適切なコマンド(たとえば、図4のリモートコントロール400上の左右の矢印)を押して、シリーズに関連付けられる進行度インジケータを変更する。
【0110】
メディアコンテンツサマリ領域1202内の各々のエントリに関連付けられるユーザの最後の視聴動作は、最後の動作欄1208内に表示される。たとえば、最後の動作欄1208内の動作は、「前にスキップ」、「閲覧」、「サマリを視聴」、「進行中」、「スケジュール」、またはサポートされている任意のその他の動作を含む。実施態様によっては、最後の動作欄1208は、ユーザの一番最近の視聴状態も表示する。たとえば、ユーザが、プログラムを視聴することを試みたが、プログラムが完了する前にプログラムを停止した場合、「中断」状態が、プログラムの視聴を中断または停止したプログラム内の時間または位置と共に、最後の動作欄1208に表示される。ユーザが中断したプログラムを開始するリンクも、最後の動作欄1208に表示される。
【0111】
新しいメディアコンテンツをユーザのメディアプロファイルに追加するには、ユーザは、コンテンツ追加ボタン1210を選択する。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、プログラムガイドデータにリンクし(おそらく、対話型テレビジョンプログラムガイドに関連付けられる)、ユーザのメディアプロファイル内に含まれる利用可能なメディアコンテンツのリスティングを提示する。ユーザは、いくつかのその他の方法でも、コンテンツをユーザのメディアプロファイルに追加することができる。たとえば、ユーザは、プログラムを対話型メディアアプリケーションの表示画面から強調表示または選択し、適切な「メディアプロファイルに追加」オプションを選択して、プログラムに関連付けられるシリーズをユーザのメディアプロファイルに追加する。実施態様によっては、コンテンツは、ユーザのメディアプロファイルに自動駅に追加される。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、たとえば、どのプログラムを閲覧し、どの程度の頻度でプログラムを閲覧するかなど、ユーザの視聴週間を監視する。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、特定のコンテンツをユーザのメディアプロファイルに自動的に追加する。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザがシリーズ内の複数のエピソードを閲覧した後、ブロードキャストシリーズをユーザのメディアプロファイルに追加する。もう1つの実施例として、ユーザが、対話型プログラムガイド、またはその他の対話型メディアアプリケーションを介してシリーズの記録をスケジューリングする場合、対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムシリーズをユーザのメディアプロファイルに自動的に追加する。プログラムシリーズをユーザのメディアプロファイルに自動的に追加する場合、その他の基準を使用してもよい。
【0112】
コンテンツによっては、ユーザのメディアプロファイルに含むのには適さない。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、時間またはシリーズ成分(いくつかのフィーチャームービー、および殆どのウェブサイト)を含まないブロードキャストプログラミングを処理することができる。実施態様によっては、ユーザは、ユーザに提示されるメディアリスティング内のこのコンテンツを選択することができない場合がある。その他の実施態様では、「メディアプロファイルに追加」オプションは、時間成分を含まないメディアコンテンツには関連付けられない。対話型メディア監視アプリケーションの設定値を変更するには、ユーザは、設定ボタン1212を選択する。設定ボタン1212を選択すると、ユーザは、以下に記載する設定値画面1300(図13)にリンクされる。ユーザのメディアプロファイル進行度画面を終了するには、ユーザは、取消しボタン1214を選択する。
【0113】
図13は、本発明の一実施態様によるメディア監視アプリケーションをカスタマイズするための実例の設定画面を示す。図13に関連して説明する設定値、および設定値のカテゴリは、単に具体的に示すためのものであり、本発明で提供される設定値を制限することを意図しているのではない。グローバル設定値画面1300内の設定値は、プロファイル設定値およびフィルタ設定値に分割される。プロファイル設定値は、プロファイルのタイプ、ユーザのモード、リマインダーの頻度、サマリのタイプ、および任意のその他のプロファイルの設定を含む。ユーザは、プロファイルタイプ選択肢1304を介して、ローカル、ローミング、またはメディアプロファイルなしを使用する。ローミングプロファイルが選択される場合、ユーザのメディアプロファイルは、そのユーザのメディアシステム内の他のユーザ機器で利用可能である。たとえば、プロファイルは、配信サーバ104、サーバ130、サーバ140、またはシステム100(図1)内の任意のその他の適切な位置にキャッシングまたはコピーすることによって、ローミングプロファイルに変換することができる。別の選択肢として、または付加的に、ローミングプロファイルには、ユーザ機器に接続された通信ネットワークを介してアクセスすることができる。たとえば、ユーザのメディアプロファイルは、ファイルサーバ上に記憶され、インターネットを介して認証ユーザにアクセス可能である。ユーザが、正常に認証されると(または、ユーザに関連付けられるデバイスが、正常に認証されると)、ユーザのローミングプロファイルは、ユーザ機器から離れた位置からダウンロードまたはアクセスされ、ユーザが、対話型メディア監視アプリケーションにアクセスするために現在使用しているユーザ機器に適用される。こうして、ユーザのメディアプロファイルは、メディアシステム100(図1)、およびその他の類似のメディアシステム全体に移植可能である。
【0114】
ユーザが、プロファイルタイプ選択肢1304からローカルメディアプロファイルを選択する場合、メディアプロファイルは、ユーザのメディアシステム内の他のユーザが利用することはできない。ローカルメディアプロファイルを使用すると、ローカルメディアプロファイルはローカルユーザ機器に記憶されるため、ネットワークトラフィックを減少させる。ローカルメディアプロファイルは、随時、ローミングに(および、この逆に)変換することができる。ユーザは、メディアプロファイルを使用することを望まない場合、プロファイルタイプ選択肢1304から「なし」を選択することによって、メディアプロファイルを無効にすることを選択することができる。
【0115】
ユーザは、ユーザモード選択1306を介してユーザモードを選択する。実施態様によっては、ユーザ機器の一部にアクセスするすべてのユーザは、同じメディアプロファイルを共用する。シングルユーザモードと呼ばれるこれらの実施態様では、ログイン画面(図10)は、自動的に迂回される。ユーザは、ユーザモード選択1306内の「マルチ」選択を選択することによって、ユーザモードを選択する。マルチユーザモードが使用可能である場合、ユーザ機器にアクセスしている各々のユーザは、対話型メディア監視アプリケーションが、どのメディアプロファイルを使用するかを決定できるように、ログイン画面1000を介してログインするように要求される。実施態様によっては、複数のユーザは、同時にログインする。これは、本発明では、たとえば、複数のユーザがテレビジョンプログラムを同時に閲覧している場合に望ましい。複数のユーザが同時にログインしている場合、対話型メディア監視アプリケーションは、単一のプログラムを提示した後、複数のメディアプロファイルを更新する。
【0116】
ユーザは、リマインダー頻度選択肢1308を使用して、ユーザのメディアプロファイル内のメディアに関連するリマインダーを毎日、毎週受信するか、またはカスタム視聴するかを選択する。たとえば、ユーザが、特定のシリーズを閲覧するのが遅れている場合(ユーザ機器にブロードキャストされるか、またはユーザ機器が利用可能なシリーズに関して)、対話型メディア監視アプリケーションは、適切な動作を行うようにユーザにリマインドする(たとえば、次のエピソードが放送される前に、見逃したエピソードを閲覧する、見逃した1つまたは複数のエピソードのサマリを視聴する、および/または見逃した1つまたは複数のエピソードを自動的に後の時間に視聴するようにスケジューリングする)。リマインダーは、都合のよい任意のスケジュールで表示するようにスケジューリングされる。望ましいスケジュールが、リマインダー頻度選択肢1308に表示されない場合、「カスタム」オプションを選択して、適応させたスケジュールを設定することを選択する。
【0117】
ユーザは、サマリタイプ選択肢内1310内のデフォルトコンテンツサマリタイプを選択する。いくつかのコンテンツサマリが利用可能であり、たとえば、テキストのみのコンテンツサマリ、テキストおよびグラフィックスコンテンツサマリ、およびテキスト、グラフィックス、および映像コンテンツサマリがある。コンテンツサマリは、ユーザ機器上か、または図1のメディアシステム100内のリモート位置(たとえば、配信機構104および/またはデータソース120)に記憶される。サマリタイプ選択肢1310は、ユーザが、ユーザ機器上に表示されるコンテンツサマリのタイプを画定することを可能にする。この設定は、低帯域幅、または高ネットワーク待ち時間環境で、どのタイプのコンテンツサマリをユーザ機器に提示するか制限する時に有用である。
【0118】
設定値表示画面1300は、フィルタ設定値も含む。フィルタコンテンツ選択肢1312は、フィルタリングされるメディアの利用可能なタイプをリストする。フィルタコンテンツ選択肢1312は、たとえば、ブロードキャスト、VOD、およびウェブコンテンツを含む。フィルタコンテンツ選択肢1312で選択された各々のコンテンツのタイプに関して、対話型メディア監視アプリケーションは、メディア監視アプリケーションが、ユーザのメディアプロファイルと一致しないコンテンツに遭遇した時に、ある動作を行う。たとえば、ライブブロードキャスト内の広告およびニュースセグメントは、ユーザのメディアプロファイル内の1つまたは複数の未だ閲覧していないエピソードに関連するコンテンツを含む。対話型メディア監視アプリケーションは、この一致しないコンテンツを動的にフィルタリングして、このコンテンツを除去するか、または既に閲覧された1つまたは複数のエピソード(実施態様によっては、閲覧される次回のエピソード)に関連するコンテンツと交換する。もう1つの実施例として、ユーザ機器上に提示されようとしているVODプログラムは、「24」の未だ閲覧していないエピソードに関連する広告を含む。対話型メディア監視アプリケーションは、広告コンテンツに関連付けられるメディアプロファイルフラグ内に含まれるエピソードデータを分析し、未だ閲覧していないエピソードに関連する広告を除去するか、および/またはその広告を、既に閲覧したエピソードに関連する宣伝またはその他のコンテンツと交換する。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルデータと、交換される不一致コンテンツ、および/または不一致メディアコンテンツと交換されるコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグと比較する。また、ユーザは、フィルタコンテンツ選択肢1312内のデフォルトの「すべてのメディア」オプションを選択して、サポートされるすべてのメディアタイプ(たとえば、ブロードキャスト、およびVODコンテンツ)をフィルタリングする。メディアコンテンツのフィルタリングを無効にするには、ユーザは、フィルタコンテンツ選択肢1312内の「なし」を選択する。
【0119】
いくつかのフィルタ動作は、本発明の一実施態様による動作選択肢1314で画定される。デフォルトのフィルタ動作は、「Follow Me」(こちらへ)である。この動作は、一致しないメディアを、ユーザの現在の視聴進行度(ユーザのメディアプロファイルで定義された)に関連するメディアコンテンツと置換する。たとえば、ユーザが、FXネットワーク上の「Nip/Tuck」のシーズン3、エピソード4を視聴した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、シリーズに関連付けられる宣伝、ニュースセグメント、およびその他のメディアコンテンツを、シリーズ内の未だ閲覧されていない次のエピソード(つまり、シーズン3、エピソード5)に関するメディアコンテンツと置換する。特に、交換される宣伝、ニュースセグメント、およびその他のメディアコンテンツは、ユーザの未だ閲覧されていない次の何れかのエピソード(つまり、シーズン3、エピソード6以降)に関連する。
【0120】
その他の実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、単に空白であるか、または不一致メディアコンテンツに遭遇した時に、その不一致メディアコンテンツを除去する。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器上に提示されようとしているメディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグを、ユーザのメディアプロファイルデータと比較する。不一致メディアが確認された場合、対話型メディア監視アプリケーションは、このコンテンツを除去し、および/またはこのコンテンツがユーザ機器上に提示されるのを防止する。これは、ユーザが未だ視聴していないエピソードのコンテンツを暴露するネタばれ、またはその他のコンテンツをユーザが閲覧するのを防止する。動作選択肢1314内の別のオプションは、不一致メディアコンテンツを一定のグラフィックまたは映像と交換することである。たとえば、ユーザは、動作選択肢1314内の「交換」を選択した後、ローカルグラフィック、映像、またはその他のメディアコンテンツを特定するオーバレイまたは表示を提示される。対話型メディア監視アプリケーションは、不一致コンテンツに遭遇した場合は常に、ユーザ機器上に表示されようとしている不一致コンテンツをこのローカルコンテンツと交換する。
【0121】
ユーザは、動作を行わないフィルタを望む場合、動作選択肢1314内の「なし」を選択する。グローバル設定値画面1300内に表示される設定値を保存するには、ユーザは、保存ボタン1316を選択する。グローバル設定値画面1300を保存せずに廃棄するには、ユーザは、取消しボタン1318を選択する。
【0122】
図14は、本発明の一実施態様による実例のユーザリマインダー表示画面1400を示す。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイル内の次回のエピソード、または見逃したエピソードをユーザに対し、様々な時間にリマインドする。たとえば、リマインダー画面1400は、ログイン画面1000(図10)を介してログインした後に、ログイン画面1000のオーバレイとして、ユーザのメディアプロファイル内に含まれるシリーズの新しいエピソードが、ブロードキャストされた後、またはシステム(またはカスタム)リマインダー頻度が経過した後にユーザに提示される。一実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、設定値画面1300(図13)の頻度選択肢1308の「カスタム」オプションを介して画定したように、カスタムリマインダースケジュール上にリマインダー画面を提示する。
【0123】
リマインダー画面1400は、あるメディアプロファイルリマインダーをユーザに対して警告する情報ボックス1402を含む。図14の実施例では、情報ボックス1402は、シリーズ「Nip/Tuck」内の別のエピソードが、月曜日に放送予定であることをユーザに通知する。対話型メディア監視アプリケーションは、対話型メディア監視アプリケーションは、対話型プログラムガイドデータから導かれたスケジュール情報を使用して、シリーズ内の次のプログラムがいつブロードキャストされるかを判断する。情報ボックス1402は、ユーザが、次のエピソードがブロードキャストされる前に、見逃した何れかのエピソードを閲覧することを望んでいることをユーザに通知する。たとえば、ユーザが、シリーズ「Nip/Tuck」のエピソード2または3を未だ閲覧していない場合、リマインダー画面1400は、エピソード4がブロードキャストされる前に、両方のエピソードを閲覧するようにユーザにリマインドする。
【0124】
メディアプロファイルリマインダーは、関連する特定のプラットフォームに応じて、いくつかの異なる形式で表示される。たとえば、対話型メディア監視アプリケーションが、コンピュータのプラットフォームまたはインターネットメディア端末上で実行される場合、メディアプロファイルリマインダーは、インターネットのポップアップウィンドウまたはシステムの対話ボックスとして提示される。メディアプロファイルリマインダーのその他の適切な形式としては、たとえば、eメールメッセージ、SMS/EMS/MMSメッセージ、テレビジョンオーバレイが挙げられる。また、リマインダーは、対話型メディア監視アプリケーションを実行していないポケットベルおよび電話などのリモートユーザデバイスに送信される。
【0125】
さらに、ユーザは、リマインダーに応答して、予め確定されたいくつかの動作を行うことができる。たとえば、ユーザは、閲覧ボタン1404を選択することによって、見逃したエピソードを閲覧することができる。閲覧ボタン1404を選択した後、ユーザ機器は、配信機構104(図1)に連絡して、VODサービスを使用して、シリーズ内の未だ閲覧していない何れかのエピソードをユーザに提示する。ユーザが、未だ閲覧していない1つまたは複数のエピソードを閲覧する場合、ユーザのメディアプロファイルは、それに応じて自動的に更新される。ユーザは、スケジュールボタン1406を選択することによって、見逃したエピソードをユーザ機器上に、後の日時に自動的に提示するようにスケジューリングすることもできる。たとえば、ユーザは、リマインダーの表示から30分後に、見逃したエピソードを自動的に提示するようにスケジューリングする。見逃したエピソードを閲覧せずに、ユーザのメディアプロファイルを前進させる場合、ユーザは、スキップボタン1408を選択する。見逃したエピソードのサマリまたは粗筋を視聴するには、ユーザは、サマリボタン1410を選択する。サマリボタン1410を選択した後、ユーザは、見逃したエピソードのテキスト、グラフィック、または映像サマリを提示される。ユーザに提示されるサマリのタイプは、設定値画面1300(図13)のタイプ選択肢1310で選択したサマリタイプオプションによって決まる。エピソードを閲覧せずに、ユーザの視聴スケジュールを1つまたは複数のエピソードだけバンプまたは遅延させるには、ユーザは、バンプボタン1412を選択する。ユーザのスケジュールがバンプされた場合、プロファイルリマインダーは、1つまたは複数のプログラム期間だけ遅延される。たとえば、ユーザが、毎週ブロードキャストされる見逃したエピソードをバンプする場合、1週間だけ遅らせたスケジュールで表示するように、プロファイルリマインダーをスケジューリングする。次に、ユーザは、プログラムのブロードキャストスケジュールから1週間遅らせて、プログラムのシリーズを閲覧する。ユーザは、複数のエピソードにわたって遅延している場合、未だ閲覧していないエピソードのリストを提供される。ユーザは、次に、1つまたは複数のエピソードを閲覧し、1つまたは複数のエピソードを後の時間に視聴するようにスケジューリングし、または1つまたは複数のエピソードのコンテンツサマリを視聴することを選択する。動作1404、1406、1408、1410、および1412は単なる例示であり、その他の動作が提供される。たとえば、リマインダー画面1400は、メディア監視アプリケーション、またはユーザ機器上で動作する別の対話型メディアアプリケーションによって実行可能な任意のその他の動作の選択を含む。メディアプロファイルリマインダーを構成するには、ユーザは、設定ボタン1414を選択する。実施態様によっては、設定ボタン1414を選択すると、設定値画面1300(図13)がユーザに提示される。何も動作を行わずに、リマインダー画面1400を廃棄するには、ユーザは、取消し選択1416を選択する。
【0126】
実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが、ユーザのメディアプロファイル内のコンテンツに優先順位を付けることを可能にする。リマインダー表示画面1400内にリストされたショーは、対話型メディア監視アプリケーションが、ユーザのメディアプロファイルに基づいて決定した優先順位順に表示される。たとえば、ユーザは、シリーズ「Nip/Tuck」より、シリーズ「24」が最新であることを望むかもしれない。この実施例では、ユーザは、ユーザのメディアプロファイル内で、シリーズ「Nip/Tuck」より高い優先順位を有するように、シリーズ「24」を構成することができる。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、優先順位がより低いプログラムよりも優先順位がより高いプログラムを閲覧するように、ユーザにリマインドする。これは、特定のユーザに望ましく、なぜなら、このユーザの同僚および/または友人が、「24」を閲覧し、「Nip/Tuck」を閲覧せず、通常の基準でユーザの前に、「24」のコンテンツを廃棄する場合があるからである。
【0127】
実施態様によっては、ユーザは、プログラムの異なるシリーズのために、個別のプログラミングスケジュールを作成する。たとえば、ユーザは、バンプボタン1412を使用して、視聴スケジュールは順序正しいが、プログラムのエピソードがブロードキャストされるか、またはユーザ機器で利用可能な場合、スケジュールを1週間(または他の予め決められた時間量)だけ遅らせるように、視聴スケジュールを作成することができる。たとえば、ユーザは、毎週、スケジューリングされたブロードキャストから1日(または1週間)後に、シリーズ「24」を閲覧することを希望することができる。対話型メディア監視アプリケーションは、このカスタム視聴スケジュールに基づいて、視聴リマインダーを遅らせる(たとえば、リマインダーは、プログラムがブロードキャストされるか、またはスケジュールより1週間遅らせて、または任意のその他の所望の時間に提示される)。
【0128】
図15は、本発明の一実施態様による実例のフィルタリングされたウェブコンテンツ画面1500を示す。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルと一致しない何らかのメディアコンテンツを交換または除去する。たとえば、実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、一般に1つのコンテンツまたはデータソースから受信するウェブページ内に提供される広告を、別のコンテンツまたはデータソースから受信する置換広告と交換する。置換広告データは、ユーザの視聴進行度と関連し(ユーザのメディアプロファイルによって画定されるとおり)、その結果、関連がないか、または一致しない広告は、この置換広告と交換される。たとえば、プロファイルフラグ(図8Aおよび8Bのプロファイルフラグ800および810など)は、ウェブコンテンツオブジェクトに関連付けられる。対話型メディア監視アプリケーションは、ウェブページがユーザ機器上に提示される前に、これらのプロファイルフラグを受信し、このプロファイルフラグデータと、ユーザのメディアプロファイルに関連付けられるデータとを比較する。何らかの一致しないコンテンツに遭遇した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、一致しないコンテンツを除去するか、または、ユーザのメディアプロファイルと一致するコンテンツと交換する。
【0129】
ユーザのメディアプロファイルは、コンテンツの配信元、検索エンジン、およびディスカッション形式などの外部ソースで利用可能である。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルに関連付けられるデータを、認証された要求外部ソースに配信する。その他の実施態様では、外部ソースは、共用ネットワークロケーション(たとえば、インターネットサーバ)上に記憶されたメディアプロファイルにアクセスする。外部ソースは、次に、ユーザのメディアプロファイルと一致するユーザにコンテンツを提供する。
【0130】
たとえば、外部の検索エンジンを使用してウェブページを検索するユーザには、カスタムな検索結果が提示される。カスタムな検索結果は、対話型メディア監視アプリケーションによって監視される1つまたは複数のプログラムにおけるユーザの現在の進行度に合わせて作成される。たとえば、未だ閲覧されていないエピソードに関連するネタばれ、またはその他の望ましくないコンテンツは、ユーザの検索結果表示ページから除去される。もう1つの実施例として、外部のデスカッショんフォーラムを訪れるユーザには、ユーザが既に閲覧したメディアコンテンツに関連する投稿のみが提示される。ディスカッションフォーラムは、ユーザのメディアプロファイル内に記憶されたデータにアクセスし、対話型メディア監視アプリケーションによって監視される1つまたは複数のプログラム内のユーザの現在の進行度を判断し、それに応じてユーザにコンテンツを提示する。実施態様によっては、ユーザには、ユーザのメディアプロファイル内の未だ閲覧されていないエピソードに関連するコンテンツが提示される。
【0131】
その他のタイプのメディアも、対話型メディア監視アプリケーションによってフィルタリングされる。フィルタリングされたウェブコンテンツページ1500は、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクト1502を含み、このオブジェクトは、図15の実施例ではウェブページオブジェクトだが、何らかのネットワークリソースまたはインターネットオブジェクトを含むことができる。対話型メディア監視アプリケーションは、サポートされるウェブサイトにアクセスした後、ウェブコンテンツオブジェクトを検索する前に、ウェブサーバにトークンを送信する。ウェブサーバは、トークンを構文解析し、トークン中の構文解析されたデータに基づいて、特に作成されたテキスト(記事のヘッドラインを含む)、広告、グラフィックス、画像、映像などを含むスタムまたはフィルタリングデータを要求クライアントに返す。完全なカスタムウェブページも、必要に応じて、要求するユーザに配信される。図15の実施例では、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクト1502は、「Desperate Housewives」のユーザが未だ閲覧していないエピソード(たとえば、シーズン2、エピソード2)に関連するウェブページである。実施態様によってはクッキーデータであるトークンデータは、ユーザ機器上でのユーザの現在の視聴進行度を判断するために使用される。トークンデータは、ユーザの実際の視聴進行度(たとえば、シーズン番号および/またはエピソード番号、またはプログラムシリーズの任意のその他の一意なエピソード識別子)を表すデータを含むか、またはウェブサイトまたはネットワークリソースにアクセスするユーザを表すデータを含む。トークンデータが、ウェブサイトまたはネットワークリソースに対するユーザのアクセスに関連する情報を含む場合、ウェブサーバは、メディアプロファイル情報にネットワークまたは第三者のロケーションからアクセスし、次に、この情報を使用して、カスタムコンテンツをユーザ機器に配信する。
【0132】
ユーザは、現在のジェネリックバージョンのウェブページまたはネットワークリソースを視聴することを希望する場合、show current(現在提示)ボタン1504を選択する。show current(現在提示)ボタン1504を選択した後、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクト1502のパブリックバージョンがユーザに提示される。ウェブコンテンツページ1500を廃棄するには、ユーザは、取消しボタン1506を選択する。
【0133】
ユーザは、何らかの形式の適切なユーザ機器上で、フィルタリングされたウェブコンテンツ(および、任意のその他のメディアコンテンツ)にアクセスする。実施態様によっては、ユーザ機器は、外部メディアシステム100である。たとえば、PDA、携帯電話、またはオフィスのコンピュータもしくはテレビジョンからメディアコンテンツにアクセスするユーザには、フィルタリングされたコンテンツも提供される。これらのデバイスは、ネットワーク記憶デバイス上に記憶された公的にアクセス可能なメディアプロファイルにアクセスし、このプロファイルデータを使用して、フィルタリングされたコンテンツを要求する。実施態様によっては、クライアントバージョンのメディア監視アプリケーションは、メディアシステム100外部のデバイス上にインストールされる。クライアントメディア監視アプリケーションは、メディアプロファイルデータにアクセスし、メディアシステム100内に存在する対話型メディア監視アプリケーションと実質的に同じ監視およびフィルタリング機能を提供する。こうして、職場で自身の仕事用コンピュータを使ってインターネットにアクセスするユーザは、さらにユーザのメディアプロファイルにアクセスし、ユーザが自身の家庭用ユーザ機器でアクセスした場合と同様に、フィルタリングされたウェブコンテンツオブジェクトを受信する。
【0134】
図16は、本発明の一実施態様による実例の対話型プログラムガイドリスト画面1600を示す。対話型プログラムガイドリスト画面1600は、リスティングデータ領域1602、宣伝/予告パネル1604、および宣伝/予告パネル1606を示す。一実施態様では、予告パネル1604および1606に提示されたメディアコンテンツは、広告コンテンツ、またはデータソース、たとえばデータソース120またはプログラミングソース102(図1)からアクセスされる。付加的に、または別の選択肢として、予告パネル1604および1606内のコンテンツは、リスティングデータ領域1602内のユーザの選択に接続される。たとえば、ユーザが、リスティングデータ領域1602内のリスティングをスクロールすると、予告パネル1604および1606内に提示されたメディアが変化する。対話型メディア監視アプリケーションは、予告パネル1604および1606内に提示された広告および/または映像予告を多くの方法で交換またはフィルタリングする。一実施態様では、ユーザのメディアプロファイルと一致しない広告または予告は除去される。他の実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、予告パネル1604および1606用のメディアコンテンツを置換コンテンツまたはデータソース(たとえば、図9の置換コンテンツ/データソース902)から取得する。対話型メディア監視アプリケーションは、同様に、ユーザ機器上に提示されるテレビジョンブロードキャストの宣伝などの全画面表示の宣伝および予告を交換する。上記のとおり、ユーザのメディアプロファイルと一致しない全画面表示の宣伝および予告は除去され、置換データソースまたは一定のコンテンツからのメディアコンテンツと交換される。
【0135】
この置換コンテンツまたはデータソースは、ユーザの現在の視聴進行度と一致するようにフィルタリングされる。たとえば、「Desperate Housewives」の閲覧されていない次のエピソードの宣伝は、置換コンテンツまたはデータソースに含まれる。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル記録710(図7)内のユーザの現在の視聴進行度と、適切な置換コンテンツに関連付けられるプロファイルフラグ(たとえば、図8Aおよび8Bなのプロファイルフラグ800および/または810)と比較する。プログラムシリーズ内の閲覧されていない次のエピソードに関連するコンテンツ(または、閲覧されたエピソード)は、置換コンテンツまたはデータソースに追加される。置換コンテンツまたはデータソース内のコンテンツは、次に、予告パネル1604または1606内に提示される。別の選択肢として、または付加的に、ユーザが、ユーザのメディアプロファイル内のシリーズに対応するリスティングデータ領域1602のプログラムリスティングを選択する場合、メディアコンテンツにアクセスし、メディアコンテンツが、そのシリーズ内のユーザの視聴進行度に基づいて予告パネル1604または1606内に表示される。たとえば、ユーザが、「Nip/Tuck」のプログラムリスティングをリスティングデータ領域1602から選択する場合、ユーザの未だ閲覧されていない「Nip/Tuck」の次のエピソードが、予告パネル1604または1606内のユーザに提示される。
【0136】
図17は、本発明の一実施態様による実例のユーザネットワークコミュニティ表示画面1700を示す。ユーザは、ユーザが最近閲覧したコンテンツに関連付けられるイベントコミュニティに自動的に接続される。これらのイベントは、公的なインターネット上で利用可能であるか、またはコミュニティには、専用メディアネットワーク、たとえばコミュニティネットワーク126(図1)などを介してアクセスされる。ユーザネットワークコミュニティ画面1700は、プログラム欄1702のユーザのメディアプロファイル内で、ユーザにメディアコンテンツを提示する。メディアコンテンツ名と共に、ユーザの現在のシーズンおよびエピソード番号(該当する場合)もプログラム欄1702に表示される。ユーザは、プログラム欄1702にリストされている任意のコンテンツを選択し、コミュニティタイプ選択肢1704にリストされている何れかのコミュニティタイプに接続することができる。たとえば、コミュニティは、メッセージを多くのユーザ、たとえばウェブログ(ブログ)、チャットルーム、ニュースグループ、およびディスカッションフォーラム間で交換可能な任意のネットワークベースのフォーラムを含む。これらのフォーラムのいくつかは、リアルタイムフォーラム、たとえばチャットルームおよびインスタントメッセージフォーラムでよい。たとえば、ワールドシリーズの第2試合をちょうど閲覧したユーザは、やはりワールドシリーズの第2試合、またはワールドシリーズの第2試合に関連する情報を含むブログをちょうど閲覧したユーザとのチャットルームに接続される。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル記録710内に記憶された進行度データと、利用可能なフォーラムに関連付けられるデータとを比較し、新しいユーザがフォーラムまたはコミュニティにアクセスすることを要求する時に、フォーラムまたはコミュニティの会員資格を管理する。フォーラム内のユーザは、ちょうど閲覧したコンテンツ、または任意のその他の話題に関してリアルタイムで会話する。一実施態様では、ユーザのインスタントメッセージサービスは、「インスタントメッセージ」をコミュニティタイプ選択肢1704から選択した後に自動的に呼び出される。次に、関連するメッセージサービスは、プログラム欄1702の関連するコンテンツのインスタントメッセージコミュニティに接続されている他のユーザの「バディリスト」で開始する。こうして、ユーザのバディリストは、ワールドシリーズの第2試合などの特定のプログラムを最近閲覧したユーザのみを反映する。
【0137】
図18は、本発明の一実施態様による対話型メディア監視アプリケーションにアクセスし、初期化する実例のプロセス1800のフローチャートである。対話型メディア監視アプリケーションにアクセスしようとすると(たとえば、ユーザ入力デバイスのキーを押すか、またはログイン画面1000(図10)を提示することによって)、ユーザは、最初のすべて1802に到達する。対話型メディア監視アプリケーションは、決定1804で、アプリケーションをシングルユーザモードに構成するか、またはマルチユーザモードに構成するかを決定する。モードオプションは、設定値画面1300(図13)のユーザモード選択1306から導かれる。対話型メディア監視アプリケーションが、アプリケーションがマルチユーザモードで実行されると決定1804で判断した場合、ユーザは、すべて1806で認証される。ステップ1806は、ログインまたは認証画面(図10のログイン画面1000など)の提示に対応する。決定1808では、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが有効であるかどうかを判断する。ユーザが有効である場合、対話型メディア監視アプリケーションは、次に、決定1810でユーザのメディアプロファイルを更新する必要があるかどうかを決定する。ユーザが、決定1808で有効ではなかった場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ1806で再度ユーザを認証しようとする。
【0138】
アプリケーションが、シングルユーザモードで実行されているか、または有効なユーザが決定1808で決定された場合、対話型メディア監視アプリケーションは、現在のユーザのメディアプロファイルを決定1810で更新する必要があるかどうかを判断する。この時点では、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザが、ユーザのメディアプロファイル内に含まれているプログラムの何れかのエピソードを見逃したかどうかを判断する。決定1810で、肯定の決定が行われた場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルに基づくユーザの現在の視聴進行度をディスプレー1812に表示する。受信された何らかのユーザ入力に基づいて、アプリケーションは、次に、ステップ1814でユーザのメディアプロファイルを更新する。ユーザのプロファイルが更新されると、実施態様によっては、特にプロファイルがローミングプロファイルである場合、ネットワークのアクセスを要求する。ユーザのプロファイルが更新されるか、または決定1810で否定の決定が行われた場合、実例のプロセスはステップ1816で停止する。
【0139】
実際上、プロセス1800に示す1つまたは複数のステップは、その他のステップと組み合わされるか、任意の適切な順序で実行されるか、並行して −たとえば同時もしくは実際上同時に − 実行されるか、または削除される。
【0140】
図19は、本発明の一実施態様によりメディアコンテンツをフィルタリングする実例のプロセス1900のフローチャートである。プロセスは、ステップ1902で開始する。このステップは、設定値画面1300(図13)を介してメディアプロファイルを使用可能にすることに相当する。決定1904では、対話型メディア監視アプリケーションは、現在のユーザがローカルまたはローミングプロファイルを有するかどうかを判断する。この判断は、プロファイルタイプ選択肢1304(図13)から行われる。対話型メディア監視アプリケーションが、ユーザがローミングに関連付けられていると判断すると、ステップ1906でユーザプロファイルにアクセスする。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのローミングプロファイルをメモリ内に読み込む。他の実施態様では、対話型メディア監視アプリケーションは、リモート位置からプロファイルをダウンロードする。複数の対話型メディアアプリケーションが同時に、プロファイルにアクセスする場合、バージョン管理および同時並行性の基準は、対話型メディア監視アプリケーションによってインプリメントされる。
【0141】
対話型メディア監視アプリケーションが、決定1904で、ユーザがローカルプロファイルに関連付けられていると判断した場合、そのユーザのローカルプロファイルにはステップ1908でアクセスする。対話型メディア監視アプリケーションは、適切なプロファイルにアクセスした後、ステップ1910で、プロファイルに含まれるコンテンツのユーザの視聴進行度を追跡する。たとえば、ユーザが、「24」のあるシーズンのあるエピソードを完了すると、ユーザのメディアプロファイルは、このイベントを反映するように自動的に更新される。エピソードの中断または不完全な視聴は、実施態様によっては、エピソードを閲覧していないものとして処理される。その他の実施態様では、視聴が不完全であるか、または中断される場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザの視聴進行度に関する状態データをユーザのメディアプロファイルに保存する(たとえば、対話型メディア監視アプリケーションは、エピソード内におけるユーザの時間的位置を保存する)。ユーザは、次に、ユーザのメディアプロファイルにアクセスし、ユーザが中断した位置でエピソードを開始する。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルと一致しないコンテンツを置換する場合、プログラム内におけるユーザの時間的位置も考察する。たとえば、ユーザが、ワールドシリーズの第2試合の遊撃手が、満塁ホームランを打ったのを未だ閲覧していない場合、対話型メディア監視アプリケーションは、このイベントを指示するか、または関連付けられるコンテンツをフィルタリングする。対話型メディア監視アプリケーションは、メディアプロファイル記録710内の位置および進行度データを分析し、エピソード内におけるユーザの位置を判断する。アプリケーションは、次に、このデータをメディアプロファイルフラグデータ、たとえばプロファイルフラグ800(図8A)および810(図8B)のタグ804および814に含まれるデータとそれぞれと比較し、どのコンテンツがユーザの現在の視聴進行度と一致するかを判断する。
【0142】
決定1912では、対話型メディア監視アプリケーションは、フィルタが使用可能かどうかを判断する。この設定は、図13のフィルタ選択肢1312に対応する。フィルタが使用可能である場合、対話型メディア監視アプリケーションは、置換コンテンツまたはデータソース902(図9)をユーザの視聴環境と関連付ける。対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ1914で、ユーザ機器上に表示されるメディアコンテンツに関連付けられるプロファイルフラグとユーザのメディアプロファイルとを比較する。たとえば、図8Aおよび8Bのメディアフラグ800および810は、図7Bのメディアプロファイル記録710と比較される。対話型メディア監視アプリケーションは、次に、ステップ1916で、ユーザのメディアプロファイルと一致しないプロファイルフラグに関連付けられるメディアコンテンツを除去するか、または交換する。対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザのメディアプロファイルに一致するプロファイルフラグに関連付けられる交換用メディアコンテンツを含む置換コンテンツまたはデータソースも生成する。その他の実施態様では、動的フィルタは、コンテンツがユーザ機器上に提示される前に、メディアプロファイルのプロファイルフラグをフィルタリングする。ユーザのメディアプロファイル内の今後の、または閲覧されていないプログラムに関連付けられる任意のコンテンツ(実施態様によっては、閲覧されていない次のプログラムを除く)は、ユーザの好みに応じて自動的に除去または交換される。実施態様によっては、対話型メディア監視アプリケーションは、ユーザ機器上に表示されようとしている不一致メディアコンテンツのユーザに警告する表示画面、オーバレイ、またはダイアログを提示する。ユーザは、次に、一致しないコンテンツを視聴するか、一致しないコンテンツをスキップもしくは早送りするか、メディアコンテンツの提示を凍結するか、または任意のその他の適切な動作を選択することができる。ステップ1918では、実例のプロセスは停止する。
【0143】
実際上、プロセス1900に示す1つまたは複数のステップは、その他のステップと組み合わされるか、任意の適切な順序で実行されるか、並行して −たとえば同時もしくは実際上同時に − 実行されるか、または削除される。たとえば、ユーザの視聴進行度を追跡するステップ1910は、メディアコンテンツをステップ1914でフィルタリングする時に実行される。別の実施態様では、決定1912およびステップ1914は、完全に除去される(たとえば、フィルタが、設定値画面1300を介してグローバルに無効にされる時)。
【0144】
図20は、本発明の一実施態様により、メディア視聴進行度を追跡し、ネットワークコミュニティにアクセスする実例のプロセス2000のフローチャートである。プロセスは、ステップ2002で開始する。このステップは、対話型メディア監視アプリケーションにアクセスするか、またはユーザのメディアプロファイルを使用可能にすることに相当する。ステップ2004では、ユーザには、あるメディアコンテンツをユーザ機器上に提示される。対話型メディア監視アプリケーションは、決定2006で、最近または現在ユーザに提示されているメディアコンテンツがユーザのメディアプロファイル内にあるかどうかを判断する。コンテンツがユーザのメディアプロファイル内にある場合、ユーザの視聴進行度は、ステップ2008で更新される。シーズン内のユーザの進行度、またはエピソード内の進行度は更新される。ユーザは、次に、プログラムコミュニティにアクセスする機会を与えられる。決定2010では、対話型メディア監視アプリケーションは、プログラムコミュニティに参加する要求が行われたかどうかを判断する。対話型メディア監視アプリケーションが、プログラムコミュニティに参加する要求が行われたと判断した場合、対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ2012で、ユーザのメディアプロファイルに関連付けられるコミュニティフォーラムを確認するか、または作成する。たとえば、一実施態様では、インターネットにアクセスして、適切なチャットルームが確認される。ステップ2014では、対話型メディア監視アプリケーションは、ステップ2012で確認または作成されたフォーラムにアクセスする。ユーザがコミュニティフォーラムの最初の会員である場合、新しいコミュニティフォーラムが作成される。あるいは、現在のユーザが、フォーラム会員資格リストに追加される。ユーザが、プログラムコミュニティに参加することを望まない場合、または対話型メディア監視アプリケーションが、ステップ2014でコミュニティフォーラムにアクセスした後、実例のプロセスはステップ2014で停止する。
【0145】
実際上、プロセス2000に示す1つまたは複数のステップは、その他のステップと組み合わされるか、任意の適切な順序で実行されるか、並行して、たとえば同時もしくは実際上同時に、実行されるか、または削除される。たとえば、ユーザ機器がインターネットまたはネットワークで利用可能ではない場合、決定2010、およびプログラムコミュニティにアクセスするステップ2012は削除される。
【0146】
当業者は、本発明は上記以外の実施態様によって実施することができ、上記の実施態様は、具体的に説明することを目的としており、制限する意図はなく、本発明は、以下の請求の範囲によってのみ制限されることを評価するであろう。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図4】
【図8A】
【図8B】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図4】
【図8A】
【図8B】
【公開番号】特開2012−239191(P2012−239191A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−153700(P2012−153700)
【出願日】平成24年7月9日(2012.7.9)
【分割の表示】特願2009−278988(P2009−278988)の分割
【原出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年7月9日(2012.7.9)
【分割の表示】特願2009−278988(P2009−278988)の分割
【原出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
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